subject-name(クリプト CA 証明書マップ)
IPsec ピア証明書のサブジェクト DN にルールエントリが適用されることを指定するには、クリプト CA 証明書マップ コンフィギュレーション モードで subject-name コマンドを使用します。サブジェクト名を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
subject-name [ attr tag eq | ne | co | nc string ]
no subject-name [ attr tag eq | ne | co | nc string ]
構文の説明
attr tag |
証明書 DN の指定された属性値のみがルール エントリ ストリングと比較されることを指定します。タグ値は次のとおりです。 DNQ = DN 修飾子GENQ = 世代修飾子I = イニシャルGN = 名N = 名前SN = 姓IP = IP アドレスSER = シリアル番号UNAME = 非構造化名EA = 電子メール アドレスT = 役職O = 組織名L = 地名SP = 州または都道府県C = 国または地域OU = 組織ユニットCN = 通常名 |
co |
ルール エントリ ストリングが DN ストリングまたは指定された属性のサブストリングである必要があることを指定します。 |
eq |
DN ストリングまたは指定された属性がルール ストリング全体と一致する必要があることを指定します。 |
nc |
ルール エントリ ストリングが DN ストリングまたは指定された属性のサブストリングでないことが必要であることを指定します。 |
ne |
DN ストリングまたは指定された属性がルール ストリング全体と一致しないことが必要であることを指定します。 |
string |
照合される値を指定します。 |
コマンド デフォルト
デフォルトの動作や値はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンドモード |
ファイアウォールモード |
セキュリティコンテキスト |
|||
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ルーテッド |
トランスペアレント |
シングル |
マルチ |
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コンテキスト |
システム |
||||
クリプト CA 証明書マップ コンフィギュレーション |
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|
— |
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、証明書マップ 1 に対して CA 証明書マップ コンフィギュレーション モードを開始して、証明書サブジェクト名の組織属性が Central と等しくなる必要があることを指定するルール エントリを作成する例を示します。
ciscoasa(config)# crypto ca certificate map 1
ciscoasa(ca-certificate-map)# subject-name attr o eq central
ciscoasa(ca-certificate-map)# exit