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この章では、Cisco Nexus 3016、3048、3064、3132Q、3164Q、3172PQ、3524 および 3548 スイッチを含む、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチの概要について説明します。これらのスイッチは、冷却用に前方または後方へのエアーフローを行うファン トレイおよび電源モジュール付き、および AC 電源または DC 電源に接続する電源モジュール付きで発注できます。
(注) 現在 Cisco Nexus 3164Q は、反転(ポート側吸気)エアーフローおよび AC 電源モジュールとのみ発注できます。
Cisco Nexus 3016 スイッチは、16 の固定 40 ギガビット イーサネット ダウンリンク(ホスト方向)ポートおよびアップリンク(ネットワーク方向)ポート、2 つの固定 100/1000 管理ポート、1 つの RS-232 コンソール ポート、および 1 つの USB ポートをサポートする 1 ラック ユニット(RU)スイッチです。スイッチには 1 つまたは 2 つの AC または DC 電源モジュール ユニットと 1 つのファン トレイ モジュールが含まれており、どちらも前面または背面へのエアーフローで冷却されます。スイッチには、レイヤ 3 のライセンスが含まれます。適切な Cisco Nexus 3016 スイッチ バンドルを指定するには、 表 1-1 を参照してください。
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• 「Cisco Nexus 3016 スイッチのシャーシ」
• 「Cisco Nexus 3016 スイッチの電源モジュール」
• 「Cisco Nexus 3016 スイッチのファン トレイ」
• 「Cisco Nexus 3016 スイッチのポート接続」
1 RU の Cisco Nexus 3016 シャーシ(部品番号 N3K-C3016-40GE)は、高さ 1.72 インチ(4.37 cm)、幅 17.3 インチ(43.9 cm)、および奥行 19.7 インチ(50.8 cm)です。このスイッチは 19 インチ(48.3 cm)ラック用に設計されています。スイッチ ポートは、サーバ ポートとの距離が近くなるようにシャーシの背面にあります。電源モジュールとファン トレイ モジュールは、前面からアクセスできるので交換が容易です。このスイッチは、スイッチの前面がコールド アイル(標準エアーフロー)にあるか、ホット アイル(反転エアーフロー)にあるかによって、標準エアーフローまたは反転エアーフローを指定して発注できます。
2 つの電源モジュールと 1 つのファン トレイでフル装備したスイッチは、重量が 20.5 ポンド(9.3 kg)で、1 人または 2 人で容易に設置できます。
図 1-1 に、Cisco Nexus 3016 シャーシの前面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。図 1-2 に、シャーシの背面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。
図 1-1 Cisco Nexus 3016 スイッチの前面図
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図 1-2 Cisco Nexus 3016 スイッチの背面図
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Cisco Nexus 3016 スイッチ シャーシには、次のポートがあります。
• 40 ギガビット イーサネット アップリンクまたはダウンリンク ポート(16 ポート)
シャーシには、ホスト(アップリンク接続)またはサーバ(ダウンリンク接続)に接続する 16 個の 40 ギガビット イーサネット ポートがあります。サーバは多くの場合、同じラックまたは近くのラックにあります。これらの各ポートは、1 つまたは 4 つの光ケーブルまたは銅ケーブルに接続される QSFP+ トランシーバを使用します。1 本のケーブルを使用する場合、他端に QSFP+ トランシーバがあります。4 本のケーブルを使用する場合、これらの各ケーブルの他端に SFP+ トランシーバがあります。ポートは左から右へ 1 ~ 16 の番号が付けられており、奇数ポートが上、偶数ポートが下の位置になります。
2 つの 100/1000 イーサネット管理ポートにより、スイッチの動作を管理できます。銅ケーブルの RJ-45 コネクタを使用することにより、これらの 2 つのポートを通じてスイッチに接続できます。
1 個のコンソール ポートは、スイッチの初期設定、およびトラブルシューティング操作の実行に使用できます。銅ケーブルの RJ-45 コネクタを使用して、このポートに接続します。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには電源モジュール用のスロットが 2 つあり、最初は、標準エアーフローまたは反転エアーフローで冷却される AC または DC 電源モジュールが 1 つまたは 2 つ取り付けられています。スイッチは 1 つの電源モジュールだけで稼働しますが、冗長性を確保するために 2 つめを取り付けることが可能です。
交換用の電源モジュールを発注する場合に使用する部品番号を判断するには、 表 1-2 を参照してください。
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シャーシに 2 つの電源モジュールがある場合は、稼働中に電源モジュールの 1 つをホット スワップできます。シャーシにある電源モジュールが 1 つだけの場合は、空きスロットに新しい電源モジュールを取り付け、その電源モジュールの電源をオンにしてから、動作中に元の電源モジュールを取り外すことができます。
(注) 電源モジュールのスロットを空のままにしないでください。電源モジュールを取り外す場合は、別のものと交換します。交換電源モジュールがない場合は、交換が可能になるか、スロットをフィラー ブランク モジュール(部品番号 N2200-P-BLNK)で埋めるまで、機能していない電源モジュールをそのままにしておいてください。
電源モジュールの仕様については、「電力仕様」を参照してください。電源モジュールの LED、および LED が示す内容については、「Power Supply Status」を参照してください。
Cisco Nexus 3016 スイッチには、Cisco Nexus 3064 スイッチで使用したのと同じファン トレイが付属しています(標準エアーフローでは部品番号 N3K-C3064-FAN、反転エアーフローでは N3K-C3064-FAN-B)。ファン トレイは稼働中にホット スワップできますが、2 分以内に交換する必要があります。そうしないと、スイッチが過熱状態になり、シャット ダウンする可能性があります。
