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新しい IP テレフォニー システムを導入するときは、システム管理者とネットワーク管理者がいくつかの初期設定作業を実施して、ネットワークを IP テレフォニー サービス用に準備する必要があります。
電話機がネットワークでエンドポイントとして正常に動作するためには、ネットワークが所定の要件を満たしている必要があります。
(注) |
電話機がサードパーティ コール制御からの日時を表示する。電話機に表示される時間は、サードパーティ コール制御の時間と最大で 10 秒の誤差がある場合があります。 |
ステップ 1 | 次の要件を満たすように VoIP ネットワークを設定します。 |
ステップ 2 | 次のいずれかをサポートするようにネットワークを設定します。 |
電話機がネットワークに接続されると、電話機の起動プロセスが開始され、電話機がサードパーティ コール制御システムに登録されます。電話機の設置を完了するには、DHCP サービスを有効にするかどうかに応じて、電話機上でネットワーク設定値を設定します。
自動登録を使用した場合は、電話機をユーザに関連付ける、ボタン テーブルや電話番号を変更するなど、電話機の特定の設定情報をアップデートする必要があります。
(注) |
外部デバイスを使用する前に、外部デバイスを参照してください。 |
ステップ 1 |
電話機の電源を次の中から選択します。
詳細については、電話機の所要電力を参照してください。 |
ステップ 2 |
ハンドセットをハンドセット ポートに接続します。 ワイドバンド対応ハンドセットは、Cisco IP Phone で使用するために特別に設計されたものです。ハンドセットは、着信コールやボイス メッセージがあることを通知する、ライト ストリップを備えています。 |
ステップ 3 | ヘッドセットをヘッドセット ポートに接続します。ヘッドセットは設置の際に接続しなくても、後から追加できます。 |
ステップ 4 | ワイヤレス ヘッドセットの接続ワイヤレス ヘッドセットは設置の際に接続しなくても、後から追加できます。詳細については、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットのマニュアルを参照してください。 |
ステップ 5 |
ストレート イーサネット ケーブルを使用して、スイッチを Cisco IP Phone の 10/100/1000 SW というラベルの付いたネットワーク ポートに接続します。Cisco IP Phone には、イーサネット ケーブルが 1 箱に 1 本添付されています。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、5e、または 6 のケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5、5e、または 6 のケーブル、1000 Mbps 接続にはカテゴリ 5e または 6 ケーブルを使用してください。詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポートのピン割り当てを参照してください。 |
ステップ 6 |
ストレート イーサネット ケーブルを使用して、デスクトップ コンピュータなど、他のネットワーク デバイスを Cisco IP Phone のコンピュータ ポートに接続します。別のネットワーク デバイスは、ここで接続しなくても後で接続できます。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、5e、または 6 のケーブルを使用し、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5、5e、または 6 のケーブル、1000 Mbps 接続にはカテゴリ 5e または 6 ケーブルを使用してください。詳細については、ネットワーク ポートとコンピュータ ポートのピン割り当て を参照してください。 |
ステップ 7 | 電話機が机の上にある場合は、フット スタンドを調節します。詳細については、フットスタンドの接続を参照してください。電話機が壁に取り付けられている場合は、受話器が受け台から滑り落ちないようにハンドセットの受け台を調整する必要があります。 |
ステップ 8 | 電話機の起動プロセスをモニタします。この手順により、電話機が正しく設定されていることを確認できます。 |
ステップ 9 |
電話上でネットワーク設定値を設定する場合、DHCP を使用するか、手動で IP アドレスを入力して、電話機の IP アドレスを設定します。 セットアップ メニューからの電話機の設定を参照してください。 |
ステップ 10 |
最新のファームウェア イメージに電話機をアップグレードしてください。 ワイヤレス接続の品質と帯域幅によっては、WLAN インターフェイスを通じたファームウェアのアップグレードは、有線インターフェイスより時間がかかることがあります。一部のアップグレードでは完了までに 1 時間を超える場合があります。 |
ステップ 11 | Cisco IP Phone を使用してコールを発信し、電話機と機能が正常に動作することを確認します。 |
ステップ 12 | エンド ユーザに対して、電話機の使用方法および電話機のオプションの設定方法を通知します。この手順では、ユーザが十分な情報を得て、Cisco IP Phone を有効に活用できるようにします。 |
電話機には設定可能な数多くのネットワーク設定値が用意されています。電話機をユーザが使用できる状態にするには、これらの設定値の修正が必要になる場合もあります。電話機のメニューを使用して、これらの設定値にアクセスし、その一部を変更することができます。
電話機で表示専用になっている設定値をサードパーティ コール制御システムで設定できます。
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 | ||
ステップ 2 | [管理者設定(Admin Settings)] を選択します。 | ||
ステップ 3 | プロンプトが表示されたら、パスワードを入力して [サインイン(Sign-In)] をクリックします。 | ||
ステップ 4 |
[ネットワークのセットアップ(Network Setup)] または [セキュリティのセットアップ(Security Setup)] を選択します。
|
||
ステップ 5 | 次のいずれかの操作を実行して、目的のメニューを表示します。 | ||
