この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
このタスクを実行するには、user または admin 権限を持ってログインする必要があります。
次に、シャーシ ロケータ LED をディセーブルにして、トランザクションをコミットする例を示します。
Server# scope chassis Server /chassis # set locator-led off Server /chassis *# commit Server /chassis #
CIMC を使用して、使用可能なブート デバイス タイプからサーバがブートを試行する順序を設定できます。
ブート順の設定を変更すると、CIMC は、サーバが次にリブートされるときに、設定されたブート順を BIOS に送信します。 新しいブート順を実装するには、設定の変更後にサーバをリブートします。 新しいブート順は以降のリブートで反映されます。 設定されたブート順は、設定が再度変更されるまで再送信されません。
(注) |
次のいずれかの条件が発生すると、実際のブート順は設定されたブート順と異なります。 |
(注) |
ホストが BIOS 電源投入時自己診断テスト(POST)を実行している間は、ブート順を変更しないでください。 |
このタスクを実行するには、user または admin 権限を持ってログインする必要があります。
新規のブート順は、次の BIOS のブートで使用されます。
次に、ブート順を設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
Server# scope bios Server /bios # set boot-order hdd,cdrom,fdd,pxe,efi Server /bios *# commit Server /bios # show detail BIOS: Boot Order: HDD,CDROM,FDD,PXE,EFI Server /bios #
サーバを再起動して、新しいブート順でブートします。
サーバの実際のブート順とは、サーバが最後にブートされたときに BIOS によって実際に使用されたブート順です。 実際のブート順は、CIMC で設定されたブート順とは異なる場合があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# scope bios | bios コマンド モードを開始します。 |
ステップ 2 | Server /bios # show actual-boot-order detail | サーバが最後に起動したときに実際に BIOS で使用されたブート順序を表示します。 |
次の例では、最後のブートの実際のブート順序を表示します。
Server# scope bios Server /bios # show actual-boot-order Boot Order Type Boot Device ------------ ------------------------- ----------------------------------- 1 CD/DVD CD-ROM 2 CD/DVD Cisco Virtual CD/DVD 1.18 3 Network Device (PXE) Cisco NIC 23:0.0 4 Network Device (PXE) MBA v5.0.5 Slot 0100 5 Network Device (PXE) MBA v5.0.5 Slot 0101 6 Network Device (PXE) MBA v5.0.5 Slot 0200 7 Network Device (PXE) MBA v5.0.5 Slot 0201 8 Network Device (PXE) Cisco NIC 22:0.0 9 Internal EFI Shell Internal EFI Shell 10 FDD Cisco Virtual HDD 1.18 11 FDD Cisco Virtual Floppy 1.18 Server /bios #
ファームウェアまたは BIOS の更新が進行中の場合は、そのタスクが完了するまでサーバをリセットしないでください。
このタスクを実行するには、user または admin 権限を持ってログインする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# scope chassis | シャーシ コマンド モードを開始します。 |
ステップ 2 | Server /chassis # power hard-reset | 確認プロンプトの後に、サーバがリセットされます。 |
次に、サーバをリセットする例を示します。
Server# scope chassis Server /chassis # power hard-reset This operation will change the server's power state. Continue?[y|N]
ファームウェアまたは BIOS の更新が進行中の場合は、そのタスクが完了するまでサーバをシャットダウンしないでください。
このタスクを実行するには、user または admin 権限を持ってログインする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# scope chassis | シャーシ モードを開始します。 |
ステップ 2 | Server /chassis # power shutdown | サーバをシャットダウンします。 |
次に、サーバをシャットダウンする例を示します。
Server# scope chassis Server /chassis # power shutdown
(注) |
サーバの電源が CIMC 経由以外の何らかの方法でオフにされた場合、サーバは電源をオンにしてもすぐにはアクティブになりません。 この場合、CIMC が初期化を完了するまで、サーバはスタンバイ モードに入ります。 |
ファームウェアまたは BIOS の更新が進行中の場合は、そのタスクが完了するまでサーバの電源を変更しないでください。
このタスクを実行するには、user または admin 権限を持ってログインする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# scope chassis | シャーシ コマンド モードを開始します。 |
ステップ 2 | Server /chassis # power on | サーバの電源をオンにします。 |
次に、サーバの電源をオンにする例を示します。
Server# scope chassis Server /chassis # power on This operation will change the server's power state. Continue?[y|N]y Server /chassis # show Power Serial Number Product Name UUID ----- ------------- ------------- ------------------------------------ on Not Specified Not Specified 208F0100020F000000BEA80000DEAD00
ファームウェアまたは BIOS の更新が進行中の場合は、そのタスクが完了するまでサーバの電源をオフにしないでください。
このタスクを実行するには、user または admin 権限を持ってログインする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# scope chassis | シャーシ コマンド モードを開始します。 |
ステップ 2 | Server /chassis # power off | サーバの電源をオフにします。 |
次に、サーバの電源をオフにする例を示します。
Server# scope chassis Server /chassis # power off This operation will change the server's power state. Continue?[y|N]y Server /chassis # show Power Serial Number Product Name UUID ----- ------------- ------------- ------------------------------------ off Not Specified Not Specified 208F0100020F000000BEA80000DEAD00
