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次の章では、システムを Cisco Unified IP Phone から Cisco TelePresence Touch 12 にアップグレードするために実行する作業について説明します。この章は、次の項で構成されています。
• 「バージョン 1.7.4 よりも前の Cisco TelePresence ソフトウェアを実行しているシステムの CTS ソフトウェアのアップグレード」
• 「Cisco TelePresence ソフトウェア バージョン 1.7.4 以上を実行しているシステムの CTS ソフトウェアのアップグレード」
• 「Cisco TelePresence Touch 12 のシステムへの接続」
• 「Cisco TelePresence System ソフトウェア バージョン 1.7.1.1 を実行している CTS-500-32 システムに対する特殊な制限」
次のインストール手順では、拡張子を付けずに COP ファイル名を指定する前に、Unified CM で .sbn または .SPA ファイルのロードを指定します。このファイル拡張子は、システムで使用しているコーデックのタイプによって異なります。指定するファイルのタイプを確認するには、次のガイドを使用します。
• コーデックの外観が図 3-1 のコーデックと同じである場合は、.sbn ファイルを使用します。このコーデックを使用するのは、次のシステムです。
– Cisco TelePresence System 500-37(PID:CTS-500-37)
– Cisco TelePresence System 1000(PID:CTS-1000)
– Cisco TelePresence System 1100(PID:CTS-1100)
– Cisco TelePresence System 1300-65(PID:CTS-1300)
– Cisco TelePresence System 3000(PID:CTS-3000)
– Cisco TelePresence System 3010(PID:CTS-3010)
– Cisco TelePresence System 3200(PID:CTS-3200)
– Cisco TelePresence System 3210(PID:CTS-3210)
• コーデックの外観が図 3-2 のコーデックと同じである場合は、.SPA ファイルを使用します。このコーデックを使用するのは、次のシステムです。
– Cisco TelePresence System 500-32(PID:CTS-500-32)
– Cisco TelePresence System 1300-47(PID:CTS-1300-47)
図 3-1 コーデック CTS-CODEC-PRI-G2 または CTS-CODEC-PRIM
図 3-2 コーデック CTS-CODEC-SING-G1 または CTS-CODEC-PRI-G2R
システムを Cisco Unified IP Phone から Cisco Touch 12(CTT 12)にアップグレードするには、次のキットを注文します。
• 次のシステムでは、キット番号 CTS-CTRL-DV12-A= を注文します。
– Cisco TelePresence System 500-32(PID:CTS-500-32)
– Cisco TelePresence System 1300-47(PID:CTS-1300-47)
これには、CTT 12 デバイス(部品番号 CTS-CTRL-DV12)が含まれます。
• 次のシステムでは、キット番号 CTS-CTRL-DV12-B= を注文します。
– Cisco TelePresence System 1000(PID:CTS-1000)
– Cisco TelePresence System 1100(PID:CTS-1100)
– Cisco TelePresence System 1300-65(PID:CTS-1300)
– Cisco TelePresence System 3000(PID:CTS-3000)
– Cisco TelePresence System 3010(PID:CTS-3010)
– Cisco TelePresence System 3200(PID:CTS-3200)
– Cisco TelePresence System 3210(PID:CTS-3210)
CTS-CTRL-DV12-B= には、次の部品が含まれます。
– AIR-PWRINJ4:CTT 12 のパワー インジェクタ
– CTS-JUMPER-CORD:パワー インジェクタをシステムの配電ユニット(PDU)に接続するコード。コードの PDU 側の端は、IEC 60320 C19 コネクタを使用して PDU に接続します。
• Cisco TelePresence System 500-37(PID:CTS-500-37)では、キット番号 CTS-CTRL-DV12-C= を注文します。
CTS-CTRL-DV12-C= には、CTS-CTRL-DV12=B と同じ部品が含まれています。ただし、CTS-JUMPER-CORD は含まれず、代わりに国ごとに特有の電源コードが含まれています。Cisco TelePresence System 500-37 には PDU が付属していないため、このように変更されています。
