この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
MAC アドレスに基づいてフィルタするには、 mac-list コマンドを使用します。MAC リスト エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
mac-lis t name [ seq number ] { permit | deny } mac-address [ mac-mask ]
mac-list name [ seq number ] { permit | deny } mac-address [ mac-mask ]
|
|
---|---|
MAC アドレスに基づいてをフィルタするには、mac-list コマンドを使用します。ルート マップ内のこの MAC リストに対して照合できます。
|
|
---|---|
Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)Autonomous System(AS; 自律システム)番号と照合するには、 match as-number コマンドを使用します。AS 番号リスト エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match as-number { number [, number ...] | as-path-access-list name [... name ]}
no match as-number { number [, number ...] | as-path-access-list name [... name ]}]
AS 番号を照合する AS-path アクセス リストを指定します。名前は、63 文字以下の任意の英数字文字列にできます。 |
|
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
match as-number コマンドは、正規表現を使用して AS 番号のリストまたは AS-path アクセス リストを生成するために使用します。BGP は、この一致基準を使用して、BGP セッションを構築する BGP ピアを特定します。
ルート マップは、ピアがプレフィクス ピアリングを通してローカル BGP とのセッションを確立可能な AS 番号の範囲を使用するために使用します。Cisco NX-OS は、 match as-number コマンドがルート マップ内に存在する場合に他の match コマンドを無視します。
switch(config
)# route-map IGP2BGP
switch(config
-route-map)# match as-number 64496, 64498-64510
|
|
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
BGP 自律システム パス アクセス リストを照合するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match as-path コマンドを使用します。パス リスト エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match as-path name [... name ]
no match as-path name [... name ]
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
match as-path コマンドを使用して値を設定すると、グローバル値が上書きされます。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、別のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
次に、Autonomous System(AS; 自律システム)パスと BGP AS パス アクセス リスト 20 を照合する設定の例を示します。
switch(config
)# route-map IGP2BGP
switch(config
-route-map)# match as-path 20
|
|
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
|
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
|
BGP コミュニティを照合するには、 match community コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから match community コマンドを削除し、システムをデフォルトの条件(BGP コミュニティ リスト エントリを削除)に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
community name [... name ] [ exact-match ]
no community name [... name ] [ exact-match ]
1 つ以上のコミュニティ リスト名。名前は、63 文字以下の任意の英数字文字列にできます。最大 32 のコミュニティ リストを設定できます。 |
|
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連した match コマンドと 1 つも一致しないルートは無視されます。そのため、このようなルートは、アウトバウンド ルート マップではアドバタイズされず、インバウンド ルート マップでは受け入れられません。一部のデータのみを変更したい場合は、別のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
switch(config
)# route-map test2
switch(config
-route-map)# match community bgpLow bgpHigh
次に、コミュニティ リスト 1 と一致するルートの重みを 200 に設定する例を示します。標準コミュニティ 109 のみが含まれるルートに 200 の重みが設定されます。
switch(config
)# ip community-list standard bgpLow permit 109
switch(config
)# route-map set_weight
switch(config
-route-map)# match community bgpLow exact-match
switch(config
-route-map)# set weight 200
次の例は、コミュニティ リスト 500 と一致するルートを示しています。拡張コミュニティ 1 が含まれるルートに 150 の重みが設定されます。
switch(config
)# ip community-list expanded 500 permit [0-9]*
switch(config
)# route-map MAP_NAME permit 10
switch(config
-route-map)# match community 500
switch(config
-route-map)# set weight 150
|
|
ルート マップ内の BGP 拡張コミュニティを照合するには、 match extcommunity コマンドを使用します。ルート マップから match を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
extcommunity name [... name ] [ exact-match ]
