この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco 適応型セキュリティ仮想アプライアンス(ASAv)は、仮想化環境に包括的なファイアウォール機能を提供し、データセンター トラフィックとマルチテナント環境のセキュリティを強化します。
ASDM、REST API、または CLI を使用して、ASAv を管理およびモニタすることができます。その他の管理オプションを使用できる場合もあります。
シングル コンテキスト モードでだけサポートされます。マルチ コンテキスト モードをサポートしません。
フェールオーバー配置の場合は、スタンバイ装置が同じモデル ライセンスを備えていることを確認してください(たとえば、両方の装置が ASAv30s であることなど)。
ASAv 導入に使用される特定のハードウェアは、サイズや使用要件によって異なります。スマートライセンス資格 は、さまざまな ASAv プラットフォームのライセンス資格を満たすリソース シナリオを示しています。加えて、SR-IOV 仮想機能には特定のシステム リソースが必要です。
このセクションでは、SR-IOV サポートに関するハードウェア ガイドラインについて説明します。以下はガイドラインであって要件ではありませんが、このガイドラインに従っていないハードウェアを使用すると、機能の問題や性能の低下につながる可能性があります。
SR-IOV 対応 PCIe アダプタに加えて、SR-IOV をサポートするサーバが必要です。以下のハードウェア検討事項に留意する必要があります。
メーカーのマニュアルで、お使いのシステムの SR-IOV サポートを確認する必要があります。
注:シスコでは、ASAv を Cisco UCS C シリーズ ラック サーバでテストしました。Cisco UCS-B シリーズは ixgbe-vf vNIC をサポートしていないことに注意してください。
注:シスコでは、ASAv を 2.3 GHz の Intel Broadwell CPU(E5-2699-v4)でテストしました。
注:CPU ピンニングは、ASAv50 上でフル スループット レートを実現するために推奨されています。ESXi 構成でのパフォーマンスの向上とKVM 構成でのパフォーマンスの向上を参照してください。
SR-IOV は、BIOS だけでなく、ハードウェアで実行しているオペレーティング システム インスタンスまたはハイパーバイザのサポートも必要です。システム BIOS で次の設定をチェックします。
システムごとに BIOS 設定にアクセスして変更する方法が異なるため、ベンダーのマニュアルでプロセスを確認することをお勧めします。
ASAv ライセンス資格、リソース、およびモデル仕様に関する情報については、次の表を参照してください。
注:ASAv はシスコ スマート ソフトウェア ライセンシングを使用します。スマート ライセンスは、通常の操作に必要です。ライセンスをインストールするまで、スループットは 100 Kbps に制限されるため、予備接続テストを実行できます。詳細については、『Smart Software Licensing for the ASAv』を参照してください。
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ASAv は、仮想プラットフォーム上のゲストとして、基盤となる物理プラットフォームのネットワーク インターフェイスを利用します。ASAv の各インターフェイスは仮想 NIC(vNIC)にマッピングされます。
ASAv は、次のギガビット イーサネット インターフェイスがあります。
AWS と Azure の場合は、Management 0/0 をトラフィック伝送用の「外部」インターフェイスにすることができます。
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単一のルート I/O 仮想化(SR-IOV)により、さまざまなゲスト オペレーティング システムを実行している複数の VM が、ホスト サーバ内の単一の PCIe ネットワーク アダプタを共有できるようになります。SR-IOV では、VM がネットワーク アダプタとの間で直接データを移動でき、ハイパーバイザをバイパスすることで、ネットワークのスループットが増加しサーバの CPU 負荷が低下します。最近の x86 サーバ プロセッサには、SR-IOV に必要なダイレクト メモリの転送やその他の操作を容易にする Intel VT-d テクノロジーなど、チップセットの拡張機能が搭載されています。
SR-IOV 仕様では、次の 2 つのデバイス タイプが定義されています。
SR-IOV は、PCI 標準の開発および管理が公認されている業界組織である Peripheral Component Interconnect Special Interest Group( PCI SIG )によって定義および管理されています。SR-IOV の詳細については、『 PCI-SIG SR-IOV Primer: An Introduction to SR-IOV Technology 』を参照してください。
ASAv 上で SR-IOV インターフェイスをプロビジョニングするには、適切なオペレーティング システム レベル、ハードウェアと CPU、アダプタ タイプ、およびアダプタ設定から始まる計画が必要です。