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ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始し、サービス ポリシーを指定する 1 つまたは複数のインターフェイスに付加できるポリシー マップを作成または変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで policy-map コマンドを使用します。 ポリシー マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
policy-map [ type { stack | access-control | port-filter | queue-threshold | logging log-policy } ] policy-map-name
no policy-map [ type { stack | access-control | port-filter | queue-threshold | logging log-policy } ] policy-map-name
policy-map [ type { control | service } ] policy-map-name
no policy-map [ type { control | service } ] policy-map-name
policy-map [ type { class-routing ipv4 unicast unicast-name | control control-name | service service-name } ] policy-map-name
no policy-map [ type { class-routing ipv4 unicast unicast-name | control control-name | service service-name } ] policy-map-name
type |
(任意)ポリシー マップ タイプを指定します。 |
stack |
(任意)該当するプロトコル スタックで検索する完全一致パターンを決定します。 |
access-control |
(任意)Flexible Packet Matching(FPM)機能用のポリシー マップをイネーブルにします。 |
port-filter |
(任意)ポート フィルタ機能用のポリシー マップをイネーブルにします。 |
queue-threshold |
(任意)キューのしきい値機能用のポリシー マップをイネーブルにします。 |
logging |
(任意)コントロール プレーンのパケット ロギング機能用のポリシー マップをイネーブルにします。 |
log-policy |
(任意)コントロール プレーン ロギングのログ ポリシーのタイプ。 |
policy-map-name |
ポリシー マップ名です。 |
control |
(任意)制御ポリシー マップを作成します。 |
control-name |
制御ポリシー マップの名前。 |
service |
(任意)サービス ポリシー マップを作成します。 |
service-name |
サービス ポリシー マップの名前。 |
class-routing |
クラスルーティング ポリシー マップを設定します。 |
ipv4 |
クラスルーティング IPv4 ポリシー マップを設定します。 |
unicast |
クラスルーティング IPv4 ユニキャスト ポリシー マップを設定します。 |
unicast-name |
ユニキャスト ポリシー マップ名。 |
ポリシー マップは設定されません。
グローバル コンフィギュレーション(config)
一致基準がクラス マップに定義されているクラスのポリシーを設定する前に、作成、追加、または変更するポリシー マップの名前を指定するには、policy-map コマンドを使用します。 policy-map コマンドにより、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードが開始されます。このモードでは、ポリシー マップのクラス ポリシーを設定または変更することができます。
クラス ポリシーをポリシー マップ内で設定できるのは、クラスに一致基準が定義されている場合だけです。 クラスの一致基準を設定するには、class-map コマンドと match コマンドを使用します。 最大 64 のクラス マップを設定できるため、特に注意が示されている場合以外では、Cisco 7600 システムの Quality of Service(QoS)クラス マップに、64 を超えるクラス ポリシーをポリシー マップに含めることはできません。
(注) |
Cisco 7600 シリーズ ルータの QoS クラス マップでは、ポリシー マップの制限は 1024 クラス マップおよび 256 クラスです。 |
ATM セル損失率優先度(CLP)ビット QoS を含むポリシー マップは、PPP over X(PPPoX)セッションに付加できません。 ポリシー マップは、set atm-clp コマンドを指定しない場合にだけ受け入れられます。
1 つのポリシー マップは、同時に複数のインターフェイスに付加できます。 特に注意が示されている場合以外では、ポリシー マップをインターフェイスに付加しようとするときに、インターフェイス上の使用可能な帯域幅が、ポリシー マップを構成しているクラス ポリシーで必要な合計帯域幅に満たない場合、付加は拒否されます。 このような場合、ポリシー マップが他のインターフェイスにすでに付加されている場合、マップはそのインターフェイスから削除されます。
(注) |
この制限は、Session Initiation Protocol(SIP)-400 アクセス対向ラインカードを持つ Cisco 7600 シリーズ ルータでは適用されません。 |
適用されたポリシー マップ内のクラス ポリシーを変更する場合、常にクラス ベース均等化キューイング(CBWFQ)が通知され、新しいクラスは CBWFQ システムのポリシー マップの一部としてインストールされます。
(注) |
サブスクライバ プロファイルを介したポリシー マップのインストールは、サポートされません。 サポートされていないポリシー マップを設定した場合で、多数のセッションがある場合、同等数の多数のメッセージがコンソールに印刷されます。 たとえば、32,000 のセッションがある場合、32,000 のメッセージが 9,600 ボーでコンソールに印刷されます。 |
Performance Routing Engine(PRE)2 によって、ポリシー マップに 31 のクラス キューを設定することができます。
PRE3 により、プライオリティ レベル 1 の 1 個のキュー、プライオリティ レベル 2 の 1 個のキュー、12 個のクラス キューと、1 個のデフォルト キューをポリシー マップに設定することができます。
制御ポリシーは、指定されたイベントと条件に対応してシステムが実行するアクションを定義します。
制御ポリシーは 1 つ以上の制御ポリシー ルールで作成されます。 制御ポリシー ルールは、制御クラスを 1 つ以上のアクションに関連付けます。 制御クラスはアクションが実行される前に満たす必要がある条件を定義します。
制御ポリシーの定義には 3 つの手順があります。
制御ポリシー マップには 1 つ以上の制御ポリシー ルールが含まれます。 制御ポリシー ルールは、制御クラス マップを 1 つ以上のアクションに関連付けます。 アクションに番号が付けられ、順に実行されます。
サービス ポリシー マップおよびサービス プロファイルには、トラフィック ポリシーおよびその他の機能の集まりが含まれます。 トラフィック ポリシーによって、セッション トラフィックに適用される機能が決まります。 また、サービス ポリシー マップまたはサービス プロファイルには、ネットワーク転送ポリシーという、セッション データ パケットをネットワークに転送する方法を指定する特定のタイプのトラフィック ポリシーが含まれています。
Cisco IOS Release 12.2(18)ZY には、Supervisor 32/PISA エンジンに搭載されている Catalyst 6500 シリーズ スイッチ用に設計されたソフトウェアが含まれます。 このリリースとプラットフォームには、ポリシー マップと match コマンドを使用する場合、次の制限があります。
次に、「policy1」というポリシー マップの作成方法と、そのポリシー マップに含まれる 2 つのクラス ポリシーの設定方法の例を示します。 「class1」というクラス ポリシーにより、アクセス コントロール リスト(ACL)136 に一致するトラフィックのためのポリシーが指定されます。 2 つ目のクラスは、設定されている一致基準を満たさないパケットが誘導されるデフォルト クラスです。
! The following commands create class-map class1 and define its match criteria: class-map class1 match access-group 136 ! The following commands create the policy map, which is defined to contain policy ! specification for class1 and the default class: policy-map policy1 class class1 bandwidth 2000 queue-limit 40 class class-default fair-queue 16 queue-limit 20
次に、「policy9」というポリシー マップの作成方法と、そのポリシー マップに属する 3 つのクラス ポリシーの設定方法の例を示します。 これらのクラスのうち、2 つが、番号付き ACL またはインターフェイス名に基づく一致基準を指定するクラス マップ付きクラスのポリシーを指定し、残りの 1 つが、設定されている一致基準を満たしていないパケットが向けられている「class-default」というデフォルトのクラスのポリシーを指定します。
policy-map policy9 class acl136 bandwidth 2000 queue-limit 40 class ethernet101 bandwidth 3000 random-detect exponential-weighting-constant 10 class class-default fair-queue 10 queue-limit 20
次に、セッションの開始時点で QoS サービスを開始するように設定されたモジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC)のポリシー マップの例を示します。
Router> enable Router# configure terminal Router(config)# policy-map type control TEST Router(config-control-policymap)# class type control always event session-start Router(config-control-policymap-class-control)# 1 service-policy type service name QoS_Service Router(config-control-policymap-class-control)# end
次に、「rule4」という制御ポリシー マップの設定例を示します。 制御ポリシー マップ rule4 には、Network Access Server(NAS)ポート ID を使用して加入者を許可する操作で、「class3」という制御クラスに関連付けられた 1 個のポリシー ルールが含まれます。 service-policy type control コマンドは、制御ポリシー マップを全体的に適用するために使用されます。
class-map type control match-all class3 match access-type pppoe match domain cisco.com available nas-port-id ! policy-map type control rule4 class type control class3 authorize nas-port-id ! service-policy type control rule4
次に、「redirect-profile」というサービス ポリシー マップ設定の例を示します。
policy-map type service redirect-profile class type traffic CLASS-ALL redirect to group redirect-sg
次に、802.1p ドメイン用のポリシー マップを定義する例を示します。
enable configure terminal policy-map cos7 class cos7 set cos 2 end
次に、MPLS ドメイン用のポリシー マップを定義する例を示します。
enable configure terminal policy-map exp7 class exp7 set mpls experimental topmost 2 end
コマンド |
説明 |
---|---|
bandwidth(ポリシーマップ クラス) |
ポリシー マップに属するクラスに割り当てる帯域幅を指定または変更します。 |
class(ポリシーマップ) |
ポリシーを作成または変更するクラスの名前と、ポリシーを設定する前のデフォルト クラスを指定します。 |
class class-default |
帯域幅が設定または変更されるデフォルト クラスを指定します。 |
class-map |
指定したクラスへのパケットのマッチングに使用するクラス マップを作成します。 |
fair-queue(class-default) |
デフォルト クラス ポリシーの一部として class-default クラスで使用するために予約するダイナミック キューの数を指定します。 |
match access-group |
指定した ACL をベースにクラス マップに対して一致基準を設定します。 |
queue-limit |
ポリシー マップで設定されているクラス ポリシー用にキューで維持できるパケットの最大数の指定または修正を行います。 |
random-detect(インターフェイス) |
WRED または DWRED をイネーブルにします。 |
random-detect exponential-weighting-constant |
キューの平均サイズ計算のための WRED および DWRED 指数加重係数を設定します。 |
random-detectservice-policy precedence |
特定の IP precedence に対する WRED パラメータと DWRED パラメータを設定します。 |
service-policy |
入力インターフェイスまたは VC、あるいは出力インターフェイスまたは VC に、そのインターフェイスまたは VC のサービス ポリシーとして使用するポリシー マップを対応付けます。 |
set atm-clp precedence |
ポリシー マップが設定されている場合、ATM CLP ビットを設定します。 |
(注) |
Cisco IOS Release 15.1(3)T 以降、priority-group コマンドは非表示です。 このコマンドは、Cisco IOS ソフトウェアでも使用できますが、CLI 対話型ヘルプは、コマンドラインに疑問符を入力して表示しようとしても表示されません。 このコマンドは、将来のリリースで完全に廃止されます。これは、適切な交換用コマンド(または一連のコマンド)を使用する必要があることを意味します。 詳細(交換用コマンドのリストを含む)については『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Legacy QoS Command Deprecation」機能マニュアルを参照してください。 |
インターフェイスに指定されたプライオリティ リストを割り当てるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで priority-group コマンドを使用します。 指定されたプライオリティのグループ割り当てを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority-group list-number
no priority-group list-number
list-number |
インターフェイスに割り当てられたプライオリティ リスト番号。 1~16 の番号が割り当てられます。 |
ディセーブル
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
15.1(3)T |
このコマンドが変更されました。 このコマンドは非表示です。 |
1 つのインターフェイスに 1 つのリストのみを割り当てることができます。 プライオリティ出力キューイングにより、インターフェイスに送信されるパケットに順位づけする機能が提供されます。
出力キューの現在のステータスを表示するには、showqueueing コマンドと showinterfaces コマンドを使用します。
次の例では、シリアル インターフェイス 0 で送信するパケットがプライオリティ リスト 1 に分類されます。
interface serial 0 priority-group 1
次に、シリアル トンネル(STUN)接続でのシリアル リンクのアドレスに基づいてキューイングの優先順位を設定する例を示します。 出力インターフェイスへのポリシー グループを割り当てるには、priority-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用する必要があることに注意してください。
stun peer-name 172.16.0.0 stun protocol-group 1 sdlc ! interface serial 0 ! Disable the ip address for interface serial 0: no ip address ! Enable the interface for STUN: encapsulation stun ! stun group 2 stun route address 10 tcp 172.16.0.1 local-ack priority ! ! Assign priority group 1 to the input side of interface serial 0: priority-group 1 ! Assign a low priority to priority list 1 on serial link identified ! by group 2 and address A7: priority-list 1 stun low address 2 A7
コマンド |
説明 |
---|---|
locaddr-priority-list |
LU アドレスに基づいてキューイングの優先順位設定するための手順の 1 つとして、キューイングの優先順位を LU にマッピングします。 |
priority-list default |
プライオリティ リストの他のルールに一致しないパケット用にプライオリティ キューを割り当てます。 |
priority-list interface |
特定のインターフェイスから着信するパケットにキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list protocol |
プロトコル タイプに基づいてキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list protocol ip tcp |
TCP ポートに基づいて BSTUN または STUN のキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list protocol stun address |
シリアル リンク アドレスに基づいて STUN のキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list queue-limit |
各プライオリティ キューで待機できるパケットの最大数を指定します。 |
show interfaces |
ルータまたはアクセス サーバで設定されているすべてのインターフェイスの統計情報を表示します。 |
show queue |
特定のインターフェイスまたは VC のキュー内部のパケットのコンテンツを表示します。 |
show queueing |
すべてまたは選択した設定済みキューイング戦略を表示します。 |
複数のプライオリティ キューを設定するには、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードで priority level コマンドを使用します。 クラスに指定したプライオリティ レベルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority level level
no priority level level
level |
完全プライオリティ サービス モデルの複数のレベルを定義します。 特定レベルのプライオリティ サービスを持つトラフィック クラスをイネーブルにすると、特定レベルのプライオリティ サービスでイネーブルになっているすべてのトラフィックに単一のプライオリティ キューが関連付けられることを意味します。 有効な値は、1(高プライオリティ)~ 4(低プライオリティ)です。 デフォルトは 1 です。 Cisco ASR 1000 シリーズ ルータおよび Cisco ASR 903 シリーズ ルータでは、有効値は 1(高プライオリティ)~2(低プライオリティ)です。 デフォルトは 1 です。 |
プライオリティ レベルには 1 のデフォルト レベルがあります。
ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション(config-pmap-c)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(31)SB2 |
このコマンドは、複数レベルの完全プライオリティ キューイングを提供するために導入され、PRE3 向け Cisco 10000 シリーズ ルータに実装されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに実装されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.7S |
このコマンドが Cisco ASR 903 シリーズ ルータに実装されました。 |
bandwidth コマンドと priority level コマンドは、同じポリシー マップ内の同じクラスでは使用できません。 ただし、これらのコマンドは同じポリシー マップでは使用できます。
shape コマンドと priority level コマンドは、同じポリシー マップ内の同じクラスでは使用できません。 ただし、これらのコマンドは同じポリシー マップでは使用できます。
ポリシー マップで、1 つまたは複数のクラスにプライオリティ ステータスを指定できます。 ルータは、同じプライオリティ レベルでイネーブルになっているトラフィックすべてに単一のプライオリティ キューを関連付け、次のレベルのプライオリティ キューおよび非プライオリティ キューを処理する前に空になるまで、高レベル プライオリティ キューを処理します。
同じポリシー マップ内の異なる 2 つのクラスに同じプライオリティ レベルを指定することはできません。
同じポリシー マップ内の異なる 2 種類のクラスに priority コマンドと priority level コマンドを指定することはできません。 たとえば、異なるクラスに priority bandwidth kbps または priority percent percentage コマンドと priority level コマンドを指定することはできません。
priority level コマンドが特定のレベルのプライオリティ サービスに設定されると、そのレベルのプライオリティに 1 つのクラスが設定されている場合のみ、queue-limit コマンドと random-detect コマンドが使用できます。
任意のプライオリティ レベルのプライオリティ キューとしてデフォルト キューを設定することはできません。
Cisco 10000 シリーズ ルータ、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ、および Cisco ASR 903 シリーズ ルータ
Cisco 10000 シリーズ ルータ、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ、および Cisco ASR 903 シリーズ ルータは、2 つのレベルのプライオリティ サービス(レベル 1(高)とレベル 2(低))をサポートします。 プライオリティ レベルを指定しなかった場合、ルータはデフォルト レベルの 1 を使用します。 トラフィック クラスに低遅延動作を指定する必要があることをレベル 1 で指定します。 高レベル キューは、次のレベルのキューおよび非プライオリティ キューの前に空になるまで処理されます。
次に、複数のプライオリティ キューを設定する例を示します。 例では、Customer1 というトラフィック クラスには、高いプライオリティ(レベル 1)が指定され、Customer2 というクラスにはレベル 2 のプライオリティが指定されます。 Customer2 トラフィックで帯域幅不足が発生しないようにするため、Customer1 トラフィックは使用可能な帯域幅の 30% でポリシングされます。
Router> enable Router# config terminal Router(config)# policy-map Business Router(config-pmap)# class Customer1 Router(config-pmap-c)# priority level 1 Router(config-pmap-c)# police 30 Router(config-pmap-c)# exit Router(config-pmap)# class Customer2 Router(config-pmap-c)# priority level 2
コマンド |
説明 |
---|---|
bandwidth |
ポリシー マップに属するクラスに割り当てる帯域幅を指定または変更します。 |
priority |
トラフィック クラスにプライオリティを割り当てます。 |
show policy-map interface |
指定したインターフェイスまたはサブインターフェイス上か、インターフェイス上の特定の PVC に対し、すべてのサービス ポリシーに対して設定されているすべてのクラスのパケット統計情報を表示します。 設定されているすべてのプライオリティ レベルの統計情報を表示します。 |
プライオリティ リストの他のどのルールにも一致しないパケットにプライオリティ キューを割り当てるには、グローバル コンフィギュレーション モードで priority-listdefault コマンドを使用します。 デフォルトに戻す場合やデフォルトとして normal を割り当てるには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority-list list-number default { high | medium | normal | low }
no priority-list list-number default
list-number |
プライオリティ リストを識別する 1~16 の番号。 |
high | medium | normal | low |
プライオリティ キューのレベル。 このコマンドの no 形式を使用すると、normal キューが使用されます。 |
このコマンドはデフォルトではディセーブルになっています。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
複数のルールを使用すると、システムが出現順にプライオリティ設定を読み取ることに注意してください。 パケットを分類すると、一致するプロトコルまたはインターフェイスのタイプについて、priority-list コマンドで指定されたルールのリストを検索します。 一致が見つかると、システムは適切なキューにパケットを割り当てます。 システムは、指定された順序でリストを検索し、最初に一致するルールで検索が終了します。
次に、プライオリティ リストの他のどのルールにも一致しないパケット用のプライオリティ キューを低プライオリティに設定する例を示します。
priority-list 1 default low
コマンド |
説明 |
---|---|
priority-group |
インターフェイスに指定されたプライオリティ リストを割り当てます。 |
priority-list interface |
特定のインターフェイスから着信するパケットにキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list protocol |
プロトコル タイプに基づいてキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list queue-limit |
各プライオリティ キューで待機できるパケットの最大数を指定します。 |
show queue |
特定のインターフェイスまたは VC のキュー内部のパケットのコンテンツを表示します。 |
show queueing |
すべてまたは選択した設定済みキューイング戦略を表示します。 |
特定のインターフェイスから着信するパケットのキューイング優先度を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで priority-listinterface コマンドを使用します。 リストからエントリを削除するには、適切な引数を指定してこのコマンドの no 形式を使用します。
priority-list list-number interface interface-type interface-number { high | medium | normal | low }
no priority-list list-number interface interface-type interface-number { high | medium | normal | low }
list-number |
プライオリティ リストを識別する 1~16 の番号。 |
interface-type |
インターフェイスのタイプ。 |
interface-number |
インターフェイスの番号。 |
high | medium | normal | low |
プライオリティ キューのレベル。 |
キューイング プライオリティはデフォルトで設定されていません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
複数のルールを使用すると、システムが出現順にプライオリティ設定を読み取ることに注意してください。 パケットを分類すると、一致するプロトコルまたはインターフェイスのタイプについて、priority-list コマンドで指定されたルールのリストを検索します。 一致が見つかると、システムは適切なキューにパケットを割り当てます。 システムは、指定された順序でリストを検索し、最初に一致するルールで検索が終了します。
次に、ミディアム プライオリティ キュー レベルにシリアル インターフェイス 0 に着信するリストを割り当てる例を示します。
priority-list 3 interface serial 0 medium
(注) |
このコマンドは、パケットがインターフェイスに接続されるする方法を規定するルールを定義します。 ルールが定義されると、パケットは priority-group コマンドを使用して、インターフェイスに実際に接続されます。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
priority-group |
インターフェイスに指定されたプライオリティ リストを割り当てます。 |
priority-list default |
プライオリティ リストの他のルールに一致しないパケット用にプライオリティ キューを割り当てます。 |
priority-list protocol |
プロトコル タイプに基づいてキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list queue-limit |
各プライオリティ キューで待機できるパケットの最大数を指定します。 |
show queue |
特定のインターフェイスまたは VC のキュー内部のパケットのコンテンツを表示します。 |
show queueing |
すべてまたは選択した設定済みキューイング戦略を表示します。 |
プロトコル タイプに基づいてキューイングの優先順位を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで priority-listprotocol コマンドを使用します。 プロトコル タイプによって割り当てられたプライオリティ リスト エントリを削除するには、適切な引数を指定してこのコマンドの no 形式を使用します。
priority-list list-number protocol protocol-name { high | medium | normal | low } queue-keyword keyword-value
no priority-list list-number protocol protocol-name { high | medium | normal | low } queue-keyword keyword-value
list-number |
プライオリティ リストを識別する 1~16 の番号。 |
protocol-name |
プロトコル タイプ:aarp、appletalk、arp、bridge (transparent)、clns、clns_es、clns_is、compressedtcp、cmns、decnet、decnet_node、decnet_router-l1、decnet_router-l2、dlsw、ip、ipx、pad、rsrb、stun、および x25。 |
high | medium | normal | low |
プライオリティ キューのレベル。 |
queue-keyword keyword-value |
利用可能なキーワードは、fragments、gt、list、lt、tcp、および udp です。 キーワードと値に関する詳細については、「使用上のガイドライン」の項の表 20 を参照してください。 |
キューイングの優先度は設定されていません。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(13)T |
このコマンドが変更されました。 apollo、vines、および xns キーワードは、プロトコル タイプのリストから除外されました。 これらのプロトコルは、Apollo Domain、Banyan VINES、Xerox Network Systems(XNS)が Release 12.2(13)T で廃止されたため、削除されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
単一プロトコルに複数のルールを使用すると、システムが出現順にプライオリティ設定を読み取ることに注意してください。 パケットを分類すると、一致するプロトコルのタイプについて、priority-list コマンドで指定されたルールのリストを検索します。 一致が見つかると、システムは適切なキューにパケットを割り当てます。 システムは、指定された順序でリストを検索し、最初に一致するルールで検索が終了します。
decnet_router-l1 キーワードは、エリア内ルータである、すべてのレベル 1 ルータのマルチキャスト アドレスを示し、decnet_router-l2 キーワードは、エリア間ルータである、すべてのレベル 2 ルータを示します。
dlsw、rsrb、および stun キーワードはダイレクト カプセル化だけを示します。
システムのキューイング プライオリティを設定するには、次の表を使用します。
サービス |
ポート |
---|---|
FTP データ |
20 |
FTP |
21 |
シンプル メール転送プロトコル(SMTP) |
25 |
Telnet |
23 |
(注) |
TCP サービスおよびポート番号の完全なリストを表示するには、次の例のようなヘルプ ストリングを入力してください:Router(config)#prioritylist4protocolipmediumtcp? |
サービス |
ポート |
---|---|
ドメイン ネーム システム(DNS) |
53 |
ネットワーク ファイル システム(NFS) |
2049 |
