ユーザ アカウントについて
内部ユーザとして、またはモデルでサポートされている場合は LDAP または RADIUS サーバの外部ユーザとして、Firepower Management Center および管理対象デバイスにカスタム ユーザ アカウントを追加できます。各 Firepower Management Center と各管理対象デバイスは、個別のユーザ アカウントを保持します。たとえば、Firepower Management Center にユーザを追加した場合は、そのユーザは Management Center にのみアクセスできます。そのユーザ名を使用して管理対象デバイスに直接ログインすることはできません。管理対象デバイスにユーザを別途追加する必要があります。
Web インターフェイス アクセスと CLI/シェル アクセス
ユーザ アカウントを設定するときは、Web インターフェイス アクセスと CLI/シェル アクセスを個別に有効にします。Firepower Threat Defense、ASA FirePOWER、および NGIPSv では、CLI/シェル アクセスのみが利用可能です。Firepower Management Center と 7000 および 8000 シリーズには、デバイスの直接管理用に、Web インターフェイスと CLI または Linux シェルの両方があります。(管理ユーザ以外の)Firepower Management Center内部ユーザのシェル アクセスを有効にすることはできません。外部ユーザのみがシェル アクセスをサポートします。管理 UI の詳細については、Firepower Management Center 展開のユーザ インターフェイスを参照してください。セキュリティ上の理由から、シスコは、追加のシェル ユーザを Firepower Management Center で確立しないようにすることを推奨します。
内部および外部ユーザ
デバイスは次の 2 種類のユーザをサポートしています。
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内部ユーザ:デバイスは、ローカル データベースでユーザを確認します。内部ユーザの詳細については、社内ユーザ アカウントの追加を参照してください。
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外部ユーザ:ユーザがローカル データベースに存在しない場合は、外部 LDAP または RADIUS 認証サーバに問い合わせます。外部ユーザの詳細については、外部認証の設定を参照してください。
ユーザの役割
ユーザ権限は、割り当てられたユーザ ロールに基づいています。たとえば、アナリストに対してセキュリティ アナリストや検出管理者などの事前定義ロールを付与し、デバイスを管理するセキュリティ管理者に対して管理者ロールを予約することができます。また、組織のニーズに合わせて調整されたアクセス権限を含むカスタム ユーザ ロールを作成できます。
Web インターフェイスのユーザ ロール
Firepower Management Center には、次の定義済みユーザ ロールが含まれています。
- アクセス管理者(Access Admin)
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[ポリシー(Policies)] メニューでアクセス制御ポリシー機能や関連する機能へのアクセスが可能です。アクセス管理者は、ポリシーを展開できません。
- 管理者(Administrator)
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管理者は製品内のすべてのものにアクセスできるため、セッションでセキュリティが侵害されると、高いセキュリティ リスクが生じます。このため、ログイン セッション タイムアウトから管理者を除外することはできません。
セキュリティ上の理由から、管理者ロールの使用を制限する必要があります。
- 検出管理者(Discovery Admin)
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[ポリシー(Policies)] メニューのネットワーク検出機能、アプリケーション検出機能、相関機能にアクセス可能です。検出管理者は、ポリシーを展開できません。
- 外部データベースのユーザ(External Database User)
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JDBC SSL 接続に対応しているアプリケーションを用いて、Firepower System データベースに対して読取り専用のアクセスが可能です。Firepower システム アプライアンスの認証を行うサードパーティのアプリケーションについては、システム設定内でデータベースへのアクセスを有効にする必要があります。Web インターフェイスでは、外部データベース ユーザは、[ヘルプ(Help)] メニューのオンライン ヘルプ関連のオプションのみにアクセスできます。このロールの機能は、web インターフェイスに搭載されていないため、サポートやパスワードの変更を容易にするためにのみアクセスが可能です。
- 侵入管理者(Intrusion Admin)
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[ポリシー(Policies)] メニューと [オブジェクト(Objects)] メニューの侵入ポリシー機能、侵入ルール機能、ネットワーク分析ポリシー機能のすべてにアクセスが可能です。侵入管理者は、ポリシーを展開できません。
- メンテナンス ユーザ(Maintenance User)
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監視機能やメインテナンス機能へのアクセスが可能です。メンテナンス ユーザは、[ヘルス(Health)] メニューや [システム(System)] メニューのメンテナンス関連オプションにアクセスできます。
- ネットワーク管理者(Network Admin)
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[ポリシー(Policies)] メニューのアクセス制御機能、SSL インスペクション機能、DNS ポリシー機能、アイデンティティ ポリシー機能、および [デバイス(Devices)] メニューのデバイス設定機能へのアクセスが可能です。ネットワーク管理者は、デバイスへの設定の変更を展開できます。
- セキュリティ アナリスト(Security Analyst)
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セキュリティ イベント分析機能へのアクセスと [概要(Overview)] メニュー、[分析(Analysis)] メニュー、[ヘルス(Health)] メニュー、[システム(System)] メニューのヘルス イベントに対する読み取り専用のアクセスが可能です。
- セキュリティ アナリスト(読み取り専用)(Security Analyst (Read Only))
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[概要(Overview)] メニュー、[分析(Analysis)] メニュー、[ヘルス(Health)] メニュー、[システム(System)] メニューのセキュリティ イベント分析機能とヘルス イベント機能への読み取り専用アクセスを提供します。
- セキュリティ承認者(Security Approver)
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[ポリシー(Policies)] メニューのアクセス制御ポリシーや関連のあるポリシー、ネットワーク検出ポリシーへの制限付きのアクセスが可能です。セキュリティ承認者はこれらのポリシーを表示し、展開できますが、ポリシーを変更することはできません。
- 脅威インテリジェンス ディレクタ(TID)ユーザ
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[インテリジェンス(Intelligence)] メニューの脅威インテリジェンス ディレクタ設定にアクセスできます。脅威インテリジェンス ディレクタ(TID)ユーザは、TID の表示および設定が可能です。
7000 および 8000 シリーズ デバイスは、このうち 3 つの定義済みユーザ ロール(管理者、メンテナンス ユーザ、セキュリティ アナリスト)にアクセスします。
CLI ユーザ ロール
コマンドへのユーザ アクセスは、割り当てられたロールによって異なります。
- なし
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ユーザは、コマンド ラインでデバイスにログインすることはできません。
- Config
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ユーザは、設定コマンドを含むすべてのコマンドにアクセスできます。このアクセス レベルをユーザに割り当てるときには注意してください。
(注)
外部 CLI ユーザは常に設定ユーザ ロールを持ちます。
- 基本
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ユーザは、非設定コマンドにのみアクセスできます。