Touch デバイスのディレクトリ サービスを使用するには、Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)で次の変更を行う必要があります。
• Cisco User Data Services が有効になっていることを確認します。
8.5.1 と 8.6.1 の間のリリース(リリース 8.5.1 を含む)では、User Data Services はデフォルトで有効になっています。リリース 8.6.1 では、このサービスはデフォルトで無効になっています。
(注) Touch デバイスには、バージョン 8.5.1 以上の Unified CM が必要です。
• [User Search Limit] を 500 に設定します。
これらの変更を行わない場合、Touch デバイスは引き続き動作しますが、ディレクトリにはアクセスできません。
Touch デバイスのディレクトリを有効にするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 次の手順を実行して、Cisco User Data Services を有効にします。
a. Unified CM GUI の右上にある [Navigation] ドロップダウン リストから、[Cisco Unified Serviceability] を選択し、[Go] をクリックします。
[Cisco Unified Serviceability] ウィンドウが表示されます。
図 3-3 [Cisco Unified Serviceability] ウィンドウ
b. [Tools] > [Control Center - Feature Services] の順に選択します。
c. ドロップダウン リストから Unified CM サーバを選択し、[Go] をクリックします。
d. [CM Services] 領域で、[Cisco User Data Services] オプション ボタンをクリックします。
図 3-4 Cisco User Data Services
e. [Restart] をクリックし、選択を保存してサービスを開始します。
ステップ 2 次の操作を実行して、[Search User Limit] を 500 に設定します。
[Cisco Unified CM Administration] ウィンドウが表示されます。
b. [System] > [Enterprise Parameters] の順に選択します。
図 3-5 [Cisco Unified CM Administration] ウィンドウ
c. [User Search Limit] フィールドに 500 と入力します。
(注) このフィールドは [User Search Parameters] 領域にあります。
e. [Apply Config] をクリックして、変更を Cisco Touch デバイスに適用します。
Unified CM に .sbn または .SPA ファイルと COP ファイルをロードし、バージョン 1.7.4 よりも前の CTS ソフトウェアを実行しているシステムのコーデックおよび CTT 12 ソフトウェアをアップグレードするには、次の手順を実行します。
実行する手順の概略については、「バージョン 1.7.4 よりも前の Cisco TelePresence ソフトウェアを実行しているシステムのアップグレード」を参照してください。
(注) ソフトウェア アップグレード手順を完了するまで、CTT 12 をシステムに物理的に接続しないでください。
(注) 一部の Cisco TelePresence 500-32 システムおよび一部の交換用コーデックには、Cisco TelePresence System ソフトウェア バージョン 1.7.1.1 が事前にロードされています。システムにこのソフトウェアがロードされている場合は、「Cisco TelePresence System ソフトウェア バージョン 1.7.1.1 を実行している CTS-500-32 システムに対する特殊な制限」に示されている手順を実行してください。
ステップ 1 COP ファイルを Unified CM からアクセス可能なセキュア ファイル転送プロトコル(SFTP)サーバにコピーします。
ステップ 2 Unified CM の管理 GUI にログインします。
ステップ 3 GUI の右上にある [Navigation] ドロップダウン リストから、[Cisco Unified OS Administration] を選択します。
[Cisco Unified Operating System Administration] 画面が表示されます。
(注) ユーザ ID とパスワードを入力するよう求められた場合は入力します。
ステップ 4 [Software Upgrades] > [Install/Upgrade] の順に選択します。
図 3-6 [Cisco Unified Operating System Administration] 画面
ステップ 5 [Software Location] 領域で、各フィールドに次の情報を指定します。
• [Source] ドロップダウン リストで、[Remote Filesystem] を選択します。
• [Directory] フィールドと [Server] フィールドに、SFTP サーバ上の COP ファイルの場所を入力します。
• [User Name] フィールドと [User Password] フィールドに、SFTP サーバにアクセスするために使用するユーザ名とパスワードを入力します。