no extommunity name [... name ] [ exact-match ]
1 つ以上の拡張コミュニティ リスト名。名前は、63 文字以下の任意の英数字文字列にできます。最大 32 のコミュニティ リストを設定できます。 |
|
(任意)完全一致が必要であることを示します。指定されたすべてのコミュニティとそれらの拡張コミュニティのみが存在する必要があります。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
ルート マップは複数の部分で構成できます。ルート マップ内の 1 つ以上の match コマンドと一致しないルートは無視されます。つまり、ルートは、アウトバウンド ルート マップに対してアドバタイズされず、インバウンド ルート マップに対して受け入れられません。一部のデータのみを変更したい場合は、別のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
次に、2 つの BGP 拡張コミュニティ リストを照合する例を示します。
switch(config
)# route-map test2
switch(config
-route-map)# match community bgpLocal bgpRemote
次の例は、拡張コミュニティ リスト bgpLocal と一致するルートの非推移的から推移的への遷移を示しています。
switch(config
)# ip extcommunity-list standard bgpLocal permit generic nontransitive 1.9
switch(config
)# route-map deletCommunity
switch(config
-route-map)# match extcommunity bgpLocal exact-match
switch(config
-route-map)# set extcommunity generic transitive 1.9
|
|
ルート マップ内のインターフェイスを照合するには、 match interface コマンドを使用します。この match 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match interface { interface-typ e number [, interface-type number ...] }
no interface { interface-typ e number [, interface-type number ...] }
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
match interface コマンドは、ルートを照合するインターフェイスのリストを提供するために使用します。これらのインターフェイスのいずれかによって到達されるルート ネクストホップ アドレスは、ルート マップと一致します。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、別のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
switch(config
)# route-map test1
switch(config
-route-map)# match interface ethernet 2/1, ethernet 4/3
|
|
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
宛先 IP ネットワーク番号アドレスが標準アクセス リスト、拡張アクセス リスト、またはプレフィクス リストで許可されているルートを配布する場合、またはパケットでポリシー ルーティングを実行する場合は、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match ip address コマンドを使用します。 match ip address エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match ip address { access-list-name [ access-list-name... ] | prefix-list prefix-list-name [ prefix-list-name... ]}
no match ip address { access-list-name [ access-list-name... ] | prefix-list prefix-list-name [ prefix-list-name... ]}
標準アクセス リストまたは拡張アクセス リストの名前。最大 63 文字の英数字を使用できます。省略符合は、複数値(最大 32 のプレフィクス リスト)の入力が可能であることを示します。 |
|
プレフィクス リストに基づいてルートを配布します。プレフィクス リストには最大 63 文字の英数字を使用できます。省略符合は、複数値(最大 32 のプレフィクス リスト)の入力が可能であることを示します。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
access-list-name 引数がサポートされるのは、PBR のルートマップに限定されます。
このコマンド構文内の省略符号(...)は、 access-list-name 引数または prefix-list-name 引数に複数の値を入力できることを示します 。
同じルート マップ サブブロック内の類似 match は、「OR」(論理和)でフィルタリングされます。ルート マップ サブブロック全体の中に一致する match 節が 1 つあれば、照合の成功として処理されます。非類似 match 節は、「AND」(論理積)でフィルタリングされます。したがって、非類似照合は論理的にフィルタリングされます。最初の条件セットが満たされない場合、2 つ目の match 節がフィルタリングされます。このプロセスは一致するものが見つかるまで、または match 節がなくなるまで続きます。
ルートの再配布またはパケットのポリシー ルーティングを実行するには、ルート マップを使用します。両方の用途について、ここで説明します。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップを使用してルートを渡す場合、ルートマップの複数のセクションに特定の match 節を入力できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみ修正したい場合は、別にルート マップ セクションを設定して明示的に一致基準を指定する必要があります。
ルートマップには、ポリシー ルーティングをイネーブルにするというもう 1 つの用途があります。match ip address コマンドは、拡張アクセス リスト(プロトコル、プロトコル サービス、送信元または宛先の IP アドレスなど)による一致基準に基づいたパケットのポリシー ルーティングを可能にします。パケットのポリシー ルーティング条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドに加えて、 ip policy route-map インターフェイス コンフィギュレーション コマンドも使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (ポリシー ルーティングが発生する条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理 ( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定のルーティング アクション)を指定します。送信元に基づくパケットのポリシー ルーティングを、たとえばアクセス リストを使用して実行できます。
