拡張オブジェクトトラッキングの制約事項
すべてのトラッキング設定は、デバイスのリロード後にすべてのレイヤ 3 サブインターフェイスで再設定する必要があります。トラッキング設定を再設定する前に、すべてのレイヤ 3 サブインターフェイスがアクティブになるように、デバイスでのすべてのリロード操作を完了しておく必要があります。
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すべてのトラッキング設定は、デバイスのリロード後にすべてのレイヤ 3 サブインターフェイスで再設定する必要があります。トラッキング設定を再設定する前に、すべてのレイヤ 3 サブインターフェイスがアクティブになるように、デバイスでのすべてのリロード操作を完了しておく必要があります。
ここでは、拡張オブジェクトトラッキングに関する情報について説明します。
拡張オブジェクト トラッキング機能が導入される前は、ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)に単純なトラッキング メカニズムが内蔵されていますた。このメカニズムでは、インターフェイスのラインプロトコルのステートしか追跡することができませんでした。インターフェイスのラインプロトコル ステートがダウンになった場合、ルータの HSRP 優先度は削減され、より高い優先度のもう 1 つの HSRP ルータがアクティブになることができます。
拡張オブジェクト トラッキング機能は、HSRP からトラッキング メカニズムを分離させて、独立したトラッキング プロセスを別途生成します。これにより、HSRP 以外のプロセスがこのトラッキング プロセスを使用できます。この機能を使用すると、インターフェイスのラインプロトコルのステートに加えて他のオブジェクトも追跡できます。
HSRP、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)、Gateway Load Balancing Protoco(GLBP)などのクライアント プロセスで、トラッキング オブジェクトに対する興味を登録し、追跡対象オブジェクトの状態が変化したときに通知を受け取るようにすることができます。
各追跡対象オブジェクトには、トラッキング コマンドライン インターフェイス(CLI)で指定される一意の番号があります。クライアント プロセスは、この番号を使用して特定のオブジェクトを追跡します。トラッキング プロセスは、追跡対象オブジェクトに値の変化がないかどうかを定期的にポーリングし、(アップまたはダウン値など)変化があれば登録されているクライアント プロセスに通知します。ただちに通知する場合と、指定された時間遅延後に通知する場合があります。同じオブジェクトを複数のクライアントが追跡して、オブジェクトのステートが変化した場合に、それぞれが異なるアクションを実行できます。
複数のオブジェクトを組み合わせて 1 つのリストにして追跡することもできます。このリストの状態判定には、重みしきい値またはパーセンテージを使用します。オブジェクトの組み合わせには、ブール ロジックを使用できます。「AND」ブール関数を使用する追跡リストの場合、リスト内の各オブジェクトがアップ ステートでないと追跡対象オブジェクトはアップになりません。「OR」ブール関数を使用する追跡リストの場合、リスト内の 1 つのオブジェクトだけがアップ ステートであれば追跡対象オブジェクトはアップになります。
インターフェイス ラインプロトコル ステートまたはインターフェイス IP ルーティング ステートのいずれかを追跡できます。IP ルーティング ステートを追跡する場合、オブジェクトをアップするには次の 3 つの条件が必要です。
インターフェイス上で IP ルーティングがイネーブル、かつアクティブになっている。
インターフェイス ラインプロトコル ステートが使用可能な状態(アップ)にある。
既知のインターフェイス IP アドレスを使用している。
この 3 つの条件がすべて合致しないと、IP ルーティング ステートはダウンになります。
オブジェクトの追跡リストは、ブール式、重みしきい値、またはパーセントしきい値を使用して設定できます。トラッキング対象リストには 1 つまたは複数のオブジェクトが含まれます。オブジェクトは存在していないと追跡リストに追加できません。
設定にブール式による演算を指定する場合は、「AND」または「OR」演算子を使用します。
追跡リストのステートを重みしきい値で判定する場合は、追跡リスト内の各オブジェクトに重み番号を割り当てます。追跡リストのステートは、このしきい値に合致したかどうかで判定されます。各オブジェクトのステートは、すべてのオブジェクトの重みの合計と各オブジェクトのしきい値の重みを比較して判定されます。
追跡リストをパーセントしきい値で判定する場合は、追跡リスト内のすべてのオブジェクトにパーセントしきい値を割り当てます。各オブジェクトのステートは、各オブジェクトに割り当てたパーセンテージとリストを比較して判定されます。
拡張オブジェクト トラッキングを使用して他の特性を追跡することもできます。
track ip route reachability グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、IP ルートの到達可能性を追跡できます。
track ip route metric threshold グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、ルートがしきい値を超えているか下回っているかを確認できます。
track resolution グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、ルーティングプロトコルのメトリック解決のデフォルト値を変更できます。
track timer tracking コンフィギュレーション コマンドを使用すると、トラッキング対象オブジェクトを定期的にポーリングするようにトラッキングプロセスを設定できます。
拡張オブジェクトトラッキング設定を確認する場合は、 show track 特権 EXEC コマンドを使用してください。
Cisco IOS IP サービス レベル契約(SLA)は、ネットワーク パフォーマンスの測定と診断を行うツールです。ネットワーク パフォーマンスを測定するためのトラフィック生成には、アクティブ モニタリングが使用されます。Cisco IP SLA 動作は、ネットワークのトラブルシューティングや設計、分析に使用できるリアルタイム メトリックを収集します。
IP SLA 動作のオブジェクト トラッキングを活用すると、クライアントは IP SLA オブジェクトの出力を追跡して、その情報をアクションのトリガーに使用できます。各 IP SLA 動作は、OK または OverThreshold のような簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)動作の戻りコード値を保持しているため、トラッキング プロセス側で解釈できます。ステートと到達可能性という IP SLA 動作の 2 つの側面をトラッキングできます。ステートの場合、戻りコードが OK のとき、トラック ステートがアップします。リターン コードが OK ではないとき、トラック ステートはダウンします。到達可能性の場合、戻りコードが OK または OverThreshold のとき、到達可能性がアップします。リターン コードが OK ではないとき、到達可能性はダウンします。
