この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録には、Cisco uBR10012ルータのケーブルおよびピン割り当て情報が記載されています。
• 「同軸ケーブル」
• 「コンソール ポートおよびAUXポートのケーブルおよびピン割り当て」
• 「ファスト イーサネット ポートのケーブルおよびピン割り当て」
(注) この付録では、使用するピン割り当てだけを規定しています。表に記載されていないピンは、未結線です。
ヘッドエンドでCisco uBR10012ユニバーサル ブロードバンド ルータを接続するために使用される同軸ケーブルは、高品質ケーブルでなければなりません。
ケーブル モデム カードをHFCネットワークに接続する場合は、ヘッドエンドグレードの同軸ケーブルまたは4シールドの同軸ケーブルの使用を推奨します。中心導体はストレート ケーブルでなければなりません。コネクタの端から1/8インチ(3.2 mm)露出した状態にして、ケーブルにコネクタを確実に圧着する必要があります。次のヘッドエンド ケーブルを推奨します。
• 59シリーズ ケーブル(推奨) ― 20 AWG(直径0.032インチ/0.81 mm)銀メッキ、銅被覆、鋼中心導体、接合フォイル内部シールド、95%ブレード第2シールド、非接合フォイル第3シールド、95%ブレード第4シールド
• 59シリーズ4シールド ― 20 AWG(直径0.032インチ/0.81 mm)銅被覆、鋼中心導体、接合フォイル内部シールド、53%ブレード第2シールド、非接合フォイル第3シールド、34~35%ブレード第4シールド
• 6シリーズ4シールド ― 18 AWG(直径0.0359インチ/0.91 mm)銅被覆、鋼中心導体、接合フォイル内部シールド、60%ブレード第2シールド、非接合フォイル第3シールド、40~42%ブレード第4シールド
(注) 上記の同軸ケーブルのいずれかを使用して、シスコ製ケーブル インターフェイス カードをHFCネットワークに接続できます。ただし、一貫して59シリーズ ケーブルを使用することを推奨します。それまで6シリーズ ケーブルを使用していたケーブル インターフェイス カードに59シリーズ ケーブルを接続すると、コネクタの中心の直径の違いにより断続的に接続が切断されることがあります。
タイプの異なる同軸ケーブルを使用すると、次のような問題が生じる可能性があります。
• Cisco uBR10012ルータのケーブル インターフェイス カード コネクタの損傷 ― ケーブル インターフェイス カード コネクタは、59シリーズまたは6シリーズ ケーブルのコネクタ用に作られています。太いケーブルを利用すると、コネクタが損傷する可能性があります。
• 反射減衰量の減少 ― 高品質のケーブルと適切なコネクタを利用すると、16 dB以上の最適な反射減衰量が得られます。
ルータ付属のコンソールまたはAUXケーブル キットには、ルータにコンソール(ASCII端末または端末エミュレーション ソフトウェアが稼働しているPC)またはモデムを接続するために必要なケーブルおよびアダプタが含まれています。コンソールおよびAUXケーブル キットの内容は、次のとおりです。
• RJ-45/DB-9メスData Terminal Equipment(DTE;データ端末装置)アダプタ(TERMINALラベル)
• RJ-45/DB-25オスData Communications Equipment(DCE;データ通信装置)アダプタ(MODEMラベル)
図 B-1に、RJ-45ケーブルのコネクタを示します。
ロールオーバー ケーブルを識別するには、ケーブルの両端を並べて持ち、ケーブルの背面にあるタブを調べます。左プラグの外側のピンに接続されたワイヤが、右プラグのピンに接続されたワイヤと同じ色になります(図 B-2を参照)。
コネクタのワイヤの色は、反対側のコネクタと順番が逆になっています(ピン1と8、2と7、3と6、4と5、5と4、6と3、7と2、8と1が反転しています)。
ストレート ケーブル ワイヤは、ケーブルの両端でワイヤが同じ色の順序で並んでいます。
(注) ご使用のケーブルがシスコシステムズから購入したものである場合は、ピン8はホワイトです。