次の例では、アクセス リスト test で指定されたアドレスを持つルートが一致と見なされます。
switch(config
)# feature pbr
switch(config
)# interface ethernet 2/10
switch(config-if
)# ip policy route-map chicago
switch(config-if
)# exit
switch(config
)# route-map chicago
switch(config
-route-map)# match ip address test
ルート マップの照合に IPv4 マルチキャスト機能を設定するには、 match ip multicast ルートマップ コンフィギュレーション コマンドを使用します。この match 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match ip multicast { group address/length | source address/length | rp address/length [ rp-type { asm | bidir} ]}
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
照合するマルチキャスト アトリビュートを指定するには、 match ip multicast コマンドを使用します。
ルートマップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 route-map コマンドを使用します。 route-map コマンドを入力すると、プロンプトが次のように変わります。
switch(config-route-map)#
照合するネイバーの group IPv4 プレフィクスと、IPv4 プレフィクスの長さを指定する例を示します。
switch(config-route-map)#
match ip multicast group 192.0.0.0/19
switch(config-route-map)#
照合するネイバーの group IPv4 プレフィクスと、rp IPv4 プレフィクスを両方指定する例を示します。
switch(config-route-map)#
match ip multicast group 192.0.0.0/19 rp 209.165.201.0/27
switch(config-route-map)#
指定のアクセス リストの 1 つとネクストホップ ルータ アドレスが一致した IPv4 ルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで、 match ip next-hop prefix-list コマンドを使用します。ネクストホップ エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match ip next-hop prefix-list prefix-list-name [ ...prefix-list-name ]
no match ip next-hop prefix-list prefix-list-name [ ...prefix-list-name ]
プレフィクス リストの番号または名前。最大 63 文字の英数字を使用できます。省略符合は、複数値(最大 32 のプレフィクス リスト)の入力が可能であることを示します。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
このコマンド構文内の省略符号(...)は、 prefix-list-name 引数に複数の値を入力できることを示します 。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップを使用してルートを渡す場合、ルート マップは複数の要素を持つことができます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみ修正したい場合は、別にルート マップ セクションを設定して明示的に一致基準を指定する必要があります。
次の例では、ネクストホップ ルータ アドレスがプレフィクス リスト test で一致したルートが再配布されます。
switch(config)#
route-map blue
switch(config-route-map)#
match ip next-hop prefix-list test
アクセス リストに指定されているアドレスのルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされた IPv4 ルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで、 match ip route-source prefix-list コマンドを使用します。ルート ソース エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match ip route-source prefix-list prefix-list-name [ ...prefix-list-name ]
no match ip route-source prefix-list prefix-list-name [ ...prefix-list-name ]
プレフィクス リストの番号または名前。最大 63 文字の英数字を使用できます。省略符合は、複数値(最大 32 のプレフィクス リスト)の入力が可能であることを示します。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
このコマンド構文内の省略符号(...)は、 prefix-list-name 引数に複数の値を入力できることを示します 。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、2 番目のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
次の例では、アクセス リスト 5 および 80 で指定されているアドレスのルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートが再配布されます。
switch(config)#
route-map blue
switch(config-route-map)#
match ip route-source prefix-list 5 80
|
|
---|---|
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
|
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
|
宛先 IPv6 ネットワーク番号アドレスが標準アクセス リスト、拡張アクセス リスト、またはプレフィクス リストで許可されているルートを配布する場合、またはパケットにポリシー ルーティングを実行する場合は、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match ipv6 address コマンドを使用します。 match 文をルート マップから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match ipv6 address { prefix-list prefix-list-name [ prefix-list-name... ] | access-list-name