• [Transfer Protocol] ドロップダウン リストで、[SFTP] を選択します。
Unified CM が SFTP サーバにアクセスします。[Software Location] 領域に、指定したディレクトリ内で Unified CM が見つけた COP ファイルの一覧が示されます。
ステップ 7 [Options/Upgrades] ドロップダウン リスト内の使用可能なファイル名から、インストールする COP ファイルを選択します。
Unified CM GUI に、インストールされている COP ファイルが示されます。
ステップ 9 インストールが完了したら、次の手順を実行してファイルの妥当性を確認します。
a. [File Checksum Details] 領域の情報をメモしておきます。この値は図 3-10 のとおりです。
b. SFTP サーバにログインし、次のコマンドを入力します。
filename は SFTP サーバ上の COP ファイルのファイル名です。
d. md5sum コマンドの結果として表示されるチェックサム値をメモしておきます。
e. この領域に表示される [MD5 Hash Value] とサーバ上の COP ファイル内にある MD5 チェックサム値を比較し、これらが一致するかチェックしてこのファイルが壊れていないことを確認します。
f. 値が一致する場合は、次の手順に進みます。値が一致しない場合は、ファイルのインストールを再試行します。
図 3-10 [File Checksum Details] 領域
ステップ 10 [Next] をクリックしてインストールを開始します。
.loads、コーデック、および CTT 12 ファイルが抽出された後、インターフェイスによって [Installation Status] 領域に [Complete] ステータスが表示されます。
図 3-11 [Installation Status] 領域
ステップ 11 GUI の右上にある [Navigation] ドロップダウン リストから、[Cisco Unified Serviceability] を選択し、[Go] をクリックします。
[Cisco Unified Serviceability] ウィンドウが表示されます。
(注) ユーザ ID とパスワードを入力するよう求められた場合は入力します。
ステップ 12 次の手順を実行して、TFTP サーバを再起動します。
a. [Tools] > [Control Center - Feature Services] の順に選択します。
図 3-12 [Cisco Unified Serviceability] ウィンドウ
b. 表示されるドロップダウン リストから該当する TFTP サーバを選択し、[Go] をクリックします。
c. [CM Services] 領域で、[Cisco Tftp] オプション ボタンをクリックします。
d. [Restart] ボタン(ページの一番下にある [Restart] ボタンか、または図 3-13 の赤い丸で囲んだボタンのどちらか)をクリックします。
図 3-13 [Feature Services] ページ内の [Restart] ボタン
ステップ 13 GUI の右上にある [Navigation] ドロップダウン リストから、[Cisco Unified CM Administration] を選択し、[Go] をクリックします。
[Cisco Unified CM Administration] ウィンドウが表示されます。
ステップ 14 指定したタイプのすべてのデバイスにこのソフトウェアを適用するには、次の手順を実行します。
(注) このソフトウェアを(デフォルトとして適用するのではなく)デバイスごとにロードするには、ステップ 15 に進みます。
a. [Device] > [Device Settings] > [Device Defaults] の順に選択します。
b. デフォルトのコーデック イメージを適用するシステムを見つけます。
c. 次の手順を実行して、1.8.0 コーデック イメージ ファイルを、指定したタイプのすべてのシステムに対するデフォルトのイメージ ファイルとして適用します。
1. [Load Information] フィールドに COP ファイルの名前を入力した後、次の変更を行います。
• システムで図 3-1 に示されているコーデックを使用する場合は、.sbn のファイル タイプを追加します。
図 3-14 の例では、管理者はすべての Cisco TelePresence 1100 システムに対してデフォルトのコーデック ファイル イメージ CTS.1-8-0-123R-K9.P1.sbn を指定しています。元の COP ファイル名は cmterm-CTS.1-8-0-123R-K9.P1 でした。
図 3-14 指定されたタイプのすべてのシステムに対するデフォルトの .sbn ファイル イメージの指定
• システムが図 3-2 に示されているコーデックを使用する場合は、ファイル タイプ .SPA を追加します。
図 3-15 の例では、管理者はすべての Cisco TelePresence 500-32 システムに対してデフォルトのコーデック ファイル イメージ CTS.1-8-0-123R-K9.P2.SPA を指定しています。元の COP ファイル名は cmterm-CTS.1-8-0-123R-K9.P2 でした。