端末エミュレーション ソフトウェアが稼働しているPCとコンソール ポートを接続するには、RJ-45/RJ-45ロールオーバー ケーブルおよびRJ-45/DB-9メスDTEアダプタ(TERMINALラベル)を使用します。 表 B-1 に、非同期シリアル コンソール ポート、RJ-45/RJ-45ロールオーバー ケーブル、およびRJ-45/DB-9メスDTEアダプタの信号およびピン割り当てを示します。
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AUXポートとモデムを接続するには、RJ-45/RJ-45ロールオーバー ケーブルおよびRJ-45/DB-25オスDCEアダプタ(MODEMラベル)を使用します。 表 B-2 に、非同期シリアルAUXポート、RJ-45/RJ-45ロールオーバー ケーブル、およびRJ-45/DB-25オスDCEアダプタ(MODEMラベル)の信号およびピン割り当てを示します。
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10BASE-T/100BASE-TXファスト イーサネット ポートは、Unshielded Twisted-Pair(UTP;シールドなしツイストペア)ケーブルを使用して10 Mbpsおよび100 Mbps伝送を行うIEEE 802.3およびIEEE 802.3u仕様に準拠しています。ルータの各ファスト イーサネット ポートには、カテゴリ3またはカテゴリ5 UTPケーブルを接続するRJ-45コネクタが備わっています。
• 10BASE-Tポートをハブに接続する場合は、カテゴリ3 UTPクロス ケーブルを使用します。
• PCまたは他のイーサネット デバイスに接続する場合は、カテゴリ3 UTPストレート ケーブルを使用します。
• 100BASE-TXポートをハブに接続する場合は、カテゴリ5 UTPクロス ケーブルを使用します。
• PCまたは他のイーサネット デバイスに接続する場合は、カテゴリ5 UTPストレート ケーブルを使用します。
(注) カテゴリ3またはカテゴリ5のUTP RJ-45ケーブルが別途必要です。
クロス ケーブルは、ケーブル両端のモジュラ プラグを比較することによって識別できます。タブが背面になるように、ケーブルを並べて持ちます。ケーブルの一端の最初(左端)のワイヤ(ピン1)は、ケーブルの他端の3番目(ピン3)と同じ色です。ケーブルの一端の2番目のワイヤ(ピン2)は、ケーブルの他端の6番目(ピン6)と同じ色です。ピン1のワイヤはホワイトです。
ストレート ケーブルは、ケーブル両端のモジュラ プラグを比較することによって識別できます。タブが背面になるように、ケーブルを並べて持ちます。ストレート ケーブル ワイヤは、ケーブルの両端でワイヤが同じ色の順序で並んでいます。
(注) シスコシステムズが提供するケーブルは、ピン1がホワイトです。
表 B-3 に、2つのファスト イーサネット ポートのピン割り当てを示します。
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光ファイバ ケーブルおよびポートを扱う場合は、次の警告に従ってください。
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
Cisco uBR10012ルータと他のルータまたはスイッチとの接続には、シングルモードまたはマルチモードの光ファイバ インターフェイス ケーブルを使用します。
一般に、マルチモード ケーブルはグレーまたはオレンジ、シングルモード ケーブルはイエローです。
(注) シングルモードおよびマルチモードの光ファイバ ケーブルは別途必要となります。
SONETまたはSDHシングルモードおよびマルチモード光ファイバ接続の場合は、デュプレックスSCタイプ コネクタ(図 B-5を参照)を1つ、またはシンプレックスSCタイプ コネクタ(図 B-6を参照)を2つ使用します。
1本のデュプレックス光ファイバ ケーブルまたは2本のシンプレックス光ファイバ ケーブルを使用して、DPTポート アダプタとDPTポート アダプタの接続先装置を接続します。
ケーブルの受信側(RX)と送信側(TX)の接続関係に注意してください(シンプレックスまたはデュプレックス光ファイバ ケーブルの接続 を参照)。
図 B-7 シンプレックスまたはデュプレックス光ファイバ ケーブルの接続