リモート プロシージャ コール(RPC) |
111 |
SNMP |
161 |
TFTP |
69 |
(注) |
UDP サービスとポート番号の完全なリストを表示するには、次の例のようなヘルプ ストリングを入力してください:Router(config)#prioritylist4protocolipmediumudp? |
(注) |
表の上部には、共通の TCP および UDP ポート番号の一部が含まれます。 順位付けするすべてのポート番号を指定することができます。ここにリストされている番号には限定されません。 TFTP や FTP などの一部のプロトコルでは、最初の要求だけがポート 69 を使用します。 後続のパケットは任意に選択されているポート番号を使用します。 このようなタイプのプロトコルの場合は、ポート番号の使用はキュー トラフィックを管理する効率的な方法ではありません。 |
次に、1 を任意のプライオリティ リスト番号として割り当て、DECnet をプロトコル タイプとして指定し、このインターフェイスで送信される DECnet パケットに高プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 1 protocol decnet high
次に、サイズが 200 バイトよりも大きいすべての DECnet パケットにミディアム プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 2 protocol decnet medium gt 200
次に、サイズが 200 バイトよりも小さいすべての DECnet パケットにミディアム プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 4 protocol decnet medium lt 200
次に、IP アクセス リスト 10 に一致するトラフィックに高プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 1 protocol ip high list 10
次に、Telnet パケットにミディアム プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 4 protocol ip medium tcp 23
次に、UDP DNS パケットにミディアム プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 4 protocol ip medium udp 53
次に、イーサネット アクセス リスト 201 に一致するトラフィックに高プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 1 protocol bridge high list 201
次に、TCP カプセル化を使用したデータリンク スイッチング プラス(DLSw+)トラフィックに高プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 1 protocol ip high tcp 2065
次に、直接カプセル化を使用した DLSw+ トラフィックに高プライオリティ レベルを割り当てる例を示します。
priority-list 1 protocol dlsw high
(注) |
このコマンドは、パケットがインターフェイスに接続される方法を規定するルールを定義します。 ルールが定義されると、パケットは priority-group コマンドを使用して、インターフェイスに実際に接続されます。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
priority-group |
インターフェイスに指定されたプライオリティ リストを割り当てます。 |
priority-list default |
プライオリティ リストの他のルールに一致しないパケット用にプライオリティ キューを割り当てます。 |
priority-list interface |
特定のインターフェイスから着信するパケットにキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list queue-limit |
各プライオリティ キューで待機できるパケットの最大数を指定します。 |
show queue |
特定のインターフェイスまたは VC のキュー内部のパケットのコンテンツを表示します。 |
show queueing |
すべてまたは選択した設定済みキューイング戦略を表示します。 |
各プライオリティ キューで待機できるパケットの最大数を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで priority-listqueue-limit コマンドを使用します。 標準キューを選択するには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority-list list-number queue-limit high-limit medium-limit normal-limit low-limit
no priority-list list-number queue-limit
list-number |
プライオリティ リストを識別する 1~16 の番号。 |
high-limit medium-limit normal-limit low-limit |
プライオリティ キューの最大長。 この 4 個の引数うち、いずれかの値が 0 の場合、キューは、その特定のキューの無制限サイズにできることを意味します。 これらの引数のデフォルト値については、次の表を参照してください。 |
なし。 デフォルトのキュー制限引数のリストについては、このコマンドの「使用上のガイドライン」の項に含まれる以下の表を参照してください。
グローバル コンフィギュレーション(config)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.0 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
プライオリティ キューでオーバーフローが生じた場合、超過パケットは廃棄され、必要に応じてプロトコルに関するメッセージが送信される場合があります。
デフォルトのキュー制限値は次の表のとおりです。
プライオリティ キューの引数 |
パケットの制限 |
---|---|
high-limit |
20 |
medium-limit |
40 |
normal-limit |
60 |
low-limit |
80 |
(注) |
プライオリティ キューイングがイネーブルで、キューにアクティブな Integrated Services Digital Network(ISDN)コールが存在する場合、priority-listqueue-limit コマンドの設定を変更すると、キューからコールがドロップされます。 プライオリティ キューイングの詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』を参照してください。 |
次に、プライオリティ キュー 10 に最大パケットを設定する例を示します。
Router(config)# priority-list 2 queue-limit 10 40 60 80
コマンド |
説明 |
---|---|
priority-group |
インターフェイスに指定されたプライオリティ リストを割り当てます。 |
priority-list default |
プライオリティ リストの他のルールに一致しないパケット用にプライオリティ キューを割り当てます。 |
priority-list interface |
特定のインターフェイスから着信するパケットにキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list protocol |
プロトコル タイプに基づいてキューイングの優先順位を設定します。 |
show queue |
特定のインターフェイスまたは VC のキュー内部のパケットのコンテンツを表示します。 |
show queueing |
すべてまたは選択した設定済みキューイング戦略を表示します。 |
入力インターフェイス、仮想回線(VC)、出力インターフェイス、または、インターフェイスか VC のサービス ポリシーとして使用される VC に、ポリシー マップを付加するには、適切なコンフィギュレーション モードで service-policy コマンドを使用します。 入力インターフェイス、出力インターフェイス、入力 VC、出力 VC からサービス ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
service-policy [ type access-control ] { input | output } policy-map-name
no service-policy [ type access-control ] { input | output } policy-map-name
service-policy [ history | { input | output } policy-map-name | type control control-policy-name ]
no service-policy [ history | { input | output } policy-map-name | type control control-policy-name ]
type access-control |
(任意)該当するプロトコル スタックで検索する完全一致パターンを決定します。 |
input |
指定されたポリシー マップを入力インターフェイスまたは入力 VC に対応付けます。 |
output |
指定されたポリシー マップを出力インターフェイスまたは出力 VC に対応付けます。 |
policy-map-name |
付加されるサービス ポリシー マップ(policy-map コマンドを使用して作成)の名前。 名前には最大 40 文字までの英数字を指定できます。 |
history |
(任意)Quality of Service(QoS)メトリックの履歴を保持します。 |
type control control-policy-name |
(任意)コンテキストに適用されるクラスベースのポリシー言語(CPL)制御ポリシー マップを作成します。 |
サービス ポリシーは指定されていません。 コントロール ポリシーは、コンテキストには適用されません。 ポリシー マップは適用されません。
ATM VC バンドル コンフィギュレーション(config-atm-bundle)
ATM PVP コンフィギュレーション(config-if-atm-l2trans-pvp)
ATM VC コンフィギュレーション モード(config-if-atm-vc)
イーサネット サービス コンフィギュレーション(config-if-srv)
グローバル コンフィギュレーション(config)
インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)
スタティック マップ クラス コンフィギュレーション(config-map-class)
ATM PVC-in-range コンフィギュレーション(cfg-if-atm-range-pvc)
サブインターフェイス コンフィギュレーション(config-subif)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(5)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.0(5)XE |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(5)XE に統合されました。 |
12.0(7)S |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(7)S に統合されました。 |
12.0(17)SL |
このコマンドが Cisco 10000 シリーズ ルータに実装されました。 |
12.1(1)E |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.1(1)E に統合されました。 |
12.1(2)T |
このコマンドは、フレーム リレー VC で低遅延キューイング(LLQ)をイネーブルにするよう、変更されました。 |
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータに実装されました。 出力ポリシー マップのサポートが追加されました。 |
12.2(15)BX |
このコマンドが ESR-PRE2 に実装されました。 |
12.2(17d)SXB |
このコマンドは Supervisor Engine 2 に実装され、Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.4(2)T |
このコマンドが変更されました。 ATM VC でのポリシー マップ機能を ATM VC 範囲に拡張できるように、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードと ATM PVC-in-range コンフィギュレーション モードのサポートが追加されました。 |
12.4(4)T |
Flexible Packet Matching(FPM)をサポートするため、type stack キーワードと type control キーワードが追加されました。 |
12.2(28)SB |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合され、Cisco 10000 シリーズ ルータに実装されました。 |
12.2(31)SB2 |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 |
12.3(7)XI2 |
このコマンドは、Cisco 10000 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 シリーズ ルータでの ATM VC についてサブインターフェイスコンフィギュレーション モードと ATM PVC-in-range コンフィギュレーション モードをサポートするように変更されました。 |
12.2(18)ZY |
type stack キーワードと type control キーワードが、Programmable Intelligent Services Accelerator(PISA)に搭載されている Catalyst 6500 シリーズ スイッチの Cisco IOS Release 12.2(18)ZY に統合されました。 |
12.2(33)SRC |
このコマンドのサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータで拡張されました。 |
12.2(33)SB |
このコマンドが変更されました。 コマンドは、PRE3 と PRE4 の Cisco 10000 シリーズ ルータに実装されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.3 |
このコマンドは、ATM PVP コンフィギュレーション モードをサポートするよう、変更されました。 |
12.4(18e) |
このコマンドは、従来のトラフィック シェーピングと、Cisco モジュラ QoS CLI(MQC)シェーピングを同じインターフェイスに同時に設定することを防ぐために変更されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.3S |
このコマンドは、イーサネット サービス コンフィギュレーション モードをサポートするように変更されました。 |
Cisco IOS XE Release 3.5S |
このコマンドが変更されました。 ip subscriber interface コマンドがインターフェイスにすでに設定されいて、service-policy input コマンドまたは service-policy output コマンドを設定しようとするとエラーが表示されます。 |
15.2(1)S |
同時非キューイング ポリシーをサブインターフェイスでイネーブルにできるように、このコマンドが変更されました。 |
次の表に、コマンドの使用目的に基づいて選択するコンフィギュレーション モードを示します。
アプリケーション |
モード |
---|---|
独立型 VC |
ATM VC サブモード |
ATM VC バンドル メンバー |
ATM VC バンドル コンフィギュレーション |
ATM PVC の範囲 |
サブインターフェイス コンフィギュレーション |
PVC 範囲内の個別の PVC |
ATM PVC-in-range コンフィギュレーション |
フレーム リレー VC |
スタティック マップ クラス コンフィギュレーション |
イーサネット サービス、イーサネット VC(EVC) |
イーサネット サービス コンフィギュレーション |
1 つまたは複数のインターフェイスや、1 つまたは複数の VC に、1 つのポリシー マップを付加し、これらのインターフェイスまたは VC にサービス ポリシーを指定できます。
クラスベース WFQ(CBWFQ)。 ポリシー マップに含まれるクラス ポリシーは、そのクラスのクラス マップの一致基準を満たすパケットに適用されます。
インターフェイスまたは ATM VC にポリシー マップを付加する前に、ポリシー マップに含まれるクラスに設定されている最小帯域幅の集約値が、インターフェイス帯域幅または VC に割り当てられている帯域幅の 75%(Cisco 10008 ルータの 99%)以下である必要があります。
フレーム リレー(プライオリティ キューイング(PQ)/CBWFQ)の低遅延キューイング(LLQ)をイネーブルにするには、先にインターフェイス コンフィギュレーション モードで frame-relay traffic-shaping コマンドを使用してインターフェイスでフレーム リレー トラフィック シェーピング(FRTS)をイネーブルにしておく必要があります。 次にスタティック マップ クラス コンフィギュレーション モードで service-policy コマンドを使用してフレーム リレー VC に出力サービス ポリシーを付加します。
インターフェイスまたは ATM VC にポリシー マップを付加するには、ポリシー マップに含まれるクラスに設定されている最小帯域幅の集約値が、インターフェイス帯域幅または VC に割り当てられている帯域幅の 75% 以下である必要があります。 フレーム リレー VC に割り当てられている帯域幅の合計は、frame-relay voice bandwidth または frame-relay ip rtp priority スタティック マップ クラス コンフィギュレーション モード コマンドで予約された、VC の少ないすべての帯域幅に設定されている最小認定情報レート(CIR)を超えてはいけません。 これらの値が設定されていない場合、最小 CIR のデフォルトは CIR の半分になります。
物理インターフェイスでの CBWFQ は、インターフェイスがデフォルトのキューイング モードにある場合のみ設定可能です。 E1(2.048 Mbps)以下のシリアル インターフェイスでは、重み付け均等化キューイング(WFQ)がデフォルトで使用されます。 他のインターフェイスでは、先入れ先出し(FIFO)がデフォルトで使用されます。 物理インターフェイスで CBWFQ をイネーブルにすると、デフォルトのインターフェイス キューイング方式が上書きされます。 ATM 相手先固定接続(PVC)で CBWFQ をイネーブルにしても、デフォルトのキューイング方式は無効になりません。
インターフェイスで CBWFQ がイネーブルになっているサービス ポリシーを付加する場合、ファンシー キューイングに関連するコマンド(均等化キューイング、カスタム キューイング、プライオリティ キューイング、重み付けランダム早期検出(WRED)に関連するコマンドなど)は、モジュラ QoS CLI(MQC)を使用して利用できます。 ただし、インターフェイスからポリシー マップを削除するまで、インターフェイス上でこの機能を直接設定することはできません。
(注) |
Remove traffic-shape rate configured on the interface before attaching the service-policy.MQC シェーパーが最初に付加されていて、同じインターフェイスで従来の traffic-shape rate コマンドを入力すると、コマンドは拒否され、エラー メッセージが表示されます。 |
マップを構成するクラスいずれかの帯域幅を変更するインターフェイスまたは VC に付加されたポリシー マップを変更できます。 付加されたポリシー マップに対して行った帯域幅の変更が有効なのは、変更されたクラス帯域幅を含む、ポリシー マップを構成するすべてのクラスの帯域幅の合計が、インターフェイス帯域幅または VC 帯域幅の 75 パーセント以下の場合のみです。 新しい集約帯域幅の量がインターフェイス帯域幅または VC 帯域幅の 75% を超えると、ポリシー マップは変更されません。
サービス クラス(CoS)ビットを設定するため、service-policy コマンドをイーサネット インターフェイスに適用した後も、8021.Q またはスイッチ間リンク(ISL)トランキングを実行しているサブインターフェイスがある限り、ポリシーはアクティブな状態を維持します。 ただし、リロード時には、サービス ポリシーは、次のエラー メッセージを出して設定から削除されます。
Process "set" action associated with class-map voip failed: Set cos supported only with IEEE 802.1Q/ISL interfaces.
(注) |
service-policy input コマンドと service-policy output コマンドは、ip subscriber interface コマンドがすでに設定されている場合は設定できません。これらのコマンドは相互に排他的です。 |
(注) |
PVC または DLCI およびサブインターフェイス ポリシーの両方が同じサブインターフェイスに適用された場合、PVC または DLCI のポリシーが優先され、サブインターフェイス ポリシーは有効になりません。 |
Cisco 10000 シリーズ ルータは、未指定ビット レート(UBR)VC に対する CBWFQ ポリシーの適用をサポートしません。
インターフェイスまたは VC にポリシー マップを付加するには、ポリシー マップに含まれるクラスに設定されている最小帯域幅の集約値が、インターフェイス帯域幅または VC に割り当てられている帯域幅の 99% 以下である必要があります。 クラスに割り当てられた帯域幅の合計が、使用可能な帯域幅の 99% よりも多い場合にインターフェイスにポリシー マップを付加しようとすると、ルータは警告メッセージを記録し、すべてのクラスには要求された帯域幅が割り当てられません。 ポリシー マップが他のインターフェイスにすでに付加されている場合、そのインターフェイスから削除されます。
総帯域幅は物理インターフェイスの ATM 層の速度(レート)です。 ルータは、指定した最小帯域幅をインターフェイス速度の 1/255(ESR-PRE1)または 1/65,535(ESR-PRE2)の倍数に最も近い値に変換します。 1/255 または 1/65,535 の倍数でない値が要求されると、ルータは最も近い倍数を選択します。
帯域幅の割合は、インターフェイスの帯域幅に基づきます。 階層型ポリシーでは、帯域幅の割合は、最も近い親シェーピング レートに基づいています。
デフォルトでは、最小帯域幅によって保証されるキューには、ライン レートで 32 パケット以上、最大 50 ミリ秒の 256 バイトのパケットのバッファがあります。
Cisco IOS Release 12.0(22)S 以降のリリースでは、Cisco 10000 シリーズ ルータでのフレーム リレー(プライオリティ キューイング(PQ)/CBWFQ)の LLQ をイネーブルにするには、最初にポリシー マップを作成し、定義したトラフィック クラスに priority コマンドを使用して優先順位を割り当てます。 たとえば、保証された 8000 kb/s の帯域幅を含むプライオリティ キューを設定する方法の例を示します。 この例では、「map1」という名前のポリシー マップのビジネス クラスがプライオリティ キューとしてが設定されます。 map1 ポリシーには、48 kb/s の最小帯域幅保証を含む、非ビジネス クラスも含まれます。 map1 ポリシーは、発信方向のシリアル インターフェイス 2/0/0 に付加されます。
class-map Business match ip precedence 3 policy-map map1 class Business priority police 8000 class Non-Business bandwidth 48 interface serial 2/0/0 frame-relay encapsulation service-policy output map1
PRE2 では、service-policy コマンドを使用して ATM サブインターフェイスまたは PVC に QoS ポリシーを付加することができます。 ただし、PRE3 で QoS ポリシーを付加できるのは PVC に対してのみです。
output キーワードは、Supervisor Engine 2 が搭載された Cisco 7600 シリーズ ルータではサポートされません。
EtherChannel のメンバーであるポートに、サービス ポリシーを付加しないでください。
CLI を使用すると、OC-12 ATM オプティカル サービス モジュール(OSM)の WAN ポートおよびチャネライズド OSM の WAN ポートにあるポリシー機能カード(PFC)に基づいて QoS を設定できますが、PFC ベースの QoS はこれらの OSM の WAN ポートではサポートされていません。 OSM は、Supervisor Engine32 が搭載された Catalyst 7600 シリーズ ルータではサポートされません。
PFC QoS は、VLAN インターフェイス上だけで output キーワード(任意)をサポートします。 VLAN インターフェイスには、入力ポリシーマップおよび出力ポリシーマップの両方を対応付けられます。
コンテキストに適用することによって制御ポリシー マップをアクティブ化します。 制御ポリシー マップは、優先順位の高い順にリストされている次のタイプのコンテキストの 1 つ以上に適用できます。
一般的に、より限定的なコンテキストに適用される制御ポリシー マップが、より汎用的なコンテキストに適用されるポリシー マップよりも優先されます。 このリストは、コンテキストのタイプを優先順位の高い順から番号付けされます。 たとえば、相手先固定接続(PVC)に適用される制御ポリシー マップは、インターフェイスに適用される制御ポリシー マップよりも優先されます。
コンテキストでホストされるすべてのセッションに制御ポリシーが適用されます。 特定のコンテキストに適用できる制御ポリシー マップは 1 つだけです。
Cisco IOS Release 12.2(33)SB 以降のリリースでは、ルータは、service-policy コマンドの省略形(ser)を受け入れません。 代わりに、ルータがコマンドを受け入れる前にコマンド名 service- を明記する必要があります。 たとえば、service-policy コマンドの省略形を使用しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。
interface GigabitEthernet1/1/0 ser out ? % Unrecognized command ser ? % Unrecognized command
次の例に示すように、コマンドを service- として入力し、その後に 1 個のスペースを入れると、ルータはコマンドを service-policy として分析します。 疑問符を入力すると、ルータは、service-policy コマンドのコマンド オプションを表示します。
service- ? input Assign policy-map to the input of an interface output Assign policy-map to the output of an interface type Configure CPL Service Policy
Cisco IOS Release 12.2(33)SB 以前のリリースでは、ルータは、service-policy コマンドの省略形を受け入れます。 たとえば、ルータは次のコマンドを受け入れます。
interface GigabitEthernet1/1/0 ser out test
次に、ポリシー マップをファスト イーサネット インターフェイスに付加する例を示します。
interface fastethernet 5/20 service-policy input pmap1
次に、出力シリアル インターフェイス 1 上の DLCI 100 に「policy9」という名前のサービス ポリシー マップを付加する方法を示し、フレーム リレー向けに LLQ をイネーブルにします。
interface Serial1/0.1 point-to-point frame-relay interface-dlci 100 class fragment map-class frame-relay fragment service-policy output policy9
次に、「policy9」という名前のサービス ポリシー マップを入力シリアル インターフェイス 1 に付加する例を示します。
interface Serial1 service-policy input policy9
次に、「cisco」という名前の入力 PVC に「policy9」という名前のサービス ポリシー マップを付加する例を示します。
pvc cisco 0/34 service-policy input policy9 vbr-nt 5000 3000 500 precedence 4-7
次に、インターフェイスにサービス ポリシーを指定し、インターフェイス上で CBWFQ をイネーブルにするように、「policy9」という名前のサービス ポリシーを出力シリアル インターフェイス 1 に付加する例を示します。
interface serial1 service-policy output policy9
次に、「cisco」という名前の出力 PVC に「policy9」という名前のサービス ポリシー マップを付加する例を示します。
pvc cisco 0/5 service-policy output policy9 vbr-nt 4000 2000 500 precedence 2-3
次に、発信パケットのシリアル サブインターフェイス 1/0/0.1 上の DLCI 100 に「userpolicy」という名前のサービス ポリシーを付加する例を示します。
interface serial 1/0/0.1 point-to-point frame-relay interface-dlci 100 service-policy output userpolicy
(注) |
ポリシーをこのように DLCI に付加するには、Cisco IOS Release 12.0(22)S 以降のリリースを実行している必要があります。 Cisco IOS Release 12.0(22)S 以前のリリースを実行している場合は、「出力シリアル インターフェイス 1 上の DLCI 100 に「policy9」という名前のサービス ポリシー マップを付加し、フレーム リレー向けに LLQ をイネーブルにする方法」の例で示す、従来の Frame Relay コマンドを使用する以前の設定例に従い、サービス ポリシーを付加します。 |
次に、着信トラフィックの ATM サブインターフェイス 3/0/0.1 上で PVC 0/101 に「map2」という名前の QoS サービス ポリシーを適用する例を示します。
interface atm 3/0/0 atm pxf queueing interface atm 3/0/0.1 pvc 0/101 service-policy input map2
(注) |
atm pxf queueing コマンドは、PRE3 と PRE4 ではサポートされません。 |
次に、着信トラフィックの物理ギガビット イーサネット インターフェイス 1/0/0 に「myQoS」という名前のサービス ポリシーを付加する例を示します。 ギガビット イーサネット サブインターフェイス 1/0/0.3 に設定された VLAN 4 は、物理ギガビット イーサネット インターフェイス 1/0/0 のサービス ポリシーを継承します。
interface GigabitEthernet 1/0/0 service-policy input myQoS interface GigabitEthernet 1/0/0.3 encapsulation dot1q 4
次に、「policy1」という名前のポリシー マップを、すべての着信トラフィックの「virtual-template1」という名前の仮想テンプレートに付加する例を示します。 この例では、仮想テンプレート設定には、チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル(CHAP)認証と PPP 許可およびアカウンティングも含まれます。
interface virtual-template1 ip unnumbered Loopback1 no peer default ip address ppp authentication chap vpn1 ppp authorization vpn1 ppp accounting vpn1 service-policy input policy1
次に、合計 3 個の PVC の PVC 範囲内の ATM VC 2/0/0 に「voice」という名前のサービス ポリシー マップを付加し、ポイントツーポイント サブインターフェイスが範囲内の各 PVC に対して作成されるサブインターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにする例を示します。 範囲の一部として作成された各 PVC に、付加されている音声サービス ポリシーがあります。
configure terminal interface atm 2/0/0 range pvc 1/50 1/52 service-policy input voice
次に、PVC 範囲内の ATM VC 2/0/0 に「voice」という名前のサービス ポリシー マップを付加する例を示します。ここでは範囲の一部として作成された各 VC に、付加されている音声サービス ポリシーがあります。 例外は PVC 1/51 で、範囲内の個々の PVC として設定され、ATM PVC-in-range コンフィギュレーション モードで「data」という名前の別のサービス ポリシーが付加されています。
configure terminal interface atm 2/0/0 range pvc 1/50 1/52 service-policy input voice pvc-in-range 1/51 service-policy input data
次に、「PREMIUM-SERVICE」という名前のサービス グループを設定し、「PREMIUM-MARK-IN」という名前の入力ポリシーと「PREMIUM-OUT」という名前の出力ポリシーをサービス グループに適用する例を示します。
policy-map type service PREMIUM-SERVICE service-policy input PREMIUM-MARK-IN service-policy output PREMIUM-OUT
次に、同時非キューイング ポリシーをサポートするポリシー マップおよびインターフェイス設定を示します。
Policy-map p-map class c-map set mpls experimental imposition 4 interface ATM1/0/0.1 multipoint no atm enable-ilmi-trap xconnect 10.1.1.1 100001 encapsulation mpls service-policy input p-map pvc 1/41 l2transport no epd ! pvc 1/42 l2transport no epd ! pvc 1/43 l2transport no epd interface ATM1/0/0.101 multipoint no atm enable-ilmi-trap pvc 9/41 l2transport xconnect 10.1.1.1 1001011 encapsulation mpls service-policy input p-map ! pvc 10/41 l2transport xconnect 10.1.1.1 1001012 encapsulation mpls !