no match ipv6 address { prefix-list prefix-list-name [ prefix-list-name... ] | access-list-name }
プレフィクス リストに基づいてルートを配布します。プレフィクス リストには最大 63 文字の英数字を使用できます。省略符号は、複数の値を入力可能であることを示します。最大 32 のプレフィクス リストを設定できます。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
access-list-name 引数がサポートされるのは、PBR のルートマップに限定されます。
このコマンド構文内の省略符号(...)は、 prefix-list-name 引数に複数の値を入力できることを示します 。
同じルート マップ サブブロック内の類似 match は、「OR」(論理和)でフィルタリングされます。ルート マップ サブブロック全体の中に一致する match 節が 1 つあれば、照合の成功として処理されます。非類似 match 節は、「AND」(論理積)でフィルタリングされます。したがって、非類似照合は論理的にフィルタリングされます。最初の条件セットが満たされない場合、2 つ目の match 節がフィルタリングされます。このプロセスは一致するものが見つかるまで、または match 節がなくなるまで続きます。
ルートの再配布またはパケットのポリシー ルーティングを実行するには、ルート マップを使用します。両方の用途について、ここで説明します。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップを使用してルートを渡す場合、ルートマップの複数のセクションに特定の match 節を入力できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみ修正したい場合は、別にルート マップ セクションを設定して明示的に一致基準を指定する必要があります。
次の例では、アクセス リスト名 red で指定されたアドレスを持つルートが一致と見なされます。
switch(config
)# feature pbr
switch(config
)# route-map blue
switch(config
-route-map)# match ipv6 address red
ルート マップの照合に IPv6 マルチキャスト機能を設定するには、 match ipv6 multicast ルートマップ コンフィギュレーション コマンドを使用します。この match 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip multicast { group address/length | source address/length | rp address/length [rp -type { asm | bidir }]}
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
照合するマルチキャスト アトリビュートを指定するには、 match ipv6 multicast ルートマップ コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドをイネーブルにする前に PBR をイネーブルにするには、 feature pbr グローバル コンフィギュレーション モード コマンドを入力する必要があります。
ルートマップ コンフィギュレーション モードを開始するには、 route-map コマンドを使用します。 route-map コマンドを入力すると、プロンプトが次のように変わります。
switch(config-route-map)#
ルートマップ コンフィギュレーション モードになると、 match ipv6 multicast コマンドを入力できます。
照合するネイバーの group IPv6 プレフィクスと、IPv6 プレフィクスの長さを指定する例を示します。
switch(config-route-map)#
match ipv6 multicast group 30:0::0:0/12
switch(config-route-map)#
照合するネイバーの group IPv6 プレフィクスと、rp IPv6 プレフィクスを両方指定する例を示します。
switch(config-route-map)#
match ipv6 multicast group 30:0::0:0/12 rp 2001:0DB8::/48
switch(config-route-map)#
指定のアクセス リストの 1 つとネクストホップ ルータ アドレスが一致した IPv6 ルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで、 match ip next-hop prefix-list コマンドを使用します。ネクストホップ エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match ipv6 next-hop prefix-list name [ ...name ]
no match ipv6 next-hop prefix-list name [ ...name ]
プレフィクス リストの名前。最大 63 文字の英数字を使用できます。省略符合は、複数値(最大 32 のプレフィクス リスト)の入力が可能であることを示します。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
このコマンド構文内の省略符号(...)は、 name 引数に複数の値を入力できることを意味します 。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
(注) match コマンドがなく、set コマンドだけの許可ルート マップでは、すべてのルートが許可されます。
ルート マップを使用してルートを渡す場合、ルート マップは複数の要素を持つことができます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみ修正したい場合は、別にルート マップ セクションを設定して明示的に一致基準を指定する必要があります。
次の例では、ネクストホップ ルータ アドレスがプレフィクス リスト 5 で一致したルートが再配布されます。
switch(config)#
route-map blue
switch(config-route-map)#
match ipv6 next-hop prefix-list test
アクセス リストに指定されているアドレスのルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされた IPv6 ルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで、 match ipv6 route-source prefix-list コマンドを使用します。ルート ソース エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match ipv6 route-source prefix-list name [ ...name ]
no match ipv6 route-source prefix-list name [ ...name ]
