この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、Catalyst 3750-X および 3560-X のスタンドアロン スイッチまたはスイッチ スタックの Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)ベースのセットアップ手順について説明します。Express Setup を使用してスイッチをセットアップする方法については、『 Cisco 3750-X and 3560-X Switch Getting Started Guide 』を参照してください。スイッチを電源に接続する前に、「スイッチの設置」を参照して安全に関する注意事項を確認してください。
設定が行われていないスイッチで CLI にアクセスするには、スイッチを Express Setup モードにして、スイッチのイーサネット ポートまたはイーサネット管理ポートを PC またはワークステーションのイーサネット ポートに接続します。スイッチを Express Setup モードにするには、スイッチのクイック スタート ガイドに記載されている手順に従ってスイッチの電源を投入し、Express Setup を使用できるようにします。
スイッチが Express Setup モードの状態で、IP アドレス 10.0.0.1 を入力して Telnet セッションを開始します。次に、setup ユーザ EXEC コマンドを入力し、「初期設定情報の入力」に記載されている情報を入力します。
スイッチの設定情報を入力したあと、 write memory 特権 EXEC コマンドを使用して、フラッシュ メモリに設定を保存します。
(注) Express Setup モードでは、write memory コマンドを入力するまで、スイッチ上で IP アドレス 10.0.0.1 が有効です。write memory コマンドを入力すると、Telnet 接続が切断されます。
Cisco IOS コマンドおよびパラメータは CLI によって入力できます。
(注) Catalyst 3750-X スイッチをスタック構成にしている場合、任意のスタック スイッチの 10/100 イーサネット管理ポートまたはコンソール ポートに接続します。スタック全体の初期設定は、スタック内のどのスイッチでも実行できます。
RJ-45 コンソール ポートは、スイッチの背面パネルにあります。
ステップ 1 RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを PC の 9 ピン シリアル ポートに接続します。ケーブルのもう一方の端をスイッチのコンソール ポートに接続します。
ステップ 2 PC または端末で、端末エミュレーション プログラムを起動します。プログラム(通常、HyperTerminal または Procomm Plus などの PC アプリケーション)によって、スイッチと PC または端末との通信が可能になります。
ステップ 3 PC または端末のボー レートおよびキャラクタ フォーマットを、次に示すコンソール ポートの特性に合わせて設定します。
ステップ 4 「電源モジュールおよびファン モジュールの取り付け」に記載されているようにスイッチに電源を接続します。
ステップ 5 PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。Enter を押してセットアップ プロンプトを表示します。「セットアップ プログラムの設定」の手順に従ってください。
USB ミニタイプ B ポートは、スイッチの前面パネルにあります。
ステップ 1 スイッチの USB コンソール ポート(図 C-1を参照)を、Windows ベースの PC に最初に接続するときは、USB ドライバをインストールします。
– 「Cisco Microsoft Windows XP USB ドライバのインストール」
– 「Cisco Microsoft Windows 2000 USB ドライバのインストール」
– 「Cisco Microsoft Windows Vista および Windows 7 USB ドライバのインストール」
図 C-1 Catalyst 3750-X または 3560-X スイッチへの USB コンソール ケーブルの接続
ステップ 2 USB ケーブルを PC の USB ポートに接続します。ケーブルのもう一方の端をスイッチのミニ B(5 ピン コネクタ)USB コンソール ポートに接続します。図 C-1 を参照してください。
ステップ 3 PC または端末上で端末エミュレーション ソフトウェアを起動します。このプログラム(その多くは、HyperTerminal や ProcommPlus などの PC アプリケーション)は、使用可能な PC または端末とスイッチの間の通信を確立します。
ステップ 4 コンソール ポートのデフォルト特性に合わせて、PC または端末のボーレートおよびキャラクタ フォーマットを次のように設定します。
ステップ 5 「電源モジュールおよびファン モジュールの取り付け」の説明に従い、スイッチに電源を接続します。
ステップ 6 PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。Enter を押してセットアップ プロンプトを表示します。「セットアップ プログラムの設定」の手順に従ってください。
Microsoft Windows ベースの PC をスイッチの USB コンソール ポートに最初に接続するときに、USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。
• Cisco Microsoft Windows XP USB ドライバのインストール
• Cisco Microsoft Windows 2000 USB ドライバのインストール
• Cisco Microsoft Windows Vista および Windows 7 USB ドライバのインストール
ステップ 1 Cisco.com の Web サイトから Cisco USB コンソール ドライバ ファイルを入手し、解凍します。
(注) スイッチ ソフトウェアのダウンロード用の Cisco.com サイトから、ドライバ ファイルをダウンロードできます。
ステップ 2 32 ビット Windows XP を使用している場合は、Windows_32 フォルダ内の setup.exe ファイルをダブルクリックします。64 ビット Windows XP を使用している場合は、Windows_64 フォルダ内の setup(x64).exe ファイルをダブルクリックします。
ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。
ステップ 4 [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。[Install] をクリックします。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。[Finish] をクリックします。
ステップ 6 USB ケーブルを、PC とスイッチのコンソール ポートに接続します。USB コンソール ポートの LED がグリーンで点灯し、Found New Hardware ウィザードが表示されます。指示に従って、ドライバのインストールを完了します。
ステップ 1 Cisco.com の Web サイトから Cisco USB コンソール ドライバ ファイルを入手し、解凍します。
(注) スイッチ ソフトウェアのダウンロード用の Cisco.com サイトから、ドライバ ファイルをダウンロードできます。
ステップ 2 setup.exe ファイルをダブルクリックします。
ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。[Install] をクリックします。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。[Finish] をクリックします。
ステップ 6 USB ケーブルを、PC とスイッチのコンソール ポートに接続します。USB コンソール ポートの LED がグリーンで点灯し、Found New Hardware ウィザードが表示されます。指示に従って、ドライバのインストールを完了します。
ステップ 1 Cisco.com の Web サイトから Cisco USB コンソール ドライバ ファイルを入手し、解凍します。
(注) スイッチ ソフトウェアのダウンロード用の Cisco.com サイトから、ドライバ ファイルをダウンロードできます。