次に、ATM サブインターフェイスと ATM PVC での同時非キューイング QoS ポリシーを付加する例を示します。
interface atm 1/0/0.101 pvc 9/41 service-policy input p-map
コマンド |
説明 |
---|---|
class-map |
QoS クラス マップ コンフィギュレーション モードにアクセスし、QoS クラス マップを設定します。 |
frame-relay ip rtp priority |
UDP 宛先ポートの範囲に属する一連の RTP パケット フローに対して、フレーム リレー PVC 上に完全プライオリティ キューを予約します。 |
frame-relay traffic-shaping |
フレーム リレー インターフェイス上のすべての PVC および SVC について、トラフィック シェーピングと仮想回線単位のキューイングの両方をイネーブルにします。 |
frame-relay voice bandwidth |
特定の DLCI 上の音声トラフィック用に予約する帯域幅の量を指定します。 |
ip subscriber interface |
ISG IP インターフェイス セッションを作成します。 |
policy-map |
1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
priority |
ポリシー マップに属するトラフィックのクラスにプライオリティを与えます。 |
show policy-map |
指定されたサービス ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定、または、すべての既存ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定を表示します。 |
show policy-map interface |
指定されたインターフェイスのすべてのサービス ポリシーに対して設定されている、全クラスの設定を表示するか、または、インターフェイス上の特定の PVC に対するサービス ポリシーのクラスを表示します。 |
traffic-shape rate |
インターフェイス上で発信トラフィックのトラフィック シェーピングをイネーブルにします。 |
発信パケットでレイヤ 2 サービス クラス(CoS)の値を設定するには、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードで setcos コマンドを使用します。 特定の CoS 値設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set cos { cos-value | from-field [ table table-map-name ] }
no set cos { cos-value | from-field [ table table-map-name ] }
set cos cos-value
cos-value |
0 ~ 7 の特定の IEEE 802.1Q CoS 値です。 |
from-field |
パケットの CoS 値の設定に使用される特定のパケットマーキング カテゴリです。 パケットマーキング値のマッピングと変換用テーブル マップを使用している場合、このテーブル マップが「map-from」パケットマーキング カテゴリを確立します。 パケットマーキング カテゴリ キーワードは次のとおりです。 |
table |
(任意)指定のテーブル マップに設定された値が CoS 値の設定に使用されることを示します。 |
table-map-name |
(任意)CoS 値の指定に使用されるテーブル マップ名です。 テーブル マップ名には、最大 64 の英数字を使用できます。 |
発信パケットには CoS 値は設定されていません。
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.1(5)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(13)T |
このコマンドは、拡張パケット マーキングで、マッピング テーブル(テーブル マップ)を使用して packet-marking の値を変換し、送信できるよう、変更されました。 |
12.0(16)BX |
このコマンドは、ESR-PRE2 用の Cisco 10000 シリーズ ルータに実装されました。 |
12.0(31)S |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(31)S に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(31)SB |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(31)SB に統合され、Cisco 10000 シリーズ ルータに実装されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
12.2(33)SCF |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SCF に統合されました。 |
3.2SE |
このコマンドが Cisco IOS XE Release 3.2SE に統合されました。 |
CoS パケット マーキングは、シスコ エクスプレス フォワーディングのスイッチング パスでのみサポートされます。
スイッチに送信中のパケットにマーク付けをする場合、ルータによって setcos コマンドが使用される必要があります。 スイッチは、CoS 値のマーキングを含むレイヤ 2 ヘッダー情報を利用できます。
setcos コマンドは、インターフェイスの出力方向に対応付けられたサービス ポリシーでのみ使用できます。 インターフェイスが受信するパケットは、CoS 値で設定できません。
matchcos コマンドと setcos コマンドを併用すると、CoS マーキングに基づいて、ルータとスイッチが相互動作し、Quality of Service(QoS)を提供できます。
スイッチにより、CoS 値がすでに一致および設定できるため、CoS 値の一致によってレベル 2 とレベル 3 のマッピングを設定できます。 ユーザ定義 QoS サービスを区別するようマーク付けする必要があるパケットが、ルータから出てスイッチに入る場合、スイッチではレイヤ 2 ヘッダーを処理できるため、ルータによりパケットの CoS 値を設定する必要があります。
拡張パケット マーキング機能でのこのコマンドの使用
このコマンドを、拡張パケット マーキング機能の一部として使用すると、CoS 値のマッピングと設定に使用されるパケット マーキング カテゴリ「from-field」を指定できます。 「from-field」パケット マーキング カテゴリは次のとおりです。
「from-field」カテゴリを指定したものの table キーワードと適用可能な table-map-name 引数を指定していない場合、デフォルト アクションは、「from-field」カテゴリに関連付けられた値を CoS 値としてコピーすることです。 たとえば、setcosprecedence コマンドを設定する場合、precedence 値がコピーされ、CoS 値として使用されます。
DSCP マーキング カテゴリに対して同じことを行うことができます。 つまり、setcosdscp コマンドを設定できます。この場合、DSCP 値がコピーされ、CoS 値として使用されます。
(注) |
setcosdscp コマンドを設定する場合、DSCP フィールドの最初の 3 ビット(クラス セレクタ ビット)のみが使用されます。 |
次の例では、異なるタイプのトラフィックに対して異なる CoS 値を割り当てるために、「cos-set」という名前のポリシー マップが作成されます。 この例では、「voice」および「video-data」のクラス マップがすでに作成されているものと想定しています。
Router(config)# policy-map cos-set Router(config-pmap)# class voice Router(config-pmap-c)# set cos 1 Router(config-pmap-c)# exit Router(config-pmap)# class video-data Router(config-pmap-c)# set cos 2 Router(config-pmap-c)# end
次の例では、定義されている「table-map1」というテーブル マップで値を使用する場合は、「policy-cos」というポリシー マップが作成されます。 「table-map1」というテーブル マップは、table-map(値マッピング)コマンドで前に作成されたものです。 table-map(値マッピング)コマンドの詳細については、table-map(値マッピング)コマンド ページを参照してください。
この例では、CoS 値の設定は、「table-map1」に定義されている precedence 値に基づいています。
Router(config)# policy-map policy-cos Router(config-pmap)# class class-default Router(config-pmap-c)# set cos precedence table table-map1 Router(config-pmap-c)# end
次に、802.1p ドメインのサービス クラスを設定する例を示します。
Router(config)# policy-map cos7 Router(config-pmap)# class cos7 Router(config-pmap-c)# set cos 2 Router(config-pmap-c)# end
(注) |
QoS ポリシー マップ コンフィギュレーション モードでサービス ポリシーを作成し、インターフェイスまたは ATM 仮想回線(VC)にサービス ポリシーを付加する場合、setcos コマンドを使用します。 サービス ポリシーの付加についての詳細は、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Modular Quality of Service Command-Line Interface Overview」の章を参照してください。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
match cos |
レイヤ 2 CoS マーキングに基づいて、パケットを一致させます。 |
policy-map |
1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
service-policy |
入力インターフェイスまたは VC、あるいは出力インターフェイスまたは VC に、そのインターフェイスまたは VC のサービス ポリシーとして使用するポリシー マップを対応付けます。 |
set dscp |
ToS バイトにレイヤ 3 DSCP 値を設定することにより、パケットにマーク付けします。 |
set precedence |
パケット ヘッダーに precedence 値を設定します。 |
show policy-map |
指定されたサービス ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定、または、すべての既存ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定を表示します。 |
show policy-map class |
指定されたポリシー マップの指定されたクラスの設定を表示します。 |
show policy-map interface |
指定されたインターフェイスのすべてのサービス ポリシーに対して設定されている、全クラスの設定を表示するか、または、インターフェイス上の特定の PVC に対するサービス ポリシーのクラスを表示します。 |
あとでパケットの分類に使用できる QoS(Quality of Service)グループ ID を設定するには、ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードで setqos-group コマンドを使用します。 グループ ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
set qos-group { group-id | from-field [ table table-map-name ] }
no set qos-group { group-id | from-field [ table table-map-name ] }
set qos-group group-id
no set qos-group group-id
group-id |
グループ ID 番号の範囲は 0 ~ 99 です。 |
from-field |
パケットの QoS グループ値を設定するために使用される、特定の packet-marking のカテゴリ。 パケットマーキング値のマッピングと変換用テーブル マップを使用している場合、このテーブル マップが「map-from」パケットマーキング カテゴリを確立します。 パケットマーキング カテゴリ キーワードは次のとおりです。 |
table table-map-name |
(任意)from-field 引数とともに使用します。 table-map-name によって指定されたテーブル マップに設定されている値が、QoS グループ値の設定に使用されることを示します。 |
グループ ID は指定されていません。
ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション(config-pmap-c)
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.1CC |
このコマンドが導入されました。 |
12.0(5)XE |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(5)XE に統合されました。 |
12.0(17)SL |
このコマンドが Cisco 10000 シリーズ ルータに追加されました。 |
12.2(13)T |
このコマンドは、random-detectdiscard-class-based コマンドとともに使用でき、拡張パケット マーキング機能にあわせて変更されました。 マッピング テーブル(テーブル マップ)を使用して、packet-marking の値を変換し、送信できます。 |
12.2(18)SXE |
このコマンドが Cisco IOS 12.2(18)SXE に統合され、cos キーワードが追加されました。 |
12.2(31)SB |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(31)SB に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに実装されました。 |
15.1(2)SNH |
このコマンドが、Cisco ASR 901 シリーズの集約サービス ルータに実装されました。 |
setqos-group コマンドでは、グループ ID をパケットと関連付けることができます。 後でグループ ID を使用して、プレフィックス、自律システム、コミュニティ ストリングに基づいて、パケットを QoS グループに分類できます。
QoS グループと廃棄クラスは、入力 Per-Hop Behavior マーキング(PHB)を使用して出力インターフェイスのパケットが分類される場合に必要です。
拡張パケット マーキング機能でのこのコマンドの使用
このコマンドを、拡張パケット マーキング機能の一部として使用すると、このコマンドを使用して、precedence 値のマッピングと設定に使用されるパケット マーキングカテゴリ「from-field」を指定できます。
「from-field」カテゴリを指定したものの table キーワードと適用可能な table-map-name 引数を指定していない場合、デフォルト アクションは、「from-field」カテゴリに関連付けられた値を precedence 値としてコピーすることです。 たとえば、setqos-groupprecedence コマンドを入力する場合、precedence 値がコピーされ、QoS グループ値として使用されます。
パケットは、ルータ内で処理中の間だけ、QoS グループ値でマーク付けされます。 パケットが出力インターフェイスを介して送信される場合、QoS グループ値はパケットのヘッダーに含めることはできません。 ただし、QoS グループ値を使用すると(MPLS EXP、CoS、DSCP フィールドなど)、パケットのヘッダーの一部として含まれるレイヤ 2 フィールドまたは Layer 3 フィールドの値を設定できます。
(注) |
setqos-groupcos コマンドと setqos-groupprecedence コマンドは、mlsqostrustcos コマンドと mlsqostrustprec コマンドと同じです。 |
ヒント |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードでサービス ポリシーを作成し、インターフェイスまたは ATM 仮想回線(VC)にサービス ポリシーを付加するまで、setqos-group コマンドは適用されません。 サービス ポリシーの付加についての詳細は、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Modular Quality of Service Command-Line Interface Overview」の章を参照してください。 |
次に、class1 という名前のクラス マップの一致基準を満たすすべてのパケットの QoS を 1 に設定する例を示します。 これらのパケットは、QoS グループ ID に基づいてレートが制限されます。
Router(config)# policy-map policy1 Router(config-pmap)# class class1 Router(config-pmap-c)# set qos-group 1 Router(config-pmap-c)# end
次に、パケットのオリジナル 802.1P CoS 値に基づいて、QoS グループ値を設定する例を示します。
Router(config)# policy map policy1 Router(config-pmap)# class class-default Router(config-pmap-c)# set qos-group cos Router(config-pmap-c)# end
次に、table-map1 という名前のテーブル マップで定義される値に基づいて、QoS グループ値を設定する例を示します。 このテーブル マップは、policy1 という名前のポリシー マップで設定されます。 ポリシー マップ policy1 により、table-map1 に定義されている値に従って QoS 値が変換され、送信されます。
この例では、table-map1 に定義されている precedence の値に従って、QoS グループの値が設定されます。
Router(config)# policy map policy1 Router(config-pmap)# class class-default Router(config-pmap-c)# set qos-group precedence table table-map1 Router(config-pmap-c)# end
コマンド |
説明 |
---|---|
match input vlan |
特定の VLAN ID を持つ着信パケットに一致するクラス マップを設定します。 |
match qos-group |
一致基準として特定の QoS グループ値を指定します。 |
mls qos trust |
保存する必要があるパケットの着信 QoS フィールドを決めるために、インターフェイスの信頼状態を設定します。 |
policy-map |
1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
service-policy |
入力インターフェイスまたは VC、あるいは出力インターフェイスまたは VC に、そのインターフェイスまたは VC のサービス ポリシーとして使用するポリシー マップを対応付けます。 |
show policy-map |
指定されたサービス ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定、または、すべての既存ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定を表示します。 |
show policy-map interface |
指定されたインターフェイスのすべてのサービス ポリシーに対して設定されている、全クラスの設定を表示するか、または、インターフェイス上の特定の PVC に対するサービス ポリシーのクラスを表示します。 |
AutoQoS for the Enterprise 機能の自動検出(データ収集)フェーズで収集されたデータを表示するには、特権 EXEC モードで showautodiscoveryqos コマンドを使用します。
show auto discovery qos [ interface [ type number ] ]
interface |
(任意)特定のインターフェイス タイプの設定が表示されることを示します。 |
type number |
(任意)インターフェイス タイプおよび番号を指定します。 |
すべてのインターフェイス タイプに対して作成した設定を表示します。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.3(7)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.3(11)T |
提案されたポリシー マップ情報を含むようにコマンド出力が変更されました。 |
提示されたポリシーの出力(以下の例で示した)により、インターフェイスで autoqos コマンドを発行する前にクラス マップとポリシー マップをプレビューすることができます。 より多くのデータを収集するまで自動検出フェーズを引き続き続行するか、既存のデータをカット アンド ペーストし、必要に応じて編集することができます。
次に、showautodiscoveryqos コマンドの出力例を示します。 この例は、信頼モードで DSCP 分類を使用して自動検出(データ収集)フェーズで収集されたデータを表示し、提示されたポリシー マップ情報を示します。
Router# show auto discovery qos Serial2/1.1 AutoQoS Discovery enabled for trusted DSCP Discovery up time: 2 hours, 42 minutes AutoQoS Class information: Class Voice: Recommended Minimum Bandwidth: 118 Kbps/1% (PeakRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 46/ef 106/1 118/1 129510064 Class Interactive Video: Recommended Minimum Bandwidth: 25 Kbps/<1% (AverageRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 34/af41 25/<1 28/<1 31084292 Class Signaling: Recommended Minimum Bandwidth: 50 Kbps/<1% (AverageRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 24/cs3 50/<1 56/<1 61838040 Class Streaming Video: Recommended Minimum Bandwidth: 79 Kbps/<1% (AverageRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 32/cs4 79/<1 88/<1 96451788 Class Transactional: Recommended Minimum Bandwidth: 105 Kbps/1% (AverageRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 18/af21 105/1 117/1 127798678 Class Bulk: Recommended Minimum Bandwidth: 132 Kbps/1% (AverageRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 10/af11 132/1 147/1 160953984 Class Scavenger: Recommended Minimum Bandwidth: 24 Kbps (AverageRate)/0% (fixed) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 8/cs1 24/<1 27/<1 30141238 Class Management: Recommended Minimum Bandwidth: 34 Kbps/<1% (AverageRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 16/cs2 34/<1 38/<1 41419740 Class Routing: Recommended Minimum Bandwidth: 7 Kbps/<1% (AverageRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 48/cs6 7/<1 7/<1 8634024 Class Best Effort: Current Bandwidth Estimation: 820 Kbps/8% (AverageRate) Detected DSCPs and data: DSCP value AverageRate PeakRate Total (kbps/%) (kbps/%) (bytes) ----------- ----------- -------- ------------ 0/default 820/8 915/9 997576380 Suggested AutoQoS Policy based on a discovery uptime of 2 hours, 42 minutes: ! class-map match-any AutoQoS-Voice-Trust match ip dscp ef ! class-map match-any AutoQoS-Inter-Video-Trust match ip dscp af41 ! class-map match-any AutoQoS-Signaling-Trust match ip dscp cs3 ! class-map match-any AutoQoS-Stream-Video-Trust match ip dscp cs4 ! class-map match-any AutoQoS-Transactional-Trust match ip dscp af21 match ip dscp af22 match ip dscp af23 ! class-map match-any AutoQoS-Bulk-Trust match ip dscp af11 match ip dscp af12 match ip dscp af13 ! class-map match-any AutoQoS-Scavenger-Trust match ip dscp cs1 ! class-map match-any AutoQoS-Management-Trust match ip dscp cs2 ! class-map match-any AutoQoS-Routing-Trust match ip dscp cs6 ! policy-map AutoQoS-Policy-S2/1.1Trust class AutoQoS-Voice-Trust priority percent 1 class AutoQoS-Inter-Video-Trust bandwidth remaining percent 1 class AutoQoS-Signaling-Trust bandwidth remaining percent 1 class AutoQoS-Stream-Video-Trust bandwidth remaining percent 1 class AutoQoS-Transactional-Trust bandwidth remaining percent 1 random-detect dscp-based class AutoQoS-Bulk-Trust bandwidth remaining percent 1 random-detect dscp-based class AutoQoS-Scavenger-Trust bandwidth remaining percent 1 class AutoQoS-Management-Trust bandwidth remaining percent 1 class AutoQoS-Routing-Trust bandwidth remaining percent 1 class class-default fair-queue
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Serial2/1.1 |
データが収集されているインターフェイスまたはサブインターフェイス。 |
AutoQoS Discovery enabled for trusted DSCP |
AutoQoS のデータ収集フェーズがイネーブルにされていることを示します。 |
Discovery up time |
データを収集する期間を表示します。 |
AutoQoS Class information |
各 AutoQoS の情報を表示します。 |
Class Voice |
検出されたアプリケーションに関するデータと名前付きクラスの情報。 このデータには、DSCP 値、平均レート(キロビット/秒(kbps))、ピーク レート(kbps)、および合計パケット(バイト)が含まれています。 |
Suggested AutoQoS Policy based on a discovery uptime of hours and minutes |
指定検出時間に基づくポリシー マップとクラス マップ統計情報。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
auto qos |
AutoQoS for the Enterprise 機能によって作成される QoS クラス マップとポリシー マップをインストールします。 |
auto discovery qos |
AutoQoS for the Enterprise 機能を設定するため、データの検出と収集を開始します。 |
show auto qos |
特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイス上で AutoQoS により作成されたインターフェイス設定、ポリシー マップ、クラス マップを表示します。 |
特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイス上で AutoQoS により作成されたインターフェイス設定、ポリシー マップ、クラス マップを表示するには、特権 EXEC モードで showautoqos コマンドを使用します。
show auto qos [ interface [ type slot/ port ] ]
interface |
(任意)AutoQoS--VoIP 機能がイネーブルになっているすべてのインターフェイスまたは PVC で、AutoQoS--VoIP 機能で作成された設定を表示します。 |
type |
(任意)インターフェイス タイプ。有効な値は、atm、ethernet、fastethernet、ge-wan、gigabitethernet、pos、および tengigabitethernet です。 |
slot / port |
(任意)スロット番号およびポート番号。 |
引数またはキーワードを指定しない場合、すべてのインターフェイス タイプに対して作成された構成が表示されます。
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.2(15)T |
このコマンドは、AutoQoS--VoIP 機能の一部として導入されました。 |
12.3(7)T |
このコマンドは、AutoQoS for the Enterprise 機能のために変更されました。 この出力は、AutoQoS for the Enterprise 機能の自動検出フェーズで収集されたデータに基づいて作成されたクラス、クラス マップとポリシー マップを表示するために変更されました。 |
12.2(33)SXH |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。 |
15.2(1)T |
このコマンドが変更されました。 出力には、フレーム リレー トラフィック シェーピングの設定は表示されません。 |
showautoqosinterface コマンドは、フレーム リレー データ リンク接続識別子(DLCI)と ATM PVC で使用できます。
AutoQoS--VoIP 機能または AutoQos for the Enterprise 機能がイネーブルになっていると、各インターフェイスまたは PVC に対して設定が生成されます。 これらの設定は、ネットワークで使用するインターフェイス設定、ポリシー マップ、クラス マップ、およびアクセス コントロール リスト(ACL)を作成するために使用されます。 showautoqos コマンドは、インターフェイス設定、ポリシー マップ、クラス マップ、および ACL の内容を確認するために使用できます。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチ
AutoQoS は次のモジュールでサポートされています。
showautoqosinterfacetypeslot/port コマンドは、指定したインターフェイス上の AutoQoS--VoIP 機能によって作成された設定を表示します。
次の例では、シリアル サブインターフェイス 6/1.1 が指定されました。
Router# show auto qos interface serial 6/1.1 S6/1.1: DLCI 100 - ! interface Serial6/1.1 point-to-point frame-relay interface-dlci 100 class AutoQoS-VoIP-FR-Serial6/1-100 frame-relay ip rtp header-compression ! map-class frame-relay AutoQoS-VoIP-FR-Serial6/1-100 frame-relay cir 512000 frame-relay bc 5120 frame-relay be 0 frame-relay mincir 512000 service-policy output AutoQoS-Policy-UnTrust frame-relay fragment 640
interface キーワードが設定されていて、インターフェイス タイプを指定しない場合、showautoqosinterface コマンドは、AutoQoS--VoIP 機能がイネーブルになっているすべてのインターフェイスまたは PVC で、AutoQoS--VoIP によって作成された設定を表示します。
Router# show auto qos interface Serial6/1.1: DLCI 100 - ! interface Serial6/1.1 point-to-point frame-relay interface-dlci 100 class AutoQoS-VoIP-FR-Serial6/1-100 frame-relay ip rtp header-compression ! map-class frame-relay AutoQoS-VoIP-FR-Serial6/1-100 frame-relay cir 512000 frame-relay bc 5120 frame-relay be 0 frame-relay mincir 512000 service-policy output AutoQoS-Policy-UnTrust frame-relay fragment 640 ATM2/0.1: PVC 1/100 - ! interface ATM2/0.1 point-to-point pvc 1/100 tx-ring-limit 3 encapsulation aal5mux ppp Virtual-Template200 ! interface Virtual-Template200 bandwidth 512 ip address 10.10.107.1 255.255.255.0 service-policy output AutoQoS-Policy-UnTrust ppp multilink ppp multilink fragment-delay 10 ppp multilink interleave
次の例では、AutoQoS--VoIP 機能によって作成された設定をすべて表示する例を示します。
Router# show auto qos Serial6/1.1: DLCI 100 - ! interface Serial6/1.1 point-to-point frame-relay interface-dlci 100 class AutoQoS-VoIP-FR-Serial6/1-100 frame-relay ip rtp header-compression ! map-class frame-relay AutoQoS-VoIP-FR-Serial6/1-100 frame-relay cir 512000 frame-relay bc 5120 frame-relay be 0 frame-relay mincir 512000 service-policy output AutoQoS-Policy-UnTrust frame-relay fragment 640
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
class AutoQoS-VoIP-FR-Serial6/1-100 |
AutoQoS-VoIP 機能により作成されたクラスの名前。 この場合、クラス名は、AutoQoS-VoIP-FR-Serial6/1-100 です。 |
service-policy output AutoQoS-Policy-UnTrust |
「AutoQoS ポリシー UnTrust」というポリシー マップが、インターフェイスの発信方向のインターフェイスに付加されていることを示します。 |
show auto qos interface コマンド:AutoQoS for the Enterprise 機能の場合に設定
次に、showautoqos コマンドの出力例を示します。 このテンプレートでは、AutoQoS for the Enterprise 機能の自動検出フェーズで収集されたデータに基づいて作成されたクラス、クラス マップとポリシー マップを表示します。
Router# show auto qos ! policy-map AutoQoS-Policy-Se2/1.1 class AutoQoS-Voice-Se2/1.1 priority percent 70 set dscp ef class AutoQoS-Inter-Video-Se2/1.1 bandwidth remaining percent 10 set dscp af41 class AutoQoS-Stream-Video-Se2/1.1 bandwidth remaining percent 1 set dscp cs4 class AutoQoS-Transactional-Se2/1.1 bandwidth remaining percent 1 set dscp af21 class AutoQoS-Scavenger-Se2/1.1 bandwidth remaining percent 1 set dscp cs1 class class-default fair-queue ! policy-map AutoQoS-Policy-Se2/1.1-Parent class class-default shape average 1024000 service-policy AutoQoS-Policy-Se2/1.1 ! class-map match-any AutoQoS-Stream-Video-Se2/1.1 match protocol cuseeme ! class-map match-any AutoQoS-Transactional-Se2/1.1 match protocol sqlnet ! class-map match-any AutoQoS-Voice-Se2/1.1 match protocol rtp audio ! class-map match-any AutoQoS-Inter-Video-Se2/1.1 match protocol rtp video ! rmon event 33333 log trap AutoQoS description "AutoQoS SNMP traps for Voice Drops" owner AutoQoS Serial2/1.1: DLCI 58 - ! interface Serial2/1.1 point-to-point frame-relay interface-dlci 58 class AutoQoS-FR-Serial2/1-58 ! map-class frame-relay AutoQoS-FR-Serial2/1-58 frame-relay cir 1024000 frame-relay bc 10240 frame-relay be 0 frame-relay mincir 1024000 service-policy output AutoQoS-Policy-Se2/1.1-Parent
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
policy-map AutoQoS-Policy-Se2/1.1 |
AutoQoS 機能により作成されたポリシー マップの名前。 この場合、ポリシー マップ名は AutoQoS-Policy-Se2/1.1 です。 |
class AutoQoS-Voice-Se2/1.1 priority percent 70 set dscp ef |
AutoQoS 機能により作成されたクラスの名前。 この場合、クラス名は、AutoQoS-Voice-Se2/1.1 です。 クラス名に続いて、クラスに設定された特定の QoS 機能が表示されます。 |
class-map match-any AutoQoS-Stream-Video-Se2/1.1 match protocol cuseeme |
指定したクラスとパケットの一致基準の名前。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
auto discovery qos |
AutoQoS for the Enterprise 機能を設定するため、データの検出と収集を開始します。 |
auto qos |
AutoQoS for the Enterprise 機能によって作成される QoS クラス マップとポリシー マップをインストールします。 |
auto qos voip |
インターフェイスに AutoQoS--VoIP 機能を設定します。 |
show auto discovery qos |
AutoQoS for the Enterprise 機能の自動検出フェーズで収集されたデータを表示します。 |
指定されたサービス ポリシー マップのすべてのクラスまたは既存のポリシー マップのすべてのクラスの設定を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで showpolicy-map コマンドを使用します。