ファームウェアまたは BIOS の更新が進行中の場合は、そのタスクが完了するまでサーバの電源を再投入しないでください。
このタスクを実行するには、user または admin 権限を持ってログインする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# scope chassis | シャーシ コマンド モードを開始します。 |
ステップ 2 | Server /chassis # power cycle | サーバ電源を再投入します。 |
次に、サーバ電源を再投入する例を示します。
Server# scope chassis Server /chassis # power cycle
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# show power-cap detail | サーバ電力消費量の統計情報および電力制限ポリシーを表示します。 |
表示されるフィールドについては、次の表で説明します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Current Consumption] |
現在サーバによって使用されている電源(ワット単位)。 |
[Maximum Consumption] |
最後にリブートされてからサーバが使用した最大ワット数。 |
[Minimum Consumption] |
最後にリブートされてからサーバが使用した最小ワット数。 |
[Minimum Configurable Limit] |
このサーバのピーク電力キャップとして指定できる最小電力量(ワット単位)。 |
[Maximum Configurable Limit] |
このサーバのピーク電力キャップとして指定できる最大電力量(ワット単位)。 |
そのほかのフィールドを次の表で説明します。
名前 | 説明 |
---|---|
[Enable Power Capping] |
電力キャッピングがイネーブルの場合、システムはサーバに割り当てられる電力量を監視し、サーバがその最大割り当て量を超えると、指定されたアクションを実行します。 |
[Peak Power] |
このサーバに割り当てることのできる最大ワット数。 サーバがこのフィールドに指定されたよりも多くの電力を要求する場合、システムは、[Non-Compliance Action] フィールドに定義されたアクションを実行します。 [Minimum Configurable Limit] フィールドおよび [Maximum Configurable Limit] フィールドに定義された範囲内のワット数を入力します。 |
[Non-Compliance Action] |
電力キャッピングがイネーブルであり、サーバが割り当てられたピーク電力よりも多くを要求する場合に、システムが実行するアクション。 次のいずれかになります。 |
次に、詳細な電力統計情報を表示する例を示します。
Server# show power-cap detail Cur Consumption (W): 247 Max Consumption (W): 286 Min Consumption (W): 229 Minimum Configurable Limit (W): 285 Maximum Configurable Limit (W): 1250 Power Cap Enabled: yes Peak Power: 0 Non Compliance Action: throttle Server#
電力制限ポリシーによって、サーバの電力消費をアクティブに管理する方法が決定されます。 電力制限をイネーブルにすると、サーバに割り当てられている電力量がモニタされ、割り当てられている電力未満に電力消費を抑えることが試行されます。 サーバがその最大割り当てを超過すると、電力制限ポリシーによって、指定された違反アクションがトリガーされます。
(注) |
この機能は、一部のサーバでは使用できません。 |
このタスクを実行するには、admin 権限を持ってログインする必要があります。
次に、電力制限ポリシーをイネーブルにして設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
Server# scope power-cap Server /power-cap # set enabled yes Server /power-cap *# set peak-power 1000 Server /power-cap *# set non-compliance-action throttle Server /power-cap *# commit Server /power-cap # show detail Cur Consumption (W): 688 Max Consumption (W): 1620 Min Consumption (W): 48 Minimum Configurable Limit (W): 500 Maximum Configurable Limit (W): 2000 Power Cap Enabled: yes Peak Power: 1000 Non Compliance Action: throttle Server /power-cap #
電力復元ポリシーによって、シャーシの電力供給が失われた後、サーバに電力を復元する方法が決定されます。
このタスクを実行するには、admin 権限を持ってログインする必要があります。
次に、180 秒(3 分)の固定遅延で電源をオンにする電力復元ポリシーを設定し、トランザクションをコミットする例を示します。
Server# scope chassis Server /chassis # set policy power-on Server /chassis *# set delay fixed Server /chassis *# set delay-value 180 Server /chassis *# commit Server /chassis # show detail Chassis: Power: on Serial Number: QCI1404A1IT Product Name: UCS C200 M1 PID : R200-1120402 UUID: 01A6E738-D8FE-DE11-76AE-8843E138AE04 Locator LED: off Description: Testing power restore Power Restore Policy: power-on Power Delay Type: fixed Power Delay Value(sec): 180 Server /chassis #
C シリーズ ラックマウント サーバ の中には、サーバ ソフトウェア ツールおよびユーティリティのストレージとして、内蔵 Secure Digital(SD)メモリ カードをサポートしているものがあります。 この SD カードは Cisco Flexible Flash ストレージ アダプタでホストされます。
CIMC は、SD ストレージを 4 つの仮想 USB ドライブとして使用できます。 4 つの仮想 USB ドライブのうち 3 つはシスコ ソフトウェアにあらかじめロードされており、4 つ目はユーザがハイパーバイザまたはその他のコンテンツにインストールします。 4 つの仮想ドライブは次のとおりです。
シスコ ソフトウェア ユーティリティおよびパッケージの詳細については、次の URL の『Cisco UCS C-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。
この例では、フラッシュ コントローラのプロパティを設定します。
