はじめに
対象読者
このマニュアルは、Cisco IOS コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して Catalyst 3560 スイッチ(以降、 スイッチ )を管理するネットワーキング専門家を対象としています。このマニュアルは、すでに Cisco IOS コマンドおよびスイッチ ソフトウェア機能使用経験があることを前提にしています。また、イーサネットと LAN のコンセプトおよび用語に関してすでに習得済みであることも前提としています。
目的
Catalyst 3560 スイッチは、IP ベース イメージまたは IP サービス イメージのいずれか一方でサポートされます。IP ベース イメージは、アクセス コントロール リスト(ACL)、Quality of Service(QoS)、スタティック ルーティング、Routing Information Protocol(RIP)などのレイヤ 2+ 機能を備えています。IP サービス イメージは、さらに高度なエンタープライズ クラスの機能を備えています。これには、レイヤ 2+ 機能およびフル レイヤ 3 ルーティング(IP ユニキャスト ルーティング、IP マルチキャスト ルーティング、およびフォールバック ブリッジング)が含まれています。また、それをレイヤ 2+ スタティック ルーティングや RIP と区別するために、IP サービス イメージでは、Enhanced IGRP(EIGRP)や Open Shortest Path First(OSPF)といったプロトコルを搭載しています。
このマニュアルでは、Catalyst 3560 スイッチでの使用のために作成または変更されているレイヤ 2 およびレイヤ 3 のコマンドに関する情報を掲載しています。標準の Cisco IOS Release 12.4 コマンドについては、Cisco.com にある Cisco IOS のマニュアル セットを参照してください。
このマニュアルでは、お客様のスイッチを設定する手順については説明していません。設定手順については、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
このマニュアルでは、表示されるシステム メッセージについては説明していません。詳細については、このリリースに対応するシステム メッセージ ガイドを参照してください。
資料の更新については、このリリースに対応するリリース ノートを参照してください。
表記法
このマニュアルでは、次の表記法を使用して説明および情報を表示しています。
コマンドの説明では、次の表記法を使用しています。
• コマンドおよびキーワードは、 太字 で示しています。
• ユーザが値を指定する引数は、 イタリック体 で示しています。
• 角カッコ([ ])の中の要素は、省略可能です。
• 必ずどれか 1 つを選択しなければならない要素は、波カッコ({ })で囲み、縦棒(|)で区切って示しています。
• 任意で選択する要素の中で、必ずどれか 1 つを選択しなければならない要素は、角カッコと波カッコで囲み、縦棒で区切って([{ | }])示しています。
対話形式の例では、次の表記法を使用しています。
• 端末セッションおよびシステムの表示は、 screen
フォントで示しています。
• ユーザが入力する情報は、太字の screen フォントで示しています。
• パスワードやタブのように、出力されない文字は、山カッコ(< >)で囲んで示しています。
(注)、注意、および警告には、次の表記法および記号を使用しています。
(注) 「注釈」です。 役立つ情報や、このマニュアル以外の参照資料などを紹介しています。
注意 「
要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されています。
show コマンド出力のフィルタリング
show コマンドには、コマンド出力をフィルタするためのオプションの出力修飾子があります。
• | begin : expression と一致する行から表示を開始します。
• | exclude : expression と一致する行を表示から除外します。
• | include : expression と一致する行を表示に含めます。
• expression :参照ポイントとして使用する出力内の文字列です。
文字列では、大文字と小文字が区別されます。 | exclude output と入力した場合、 output を含む行は表示されませんが、 Output を含む行は表示されます。
関連資料
次に挙げる、スイッチに関する詳細情報が記載されているマニュアルは、次の Cisco.com サイトから入手できます。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/switches/ps5528/tsd_products_support_series_home.html
(注) スイッチの取り付け、設定、アップグレードを行う前に、次のマニュアルを参照してください。
• 初期設定の情報については、スタートアップ ガイドの「Using Express Setup」、またはハードウェア インストレーション ガイドの付録「Configuring the Switch with the CLI-Based Setup Program」を参照してください。
• デバイス マネージャの要件については、リリース ノート(発注できませんが、Cisco.com で入手可能)の「System Requirements」を参照してください。
• Network Assistant の要件については、『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』(発注できませんが、Cisco.com で入手可能)を参照してください。
• クラスタの要件については、『 Release Notes for Cisco Network Assistant 』(発注できませんが、Cisco.com で入手可能)を参照してください。
• アップグレード情報については、リリース ノートの「Downloading Software」を参照してください。
スイッチに関するその他の情報については、次のマニュアルを参照してください。
• 『Release Notes for the Catalyst 3750, 3560, 2975, and 2960 Switches』
• 『Catalyst 3560 Switch Software Configuration Guide』
• 『Catalyst 3560 スイッチ コマンド リファレンス』
• デバイス マネージャのオンライン ヘルプ(スイッチで利用可能)
• Catalyst 3560 スイッチハードウェア インストレーションガイド
• 『Catalyst 3560 Switch Getting Started Guide』
• 『Regulatory Compliance and Safety Information for the Catalyst 3560 Switch』
• 『Catalyst 3750, 3560, 3550, 2975, 2975, 2970, 2960, and 2960-S Switch System Message Guide』
• 『Release Notes for Cisco Network Assistant』
• 『Getting Started with Cisco Network Assistant』
• 『Cisco RPS 300 Redundant Power System Hardware Installation Guide』
• 『Cisco RPS 675 Redundant Power System Hardware Installation Guide』
• 『Cisco Redundant Power System 2300 Hardware Installation Guide』
• Network Admission Control(NAC)機能の詳細については、『 Network Admission Control Software Configuration Guide 』を参照してください。
• Cisco SFP、SFP+、および GBIC モジュールに関する情報は、Cisco.com の次のページで入手可能です。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/prod_installation_guides_list.html
これらの SFP 互換性マトリクス ドキュメントは、Cisco.com の次のページで入手可能です。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
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