ステップ 6 | サブメニューを表示するには、ステップ 5 を繰り返します。 | ||
ステップ 7 | メニューを終了するには、[戻る(Back)] を押します。 |
オプション設定値を編集するときは、次のガイドラインに従ってください。
編集するフィールドを強調表示するには、ナビゲーション パッドの矢印を使用します。次にナビゲーション パッドの [選択(Select)] を押すとフィールドがアクティブになります。フィールドがアクティブになったら、値を入力できます。
数値と文字を入力するには、キーパッド上のキーを使用します。
キーパッドを使用して文字を入力するには、対応する数値キーを使用します。キーを 1 回または何回か押して、個々の文字を表示します。たとえば、[2] キーを 1 回押すと「"a"」が入力され、2 回素早く押すと「"b"」、3 回素早く押すと「"c"」が入力されます。少し間を置くと、カーソルが次の文字を入力する位置に自動的に移動します。
変更内容を保存しない場合は、[適用(Apply)] を押す前に、[元に戻す(Revert)] を押します。
(IP アドレスなどに含まれる)ピリオドを入力するには、キーパッドの [*] を押します。
(注) |
Cisco IP Phone では、必要に応じていくつかの方法でオプション設定値をリセットまたは復元することができます。 |
Cisco IP Phone 8861 および 8865 のみ無線 LAN をサポートします。
ワイヤレス LAN が導入されている場所の Wi-Fi カバレッジが音声パケットの送信に最適であることを確認します。
音声用の Wi-Fi 接続が Cisco IP Phone に有効にされていて、EAP-FAST または PEAP セキュリティ モードを使用している場合、アプリケーション メニュー内の WLAN サインインを使用して、Wi-Fi ネットワークを認証します。WEP、PSK、オープン セキュリティ モードは、Wi-Fi ネットワークで認証します。
詳細については、次の場所にある『Cisco IP Phone 8800 Wireless LAN Deployment Guide』を参照してください。
『Cisco IP Phone 8800 Wireless LAN Deployment Guide』には、次の設定情報が含まれています。
ステップ 1 | アプリケーションを有効にするには、 を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | ワイヤレス ネットワークを有効にします。 |
Cisco IP Phone を WLAN に接続可能にするには、先に適切な WLAN 設定で電話機のネットワーク プロファイルを設定する必要があります。電話機の [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューを使用して [Wi-Fi クライアントのセットアップ(Wi-Fi client setup)] サブメニューにアクセスし、WLAN 設定をセットアップすることができます。
(注) |
ワイヤレス設定の値は、Cisco IP Phone キーパッドでのみ設定できます。Cisco IP Phone をワイヤレス モードで使用している場合は、AC アダプタを使用する必要があります。イーサネットに接続すると、ワイヤレスは無効になります。 |
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 | |||||||||||||||||||||||||||
ステップ 2 | を選択します。 | |||||||||||||||||||||||||||
ステップ 3 |
次の表に示すようにワイヤレス設定をセットアップします。
|
|||||||||||||||||||||||||||
ステップ 4 | [保存(Save)] を押して変更を行うか、[切断(Forget)] を押して接続を破棄します。 |
ネットワークで DHCP を使用していない場合は、Cisco IP Phone をネットワークに設置した後に、電話機上で次のネットワーク設定値を設定する必要があります。
必要に応じて、ドメイン名と DNS サーバ設定値も設定できます。
[イーサネットのセットアップ(Ethernet Setup)] メニューは、さまざまなネットワーク設定値を表示および設定するためのオプションを提供します。次の表に、これらのオプションの説明を示します。また、該当する場合には、それらの変更方法についても併せて説明します。
(注) |
VPN 接続を確立してイーサネット データ フィールドを上書きします。 |
オプション |
説明 |
変更の手順 |
---|---|---|
IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup) |
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] 設定サブメニューでは、次の作業を実行できます。 このオプションは、電話機が IPv4 専用モードで設定されている場合にのみ表示されます。 |
[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] までスクロールし、選択します。 IPv4 のセット アップを参照してください。 |
MAC アドレス(MAC Address) |
電話機固有のメディア アクセス コントロール(MAC)アドレス。 |
表示専用。変更不可。 |
ホスト名(Host Name) |
DHCP サーバが電話機に割り当てた、一意のホスト名。 |
[ホスト名(Host Name)] を選択して、ホスト名を入力します。 |
ドメイン名(Domain Name) |
電話機が所属するドメイン ネーム システム(DNS)ドメインの名前。 |
[ドメイン名(Domain Name)] フィールドの設定を参照してください。 |
接続先 VLAN ID(Operational VLAN ID) |
電話機が所属する、Cisco Catalyst スイッチに設定された補助 VLAN。 電話機が補助 VLAN をまだ受信していない場合、このオプションは管理 VLAN を示しています。 補助 VLAN と管理 VLAN のいずれも設定されていない場合、このオプションは空白になります。 |