show policy-map [policy-map]
policy-map |
(任意)全設定を表示するサービス ポリシー マップの名前 最大 40 字の名前を指定できます。 |
すべての既存のポリシー マップ コンフィギュレーションが表示されます。
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
||
---|---|---|---|
12.0(5)T |
このコマンドが導入されました。 |
||
12.0(5)XE |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(5)XE に統合されました。 |
||
12.0(7)S |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(7)S に統合されました。 |
||
12.1(1)E |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.1(1)E に統合されました。 |
||
12.2(4)T |
2 レート トラフィック ポリシングに対してバースト パラメータおよび関連付けられたアクションを表示するようにこのコマンドは変更されました。 |
||
12.2(8)T |
このコマンドは、Policer Enhancement(Multiple Actions 機能)および Weighted Random Early Detection(WRED)(明示的輻輳通知(ECN)機能)のために変更されました。 |
||
12.2(13)T |
次の点が変更されました。 |
||
12.2(15)T |
フレーム リレーの音声適応トラフィック シェーピング情報の表示をサポートするように変更されました。 |
||
12.0(28)S |
このコマンドの出力が変更され、QoS(パーセントベース ポリシング機能)が、認定(適合)バースト サイズ(bc)および超過(ピーク)バースト サイズ(be)をミリ秒(ms)単位で表示するようになりました。 |
||
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
||
12.2(17d)SXB |
このコマンドは Supervisor Engine 2 に実装され、Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB に統合されました。 |
||
12.2(28)SB |
このコマンドは Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合され、レイヤ 2 トンネル プロトコル バージョン 3(L2TPv3)トンネル マーキングに関する情報を表示するように変更されました。 |
||
12.2(31)SB2 |
このコマンドは、トラフィック クラスに関して設定された帯域幅残量割合および ATM オーバーヘッド アカウンティングを表示するように機能拡張され、Cisco 10000 シリーズ ルータ PRE3 に実装されました。 |
||
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
||
12.2(33)SRC |
Cisco 7600 シリーズ ルータのサポートが追加されました。 |
||
12.4(15)T2 |
このコマンドは、Generic Routing Encapsulation(GRE)トンネル マーキングに関する情報を表示するように変更されました。
|
||
12.2(33)SB |
このコマンドは、GRE トンネル マーキングに関する情報を表示するように変更され、Cisco 7300 シリーズ ルータのサポートが追加されました。 このコマンドの出力は、PRE3 用と PRE4 用の Cisco 10000 シリーズ ルータで変更されました。 |
||
Cisco IOS XE 2.1 |
このコマンドは Cisco IOS XE Release 2.1 に統合され、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ上に実装されました。 |
||
12.4(20)T |
このコマンドが変更されました。 モジュラ Quality of Service(QoS)コマンドライン インターフェイス(CLI)(MQC)を使用した階層型キューイング フレームワーク(HQF)のサポートが追加されました。 |
showpolicy-map コマンドは、policy-map コマンドを使用して作成されたポリシー マップ コンフィギュレーションを表示します。 ポリシー マップがインターフェイスに付加されているかどうかにかかわらず、showpolicy-map コマンドを使用して、既存のサービス ポリシー マップを構成するすべてのクラス設定を表示できます。 コマンドは次を表示します。
Cisco 10000 シリーズ ルータ
Cisco IOS Release 12.2(33)SB では、show policy-map コマンドの出力は、ポリシーが階層型である以前のリリースとは多少異なります。
たとえば、show policy-map コマンドに階層型ポリシーを指定すると、Cisco IOS Release 12.2(33)SB では次に類似した出力が表示されます。
Router# show policy-map Bronze policy-map bronze class class-default shape average 34386000 service-policy Child
show policy-map コマンドに階層型ポリシーを指定すると、Cisco IOS Release 12.2(31)SB では次に類似した出力が表示されます。
Router# show policy-map Gold policy-map Gold Class class-default Average Rate Traffic Shaping cir 34386000 (bps) service-policy Child2
Cisco IOS Release 12.2(33)SB では、show policy-map コマンドの出力は、次の出力例のように、別々の行にポリシング アクションを表示します。
Router# show policy-map Premium Policy Map Premium Class P1 priority police percent 50 25 ms 0 ms conform-action transmit exceed-action transmit violate-action drop
Cisco IOS Release 12.2(31)SB では、show policy-map コマンドの出力は、次の出力例のように、1 行にポリシング アクションを表示します。
Router# show policy-map Premium Policy Map Premium Class P2 priority police percent 50 25 ms 0 ms conform-action transmit exceed-action transmit violate- action drop
このセクションは、一般的な showpolicy-map コマンドのサンプル出力を示します。 使用されるインターフェイスまたはプラットフォーム、および、イネーブルにされたオプション(Weighted Fair Queueing(WFQ)など)によって、表示される出力は次に示すものと若干異なります。
重み付け均等化キューイング:例
次に、po1 というサービス ポリシー マップの内容を表示する例を示します。 この例では、WFQ はイネーブルです。
Router# show policy-map po1 Policy Map po1 Weighted Fair Queueing Class class1 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class2 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class3 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class4 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class5 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class6 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class7 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class8 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets)
次に、ルータ上のすべてのポリシー マップの内容を表示する例を示します。 WFQ は再びイネーブルになります。
Router# show policy-map Policy Map poH1 Weighted Fair Queueing Class class1 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class2 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class3 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class4 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class5 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class6 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class7 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class8 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Policy Map policy2 Weighted Fair Queueing Class class1 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class2 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class3 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class4 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class5 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class6 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets)
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
ポリシー マップ名です。 |
Class |
クラス名です。 |
Bandwidth |
クラスに割り当てる帯域幅の量(kbps 単位)。 |
Max thresh |
パケット数での最大しきい値。 |
フレーム リレー音声適応型トラフィック シェーピング:例
次は、show-policymap コマンドの出力例で、フレームリレー音声適応型トラフィック シェーピングがポリシーマップ MQC-SHAPE-LLQ1 で、class-default クラスで設定され、非アクティブ化タイマーが 30 秒に設定されていることを示します。
Router# show policy-map Policy Map VSD1 Class VOICE1 Strict Priority Bandwidth 10 (kbps) Burst 250 (Bytes) Class SIGNALS1 Bandwidth 8 (kbps) Max Threshold 64 (packets) Class DATA1 Bandwidth 15 (kbps) Max Threshold 64 (packets) Policy Map MQC-SHAPE-LLQ1 Class class-default Traffic Shaping Average Rate Traffic Shaping CIR 63000 (bps) Max. Buffers Limit 1000 (Packets) Adapt to 8000 (bps) Voice Adapt Deactivation Timer 30 Sec service-policy VSD1
(注) |
Cisco IOS Release 12.4(20)T では、ポリシー マップで設定されたインターフェイスが大量のトラフィックで満たされている場合、暗黙のポリサーにより、各トラフィック クラスの bandwidth ステートメントで定義されているトラフィックが許可されます。 |
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Strict Priority |
このクラスのトラフィックに割り当てられるキューイングの優先順位を示します。 |
Burst |
トラフィック バースト サイズ(バイト単位)を指定します。 |
Traffic Shaping |
トラフィック シェーピングがイネーブルであることを示します。 |
Average Rate Traffic Shaping |
トラフィック シェーピングのタイプがイネーブルであることを示します。 ピーク レート トラフィック シェーピングまたは平均レート トラフィック シェーピングを選択することができまです。 |
CIR |
認定情報レート(CIR)(バイト単位)。 |
Max. Buffers Limit |
最大メモリ バッファ サイズ(パケット単位)。 |
Adapt to |
シェーピングがアクティブな場合のトラフィック レート。 |
Voice Adapt Deactivation Timer |
フレーム リレー音声適応型トラフィック シェーピングが設定され、非アクティブ化タイマーが 30 秒に設定されていることを示します。 |
service-policy |
ポリシー マップ「MQC-SHAPE-LLQ1」で設定したサービス ポリシーの名前。 |
トラフィック ポリシング:例
次は、showpolicy-map コマンドのサンプル出力です。 この出力例では、policy1 というポリシー マップの内容を表示します。 policy 1 では、20% の認定情報レート(CIR)に基づくトラフィック ポリシングが設定され、bc と be がミリ秒単位で指定されます。 トラフィック ポリシング設定の一部として、オプションの一致(conform)、超過(exceed)、および違反(violate)アクションが指定されています。
Router# show policy-map policy1 Policy Map policy1 Class class1 police cir percent 20 bc 300 ms pir percent 40 be 400 ms conform-action transmit exceed-action drop violate-action drop
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
表示されているポリシー マップの名前 |
Class |
表示されたポリシー マップ内に設定されたクラスの名前 |
police |
帯域幅の割合に基づいたトラフィック ポリシングがイネーブルにされていることを示します。 認定バースト(Bc)サイズおよび超過バースト(Be)サイズがミリ秒(ms)単位で設定されており、任意の適合アクション、超過アクションおよび違反アクションが指定されています。 |
2 レート トラフィック ポリシング:例
次に、2 レート トラフィック ポリシングが設定されている場合の show policy-map コマンドの出力例を示します。 次に示すように、2 レート トラフィック ポリシングは police というクラスに設定されました。 次に、police というクラスは、policy1 というポリシー マップで設定されます。 2 レート トラフィック ポリシングは、500 kbps の平均認定レートと 1 Mbps のピーク レートのトラフィックを制限するように設定されています。
Router(config)# class-map police Router(config-cmap)# match access-group 101 Router(config-cmap)# policy-map policy1 Router(config-pmap)# class police Router(config-pmap-c)# police cir 500000 bc 10000 pir 1000000 be 10000 conform-action transmit exceed-action set-prec-transmit 2 violate-action drop Router(config-pmap-c)# interface serial3/0 Router(config-pmap-c)# exit Router(config-pmap)# exit Router(config)# interface serial3/0 Router(config-if)# service-policy output policy1 Router(config-if)# end The following sample output shows the contents of the policy map called policy1 : Router# show policy-map policy1 Policy Map policy1 Class police police cir 500000 conform-burst 10000 pir 1000000 peak-burst 10000 conform-action transmit exceed-action set-prec-transmit 2 violate-action drop
平均認定レート(500 kbps)に準拠するとしてマークされたトラフィックは、そのまま送信されます。 500 kbps を超過しているものの 1 Mbps は超過していないとマークされたトラフィックは、IP precedence 2 でマークされてから送信されます。 1 Mbps を超過するすべてのトラフィックは、ドロップされます。 バースト パラメータは 10000 バイトに設定されています。
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
police |
トラフィック ポリシングをイネーブルにするために police コマンドが設定されていることを示します。 また、パケットのマーキングに使用される、指定された CIR、認定バースト サイズ(bc)、ピーク情報レート(PIR)、および、ピーク バースト(BE)サイズも表示します。 |
conform-action |
指定した比率に適合するパケットに実行されるアクションを表示します。 |
exceed-action |
指定した比率を超えるパケットに実行されるアクションを表示します。 |
violate-action |
指定した比率に違反するパケットに実行されるアクションを表示します。 |
複数トラフィック ポリシング アクション:例
次に、Policer Enhancement(Multiple Actions 機能)が設定されている場合の showpolicy-map コマンドの出力例を示します。 次の出力例は、showpolicy-map コマンドを使用してポリシー マップ「police」の設定を表示する方法を示します。 このサービス ポリシーでは、トラフィック ポリシングは、例に示す CIR または PIR に対する準拠、超過、または違反としてマーキングされたパケットの複数アクションを許可するように設定されています。
Router# show policy-map police Policy Map police Class class-default police cir 1000000 bc 31250 pir 2000000 be 31250 conform-action transmit exceed-action set-prec-transmit 4 exceed-action set-frde-transmit violate-action set-prec-transmit 2 violate-action set-frde-transmit
指定された CIR(1,000,000 bps)に適合しているパケットは適合パケットとしてマーキングされます。 これらは変更なしに送信されます。
指定された CIR を超過しているが、指定された PIR(2,000,000 bps)を超えていないパケットは、超過パケットとしてマーキングされます。 これらのパケットは、IP precedence レベルが 4 に、Discard Eligibility(DE)ビットが 1 に設定されて送信されます。
指定された PIR を超えているパケットは、違反パケットとしてマーキングされます。 これらのパケットは、IP precedence レベルが 2 に、DE ビットが 1 に設定されて送信されます。
(注) |
アクションは、police コマンドの action 引数を使用して指定されます。 使用可能なアクションの詳細については、police コマンドのリファレンス ページを参照してください。 |
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
police |
トラフィック ポリシングをイネーブルにするために police コマンドが設定されていることを示します。 また、パケットのマーキングに使用される、指定された CIR、BC、PIR、および、BE も表示します。 |
conform-action |
指定した比率に適合するパケットに実行されるアクションを表示します。 |
exceed-action |
指定した比率を超えるパケットに実行されるアクションを表示します。 |
violate-action |
指定した比率に違反するパケットに実行されるアクションを表示します。 |
明示的輻輳通知:例
次に、WRED--Explicit(明示的輻輳通知(ECN)機能)が設定されている場合の showpolicy-map コマンドの出力例を示します。 出力に含まれる「explicit congestion notification」という単語(および ECN マーキング情報)は ECN がイネーブルにされていることを示します。
Router# show policy-map Policy Map pol1 Class class-default Weighted Fair Queueing Bandwidth 70 (%) exponential weight 9 explicit congestion notification class min-threshold max-threshold mark-probability ---------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------- 0 - - 1/10 1 - - 1/10 2 - - 1/10 3 - - 1/10 4 - - 1/10 5 - - 1/10 6 - - 1/10 7 - - 1/10 rsvp - - 1/10
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
explicit congestion notification |
明示的輻輳通知がイネーブルであることを示します。 |
class |
IP precedence 値 |
min-threshold |
最小しきい値を表します。 パケット数の WRED 最小しきい値。 |
max-threshold |
最大しきい値を表します。 パケット数の WRED 最大しきい値。 |
mark-probability |
平均キューの深さが最大しきい値の場合にドロップされたパケットの割合。 |
モジュラ QoS CLI(MQC)の無条件パケット廃棄:例
次に、policy1 というポリシー マップの内容を表示する例を示します。 c1 というクラスに属するすべてのパケットは廃棄されます。
Router# show policy-map policy1 Policy Map policy1 Class c1 drop
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
表示されているポリシー マップの名前 |
Class |
表示されているポリシー マップ内のクラスの名前 |
drop |
特定のクラスに属するすべてのパケットに対するアクションを廃棄するパケットが設定されていることを示します。 |
パーセントベース ポリシングおよびシェーピング:例
次に、2 個のサービス ポリシー マップ(policy1 と policy2)の内容を表示する例を示します。 policy1 では、50% の CIR に基づくトラフィック ポリシングが設定されています。 policy2 では、35% の平均レートに基づいたトラフィック シェーピングが設定されています。
Router# show policy-map policy1 Policy Map policy1 class class1 police cir percent 50 Router# show policy-map policy2 Policy Map policy2 class class2 shape average percent 35
次に、po1 というサービス ポリシー マップの内容を表示する例を示します。
Router# show policy-map po1 Policy Map po1 Weighted Fair Queueing Class class1 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class2 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class3 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class4 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets)
次に、ルータ上のすべてのポリシー マップの内容を表示する例を示します。
Router# show policy-map Policy Map poH1 Weighted Fair Queueing Class class1 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class2 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class3 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class4 Bandwidth 937 (kbps) Max thresh 64 (packets) Policy Map policy2 Weighted Fair Queueing Class class1 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class2 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class3 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets) Class class4 Bandwidth 300 (kbps) Max thresh 64 (packets)
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
表示されているポリシー マップの名前 |
Weighted Fair Queueing |
Weighted Fair Queueing(WFQ)がイネーブルにされていることを示します。 |
Class |
表示されたポリシー マップ内に設定されたクラスの名前 |
Bandwidth |
このクラスに設定された帯域幅(単位:kbps) |
Max threshold |
最大しきい値を表します。 パケット数の WRED 最大しきい値。 |
拡張パケット マーキング:例
showpolicy-map コマンドの出力例は、policy1 と policy2 というポリシー マップの設定を表示します。
policy1 では、table-map-cos1 というテーブル マップがサービス クラス(CoS)の値に基づいて優先順位を指定するように設定されました。 ポリシー マップ policy 1 は、table-map-cos1 というテーブル マップで定義されたパケット マーキングを変換し、伝播します。
showpolicy-map コマンドの出力例は、policy1 と policy2 というサービス ポリシーの設定を表示します。 policy1 では、table-map1 というテーブル マップが CoS の値に基づいて優先順位を指定するように設定されました。 policy2 では、table-map2 というテーブル マップが優先順の値に応じて Cos 値を指定するように設定されました。
Router# show policy-map policy1 Policy Map policy1 Class class-default set precedence cos table table-map1 Router# show policy-map policy2 Policy Map policy2 Class class-default set cos precedence table table-map2
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
表示されているポリシー マップの名前 |
Class |
表示されているポリシー マップ内のクラスの名前 |
set precedence cos table table-map1 または set cos precedence table table-map2 |
指定した値の設定に使用される set コマンドの名前。 たとえば、set precedence cos table table-map1 は、table-map1 というテーブル マップが、テーブル マップで定義された値に基づいて優先順位値を指定するように設定されていることを示します。 また、set cos precedence table table-map2 は、table-map2 というテーブル マップが、テーブル マップで定義された値に基づいて CoS 値を指定するように設定されていることを示します。 |
帯域幅残量割合:例
次に、vlan10_policy という名前のポリシーマップの class-default クラスの帯域幅残量割合が 10 であることを示す show policy-map コマンドの出力例を示します。 輻輳が発生すると、スケジューラは class-default トラフィックに他のサブインターフェイスに関して割り当てられている未使用の帯域幅の 10 倍を割り当てます。
Router# show policy-map vlan10_policy Policy Map vlan10_policy Class class-default Average Rate Traffic Shaping cir 1000000 (bps) bandwidth remaining ratio 10 service-policy child_policy
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
表示されているポリシー マップの名前 |
Class |
表示されているポリシー マップ内のクラスの名前 |
Average Rate Traffic Shaping |
平均レート トラフィック シェーピングが設定されていることを示します。 |
cir |
トラフィックのシェーピングに使用される認定情報レート(CIR) |
bandwidth remaining ratio |
超過帯域幅の割り当てに使用される比率を示します。 |
ATM オーバーヘッド アカウンティング:例
show policy-map コマンドの次の出力例は、ATM オーバーヘッド アカウンティングが class-default クラスでイネーブルにされていることを示します。 BRAS-DSLAM カプセル化は dot1q で、加入者カプセル化は AAL5 サービスで snap-rbe です。
Policy Map unit-test Class class-default Average Rate Traffic Shaping cir 10% account dot1q aal5 snap-rbe
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Average Rate |
認定バースト(BC)は、各間隔で送信される最大ビット数です。 |
cir 10% |
認定情報レート(CIR)は、使用可能なインターフェイス帯域幅の 10% です。 |
dot1q |
BRAS-DSLAM カプセル化は 802.1Q VLAN です。 |
aal5 |
DSLAM-CPE カプセル化タイプは、ATM アダプテーション層 5 サービスに基づいています。 AAL5 はコネクション型可変ビット レート(VBR)サービスをサポートします。 |
snap-rbe |
加入者のカプセル化タイプ。 |
トンネル マーキング:例
この showpolicy-map コマンドの出力例では、文字列「ip precedence tunnel 4」が、トンネル マーキング(L2TPv3 または GRE)が設定されており、トンネリングされるパケット ヘッダーで IP precedence 値を 4 に指定するように設定されていることを示しています。
(注) |
Cisco IOS Release 12.4(15) T2 では、GRE トンネル マーキングは、RPM-XF プラットフォームだけでサポートされます。 |
Router# show policy-map Policy Map TUNNEL_MARKING Class MATCH_FRDE set ip precedence tunnel 4
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
表示されているポリシー マップの名前 |
Class |
表示されているポリシー マップ内のクラスの名前 |
set ip precedence tunnel |
トンネル マーキングが設定されていることを示します。 |
HQF:例 1
show policy-map コマンドの出力例は、test1 というポリシー マップの設定を表示します。
Router# show policy-map test1 Policy Map test1 Class class-default Average Rate Traffic Shaping cir 1536000 (bps) service-policy test2
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
表示されているポリシー マップの名前 |
Class |
表示されているポリシー マップ内のクラスの名前 |
Average Rate Traffic Shaping |
平均レート トラフィック シェーピングが設定されていることを示します。 |
cir |
認定情報レート(CIR)(バイト単位)。 |
service-policy |
ポリシー マップ「test1」で設定したサービス ポリシーの名前。 |
HQF:例 2
show policy-map コマンドの出力例は、test2 というポリシー マップの設定を表示します。
Router# show policy-map test2 Policy Map test2 Class RT priority 20 (%) Class BH bandwidth 40 (%) queue-limit 128 packets Class BL bandwidth 35 (%) packet-based wred, exponential weight 9 dscp min-threshold max-threshold mark-probablity ---------------------------------------------------------- af21 (18) 100 400 1/10 default (0) - - 1/10
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Policy Map |
表示されているポリシー マップの名前 |
Class |
表示されているポリシー マップ内のクラスの名前 |
Average Rate Traffic Shaping |
平均レート トラフィック シェーピングが設定されていることを示します。 |
priority |
このクラスのトラフィックに割り当てられるキューイングの優先順位の割合を示します。 |
bandwidth |
このクラスのトラフィックに割り当てられる帯域幅の割合を示します。 |
queue-limit |
このトラフィック クラスのキュー制限をパケット単位で示します。 |
packet-based wred, exponential weight |
ランダム検出が適用され、検出で使用される単位はパケットであることを示します。 指数重みは、WRED で使用される平均キュー サイズを計算するための係数です。 |
dscp |
Diffserv コード ポイント(DSCP)。 有効な値は次のとおりです。 |
min-threshold |
最小しきい値を表します。 パケット数の WRED 最小しきい値。 |
max-threshold |
最大しきい値を表します。 パケット数の WRED 最大しきい値。 |
mark-probability |
平均キューの深さが最大しきい値の場合にドロップされたパケットの割合。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
bandwidth |
ポリシー マップに属するクラスに対して割り当てられる帯域幅を指定、または変更し、ATM オーバーヘッド アカウンティングをイネーブルにします。 |
bandwidth remaining ratio |
未使用の帯域幅の量を計算して、輻輳時にキューに割り当てるために、クラス キューおよびサブインターフェイスレベル キューの帯域幅残量割合を指定します。 |
class(policy map) |
クラスのポリシーを設定する前に、ポリシーを作成または変更するクラスの名前、およびデフォルト クラス(一般に class-default クラスとして知られるクラス)を指定します。 |
class-map |
指定したクラスへのパケットのマッチングに使用するクラス マップを作成します。 |
drop |
特定のクラスに属するパケットを廃棄するトラフィック クラスを設定します。 |
police |
トラフィック ポリシングを設定します。 |
police(2 レート) |
2 レート、CIR および PIR を使用してトラフィック ポリシングを設定します。 |
policy-map |
1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
random-detect ecn |
ECN をイネーブルにします。 |
shape |
指定されたアルゴリズムに従って指示されたビット レートにトラフィックをシェーピングし、ATM オーバーヘッド アカウンティングをイネーブルにします。 |
show policy-map class |
指定されたポリシー マップの指定されたクラスの設定を表示します。 |
show policy-map interface |
指定したインターフェイスまたはサブインターフェイス上か、インターフェイス上の特定の PVC に対し、すべてのサービス ポリシーに対して設定されているすべてのクラスのパケット統計情報を表示します。 |
show running-config |
ルータの現在の設定を表示します。 設定すると、コマンド出力に ATM オーバーヘッド アカウンティングに関する情報が含まれます。 |
show table-map |
指定されたテーブル マップまたはすべてのテーブル マップの設定を表示します。 |
table-map(値マッピング) |
1 つの packet-marking 値を別の値にマッピングおよび変換するための、マッピング テーブルを作成します。 |
指定したポリシー マップの指定クラスの設定を表示するには、EXEC モードで showpolicy-mapclass コマンドを使用します。
show policy-map policy-map class class-name
policy-map |
表示するクラス設定を含むポリシー マップの名前。 |
class-name |
表示する設定のクラスの名前。 |
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
12.0(5)T |
このコマンドが導入されました。 |
12.0(5)XE |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(5)XE に統合されました。 |
12.0(7)S |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(7)S に統合されました。 |
12.1(1)E |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.1(1)E に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
このコマンドが Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに実装されました。 |
指定したサービス ポリシー マップがインターフェイスに付加されているかどうかにかかわらず、showpolicy-mapclass コマンドを使用して、すべてのサービス ポリシー マップに対する単一のクラス設定を表示できます。
次に、po1 というポリシー マップに属する class7 というクラスの設定を表示する例を示します。
Router# show policy-map po1 class class7 Class class7 Bandwidth 937 (kbps) Max Thresh 64 (packets)
コマンド |
説明 |
---|---|
show policy-map |
指定されたサービス ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定、または、すべての既存ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定を表示します。 |
show policy-map interface |
指定されたインターフェイスのすべてのサービス ポリシーに対して設定されている、全クラスの設定を表示するか、または、インターフェイス上の特定の PVC に対するサービス ポリシーのクラスを表示します。 |
インターフェイスに付加された入力ポリシーおよび出力ポリシーの統計情報と設定を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show policy-map interface コマンドを使用します。
show policy-map interface slot/subslot/port . [subinterface]
show policy-map interface interface-type slot/subslot/port
show policy-map interface type type-parameter [ vc [vpi] [/] vci ] [ dlci dlci ] [ input | output ] [ class class-name ]
