この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の項で構成されています。
Quad Small Form-Factor Pluggable Plus(QSFP+)、Small Form-Factor Pluggable Plus(SFP+)、SFP トランシーバ、または RJ-45 コネクタを使用して、I/O モジュール上のポートを他のネットワーク デバイスに接続できます。これには、他のスイッチやファブリック エクステンダ(FEX)を含まれることがあります。
銅ケーブルを使用する RJ-45 コネクタおよびトランシーバは、ケーブルを接続して出荷されます。 光ファイバ ケーブルを使用するトランシーバは、ケーブルと接続しないで出荷されます。 光ファイバ ケーブルやトランシーバの破損を防止するため、トランシーバを I/O モジュールに取り付けるときは、トランシーバから光ファイバ ケーブルを外しておくことを推奨します。 光ファイバ ケーブル用のトランシーバを取り外す前に、トランシーバからケーブルを取り外してください。
トランシーバと光ケーブルの有効性と耐用年数を最大化するには、次の手順に従ってください。
スイッチのネットワーク管理接続を確立するか、スイッチをネットワークに接続する前に、コンソール端末でローカルの管理接続を確立して、スイッチの IP アドレスを設定する必要があります。 コンソールを使用し、次の機能を実行することもできます。それぞれの機能は、その接続を完了したあとで管理インターフェイスによって実行できます。
このローカル管理接続は、スーパーバイザ モジュールの非同期シリアル ポートと非同期伝送に対応したコンソール デバイス間で行います。 通常、コンソール デバイスとしてコンピュータ端末を使用できます。 スーパーバイザ モジュールでは、次の非同期シリアル ポートのうちいずれかを使用します。
![]() (注) |
コンソール ポートをコンピュータ端末に接続する前に、コンピュータ端末で VT100 端末エミュレーションがサポートされていることを確認してください。 端末エミュレーション ソフトウェアにより、セットアップ中および設定中にスイッチとコンピュータ間の通信が可能になります。 |
これで、スイッチの初期設定を作成できるようになりました(初期スイッチ設定の作成を参照)。
スーパーバイザ管理ポート(MGMT ETH)はアウトオブバンド管理を提供するもので、これによってコマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して IP アドレスでスイッチを管理できます。 このポートでは、RJ-45 インターフェイスで 10/100/1000 イーサネット接続が使用されます。
![]() (注) |
デュアル スーパーバイザ スイッチでは、両方のスーパーバイザ モジュールの管理インターフェイスをネットワークに接続することにより、アクティブなスーパーバイザ モジュールが常にネットワークに接続されるようにすることができます(つまり、スーパーバイザ モジュールごとにこのタスクを実行できます)。 このようにすることで、どのスーパーバイザ モジュールがアクティブであっても、ネットワークから実行され、アクセス可能な管理インターフェイスをスイッチで自動的に使用できるようになります。 |
![]() 注意 |
IP アドレスの重複を防ぐために、初期設定が完了するまでは、MGMT 10/100/1000 イーサネット ポートを接続しないでください。 詳細については、初期スイッチ設定の作成を参照してください。 |
スイッチの初期設定を完了しておく必要があります(初期スイッチ設定の作成を参照)。
ステップ 1 | モジュラ型 RJ-45 UTP ケーブルをスーパーバイザ モジュールの MGMT ETH ポートに接続します。 |
ステップ 2 | ケーブル管理システムの中央スロットにケーブルを通します。 |
ステップ 3 | ケーブルのもう一方の端をネットワーク デバイスの 10/100/1000 イーサネット ポートに接続します。 |
これで、各 I/O モジュールのインターフェイス ポートをネットワークに接続できます。
スイッチをネットワークに接続できるように、スイッチ管理インターフェイスに IP アドレスを割り当てる必要があります。
スイッチの電源を初めて入れると、起動して、スイッチを設定するための一連の質問が表示されます。 スイッチをネットワークに接続できるようにするために、IP アドレス以外の各設定にはデフォルトを使用できるようになっています。IP アドレスは指定する必要があります。 他の設定は『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Fundamentals Configuration Guide』を参照して後で実行できます。
![]() (注) |
ネットワーク内のデバイス間でスイッチを識別するために必要な、一意の名前も知っておいてください。 |
これで、スイッチのスーパーバイザ モジュールごとに管理インターフェイスを設定できるようになりました。
ネットワーク接続のために、I/O モジュール上の BASE-T(銅線)ポートおよび光インターフェイス ポートを、他のデバイスに接続できます。
両端の RJ-45 コネクタが付いた銅線のネットワーク インターフェイス ケーブルを使用してネットワーク上の別のデバイスに I/O モジュール BASE-T(銅線)ポートを接続できます。
ステップ 1 | 先方のネットワーキング デバイスからスイッチまで銅インターフェイス ケーブルを通します。 スイッチで、接続する 48 ポート 10/100/1000 イーサネット I/O モジュールの横にあるケーブル管理スロットからケーブルを通します。 |
ステップ 2 |
新しいインターフェイス ケーブルの RJ-45 コネクタを I/O モジュールの適切なポートに挿入します。 ポートの LED が点灯しており緑色であることを確認します。 |
I/O モジュールのインターフェイス ポートから RJ-45 コネクタが付いた銅線のネットワーク インターフェイス ケーブルを取り外すことにより、ネットワークから BASE-T(銅線)ポートを接続解除できます。
電子部品を取り扱うときは、アースされた静電気防止用リスト ストラップの着用など、静電気防止手順に従ってください。
ステップ 1 |
I/O モジュール上の接続解除するインターフェイス ポートから RJ-45 コネクタを取り外します。 ポート LED が消灯します。 |
ステップ 2 | 必要に応じて、ケーブルのもう一方の端にあるデバイスからインターフェイス ケーブルを取り外すことができます。 |
使用している I/O モジュールのモデルによっては、SFP、SFP+、または QSFP+ トランシーバを使用できます。 これらのトランシーバの一部は、トランシーバに接続する光ファイバ ケーブルを使用して動作し、他のトランシーバは事前に接続されている銅ケーブルを使用して動作します。 ポート用の光ファイバ ケーブルを取り付けるには、トランシーバに光ファイバ ケーブルを取り付ける前に、1 ギガビット光ポート用の SFP トランシーバを取り付けるか、10 ギガバイト光ポート用の SFP+ トランシーバかファブリック エクステンダ トランシーバ(FET)を取り付ける必要があります。
![]() 注意 |
トランシーバの取り付けおよび取り外しを行うと、耐用年数が短くなります。 トランシーバの取り外しおよび取り付けは、絶対必要な場合以外は行わないでください。 トランシーバの取り付けまたは取り外しを行う際は、ケーブルやトランシーバの破損を防止するため、ケーブルを抜いた状態で行うことを推奨します。 |
光ファイバ トランシーバを取り外す場合は、まずトランシーバから光ファイバ ケーブルを取り外し、その後でポートからトランシーバを取り外します。
高精度の信号を維持し、コネクタの損傷を防ぐためには、トランシーバおよび光ファイバ ケーブルを常に埃のない清潔な状態に保つ必要があります。 減衰(光損失)は汚れによって増加します。減衰量は 0.35 dB 未満でなければなりません。
メンテナンスの際には、次の注意事項に従ってください。