この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録は、最初に、問題が発生する可能性のあるソフトウェア別にまとめられています。次に、既知の問題別にまとめられ、その解決策が示されています。
WebView インストールに関連する問題が発生した場合は、最初に第 3 章の「 WebView のインストールのトラブルシューティング 」を参照してください。この項では、Webview にログインする場合に知っておく必要のある情報について説明しています。この付録には、その他のトラブルシューティングのヒントが示されています。
それでも問題が解決しない場合は、このガイドの最初の「このガイドについて」に記載されている Cisco Connection Online(CCO)にお問い合せください。
• グラフィカル レポートおよびジョブ スケジューラ:間違った表示および不適切な機能
• サードパーティ ソフトウェアをインストールするときのエラー メッセージ: IIS Admin サービスが正しく設定されていない
• Webview テンプレートを選択しようとするとエラー メッセージが表示される
• Jaguar 管理者パスワードを変更した後にエラー メッセージが表示される
図 B-1 コール フローおよびコール フローに対する WebView の動作の図
ステップ 1 クライアントは、Webview にアクセスするためのリクエストを行います。
ステップ 2 IS では、ユーザに WebView を表示します。
(注) ICM では認証は IIS/NT 認証によって扱われるため、
UI Server リクエストは必要ありません。
ステップ 3 いくつかのリクエストおよび返信が行われた後(手順 1 と手順 2 が何回か繰り返された後)、クライアントがレポートをリクエストします。
ステップ 4 JSP ページをコンパイルするために NewAtlanta が呼び出されます。
ステップ 5 データベースのクエリーを行うために Jaguar コンポーネントが起動されます。
ステップ 6 選択されたテンプレートに基づいてクエリーが送信されます。
ステップ 8 Jaguar は、選択されたテンプレートに基づいてデータを HTML としてレンダリングします。
ステップ 9 NewAtlanta は、HTML を使用してページのコンパイルを完了します。
Microsoft Internet Explorer ブラウザでグラフィカル レポートを表示する、あるいはジョブ スケジューラを使用するには、ブラウザの[セキュリティの設定]で、すべての ActiveX コントロールとプラグインを有効にする必要があります。
グラフィカル レポートが正しく表示されなかったり、ジョブ スケジューラが正しく動作しない場合は、[セキュリティの設定]を確認して、必要に応じて設定を変更してください。次の手順は、Microsoft Internet Explorer 5.5 SP2 の場合の手順です。
ステップ 1 ブラウザのメニューの[ツール]>[インターネット オプション]をクリックします。[インターネット オプション]ウィンドウが開きます。
ステップ 4 [このゾーンのセキュリティのレベル]セクション内の[レベルのカスタマイズ]をクリックします。[セキュリティの設定]ウィンドウが開きます。
ステップ 5 [ActiveX コントロールとプラグイン]セクションで、次のオプションの[有効にする]ラジオ ボタンが選択されていることを確認します。
• [署名済み ActiveX コントロールのダウンロード]
• [スクリプトを実行しても安全だとマークされていない ActiveX コントロールの初期化とスクリプトの実行]
• [スクリプトを実行しても安全だとマークされている ActiveX コントロールのスクリプトの実行]
ステップ 6 [OK]をクリックして設定を適用し、[セキュリティの設定]ウィンドウを閉じます。ダイアログ ボックスが表示されて、[このゾーンに設定されているセキュリティのレベルを変更しますか?]と尋ねられた場合は、[はい]をクリックします。
ステップ 7 [OK]をクリックして、[インターネット オプション]ダイアログ ボックスを閉じます。これで、ジョブ スケジューラおよびグラフィカル レポートが正常に動作します。
WebView へのサードパーティ ソフトウェアのインストール中に、IIS Admin サービスの設定が正しくないというエラー メッセージが表示されます。
ある操作が原因となり、IWAM アカウントが COM+ データ ストアおよび IIS または SAM と同期しなくなることがあります。IWAM アカウントは、処理不能になった IIS アプリケーションが実行されていた ID です。
IIS Admin サービスが起動されると、IIS メタベースに保存されているアカウント情報はローカル SAM と同期しますが、COM+ アプリケーションは自動的には更新されません。この結果、処理不能になったアプリケーションに対するリクエストが失敗します。
synciwam.vbs 管理スクリプトを実行すると、IIS COM+ アプリケーションが正しい ID に更新され、問題が解決します。
ステップ 1 <IIS Install Drive:>/Inetpub/AdminScripts ディレクトリに移動します。
ステップ 2 synciwan.vbs を右クリックします。
ステップ 3 [コマンド プロンプトで開く]を選択します。コマンド ウィンドウが開きます。ウィンドウが閉じるまで待ちます。これで synciwan.vbs スクリプトが実行され、問題が解決します。