show policy-map interface [ interface-type interface-number | vlan vlan-id ] [detailed] [ { input | output } [ class class-name ] ]
show policy-map interface [ port-channel channel-number [ class class-name ] ]
show policy-map interface [ interface-type interface-number | null 0 | vlan vlan-id ] [ input | output ]
slot |
(CMTS および ATM 共有ポート アダプタのみ)シャーシ スロット番号。 スロット情報については該当するハードウェア マニュアルを参照してください。 SPA インターフェイス プロセッサ(SIP)については、プラットフォーム固有の SPA ハードウェア インストレーション ガイドまたはプラットフォーム固有の SPA ソフトウェア設定ガイドの対応する「Identifying Slots and Subslots for SIPs and SPAs」トピックを参照してください。 |
/subslot |
(CMTS および ATM 共有ポート アダプタのみ)SPA がインストールされている場合の SPA インターフェイス プロセッサ(SIP)の第 2 スロット番号。 サブスロット情報については、プラットフォーム固有の SPA ハードウェア インストレーション ガイドおよびプラットフォーム固有の SPA ソフトウェア設定ガイドの対応する「Specifying the Interface Address on an SPA」トピックを参照してください。 |
port |
(CMTS および ATM 共有ポート アダプタのみ)ポートまたはインターフェイス番号。 ポート情報については該当するハードウェア マニュアルを参照してください。 SPA については、プラットフォーム固有の SPA ソフトウェア設定ガイドの対応する「Specifying the Interface Address」トピックを参照してください。 |
.subinterface |
(ATM 共有ポート アダプタのみ、任意)サブインターフェイス番号。 期間に優先する番号は、このサブインターフェイスが属する番号に一致する必要があります。 指定できる値の範囲は 1 ~ 4,294,967,293 です。 |
type |
ポリシー設定が表示されるサブインターフェイスのインターフェイス タイプ。 |
type-parameter |
インターフェイスまたはサブインターフェイス タイプに関連付けられたポート、コネクタ、インターフェイス カード番号、クラス マップ名または他のパラメータ |
vc |
(任意)ATM インターフェイスの場合にだけ、指定された PVC のポリシー設定を表示します。 |
vpi / |
(任意)この相手先固定接続(PVC)の ATM ネットワーク仮想パス識別子(VPI)。 Cisco 7200 および 7500 シリーズ ルータで、この値範囲は 0 ~ 255 です。 vpi および vci 引数は両方を 0 に設定できません。一方が 0 の場合、もう一方は 0 にできません。 前方スラッシュ(/)と vpi 値の両方がない場合、vpi 値のデフォルトは 0 です。 この値が省略されたときは、指定された ATM インターフェイスまたはサブインスタンスの仮想回線(VC)の情報が表示されます。 |
vci |
(任意)この PVC の ATM ネットワーク仮想チャネル識別子(VCI)。 この値は 0~1 の範囲で、atmvc-per-vp コマンドによってこのインターフェイスに対して設定された最大値未満です。 一般的に、0 ~ 31 の低いほうの値は、特定のトラフィック(F4 Operation, Administration, and Maintenance(OAM)、相手先選択接続(SVC)シグナリング、統合ローカルマネジメント インターフェイス(ILMI)など)のために予約されており、使用できません。 VCI は、ATM セルのヘッダーの 16 ビット フィールドです。 VCI 値はローカルにだけ意味があるため、単一リンク上でだけ一意であり、ATM ネットワーク全体では一意ではありません。 vpi および vci 引数は両方を 0 に設定できません。一方が 0 の場合、もう一方は 0 にできません。 |
dlci |
(任意)ポリシー設定が表示される特定の PVC を示します。 |
dlci |
(任意)インターフェイスで使用される、特定のデータリンク接続識別子(DLCI)番号。 DLCI が指定された場合、対応する PVC のポリシー設定が表示されます。 |
input |
(任意)入力ポリシーに添付された統計情報が表示されることを示します。 |
output |
(任意)出力ポリシーに添付された統計情報が表示されることを示します。 |
class class-name |
(任意)指定したクラスの QoS ポリシー アクションを表示します。 |
interface-type |
(任意)インターフェイス タイプ。有効な値は、atm、ethernet、fastethernet、ge-wan gigabitethernet、pos、pseudowire および tengigabitethernet です。 |
interface-number |
(任意)モジュールおよびポート番号。有効値については「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
vlan vlan-id |
(任意)VLAN ID を指定します。有効値の範囲は 1 ~ 4094 です。 |
detailed |
(任意)その他の統計情報を表示します。 |
port-channel channel-number |
(任意)EtherChannel ポートチャネル インターフェイスを表示します。 |
null 0 |
(任意)ヌル インターフェイスを指定します。有効値は 0 だけです。 |
指定されたインターフェイスまたはサブインターフェイス、あるいはそのインターフェイス上の特定の相手先固定接続(PVC)のすべてのサービス ポリシーに設定されているすべてのクラスのパケット統計情報を表示します。
ATM 共有ポート アダプタを使用する場合は、このコマンドにデフォルトの動作または値はありません。
特権 EXEC(#)
ユーザ EXEC (>)
特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
||
---|---|---|---|
12.0(5)T |
このコマンドが導入されました。 |
||
12.0(5)XE |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(5)XE に統合されました。 |
||
12.0(7)S |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(7)S に統合されました。 |
||
12.0(28)S |
このコマンドが変更され、QoS(パーセントベース ポリシング機能)が、認定(適合)バースト(bc)サイズおよび超過(ピーク)バースト(be)サイズを計算する場合にミリ秒を含めるようになりました。 |
||
12.1(1)E |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.1(1)E に統合されました。 |
||
12.1(2)T |
このコマンドは、インターフェイス上のすべてのフレーム リレー PVC のポリシー、または、DLCI が指定された場合は指定された PVC のポリシーに関する情報を表示するように変更されました。 また、このコマンドは、Quality of Service(QoS)設定アクションによってマーキングされたパケットの合計数を表示するように変更されました。 |
||
12.1(3)T |
このコマンドはクラスごとのアカウンティング統計情報を表示するように変更されました。 |
||
12.2(4)T |
このコマンドは、2 レート トラフィック ポリシングのために変更され、バースト パラメータと関連するアクションを表示します。 |
||
12.2(8)T |
このコマンドは、Policer Enhancement(Multiple Actions 機能)および WRED(明示的輻輳通知(ECN)機能)のために変更されました Policer Enhancement(Multiple Actions 機能)の場合、このコマンドは特定のレートに対する適合パケット、超過パケットおよび違反パケットに設定された複数のアクションを表示するように変更されました。 WRED(明示的輻輳通知(ECN)機)の場合、このコマンドは ECN マーキング情報を表示します。 |
||
12.2(13)T |
次の点が変更されました。
|
||
12.2(14)SX |
このコマンドが変更されました。 このコマンドのサポートが Cisco 7600 シリーズ ルータに追加されました。 |
||
12.2(15)T |
このコマンドは、フレーム リレーの音声適応トラフィック シェーピング情報を表示するように変更されました。 |
||
12.2(17d)SXB |
このコマンドは Supervisor Engine 2 に実装され、Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB に統合されました。 |
||
12.3(14)T |
このコマンドは、帯域幅見積もりパラメータを表示するように変更されました。 |
||
12.2(18)SXE |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXE に統合されました。 このコマンドは、ATM 共有ポート アダプタの集約 WRED 統計情報を表示するように変更されました。 構文、デフォルト値、および、コマンド モードが変更されたことに注意してください。 これらの変更には、「ATM Shared Port Adapter」のラベルが付けられています。 |
||
12.4(4)T |
このコマンドが変更されました。 Flexible Packet Matching(FPM)をサポートするため、typeaccess-control キーワードが追加されました。 |
||
12.2(28)SB |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.2(28)SB に統合され、次の変更が実施されました。 |
||
12.2(31)SB2 |
次の点が変更されました。 |
||
12.2(33)SRC |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。 |
||
12.4(15)T2 |
このコマンドは、Generic Routing Encapsulation(GRE)トンネル マーキングに関する情報を表示するように変更されました。
|
||
12.2(33)SB |
このコマンドは、GRE トンネル マーキングに関する情報を表示するように変更され、Cisco 7300 シリーズ ルータのサポートが追加されました。 |
||
Cisco IOS XE 2.1 |
このコマンドは Cisco IOS XE Release 2.1 に統合され、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ上に実装されました。 |
||
12.4(20)T |
このコマンドが変更されました。 モジュラ Quality of Service(QoS)コマンドライン インターフェイス(CLI)(MQC)を使用した階層型キューイング フレームワーク(HQF)のサポートが追加されました。 |
||
12.2(33)SXI |
このコマンドは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチに実装され、プライオリティ機能の厳密なレベルおよびレベルごとのカウントを表示するように変更されました。 |
||
12.2(33)SRE |
このコマンドは、MQC ポリシング ポリシー マップで、bc 値と be 値をインターフェイスの MTU サイズに自動的に丸めるように変更されました。 |
||
Cisco IOS XE Release 2.6 |
コマンド出力では、加入者 QoS 統計情報に関する情報を表示するように変更されました。 |
||
12.2(54)SG |
このコマンドは、ポリサー統計情報の適切な数だけを表示するように変更されました。 |
||
12.2(33)SCF |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SCF に統合されました。 |
||
Cisco IOS XE Release 3.7S |
このコマンドが Cisco ASR 903 シリーズ ルータに実装されました。 |
||
Cisco IOS XE Release 3.8S |
このコマンドが変更されました。 pseudowire インターフェイス タイプが追加されました。 |
||
Cisco IOS XE Release 3.8S |
このコマンドが変更されました。 pseudowire インターフェイス タイプが Cisco 1000 シリーズ ルータに追加されました。 |
||
Cisco IOS Release 15.3(1)S |
このコマンドが変更されました。 pseudowire インターフェイス タイプが追加されました。 |
Cisco 3660、3845、7200、7400、7500、Cisco ASR 903 シリーズ ルータ、および Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ
show policy-map interface コマンドは、指定されたインターフェイスのクラスのパケット統計情報、または、サービス ポリシーがインターフェイスまたは PVC に付加されている場合にかぎり、指定された PVC のクラスのパケット統計情報を表示します。
show policy-map interface コマンドの入力後に表示されるカウンタは、インターフェイスで輻輳が存在する場合にだけ更新されます。
show policy-map interface コマンドは、フレーム リレー トラフィック シェーピング(FRTS)がインターフェイスでイネーブルの場合に限り、フレーム リレー PVC に関するポリシー情報を表示します。
show policy-map interface コマンドは、インターフェイスで ECN がイネーブルの場合にだけ、ECN マーキング情報を表示します。
シェーピングが HQF でアクティブであるかどうかを判断するには、show policy-map interface コマンド出力の「(queue depth/total drops/no-buffer drops)」行の queue depth フィールドを検査します。
Cisco IOS Release 12.4(20)T 以降の HQF イメージでは、遅延パケット カウンタおよび遅延バイト カウンタはトラフィック シェーピング クラスで廃止されました。
Cisco 7600 シリーズ ルータおよび Catalyst 6500 シリーズ スイッチ
Supervisor Engine 720 が搭載された Cisco 7600 シリーズ ルータまたは Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、pos、atm、ge-wan インターフェイスはサポートされていません。
Supervisor Engine 2 が搭載された Cisco 7600 シリーズ ルータおよび Catalyst 6500 シリーズ スイッチではパケット カウンタが表示されます。
Supervisor Engine 720 が搭載された Cisco 7600 シリーズ ルータおよび Catalyst 6500 シリーズ スイッチではバイト カウンタが表示されます。
ポリシング済みカウンタ情報は出力されないで、代わりに 0 が表示されます(0 パケット、0 バイトなど)。 ドロップまたは転送されたポリシング済みカウンタ情報を表示するには、show mls qos コマンドを入力します。
Cisco 7600 シリーズ ルータの OSM WAN インターフェイスに限り、ポリシー マップ内にポリシングを設定する場合、ハードウェア カウンタが表示され、class-default カウンタは表示されません。 ポリシー マップ内のポリシングを設定しない場合、デフォルト クラスのカウンタが表示されます。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、show policy-map interface コマンドは、プライオリティ機能の厳密なレベルおよびレベルごとのカウントを表示します。
interface-number 引数では、モジュールおよびポート番号を指定します。 interface-number の有効な値は、指定するインターフェイス タイプと、使用するシャーシおよびモジュールによって異なります。 たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1 ~ 13、ポート番号の有効値は 1 ~ 48 になります。
HQF
HQF を設定すると、show policy-map interface コマンドは、DiffServ コード ポイント(DSCP)値、WRED 統計情報(バイト単位)、WRED によって送信されたパケット数、および各クラスで出力されたパケット数またはバイト数を表示するカウンタが含まれる追加フィールドを表示します。
このセクションは、一般的な show policy-map interface コマンドのサンプル出力を示します。 使用されるインターフェイスまたはプラットフォーム、および、イネーブルにされたオプションによって、表示される出力は次に示すものと若干異なります。
次の show policy-map interface コマンド出力例では、mypolicy という名前のサービス ポリシー(設定は次のとおり)が付加されたシリアル 3/1 インターフェイスの統計情報が表示されています。 重み付け均等化キューイング(WFQ)は、このインターフェイスでイネーブルになっています。 コマンド出力に共通して表示される主なフィールドの説明については、次の表を参照してください。
policy-map mypolicy class voice priority 128 class gold bandwidth 100 class silver bandwidth 80 random-detect Router# show policy-map interface serial3/1 output Serial3/1 Service-policy output: mypolicy Class-map: voice (match-all) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 5 Weighted Fair Queueing Strict Priority Output Queue: Conversation 264 Bandwidth 128 (kbps) Burst 3200 (Bytes) (pkts matched/bytes matched) 0/0 (total drops/bytes drops) 0/0 Class-map: gold (match-all) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 2 Weighted Fair Queueing Output Queue: Conversation 265 Bandwidth 100 (kbps) Max Threshold 64 (packets) (pkts matched/bytes matched) 0/0 (depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 Class-map: silver (match-all) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 1 Weighted Fair Queueing Output Queue: Conversation 266 Bandwidth 80 (kbps) (pkts matched/bytes matched) 0/0 (depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 exponential weight: 9 mean queue depth: 0 class Transmitted Random drop Tail drop Minimum Maximum Mark pkts/bytes pkts/bytes pkts/bytes thresh thresh prob 0 0/0 0/0 0/0 20 40 1/10 1 0/0 0/0 0/0 22 40 1/10 2 0/0 0/0 0/0 24 40 1/10 3 0/0 0/0 0/0 26 40 1/10 4 0/0 0/0 0/0 28 40 1/10 5 0/0 0/0 0/0 30 40 1/10 6 0/0 0/0 0/0 32 40 1/10 7 0/0 0/0 0/0 34 40 1/10 rsvp 0/0 0/0 0/0 36 40 1/10 Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any
次の show policy-map interface コマンド出力例では、p1 という名前のサービス ポリシー(設定は次のとおり)が付加されたシリアル 3/2 インターフェイスの統計情報が表示されています。 このインターフェイス上では、トラフィック シェーピングがイネーブルにされています。 コマンド出力に共通して表示される主なフィールドの説明については、次の表を参照してください。
(注) |
Cisco IOS Release 12.4(20)T 以降の HQF イメージでは、遅延パケット カウンタおよび遅延バイト カウンタはトラフィック シェーピング クラスで廃止されました。 |
policy-map p1 class c1 shape average 320000 Router# show policy-map interface serial3/2 output Serial3/2 Service-policy output: p1 Class-map: c1 (match-all) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 0 Traffic Shaping Target Byte Sustain Excess Interval Increment Adapt Rate Limit bits/int bits/int (ms) (bytes) Active 320000 2000 8000 8000 25 1000 - Queue Packets Bytes Packets Bytes Shaping Depth Delayed Delayed Active 0 0 0 0 0 no Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any
次の表は、一般に表示される重要なフィールドについて説明します。 表のフィールドは、関連する QoS 機能に従ってグループ化されています。 サービス ポリシー出力名、クラス マップ名、および、一致基準情報に続いて、丸カッコに囲まれた数字が表示されます。 この番号は、Cisco 内部だけで使用されるものであり、無視できます。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
クラスまたはサービス ポリシーに関連付けられたフィールド |
|
||
Service-policy output |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
||
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
||
packets and bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。
|
||
drop rate |
クラスからパケットがドロップされるレート(単位:kbps)。 ドロップ レートは、offered rate から正常に送信されたパケット数を引いて計算されます。 |
||
|
|
||
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 選択要素には、IP precedence、IP Diffserv コード ポイント(DSCP)値、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)Experimental(EXP)値、アクセス グループ、および、QoS グループなどの基準があります。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
||
キューイングに対応付けられているフィールド(イネーブルの場合) |
|
||
Output Queue |
このトラフィックのクラスに割り当てられている Weighted Fair Queueing(WFQ)カンバセーション。 |
||
Bandwidth |
このクラスに設定されている帯域幅(kbps または割合のいずれか)、および、バーストサイズ |
||
pkts matched/bytes matched |
キューに入れられた、このクラスに一致するパケット数(バイト単位でも表示)。 この数は、任意の時点でキューイングされた一致パケットの合計数を表します。 このクラスに一致するパケットは、輻輳が存在するときだけキューイングされます。 パケットがクラスに一致しているが、ネットワークが混雑していないためにキューイングされなかった場合、それらのパケットはこの合計に含まれません。 しかし、プロセス スイッチングが使用されている場合は、ネットワークが混雑していない場合でもパケット数は常に加算されます。 |
||
depth/total drops/no-buffer drops |
このクラスに対して廃棄されたパケット数。 No-buffer は、パケットをサービスするメモリ バッファが存在しないことを示します。 |
||
Weighted Random Early Detection(WRED)に対応付けられているフィールド(イネーブルである場合) |
|
||
exponential weight |
WRED パラメータ グループのために平均キュー サイズの計算に使用される指数。 |
||
mean queue depth |
インターフェイスの実際のキューの深さおよび指数重み付け定数に基づいたキューの深さの平均。 これは、変動する平均です。 最小しきい値および最大しきい値と、この値とを比較してドロップの是非を決定します。 |
||
class |
IP precedence レベル。 |
||
Transmitted pkts/bytes |
WRED を通過し、WRED にドロップされなかったパケット数(バイト単位でも表示)。
|
||
Random drop pkts/bytes |
キューの深さの平均が、指定された IP precedence レベルの最小しきい値と最大しきい値の間である場合に、ランダムにドロップされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
Tail drop pkts/bytes |
キューの深さの平均が、指定された IP precedence レベルの最大しきい値を上回る場合に、ランダムにドロップされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
Minimum thresh |
最小しきい値を表します。 パケット数の WRED 最小しきい値。 |
||
Maximum thresh |
最大しきい値を表します。 パケット数の WRED 最大しきい値。 |
||
Mark prob |
マーク確率。 平均キューの深さが最大しきい値の場合にドロップされたパケットの割合。 |
||
トラフィック シェーピングと対応付けられたフィールド(イネーブルである場合) |
|
||
Target Rate |
シェーピング トラフィックに使用されるレート。 |
||
Byte Limit |
インターバルあたりの送信最大バイト数。 次のように計算されます。 ((Bc+Be) /8) x 1 |
||
Sustain bits/int |
認定バースト(Bc)レート。 |
||
Excess bits/int |
超過バースト(Be)レート。 |
||
Interval (ms) |
ミリ秒(ms)単位の時間間隔の値。 |
||
Increment (bytes) |
各時間間隔の間にトラフィック シェーピングのトークン バケット内に受信したクレジット数(単位:バイト)。 |
||
Queue Depth |
トラフィック シェーパーの現在のキューの深さ。 |
||
Packets |
トラフィック シェーパー システムに入ったパケットの合計数。 |
||
Bytes |
トラフィック シェーパー システムに入ったバイト合計数。 |
||
Packets Delayed |
送信される前に、トラフィック シェーパーのキュー内で遅延したパケットの合計数。 |
||
Bytes Delayed |
送信される前に、トラフィック シェーパーのキュー内で遅延したバイトの合計数。 |
||
Shaping Active |
トラフィック シェーパーがアクティブかどうかを示します。 たとえば、トラフィック シェーパーがアクティブであり、送信されたトラフィックがトラフィック シェーピング レートを上回る場合、フィールドに「yes」が表示されます。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力例では、prec-aggr-wred というサービス ポリシー(設定は次のとおり)が付加された ATM 共有ポート アダプタ インターフェイス 4/1/0.10 の統計情報が表示されています。 集約 WRED がこのインターフェイスでイネーブルになっているため、Marl Prob 統計情報によるクラス はサブクラスによって集約されます。 コマンド出力に共通して表示される主なフィールドの説明については、次の表を参照してください。
Router(config)# policy-map prec-aggr-wred Router(config-pmap)# class class-default Router(config-pmap-c)# random-detect aggregate Router(config-pmap-c)# random-detect precedence values 0 1 2 3 minimum thresh 10 maximum-thresh 100 mark-prob 10 Router(config-pmap-c)# random-detect precedence values 4 5 minimum-thresh 40 maximum-thresh 400 mark-prob 10 Router(config-pmap-c)# random-detect precedence values 6 minimum-thresh 60 maximum-thresh 600 mark-prob 10 Router(config-pmap-c)# random-detect precedence values 7 minimum-thresh 70 maximum-thresh 700 mark-prob 10 Router(config-pmap-c)# exit Router(config-pmap)# exit Router(config)# interface ATM4/1/0.10 point-to-point Router(config-if)# ip address 10.0.0.2 255.255.255.0 Router(config-if)# pvc 10/110 Router(config-if)# service-policy output prec-aggr-wred
Router# show policy-map interface atm4/1/0.10 ATM4/1/0.10: VC 10/110 - Service-policy output: prec-aggr-wred Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any Exp-weight-constant: 9 (1/512) Mean queue depth: 0 class Transmitted Random drop Tail drop Minimum Maximum Mark pkts/bytes pkts/bytes pkts/bytes thresh thresh prob 0 1 2 3 0/0 0/0 0/0 10 100 1/10 4 5 0/0 0/0 0/0 40 400 1/10 6 0/0 0/0 0/0 60 600 1/10 7 0/0 0/0 0/0 70 700 1/10
次の show policy-map interface コマンドの出力例では、dscp-aggr-wred というサービス ポリシー(設定は次のとおり)が付加された ATM 共有ポート アダプタ インターフェイス 4/1/0.11 の統計情報が表示されています。 集約 WRED がこのインターフェイスでイネーブルになっているため、Marl Prob 統計情報によるクラスはサブクラスによって集約されます。 コマンド出力に共通して表示される主なフィールドの説明については、次の表を参照してください。
Router(config)# policy-map dscp-aggr-wred Router(config-pmap)# class class-default Router(config-pmap-c)# random-detect dscp-based aggregate minimum-thresh 1 maximum-thresh 10 mark-prob 10 Router(config-pmap-c)# random-detect dscp values 0 1 2 3 4 5 6 7 minimum-thresh 10 maximum-thresh 20 mark-prob 10 Router(config-pmap-c)# random-detect dscp values 8 9 10 11 minimum-thresh 10 maximum-thresh 40 mark-prob 10 Router(config-pmap-c)# exit Router(config-pmap)# exit Router(config)# interface ATM4/1/0.11 point-to-point Router(config-subif)# ip address 10.0.0.2 255.255.255.0 Router(config-subif)# pvc 11/101 Router(config-subif)# service-policy output dscp-aggr-wred Router# show policy-map interface atm4/1/0.11 ATM4/1/0.11: VC 11/101 - Service-policy output: dscp-aggr-wred Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any Exp-weight-constant: 0 (1/1) Mean queue depth: 0 class Transmitted Random drop Tail drop Minimum Maximum Mark pkts/bytes pkts/bytes pkts/bytes thresh thresh prob default 0/0 0/0 0/0 1 10 1/10 0 1 2 3 4 5 6 7 0/0 0/0 0/0 10 20 1/10 8 9 10 11 0/0 0/0 0/0 10 40 1/10
次の表は、集約 WRED が ATM 共有ポート アダプタに設定されている場合の出力に表示される重要なフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
exponential weight |
重み付きランダム早期検出(WRE)パラメータ グループの平均キュー サイズの計算に使用される指数。 |
||
mean queue depth |
インターフェイスの実際のキューの深さおよび指数重み付け定数に基づいたキューの深さの平均。 これは、変動する平均です。 最小しきい値および最大しきい値と、この値とを比較してドロップの是非を決定します。 |
||
|
|||
class |
IP precedence レベルまたは DiffServ コード ポイント(DSCP)値。 |
||
Transmitted pkts/bytes |
WRED を通過し、WRED にドロップされなかったパケット数(バイト単位でも表示)。
|
||
Random drop pkts/bytes |
キューの深さの平均が、指定された IP precedence レベルまたは DSCP 値の最小しきい値と最大しきい値の間である場合に、ランダムにドロップされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
Tail drop pkts/bytes |
キューの深さの平均が、指定された IP precedence レベルまたは DSCP 値の最大しきい値を上回る場合に、ランダムにドロップされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
Minimum thresh |
最小しきい値を表します。 パケット数の WRED 最小しきい値。 |
||
Maximum thresh |
最大しきい値を表します。 パケット数の WRED 最大しきい値。 |
||
Mark prob |
マーク確率。 平均キューの深さが最大しきい値の場合にドロップされたパケットの割合。 |
次は、フレームリレー音声適応型トラフィック シェーピングが現在アクティブで、非アクティブ化タイマーが 29 秒残っている出力例です。 トラフィック シェーピングがアクティブで、非アクティブ化時刻が設定されていると、DLCI 201 の現在の送信レートが minCIR で、音声パケットが 29 秒間検出されない場合、送信レートが CIR に増加することを意味します。
(注) |
Cisco IOS Release 12.4(20)T 以降の HQF イメージでは、遅延パケット カウンタおよび遅延バイト カウンタはトラフィック シェーピング クラスで廃止されました。 |
Router# show policy interface Serial3/1.1 Serial3/1.1:DLCI 201 - Service-policy output:MQC-SHAPE-LLQ1 Class-map:class-default (match-any) 1434 packets, 148751 bytes 30 second offered rate 14000 bps, drop rate 0 bps Match:any Traffic Shaping Target/Average Byte Sustain Excess Interval Increment Rate Limit bits/int bits/int (ms) (bytes) 63000/63000 1890 7560 7560 120 945 Adapt Queue Packets Bytes Packets Bytes Shaping Active Depth Delayed Delayed Active BECN 0 1434 162991 26 2704 yes Voice Adaptive Shaping active, time left 29 secs
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。 次の表で説明されていない重要なフィールドは、上記の表(「show policy-map interface のフィールドの説明」)に記載されています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Voice Adaptive Shaping active/inactive |
フレーム リレー音声適応型トラフィック シェーピングがアクティブまたは非アクティブかどうかを示します。 |
Time left |
フレーム リレー音声適応型トラフィック シェーピングの非アクティブ化タイマーの残り秒数。 |
次に 2 レート トラフィック ポリシングが設定されている場合の show policy-map interface コマンドの出力例を示します。 次の例では、1.25 Mbps のトラフィックがポリサー クラスに送信(「offered」)されます。
Router# show policy-map interface serial3/0 Serial3/0 Service-policy output: policy1 Class-map: police (match all) 148803 packets, 36605538 bytes 30 second offered rate 1249000 bps, drop rate 249000 bps Match: access-group 101 police: cir 500000 bps, conform-burst 10000, pir 1000000, peak-burst 100000 conformed 59538 packets, 14646348 bytes; action: transmit exceeded 59538 packets, 14646348 bytes; action: set-prec-transmit 2 violated 29731 packets, 7313826 bytes; action: drop conformed 499000 bps, exceed 500000 bps violate 249000 bps Class-map: class-default (match-any) 19 packets, 1990 bytes 30 seconds offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any
2 レート トラフィック ポリサーにより、500 kbps のトラフィックが適合とマーク付けされ、500 kbps のトラフィックが超過とマーク付けされ、250 kbps のトラフィックが指定されたレートに違反とマーク付けされています。 適合とマーク付けされているパケットはそのまま送信され、超過とマーク付けされているパケットは、IP precedence 2 とマーク付けされて送信されます。 指定されたレートに違反するとマーク付けされているパケットはドロップされます。
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
police |
トラフィック ポリシングをイネーブルにするために police コマンドが設定されていることを示します。 また、パケットのマーキングに使用される、指定された CIR、認定バースト サイズ、ピーク情報レート(PIR)、および、ピーク バースト サイズも表示します。 |
conformed |
指定した比率に適合するパケットに実行されるアクションを表示します。 アクションが実施されたパケット数とバイト数を表示します。 |
exceeded |
指定した比率を超えるパケットに実行されるアクションを表示します。 アクションが実施されたパケット数とバイト数を表示します。 |
violated |
指定した比率に違反するパケットに実行されるアクションを表示します。 アクションが実施されたパケット数とバイト数を表示します。 |
次に、Policer Enhancement(Multiple Actions 機能)が設定されている場合の show policy-map コマンドの出力例を示します。 次の show policy-map interface コマンド出力例では、「police」という名前のサービス ポリシー(設定は次のとおり)が付加されたシリアル 3/2 インターフェイスの統計情報が表示されています。