アップリンクとダウンリンクに使用される 16 ネットワーキング ポート付きの QSFP+ トランシーバを使用します。同じまたは隣接するラック内のスイッチへの低コストの接続には、銅ケーブルで QSFP+ トランシーバを使用してください。長距離接続の場合、光ケーブルに接続されている QSFP トランシーバを使用します。
表 1-3 では、アップリンクおよびダウンリンクに使用する 16 ポートで使用可能なケーブル接続および QSFP+ トランシーバについて説明します。
Cisco Nexus 3048 スイッチは、48 の固定 10/100/1000 イーサネット ダウンリンク(サーバ方向)ポート、4 つの固定 10 ギガビット イーサネット アップリンク(ネットワーク方向)ポート、2 つの固定 100/1000 管理ポート、1 つのコンソール ポートをサポートする、1 ラック ユニット(RU)スイッチです。スイッチには 1 つまたは 2 つの AC または DC 電源モジュール ユニットと 1 つのファン トレイ モジュールが含まれており、どちらも前面または背面へのエアーフローで冷却されます。スイッチには、レイヤ 3 のライセンスが含まれます。適切な Cisco Nexus 3048 スイッチ バンドルを注文するには、 表 1-4 を参照してください。
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• 「Cisco Nexus 3048 スイッチのシャーシ」
• 「Cisco Nexus 3048 スイッチの電源モジュール」
• 「Cisco Nexus 3048 スイッチのファン トレイ」
• 「Cisco Nexus 3048 スイッチのポート接続」
1 RU の Cisco Nexus 3048 シャーシ(部品番号 N3K-C3048TP-1GE)は、高さ 1.72 インチ(4.37 cm)、幅 17.3 インチ(43.9 cm)、および奥行 19.7 インチ(50.8 cm)です。このスイッチは 19 インチ(48.3 cm)ラック用に設計されています。このスイッチ ポートは、シャーシの背面で、サーバ ポート、電源モジュール、およびファン トレイの標準エアーフローまたは反転エアーフローのすぐ近くにあります。これは、スイッチの前面がコールド アイル(標準エアーフロー)かホット アイル(反転エアーフロー)かによって異なります。また、AC または DC 電源モジュールを持つスイッチを発注できます。
2 つの電源モジュールと 1 つのファン トレイでフル装備したスイッチは、重量が 20.5 ポンド(9.3 kg)で、1 人または 2 人で容易に設置できます。
図 1-3 に、Cisco Nexus 3048 シャーシの前面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。図 1-4 に、シャーシの背面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。
図 1-3 Cisco Nexus 3048 スイッチの前面図
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図 1-4 Cisco Nexus 3048 スイッチの背面図
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Cisco Nexus 3048 スイッチ シャーシには、次のポートがあります。
• 10/100/1000 イーサネット ダウンリンク ポート(48 ポート)
• 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット アップリンク ポート
シャーシには、サーバに接続する 48 個の 10/100/1000 ギガビット イーサネット ダウンリンク ポートがあります。サーバは多くの場合、同じラックまたは近くのラックにあります。銅ケーブルで RJ-45 コネクタを使用して、スイッチをサーバに接続します。ポートは左から右へ 1 ~ 48 の番号が付けられており、奇数ポートが上、偶数ポートが下の位置になります。
最大 4 個の 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット アップリンク ポートを使用して、スイッチを 1 ~ 4 台のホストまたはスイッチに接続します。これらのポートごとに SFP または SFP+ トランシーバを使用します。
2 つの 100/1000 イーサネット管理ポートにより、スイッチの動作を管理できます。銅ケーブルの RJ-45 コネクタを使用することにより、これらの 2 つのポートを通じてスイッチに接続できます。
1 個のコンソール ポートは、スイッチの初期設定、およびトラブルシューティング操作の実行に使用できます。銅ケーブルの RJ-45 コネクタを使用して、このポートに接続します。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには電源モジュール用のスロットが 2 つあり、最初は、標準エアーフローまたは反転エアーフローで冷却される AC または DC 電源モジュールが 1 つまたは 2 つ取り付けられています。スイッチは 1 つの電源モジュールだけで稼働しますが、冗長性を確保するために 2 つめを取り付けることが可能です。
交換用の電源モジュールを発注する場合に使用する部品番号を判断するには、 表 1-5 を参照してください。
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シャーシに 2 つの電源モジュールがある場合は、稼働中に電源モジュールの 1 つをホット スワップできます。シャーシにある電源モジュールが 1 つだけの場合は、空きスロットに新しい電源モジュールを取り付け、その電源モジュールの電源をオンにしてから、動作中に元の電源モジュールを取り外すことができます。
(注) 電源モジュールのスロットを空のままにしないでください。電源モジュールを取り外す場合は、別のものと交換します。交換電源モジュールがない場合は、交換が可能になるか、スロットをフィラー ブランク モジュール(部品番号 N2200-P-BLNK)で埋めるまで、機能していない電源モジュールをそのままにしておいてください。
電源モジュールの仕様については、「電力仕様」を参照してください。電源モジュールの LED、および LED が示す内容については、「Power Supply Status」を参照してください。
Cisco Nexus 3048 スイッチには、ファン トレイからポート コネクタ側に排気する標準エアーフロー(スペア部品番号 N3K-C3048-FAN=)、またはシャーシのポート コネクタ側からファン トレイに排気する反転エアーフロー(スペア部品番号 N3K-C3048-FAN-B)のファン トレイが 1 つ付属しています。ファン トレイは稼働中にホット スワップできますが、2 分以内に交換する必要があります。そうしないと、スイッチが過熱状態になり、シャット ダウンする可能性があります。
ダウンリンク ポート、管理ポート、コンソール ポートには銅ケーブルで RJ-45 コネクタを使用し、アップリンク ポートには SFP または SFP+ トランシーバを使用します。