図 3-15 指定されたタイプのすべてのシステムに対するデフォルトの .SPA ファイル イメージの指定
d. [Device] > [Phone] の順に選択します。
e. 次の手順を実行して、新しいコーデック イメージ ファイルを適用するデバイス タイプを検索してアクセスします。
1. [Find Phone Where] 領域のドロップダウン リストで、[Device Type] および [begins with] を選択します。
2. エンドポイントのデバイス タイプ(たとえば、[Cisco TelePresence 500-32])を入力します。
結果の画面の例は図 3-16 のとおりです。
4. ページの左側にあるチェックボックスを選択して、すべてのデバイスを選択します。
図 3-16 では、このチェックボックスが赤い丸で囲まれています。
5. 選択したすべてのデバイスにこの設定を適用するには、[Apply Config to Selected] をクリックします。
f. ステップ 16 に進みます。
ステップ 15 このソフトウェアを特定のデバイスに対してロードするには、次の手順を実行します。
a. [Device] > [Phone] の順に選択します。
b. 次の手順を実行して、デバイスを検索してアクセスします。
1. ドロップダウンの選択肢を使用して有効な検索条件を指定するか、またはフィールドを空白のままにしてすべてのデバイスを検索します。
3. デバイスに対応する [Device Name (Line)] 行内のハイパーテキスト リンクをクリックします。
ステップ 16 次の手順を実行して、1.8.0 コーデック ファイル イメージをシステムに適用します。
• システムで図 3-1 に示されているコーデックを使用する場合は、.sbn のファイル タイプを追加します。
図 3-17 の例では、管理者は指定したすべてのシステムに対してデフォルトのコーデック ファイル イメージ CTS.1-8-0-123R-K9.P1.sbn を指定しています。元の COP ファイル名は cmterm-CTS.1-8-0-123R-K9.P1 でした。
図 3-17 特定のシステムに対する .sbn ファイル イメージの指定
• システムが図 3-2 に示されているコーデックを使用する場合は、ファイル タイプ .SPA を追加します。
図 3-18 の例では、管理者はコーデック ファイル イメージ CTS.1-8-0-123R-K9.P2.SPA を指定しています。元の COP ファイル名は cmterm-CTS.1-8-0-123R-K9.P2 でした。
図 3-18 特定のシステムに対する .SPA ファイル イメージの指定
5. [Apply Config] をクリックして、設定をこのデバイスに適用します。
コーデックがシャットダウンし、.SPA コーデック ファイルをブート ファイルとして適用した後、リブートします。
ステップ 17 次の手順を実行して、COP(ロード)ファイルをコーデックに適用します。これにより、CTT 12 が CTT 12 ファイルをインストールできるようになります。
a. この項のステップ 13 からステップ 16 までを、次の変更を行いながら再実行します。
b. [Load Information] フィールド(指定されたタイプのすべてのデバイスの場合)または [Phone Load Name] フィールド(1 台のデバイスの場合)に、COP ファイルの名前をファイル タイプをすべて省略して入力します。
図 3-15 および図 3-18 の例では、ファイル名を CTS.1-8-0-123R-K9.P2.SPA から CTS.1-8-0-123R-K9.P2 に変更します。図 3-14 および図 3-17の例では、ファイル名を CTS.1-8-0-123R-K9.P1.sbn から CTS.1-8-0-123R-K9.P1 に変更します。
ステップ 18 「Cisco TelePresence Touch 12 のシステムへの接続」の説明に従って、CTT 12 をシステムに接続します。
Unified CM に COP ファイルをロードし、CTS ソフトウェア バージョン 1.7.4 以上を実行しているシステムのコーデックおよび CTT 12 ソフトウェアをアップグレードするには、次の手順を実行します。
(注) ソフトウェア アップグレード手順を完了するまで、CTT 12 をシステムに物理的に接続しないでください。
ステップ 1 COP ファイルを Unified CM からアクセス可能なセキュア ファイル転送プロトコル(SFTP)サーバにコピーします。
ステップ 2 Unified CM の管理 GUI にログインします。
ステップ 3 GUI の右上にある [Navigation] ドロップダウン リストから、[Cisco Unified OS Administration] を選択します。
[Cisco Unified Operating System Administration] 画面が表示されます。
(注) ユーザ ID とパスワードを入力するよう求められた場合は入力します。
ステップ 4 [Software Upgrades] > [Install/Upgrade] の順に選択します。
図 3-19 [Cisco Unified Operating System Administration] 画面
ステップ 5 [Software Location] 領域で、各フィールドに次の情報を指定します。
