この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
スイッチは、1 つまたは 2 つのアクティブな電源モジュール、または拡張電源モジュール XPS 2200 を使用して動作します。StackPower スタックに属す Catalyst 3750-X スイッチは、スタックの他のスイッチから電源供給されて動作します。
AC モジュールを 2 つ、DC モジュールを 2 つ、または AC モジュール 1 つと DC モジュール 1 つを使用するか、モジュール 1 つとブランク カバーを使用できます。
すべての電源モジュールにはファンが内蔵されています。すべてのスイッチは、2 番目の電源モジュール スロットにブランク カバーが付いた状態で出荷されます。
• StackPower モードでは、電源スタック内の各スイッチ(IP ベース イメージの Catalyst 3750-X スイッチのみ)に電力を供給します。
• 拡張電源モードでは、あるスイッチへの電力供給が切断されるか、停止すると、そのスイッチに電源を供給します。電源モジュールを取り付けまたは交換すると、その装置をスイッチ ソフトウェアがポーリングします。ポーリングされると、電源モジュールはスイッチに電源を供給し、XPS 2200 が他の装置に電源を供給できるようになります。
表 3-1 表 3-1 に、サポートされる内部電源モジュールを示します。
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1.48 ポート PoE+ スイッチで 15.4W を完全サポートするには、C3KX-PWR-1100WAC 電源モジュールを使用する必要があります。 |
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(注) 48 ポート スイッチに 715 W 電源モジュール 1 台を使用する場合、全ポートに PoE で供給できる電力は最大 7.7 W です。
350 W および 715 W の AC 電源モジュールは、100 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。1100 W 電源モジュールは、115 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。440 W DC 電源モジュールには給電入力が 2 系統(A および B)あり、36 ~ 72 VDC の入力電圧をサポートします。出力電圧の範囲は 51 ~ 57 V です。
AC 電源モジュールには AC 電源コンセントに接続するための電源コードが、それぞれ付属しています。1100 W および 715 W モジュールは、16 AWG コードを使用します(北米のみ)。他のすべてのモジュールは、18 AWG コードを使用します。DC 電源モジュールは DC 電源に接続する必要があります。
(注) DC 電源モジュールだけが NEBS に準拠しています。
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電源モジュール スロットに電源モジュールを取り付けない場合は、電源モジュール スロット カバーを取り付けてください(図 3-5)。
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電源モジュールは 2 つのステータス LED を備えています。
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表 1-16 に、スイッチおよび互換性のある電源モジュールを示します。電源モジュールまたはファン モジュールの取り外しまたは取り付け時は、次の注意事項に従ってください。
• 電源モジュールまたはファン モジュールは、無理にスロットに押し込まないでください。スイッチのピンがモジュール側と合っていない場合に、ピンを破損するおそれがあります。
• 電源モジュールまたはファン モジュールがスイッチにしっかり取り付けられていないと、システムの動作が停止することがあります。
• 電源モジュールの電源を遮断してから、電源モジュールの取り外しまたは取り付けを行ってください。
• 電源モジュールはホットスワップ可能です。全 PoE+ または電源共有モードなどの一部の設定では、電源モジュールを取り外すと、1 台の電源装置の入力電力に合った電力バジェットになるよう、受電装置がシャットダウンされます。ネットワークの中断を最小限に抑えるため、次の状況では電源モジュールをホット スワップしてください。
– スイッチに XPS 2200 が接続されていて、使用可能な電力が十分にある。
– スイッチが StackPower モードで動作していて、使用可能な電力が十分にある(Catalyst 3750-X のみ)。
– スイッチが電源スタック内の他のスイッチから電力を供給されていて、進行中のアクティブなバックアップはない。
パワー バジェットを表示するスイッチ コマンドについては、『 Catalyst 3750-X and 3560-X Software Configuration Guide 』を参照してください。