Server# scope chassis Server /chassis # scope flexflash FlexFlash-0 Server /chassis/flexflash # scope operational-profile Server /chassis/flexflash/operational-profile # set error-count-threshold 100 Server /chassis/flexflash/operational-profile *# set raid-primary-member slot1 Server /chassis/flexflash/operational-profile *# set virtual-drives-enabled "SCU HUU" Server /chassis/flexflash/operational-profile *# commit Server /chassis/flexflash/operational-profile #
Cisco Flexible Flash カード上のブート可能な仮想ドライブを指定して、サーバが次に再起動されたときにそのドライブをデフォルトのブート プライオリティよりも優先させることができます(サーバに定義されているデフォルト ブート順は無視されます)。 指定したブート デバイスは一度だけ使用されます。 サーバがリブートした後、この設定は無効になります。
(注) |
サーバをリブートする前に、選択する仮想ドライブが Cisco Flexible Flash カード上でイネーブルになっていることを確認してください。 |
この例では、サーバが次の再起動時に Cisco UCS-Server Configuration Utility からブートするよう指定します。
Server# scope bios Server /bios # set boot-override SCU Committing the boot override BIOS will try boot to the specified boot device first. Failure to detect the boot device BIOS will boot from the list configured in the BIOS boot order. Server /bios *# commit Server /bios #
通常の操作では、Cisco Flexible Flash のリセットが必要になることはありません。 テクニカル サポートの担当者から明確に指示された場合にだけ、この手順を実行することを推奨します。
(注) |
この操作は、Cisco Flexible Flash コントローラ上の仮想ドライブへのトラフィックを中断させます。 |
この例では、フラッシュ コントローラをリセットします。
Server# scope chassis Server /chassis # scope flexflash FlexFlash-0 Server /chassis/flexflash # reset This operation will reset Cisco Flexible Flash controller. Host traffic to VDs on this device will be disrupted. Continue?[y|N] y Server /chassis/flexflash #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# scope bios | BIOS コマンド モードを開始します。 |
ステップ 2 | Server /bios # show detail | BIOS ステータスの詳細を表示します。 |
BIOS ステータス情報には、次のフィールドが含まれます。
名前 | 説明 |
---|---|
BIOS Version | 実行中の BIOS のバージョン文字列。 |
Boot Order | サーバが使用を試行する、ブート可能なターゲット タイプの順序。 |
Boot Override Priority | None、SCU、HV、HUU のいずれかになります。 |
FW Update/Recovery Status | 保留中のファームウェア アップデートまたは回復アクションのステータス。 |
FW Update/Recovery Progress | 直近のファームウェア アップデートまたは回復アクションの完了率。 |
次に、BIOS ステータスを表示する例を示します。
Server# scope bios Server /bios # show detail BIOS Version: "C460M1.1.2.2a.0 (Build Date: 01/12/2011)" Boot Order: EFI,CDROM,HDD Boot Override Priority: FW Update/Recovery Status: NONE FW Update/Recovery Progress: 100 Server /bios #
このタスクを実行するには、admin 権限を持ってログインする必要があります。
この例では、重大な POST エラーの発生時にブートを一時停止するよう BIOS を設定し、トランザクションをコミットします。
Server# scope bios Server /bios # scope main Server /bios/main # set POSTErrorPause Enabled Server /bios/main *# commit Changes to BIOS set-up parameters will require a reboot. Do you want to reboot the system?[y|N] n Changes will be applied on next reboot. Server /bios/main #
(注) |
搭載されているハードウェアによっては、このトピックで説明されている一部の設定オプションが表示されない場合があります。 |
このタスクを実行するには、admin 権限を持ってログインする必要があります。
この例では、低電圧 DDR メモリ モードを有効にし、トランザクションをコミットします。
Server# scope bios Server /bios # scope advanced Server /bios/advanced # set LvDDRMode Enabled Server /bios/advanced *# commit Changes to BIOS set-up parameters will require a reboot. Do you want to reboot the system?[y|N] n Changes will be applied on next reboot. Server /bios/advanced #
このタスクを実行するには、admin 権限を持ってログインする必要があります。
この例では、BMC の自動検出をイネーブルにし、トランザクションをコミットします。
Server# scope bios Server /bios # scope server-management Server /bios/server-management # set BMCPnP Enabled Server /bios/server-management *# commit Changes to BIOS set-up parameters will require a reboot. Do you want to reboot the system?[y|N] n Changes will be applied on next reboot. Server /bios/server-management #
このタスクを実行するには、admin 権限を持つユーザとしてログインする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Server# scope bios | BIOS コマンド モードを開始します。 |
ステップ 2 | Server /bios # bios-setup-default | BIOS のデフォルト設定を復元します。 このコマンドでは、リブートが開始されます。 |
次の例は、BIOS デフォルト設定を復元します。
Server# scope bios Server /bios # bios-setup-default This operation will reset the BIOS set-up tokens to factory defaults. All your configuration will be lost. Changes to BIOS set-up parameters will initiate a reboot. Continue?[y|N]y