拡張オブジェクトトラッキングを使用したスタティック ルーティング サポートにより、デバイスで ICMP ping を使用して、設定済みのスタティックルートまたは DHCP ルートがダウンしていることを認識できます。トラッキングを有効にしている場合、システムはルート ステートを追跡し、ステートの変化をクライアントに通知できます。スタティック ルート オブジェクト トラッキングは、プライマリ ゲートウェイへの接続状態をモニターするために、Cisco IP SLA を使用して ICMP ping を生成します。
ここでは、拡張オブジェクトトラッキングに関する設定情報について説明します。
インターフェイスのラインプロトコル ステートまたは IP ルーティング ステートを追跡するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
track object-number interface interface-id line-protocol 例:
|
(任意)インターフェイスのラインプロトコル ステートを追跡するための追跡リストを作成し、トラッキング コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 4 |
delay { object-number up seconds [down seconds] | [up seconds] down seconds} |
(任意)追跡対象オブジェクトのステート変更の通信を遅延させる時間(秒)を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 180 秒です。 |
ステップ 5 |
exit |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 6 |
track object-number interface interface-id ip routing 例:
|
(任意)インターフェイスの IP ルーティング ステートを追跡するための追跡リストを作成し、トラッキング コンフィギュレーション モードを開始します。IP ルート追跡では、ルーティング テーブル内の IP ルートおよびインターフェイスの IP パケット ルーティング機能を追跡します。
|
ステップ 7 |
delay { object-number up seconds [down seconds] | [up seconds] down seconds} |
(任意)追跡対象オブジェクトのステート変更の通信を遅延させる時間(秒)を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 180 秒です。 |
ステップ 8 |
end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 9 |
show trackobject-number |
指定したオブジェクトが追跡されているかどうかを確認します。 |
ここでは、追跡リストに関する設定情報について説明します。
重みしきい値による追跡を行うには、複数オブジェクトを含んだ追跡リストを作成し、重みをしきい値として使用することを指定したあと、各オブジェクトに重み値を設定します。各オブジェクトのステートは、アップであるすべてのオブジェクトの重み合計と各オブジェクトのしきい値の重みを比較して判定されます。
重みしきい値のリストには、「NOT」ブール演算子を使用できません。
重みしきい値を使用してオブジェクトの追跡リストを作成し、各オブジェクトに重み値を設定するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
||
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 |
track track-number list threshold {weight} 例:
|
トラッキング対象リスト オブジェクトを設定し、トラッキング コンフィギュレーション モードを開始します。指定できる track-number の範囲は 1 ~ 500 です。
|
||
ステップ 4 |
object object-number [weight weight-number] 例:
|
追跡対象のオブジェクトを指定します。指定できる範囲は 1 ~ 500 です。任意の weightweight-number には、オブジェクトのしきい値の重みを指定します。範囲は 1 ~ 255 です。
|
||
ステップ 5 |
threshold weight {up number | [down number]} 例:
|
(任意)重みしきい値を指定します。
|
||
ステップ 6 |
delay { up seconds [down seconds] | [up seconds] down seconds} |
(任意)追跡対象オブジェクトのステート変更の通信を遅延させる時間(秒)を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 180 秒です。 |
||
ステップ 7 |
end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 8 |
show track object-number |
指定したオブジェクトが追跡されているかどうかを確認します。 |
||
ステップ 9 |
copy running-config startup-config 例:
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。 |
パーセントしきい値による追跡を行うには、複数オブジェクトを含んだ追跡リストを作成し、パーセンテージをしきい値として使用することを指定したあと、リスト内のすべてのオブジェクトにパーセンテージを指定します。リストのステートは、各オブジェクトに割り当てたパーセンテージとリストを比較して判定されます。
パーセントしきい値のリストには、「NOT」ブール演算子を使用できません。
パーセントしきい値を使用してオブジェクトの追跡リストを設定するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
||
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 |
track track-number list threshold {percentage} 例:
|
トラッキング対象リスト オブジェクトを設定し、トラッキング コンフィギュレーション モードを開始します。指定できる track-number の範囲は 1 ~ 500 です。
|
||
ステップ 4 |
object object-number 例:
|
追跡対象のオブジェクトを指定します。指定できる範囲は 1 ~ 500 です。
|
||
ステップ 5 |
threshold percentage {up number | [downnumber]} 例:
|
(任意)パーセントしきい値を指定します。
|
||
ステップ 6 |
delay { up seconds [down seconds] | [up seconds] down seconds} |
(任意)追跡対象オブジェクトのステート変更の通信を遅延させる時間(秒)を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 180 秒です。 |