policy-map police class class-default police cir 1000000 pir 2000000 conform-action transmit exceed-action set-prec-transmit 4 exceed-action set-frde-transmit violate-action set-prec-transmit 2 violate-action set-frde-transmit Router# show policy-map interface serial3/2 Serial3/2: DLCI 100 - Service-policy output: police Class-map: class-default (match-any) 172984 packets, 42553700 bytes 5 minute offered rate 960000 bps, drop rate 277000 bps Match: any police: cir 1000000 bps, bc 31250 bytes, pir 2000000 bps, be 31250 bytes conformed 59679 packets, 14680670 bytes; actions: transmit exceeded 59549 packets, 14649054 bytes; actions: set-prec-transmit 4 set-frde-transmit violated 53758 packets, 13224468 bytes; actions: set-prec-transmit 2 set-frde-transmit conformed 340000 bps, exceed 341000 bps, violate 314000 bps
show policy-map interface コマンドの出力は、次の内容を示しています。
(注) |
アクションは、police コマンドの action 引数を使用して指定されます。 使用可能なアクションの詳細については、police コマンドのリファレンス ページを参照してください。 |
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
police |
トラフィック ポリシングをイネーブルにするために police コマンドが設定されていることを示します。 また、パケットのマーキングに使用される、指定された CIR、適合バーストサーズ(BC)、PIR、およびピーク バースト サイズ(BE)も表示します。 |
conformed, packets, bytes, actions |
指定されたレートに適合するとしてマーキングされたパケット数(バイト単位でも表示)とパケットに実施されたアクションを表示します。 複数のアクションがある場合は、アクションごとに別々にリストされます。 |
exceeded, packets, bytes, actions |
指定されたレートに超過するとしてマーキングされたパケット数(バイト単位でも表示)とパケットに実施されたアクションを表示します。 複数のアクションがある場合は、アクションごとに別々にリストされます。 |
violated, packets, bytes, actions |
指定されたレートに違反するとしてマーキングされたパケット数(バイト単位でも表示)とパケットに実施されたアクションを表示します。 複数のアクションがある場合は、アクションごとに別々にリストされます。 |
次に、WRED(明示的輻輳通知(ECN)機能)が設定されている場合の show policy-map interface コマンドの出力例を示します。 出力に含まれる「explicit congestion notification」という単語は ECN がイネーブルにされていることを示します。
Router# show policy-map interface Serial4/1 Serial4/1 Service-policy output:policy_ecn Class-map:prec1 (match-all) 1000 packets, 125000 bytes 30 second offered rate 14000 bps, drop rate 5000 bps Match:ip precedence 1 Weighted Fair Queueing Output Queue:Conversation 42 Bandwidth 20 (%) Bandwidth 100 (kbps) (pkts matched/bytes matched) 989/123625 (depth/total drops/no-buffer drops) 0/455/0 exponential weight:9 explicit congestion notification mean queue depth:0 class Transmitted Random drop Tail drop Minimum Maximum Mark pkts/bytes pkts/bytes pkts/bytes threshold threshold probability 0 0/0 0/0 0/0 20 40 1/10 1 545/68125 0/0 0/0 22 40 1/10 2 0/0 0/0 0/0 24 40 1/10 3 0/0 0/0 0/0 26 40 1/10 4 0/0 0/0 0/0 28 40 1/10 5 0/0 0/0 0/0 30 40 1/10 6 0/0 0/0 0/0 32 40 1/10 7 0/0 0/0 0/0 34 40 1/10 rsvp 0/0 0/0 0/0 36 40 1/10 class ECN Mark pkts/bytes 0 0/0 1 43/5375 2 0/0 3 0/0 4 0/0 5 0/0 6 0/0 7 0/0 rsvp 0/0
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
explicit congestion notification |
明示的輻輳通知がイネーブルであることを示します。 |
||
mean queue depth |
インターフェイスの実際のキューの深さおよび指数重み付け定数に基づいたキューの深さの平均。 移動平均値です。 最小しきい値および最大しきい値と、この値とを比較してドロップの是非を決定します。 |
||
class |
IP precedence 値 |
||
Transmitted pkts/bytes |
WRED を通過し、WRED にドロップされなかったパケット数(バイト単位でも表示)。
|
||
Random drop pkts/bytes |
キューの深さの平均が、指定された IP precedence 値の最小しきい値と最大しきい値の間である場合に、ランダムにドロップされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
Tail drop pkts/bytes |
キューの深さの平均が、指定された IP precedence 値の最大しきい値を上回る場合に、ランダムにドロップされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
Minimum threshold |
パケット数の WRED 最小しきい値。 |
||
Maximum threshold |
パケット数の WRED 最大しきい値。 |
||
Mark probability |
平均キューの深さが最大しきい値の場合にドロップされたパケットの割合。 |
||
ECN Mark pkts/bytes |
ECN によってマーキングされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力例は、RTP ヘッダー圧縮が「p1」というポリシー マップで「prec2」というクラスに設定されたことを示します。
show policy-map interface コマンドの出力には、設定されたヘッダー圧縮のタイプ(RTP)、「p1」というポリシー マップが付加されている(シリアル 4/1)インターフェイス、パケットの総数、圧縮されたパケット数、保存されたパケット数、送信されたパケット数、パケットが圧縮されたレート(ビット/秒(bps))が表示されます。
この例では、ユーザ データグラム プロトコル(UDP)/RTP ヘッダー圧縮が設定されており、表示の最後に圧縮統計情報が含まれます。
Router# show policy-map interface Serial4/1 Serial4/1 Service-policy output:p1 Class-map:class-default (match-any) 1005 packets, 64320 bytes 30 second offered rate 16000 bps, drop rate 0 bps Match:any compress: header ip rtp UDP/RTP Compression: Sent:1000 total, 999 compressed, 41957 bytes saved, 17983 bytes sent 3.33 efficiency improvement factor 99% hit ratio, five minute miss rate 0 misses/sec, 0 max rate 5000 bps
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Service-policy output |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
||
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
||
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。
|
||
UDP/RTP Compression |
RTP ヘッダー圧縮がクラスに設定されたことを示します。 |
||
Sent total |
圧縮パケットとフル ヘッダー パケットの両方の、すべての送信済みパケットの数。 |
||
Sent compressed |
送信された圧縮パケットの数。 |
||
bytes saved |
削減されるバイト(送信する必要がないバイト)の総数。 |
||
bytes sent |
圧縮パケットとフル ヘッダーパケットの両方に送信されたバイトの総数。 |
||
efficiency improvement factor |
ヘッダー圧縮の結果として増加した帯域幅の効率の割合。 たとえば、RTP ストリームの場合、効率向上係数は 2.9(または 290)となります。 |
||
hit ratio |
これは主にトラブルシューティングのために使用され、コンテキスト データベースで見つかったパケットの割合です。 ほとんどの場合、この割合は大きくなっています。 |
||
five minute miss rate |
最近の 5 分で見つかった新しいトラフィック フローの数。 |
||
misses/sec max |
新しく見つかったトラフィック フローの平均数(秒単位)および新しいトラフィック フローの現時点で最高速度のもの。 |
||
rate |
パケット圧縮後の実際のトラフィック レート(ビット/秒)。 |
(注) |
サービス ポリシー出力名、および、クラス マップ名に続いて、丸カッコに囲まれた数字が表示されます。 この番号は、Cisco 内部だけで使用されるものであり、無視できます。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力例は、「policy1」というポリシー マップが Serial2/0 インターフェイスに付加された際の統計情報を表示します。 廃棄アクションは、「c1」というクラスに属するすべてのパケットに指定されます。この例では、32000 bps のトラフィックがクラスに送信(「offered」)され、すべてがドロップされます。 したがって、廃棄レートは 32000 bps を示します。
Router# show policy-map interface Serial2/0 Serial2/0 Service-policy output: policy1 Class-map: c1 (match-all) 10184 packets, 1056436 bytes 5 minute offered rate 32000 bps, drop rate 32000 bps Match: ip precedence 0 drop
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Service-policy output |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
||
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
||
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。
|
||
drop rate |
クラスからパケットがドロップされるレート(単位:kbps)。 ドロップ レートは、offered rate から正常に送信されたパケット数を引いて計算されます。 |
||
|
|||
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 選択要素には、Layer 3 パケット長、IP precedence、IP DSCP 値、MPLS EXP 値、アクセス グループ、QoS グループなどの基準があります。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
||
drop |
特定のクラスに属するすべてのパケットに対するアクションを廃棄するパケットが設定されていることを示します。 |
(注) |
サービス ポリシー出力名、および、クラス マップ名に続いて、丸カッコに囲まれた数字が表示されます。 この番号は、Cisco 内部だけで使用されるものであり、無視できます。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力例は、帯域幅の 20% に基づいた CIR を使用してトラフィック ポリシングが設定されていることを示しています。 CIR およびミリ秒(ms)単位の認定バースト(BC)も表示に含まれています。
Router# show policy-map interface Serial3/1 Service-policy output: mypolicy Class-map: gold (match-any) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any police: cir 20 % bc 10 ms cir 2000000 bps, bc 2500 bytes pir 40 % be 20 ms pir 4000000 bps, be 10000 bytes conformed 0 packets, 0 bytes; actions: transmit exceeded 0 packets, 0 bytes; actions: drop violated 0 packets, 0 bytes; actions: drop conformed 0 bps, exceed 0 bps, violate 0 bps
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。 サービス ポリシー出力名、および、クラス マップ名に続いて、丸カッコに囲まれた数字が表示されます。 この番号は、Cisco 内部だけで使用されるものであり、無視できます。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Service-policy output |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
||
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
||
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。
|
||
police |
帯域幅の割合に基づいたトラフィック ポリシングがイネーブルにされていることを示します。 帯域幅の割合、CIR およびミリ秒単位の認定バースト(BC)も表示します。 |
||
conformed, actions |
指定されたレートに適合するとしてマーキングされたパケット数とバイト数、および、パケットに実施されたアクションを表示します。 |
||
exceeded, actions |
指定されたレートを超過するとしてマーキングされたパケット数とバイト数、および、パケットに実施されたアクションを表示します。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力例では、(次のとおり)シリアル 3/2 インターフェイスの統計情報が表示されています。 このインターフェイス上でトラフィック シェーピングがイネーブルにされており、帯域幅の 20% の平均レートが指定されています。
(注) |
Cisco IOS Release 12.4(20)T 以降の HQF イメージでは、遅延パケット カウンタおよび遅延バイト カウンタはトラフィック シェーピング クラスで廃止されました。 |
Router# show policy-map interface Serial3/2 Serial3/2 Service-policy output: p1 Class-map: c1 (match-all) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any Traffic Shaping Target/Average Byte Sustain Excess Interval Increment Adapt Rate Limit bits/int bits/int (ms) (bytes) Active 20 % 10 (ms) 20 (ms) 201500/201500 1952 7808 7808 38 976 - Queue Packets Bytes Packets Bytes Shaping Depth Delayed Delayed Active 0 0 0 0 0 no
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。 サービス ポリシー出力名、クラス マップ名、および、一致基準情報に続いて、丸カッコに囲まれた数字が表示されます。 この番号は、Cisco 内部だけで使用されるものであり、無視できます。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Service-policy output |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
||
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
||
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。
|
||
drop rate |
クラスからパケットがドロップされるレート(単位:kbps)。 ドロップ レートは、offered rate から正常に送信されたパケット数を引いて計算されます。 |
||
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 選択要素には、Layer 3 パケット長、IP precedence、IP DSCP 値、MPLS EXP 値、アクセス グループ、Quality of Service(QoS)グループなどの基準があります。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
||
Traffic Shaping |
帯域幅の割合に基づいたトラフィック シェーピングがイネーブルにされていることを示します。 |
||
Target/Average Rate |
シェーピング トラフィックに使用されるレート(割合)およびそのレートに一致するパケット数。 |
||
Byte Limit |
インターバルあたりの送信最大バイト数。 次のように計算されます。 ((Bc+Be) /8 ) x 1 |
||
Sustain bits/int |
認定バースト(Bc)レート。 |
||
Excess bits/int |
超過バースト(Be)レート。 |
||
Interval (ms) |
ミリ秒(ms)単位の時間間隔の値。 |
||
Increment (bytes) |
各時間間隔の間にトラフィック シェーピングのトークン バケット内に受信したクレジット数(単位:バイト)。 |
||
Adapt Active |
適応可能なシェーピングがイネーブルであるかどうかを示します。 |
||
Queue Depth |
トラフィック シェーパーの現在のキューの深さ。 |
||
Packets |
トラフィック シェーパー システムに入ったパケットの合計数。 |
||
Bytes |
トラフィック シェーパー システムに入ったバイト合計数。 |
||
Packets Delayed |
送信される前に、トラフィック シェーパーのキュー内で遅延したパケットの合計数。
|
||
Bytes Delayed |
送信される前に、トラフィック シェーパーのキュー内で遅延したバイトの合計数。
|
||
Shaping Active |
トラフィック シェーパーがアクティブかどうかを示します。 たとえば、トラフィック シェーパーがアクティブであり、送信されたトラフィックがトラフィック シェーピング レートを上回る場合、フィールドに「yes」が表示されます。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力例は、「mypolicy」というサービス ポリシーが Ethernet4/1 インターフェイスに付加された際のパケット統計情報を表示します。 レイヤ 3 パケット長は、「class1」というクラスのトラフィックの一致条件として指定されました。
Router# show policy-map interface Ethernet4/1 Ethernet4/1 Service-policy input: mypolicy Class-map: class1 (match-all) 500 packets, 125000 bytes 5 minute offered rate 4000 bps, drop rate 0 bps Match: packet length min 100 max 300 QoS Set qos-group 20 Packets marked 500
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。 サービス ポリシー入力名、クラス マップ名、および、一致基準情報に続いて、丸カッコに囲まれた数字が表示されます。 この番号は、Cisco 内部だけで使用されるものであり、無視できます。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Service-policy input |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている入力サービス ポリシーの名前。 |
||
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
||
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。
|
||
drop rate |
クラスからパケットがドロップされるレート(単位:kbps)。 ドロップ レートは、offered rate から正常に送信されたパケット数を引いて計算されます。 |
||
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 選択要素には、Layer 3 パケット長、IP precedence、IP DSCP 値、MPLS EXP 値、アクセス グループ、QoS グループなどの基準があります。 |
||
QoS Set, qos-group, Packets marked |
QoS グループに基づくクラス ベース パケット マーキングが設定されていることを示します。 マーキングされた QoS グループ番号およびパケット数が含まれます。 |
show policy-map interface コマンドの出力例は、FastEthernet サブインターフェイスに付加するサービス ポリシーを示します。 この例では、「policy1」というサービス ポリシーが付加されました。 「policy1」では「table-map1」というマップが設定されました。 「table-map1」の値は、対応するサービス クラス (CoS) 値に優先順位をマッピングするために使用されます。
Router# show policy-map interface FastEthernet1/0.1 Service-policy input: policy1 Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any QoS Set precedence cos table table-map1 Packets marked 0
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。 サービス ポリシー入力名、および、クラス マップ名に続いて、丸カッコに囲まれた数字が表示されます。 この番号は、Cisco 内部だけで使用されるものであり、無視できます。
フィールド |
説明 |
---|---|
Service-policy input |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている入力サービス ポリシーの名前。 |
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。 |
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 選択要素には、Precedence、IP Diffserv コード ポイント(DSCP)値、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)Experimental(EXP)値、アクセス グループ、および、Quality of Service(QoS)グループ(セット)などの基準があります。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
QoS Set |
QoS グループ(セット)が特定のクラスに設定されていることを示します。 |
precedence cos table table-map1 |
優先順位値の決定にテーブル マップ(「table-map1」と呼ばれる)が使用されていることを示します。 優先順位値はテーブル マップで定義されている CoS 値に基づいて設定されます。 |
Packets marked |
特定のクラスに対してマーキングされたパケットの総数。 |
次は、show policy-map interface コマンドのサンプル出力です。 このサンプルには、トラフィック ポリシングがイネーブルにされている、シリアル 2/0 インターフェイスの統計情報が表示されています。 認定(適合)バースト(bc)、および超過(ピーク)バーストがミリ秒単位(ms)で指定されています。
Router# show policy-map interface serial2/0 Serial2/0 Service-policy output: policy1 (1050) Class-map: class1 (match-all) (1051/1) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 0 (1052) police: cir 20 % bc 300 ms cir 409500 bps, bc 15360 bytes pir 40 % be 400 ms pir 819000 bps, be 40960 bytes conformed 0 packets, 0 bytes; actions: transmit exceeded 0 packets, 0 bytes; actions: drop violated 0 packets, 0 bytes; actions: drop conformed 0 bps, exceed 0 bps, violate 0 bps Class-map: class-default (match-any) (1054/0) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any (1055) 0 packets, 0 bytes 5 minute rate 0 bps
この例では、CIR および PIR は、bps で表示され、認定バースト(bc)、および超過バースト(be)の両方が、ビットで表示されます。
CIR、PIR、bc、および be は、以下に説明する式に基づいて計算されます。
CIR を計算する場合は、次の式を使用します。
シリアル 2/0 インターフェイスの show interfaces コマンドの出力によると、インターフェイスの帯域幅(BW)は 2048 kbps です。
Router# show interfaces serial2/0 Serial2/0 is administratively down, line protocol is down Hardware is M4T MTU 1500 bytes, BW 2048 Kbit, DLY 20000 usec, rely 255/255, load 1/255
CIR の計算には次の値を使用します。
20 % X 2048 kbps = 409600 bps
PIR を計算する場合は、次の式を使用します。
シリアル 2/0 インターフェイスの show interfaces コマンドの出力によると、インターフェイスの帯域幅(BW)は 2048 kbps です。
Router# show interfaces serial2/0 Serial2/0 is administratively down, line protocol is down Hardware is M4T MTU 1500 bytes, BW 2048 Kbit, DLY 20000 usec, rely 255/255, load 1/255
次の値が PIR の計算に使用されます。
40 % X 2048 kbps = 819200 bps
(注) |
この合計と show policy-map interface コマンドの出力に表示される合計との違いは、丸め計算または特定のインターフェイス設定に関する違いが原因です。 |
bc を計算する場合は、次の式を使用します。
次の値が bc の計算に使用されます。
300 ms X 409600 bps = 15360 バイト
bc および be を計算する場合は、次の式を使用します。
次の値が be の計算に使用されます。
400 ms X 819200 bps = 40960 バイト
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Service-policy output |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
packets and bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。 |
drop rate |
クラスからパケットがドロップされるレート(単位:kbps)。 ドロップ レートは、offered rate から正常に送信されたパケット数を引いて計算されます。 |
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 選択要素には、Layer 3 パケット長、IP precedence、IP Diffserv コード ポイント(DSCP)値、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)Experimental(EXP)値、アクセス グループ、および、Quality of Service(QoS)グループなどの基準があります。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
police |
トラフィック ポリシングがイネーブルにされていることを示します。 表示には、CIR と PIR(帯域幅の割合と bps の両方)、および、bc と be(バイト数およびミリ秒単位)が含まれます。 任意の適合アクション、超過アクションおよび違反アクションがあれば表示され、それらの任意のアクションに関係する統計情報が表示されます。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力例では、Quality of Service(QoS)ターゲットに対する帯域幅の見積もりが生成されるファスト イーサネット 0/1 インターフェイスの統計情報が表示されます。
帯域幅見積もりの項では、QoS ターゲットの帯域幅見積もりが定義されていることを示します。 これらのターゲットには、パケット損失率、パケット遅延のレートおよびミリ秒単位の期間が含まれます。 Confidence はターゲットの drop-one-in 値(パーセンテージ)を示します。 Corvil Bandwidth は、kbps 単位の帯域幅見積もりを意味します。
ドロップ ターゲットまたは遅延ターゲットが指定されていない場合、「none specified, falling back to drop no more than one packet in 500」が出力に表示されます。
Router# show policy-map interface FastEthernet0/1 FastEthernet0/1 Service-policy output: my-policy Class-map: icmp (match-all) 199 packets, 22686 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: access-group 101 Bandwidth Estimation: Quality-of-Service targets: drop no more than one packet in 1000 (Packet loss < 0.10%) delay no more than one packet in 100 by 40 (or more) milliseconds (Confidence: 99.0000%) Corvil Bandwidth: 1 kbits/sec Class-map: class-default (match-any) 112 packets, 14227 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any Bandwidth Estimation: Quality-of-Service targets: <none specified, falling back to drop no more than one packet in 500 Corvil Bandwidth: 1 kbits/sec
次の show policy-mapinterface コマンドの出力例では、シリアル 4/3 インターフェイスでイネーブルな HQF でシェーピングがアクティブであることを示します(queue depth フィールドに表示されます)。 すべてのトラフィックは class-default キューに分類されます。
(注) |
Cisco IOS Release 12.4(20)T 以降の HQF イメージでは、遅延パケット カウンタおよび遅延バイト カウンタはトラフィック シェーピング クラスで廃止されました。 |
Router# show policy-map interface serial4/3 Serial4/3 Service-policy output: shape Class-map: class-default (match-any) 2203 packets, 404709 bytes 30 second offered rate 74000 bps, drop rate 14000 bps Match: any Queueing queue limit 64 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 64/354/0 (pkts output/bytes output) 1836/337280 shape (average) cir 128000, bc 1000, be 1000 target shape rate 128000 lower bound cir 0, adapt to fecn 0 Service-policy : LLQ queue stats for all priority classes: queue limit 64 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 Class-map: c1 (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 1 Priority: 32 kbps, burst bytes 1500, b/w exceed drops: 0 Class-map: class-default (match-any) 2190 packets, 404540 bytes 30 second offered rate 74000 bps, drop rate 14000 bps Match: any queue limit 64 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 63/417/0 (pkts output/bytes output) 2094/386300
(注) |
Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 の時点で、VLAN ID 番号に基づく一致パケットは、Catalyst 1000 プラットフォームだけでサポートされます。 |
次に、パケットが VLAN ID 番号に基づいて照合され、分類される設定例を示します。 この設定例では、VLAN ID 番号 150 に一致するパケットは、「class1」というクラスに配置されます。
Router# show class-map Class Map match-all class1 (id 3) Match vlan 150
「class1」は「policy1」というポリシー マップの一部として設定されます。ポリシー マップは、ファスト イーサネット サブインターフェイス 0/0.1 に付加されます。
次の show policy-map interface コマンドの出力例では、ファスト イーサネット サブインターフェイス 0/0.1 に付加されたポリシー マップのパケット統計情報が表示されます。 class1 設定された policy1 の統計情報も表示されます。
Router# show policy-map interface FastEthernet0/0.1 ! Policy-map name. Service-policy input: policy1 ! Class configured in the policy map. Class-map: class1 (match-all) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps ! VLAN ID 150 is the match criterion for the class. Match: vlan 150 police: cir 8000000 bps, bc 512000000 bytes conformed 0 packets, 0 bytes; actions: transmit exceeded 0 packets, 0 bytes; actions: drop conformed 0 bps, exceed 0 bps Class-map: class-default (match-any) 10 packets, 1140 bytes 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any 10 packets, 1140 bytes 5 minute rate 0 bps
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。 サービス ポリシー入力名、および、クラス マップ名に続いて、丸カッコに囲まれた数字が表示されます。 この番号は、Cisco 内部だけで使用されるものであり、無視できます。
フィールド |
説明 |
---|---|
Service-policy input |
指定されたインターフェイスまたは VC に適応されている入力サービス ポリシーの名前。 |
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。 |
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 選択要素には、VLAN ID 番号、優先順位、IP Diffserv コード ポイント(DSCP)値、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)Experimental(EXP)値、アクセス グループ、および Quality of Service(QoS)グループ(セット)などの基準があります。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
次に、Cisco 7600 シリーズ ルータのインターフェイスに付加されているすべての入出力ポリシーの統計情報および設定を表示する例を示します。
Router# show policy-map interface FastEthernet5/36 service-policy input: max-pol-ipp5 class-map: ipp5 (match-all) 0 packets, 0 bytes 5 minute rate 0 bps match: ip precedence 5 class ipp5 police 2000000000 2000000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action p policed-dscp-transmit
次に、Cisco 7600 シリーズ ルータの特定のインターフェイスの入力ポリシー統計情報および設定を表示する例を示します。
Router# show policy-map interface fastethernet 5/36 input FastEthernet5/36 service-policy input: max-pol-ipp5 class-map: ipp5 (match-all) 0 packets, 0 bytes 5 minute rate 0 bps match: ip precedence 5 class ipp5 police 2000000000 2000000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action p policed-dscp-transmit
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
service-policy input |
指定されたインターフェイスに適応されている入力サービス ポリシーの名前。 |
class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
minute rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。 |