ステップ 2 32 ビット Windows Vista または Windows 7 を使用している場合は、Windows_32 フォルダの setup.exe ファイルをダブルクリックします。64 ビット Windows Vista または Windows 7 を使用している場合は、Windows_64 フォルダの setup(x64).exe ファイルをダブルクリックします。
ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。[Install] をクリックします。
(注) User Account Control 警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program] をクリックして先に進みます。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。[Finish] をクリックします。
ステップ 6 USB ケーブルを、PC とスイッチのコンソール ポートに接続します。USB コンソール ポートの LED がグリーンで点灯し、Found New Hardware ウィザードが表示されます。指示に従って、ドライバのインストールを完了します。
• Cisco Microsoft Windows XP および 2000 USB ドライバのアンインストール
• Cisco Microsoft Windows Vista および Windows 7 USB ドライバのアンインストール
Windows の Add or Remove Programs ユーティリティ、または setup.exe ファイルを使用します。
(注) ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。
ステップ 1 [Start] > [Control Panel] > [Add or Remove Programs] の順にクリックします。
ステップ 2 [Cisco Virtual Com] までスクロールして [Remove] をクリックします。
ステップ 3 [Program Maintenance] ウィンドウが表示されます。[Remove] オプション ボタンを選択します。[Next] をクリックします。
(注) ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。
ステップ 1 32 ビット Windows の場合は setup.exe を、64 ビット Windows の場合は setup(x64).exe を実行します。[Next] をクリックします。
ステップ 2 Cisco Virtual Com の InstallShield Wizard が表示されます。[Next] をクリックします。
ステップ 3 [Program Maintenance] ウィンドウが表示されます。[Remove] オプション ボタンを選択します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Remove the Program] ウィンドウが表示されたら、[Remove] をクリックします。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されたら、[Finish] をクリックします。
(注) ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。
ステップ 1 32 ビット Windows の場合は setup.exe を、64 ビット Windows の場合は setup(x64).exe を実行します。[Next] をクリックします。
ステップ 2 Cisco Virtual Com の InstallShield Wizard が表示されます。[Next] をクリックします。
ステップ 3 [Program Maintenance] ウィンドウが表示されます。[Remove] オプション ボタンを選択します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Remove the Program] ウィンドウが表示されたら、[Remove] をクリックします。
(注) User Account Control 警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program] をクリックして先に進みます。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されたら、[Finish] をクリックします。
スイッチを設定するには、セットアップ プログラムを完了する必要があります。セットアップ プログラムは、スイッチの電源がオンになると自動的に実行されます。スイッチがローカル ルータやインターネットと通信するのに必要な IP アドレスやその他の設定情報を割り当てる必要があります。これらの情報は、スイッチの設定や管理にデバイス マネージャまたは Cisco Network Assistant を使用する場合にも必要です。
スイッチをスタックしていて、スタック内の各スイッチに複数のコンソールが接続してある場合は、最初に Enter キーを押したコンソールに初期設定ダイアログが表示されます。
セットアップ プログラム、およびスイッチの初期設定を完了します。
ステップ 1 次の 2 つのプロンプトで Yes を入力します。
ステップ 2 スイッチのホスト名を入力し、Return を押します。
ホスト名は、コマンド スイッチでは 28 文字以内、メンバ スイッチでは 31 文字以内に制限されています。どのスイッチのホスト名でも、最後の文字には -n (n は数字)を使用しないでください。
ステップ 3 イネーブル シークレット パスワードを入力し、Return を押します。
このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。先頭の文字を数字にしてもかまいません。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。シークレット パスワードは暗号化され、イネーブル パスワードはプレーン テキストです。
ステップ 4 イネーブル パスワードを入力し、Return を押します。
ステップ 5 仮想端末(Telnet)パスワードを入力し、Return を押します。
このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。
ステップ 6 (任意)プロンプトに従って、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を設定します。あとから、CLI、デバイス マネージャ、または Network Assistant アプリケーションを使用して SNMP を設定することもできます。SNMP をあとで設定する場合は、 no を入力します。
ステップ 7 管理ネットワークに接続するインターフェイスのインターフェイス名(物理的なインターフェイスまたは VLAN(仮想 LAN)の名前)を入力して、Return を押します。このリリースでは、インターフェイス名には必ず vlan1 を使用してください。
ステップ 8 インターフェイスを設定するために、スイッチの IP アドレスとサブネット マスクを入力し、Return を押します。次に示されている IP アドレスとサブネット マスクは単なる例です。
ステップ 9 Y を入力して、スイッチをクラスタ コマンド スイッチとして設定します。N を入力すると、メンバ スイッチまたはスタンドアロン スイッチとして設定されます。
N を入力した場合は、Network Assistant GUI に候補スイッチとして表示されます。あとから、CLI、デバイス マネージャ、または Network Assistant アプリケーションを使用して、スイッチをコマンド スイッチとして設定することもできます。あとで設定する場合は、 no と入力します。
スイッチの初期設定が完了しました。スイッチにその設定が表示されます。設定出力例を次に示します。
セットアップ プログラムが完了すると、スイッチは作成されたデフォルト設定を実行できます。この設定を変更して他の管理タスクを実行するには、 Switch>
プロンプトでコマンドを入力するか、Cisco Network Assistant、Cluster Management Suite(CMS)、または追加設定用の他の管理ツールを使用してください。