• [Source] ドロップダウン リストで、[Remote Filesystem] を選択します。
• [Directory] フィールドと [Server] フィールドに、SFTP サーバ上の COP ファイルの場所を入力します。
• [User Name] フィールドと [User Password] フィールドに、SFTP サーバにアクセスするために使用するユーザ名とパスワードを入力します。
• [Transfer Protocol] ドロップダウン リストで、[SFTP] を選択します。
Unified CM が SFTP サーバにアクセスします。[Software Location] 領域に、指定したディレクトリ内で Unified CM が見つけた COP ファイルの一覧が示されます。
ステップ 8 [Options/Upgrades] ドロップダウン リスト内の使用可能なファイル名から、インストールする COP ファイルを選択します。
図 3-21 COP ファイルのインストール後に使用されるファイルの指定
Unified CM GUI に、インストールされている COP ファイルが示されます。
ステップ 10 インストールが完了したら、次の手順を実行してファイルの妥当性を確認します。
a. [File Checksum Details] 領域の情報をメモしておきます。この値は図 3-23 で、丸で囲まれています。
b. SFTP サーバにログインし、次のコマンドを入力します。
filename は SFTP サーバ上の COP ファイルのファイル名です。
d. md5sum コマンドの結果として表示されるチェックサム値をメモしておきます。
e. この領域に表示される [MD5 Hash Value] とサーバ上の COP ファイル内にある MD5 チェックサム値を比較し、これらが一致するかチェックしてこのファイルが壊れていないことを確認します。
f. 値が一致する場合は、次の手順に進みます。値が一致しない場合は、ファイルのインストールを再試行します。
図 3-23 [File Checksum Details] 領域
ステップ 11 [Next] をクリックしてインストールを開始します。
.loads、コーデック、および CTT 12 ファイルが抽出された後、インターフェイスによって [Installation Status] 領域に [Complete] ステータスが表示されます。
図 3-24 [Installation Status] 領域
ステップ 12 GUI の右上にある [Navigation] ドロップダウン リストから、[Cisco Unified Serviceability] を選択し、[Go] をクリックします。
[Cisco Unified Serviceability] ウィンドウが表示されます。
(注) ユーザ ID とパスワードを入力するよう求められた場合は入力します。
ステップ 13 次の手順を実行して、TFTP サーバを再起動します。
a. [Tools] > [Control Center - Feature Services] の順に選択します。
図 3-25 [Cisco Unified Serviceability] ウィンドウ
b. 表示されるドロップダウン リストから該当する TFTP サーバを選択し、[Go] をクリックします。
c. [CM Services] 領域で、[Cisco Tftp] オプション ボタンをクリックします。
d. [Restart] ボタン(ページの一番下にある [Restart] ボタンか、または図 3-26 の赤い丸で囲んだボタンのどちらか)をクリックします。
図 3-26 [Feature Services] ページ内の [Restart] ボタン
ステップ 14 GUI の右上にある [Navigation] ドロップダウン リストから、[Cisco Unified CM Administration] を選択し、[Go] をクリックします。
[Cisco Unified CM Administration] ウィンドウが表示されます。
ステップ 15 指定したタイプのすべてのデバイスにこのソフトウェアを適用するには、次の手順を実行します。
(注) このソフトウェアを(デフォルトとして適用するのではなく)デバイスごとにロードするには、ステップ 16 に進みます。
a. [Device] > [Device Settings] > [Device Defaults] の順に選択します。
b. デフォルトのコーデック イメージを適用するシステムを見つけます。
c. 次の手順を実行して、1.8.0 コーデック イメージ ファイルを、指定したタイプのすべてのシステムに対するデフォルトのイメージ ファイルとして適用します。
1. [Load Information] フィールドに COP ファイルの名前を入力します。ファイル名の前の cmterm- は入力しません。
図 3-27 の例では、管理者はすべての Cisco TelePresence 500-32 システムに対してデフォルトのコーデック ファイル イメージ CTS.1-8-0-123R-K9.P2 を指定しています。
図 3-27 指定されたタイプのすべてのシステムに対するデフォルトのコーデック ファイル イメージの指定
d. [Device] > [Phone] の順に選択します。
e. 次の手順を実行して、新しいコーデック イメージ ファイルを適用するデバイス タイプを検索してアクセスします。