match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 選択要素には、VLAN ID 番号、優先順位、IP Diffserv コード ポイント(DSCP)値、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)Experimental(EXP)値、アクセス グループ、および Quality of Service(QoS)グループ(セット)などの基準があります。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
class |
優先順位値。 |
police |
トラフィック ポリシングをイネーブルにするために police コマンドが設定されていることを示します。 |
次に、MQC ポリシング ポリシー マップで、bc 値と be 値を Cisco 7200 シリーズ ルータのインターフェイスの MTU サイズに自動的に丸める例を示します。 丸め処理は、bc 値と be 値がインターフェイスの MTU サイズよりも小さい場合にのみ行われます。
Router# show policy-map interface Service-policy output: p2 Service-policy output: p2 Class-map: class-default (match-any) 2 packets, 106 bytes 30 second offered rate 0000 bps, drop rate 0000 bps Match: any 2 packets, 106 bytes 30 second rate 0 bps police: cir 10000 bps, bc 4470 bytes pir 20000 bps, be 4470 bytes conformed 0 packets, 0 bytes; actions: transmit exceeded 0 packets, 0 bytes; actions: drop violated 0 packets, 0 bytes; actions: drop conformed 0000 bps, exceed 0000 bps, violate 0000 bps
次の show policy-map interface コマンドの出力例では、複数のプライオリティ キューを設定する際に表示される統計情報のタイプを示します。 使用されるインターフェイス、およびイネーブルにされたオプションによって、表示される出力は次に示すものと若干異なります。
Router# show policy-map interface Serial2/1/0 Service-policy output: P1 Queue statistics for all priority classes: . . . Class-map: Gold (match-all) 0 packets, 0 bytes /*Updated for each priority level configured.*/ 5 minute offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 2 Priority: 0 kbps, burst bytes 1500, b/w exceed drops: 0 Priority Level 4: 0 packets, 0 bytes
次の show policy-map interface コマンドの出力例では、帯域幅余剰比率がクラス キューに設定されていることを示します。 この例に示すように、precedence_0、precedence_1、precedence_2 の帯域幅余剰比率はそれぞれ、20、40、60 となります。
Router# show policy-map interface GigabitEthernet1/0/0.10 Service-policy output: vlan10_policy Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any 0 packets, 0 bytes 30 second rate 0 bps Queueing queue limit 250 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 shape (average) cir 1000000, bc 4000, be 4000 target shape rate 1000000 bandwidth remaining ratio 10 Service-policy : child_policy Class-map: precedence_0 (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 0 Queueing queue limit 62 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000 target shape rate 500000 bandwidth remaining ratio 20 Class-map: precedence_1 (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 1 Queueing queue limit 62 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000 target shape rate 500000 bandwidth remaining ratio 40 Class-map: precedence_2 (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 2 Queueing queue limit 62 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 shape (average) cir 500000, bc 2000, be 2000 target shape rate 500000 bandwidth remaining ratio 60 Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any 0 packets, 0 bytes 30 second rate 0 bps queue limit 62 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Service-policy output |
指定されたインターフェイスに適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
Class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
bandwidth remaining ratio |
超過帯域幅の割り当てに使用される比率を示します。 |
この show policy-map interface コマンドの出力例では、文字列「ip dscp tunnel 3」が、L2TPv3 トンネル マーキングが設定されており、トンネリングされるパケット ヘッダーで DSCP 値を 3 に設定することを示しています。
Router# show policy-map interface Serial0 Service-policy input: tunnel Class-map: frde (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: fr-de QoS Set ip dscp tunnel 3 Packets marked 0 Class-map: class-default (match-any) 13736 packets, 1714682 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any 13736 packets, 1714682 bytes 30 second rate 0 bps
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
service-policy input |
指定されたインターフェイスに適応されている入力サービス ポリシーの名前。 |
class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。 |
drop rate |
クラスからパケットがドロップされるレート(単位:kbps)。 ドロップ レートは、offered rate から正常に送信されたパケット数を引いて計算されます。 |
match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 この例では、フレーム リレー Discard Eligible(DE)ビットを一致基準として指定しています。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
ip dscp tunnel |
トンネリングされるパケット ヘッダーの DSCP 値を 3 に設定するようにトンネル マーキングが設定されていることを示します。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力は、ATM オーバーヘッド アカウンティングがシェーピングに対してイネーブルになっているが、帯域幅に対してディセーブルになっていることを示しています。
Router# show policy-map interface Service-policy output:unit-test Class-map: class-default (match-any) 100 packets, 1000 bytes 30 second offered rate 800 bps, drop rate 0 bps Match: any shape (average) cir 154400, bc 7720, be 7720 target shape rate 154400 overhead accounting: enabled bandwidth 30% (463 kbps) overhead accounting: disabled queue limit 64 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (packets output/bytes output) 100/1000
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
service-policy output |
指定されたインターフェイスに適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。 |
drop rate |
クラスからパケットがドロップされるレート(単位:kbps)。 ドロップ レートは、offered rate から正常に送信されたパケット数を引いて計算されます。 |
match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 この例では、フレーム リレー Discard Eligible(DE)ビットを一致基準として指定しています。 使用可能な各種の一致条件の詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Classifying Network Traffic」モジュールを参照してください。 |
target shape rate |
トラフィック シェーピングが指定されたレートでイネーブルであることを示します。 |
overhead accounting |
オーバーヘッド アカウンティングがトラフィック シェーピングに対してイネーブルまたはディセーブルかどうかを示します。 |
bandwidth |
トラフィック キューイングに割り当てられる帯域幅の割合を示します。 |
overhead accounting: |
オーバーヘッド アカウンティングがトラフィック キューイングに対してイネーブルまたはディセーブルかどうかを示します。 |
次の show policy-map interface コマンドの出力は、ファスト イーサネット インターフェイス 0/0 の設定を表示します。
(注) |
Cisco IOS Release 12.4(20)T 以降のリリースの HQF イメージでは、遅延パケット カウンタおよび遅延バイト カウンタはトラフィック シェーピング クラスで廃止されました。 |
Router# show policy-map interface FastEthernet0/0 FastEthernet0/0 Service-policy output: test1 Class-map: class-default (match-any) 129 packets, 12562 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any Queueing queue limit 64 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 129/12562 shape (average) cir 1536000, bc 6144, be 6144 target shape rate 1536000 Service-policy : test2 queue stats for all priority classes: queue limit 64 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 Class-map: RT (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip dscp ef (46) Priority: 20% (307 kbps), burst bytes 7650, b/w exceed drops: 0 Class-map: BH (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip dscp af41 (34) Queueing queue limit 128 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 bandwidth 40% (614 kbps) Class-map: BL (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: ip dscp af21 (18) Queueing queue limit 64 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 bandwidth 35% (537 kbps) Exp-weight-constant: 9 (1/512) Mean queue depth: 0 packets dscp Transmitted Random drop Tail drop Minimum Maximum Mark pkts/bytes pkts/bytes pkts/bytes thresh thresh prob af21 0/0 0/0 0/0 100 400 1/10 Class-map: class-default (match-any) 129 packets, 12562 bytes 30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps Match: any queue limit 64 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 129/12562
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
FastEthernet |
インターフェイスの名前。 |
||
service-policy output |
指定されたインターフェイスに適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
||
class-map |
表示されるトラフィックのクラス。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
||
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
||
offered rate |
クラスに着信するパケットのレート(単位:kbps)。 |
||
drop rate |
クラスからパケットがドロップされるレート(単位:kbps)。 ドロップ レートは、offered rate から正常に送信されたパケット数を引いて計算されます。 |
||
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。
|
||
Queueing |
キューイングがイネーブルであることを示します。 |
||
queue limit |
ポリシー マップに設定されたクラス ポリシー用にキューが保持できる最大パケット数。 |
||
bandwidth |
トラフィック キューイングに割り当てられる帯域幅の割合を示します。 |
||
dscp |
Diffserv コード ポイント(DSCP)。 有効な値は次のとおりです。 |
次に、加入者統計に関して Cisco IOS XE Release 2.6 から備えられた QoS:ポリシーの集約機能強化に関連付けられている新しい出力フィールドの例を示します。 新しい出力フィールドは「Account QoS Statistics」ラベルで始まります。
Router# show policy-map interface port-channel 1.1 Port-channel1.1 Service-policy input: input_policy Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 5 minute offered rate 0000 bps, drop rate 0000 bps Match: any QoS Set dscp default No packet marking statistics available Service-policy output: Port-channel_1_subscriber Class-map: EF (match-any) 105233 packets, 6734912 bytes 5 minute offered rate 134000 bps, drop rate 0000 bps Match: dscp ef (46) Match: access-group name VLAN_REMARK_EF Match: qos-group 3 Account QoS statistics Queueing Packets dropped 0 packets/0 bytes QoS Set cos 5 No packet marking statistics available dscp ef No packet marking statistics available Class-map: AF4 (match-all) 105234 packets, 6734976 bytes 5 minute offered rate 134000 bps, drop rate 0000 bps Match: dscp cs4 (32) Account QoS statistics Queueing Packets dropped 0 packets/0 bytes QoS Set cos 4 No packet marking statistics available Class-map: AF1 (match-any) 315690 packets, 20204160 bytes 5 minute offered rate 402000 bps, drop rate 0000 bps Match: dscp cs1 (8) Match: dscp af11 (10) Match: dscp af12 (12) Account QoS statistics Queueing Packets dropped 0 packets/0 bytes QoS Set cos 1 No packet marking statistics available Class-map: class-default (match-any) fragment Port-channel_BE 315677 packets, 20203328 bytes 5 minute offered rate 402000 bps, drop rate 0000 bps Match: any Queueing queue limit 31250 bytes (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 315679/20203482 bandwidth remaining ratio 1
次に、ポリサー統計情報を表示する例を示します(パケットおよびバイト数)。 出力には、実際の数が設定された適切なカウント(パケットまたはバイト)だけが表示されます。
Router# show policy-map interface GigabitEthernet 3/1 input GigabitEthernet3/1 Service-policy input: in1 Class-map: p1 (match-all) 0 packets Match: precedence 1 QoS Set ip precedence 7 police: cir 20 % cir 200000000 bps, bc 6250000 bytes conformed 0 bytes; actions: transmit exceeded 0 bytes; actions: drop conformed 0000 bps, exceed 0000 bps Class-map: class-default (match-any) 10000000 packets Match: any police: cir 20 % cir 200000000 bps, bc 6250000 bytes conformed 174304448 bytes; actions: transmit exceeded 465695552 bytes; actions: drop conformed 4287000 bps, exceed 11492000 bps
次に、インターフェイスに付加されている入出力サービス ポリシーの統計情報および設定を表示する例を示します。
Router# show policy-map interface GigabitEthernet 1/2/0 Load for five secs: 1%/0%; one minute: 1%; five minutes: 1% Time source is hardware calendar, *23:02:40.857 pst Thu Mar 3 2011 GigabitEthernet1/2/0 Service-policy input: policy-in Class-map: class-exp-0 (match-all) 6647740 packets, 9304674796 bytes 30 second offered rate 3234000 bps, drop rate 0 bps Match: mpls experimental topmost 0 QoS Set precedence 3 Packets marked 6647740 Class-map: class-default (match-any) 1386487 packets, 1903797872 bytes 30 second offered rate 658000 bps, drop rate 0 bps Match: any Service-policy output: policy-out Class-map: class-pre-1 (match-all) 2041355 packets, 2857897000 bytes 30 second offered rate 986000 bps, drop rate 0 bps Match: ip precedence 1 QoS Set mpls experimental topmost 1 Packets marked 2041355 Class-map: class-default (match-any) 6129975 packets, 8575183331 bytes 30 second offered rate 2960000 bps, drop rate 0 bps Match: any
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
class-map |
トラフィック クラスを表示します。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
conformed |
指定した比率に適合するパケットに実行されるアクションを表示します。 アクションが実施されたパケット数とバイト数も表示します。 |
drop |
特定のクラスに属するすべてのパケットに対するアクションを廃棄するパケットが設定されていることを示します。 |
exceeded |
指定した比率を超えるパケットに実行されるアクションを表示します。 アクションが実施されたパケット数とバイト数を表示します。 |
match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 |
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
police |
トラフィック ポリシングをイネーブルにするために police コマンドが設定されていることを示します。 また、パケットのマーキングに使用される、指定された CIR、認定バースト サイズ、ピーク情報レート(PIR)、および、ピーク バースト サイズも表示します。 |
QoS Set |
QoS グループ(セット)が特定のクラスに設定されていることを示します。 |
service-policy input |
指定されたインターフェイスに適応されている入力サービス ポリシーの名前。 |
次に、疑似回線インターフェイス用に設定されたクラス マップを表示する例を示します。
Router# show policy-map interface pseudowire2 pseudowire2 Service-policy output: pw_brr Class-map: prec1 (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0000 bps, drop rate 0000 bps Match: ip precedence 1 Queueing queue limit 4166 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 bandwidth remaining ratio 1 Class-map: prec2 (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0000 bps, drop rate 0000 bps Match: ip precedence 2 Queueing queue limit 4166 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 bandwidth remaining ratio 2 Class-map: prec3 (match-all) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0000 bps, drop rate 0000 bps Match: ip precedence 3 Queueing queue limit 4166 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 bandwidth remaining ratio 3 Class-map: class-default (match-any) 0 packets, 0 bytes 30 second offered rate 0000 bps, drop rate 0000 bps Match: any Queueing queue limit 4166 packets (queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0 (pkts output/bytes output) 0/0 bandwidth remaining ratio 4 Device#
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
bandwidth |
トラフィック キューイングに割り当てられる帯域幅の割合を示します。 |
Class-map |
トラフィック クラスを表示します。 ポリシーに設定されている各クラスに対して出力が表示されます。 クラス一致の実装の選択(match-all、match-any など)もトラフィック クラスの横に表示されます。 |
Match |
トラフィックのクラスに指定された一致基準。 |
packets, bytes |
表示されているトラフィックのクラスに属すると確認されたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
Queueing |
キューイングがイネーブルであることを示します。 |
queue limit |
ポリシー マップに設定されたクラス ポリシー用にキューが保持できる最大パケット数。 |
service-policy output |
指定されたインターフェイスに適応されている出力サービス ポリシーの名前。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
bandwidth remaining ratio |
未使用の帯域幅の量を計算して、輻輳時にキューに割り当てるために、クラス キューおよびサブインターフェイスレベル キューの帯域幅残量割合を指定します。 |
class-map |
指定したクラスへのパケットのマッチングに使用するクラス マップを作成します。 |
compression header ip |
特定のクラスに RTP または TCP IP ヘッダー圧縮を設定します。 |
drop |
特定のクラスに属するパケットを廃棄するトラフィック クラスを設定します。 |
match fr-dlci |
クラス マップの一致基準としてフレームリレー DLCI 番号を指定します。 |
match packet length(クラス マップ) |
IP ヘッダーのレイヤ 3 パケットの長さをクラス マップ内の一致条件として指定します。 |
police |
トラフィック ポリシングを設定します。 |
police(パーセント) |
インターフェイスで利用可能な帯域幅の割合に基づいてトラフィック ポリシングを設定します。 |
police(2 レート) |
2 レート、CIR および PIR を使用してトラフィック ポリシングを設定します。 |
policy-map |
1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
priority |
トラフィック クラスには、低遅延動作が指定されなければならないことを指定し、複数のプライオリティ キューを設定します。 |
random-detect ecn |
ECN をイネーブルにします。 |
shape(パーセント) |
インターフェイスで使用可能な帯域幅の割合(%)に基づいて、平均レート トラフィック シェーピングとピーク レート トラフィック シェーピングを指定します。 |
show class-map |
すべてのクラス マップおよびその一致基準を表示します。 |
show frame-relay pvc |
フレームリレー インターフェイス対応 PVC に関する統計情報を表示します。 |
show interfaces |
ルータまたはアクセス サーバ上に設定されているすべてのインターフェイスの統計情報を表示します。 |
show mls qos |
MLS QoS 情報を表示します。 |
show policy-map |
指定されたサービス ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定、または、すべての既存ポリシー マップに対するすべてのクラスの設定を表示します。 |
show policy-map class |
指定されたポリシー マップの指定されたクラスの設定を表示します。 |
show table-map |
指定されたテーブル マップまたはすべてのテーブル マップの設定を表示します。 |
table-map(値マッピング) |
1 つの packet-marking 値を別の値にマッピングおよび変換するための、マッピング テーブルを作成します。 |
(注) |
Cisco IOS XE Release 2.6、Cisco IOS Release 15.0(1)S、Cisco IOS Release 15.1(3)T 以降、show queue コマンドは非表示です。 このコマンドは、Cisco IOS ソフトウェアでも使用できますが、CLI 対話型ヘルプは、コマンドラインに疑問符を入力して表示しようとしても表示されません。 このコマンドは、将来のリリースで完全に廃止されます。これは、適切な交換用コマンド(または一連のコマンド)を使用する必要があることを意味します。 詳細(交換用コマンドのリストを含む)については、『Cisco IOS XE Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Legacy QoS Command Deprecation」機能マニュアルまたは『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Legacy QoS Command Deprecation」機能マニュアルを参照してください。 |
(注) |
Cisco IOS XE Release 3.2S 以降、show queue コマンドはモジュラ QoS CLI(MQC)コマンド(または一連の MQC コマンド)で置き換えられます。 適切な交換用コマンド(または一連のコマンド)については、『Cisco IOS XE Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Legacy QoS Command Deprecation」機能マニュアルを参照してください。 |
特定のインターフェイスまたは仮想回線(VC)のキュー内部のパケットのコンテンツを表示するには、show queue コマンドをユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで使用します。
show queue interface-name interface-number [ queue-number ] [ vc vpi/ vci ]
interface-name |
インターフェイスの名前。 |
interface-number |
インターフェイスの番号。 |
queue-number |
(任意)キューの番号。 キューの番号は 1~16 の数字です。 |
vc |
(任意)ATM インターフェイスの場合にだけ、指定された相手先固定接続(PVC)の均等化キューイング設定を表示します。 名前には最大 16 文字の長さを使用できます。 |
vpi / |
(任意)この PVC の ATM ネットワーク仮想パス識別子(VPI)。 「/」と vpi 値がない場合、vpi 値のデフォルトは 0 です。 Cisco 7200 および Cisco 7500 シリーズ ルータでは、この値範囲は 0~255 です。 vpi および vci 引数は両方を 0 に設定できません。一方が 0 の場合、もう一方は 0 にできません。 この値が省略されたときは、指定された ATM インターフェイスまたはサブインスタンスのすべての VC の情報が表示されます。 |
vci |
(任意)この PVC の ATM ネットワーク仮想チャネル識別子(VCI)。 この値は 0~1 の範囲で、atmvc-per-vp コマンドによってこのインターフェイスに対して設定された最大値未満です。 一般的に、0 ~ 31 の低いほうの値は、特定のトラフィック(F4 Operation, Administration, and Maintenance(OAM)、相手先選択接続(SVC)シグナリング、統合ローカルマネジメント インターフェイス(ILMI)など)のために予約されており、使用できません。 VCI は、ATM セルのヘッダーの 16 ビット フィールドです。 VCI 値はローカルにだけ意味があるため、単一リンク上でだけ一意であり、ATM ネットワーク全体では一意ではありません。 vpi および vci 引数は両方を 0 に設定できません。一方が 0 の場合、もう一方は 0 にできません。 |
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.2 |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
12.4(20)T |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.4(20)T に統合されましたが、階層型キューイング フレームワーク(HQF)はサポートされていません。 詳細については、「使用上のガイドライン」を参照してください。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが変更されました。 このコマンドは非表示です。 |
15.0(1)S |
このコマンドが変更されました。 このコマンドは非表示です。 |
15.1(3)T |
このコマンドが変更されました。 このコマンドは非表示です。 |
Cisco IOS XE Release 3.2S |
このコマンドは MQC コマンド(または一連の MQC コマンド)によって置き換えられました。 |
このコマンドは、特定のインターフェイスまたは VC のキュー内部のパケットのコンテンツを表示します。
このコマンドは、VIP Distributed Weighted Random Early Detection WRED(DWRED)をサポートしません。 vc キーワードおよび show queue コマンド引数を使用すると、VC 単位のキューイングをサポートする拡張 ATM ポート アダプタ(PA-A3)のみの PVC に対する出力を表示することができます。
このコマンドは HQF をサポートしません。 HQF 情報および統計情報を収集するには、show policy-map コマンドと show policy-map interface コマンドを使用します。
次に、show queue コマンドが入力され、重み付け均等化キューイング(WFQ)、WRED、またはフロー ベースの WRED が設定された場合の出力例を示します。
次に、atm2/0.33 ATM サブインターフェイスでの PVC に関する show queue コマンドの出力例を示します。 このインターフェイスでは 2 件の会話がアクティブです。 WFQ では、両方のデータ ストリームは、メッセージがパイプラインに含まれている間、インターフェイス上で同じ帯域幅を受信します。
Router# show queue atm2/0.33 vc 33 Interface ATM2/0.33 VC 0/33 Queueing strategy: weighted fair Total output drops per VC: 18149 Output queue: 57/512/64/18149 (size/max total/threshold/drops) Conversations 2/2/256 (active/max active/max total) Reserved Conversations 3/3 (allocated/max allocated) (depth/weight/discards/tail drops/interleaves) 29/4096/7908/0/0 Conversation 264, linktype: ip, length: 254 source: 10.1.1.1, destination: 10.0.2.20, id: 0x0000, ttl: 59, TOS: 0 prot: 17, source port 1, destination port 1 (depth/weight/discards/tail drops/interleaves) 28/4096/10369/0/0 Conversation 265, linktype: ip, length: 254 source: 10.1.1.1, destination: 10.0.2.20, id: 0x0000, ttl: 59, TOS: 32 prot: 17, source port 1, destination port 2
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Queueing strategy |
このインターフェイスでアクティブなキューイングのタイプ。 |
Total output drops per VC |
出力パケット ドロップの総計。 |
Output queue |
出力キュー サイズ(パケット単位)。 max total ですべての WFQ フローの集約キュー サイズを定義します。 threshold は、各会話の個々のキュー サイズです。 drops は WFQ のすべての会話からドロップされたパケットです。 |
Conversations |
WFQ 会話番号。 会話のキューが空の場合、会話は非アクティブになるか、タイムアウトになります。 WFQ の各トラフィック フローはキューに基づき、会話によって表されます。 max active は、キューイング機能が設定されてから発生したアクティブな会話の数です。 max total は、同時に許可される会話の数です。 |
Reserved Conversations |
bandwidth コマンドで設計されたクラスベースの重み付け均等化キューイング(CBWFQ)やリソース予約プロトコル(RSVP)フローなどの、WFQ でキャプチャされないトラフィック フローには、予約会話によって表されている別のキューがあります。 allocated は予約会話の現在の数です。 max allocated は、発生している割り当て済みの予約会話の最大数です。 |
depth |
会話のキューの深さ(パケット単位)。 |
weight |
WFQ で使用される重み。 |
discards |
会話のキューからドロップされるパケットの数。 |
tail drops |
キューがいっぱいになった場合に会話からドロップされるパケットの数。 |
interleaves |
インターリーブされたパケットの数。 |
linktype |
プロトコル名。 |
length |
パケット長。 |
source |
発信元の IP アドレス。 |
destination |
宛先の IP アドレス。 |
id |
パケット ID。 |
ttl |
存続可能時間カウント。 |
TOS |
IP タイプ オブ サービス。 |
prot |
レイヤ 4 プロトコル番号。 |
次に、フロー ベースの WRED が設定されたシリアル インターフェイス 1 用に作成された showqueue コマンドの出力例を示します。 この出力では、キューの各パケットに関する情報を示します。データは、番号別のパケット、パケットが属するフロー ベースのキュー、使用されるプロトコルなどを特定します。
Router# show queue Serial1 Output queue for Serial1 is 2/0 Packet 1, flow id:160, linktype:ip, length:118, flags:0x88 source:10.1.3.4, destination:10.1.2.2, id:0x0000, ttl:59, TOS:32 prot:17, source port 1, destination port 515 data:0x0001 0x0203 0x0405 0x0607 0x0809 0x0A0B 0x0C0D 0x0E0F 0x1011 0x1213 0x1415 0x1617 0x1819 0x1A1B Packet 2, flow id:161, linktype:ip, length:118, flags:0x88 source:10.1.3.5, destination:10.1.2.2, id:0x0000, ttl:59, TOS:64 prot:17, source port 1, destination port 515 data:0x0001 0x0203 0x0405 0x0607 0x0809 0x0A0B 0x0C0D 0x0E0F 0x1011 0x1213 0x1415 0x1617 0x1819 0x1A1B