4 個のアップリンク ポートは SFP および SFP+ トランシーバをサポートしています。これには、銅ケーブルまたは光ケーブルを接続できます。 表 1-6 に、使用可能な SFP+ トランシーバおよびケーブル接続を示します。 表 1-7 に、使用可能な SFP トランシーバおよびケーブル接続を示します。
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ギガビット イーサネット シングルモード ファイバ(SMF)SFP トランシーバ(タイプ LX/LH の LC コネクタ付き) |
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Cisco Nexus 3064 は、48 の固定 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット ホスト ポート、4 つの固定 40 ギガビット イーサネット ネットワーク ポート、2 つの固定 100/1000 管理ポート、1 つのコンソール ポートをサポートする、1 ラック ユニット(RU)スイッチです。スイッチには 1 つまたは 2 つの AC または DC 電源モジュール ユニットと 1 つのファン トレイ モジュールが含まれており、どちらも前面または背面へのエアーフローで冷却されます。スイッチには、レイヤ 3 のライセンスが含まれます。Cisco Nexus 3064 は、非常に低い公称遅延を提供し、電源投入時の自動プロビジョニングをサポートし、低電力を消費します。適切な Cisco Nexus 3064 スイッチ バンドルを注文するには、 表 1-8 を参照してください。
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• 「Cisco Nexus 3064 スイッチのシャーシ」
• 「Cisco Nexus 3064 スイッチの電源モジュール」
• 「Cisco Nexus 3064 スイッチのファン トレイ」
• 「Cisco Nexus 3064 スイッチのポート接続」
1 RU の Cisco Nexus 3064 シャーシ(部品番号 N3K-C3064PQ-10GE または N3K-C3064PQ-10GX)は、高さ 1.72 インチ(4.37 cm)、幅 17.3 インチ(43.9 cm)、および奥行 19.7 インチ(45.0 cm)です。このスイッチは 19 インチ(48.3 cm)ラック用に設計されています。スイッチ ポートは、サーバ ポートとの距離が近くなるようにシャーシの背面にあります。電源モジュールとファン トレイ モジュールは、前面からアクセスできるので交換が容易です。このスイッチは、スイッチの前面がコールド アイル(標準エアーフロー)にあるか、ホット アイル(反転エアーフロー)にあるかによって、標準エアーフローまたは反転エアーフローを指定して発注できます。また、AC または DC 電源モジュールを持つスイッチを発注できます。
2 つの電源モジュールと 1 つのファン トレイでフル装備したスイッチは、重量が 20.5 ポンド(9.3 kg)で、1 人または 2 人で容易に設置できます。
図 1-5 に、シャーシの前面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。図 1-6 に、シャーシの背面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。
図 1-5 Cisco Nexus 3064 スイッチの前面図
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図 1-6 Cisco Nexus 3064 スイッチの背面図
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• 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット ダウンリンク ポート(48 ポート)
• 40 ギガビット イーサネット アップリンク ポート(4 ポート、それぞれ 4 x 10 ギガビット イーサネットを処理)
シャーシには、サーバに接続する 48 個の 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット ダウンリンク ポートがあります。サーバは多くの場合、同じラックまたは近くのラックにあります。Small Form-Factor Pluggable Plus(SFP+)トランシーバと銅または光ケーブルを使用して、スイッチをサーバに接続します。ポートは左から右へ 1 ~ 48 の番号が付けられており、奇数ポートが上、偶数ポートが下の位置になります。
最大 4 個の 40 ギガビット イーサネット アップリンク ポートを使用して、スイッチを 1 ~ 4 台のホストまたはスイッチに接続します。これらのポートごとにクワッド SFP+(QSFP+)トランシーバを使用します。このトランシーバは、4 本の銅ケーブルがすでに接続されていて(それぞれ 10 ギガビットのデータを処理)、各ケーブルに SFP+ トランシーバが付いているか、または光ケーブルを、QSFP+ トランシーバと別のスイッチ上の別の QSFP+ トランシーバに接続します。
2 つの 100/1000 イーサネット管理ポートにより、スイッチの動作を管理できます。銅ケーブルの RJ-45 コネクタを使用することにより、これらの 2 つのポートを通じてスイッチに接続できます。
1 個のコンソール ポートは、スイッチの初期設定、およびトラブルシューティング操作の実行に使用できます。銅ケーブルの RJ-45 コネクタを使用して、このポートに接続します。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには電源モジュール用のスロットが 2 つあり、最初は、標準エアーフローまたは反転エアーフローで冷却される AC または DC 電源モジュールが 1 つまたは 2 つ取り付けられています。スイッチは 1 つの電源モジュールだけで稼働しますが、冗長性を確保するために 2 つめを取り付けることが可能です。
交換用の電源モジュールを発注する場合に使用する部品番号を判断するには、 表 1-9 を参照してください。
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シャーシに 2 つの電源モジュールがある場合は、稼働中に電源モジュールの 1 つをホット スワップできます。シャーシにある電源モジュールが 1 つだけの場合は、空きスロットに新しい電源モジュールを取り付け、その電源モジュールの電源をオンにしてから、動作中に元の電源モジュールを取り外すことができます。
(注) 電源モジュールのスロットを空のままにしないでください。電源モジュールを取り外す場合は、別のものと交換します。交換電源モジュールがない場合は、交換が可能になるか、スロットをフィラー ブランク モジュール(部品番号 N2200-P-BLNK)で埋めるまで、機能していない電源モジュールをそのままにしておいてください。