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への EMI の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。
ステートメント 1029
• スイッチは、ファン モジュールのホットスワップをサポートします。ファンの交換時は、スイッチの過熱を防ぐため 5 分以内に交換手順を完了させてください。
• 1 つのシャーシ冷却ファンが故障しても、スイッチは動作し続けます。1 つのファンに故障が起きると、その旨のエラー メッセージを送信します。別のファンに障害が起きると、その旨のエラー メッセージを送信し、フラッシュ メモリに障害ログを書き込んで、シャットダウンします。
• スイッチを移動する前に、電源モジュールおよびファン モジュールのすべてが固定されていることを確認してください。
警告 電源モジュールやファンの取り付けまたは取り外し中は、空いているスロットやシャーシに手を入れないでください。回路の露出部分に触れると、感電のおそれがあります。ステートメント 206
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
ステートメント 1030
ステートメント 371 - 電源コードおよび AC アダプタ
ステップ 4 電源モジュール右側のリリース ラッチを押し、電源モジュールを引き出します(図 3-6)。
ステップ 5 新しい電源を電源スロットに差し込み、スロットの中にゆっくり押します(図 3-6)。正しく挿入されれば、350 W および 715 W 電源モジュール(電源コード保持具は含まない)は、スイッチの背面パネルと面が揃います。1100 W 電源モジュールは、スイッチの背面パネルから 1.5 インチ(3.81 cm)突き出ます。
ステップ 6 (省略可能)電源コードをループ状にして、電源コード保持具に通します(図 3-7)。
ステップ 7 電源コードを電源モジュールに接続してから AC 電源コンセントに接続します。元電源側の電源を投入します。
ステップ 8 電源モジュールの AC OK および PS OK の LED がグリーンに点灯したことを確認します。電源モジュールの LED については、 表 1-18 を参照してください。
• 「必要な装置」
警告 DC 入力電源装置から伸びる露出したリード線は、感電を引き起こす可能性があります。DC 入力電源線の露出部分が端子ブロック プラグからはみ出ていないことを確認してください。
ステートメント 122
警告 アース線または電源線をシャーシに接続したりシャーシから取り外したりする前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、パネル ボード上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを確認して、回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。電圧計を使用して、シャーシの電源端子で 0(ゼロ)ボルトであることを確認します。ステートメント 196
警告 この製品は設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。保護装置の定格電流が 20 A 以下であることを確認します。ステートメント 1005
警告 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
警告 DC 電源端子には、危険な電圧またはエネルギーが存在している可能性があります。端子が使用されていない場合は必ずカバーを取り付けてください。カバーを取り付けるときに絶縁されていない伝導体に触れないことを確認してください。ステートメント 1075
(注) この製品のアース アーキテクチャは DC 絶縁(DC-I)方式です。
• 最大トルクが 15 lbf-in(pound-force-inch)の、No. 2 プラス ヘッド付きのラチェット式ドライバ
• オプションで回転制御機構を備えた Panduit 製圧着工具(モデル CT-720、CT-920、CT-920CH、CT-930、または CT-940CH)
• シングルアース接続の場合は、12 ゲージの銅製アース線(絶縁被膜付きまたは絶縁被膜なし)
• デュアルアース接続の場合は、8 ゲージの銅製アース線(絶縁被膜付きまたは絶縁被膜なし)
• アース ラグ用ネジおよびリング型ラグ コネクタ。デュアルアース接続の場合は、デュアルアース アダプタおよびデュアル ラグ コネクタも使用します。
• フォークタイプ端子(× 4)。Dinkle 製 DT-35-B25 式の端子ブロックの M3 ネジに適合するサイズの端子が必要です。
警告 この装置は必ずアースを接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。
ステートメント 1046
次の手順に従って、シングルアース ラグまたはデュアルアース ラグをスイッチに取り付けます。設置場所のすべての接地要件が満たされていることを確認します。
ステップ 1 シングル アース接続の場合は、アース ラグ用ネジとラグ リングを使用します。デュアルアース接続の場合は、デュアルアース アダプタおよびデュアルホール ラグを使用します。
