この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章は、次の項で構成されています。
スイッチの設置前に、ラックおよびキャビネットの要件に記載された要件を満たす、標準的な 4 支柱 19 インチ(48.3 cm)EIA データセンター ラック(またはこのようなラックを含むキャビネット)を設置する必要があります。
ステップ 1 |
床にラックをボルトで固定してからシャーシを載せます。
|
||||
ステップ 2 | 接合された構造を持つラックの場合は、アースに接続します。 この処置により、スイッチおよびコンポーネントを容易にアースでき、取り付けの際にアースされていないコンポーネントを扱うときに静電破壊の防止するために、静電放電(ESD)リスト ストラップを簡単にアースできます。 | ||||
ステップ 3 |
ラックにある電源装置にアクセスする必要がある場合は、設置するスイッチで必要なアンペア数の AC 電源コンセントを含めます。 アンペア数など回路の要件については、ラックおよびキャビネットの要件を参照してください。
|
新しいシャーシを設置する前に開梱して検査し、注文したすべての品目が揃っていることと、輸送中にスイッチが損傷していないことを確認します。
注意 |
シャーシまたはそのコンポーネントを取り扱うときには、常に静電気防止手順に従って静電破壊を防止してください。 この手順には、静電気防止用リスト ストラップを着用してアースに接続する作業が含まれますが、これに限定されません。 |
ヒント |
スイッチを取り出したあと、梱包用の箱は廃棄しないでください。 輸送用カートンを折りたたみ、システムに使用されていたパレットとともに保管してください。 今後システムを移動するか輸送する必要がある場合、このコンテナが必要になります。 |
出荷物に注文品がすべて揃っているかどうかを確認できるように、スイッチの注文のコピーを探します。
ステップ 1 |
カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。注文したすべての品目が揃っていることを確認してください。 梱包品には次のボックスが含まれます。
|
ステップ 2 | それぞれの箱の内容に損傷がないこと確認します。 |
ステップ 3 | 不一致または損傷がある場合は、次の情報をカスタマー サービス担当者に電子メールで送信します。 |
下部支持レールは、ラックまたはキャビネットのスイッチ シャーシの重量を支えます。 ラックを安定させるためには、ラック ユニット(RU)の最下部にこのレールを取り付ける必要があります。
シャーシの下部支持レールを取り付ける前に、次の作業を実行してください。
下部支持レールを最も低い RU に取り付け、水平になっていれば、これで、ラックまたはキャビネットにシャーシを取り付けることができます。
(注) |
安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。 ステートメント 1048 |
(注) |
フル装備の場合、シャーシの重量は最大で 395 ポンド(179 kg)になる可能性があります。 電源モジュール、ファン トレイ、およびファブリック モジュールを取り外すことで、シャーシを軽くして移動しやすくすることができます。 シャーシの全重量とリフトの適切な定格重量を判定するには、シャーシ、モジュール、ファン トレイ、および電源モジュールの重量と数量を参照してください。 |
注意 |
120 ポンド(55 kg)を超えるスイッチを持ち上げるときは、リフトを使用する必要があります。 |
(注) |
また、ラックにシャーシを押し込むときに、シャーシを押すために少なくとも 2 人、シャーシを正しい位置に支えるために 1 人の作業員が必要です。 |
(注) |
ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。
ステートメント 1006 |
ステップ 1 | 移動のためにシャーシをできるだけ軽くする必要がある場合は、次のモジュールを取り外し、コネクタが損傷しない場所に置きます。 | ||||||||||
ステップ 2 |
シャーシをリフトに載せる手順は次のとおりです。
|
||||||||||
ステップ 3 |
リフトを使用して移動し、4 支柱ラックまたはキャビネットの前面にシャーシの背面を合せます。 下部支持レールまたはブラケットの上 1/4 インチ(0.6 cm)以内の高さに、シャーシの下部を持ち上げます。 |
||||||||||
ステップ 4 |
シャーシを、ラックまたはキャビネットに途中まで押し込みます。 シャーシを下部支持レールに押し込むために少なくとも 2 人、シャーシが両レールの中央を通るように支えるために 1 人の作業員が必要です。 シャーシの背面が先にラックに入るように前面の下半分を押し、シャーシをラックに途中まで押し込みます(次の図を参照)。 シャーシが下部支持レールのいずれの拡張エッジにも引っかからないことを確認します。
|
||||||||||
ステップ 5 |
リフトが下部支持レールより高く上がっている場合は、レールと水平になるか、レールの下 1/4 インチ(0.6 cm)以内になるまでゆっくり下げます。 この処置は、シャーシの下部がレールの拡張エッジに引っかからないようにするために役立ちます。 |
||||||||||
ステップ 6 | シャーシの垂直取り付けブラケットがラックの垂直取り付けレールに触れるまで、シャーシをラックに完全に押し込みます。 | ||||||||||
ステップ 7 |
6 本の M6 x 19 mm または 24 x 3/4 インチ ネジを使用して、シャーシの 2 個の垂直取り付けブラケットをそれぞれ、ラックの 2 本の垂直取り付けレールに取り付けます(合計 12 本のネジ)。 次の図の 2 を参照してください。
|
シャーシをラックに固定したら、データセンター アースにシャーシを接続できます。
次の方法でシャーシおよび電源モジュールをアースに接続した時点で、スイッチは完全にアースされます。
シャーシをアースする前に、データセンター ビルディングのアースに接続できるようになっている必要があります。 データセンターのアースに接続している接合ラック(詳細についてはラック メーカーのマニュアルを参照)にスイッチ シャーシを設置した場合は、アース パッドをラックに接続してシャーシをアースできます。 接合ラックを使用していない場合は、シャーシのアース パッドをデータセンターのアースに直接接続する必要があります。
データセンター アースにスイッチ シャーシを接続するには、次の工具と部品が必要です。
ステップ 1 | ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。 | ||||
ステップ 2 |
次の図に示すように、アース線の被覆をはぎとった端をアース ラグの開口端に挿入します。
|
||||
ステップ 3 | 圧着工具を使用し、アース線をアース ラグに圧着します。 アース線をアース ラグから引っ張り出そうとしてみて、アース線がアース ラグにしっかりと接続されていることを確認します。 | ||||
ステップ 4 |
2 本の M4 ネジを使用してアース線のラグをアース パッドに取り付け、トルクが 11.5 ~ 15 インチポンド(1.3 ~ 1.7 Nm)になるまでネジを締めます。 次の図は、ファン トレイの右側にあるシャーシの背面のアース パッドの位置を示します。
|
||||
ステップ 5 | アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、スイッチに十分なアースが確保されるようにします。 ラックが完全に接合されてアースされている場合は、ラックのベンダーが提供するマニュアルで説明されているようにアース線を接続します。 |