プレフィクス リストの名前。最大 63 文字の英数字を使用できます。省略符合は、複数値(最大 32 のプレフィクス リスト)の入力が可能であることを示します。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
このコマンド構文内の省略符号(...)は、 name 引数に複数の値を入力できることを意味します 。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、2 番目のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
次の例では、プレフィクス リスト test で指定されているアドレスのルータおよびアクセス サーバによってアドバタイズされたルートが再配布されます。
switch(config)#
route-map blue
switch(config-route-map)#
match ipv6 route-source prefix-list test
|
|
---|---|
標準または拡張アクセス リストが許可した宛先ネットワーク番号アドレスが含まれるルートを配布し、パケットでポリシー ルーティングを実行します。 |
|
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルへルートを再配布する条件を定義するか、ポリシー ルーティングをイネーブルにします。 |
|
レベル 3 パケット長に基づくポリシー ルーティングを実行するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで、 match length コマンドを使用します。エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match length minimum-length maximum-length
no match length minimum-length maximum-length
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
IPv4 でパケットのポリシー ルーティング条件を定義するには、ip policy route-map インターフェイス コンフィギュレーション コマンド、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンド、および match と set のルートマップ コンフィギュレーション コマンドを使用します。 ip policy route-map コマンドは、名前でルート マップを識別します。各 route-map コマンドには、関連する match コマンドおよび set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (ポリシー ルーティングが発生する条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理 ( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定のルーティング アクション)を指定します。
IPv4 の match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドは任意の順序で入力できます。 set コマンドで指定された set 処理 に基づいてパケットがルーティングされるようにするためには、すべての match コマンドを「通過」する必要があります。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
IPv4 では、パケット長に基づくポリシー ルーティングが可能なため、インタラクティブ トラフィックとバルク トラフィックを異なるルータに送信できます。
パケット長を 3 ~ 200 バイトに設定する例を示します。
switch(config)#
route-map blue
switch(config-route-map)#
match length 3 200
ルーティング メトリック値と一致するルーティング テーブル内のルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match metric コマンドを使用します。タグ エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match metric metric-value [ +- deviation-number ] [... metric-value [ +- deviation-number ]]
no match metric metric-value [ +- deviation-number ] [... metric-value [ +- deviation-number ]]
(任意) metric-value 引数に対して設定された数値をオフセットする標準偏差値。 deviation-number 引数は任意の数値にできます。デフォルトはありません。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
メトリックが指定されたルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match metric コマンドを使用します。ルーティング テーブルから再配布されたルートに関するエントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
deviation-number 引数を使用して、1 つ以上のメトリックまたはメトリックの範囲を指定できます。指定されたメトリックのうち少なくとも 1 つが一致しなければ、コマンドが「通過」しません。
このコマンド構文内の省略符号(...)は、コマンド入力に複数の引数の値を含めることができることを意味します 。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、2 番目のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
次の例では、ルーティング テーブルに保存されたメトリックが 5 のルートが再配布されます。
MAC リスト内の MAC アドレスと一致するルーティング テーブル内のルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match mac-list コマンドを使用します。タグ エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
MAC アドレスが指定されたルートをネットワークに再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match mac-list コマンドを使用します。ルーティング テーブルから再配布されたルートに関するエントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、2 番目のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
次の例では、Red MAC リスト内のエントリと一致するルーティング テーブルに保存されたルートを再配布します。
指定タイプのルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match route-type コマンドを使用します。ルート タイプ エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match route-type { external | internal | level-1 | level-2 | local | nssa-external | type-1 | type-2 }