電源モジュールの仕様については、「電力仕様」を参照してください。電源モジュールの LED、および LED が示す内容については、「Power Supply Status」を参照してください。
Cisco Nexus 3064 スイッチには、標準エアーフローまたは反転エアーフローを提供するファン トレイが 1 つ付属します。ファン トレイは稼働中にホット スワップできますが、2 分以内に交換する必要があります。そうしないと、スイッチが過熱状態になり、シャット ダウンする可能性があります。
アップリンクおよびダウンリンク ポートには銅または光ケーブル付きの QSFP+、SFP+、および SFP トランシーバ、管理ポートには RJ-45 コネクタ、コンソール ポートには RJ-45 コネクタ、USB ポートには USB A コネクタをそれぞれ使用できます。
4 個のアップリンク ポートは QSFP+ トランシーバをサポートしており、それぞれ単一の 40 ギガビット光ケーブル、40 ギガビット銅ケーブル、または 4 本の 10 ギガビット銅ケーブル(SFP+ トランシーバ付き)に接続できます。 表 1-10 に、使用可能な QSFP+ トランシーバおよびケーブル接続を示します。
48 個のダウンリンク ポートは SFP+ および SFP トランシーバをサポートしています。これには銅ケーブルを接続するか、光ケーブルを接続することも可能です。 表 1-11 に、使用可能な SFP+ トランシーバおよびケーブル接続を示します。 表 1-12 に、使用可能な SFP トランシーバおよびケーブル接続を示します。
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ギガビット イーサネット シングルモード ファイバ(SMF)SFP トランシーバ(タイプ LX/LH の LC コネクタ付き) |
Cisco Nexus 3132Q スイッチは、Cisco Nexus 3100 スイッチのメンバーである高性能スイッチです。Nexus 3100 スイッチは第 2 世代の Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチで、第 1 世代のスイッチと比べてポート密度、スケーラビリティおよび機能が向上しています。
Cisco Nexus 3132Q は、32 個の拡張 QSFP(QSFP+)ポートを有する 1 ラック ユニット(RU)の 40 Gbps Quad Small Form-Factor Pluggable(QSFP)ベースのスイッチです。 また、1つめの QSFP ポートで内部に多重化される 4 つの SFP+ ポートもあります。各 QSFP+ ポートは、ネイティブ 40 Gbps または 4 x 10 Gbps モードで実行できます。このスイッチは、低遅延と省電力に最適化された真の phy レス スイッチです。標準および反転の(ポート側排気とポート側吸気)エアーフロー スキームの両方をサポートします。Cisco Nexus 3132Q は、コスト効率の高い電力効率に優れたラインレートのレイヤ 2 および 3 アクセス スイッチまたはリーフ スイッチを必要とするデータセンターに最適です。
• 「Cisco Nexus 3132Q スイッチのシャーシ」
• 「Cisco Nexus C3132Q スイッチのポート」
• 「Cisco Nexus 3132Q スイッチの電源モジュール」
• 「Cisco Nexus 3132Q スイッチのファン トレイ」
• 「Cisco Nexus 3132Q スイッチのトランシーバおよびケーブルのオプション」
1 RU の Cisco Nexus C3132Q シャーシ(部品番号 N3K-C3132Q-40GE)は、高さ 1.72 インチ(4.4 cm)、幅 17.3 インチ(43.9 cm)、および奥行 19.7 インチ(50.5 cm)です。このスイッチは 19 インチ(48.3 cm)ラック用に設計されています。スイッチ ポートは、サーバ ポートとの距離が近くなるようにシャーシの背面にあります。電源モジュールとファン トレイ モジュールは、前面からアクセスできるので交換が容易です。標準または反転エアーフロー付きのスイッチを注文できます。標準エアーフロー(空気がファン トレイおよび電源モジュール経由で入り、ポート経由で出ていくポート側排気)は、AC および DC 電源モジュールでサポートされます。反転エアーフロー(空気がポート経由で入り、ファン トレイおよび電源モジュール経由で出ていくポート側吸気)は、AC 電源モジュールのみでサポートされます。
スイッチの重さは 21.5 ポンド(9.3 kg)で、1 人または 2 人で容易に設置できます。
図 1-7 に、シャーシの前面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。図 1-8 に、シャーシの背面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。
図 1-7 Cisco Nexus C3132Q スイッチの前面図
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図 1-8 Cisco Nexus C3132Q スイッチの背面図
• 32 個の QSFP+ ポートはそれぞれ、ネイティブ 40 ギガビット イーサネットおよび 4 x 10 ギガビット イーサネット モードをサポートします。
• 管理ポート、コンソール ポート、および USB フラッシュ メモリ ポート
Small Form-Factor Pluggable Plus(SFP+)トランシーバと銅または光ケーブルを使用して、スイッチをサーバに接続します。管理ポートでは、スイッチ操作を管理することができます。コンソール ポートは、スイッチの初期設定、およびトラブルシューティング操作の実行に使用できます。USB ポートは、スイッチの設定の保存または読み込みに使用できます。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには電源モジュール用のスロットが 2 つあり、最初は、標準エアーフローまたは反転エアーフローで冷却される AC または DC 電源モジュールが 1 つまたは 2 つ取り付けられています。スイッチは 1 つの電源モジュールだけで稼働しますが、冗長性を確保するために 2 つめを取り付けることが可能です。
交換用の電源モジュールを発注する場合に使用する部品番号を判断するには、 表 1-13 を参照してください。
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シャーシに 2 つの電源モジュールがある場合は、稼働中に電源モジュールの 1 つをホット スワップできます。シャーシにある電源モジュールが 1 つだけの場合は、空きスロットに新しい電源モジュールを取り付け、その電源モジュールの電源をオンにしてから、動作中に元の電源モジュールを取り外すことができます。