1. [Find Phone Where] 領域のドロップダウン リストで、[Device Type] および [begins with] を選択します。
2. エンドポイントのデバイス タイプ(たとえば、[Cisco TelePresence 500-32])を入力します。
結果の画面の例は図 3-28 のとおりです。
4. ページの左側にあるチェックボックスを選択して、すべてのデバイスを選択します。
図 3-28 では、このチェックボックスが赤い丸で囲まれています。
5. 選択したすべてのデバイスにこの設定を適用するには、[Apply Config to Selected] をクリックします。
f. ステップ 17 に進みます。
ステップ 16 このソフトウェアを特定のデバイスに対してロードするには、次の手順を実行します。
a. [Device] > [Phone] の順に選択します。
b. 次の手順を実行して、デバイスを検索してアクセスします。
1. ドロップダウンの選択肢を使用して有効な検索条件を指定するか、またはフィールドを空白のままにしてすべてのデバイスを検索します。
3. デバイスに対応する [Device Name (Line)] 行内のハイパーテキスト リンクをクリックします。
ステップ 17 次の手順を実行して、1.8.0 コーデック ファイル イメージをシステムに適用します。
a. [Phone Load Name] フィールドに COP ファイルの名前を入力します。ファイル名の前の cmterm- は入力しません。
図 3-29 の例では、管理者は CTS.1-8-0-123R-K9.P2 のファイル名を指定しています。
図 3-29 [Phone Load Name] フィールド
ステップ 18 「Cisco TelePresence Touch 12 のシステムへの接続」の説明に従って、CTT 12 をシステムに接続します。
図 3-1 に示されているコーデックを使用するシステムでは、次の作業を実行して CTT 12 デバイスを接続します。
ステップ 1 CTT 12 の背面にある「Network Uplink Input RJ-45」ポートと、PoE ユニットの「To AP」とラベル表示されている差し込み口を 1 本のイーサネット ケーブルで接続します。
ステップ 2 コーデックの「To Phone」差し込み口と、PoE ユニットの「To Switch」とラベル表示されている差し込み口を 1 本のイーサネット ケーブルで接続します。
ステップ 3 電源コードの一端を PoE ユニットに接続し、反対側の端を壁のコンセントに差し込みます。
図 3-30 Cisco TelePresence Touch の Power over Ethernet ユニットとの接続
(注) Touch デバイスを接続した後、Touch ディスプレイの左下に丸で囲まれた一連の数字が表示されます。これらの数字は、デバイスの起動状況に従ってチェック マークに変化します。丸で囲まれた数字がチェック マークに変化しなかった場合や、Touch デバイスをコーデックに登録できなかったことを示すメッセージが Touch デバイス上に表示された場合は、Touch デバイスを切り離し、5 分待ってから再接続してください。
図 3-2 に示されているコーデックを使用するシステムでは、次の作業を実行して CTT 12 を接続します。
ステップ 1 イーサネット ケーブルのもう一方の側をシステム コーデックの「To Phone」差し込み口に接続します。
ステップ 2 CTT 12 に付属のイーサネット ケーブルの一方の側をデバイスの背面にある「Network Uplink Input RJ-45」ポートに接続します。
図 3-31 Cisco TelePresence Touch の接続
(注) Touch デバイスを接続した後、Touch ディスプレイの左下に丸で囲まれた一連の数字が表示されます。これらの数字は、デバイスの起動状況に従ってチェック マークに変化します。丸で囲まれた数字がチェック マークに変化しなかった場合や、Touch デバイスをコーデックに登録できなかったことを示すメッセージが Touch デバイス上に表示された場合は、Touch デバイスを切り離し、5 分待ってから再接続してください。
一部の Cisco TelePresence System 500-32 システムには、Cisco TelePresence System(CTS)ソフトウェア バージョン 1.7.1.1 が事前にロードされています。コーデックの交換が必要な場合、そのコーデックにもバージョン 1.7.1.1 のソフトウェアが事前にロードされている可能性があります。この場合は、ただちに最新バージョンの CTS ソフトウェアをロードすることができず、まず 1.7.4 への中間アップグレードを実行する必要があります。これを行うには、「バージョン 1.7.4 よりも前の Cisco TelePresence ソフトウェアを実行しているシステムの CTS ソフトウェアのアップグレード」の手順を次のように変更します。
ステップ 1 ステップ 1 からステップ 16 までを、1.8.0 ファイルと記載されている箇所を 1.7.4 ファイルに読み替えて実行します。
ステップ 2 ステップ 7 とステップ 8 では、1.7.4 ファイルとバージョン 1.8.0 以上のファイルの両方をダウンロードします。
(注) この手順では、システムで実行するファイルと 1.7.4 ファイルの 2 つのファイルが必要です。
ステップ 3 それ以上は変更せずにステップ 17 に進みます。