no match route-type { external | internal | level-1 | level-2 | local | nssa-external | type-1 | type-2 }
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、2 番目のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
内部ルートと type-1 OSPF ルートを再配布する例を示します。
指定タグと一致するルーティング テーブル内のルートを再配布するには、ルートマップ コンフィギュレーション モードで match tag コマンドを使用します。タグ エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
match tag tag-value [ ...tag-value ]
no match tag tag-value [ ...tag-value ]
1 つ以上のルート タグ値のリスト。0 ~ 4294967295 の整数を指定できます。最大 32 個のタグを設定できます。 |
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
このコマンド構文内の省略符号(...)は、 tag-value 引数に複数の値を入力できることを示します 。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、2 番目のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
次の例では、ルーティング テーブルに保存されているタグ 5 のルートが再配布されます。
指定された VLAN を使用してルートをフィルタするには、 match vlan コマンドを使用します。ルーティング テーブルから再配布されたルートに関するエントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ルートマップ コンフィギュレーション(config-route-map)
|
|
---|---|
指定された VLAN を使用してルートをフィルタするには、 match vlan コマンドを使用します。1 つ以上の VLAN または VLAN の範囲を指定できます。指定された VLAN のうち少なくとも 1 つが一致しなければ、コマンドが「通過」しません。このコマンドは、範囲内に収まるすべての VLAN を照合します。
あるルーティング プロトコルから別のルーティング プロトコルにルートを再配布する条件を定義するには、 route-map グローバル コンフィギュレーション コマンドと、 match および set route-map コンフィギュレーション コマンドを使用します。 route-map コマンドごとに、それに関連した match および set コマンドのリストがあります。 match コマンドは、 一致基準 (現在の route-map コマンドに許可された再配布の条件)を指定します。 set コマンドは、 set 処理( match コマンドによって強制される基準が満たされた場合に実行される特定の再配布アクション)を指定します。 no route-map コマンドは、ルート マップを削除します。
match route-map コンフィギュレーション コマンドには複数の形式があります。 match コマンドの順序は任意に指定できます。すべての match コマンドが満たされないと、 set コマンドで指定した set 処理 に従ってルートの再配布が行われません。 match コマンドの no 形式を使用すると、指定した一致基準が削除されます。
ルート マップは複数の部分で構成できます。 route-map コマンドに関連付けられているどの match ステートメントとも一致しないルートは無視されます。したがって、そのルートは発信ルート マップ用にアドバタイズされることも、着信ルート マップ用に受け入れられることもありません。一部のデータのみを変更したい場合は、2 番目のルートマップ セクションに明示的に match を指定する必要があります。
次の例では、VLAN 5-10 と一致するルートを再配布します。
最大メトリックのアドバタイズによって、他のルータがそのルータを Shortest Path First(SPF; 最短パス優先)計算の中間ホップとして優先的に使用しないように Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルを設定するには、 max-metric router-lsa コマンドを使用します。最大メトリックのアドバタイズをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
max-metric router-lsa [ on-startup [seconds | wait-for bgp tag ]]
no max-metric router-lsa [ on-startup [seconds | wait-for bgp tag ]]
(任意)指定の時間間隔でアドバタイズされる最大メトリック(秒)。設定範囲は 5 ~ 86400 秒です。デフォルトは 600 秒です。 |
|
Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ルーティング テーブルがコンバージするまで、またはデフォルト タイマーが切れるまで、最大メトリックをアドバタイズします。デフォルト タイマーは 600 秒です。 |
通常のリンク メトリックでルータの Link-State Advertisement(LSA; リンクステート アドバタイズメント)を開始します。
ルータ コンフィギュレーション
ルータ VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
max-metric router-lsa コマンドは、非スタブ リンクを通して、最大メトリック(LSInfinity: 0xFFFF)の LSA を開始するために使用します。これによって、通過トラフィックを引き込むことなく、BGP ルーティング テーブルのコンバージが可能になります(より安価なルータへの代替パスがない場合)。設定されたタイマーまたはデフォルト タイマーの満了後、あるいは BGB によってルーティング テーブルのコンバージェンス終了が通知されたあとは、ルータは正確な(通常の)メトリックをアドバタイズします。
(注) スタブ リンクのコストは常に出力インターフェイス コストに設定されているので、最大または無限のメトリックを設定しても、スタブ ネットワーク内の直接接続リンクには影響しません。
max-metric router-lsa コマンドは次の場合に使用できます。
• ルータのリロード時。ルータのリロード後、Interioir Gateway Protocol(IGP)はすぐにコンバージするので、他のルータは新しくリロードされたルータを通じてトラフィックを転送しようとする可能性があります。そのルータがまだ BGP ルーティング テーブルを確立中の場合、そのルータが BGP を通じて学習していない他のネットワークを宛先とするパケットはドロップされます。
• ルータをネットワークに導入するが、そのルータがトラフィックを中継しないようにする場合。OSPF ネットワークにルータを接続したいが、他にも良い代替パスがある場合は、そのルータを通じて実際のトラフィックを転送したくない場合もあります。代替パスがない場合は、このルータがトラフィックの中継を受け入れます。