(注) 電源モジュールのスロットを空のままにしないでください。電源モジュールを取り外す場合は、別のものと交換します。交換電源モジュールがない場合は、交換が可能になるか、スロットをフィラー ブランク モジュール(部品番号 N2200-P-BLNK)で埋めるまで、機能していない電源モジュールをそのままにしておいてください。
Cisco Nexus C3132Q スイッチは、冷却のため標準エアーフローまたは反転エアーフローを提供する 4 つの(3+1)冗長ファンをサポートします。稼動中にファン トレイをホット スワップできますが、1 分以内に交換する必要があります。
標準(ポート側排気)と反転(ポート側吸気)の両方のエアフロー方式がサポートされています。ポート側排気方式は、ファン側(コールド アイルに面している)からコールド エアが入り、ポート側(ホット アイルに面している)から排気する場合に使用します。ポート側吸気方式は、ポート(コールド アイルに面している)からエアが入り、ファン側(ホット アイルに面している)から排気する場合に使用します。
Cisco Nexus 3132Q には、32 個の QSFP+ ポートがあります。QSFP+ テクノロジーにより、データセンターで 10 ギガビットのイーサネット インフラストラクチャから 40 ギガビットのイーサネット インフラストラクチャにスムーズに移行できます。Cisco Nexus 3132Q スイッチの QSFP+ ポートはそれぞれ、ネイティブ 40 ギガビット イーサネット モードまたは 4 x 10 ギガビット イーサネット モードで稼動できます。このスイッチは、これら 2 つのモードに対してファイバ ケーブル配線および銅ケーブル配線のソリューションをサポートします。
低コストのケーブル配線には、銅線ベースの 40 Gbps Twinax ケーブルを使用でき、ケーブル範囲が長い場合は、短距離光トランシーバが優れています。QSFP+ ポートから 10 ギガビット イーサネット スイッチまたはホストへの接続を確立でき、それには一方の端に 1 個の QSFP+ トランシーバが、もう一方の端に 4 個の SFP+ トランシーバが付いているスプリッタ ケーブルが使用されます。両端に QSFP+ SR4 トランシーバを使用し、サードパーティ製のファイバ スプリッタ MPO-to-LC ケーブルを用意することによって、同様の機能をファイバ ソリューションで実現できます。 表 1-14 に、サポートされる QSFP トランシーバ タイプを示します。
Cisco Nexus 3164Q スイッチは、リリース 6.1(2)I2(2a) 以降の Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチをサポートする Cisco NX-OS ソフトウェア オペレーティング システムの拡張バージョンを実行する 40 ギガビットのスイッチです。NX-OS ソフトウェアのリリース 6.1(2)I2(2a) 以降のバージョンで使用できる機能については、リリース 6.1(2)I2(2a) 以降の『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Release Notes』を参照してください。
このスイッチには、64 個の拡張 Quad Small Form-Factor Pluggable(QSFP+)ポートがあり、それぞれがネイティブ 40 ギガビット モードまたは 4x10 ギガビット モードで動作します。
• 「Cisco Nexus 3164Q スイッチのシャーシ」
• 「Cisco Nexus 3164Q スイッチのポート」
• 「Cisco Nexus 3164Q スイッチの電源モジュール」
• 「Cisco Nexus 3164Q スイッチのファン トレイ」
• 「Cisco Nexus 3164Q スイッチのトランシーバおよびケーブルのオプション」
このスイッチのシャーシは、高さが 3.48 インチ(8.8 cm または 2 RU)、幅が 17.4 インチ(44.2 cm)、奥行が 22.3 インチ(56.6 cm)です。スイッチは標準の 19 インチ(48.3 cm)のラック用に設計されています。スイッチ ポートは、サーバ ポートとの距離が近くなるように、シャーシの背面にあります。電源モジュールとファン トレイ モジュールは簡単に交換できるようにシャーシの前面にあります。スイッチは背面から前面へのエアーフロー(ポート側排気)を備えています。
シャーシの重さは 37 ポンド(16.8 kg)で、1 人または 2 人で容易に設置できます。
図 1-9 に、シャーシの前面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。図 1-10 に、シャーシの背面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。
図 1-9 Cisco Nexus 3164Q スイッチの前面図
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図 1-10 Cisco Nexus 3164Q スイッチの背面図
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40 ギガビットのネイティブ モードまたは 4x10 ギガビット モードで動作する 64 個の 40 ギガビット QSFP+ ポート |
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• 64 個の 40 ギガビット QSFP+ インターフェイ ポート(40 ギガビットのネイティブ モードまたは 4x10 ギガビット モードで動作できます)
• 管理ポート、コンソール ポート、および USB フラッシュ メモリ ポート
インターフェイス ポートについては、銅線ケーブルまたは光ケーブルと拡張 Quad Small Form factor Pluggable Plus(QSFP+)トランシーバを使用して、スイッチをサーバに接続します。これらのケーブルは、一方の端に QSFP+ トランシーバ、もう一方の端に 4 個の SFP+ トランシーバが備わったブレークアウト ケーブルにすることもできます。
スイッチの初期設定には RS232 コンソール ポートを使用し、スイッチ動作の管理にはアウトオブバンド管理ポートを使用します。スイッチ設定をダウンロードまたはアップロードする必要がある場合は、USB ポートでフラッシュ ドライブを使用できます。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには電源モジュール用のスロットが 2 つあり、最初は、AC 電源モジュールが 1 つまたは 2 つ取り付けられています。スイッチは 1 つの電源モジュールだけで稼働しますが、冗長性を確保するために 2 つめを取り付けることが可能です。シャーシに 2 つの電源モジュールがある場合は、稼働中に電源モジュールの 1 つをホット スワップできます。シャーシにある電源モジュールが 1 つだけの場合は、空きスロットに新しい電源モジュールを取り付け、その電源モジュールの電源をオンにしてから、動作中に元の電源モジュールを取り外すことができます。
