QoS
Cisco UCS は、Quality Of Service を実装するために、次の方法を提供しています。
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システム全体にわたって、特定のタイプのトラフィックに対するグローバル設定を指定するためのシステム クラス
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個々の vNIC にシステム クラスを割り当てる QoS ポリシー
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アップリンク イーサネット ポートによるポーズ フレームの扱い方法を決定するフロー制御ポリシー
QoS システム クラスに加えられたグローバル QoS の変更によって、すべてのトラフィックにデータプレーンでの中断が短時間発生する可能性があります。このような変更の例を次に示します。
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有効になっているクラスの MTU サイズの変更
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有効になっているクラスのパケット ドロップの変更
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有効になっているクラスの CoS 値の変更
Quality of Service に関するガイドラインと制限事項 Cisco UCS 6454 Fabric Interconnect
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マルチキャスト最適化はサポートされません。
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MTU は、ドロップ タイプ QoS システム クラスでは設定できず、常に 9216 に設定されます。MTU は、非ドロップ タイプの QoS システム クラス (ファイバ チャネル クラスを除く) に対してのみ設定できます。
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非ドロップ クラスのデフォルトの MTU サイズは 1500 で、このクラスでサポートされる最大サイズは 9216 です。
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ファイバ チャネルの MTU サイズは常に 2240 です。
Quality of Service に関するガイドラインと制限事項 Cisco UCS 6300 シリーズ Fabric Interconnect
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Cisco UCS 6300 シリーズ Fabric Interconnect すべてのシステム クラスに共有バッファを使用します。
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マルチキャスト最適化はサポートされません。
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あるクラスの QoS パラメータを変更すると、すべてのクラスのトラフィックが中断されます。次の表は、QoS システム クラスの変更およびシステムの再起動が引き起こされる条件を示しています。
QoS システム クラスのステータス
Condition
FI の再起動ステータス
イネーブル
ドロップとドロップなしを切り替えた場合
Yes
ドロップなし
イネーブルとディセーブルを切り替えた場合
Yes
イネーブルかつドロップなし
MTU サイズを変更した場合
Yes
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QoS システム クラスでの変更の結果として、最初に従属 FI が再起動します。プライマリ FI は、[Pending Activities] で確認された後にのみ再起動します。
Quality of Service に関するガイドラインと制限事項 Cisco UCS Mini
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Cisco UCS Mini すべてのシステム クラスに共有バッファを使用します。
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Bronze クラスは SPAN とバッファを共有します。SPAN または Bronze クラスを使用することを推奨します。
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マルチキャスト最適化はサポートされません。
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あるクラスの QoS パラメータを変更すると、すべてのクラスのトラフィックが中断されます。
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イーサネット トラフィックと FC または FCoE トラフィックが混在している場合は、帯域が均等に配分されません。
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同じクラスからの複数のトラフィック ストリームが均等に分配されないことがあります。
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FC または FCoE のパフォーマンス問題を回避するために、すべての破棄なしポリシーに同じ CoS 値を使用してください。
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Platinum クラスと Gold クラスのみが破棄なしポリシーをサポートしています。