• ネットワークからルータを正常に取り外す場合。この機能を使用して、すべてのリンクに最大メトリックをアドバタイズすると、ルータのシャットダウン前に他のルータはトラフィック伝送に代替パスを選択できるようになるため、ルータを正常終了させて取り外すことができます。
(注) ルータにグレースフル シャットダウンが設定されている場合は実行コンフィギュレーションを保存しないでください。保存すると、リロード後にもルータは最大メトリックのアドバタイズを続行します。
100 秒の最大メトリックをアドバタイズするように OSPF 実行ルータを設定する例を示します。
次の例では、ルータは、BGP ルーティング テーブルがコンバージするまで、またはデフォルト タイマーが満了する(600 秒)まで、最大メトリックをアドバタイズします。
|
|
---|---|
Link-State Packet(LSP; リンクステート パケット)がリフレッシュされずに維持される最大時間を設定するには、 max-lsp-lifetime コンフィギュレーション モード コマンドを使用します。デフォルトの時間に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ルータ コンフィギュレーション
VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
LSP の最大維持時間を 11,000 秒(3 時間以上)に設定する例を示します。
|
|
---|---|
AS-path アトリビュート内の AS 番号が大きいルートを破棄するように external Border Gateway Protocol(eBGP)を設定するには、 maxas-limit コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ルータ コンフィギュレーション
VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
|
|
---|---|
Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)がサポートするパラレル ルートの最大数を制御するには、 maximum-paths コンフィギュレーション モード コマンドを使用します。デフォルトのパラレル ルート数に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum-paths [ ibgp ] number-paths
no maximum-paths [ ibgp ] number-paths
IP ルーティング プロトコルがルーティング テーブルにインストールするパラレル ルートの最大数。範囲は 1 ~ 16 です。 |
|
|
---|---|
BGP ルーティング プロセスで、1 つの宛先に最大 16 のパスを許容する例を示します。
|
|
---|---|
Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)がサポートするパラレル ルータの最大数を制御するには、 maximum-paths コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから maximum-paths コマンドを削除し、デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
ルータ コンフィギュレーション
ルータ VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
EIGRP がルーティング テーブルに各プレフィクスに対して複数のパスをインストールできるようにするには、 maximum-paths コマンドを使用します。内部ルートと外部ルートの両方について、同じ自律システムで学習され、等コスト(EIGRP 最適パス アルゴリズムに基づいて)である複数のパスがインストールされます。
次の例では、1 つの宛先に最大 10 のパスが許可されます。
IP ルーティング プロトコルがサポートするパラレル ルートの最大数を制御するには、 maximum-paths コンフィギュレーション モード コマンドを使用します。デフォルトのパラレル ルート数に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
IP ルーティング プロトコルがルーティング テーブルにインストールするパラレル ルートの最大数。範囲は 1 ~ 16 です。 |
ルータ コンフィギュレーション
VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
IS-IS ルーティング プロセスで、1 つの宛先に最大 16 のパスを許容する例を示します。
|
|
---|---|
Routing Information Protocol(RIP)がルーティング テーブルにインストールする等価コスト パラレル ルートの最大数を設定するには、ルータ アドレスファミリ コンフィギュレーション モードで、 maximum-paths コマンドを使用します。 maximum-paths コマンドを削除し、RIP に関してシステムをデフォルトの条件に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
|
|
---|---|
次の例では、1 つの宛先に最大 16 の等価コスト パスが許可されます。
|
|
Open Shortest Path First(OSPF)がサポートするパラレル ルートの最大数を制御するには、 maximum-paths コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから maximum-paths コマンドを削除し、デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ルータ コンフィギュレーション
ルータ VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
OSPF がルーティング テーブルに各プレフィクスに対して複数のパスをインストールできるようにするには、 maximum-paths コマンドを使用します。内部ルートと外部ルートの両方について、同じ自律システムで学習され、等コスト(OSPF 最短パス優先アルゴリズムに基づいて)である複数のパスがインストールされます。
次の例では、1 つの宛先に最大 10 のパスが許可されます。
Open Shortest Path First version 3(OSPFv3)がサポートするパラレル ルートの最大数を制御するには、 maximum-paths コマンドを使用します。コンフィギレーション ファイルから maximum-paths コマンドを削除し、デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
OSPFv3 がルーティング テーブル内にインストールできるパラレル ルートの最大数。範囲は 1 ~ 16 ルートです。 |
|
|
---|---|
OSPFv3 がルーティング テーブルに各プレフィクスに対して複数のパスをインストールできるようにするには、 maximum-paths コマンドを使用します。内部ルートと外部ルートの両方について、同じ自律システムで学習され、等コスト(OSPFv3 最短パス優先アルゴリズムに基づいて)である複数のパスがインストールされます。
次の例では、1 つの宛先に最大 10 のパスが許可されます。