||
ステップ 7 |
end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 8 |
show track object-number |
指定したオブジェクトが追跡されているかどうかを確認します。 |
||
ステップ 9 |
copy running-config startup-config 例:
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。 |
特定のオブジェクトを追跡し、そのオブジェクトのステートに基づいて HSRP プライオリティを変更できるようにスタンバイ HSRP グループを設定するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。
|
||
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 |
track object-number {interface interface-id {line-protocol | ip routing} | ip route ip address/prefix-length {metric threshold | reachability} list {boolean {and | or}} | {threshold {weight | percentage}}} |
(任意)設定されたステートを追跡するための追跡リストを作成し、トラッキング コンフィギュレーション モードを開始します。
|
||
ステップ 4 |
exit |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 5 |
interface { interface-id |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 6 |
standby [group-number] ip [ip-address secondary]] |
HSRP グループの番号および仮想 IP アドレスを使用して、HSRP グループを作成(またはイネーブルに)します。
|
||
ステップ 7 |
standby [group-number] track [object-number [decrement priority-decrement]] |
特定のオブジェクトを追跡し、そのオブジェクト ステートに基づいてホットスタンバイ プライオリティを変更できるように HSRP を設定します。
|
||
ステップ 8 |
end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 9 |
show standby |
スタンバイ ルータの IP アドレスおよび追跡ステートを確認します。 |
||
ステップ 10 |
copy running-config startup-config 例:
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。 |
IP SLA 動作のステートまたは IP SLA IP ホストの到達可能性を追跡するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
track object-number ip sla operation-number {state | reachability} 例:
|
トラッキング コンフィギュレーション モードを開始し、IP SLA 動作のステートを追跡します。
|
ステップ 4 |
delay { upseconds [down seconds] | [up seconds] down seconds} |
(任意)追跡対象オブジェクトのステート変更の通信を遅延させる時間(秒)を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 180 秒です。 |
ステップ 5 |
end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 6 |
show track object-number |
指定したオブジェクトが追跡されているかどうかを確認します。 |
ステップ 7 |
copy running-config startup-config 例:
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。 |
ここでは、スタティック ルート オブジェクト トラッキングに関する設定情報について説明します。
スタティック ルーティングのプライマリ インターフェイスを設定するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
interface interface-id |
プライマリまたはセカンダリ インターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
description string |
インターフェイスに説明を追加します。 |
ステップ 5 |
ip address ip-address mask [secondary] |
インターフェイスのプライマリまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。 |
ステップ 6 |
exit |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
DHCP のプライマリ インターフェイスを設定するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
interface interface-id |
プライマリまたはセカンダリ インターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
description string |
インターフェイスに説明を追加します。 |
ステップ 5 |
ip dhcp client route track number |
DHCP クライアントを設定し、追加されたルートを指定の追跡番号に関連付けます。有効な数値は 1 ~ 500 です。 |
ステップ 6 |
exit |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
プライマリ インターフェイスおよびエージェント状態をモニターするトラック オブジェクトを使用して、IP アドレスの ping を実行するように IP SLA エージェントを設定することができます。
Cisco IP SLA でネットワーク モニタリングを設定するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ip sla operation number |
Cisco IP SLA 動作の設定を開始し、IP SLA コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
icmp-echo { destination ip-address | destination hostname [source - ipaddr {ip-address | hostname source-interface interface-id] |
