この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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この章では、次に示す Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチのポートに接続する方法を説明します。
• コンソール ポート:最初にスイッチの設定に使用される直接ローカル管理接続
• アップリンク ポートとダウンリンク ポート:ホストおよびサーバへの接続
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチのネットワーク接続を準備するときは、各インターフェイス タイプについて次の事項を考慮し、ポートを接続する前に必要なすべての機器を揃えてください。
コンソール ポートは、RJ-45 インターフェイスを備えた RS-232 ポートです。(図 4-1 を参照)。コンソール ポートは非同期シリアル ポートです。このポートに接続する装置は、非同期転送に対応している必要があります。
スイッチを最初にネットワークに接続する前に、このポートをローカル管理用に接続し、IP アドレスの設定および他の初期設定を行うことを推奨します。
図 4-1 に、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチのコンソール ポートへの接続方法を示します。
図 4-1 Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチのコンソール ポートへの接続
• Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチを、CLI を使用して設定する。
(注) コンソール ポートをコンピュータ ターミナルに接続するには、そのコンピュータが VT100 ターミナル エミュレーションをサポートしている必要があります。セットアップおよび設定時に Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチとコンピュータを通信させるには、ターミナル エミュレーション ソフトウェア(HyperTerminal または Procomm Plus など)を使用します。
コンソール ポートをコンピュータ ターミナルに接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 デフォルト ポート特性(9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、パリティなし)に一致するように、ターミナル エミュレータ プログラムを設定します。
ステップ 2 コンソール ケーブルの RJ-45 コネクタをコンソール ポート(図 4-1を参照)に接続し、DB-9 コネクタをコンピュータのシリアル ポートに接続します。
(注) 設定手順については、該当する Cisco Nexus 3000 シリーズ CLI コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
ここでは、外部ハブ、スイッチ、またはルータに管理ポートを接続する方法について説明します。イーサネット コネクタ ポートには、RJ-45 インターフェイスが装備されています。管理ポートを外部ハブ、スイッチ、またはルータに接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 イーサネット コネクタ ポートに、対応するモジュラ ケーブルを接続します。
• 管理ポートをイーサネット スイッチのポートまたはハブに接続するには、ストレート UTP ケーブル(モジュラ、RJ-45)を使用します。
• ルータ インターフェイスに接続するには、クロス ケーブルを使用します。
Cisco Nexus 3016 スイッチの場合、光ケーブルまたは銅ケーブルに接続されている QSFP+ トランシーバを使用して、40 ギガビット ポートをネットワーク内のホストまたはサーバに接続する必要があります。接続先のサーバまたはスイッチが同じラックまたは隣接するラックにある場合は、別の 40 ギガビット QSFP+ ポートまたは 4 個の 10 ギガビット SFP+ ポートに接続できる短い銅ケーブルを使用すると、通常、コスト効率が良くなります。サーバまたはスイッチが 16.4 フィート(5 メートル)より遠い場合、両側に 40 ギガビット トランシーバを持つ光ケーブルを使用するのが最適です。
Cisco Nexus 3048 スイッチの場合は、銅ケーブルで RJ-45 コネクタを使用して 10/100/1000 イーサネット ダウンリンクの接続を確立し、銅ケーブルまたは光ケーブルで SFP トランシーバ、または光ケーブルで SFP+ トランシーバを使用して 1 ギガビットまたは 10 ギガビット イーサネット アップリンク接続を確立する必要があります。
Cisco Nexus 3064 スイッチの場合は、銅ケーブルで RJ-45 コネクタを使用してダウンリンクの接続を確立し、銅ケーブルまたは光ケーブルで SFP トランシーバ、または光ケーブルで SFP+ トランシーバを使用して 1 ギガビットまたは 10 ギガビット イーサネット アップリンク接続を確立する必要があります。