電源モジュールのファンは電源モジュールから冷気を排出します。このエアーフローの方向(現在使用可能な唯一のエアーフローの方向)は、イジェクタ ハンドルの赤紫色のストライプで識別されます。
交換用の電源モジュールを発注する場合に使用する部品番号を判断するには、 表 1-15 を参照してください。
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(注) 電源モジュールのスロットを空のままにしないでください。電源モジュールを取り外す場合は、別のものと交換します。交換電源モジュールがない場合は、交換が可能になるか、スロットをフィラー ブランク モジュールで埋めるまで、機能していない電源モジュールをそのままにしておいてください。
Cisco Nexus 3164Q スイッチは、冷却のためのポート側吸気エアーフローを提供する 2 個のファン トレイをサポートします。稼動中にファン トレイの 1 つをホット スワップできますが、1 分以内に交換する必要があります。1 分以内にファン トレイを交換できない場合は、交換する準備が整うまで元のファン トレイをシャーシに置いたままにすることを推奨します。
現在は、ポート側吸気エアーフローのみがサポートされており、すべてのポート側吸気のファン トレイには、外面に赤紫色のストライプが付いています。同じシャーシ内のすべてのファン トレイと電源モジュールは、同じエアーフローの方向と同じ色付きストライプになっている必要があります。ファン トレイを注文するときに別のエアーフローの方向を使用できるようになっている場合は、交換用のファン トレイが同じシャーシ内の他のモジュールと同じエアーフローの方向および同じ色付きストライプであることを確認する必要があります。
Cisco Nexus 3164Q スイッチは、40 ギガビット QSFP+ トランシーバをサポートし、インターフェイス ケーブルの両端の QSFP+ トランシーバを使用した 40 ギガビットのネイティブ モード、またはブレークアウト ケーブルの一端の SFP+ トランシーバおよび他の 4 つの端部の QSFP+ トランシーバを使用した 4x10 ギガビット モードで実行できます。このスイッチは、光ファイバおよび銅ケーブルの両方をサポートします。 表 1-16 に、サポートされるトランシーバ タイプおよびケーブルを示します。
Cisco Nexus 3164Q は、ラック内または隣接ラックとのケーブル配線用として、QSFP+ 直接接続 40 ギガビット イーサネット銅線をサポートします。これは、トランシーバと Twinax ケーブルを統合した、エネルギー効率が高く低コストのソリューションです。また、それよりも長いケーブル配線用として、マルチモードおよびシングルモードの光 QSFP+ トランシーバをサポートします。
Cisco Nexus 3164Q は、既存のギガビット イーサネット インフラストラクチャと互換性があります。40 ギガビット イーサネット インターフェイスは、40 ギガビットのネイティブ モードまたは 4x10 ギガビット モードで動作できます。
Cisco Nexus 3172PQ スイッチは、Cisco Nexus 3100 スイッチのメンバーである高性能スイッチです。Nexus 3100 スイッチは第 2 世代の Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチで、第 1 世代のスイッチと比べてポート密度、スケーラビリティおよび機能が向上しています。
Cisco Nexus 3172PQ は、48 個の SFP+ ポートと 6 個の Quad SFP+(QSFP+)ポートを有する 1 ラック ユニット(RU)の 10 Gbps 拡張 Small Form-Factor Pluggable (SFP+)ベースの ToR スイッチです。各 SFP+ ポートは、100 Mbps、1 Gbps、または 10 Gbps モードで動作でき、各 QSFP+ ポートはネイティブ 40 Gbps または 4 x 10 Gbps モードで動作できます。このスイッチは、低遅延と省電力に最適化された真の phy レス スイッチです。標準および反転の(ポート側排気とポート側吸気)エアーフロー スキームの両方をサポートします。Cisco Nexus 3172PQ は、コスト効率の高い電力効率に優れたラインレートのレイヤ 2 および 3 アクセス スイッチまたはリーフ スイッチを必要とするデータセンターに最適です。
• 「Cisco Nexus 3172PQ スイッチのシャーシ」
• 「Cisco Nexus 3172PQ スイッチのポート」
• 「Cisco Nexus 3172PQ スイッチの電源モジュール」
• 「Cisco Nexus 3172PQ スイッチのファン トレイ」
• 「Cisco Nexus 3172PQ スイッチのトランシーバおよびケーブルのオプション」
1 RU の Cisco Nexus 3172PQ シャーシ(部品番号 N3K-N3172PQ-10GE)は、高さ 1.72 インチ(4.4 cm)、幅 17.3 インチ(43.9 cm)、および奥行 19.7 インチ(50.5 cm)です。このスイッチは 19 インチ(48.3 cm)ラック用に設計されています。スイッチ ポートは、サーバ ポートとの距離が近くなるようにシャーシの背面にあります。電源モジュールとファン トレイ モジュールは、前面からアクセスできるので交換が容易です。標準または反転エアーフロー付きのスイッチを注文できます。標準エアーフロー(空気がファン トレイおよび電源モジュール経由で入り、ポート経由で出ていくポート側排気)は、AC および DC 電源モジュールでサポートされます。反転エアーフロー(空気がポート経由で入り、ファン トレイおよび電源モジュール経由で出ていくポート側吸気)は、AC 電源モジュールのみでサポートされます。
スイッチの重さは 20.0 ポンド(9.3 kg)で、1 人または 2 人で容易に設置できます。
図 1-11 に、シャーシの前面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。図 1-12 に、シャーシの背面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。
図 1-11 Cisco Nexus 3172PQ スイッチの前面図
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図 1-12 Cisco Nexus 3172PQ スイッチの背面図
• 72 x 10 ギガビット イーサネット ポート(48 SFP+ および 6 QSFP+)
– 48 個の SFP ポートは、1 および 10 ギガビット イーサネットをサポートします。
– 6 個の QSFP ポートは 4 x 10 ギガビット イーサネットまたは 40 ギガビット イーサネットをそれぞれサポートします。
• 管理ポート、コンソール ポート、および USB フラッシュ メモリ ポート