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Packet |
パケット番号。 |
flow id |
フロー ベースの WRED の数。 |
linktype |
プロトコル名。 |
length |
パケット長。 |
flags |
内部バージョン固有のフラグ。 |
source |
発信元の IP アドレス。 |
destination |
宛先の IP アドレス。 |
id |
パケット ID。 |
ttl |
存続可能時間カウント。 |
prot |
レイヤ 4 プロトコル番号。 |
data |
パケット データ。 |
次に、WRED が設定されたシリアル インターフェイス 3 用に作成された showqueue コマンドの出力例を示します。 24 パケットのうち 2 パケットのみを示すために、出力を省略しました。
Router# show queue Serial3 Output queue for Serial3 is 24/0 Packet 1, linktype:ip, length:118, flags:0x88 source:10.1.3.25, destination:10.1.2.2, id:0x0000, ttl:59, TOS:192 prot:17, source port 1, destination port 515 data:0x0001 0x0203 0x0405 0x0607 0x0809 0x0A0B 0x0C0D 0x0E0F 0x1011 0x1213 0x1415 0x1617 0x1819 0x1A1B Packet 2, linktype:ip, length:118, flags:0x88 source:10.1.3.26, destination:10.1.2.2, id:0x0000, ttl:59, TOS:224 prot:17, source port 1, destination port 515 data:0x0001 0x0203 0x0405 0x0607 0x0809 0x0A0B 0x0C0D 0x0E0F 0x1011 0x1213 0x1415 0x1617 0x1819 0x1A1B
コマンド |
説明 |
---|---|
atm vc-per-vp |
VPI 単位にサポートする VCI の最大数を設定します。 |
custom-queue-list |
インターフェイスにカスタム キュー リストを割り当てます。 |
fair-queue(class-default) |
デフォルト クラス ポリシーの一部として class-default クラスで使用するために予約するダイナミック キューの数を指定します。 |
fair-queue(WFQ) |
インターフェイスに対して WFQ をイネーブルにします。 |
priority-group |
インターフェイスに指定されたプライオリティ リストを割り当てます。 |
random-detect(インターフェイス) |
WRED または DWRED をイネーブルにします。 |
random-detect flow |
フローベース WRED をイネーブルにします。 |
show frame-relay pvc |
VIP ベースのインターフェイスの WFQ について、情報と統計情報を表示します。 |
show queueing |
すべてまたは選択した設定済みキューイング戦略を表示します。 |
(注) |
Cisco IOS XE Release 2.6、Cisco IOS Release 15.0(1)S、Cisco IOS Release 15.1(3)T 以降、showqueueing コマンドは非表示です。 このコマンドは、Cisco IOS ソフトウェアでも使用できますが、CLI 対話型ヘルプは、コマンドラインに疑問符を入力して表示しようとしても表示されません。 このコマンドは、将来のリリースで完全に廃止されます。これは、適切な交換用コマンド(または一連のコマンド)を使用する必要があることを意味します。 詳細(交換用コマンドのリストを含む)については、『Cisco IOS XE Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Legacy QoS Command Deprecation」機能マニュアルまたは『Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Legacy QoS Command Deprecation」機能マニュアルを参照してください。 |
(注) |
Cisco IOS XE Release 3.2S 以降、showqueueing コマンドはモジュラ QoS CLI(MQC)コマンド(または一連の MQC コマンド)で置き換えられます。 適切な交換用コマンド(または一連のコマンド)については、『Cisco IOS XE Quality of Service Solutions Configuration Guide』の「Legacy QoS Command Deprecation」機能マニュアルを参照してください。 |
すべてまたは選択した設定済みキューイング戦略を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで showqueueing コマンドを使用します。
show queueing [ custom | fair | priority | random-detect [ interface atm-subinterface [ vc [ [vpi] vci ] ] ] ]
custom |
(任意)カスタム キューイングのリスト設定のステータス。 |
fair |
(任意)均等化キューイング設定のステータス。 |
priority |
(任意)プライオリティ キューイングのリスト設定のステータス。 |
random-detect |
(任意)フロー ベースの WRED 設定を含む、Weighted Random Early Detection(WRED)および分散 WRED(DWRED)設定のステータス。 |
interface atm-subinterface |
(任意)指定された ATM サブインターフェイスでイネーブルにしたすべての仮想回線(VC)の WRED パラメータを表示します。 |
vc |
(任意)特定の VC に関連付けられた WRED パラメータを表示します。 必要に応じて、仮想パス ID(VPI)値と仮想回線 ID(VCI)値の両方とも、あるいは VCI 値のみを指定できます。 |
vpi / |
(任意)VPI を指定します。 vpi 引数を省略した場合、相手先固定接続(PVC)を見つけるための VPI 値として 0 が使用されます。 vpi 引数が指定されている場合、/区切り文字が必要です。 |
vci |
(任意)VCI を指定します。 |
オプションのキーワードを指定しないと、このコマンドはすべてのインターフェイスの設定を示します。
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
リリース |
変更内容 |
---|---|
10.3 |
このコマンドが導入されました。 |
12.0(4)T |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(4)T に統合されました。 red キーワードは random-detect に変わりました。 |
12.1(2)T |
このコマンドが変更されました。 このコマンドは、フレーム リレー PVC インターフェイス プライオリティ キューイング(FR PIPQ)機能に関する情報が含まれるように変更されました。 |
12.2(2)T |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(2)T に統合されました。 |
12.0(24)S |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(24)S に統合されました。 |
12.2(14)S |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(14)S に統合されました。 |
12.2(18)SXF2 |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF2 に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
Cisco IOS XE Release 2.6 |
このコマンドが変更されました。 このコマンドは非表示です。 |
15.0(1)S |
このコマンドが変更されました。 このコマンドは非表示です。 |
15.1(3)T |
このコマンドが変更されました。 このコマンドは非表示です。 |
Cisco IOS XE Release 3.2S |
このコマンドは MQC コマンド(または一連の MQC コマンド)によって置き換えられました。 |
このコマンドは HQF をサポートしません。 HQF 情報および統計情報を収集するには、show policy-map コマンドと show policy-map interface コマンドを使用します。
ここでは、showqueueing コマンドのサンプル出力を示します。 使用されるインターフェイスまたはプラットフォーム、および、イネーブルにされたオプションによって、表示される出力は次の例と若干異なります。
次の出力例は、FR PIPQ(「DLCI プライオリティ キュー」と呼ばれる)がシリアル インターフェイス 0 に設定されていることを示します。 出力には、4 個のデータリンク接続識別子(DLCI)のプライオリティ キューのサイズも示されます。
Router# show queueing Current fair queue configuration: Interface Discard Dynamic Reserved threshold queue count queue count Serial3/1 64 256 0 Serial3/3 64 256 0 Current DLCI priority queue configuration: Interface High Medium Normal Low limit limit limit limit Serial0 20 40 60 80 Current priority queue configuration: List Queue Args 1 low protocol ipx 1 normal protocol vines 1 normal protocol appletalk 1 normal protocol ip 1 normal protocol decnet 1 normal protocol decnet_node 1 normal protocol decnet_rout 1 normal protocol decnet_rout 1 medium protocol xns 1 high protocol clns 1 normal protocol bridge 1 normal protocol arp Current custom queue configuration: Current random-detect configuration:
次に、showqueueing コマンドの出力例を示します。 シリアル インターフェイス 0 に 2 個のアクティブな会話があります。 重み付け均等化キューイング(WFQ)では、この両方の IP データ ストリームは、両方とも TCP を使用して、リモート プロシージャ コール(RCP)データよりも多くの FTP データがキューにあっても、パイプラインにメッセージが含まれている間、インターフェイスで同じ帯域幅を受信します。
Router# show queueing Current fair queue configuration: Interface Discard Dynamic Reserved threshold queue count queue count Serial0 64 256 0 Serial1 64 256 0 Serial2 64 256 0 Serial3 64 256 0 Current priority queue configuration: List Queue Args 1 high protocol cdp 2 medium interface Ethernet1 Current custom queue configuration: Current random-detect configuration: Serial5 Queueing strategy:random early detection (WRED) Exp-weight-constant:9 (1/512) Mean queue depth:40 Class Random Tail Minimum Maximum Mark drop drop threshold threshold probability 0 1401 9066 20 40 1/10 1 0 0 22 40 1/10 2 0 0 24 40 1/10 3 0 0 26 40 1/10 4 0 0 28 40 1/10 5 0 0 31 40 1/10 6 0 0 33 40 1/10 7 0 0 35 40 1/10 rsvp 0 0 37 40 1/10
次に、showqueueingcustom コマンドの出力例を示します。
Router# show queueing custom Current custom queue configuration: List Queue Args 3 10 default 3 3 interface Tunnel3 3 3 protocol ip 3 3 byte-count 444 limit 3
次に、showqueueingrandom-detect コマンドの出力例を示します。 この出力は、フロー間の均等なパケット ドロップを保障するために、フロー ベースの WRED にインターフェイスが設定されていることを示します。 random-detectflowaverage-depth-factor コマンドは、このインターフェイスに対する 8 のスケール係数を設定するために使用されました。 スケール係数は、フローごとに使用可能なバッファ数を位取りし、キューがパケット ドロップの影響を受けやすくなる前に、各アクティブ フローの出力キューに保存できるパケット数を指定するために使用します。 このインターフェイスの最大フロー カウントは、random-detectflowcount コマンドで 16 に設定されました。
Router# show queueing random-detect Current random-detect configuration: Serial1 Queueing strategy:random early detection (WRED) Exp-weight-constant:9 (1/512) Mean queue depth:29 Max flow count:16 Average depth factor:8 Flows (active/max active/max):39/40/16 Class Random Tail Minimum Maximum Mark drop drop threshold threshold probability 0 31 0 20 40 1/10 1 33 0 22 40 1/10 2 18 0 24 40 1/10 3 14 0 26 40 1/10 4 10 0 28 40 1/10 5 0 0 31 40 1/10 6 0 0 33 40 1/10 7 0 0 35 40 1/10 rsvp 0 0 37 40 1/10
次に、DWRED の showqueueingrandom-detect コマンドの出力例を示します。
Current random-detect configuration: Serial1 Queueing strategy:random early detection (WRED) Exp-weight-constant:9 (1/512) Mean queue depth:29 Max flow count:16 Average depth factor:8 Flows (active/max active/max):39/40/16 Class Random Tail Minimum Maximum Mark drop drop threshold threshold probability 0 31 0 20 40 1/10 1 33 0 22 40 1/10 2 18 0 24 40 1/10 3 14 0 26 40 1/10 4 10 0 28 40 1/10 5 0 0 31 40 1/10 6 0 0 33 40 1/10 7 0 0 35 40 1/10 rsvp 0 0 37 40 1/10 Current random-detect configuration: FastEthernet2/0/0 Queueing strategy:fifo Packet drop strategy:VIP-based random early detection (DWRED) Exp-weight-constant:9 (1/512) Mean queue depth:0 Queue size:0 Maximum available buffers:6308 Output packets:5 WRED drops:0 No buffer:0 Class Random Tail Minimum Maximum Mark Output drop drop threshold threshold probability Packets 0 0 0 109 218 1/10 5 1 0 0 122 218 1/10 0 2 0 0 135 218 1/10 0 3 0 0 148 218 1/10 0 4 0 0 161 218 1/10 0 5 0 0 174 218 1/10 0 6 0 0 187 218 1/10 0 7 0 0 200 218 1/10 0
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Discard threshold |
各キューで許可されたメッセージの数。 |
Dynamic queue count |
ベスト エフォートの会話に使用されるダイナミック キューの数。 |
Reserved queue count |
予約された会話に使用する予約可能なキューの数。 |
High limit |
最大パケット数における高プライオリティの DLCI キューのサイズ。 |
Medium limit |
最大パケット数におけるミディアム プライオリティの DLCI キューのサイズ。 |
Normal limit |
最大パケット数における通常プライオリティの DLCI キューのサイズ。 |
Low limit |
最大パケット数における低プライオリティの DLCI キューのサイズ。 |
List |
カスタム キューイング:キュー番号のリスト。 プライオリティ キューイング:プライオリティ番号のリスト。 |
Queue |
カスタム キューイング:キューの数。 プライオリティ キューイング:プライオリティ キューのレベル(high、medium、normal、または low キーワード)。 |
Args |
そのキューの基準に一致するパケット。 |
Exp-weight-constant |
指数加重係数。 |
Mean queue depth |
キューの深さの平均。 インターフェイスの実際のキューの深さおよび指数重み付け定数に基づいて計算されます。 移動平均値です。 最小しきい値および最大しきい値と、この値とを比較してドロップの是非を決定します。 |
Class |
IP Precedence 値です。 |
Random drop |
キューの深さの平均が、指定された IP Precedence 値の最小しきい値と最大しきい値の間である場合に、ランダムにドロップされたパケット数。 |
Tail drop |
キューの深さの平均が、指定された IP precedence 値の最大しきい値を上回る場合に、ランダムにドロップされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
Minimum threshold |
パケット数の WRED 最小しきい値。 |
Maximum threshold |
パケット数の WRED 最大しきい値。 |
Mark probability |
平均キューの深さが最大しきい値の場合にドロップされたパケットの割合。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
custom-queue-list |
インターフェイスにカスタム キュー リストを割り当てます。 |
exponential-weighting-constant |
WRED パラメータ グループの平均キュー サイズ計算のための指数加重係数を設定します。 |
fair-queue(WFQ) |
インターフェイスに対して WFQ をイネーブルにします。 |
frame-relay interface-queue priority |
FR PIPQ 機能をイネーブルにします。 |
precedence(WRED グループ) |
特定の IP Precedence に対して WRED グループを設定します。 |
priority-group |
インターフェイスに指定されたプライオリティ リストを割り当てます。 |
priority-list interface |
特定のインターフェイスから着信するパケットにキューイングの優先順位を設定します。 |
priority-list queue-limit |
各プライオリティ キューで待機できるパケットの最大数を指定します。 |
queue-list interface |
インターフェイスに着信するパケットにキューイングの優先順位を設定します。 |
queue-list queue byte-count |
システムが特定のサイクル中に所定のキューから送信できるバイト数を指定します。 |
random-detect(インターフェイス) |
WRED または DWRED をイネーブルにします。 |
random-detect flow average-depth-factor |
フロー ベースの WRED をイネーブルにしたときの平均深さ要因の決定で使用する乗数を設定します。 |
random-detect flow count |
フローベース WRED のフロー カウントを設定します。 |
show interfaces |
シリアル インターフェイスに固有の統計情報を表示します。 |
show queue |
特定のインターフェイスまたは VC のキュー内部のパケットのコンテンツを表示します。 |
show queueing interface |
インターフェイスまたは VC のキューイングの統計情報を表示します。 |
インターフェイスのキューイングの統計情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで showqueueinginterface コマンドを使用します。
show queueing interface type number [ vc [ [vpi/] vci ] ]
show queueing interface { type number | null 0 | vlan vlan-id } [detailed]
show queueing interface { type number | null 0 | vlan vlan-id }
type number |
インターフェイス タイプとインターフェイス番号。 Cisco 7600 シリーズ ルータの場合、有効なインターフェイス タイプは ethernet、fastethernet、gigabitethernet、tengigabitethernet、pos、atm、および ge-wan です。 Cisco 7600 シリーズ ルータの場合、インターフェイス番号は、モジュールおよびポート番号です。 詳細については、「使用上のガイドライン」の項を参照してください。 |
vc |
(任意)特定の仮想回線(VC)に関連付けられている重み付け均等化キューイング(WFQ)パラメータおよび Weighted Random Early Detection(WRED)パラメータを示します。 必要に応じて、仮想パス ID(VPI)値と仮想チャネル ID(VCI)値の両方とも、あるいは VCI 値のみを指定できます。 |
vpi / |
(任意)VPI。 vpi 引数を省略した場合、相手先固定接続(PVC)を見つけるための VPI 値として 0 が使用されます。 vpi 引数が指定されている場合、/区切り文字が必要です。 |
vci |
(任意)VCI。 |
null 0 |
(任意)ヌル インターフェイス番号を指定します。有効値は 0 だけです。 |
vlan vlan-id |
VLAN ID 番号を指定します。有効な値は 1~4094 です。 |
detailed |
(任意)ポリシー クラスごとの詳細な統計情報を表示します。 |
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
Cisco 7600 シリーズ ルータ
ユーザ EXEC (>)
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.1(22)CC |
このコマンドが導入されました。 |
12.2(14)SX |
このコマンドがスーパーバイザ エンジン 720 に実装されました。 |
12.2(17d)SXB |
このコマンドは Supervisor Engine 2 に実装され、Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(33)SXI |
detailed キーワードが追加されました。 |
Cisco 7600 シリーズ ルータ
pos、atm、および ge-wan インターフェイスは、Supervisor Engine 2 のみで設定される Cisco 7600 シリーズ ルータでサポートされます。
interface キーワードで使用される typenumber 引数は、モジュール番号とポート番号を指定します。 有効値は、指定されたインターフェイス タイプ、および使用されるシャーシとモジュールによって異なります。 たとえば、13 スロット シャーシに 48 ポート 10/100BASE-T イーサネット モジュールが搭載されている場合に、ギガビット イーサネット インターフェイスを指定すると、モジュール番号の有効値は 1~13、ポート番号の有効値は 1~48 になります。
showqueueinginterface コマンドは、ハードウェアにプログラミングされた絶対値を表示しません。 ハードウェアにプログラミングされた値を確認するには、showqm-spport-data コマンドを使用します。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチ
Cisco IOS Release 12.2(33) SXI 以降のリリースでは、オプションの detailed キーワードを使用できます。 showqueueinginterfacedetailed コマンド出力には次の情報が含まれます。
次に、showqueueinginterface コマンドの出力例を示します。 この例では、WRED が使用するキューイング戦略です。 出力は、使用するキューイング戦略によって異なります。
Router# show queueing interface atm 2/0 Interface ATM2/0 VC 201/201 Queueing strategy:random early detection (WRED) Exp-weight-constant:9 (1/512) Mean queue depth:49 Total output drops per VC:759 Class Random Tail Minimum Maximum Mark drop drop threshold threshold probability 0 165 26 30 50 1/10 1 167 12 32 50 1/10 2 173 14 34 50 1/10 3 177 25 36 50 1/10 4 0 0 38 50 1/10 5 0 0 40 50 1/10 6 0 0 42 50 1/10 7 0 0 44 50 1/10 rsvp 0 0 46 50 1/10
下の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
Queueing strategy |
使用するキューイング戦略の名前(WRED など)。 |
Exp-weight-constant |
指数加重定数。 WRED パラメータ グループのために平均キュー サイズの計算に使用される指数。 |
Mean queue depth |
インターフェイスの実際のキューの深さおよび指数重み付け定数に基づいたキューの深さの平均。 これは、変動する平均です。 最小しきい値および最大しきい値と、この値とを比較してドロップの是非を決定します。 |
Class |
IP precedence レベル。 |
Random drop |
キューの深さの平均が、指定された IP Precedence 値の最小しきい値と最大しきい値の間である場合に、ランダムにドロップされたパケット数。 |
Tail drop |
キューの深さの平均が、指定された IP precedence レベルの最大しきい値を上回る場合に、ランダムにドロップされたパケット数(バイト単位でも表示)。 |
Minimum threshold |
WRED 最小しきい値(パケット単位)。 |
Maximum threshold |
WRED 最大しきい値(パケット単位)。 |
Mark probability |
平均キューの深さが最大しきい値の場合にドロップされたパケットの割合。 |
次に、Cisco IOS Release 12.2(33)SXI 以降のリリースの、showqueueinginterface コマンドの出力例を示します。
Router# show queueing interface gigabitethernet 3/27 detailed . . . Packets dropped on Transmit: BPDU packets: 0 queue Total pkts 30-s pkts / peak 5 min average/peak pps [cos-map] ---------------------------------------------------------------------------- 1 443340 55523 / 66671 3334 / 44455 [0 1 ] 1 7778888 555555 / 666666 233333 / 340000 [2 3 ] 2 0 0 / 0 0 / 0 [4 5 ] 2 0 0 / 0 0 / 0 [6 7 ] . . .
次の表で、detailed キーワードを入力した場合に追加された重要なフィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Packets dropped on Transmit |
送信でドロップされたパケットに関する情報を表示します。 |
BPDU packets |
ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)パケットの数。 |
queue |
キュー番号。 |
Total pkts |
最後の 30 秒単位のカウンタが表示されます。 |
30-s pkts / peak |
最後の 5 分間にわたり、ピーク時の 30 秒単位のカウンタを表示します。 |
5 min average/peak pps |
5 分単位の平均レートおよびピーク レート(パケット/秒)(pps)が表示されます。 |
cos-map |
サービス クラス(CoS)マップ。 |
custom-queue-list |
インターフェイスにカスタム キュー リストを割り当てます。 |
fair-queue(class-default) |
デフォルト クラス ポリシーの一部として class-default クラスで使用するために予約するダイナミック キューの数を指定します。 |
fair-queue(WFQ) |
インターフェイスに対して WFQ をイネーブルにします。 |
priority-group |
インターフェイスに指定されたプライオリティ リストを割り当てます。 |
random-detect flow |
フローベース WRED をイネーブルにします。 |
random-detect(インターフェイス) |
WRED または DWRED をイネーブルにします。 |
random-detect(per VC) |
per-VC WRED または per-VC DWRED をイネーブルにします。 |
show frame-relay pvc |
VIP ベースのインターフェイスの WFQ について、情報と統計情報を表示します。 |
show policy-map interface |
指定されたインターフェイスのすべてのサービス ポリシーに対して設定されている、全クラスの設定を表示するか、または、インターフェイス上の特定の PVC に対するサービス ポリシーのクラスを表示します。 |
show qm-sp port-data |
QoS マネージャ スイッチ プロセッサに関する情報を表示します。 |
show queueing |
すべてまたは選択した設定済みキューイング戦略を表示します。 |
ATM 相手先固定チャネル(PVC)、PVC 範囲、相手先選択接続(SVC)、VC クラス、または、VC バンドル メンバーの可変ビット レート非リアルタイム(VBR-NRT)Quality of Service(QoS)を設定し、出力ピーク セル レート(PCR)、出力平均セル レート(SCR)、および、出力最大バースト セル サイズを指定するには、該当するコマンドモードで vbr-nrt コマンドを使用します。 VBR-NRT パラメータを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vbr-nrt output-pcr output-scr output-maxburstsize [input-pcr] [input-scr] [input-maxburstsize]
no vbr-nrt output-pcr output-scr output-maxburstsize [input-pcr] [input-scr] [input-maxburstsize]
vbr-nrt output-pcr output-scr output-maxburstsize
no vbr-nrt output-pcr output-scr output-maxburstsize
output-pcr |
出力 PCR(単位:キロバイト/秒(kbps)) |
output-scr |
kbps 単位の出力 SCR |
output-maxburstsize |
出力最大バースト セル サイズ(セルの数で示される)。 |
input-pcr |
(SVC の場合だけの任意)kbps 単位の入力 PCR。 |
input-scr |
(SVC の場合だけの任意)kbps 単位の入力 SCR。 |
input-maxburstsize |
(SVC の場合だけの任意)入力最大バースト セル サイズ(セルの数で示される)。 |
物理インターフェイスの最大ライン レートでの未指定ビット レート(UBR)QoS がデフォルトです。
ATM PVC-in-range コンフィギュレーション(PVC 範囲内の個々の PVC の場合)ATM PVC 範囲コンフィギュレーション(ATM PVC 範囲の場合)ATM PVP コンフィギュレーション Bundle-vc コンフィギュレーション(ATM VC バンドル メンバーの場合)Interface-ATM-VC コンフィギュレーション(ATM PVC または SVC の場合)VC-class コンフィギュレーション(VC クラスの場合)
リリース |
変更内容 |
---|---|
11.3T |
このコマンドが導入されました。 |
12.0(3)T |
このコマンドは、ATM バンドル メンバーおよび VC バンドル メンバーに対する、BR-NRT QoS の設定、および、出力 PCR、出力 SCR、および、出力最大バースト セル サイズの指定をサポートするために拡張されました。 |
12.0(25)SX |
このコマンドが Cisco IOS Release 12.0(25)SX に統合され、Cisco 10000 シリーズ ルータに実装されました。 |
12.1(5)T |
このコマンドが、PVC 範囲コンフィギュレーション モードおよび PVC-in-range コンフィギュレーション モードで使用できるようになりました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
12.2(31)SB2 |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。 |
12.2SX |
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2SX トレインでサポートされます。 このトレインの特定の 12.2SX リリースにおけるサポートは、フィーチャ セット、プラットフォーム、およびプラットフォーム ハードウェアによって異なります。 |
Cisco IOS XE Release 2.3 |
このコマンドが、ATM PVP コンフィギュレーション モードで使用できるようになりました。 |
ubr、ubr+、または vbr-nrt コマンドを使用して QoS パラメータを設定します。 最後に入力したコマンドが、該当する PVC または SVC に適用されます。
ATM PVC または SVC 上で、vbr-nrt コマンドが明示的に設定されない場合、VC は次のデフォルト設定を継承します(優先順位の順にリストされています)。
このコマンドを VC-class コンフィギュレーション モードで使用するには、vc-classatm グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力してから vbr-nrt コマンドを入力します。 コマンドを含む VC クラスがスタンドアロン VC(バンドル メンバーではない VC)に付加されている場合、このコマンドは効果がありません。
このコマンドを bundle-VC コンフィギュレーション モードで使用するには、pvc-bundle コンフィギュレーション コマンドを入力し、VC をバンドル メンバーとして追加します。
VC バンドルの VC は、次の設定継承規則に従います(優先順位の順にリストされています)。
Cisco 10000 シリーズ ルータ
入力 PCR、入力 SCR、入力最大バースト サイズ(MBS)はサポートされません。
Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 以降のリリースでは、出力 PCR と出力 SCR に同じ値を設定すると、Cisco IOS ソフトウェアで最大バースト セル サイズ 1 を使用できるようになりました。 次に例を示します。
Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 以前
interface ATM2/0/0.81801 point-to-point bandwidth 11760 pvc 81/801 vbr-nrt 11760 11760 32 encapsulation aal5snap protocol pppoe
Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 以降のリリース
interface ATM2/0/0.81801 point-to-point bandwidth 11760 pvc 81/801 vbr-nrt 11760 11760 1 encapsulation aal5snap protocol pppoe
次の例では、ATM PVC の出力 PCR に 100,000 kbps を、出力 SCR に 50,000 kbps を、出力 MBS に 64 を指定しています。
pvc 1/32 vbr-nrt 100000 50000 64
次の例では、ATM SVC の VBR-NRT 出力パラメータ、および入力パラメータを指定しています。
svc atm-svc1 nsap 47.0091.81.000000.0040.0B0A.2501.ABC1.3333.3333.05 vbr-nrt 10000 5000 32 20000 10000 64
コマンド |
説明 |
---|---|
abr |
ABR QoS を選択し、ATM PVC または仮想回線クラスに出力ピーク セル レートと出力最小保証セル レートを設定します。 |
broadcast |
VC クラスは、ATM VC クラス、PVC、SVC、VC バンドルのブロードキャスト パケットの重複と送信を設定します。 |
bump |
仮想回線バンドルに割り当てることができる仮想回線クラスのバンピング ルールを設定します。 |
bundle |
バンドルを作成し、バンドル コンフィギュレーション モードを開始するように既存のバンドルを変更します。 |
class-int |
VC クラスを ATM メイン インターフェイスまたはサブインターフェイスに割り当てます。 |
class-vc |
VC クラスを ATM PVC、SVC、または VC バンドル メンバーに割り当てます。 |
encapsulation |
インターフェイスで使用するカプセル化方式を設定します。 |
inarp |
ATM PVC、VC クラス、または VC バンドルの Inverse ARP 期間を設定します。 |
oam-bundle |
仮想回線バンドルに適用できる仮想回線クラス用のエンドツーエンド F5 OAM ループバック セルの生成および OAM 管理をイネーブルにします。 |
oam retry |
ATM PVC、SVC、VC クラス、または VC バンドルの OAM 管理に関連するパラメータを設定します。 |
Precedence |
仮想回線バンドルに割り当てられ、そのバンドルのすべての仮想回線メンバーに適用できる仮想回線クラスに precedence レベルを設定します。 |
protect |
保護グループまたは保護仮想回線ステータスを使用して、仮想回線バンドル メンバーに、アプリケーションに対する仮想回線クラスを設定します。 |
protocol(ATM) |
ATM PVC、SVC、VC クラス、または VC バンドルのスタティック マップを設定します。次に、直接 PVC 上、VC バンドル上、または VC クラス内で Inverse ARP を設定することによって、ATM PVC の Inverse ARP または Inverse ARP ブロードキャストをイネーブルにします(IP および IPX プロトコルだけに適用)。 |
pvc-bundle |
PVC をバンドルのメンバーとしてバンドルに追加し、その PVC バンドル メンバーを設定するためにバンドル VC コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ubr |
UBR QoS を設定し、ATM PVC、SVC、VC クラス、または VC バンドル メンバーの出力ピーク セル レートを指定します。 |
ubr+ |
UBR QoS を設定し、ATM PVC、SVC、VC クラス、または VC バンドル メンバーの出力ピーク セル レートと出力最小保証セル レートを指定します。 |
vc-class atm |
ATM PVC、SVC、または ATM インターフェイス用に VC クラスを作成し、vc クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 |