• 「SFP または SFP+ トランシーバの取り付けと交換」
• 「SFP または SFP+ トランシーバへの光ケーブルの取り付け」
SFP または SFP+ トランシーバを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。
ステップ 3 トランシーバのポート側のダスト カバーを外します。
ステップ 4 次のようにトランシーバをポートに差し込みます。
• マイラー タブ ラッチ付きのトランシーバの場合、タブが下にくるようにし、ポートにしっかりはまるまでトランシーバをゆっくり差し込みます。
• ベールクラスプ ラッチ付きのトランシーバの場合、クラスプが下になるようにし、クラスプを持ち上げてトランシーバの上部で閉じてから、ポートにしっかりはまるまでトランシーバをゆっくり差し込みます。
(注) ケーブルをトランシーバに接続できない場合は、トランシーバのケーブル側にダスト プラグを取り付けるか、またはそのままにします。
SFP または SFP+ トランシーバを交換するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。
ステップ 2 トランシーバにケーブルが接続されている場合は、次の手順を実行します。
a. あとで参照するために、ケーブルとポートの接続を記録しておきます。
b. ケーブルのリリース ラッチを押し、コネクタの接続部付近をつかんで、コネクタをトランシーバからゆっくり引き抜きます。
c. ダスト プラグを、トランシーバのケーブル側に差し込みます。
ステップ 3 次のようにトランシーバをポートから取り外します。
• マイラー タブ ラッチ付きのトランシーバの場合、タブをまっすぐに(ひねらずに)ゆっくり引っ張り、ポートからトランシーバを抜き取ります。
• ベール クラスプ ラッチ付きのトランシーバの場合、下方向にクラスプを押し開き、ポートからトランシーバを抜き取ります。
(注) ベール クラスプ付きの SFP または SFP+ トランシーバを取り外しにくい場合は、いったんベール クラスプ ラッチを上の位置に戻して SFP または SFP+ を再び固定します。そして、SFP または SFP+ トランシーバをケージの内側に向かって上向きに押します。次に、ベール クラスプ ラッチを下げ、SFP または SFP+ トランシーバに軽く上向きの力をかけながら引き出します。このとき、ポート ケージを傷つけないよう注意してください。
ステップ 4 トランシーバを工場に返送する場合、トランシーバのポート側にダスト カバーを挿入し、トランシーバを静電気防止用マットの上に置くか、または静電気防止袋に入れます。
ステップ 5 交換トランシーバを取り付けます(「SFP または SFP+ トランシーバの取り付け」を参照)。別のトランシーバが取り付けられていない場合、オプティカル ケージにきれいなカバーを挿入して保護します。
トランシーバに光ケーブルを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。
ステップ 2 ケーブルのコネクタのダスト カバーを外します。
ステップ 3 トランシーバのケーブル側のダスト カバーを外します。
ステップ 4 ケーブル コネクタをトランシーバに合わせ、しっかりはまるまでコネクタをトランシーバに差し込みます。
接続の確認手順については、該当する Cisco Nexus 3000 シリーズ CLI コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用して、使用法に従います。
ステップ 2 ケーブルのリリース ラッチを押し、コネクタの接続部付近をつかんで、コネクタをトランシーバからゆっくり引き抜きます。
ステップ 3 SFP または SFP+ トランシーバに交換ケーブルを取り付けるか(「SFP または SFP+ トランシーバへの光ケーブルの取り付け」を参照)、ダスト プラグをトランシーバのケーブル側と取り外したケーブルの端に差し込みます。
高精度の信号を維持し、コネクタの損傷を防ぐためには、QSFP+、SFP、+SFP トランシーバおよび光ファイバ ケーブルを常に埃のない清潔な状態に保つ必要があります。減衰(光損失)は汚れによって増加します。減衰量は 0.35 dB 未満でなければなりません。
• 光トランシーバは静電気に敏感です。静電破壊を防止するために、シャーシに接続している静電気防止用リスト ストラップを着用してください。
• トランシーバの取り外しおよび取り付けは、必要以上に行わないでください。取り付けおよび取り外しを頻繁に行うと、耐用年数が短くなります。
• 未使用の光接続端子には、必ずカバーを取り付けてください。埃が付着した場合には、埃によって光ファイバ ケーブルの先端が傷つかないように、使用前に清掃してください。
• 指紋などで汚れることがあるので、コネクタの先端には手を触れないでください。
• 定期的に清掃してください。必要な清掃の頻度は、設置環境によって異なります。また、埃が付着したり、誤って手を触れた場合には、コネクタを清掃してください。ウェット クリーニングやドライ クリーニングが効果的です。設置場所の光ファイバ接続清掃手順に従ってください。
• 埃が付着していないこと、および損傷していないことを定期的に確認してください。損傷している可能性がある場合には、清掃後に顕微鏡を使用してファイバの先端を調べ、損傷しているかどうかを確認してください。