ASA 変更ログのエントリの説明については、次の記事を参照してください。

• ASA に展開後の変更ログエントリ

• ASA から変更を読み取った後の変更ログエントリ

• 変更ログの差分の表示

変更ログエントリの説明は次のとおりです。エントリの左上にあるチェックマークの付いた緑色の円は、変更ログが完了したことを示しています。変更ログには、新しいものから古い順にエントリが表示されます。エントリ内の変更は新しいものから古い順に並べ替えられます。

変更ログエントリの行にある青色の [差分（Diff）] リンクをクリックすると、実行コンフィギュレーション ファイルのコンテキストで変更が並べて表示されるため、変更を対比できます。変更ログの差分の表示

以下のさまざまな変更の説明を参照してください。

Cisco Defense Orchestrator（CDO）は、管理対象の ASA で変更を検出すると、変更ログエントリを開き、設定の競合が検出された時刻を記録します。これは、CDO が競合を検出したときに表示される可能性のある変更ログエントリの種類です。

変更を受け入れるか、変更を確認して受け入れると、その変更が変更ログエントリに追加され、エントリが完了します。

このエントリには、[競合検出（Conflict Detected）] の変更と、エンジニアリング ネットワークのアドレスが HR_network に到達しないようにするルールの削除が表示されます。変更ログエントリには、「Successfully imported out-of-band changes」というメッセージとともに変更も表示されます。管理者がアウトオブバンド変更を拒否した場合、変更ログには、拒否された内容とともに「Successfully rejected out-of-band changes on the device」というメッセージが表示されます。アウトオブバンド変更とは、CDO を使用せずに ASA デバイスに直接加えられる変更を指します。

関連項目

• 変更ログ

• ASA に展開後の変更ログエントリ

• 変更ログの差分の表示

• 設定変更の読み取り、破棄、チェック、および展開

変更ログにある青色の [差分（Diff）] リンクをクリックすると、デバイスの実行構成ファイル内の変更が並べて表示されるため、変更を対比できます。2 つのバージョンの違いがわかります。

次の図では、[元の設定（Original Configuration）] は変更が ASA に書き込まれる前の実行構成ファイルであり、[変更された設定（Modified Configuration）] 列は変更が書き込まれた後の実行構成ファイルを示しています。この場合、[元の設定（Original Configuration）] 列は、実際には変更されていない実行構成ファイルの行を強調表示しますが、[変更された設定（Modified Configuration）] 列の参照点をとなります。左から右の列に向かって線をたどると、HR_network オブジェクトの追加と、「engineering」ネットワークのアドレスが「HR_network」ネットワークのアドレスに到達することを防止するアクセスルールを確認できます。[前へ（Previous）] および [次へ] ボタンを使用して、ファイル内の変更を確認します。

関連項目

• 変更ログ

変更リクエスト管理により、サードパーティのチケットシステムで開かれた変更リクエストとそのビジネス上の正当性を、変更ログのイベントに関連付けることができます。変更リクエスト管理を使用して、CDO で変更リクエストを作成し、作成した変更リクエストを一意の名前で識別し、変更の説明を入力して、変更リクエストを変更ログイベントに関連付けます。後で変更リクエスト名を変更ログで検索できます。

（注）	CDO の変更リクエストトラッキングへの参照も表示される場合があります。変更リクエストトラッキングと変更リクエスト管理は、同じ機能を参照します。

[ジョブ] ページには、一括操作のステータスに関する情報が表示されます。一括操作には、複数のデバイスの再接続、複数のデバイスからの設定の読み取り、複数のデバイスの同時アップグレードなどがあります。ジョブテーブルの色分けされた行は、成功または失敗した個々のアクションを示します。

表の 1 行は、1 回の一括操作を表します。この 1 回の一括操作は、たとえば、20 台のデバイスを再接続する試みだった可能性があります。[ジョブ] ページの行を展開すると、一括操作の影響を受ける各デバイスの結果が表示されます。

[ジョブ] ページには、次の 3 つの方法でアクセスできます。

• 通知タブで、通知行の [確認] リンクをクリックします。[ジョブ] ページにリダイレクトされ、その通知に対応する特定のジョブが表示されます。

• [通知（Notifications ）] タブの上部にある [ジョブを表示（View jobs）] リンクをクリックすると、[ジョブ] ページに移動します。

• CDO のメニューから、[モニターリング（Monitoring）] > [ジョブ] を選択します。この表には、CDO で実行される一括操作の完全なリストが示されます。

[ワークフロー（Workflows）] ページでは、デバイス、Secure Device Connector（SDC）、または Secure Event Connector（SEC）と通信するとき、およびルールセットの変更をデバイスに適用するときに、CDO が実行するすべてのプロセスを監視できます。CDO は、各ステップのワークフローテーブルにエントリを作成し、その結果をこのページに表示します。エントリには、CDO によって実行されるアクションについての情報のみが含まれており、CDO がデータをやり取りしているデバイスについての情報は含まれません。

CDO は、デバイスでのタスクの実行に失敗するとエラーを報告します。[ワークフロー（Workflows）] ページに移動して、エラーが発生したステップとエラーの詳細を確認できます。

このページにアクセスして、エラーを特定してトラブルシューティングしたり、TAC に要求された情報を TAC と共有したりすることができます。

[ワークフロー（Workflows）] ページに移動するには、[デバイスとサービス] ページで、[デバイス] タブをクリックします。適切なデバイスタイプタブをクリックしてデバイスを特定し、必要なデバイスを選択します。右側のペインの [デバイスとアクション（Devices and Actions）] で、[ワークフロー（Workflows）] をクリックします。次の図は、[ワークフロー（Workflows）] テーブルのエントリが表示された [ワークフロー（Workflows）] ページを示しています。