この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、Cisco Nexus 6004 スイッチのキャビネットおよびラックへの設置の要件について説明します。内容は次のとおりです。
ここでは、周囲温度が 0 ~ 104 °F(0 ~ 40 °C)であると想定し、次のキャビネットおよびラックに設置する場合の要件を示します。
(注) 閉鎖型キャビネットに設置する場合には、標準穴あき型またはファン トレイ付き 1 枚壁型の温度調節タイプを使用することを推奨します。
(注) 障害物(電源ストリップなど)があると現場交換可能ユニット(FRU)へのアクセスに支障が発生する可能性があるため、障害物のないラックを使用してください。
キャビネットまたはラックは、次のいずれかのタイプである必要があります。
• 標準 19 インチ (48.3 cm)。取り付けレールが ANSI/EIA-310-D-1992 セクション 1 に基づく英国ユニバーサル ピッチの規格に準拠している 4 支柱 EIA キャビネットまたはラック。「穴あき型キャビネットの要件」を参照してください。
また、キャビネットまたはラックは、次の要件を満たしている必要があります。
• Cisco Nexus 6004 シャーシの縦方向に最低 4 RU(ラック ユニット)のスペースがあること。
• スイッチの背面をラックに取り付けない場合、2 本のラック取り付けレールの幅が、19 インチ以上であること。4 支柱 EIA ラックの場合、この距離が前方の 2 本のレールの間の距離になります。
• 4 支柱 EIA キャビネット(穴あき型または一枚壁型)の要件は次のとおりです。
– 光ファイバ ケーブルの最小曲げ半径には、キャビネットの前方取り付けレールから前面扉までに 3 インチ(7.6 cm)の間隔が必要です。シャーシ前面にケーブル管理ブラケットを取り付ける場合、間隔は 5 インチ(12.7 cm)以上必要です。
– 背面ブラケットを取り付けられるように、前方取り付けレールの外面と後方取り付けレールの外面の距離が 23.5 ~ 34.0 インチ(59.7 ~ 86.4 cm)となっている必要があります。
– シャーシ側面とキャビネット側面の間には、2.5 インチ(6.4 cm)以上の間隔が必要です。シャーシの吸気口または排気口の通気を妨げるようなものは除去してください。
(注) キャビネットでオプションのジャンパ電源コードが使用できます。「ジャンパ電源コード」を参照してください。
穴あき型キャビネットとは、前面扉と背面扉が穴あき型で、側面が閉鎖型(穴なし)のキャビネットを指しています。穴あき型キャビネットは、「キャビネットおよびラックの一般的な要件」に示した要件のほかに、次の要件も満たしている必要があります。
• 前面扉および背面扉の開孔率が 60 % 以上であること。扉の高さの 1 RU あたり 15 平方インチ(96.8 平方 cm)以上開口部があること。
• キャビネットの上面にも穴が開いており、開孔率が 20% 以上であること。
ケーブル管理を考慮し、ラック内のシャーシの上下のスペースを広げて、56 本もの光ファイバ ケーブルまたは銅ケーブルを簡単にラックに通せるようにすることもできます。