Small Form-Factor Pluggable Plus(SFP+)トランシーバおよび QSFP トランシーバと銅または光ケーブルを使用して、スイッチをサーバに接続します。管理ポートでは、スイッチ操作を管理することができます。コンソール ポートは、スイッチの初期設定、およびトラブルシューティング操作の実行に使用できます。USB ポートは、スイッチの設定の保存または読み込みに使用できます。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには電源モジュール用のスロットが 2 つあり、最初は、標準エアーフローまたは反転エアーフローで冷却される AC または DC 電源モジュールが 1 つまたは 2 つ取り付けられています。スイッチは 1 つの電源モジュールだけで稼働しますが、冗長性を確保するために 2 つめを取り付けることが可能です。
交換用の電源モジュールを発注する場合に使用する部品番号を判断するには、 表 1-17 を参照してください。
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シャーシに 2 つの電源モジュールがある場合は、稼働中に電源モジュールの 1 つをホット スワップできます。シャーシにある電源モジュールが 1 つだけの場合は、空きスロットに新しい電源モジュールを取り付け、その電源モジュールの電源をオンにしてから、動作中に元の電源モジュールを取り外すことができます。
(注) 電源モジュールのスロットを空のままにしないでください。電源モジュールを取り外す場合は、別のものと交換します。交換電源モジュールがない場合は、交換が可能になるか、スロットをフィラー ブランク モジュール(部品番号 N2200-P-BLNK)で埋めるまで、機能していない電源モジュールをそのままにしておいてください。
Cisco Nexus 3172PQ スイッチは、冷却のため標準エアーフローまたは反転エアーフローを提供する 4 つの(3+1)冗長ファンをサポートします。稼動中にファン トレイをホット スワップできますが、1 分以内に交換する必要があります。
標準(ポート側排気)と反転(ポート側吸気)の両方のエアフロー方式がサポートされています。ポート側排気方式は、ファン側(コールド アイルに面している)からコールド エアが入り、ポート側(ホット アイルに面している)から排気する場合に使用します。ポート側吸気方式は、ポート(コールド アイルに面している)からエアが入り、ファン側(ホット アイルに面している)から排気する場合に使用します。
Cisco Nexus 3172PQ は、1、10、および 40 ギガビットのさまざまなイーサネット接続オプションをサポートしています。1 および 10 ギガビット イーサネット接続は最初の 48 個のポートで実現され、40 ギガビット イーサネット接続は、最後の 6 個のポートで QSFP+ トランシーバを使用して実現されます。QSFP+ テクノロジーにより、データセンターで 10 ギガビットのイーサネット インフラストラクチャから 40 ギガビットのイーサネット インフラストラクチャにスムーズに移行できます。Cisco Nexus 3172PQ は銅線およびファイバ ケーブルでの接続をサポートし、物理レイヤの優れた柔軟性を提供します。低コストのケーブル配線には、銅線ベースの 40 Gbps Twinax ケーブルを使用でき、ケーブル範囲が長い場合は、短距離光トランシーバが最適です。QSFP ポートからアップストリーム 10 ギガビット イーサネット スイッチへの接続を確立でき、それには一方の端に 1 個の QSFP トランシーバが、もう一方の端に 4 個の SFP+ トランシーバが付いているスプリッタ ケーブルが使用されます。サードパーティ製のファイバ スプリッタを調達することによって、光トランシーバを使用した同様の機能を実現できます。 表 1-18 に、サポートされる QSFP トランシーバ タイプを示します。
Cisco Nexus 3172PQ は、ラック内または隣接ラックとのケーブル配線用として、SFP+ 直接接続 10 ギガビット イーサネット銅線をサポートします。これは、トランシーバと Twinax ケーブルを統合した、エネルギー効率が高く低コストの革新的なソリューションです。長いケーブルの設置については、マルチモードおよびシングルモード光 SFP+ トランシーバがサポートされます。 表 1-19 に、サポートされる 10 ギガビット イーサネット トランシーバのオプションを示します。
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Cisco Nexus 3172PQ は、既存のギガビット イーサネット インフラストラクチャと互換性があります。10 ギガビット イーサネット インターフェイスは、ギガビット イーサネット モードまたは 100 Mbps モードで動作できます。 表 1-20 に、サポート対象のギガビット イーサネット SFP トランシーバを示します。100 Mbps 接続は、銅線 SFP トランシーバ(SFP-GE-T および GLC-T)を使用して実現できます。
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Cisco Nexus 3548 は 1 ラック ユニット(RU)スイッチで、48 の固定 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット Small Form-Factor Pluggable(SFP+)ポート、デュアル冗長、ホットスワップ可能な電源モジュール、4 つのホットスワップ可能な独立型冗長ファン、1 つの 1-PPS タイミング ポート、2 つの 10/100/1000 管理ポート、1 つのコンソール ポート、および 1 つの USB ポートをサポートします。電源モジュール ユニットおよびファン トレイは、冷却用の標準エアーフローまたは反転エアーフローを提供します。Cisco Nexus 3548 は、超低遅延でラインレート、レイヤ 2 および 3 スイッチングを提供し、低電力を消費します。
(注) Cisco Nexus 3524(N3K-C3524P-10G)は Cisco Nexus 3548 スイッチですが、アクティブなポートは 24 個だけで、アップグレードして 48 個すべてのポートを使用することもできます。主流のトップオブラック(TOR)データセンターでの展開においてもっとも低いエントリ ポイントで、アルゴ ブースト テクノロジーと超低遅延を含む包括的な機能セットを備えたワイヤレートのレイヤ 2 およびレイヤ 3 スイッチングを提供します。
• 「Cisco Nexus 3548 スイッチのシャーシ」
• 「Cisco Nexus 3548 スイッチの電源モジュール」
• 「Cisco Nexus 3548 スイッチのファン トレイ」
• 「Cisco Nexus 3548 スイッチのポート接続」