Cisco IP SLA エンドツーエンド ICMP エコー応答時間動作を設定し、IP SLA ICMP エコー コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
timeout milliseconds |
要求パケットの応答に対する動作の待機時間を設定します。 |
ステップ 6 |
frequency seconds |
動作がネットワークに送信される頻度を設定します。 |
ステップ 7 |
threshold milliseconds |
反応イベントを生成し、その動作の履歴情報を保存するしきい値(ヒステリシス)の上限を設定します。 |
ステップ 8 |
exit |
IP SLA ICMP エコー コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 9 |
ip sla schedule operation-number [life {forever | seconds}] start-time time | pending | now | after time] ageout seconds] [recurring] 例:
|
単一の IP SLA 動作のスケジューリング パラメータを設定します。
|
ステップ 10 |
track object-number rtr operation-number state reachability |
Cisco IOS IP SLA 動作の状態を追跡し、トラッキング コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 11 |
end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 12 |
show track object-number |
指定したオブジェクトが追跡されているかどうかを確認します。 |
ステップ 13 |
copy running-config startup-config 例:
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。 |
オブジェクト トラッキングを使用してバックアップ スタティック ルーティングのルーティング ポリシーを設定するには、次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードを有効にします。 パスワードを入力します(要求された場合)。 |
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
access-list access-list-number |
拡張 IP アクセス リストを定義します。オプションの文字を設定します。 |
ステップ 4 |
route-map map tag [permit | deny] [sequence-number] |
ルートマップ コンフィギュレーション モードを開始し、特定のルーティングから別のルーティングへの再配信ルートの条件を定義します。 |
ステップ 5 |
match ip address {access-list number [permit|deny] [sequence-number] |
標準または拡張アクセス リストに許可された宛先ネットワーク番号アドレスを持つルートを配信し、パケットのポリシー ルーティングを実行します。複数の番号または名前を入力できます。 |
ステップ 6 |
set ip next-hop dynamic dhcp |
DHCP ネットワーク専用。DHCP クライアントが学んだ最新のゲートウェイへのネクスト ホップを設定します。 |
ステップ 7 |
set interface interface-id |
スタティック ルーティング ネットワーク専用。ポリシー ルーティングのルート マップ一致条件をパスした出力パケットの送信場所を指定します。 |
ステップ 8 |
exit |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 9 |
ip local policy route-map map tag |
ルート マップを特定し、ローカル ポリシー ルーティングに使用します。 |
ステップ 10 |
ip route prefix mask {ip address | interface-id [ip address]} [distance] [name] [permanent | track track-number] [tag tag] |
スタティック ルーティング ネットワーク専用。スタティック ルートを確立します。tracktrack-number を入力し、設定したトラックオブジェクトがアップの場合に限り、静的ルートがインストールされるように指定します。 |
ステップ 11 |
end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 12 |
show ip route track table |
IP ルート トラック テーブルの情報を表示します。 |
ステップ 13 |
copy running-config startup-config 例:
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。 |
下の表に示す特権 EXEC コマンドまたはユーザー EXEC コマンドを使用して、拡張オブジェクトの追跡情報を表示します。
コマンド |
目的 |
---|---|
show ip route track table |
IP ルート トラック テーブルの情報を表示します。 |
show track [object-number] |
すべての追跡リストまたは指定リストの情報を表示します。 |
show track brief |
すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスに対する VTP のステータスおよび設定を表示します。 |
show track interface [brief] |
追跡対象のインターフェイス オブジェクトに関する情報を表示します。 |
show track ip [object-number] [brief] route |
追跡対象 IP ルート オブジェクトの情報を表示します。 |
show track resolution |
追跡対象パラメータの解像度を表示します。 |
show track timer |
追跡対象のポーリング インターバル タイマーを表示します。 |
次の表に、このモジュールで説明する機能のリリースおよび関連情報を示します。
これらの機能は、特に明記されていない限り、導入されたリリース以降のすべてのリリースで使用できます。
リリース |
機能 |
機能情報 |
---|---|---|
Cisco IOS XE Everest 16.5.1a |
拡張オブジェクト トラッキング |
拡張オブジェクトトラッキングでは、インターフェイスのラインプロトコル ステート トラッキングのみを許可する HSRP と比較して、高度なトラッキングが可能です。 |
Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェアイメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn [英語] からアクセスします。