ステップ 2 12 ゲージまたは 8 ゲージのアース線の被覆を、0.5 インチ(12.7 mm)± 0.02 インチ(0.5 mm)取り除きます(図 3-8)。推奨されている長さ以上に被覆を剥がすと、コネクタからむき出しの導線がはみ出る可能性があります。シングルアース接続には 12 ゲージの銅製アース線を使用します。デュアルアース接続には 8 ゲージの銅製アース線を使用します。
ステップ 3 アース ラグの開放端に、アース線の絶縁体を取り除いた部分を差し込みます。
ステップ 4 Panduit 製圧着工具を使用して、アース ラグをアース線に圧着します(図 3-9)。
ステップ 5 アース用ネジで、シングルアース ラグをスイッチの背面パネルに取り付けます。または 2 本のアース用ネジを使用して、デュアルアース ラグをスイッチの背面パネルに取り付けます(図 3-10)。
ステップ 6 ラチェット式ドライバを使用し、60 lbf-in(960 ozf-in)のトルクでアース ラグ用ネジを締めます。
ステップ 7 アース線の反対側の端を、設置場所の適切な接地点またはラックに接続します。
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「設置に関する注意事項」を参照してください。
ステップ 1 DC 電源をオフします。電源を確実に切断するには、回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、その回路ブレーカーのスイッチを OFF の位置のままテープで固定します。
ステップ 2 電源端子ブロックから、プラスチックの保護カバーを取り外します(図 3-4 を参照)。
DC 電源モジュールを交換しない場合は、ステップ ステップ 5 に進みます。
ステップ 3 No. 2 プラス ドライバを使用して、電源端子から DC 入力電源線を取り外します。
ステップ 4 電源モジュール右側のリリース ラッチを押し、電源モジュールを引き出します。
ステップ 5 電源モジュールを電源モジュール スロットに差し込み、スロットの奥にゆっくり押し込みます(図 3-11)。正しく挿入されれば、DC 電源モジュール(取手は含まない)とスイッチの背面パネルの面が揃います。
ステップ 6 「DC 入力電源の配線」の説明に従い、入力電源を接続します。
ステップ 1 ワイヤ ストリッパを使用して、DC 入力電源の 4 本の導線の端から、端子に見合う長さの被覆を取り除きます。
警告 必ず銅の導体を使用してください。ステートメント 1025
ステップ 2 Panduit 製圧着工具を使用して、フォークタイプ端子に銅の導体(90 ℃耐熱、14 AWG)の DC 入力電源線を圧着します。
ステップ 3 DC 入力電源端子を端子ブロックに接続します。図 3-12 または図 3-13 を参照してください。入力導線を端子ブロックに接続する際は、極性を必ず一致(マイナスとマイナス、プラスとプラス)させてください。スイッチのラックがアースされていない場合は、アース線をアース処理された金属ラックに接続するか、またはアースに接続します。
図 3-12 アースを共有していない DC 電源 A と電源 B の分離
図 3-13 アースを共有している DC 電源 A と電源 B の接続
ステップ 4 すべての端子ブロックのネジを 11 lbf-in のトルクで締めます。
ステップ 6 DC 入力電源の回路ブレーカーのスイッチを ON の位置に動かします。
ステップ 7 電源モジュールの DC OK および PS OK の LED がグリーンに点灯したことを確認します。モジュールの LED については、 表 3-4 を参照してください。
電源モジュールについてシスコのテクニカル サポートに連絡する場合は、シリアル番号が必要です。図 3-14 ~図 3-16 を参照して、シリアル番号を確認してください。
図 3-14 1100 W AC 電源モジュールのシリアル番号
図 3-15 715 W および 350 W AC 電源モジュールのシリアル番号
図 3-16 440 W DC 電源モジュールのシリアル番号
スイッチには 2 つのファン モジュールがあります。各ファン モジュールには 2 つのファンが内蔵されています。ファン モジュールはホットスワップが可能です。
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(注) ファン モジュールの両方のスロットに、ファン モジュールが必要です。
ステップ 1 ファン リリース ハンドルをつかみ、ファンを引き出します。
ステップ 2 新しいファン モジュールをファン スロットに挿入し、取手ではなく、モジュールの端を押してモジュールをスロットにしっかり押し込みます(図 3-18)。正しく挿入されれば、ファン モジュールとスイッチの背面パネルの面が揃います。ファンが作動すると、ファンの左上のグリーンの LED が点灯します。
警告 電源モジュールやファンの取り付けまたは取り外し中は、空いているスロットやシャーシに手を入れないでください。回路の露出部分に触れると、感電のおそれがあります。ステートメント 206
ファン モジュールについてシスコのテクニカル サポートに連絡する場合は、ファン モジュールのシリアル番号が必要です。図 3-19 を参照して、シリアル番号の場所を確認してください。