1 RU の Cisco Nexus 3548 シャーシ(部品番号 N3K-C3548P-10G)は、高さ 1.72 インチ(4.37 cm)、幅 17.3 インチ(43.9 cm)、および奥行 18.38 インチ(46.7 cm)です。このスイッチは 19 インチ(48.3 cm)ラック用に設計されています。スイッチ ポートは、サーバ ポートとの距離が近くなるようにシャーシの背面にあります。電源モジュールとファン トレイ モジュールは、前面からアクセスできるので交換が容易です。このスイッチは、スイッチの前面がコールド アイル(標準エアーフロー)にあるか、ホット アイル(反転エアーフロー)にあるかによって、標準エアーフローまたは反転エアーフローを指定して発注できます。また、AC または DC 電源モジュールを持つスイッチを発注できます。
2 つの電源モジュールと 4 つのファンでフル装備したスイッチは、重量が 17.4 ポンド(7.9 kg)で、1 人または 2 人で容易に設置できます。
図 1-13 に、シャーシの前面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。図 1-14 に、シャーシの背面を示し、シャーシの設置および接続に使用するコンポーネントを示します。
図 1-13 Cisco Nexus 3548 スイッチの前面図
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図 1-14 Cisco Nexus 3548 スイッチの背面図
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• 固定 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット Small Form-Factor Pluggable(SFP+)ポート(48 ポート)
シャーシには、サーバに接続する 48 個の 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートがあります。サーバは多くの場合、同じラックまたは近くのラックにあります。Small Form-Factor Pluggable Plus(SFP+)トランシーバと銅または光ケーブルを使用して、スイッチをサーバに接続します。ポートは左から右へ 1 ~ 48 の番号が付けられており、奇数ポートが上、偶数ポートが下の位置になります。
1 つの 1-PPS タイミング ポートを、RF1.0/2.3 QuickConnect コネクタ タイプで使用します。
2 つの 100/1000 イーサネット管理ポートにより、スイッチの動作を管理できます。銅ケーブルの RJ-45 コネクタを使用することにより、これらの 2 つのポートを通じてスイッチに接続できます。
1 個の RS-232 シリアル コンソール ポートは、スイッチの初期設定、およびトラブルシューティング操作の実行に使用できます。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには電源モジュール用のスロットが 2 つあり、最初は、標準エアーフローまたは反転エアーフローで冷却される AC または DC 電源モジュールが 1 つまたは 2 つ取り付けられています。スイッチは 1 つの電源モジュールだけで稼働しますが、冗長性を確保するために 2 つめを取り付けることが可能です。
交換用の電源モジュールを発注する場合に使用する部品番号を判断するには、 表 1-21 を参照してください。
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シャーシに 2 つの電源モジュールがある場合は、稼働中に電源モジュールの 1 つをホット スワップできます。シャーシにある電源モジュールが 1 つだけの場合は、空きスロットに新しい電源モジュールを取り付け、その電源モジュールの電源をオンにしてから、動作中に元の電源モジュールを取り外すことができます。
(注) 電源モジュールのスロットを空のままにしないでください。電源モジュールを取り外す場合は、別のものと交換します。交換電源モジュールがない場合は、交換が可能になるか、スロットをフィラー ブランク モジュール(部品番号 N2200-P-BLNK)で埋めるまで、機能していない電源モジュールをそのままにしておいてください。
電源モジュールの仕様については、「電力仕様」を参照してください。電源モジュールの LED、および LED が示す内容については、「Power Supply Status」を参照してください。
Cisco Nexus 3548 スイッチには、冷却用の標準エアーフローまたは反転エアーフローのいずれかを提供する 4 個のファンが付属しています。ファン トレイは稼働中にホット スワップできますが、2 分以内に交換する必要があります。そうしないと、スイッチが過熱状態になり、シャット ダウンする可能性があります。
標準(ポート側排気)と反転(ポート側吸気)の両方のエアフロー方式がサポートされています。ポート側排気方式は、ファン側(コールド アイルに面している)からコールド エアが入り、ポート側(ホット アイルに面している)から排気する場合に使用します。ポート側吸気方式は、ポート(コールド アイルに面している)からエアが入り、ファン側(ホット アイルに面している)から排気する場合に使用します。図 1-15 は、標準エアーフローを示す青色のハンドルを搭載した Cisco Nexus 3548 を示します。
図 1-15 標準エアーフローを示す青色のハンドルを搭載した Cisco Nexus 3548
図 1-16 は、反転エアーフローを示す赤色のハンドルを搭載した Cisco Nexus 3548 を示します。
図 1-16 反転エアーフローを示す赤色のハンドルを搭載した Cisco Nexus 3548
Cisco Nexus 3548 は、さまざまな 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット接続のオプションをサポートします。ラック内、または隣接するラックのケーブル接続の場合、Cisco Nexus 3548 は、トランシーバと Twinax ケーブルを統合して、エネルギー効率がよく低コストの革新的ソリューションを提供する SFP+ 直接接続 10 ギガビット イーサネット銅線をサポートします。長いケーブルの設置については、マルチモードおよびシングルモード光 SFP+ トランシーバがサポートされます。
表 1-22 は、使用できる 10 ギガビット イーサネット トランシーバを示します。
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Cisco Nexus 3548 は既存のギガビット イーサネット インフラストラクチャと互換性があります。アップリンクおよびダウンリンクの両方の 10 ギガビット イーサネット インターフェイスは、ギガビット イーサネット モードで動作できます。 表 1-23 は、使用できるギガビット イーサネット SFP トランシーバを示します。
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ギガビット イーサネット シングルモード ファイバ(SMF)SFP トランシーバ(タイプ LX/LH の LC コネクタ付き) |
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