World Wide Web Publishing サービスを停止すると WebView は停止しますが、サービスを再起動しても WebView は元に戻りません。
Web Publishing サービスを停止して IIS Admin サービスを停止しない場合は、エラーにより New Atlanta のクラッシュが発生します。このエラーは、(サービスの停止前に ServletISAPI ルートから起動した)DBMON プロセスで検出できます。Web Publishing サービスを再起動しても、New Atlanta は起動されません。
この問題が発生すると、WebView の実行中に Web Publishing が停止した場合に、Webview が停止します。サービスを再起動しても、Webview は再起動されません。
ステップ 1 [スタート]ボタンから、[設定]>[コントロール パネル]>[管理ツール]>[サービス]を選択します。
ステップ 2 サービスの[サービス]ダイアログ ボックス リストで、[IIS 管理サービス]をダブルクリックします。
ステップ 3 [IIS 管理サービスのプロパティ]ダイアログ ボックスで、[開始]をクリックします。
ステップ 4 [OK]をクリックして、[サービス]ダイアログ ボックスを閉じます。
この問題は、New Atlanta ディレクトリ内にいくつかの WebView ファイルが欠落している場合に発生します。
New Atlanta Servlet をアンインストールすると、いくつかの WebView ファイルが New Atlanta Servlet ファイルとともに削除されます。これは、これらのファイルが New Atlanta Servlet ディレクトリ内にインストールされているためです。この場合、New Atlanta Servlet ファイルを再インストールしてから WebView を実行しようとすると、上記の問題が発生します。
[Upgrade All]モードで[ICM Setup]を再実行し、欠落している WebView ファイルが正しく再インストールされるようにします。
WebView を開き、テンプレート リストを表示せずにテンプレートを選択しようとすると、WebView では次のエラー メッセージが表示されます。"org.omg.CORBA.OBJECT_NOT_EXIST:minor code:0 completed:No"
この問題は、Jaguar ディレクトリ内にいくつかの WebView ファイルが欠落している場合に発生します。
Jaguar をアンインストールすると、いくつかの WebView ファイルが Jaguar ファイルとともに削除されます。これは、これらのファイルが Jaguar ディレクトリ内にインストールされているためです。この場合、Jaguar を再インストールしてから WebView を実行しようとすると、上記の問題が発生します。
[Upgrade All]モードで[ICM Setup]を再実行し、欠落している WebView ファイルが正しく再インストールされるようにします。
Jaguar サーバ プロパティ ファイルを変更せずに Jaguar 管理者パスワードを変更した場合は、WebView テンプレート ウィンドウを開こうとすると、エラー メッセージが表示されます。
Jaguar 管理者パスワードを変更する場合、WebView では、Jaguar Manager の[Login]ダイアログ ボックスと Jaguar Server Properties ファイルの両方でパスワードを変更する必要があります。
Jaguar 管理者パスワードの変更手順は、「Jaguar 管理者パスワードの変更」を参照してください。
履歴レポートのサイズが大きい場合、データの量によっては余分に作成時間がかかります。また、履歴レポートの数が多い場合も、リアルタイム レポートの同時作成の速度が低下することがあります。
ジョブ スケジューラを使用して、夕方またはシステム使用率の低い時間帯に履歴レポートをスケジュールします(特にサイズの大きい場合)。
作成する履歴レポートのサイズまたは数が原因でリアルタイム レポートの作成速度が遅くなっている場合は、1 台の WebView サーバをリアルタイム レポートの作成専用として、別の WebView サーバを履歴レポートの作成専用とします。
簡単にサーバを分割するには、リアルタイム レポート用に 1 つの URL を使用し、履歴レポート用に別の URL を使用するようユーザに依頼します。ユーザはサーバ上で実行される必要があるテンプレートだけを参照するため、(Custom Screen Builder を使用して)1 つの WebView サーバ上のリアルタイム テンプレートを削除し、別のサーバ上の履歴テンプレートを削除できます。
WebView ユーザのパスワード期限が切れると、そのユーザは Webview 内部からパスワードを更新できなくなります。
ICM ユーザは、パスワード期限に関するドメイン セキュリティ設定について理解している必要があります。ICM ワークステーションにログインしない ICM WebView ユーザは、パスワードの期限が切れてもパスワードを変更できないことがあります。
ICM ユーザ(WebView ユーザ)のパスワードは WebView 内部からは変更できません。パスワードを変更またはリセットできるのは ICM ワークステーションからだけです。
WebView ユーザのパスワードの期限が切れた場合、このユーザは、ICM ワークステーションにログインするか、またはドメイン管理者にパスワードのリセットを依頼する必要があります。ドメイン セキュリティ ポリシー設定が不明な場合は、ドメイン管理者にお問い合せください。