ネイバーから受信可能なプレフィクスの数を設定するには、ピア テンプレート コンフィギュレーション モードで、 maximum-prefix コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum-prefix maximum [ threshold ] [ restart restart-interval ] [ warning-only ]
このコマンドは、デフォルトではディセーブルです。最大プレフィクス数を超えると、ピアリング セッションはディセーブルになります。再起動間隔(restart interval)を設定しないと、最大プレフィクス数の制限値超過後、ディセーブルになったセッションはダウン状態のままになります。
ピア テンプレート コンフィギュレーション
ルータ BGP コンフィギュレーション
|
|
---|---|
設定可能なプレフィクス数は、ルータ上の使用可能なシステム リソースのみによって制限されます。
maximum-prefix コマンドを使用すると、Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)ルーティング プロセスが指定ピアから受け入れるプレフィクスの最大数を設定できます。この機能は、ピアから受信されるプレフィクスの制御メカニズムを提供します(配布リスト、フィルタ リスト、ルート マップに加えて)。
受信プレフィクスの数が設定されている最大数を超えると、BGP はピアリング セッションをディセーブルにします(デフォルト)。 restart キーワードが設定されている場合、BGP は設定されている時間間隔でピアリング セッションを自動的に再確立します。 restart キーワードが設定されていないと、最大プレフィクス数の制限値を超えたためにピアリング セッションが終了した場合、そのピアリング セッションは clear ip bgp コマンドが入力されるまで再確立されません。 warning-only キーワードが設定されていれば、BGP はログ メッセージだけを送信し、送信側とピアを保ちます。
このコマンドで設定できるプレフィクス数には、デフォルトの制限値はありません。設定可能なプレフィクス数の制限は、システム リソースの容量によって決まります。
次の例では、192.168.1.1 ネイバーから受け入れられる最大プレフィクス数が 1000 に設定されます。
次の例では、192.168.2.2 ネイバーから受け入れられる最大プレフィクス数が 5000 に設定されます。ルータは、最大プレフィクス リミット(2500 プレフィクス)の 50% に到達した段階で警告メッセージを表示するようにも設定されます。
次の例では、192.168.3.3 ネイバーから受け入れられる最大プレフィクス数が 2000 に設定されます。ルータは、30 分後にディセーブルにされたピアリング セッションを再確立するようにも設定されます。
次の例では、192.168.4.4 ネイバーの最大プレフィクス数の制限値(500)を超えると警告メッセージが表示されます。
仮想リンクの Open Shortest Path First(OSPF)Message Digest 5(MD5)認証をイネーブルにするには、 message-digest-key コマンドを使用します。古い MD5 キーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
message-digest-key key-id md5 [ 0 | 3 ] key
|
|
---|---|
MD5 認証モードを設定する場合は message-digest-key コマンドを使用します。仮想リンク上の両方のインターフェイスで key 値を同じにする必要があります。
キー 19、パスワード 8ry4222 を設定する例を示します。
|
|
---|---|
指定した値よりも高いホップ カウントの Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)が到達不能であることをアドバタイズするには、 metric maximum-hops コマンドを使用します。値を デフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
metric maximum-hops hops-number
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
ルータ コンフィギュレーション
ルータ VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
metric maximum-hops コマンドは、 hops-number 引数に指定された値よりも大きいホップ カウントのルートを到達不能として EIGRP にアドバタイズさせる安全メカニズムを提供します。
|
|
---|---|
Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)メトリック計算を調整するには、 metric weightsコマンドを使用します。デフォルト値にリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
metric weights tos k1 k2 k3 k4 k5
EIGRP メトリック ベクトルをスカラー量に変換する定数。この引数の値は次のとおりです。 • k1:範囲は 0 ~ 255 です。デフォルトは 1 です。 • k2:範囲は 0 ~ 255 です。デフォルトは 0 です。 • k3:範囲は 1 ~ 255 です。デフォルトは 1 です。 |
アドレス ファミリ コンフィギュレーション
ルータ コンフィギュレーション
ルータ VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
EIGRP のルーティングおよびメトリック計算のデフォルト動作を変更し、特定の ToS の EIGRP メトリック計算の調整を可能にするには、 metric weights コマンドを使用します。
k5 が 0 の場合、Cisco NX-OS は複合 EIGRP メトリックの計算を次の式に従って行います。
メトリック = [k1 × 帯域幅 +(k2 × 帯域幅)/(256 - 負荷)+ k3 × 遅延]
k5 が 0 でない場合、Cisco NX-OS は次の計算を追加します。
メトリック = メトリック × [k5/(信頼性 + k4)]
帯域幅メトリックの設定には、インターフェイス コンフィギュレーション モードで bandwidth コマンドを使用します。
遅延の設定には、インターフェイス コンフィギュレーション モードで delay コマンドを使用します。
255 は 100 %の信頼性または完全に安定したリンクを表します。負荷 255 は、完全に飽和状態のリンクを表します。
metric weights のデフォルト値の変更例を示します。
|
|
---|---|
アドバタイズされた LSP 内で IS-IS によって使用されるメトリック スタイルを設定するには、 metric-style transition コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ルータ コンフィギュレーション
VRF コンフィギュレーション
|
|
---|---|
metric-style transition コマンドは、ナロー メトリック スタイルとワイド メトリック スタイルの両方の Type Length Value(TLV)オブジェクトを生成して受け入れるように IS-IS を設定するために使用します。
|
|
---|---|