表示専用。変更不可。 電話機は、Cisco Discovery Protocol(CDP)または Link Level Discovery Protocol Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)を通じて接続先 VLAN ID を取得します。ID の情報は電話機が接続されているスイッチから提供されます。VLAN ID を手動で割り当てるには、[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションを使用します。 |
VLAN の有効化(Enable VLAN) |
ボイス VLAN をサポートしないサードパーティ スイッチと電話機が連携できるようにします。このオプションを変更する前に、[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] オプションを設定する必要があります。 |
[VLAN の有効化(Enable VLAN)] までスクロールし、[オン(On)] を押して VLAN を有効にするか、[オフ(Off)] を押して VLAN を無効にします。 |
管理 VLAN ID(Admin VLAN ID) |
電話機がメンバーになっている補助 VLAN。 電話機がスイッチから補助 VLAN を受信していない場合のみ使用され、その他の場合は値が無視されます。 |
[管理 VLAN ID(Admin VLAN ID)] フィールドの設定を参照してください。 |
CDP |
Cisco Discovery Protocol(CDP)は、すべてのシスコ製機器で動作するデバイス検出プロトコルです。 デバイスは、CDP を使用して自身の存在をネットワーク内の他のデバイスにアドバタイズし、他のデバイスの情報を受信することができます。 |
[CDP] までスクロールし、[オン(On)] を押して CDP を有効にするか、[オフ(Off)] を押して CDP を無効にします。 |
LLDP-MED |
LLDAP-MED を使用すれば、電話機がそれ自体を検出プロトコルを使用しているデバイスにアドバタイズすることができます。 |
[LLDP-MED] までスクロールし、[オン(On)] を押して LLDP-MED を有効にするか、[オフ(Off)] を押して LLDP-MED を無効にします。 |
SW ポートのセットアップ(SW Port Setup) |
ネットワーク ポートの速度と二重化モード。次の有効な値を指定します。
電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。 このオプションの設定値を変更する場合は、[PC ポート設定(PC Port Configuration)] オプションを同じ設定値に変更する必要があります。 |
[SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定を参照してください。 |
PC ポートのセットアップ(PC Port Setup) |
コンピュータ(アクセス)ポートの速度とデュプレックス。有効な値は、次のとおりです。
電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。 このオプションの設定値を変更する場合は、[SW ポート設定(SW Port Configuration)] オプションを同じ設定値に変更する必要があります。 |
[PC ポートのセットアップ(SW Port Setup)] フィールドの設定を参照してください。 |
NTP サーバ(NTP Servers) |
Network Time Protocol サーバは、電話機が表示された日時と同期できるようにします。 |
[NTP サーバ(NTP Server)] までスクロールします。NTP サーバの IP を選択して入力します。 |
使用する DHCP オプションの再同期(Resync DHCP Option To Use) |
電話機がファームウェアとプロファイルを検索できるようにします。 サポートされている DHCP オプションは 160、159、66、および 150 です。 |
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 |
ステップ 2 | [ネットワーク設定(Network Settings)] メニューにアクセスするには、 を選択します。 |
次の表で、[IPv4 のセットアップ(IPv4 Setup)] メニューのオプションを説明します。
オプション |
説明 |
変更の手順 |
---|---|---|
DHCP を使う(DHCP Enabled) |
電話機の DHCP が有効か無効かを示します。 DHCP が有効な場合、DHCP サーバによって電話機に IP アドレスが割り当てられます。DHCP が無効な場合、管理者が、電話機に手動で IP アドレスを割り当てる必要があります。 |
[DHCP(DHCP)] フィールドの設定を参照してください。 |
[IPアドレス(IP Address)] |
電話機のインターネット プロトコル(IP)アドレス。 IP アドレスをこのオプションで割り当てる場合は、サブネット マスクとデフォルト ルータも割り当てる必要があります。この表の [サブネット マスク(Subnet Mask)] オプションと [デフォルト ルータ(Default Router)] オプションを参照してください。 |
[IP アドレス(IP Address)] フィールドの設定を参照してください。 |
サブネット マスク(Subnet Mask) |
電話機で使用されるサブネット マスク。 |
[サブネット マスク(Subnet Mask)] フィールドの設定を参照してください。 |
デフォルト ルータ(Default Router) |
電話機で使用される、デフォルト ルータ。 |
[デフォルト ルータ(Default Router)] フィールドの設定を参照してください。 |
DNS サーバ 1(DNS Server 1) DNS サーバ 2(DNS Server 2) |
電話機で使用されるプライマリ DNS サーバ([DNS サーバ 1(DNS Server 1)])およびオプションのバックアップ DNS サーバ([DNS サーバ 2(DNS Server 2)])。 |
[DNS サーバ(DNS Server)] フィールドの設定を参照してください。 |
DHCP アドレス解放(DHCP Address Released) |
DHCP で割り当てられた IP アドレスを解放します。 |
このフィールドは DHCP が有効な場合に編集できます。VLAN から電話機を削除して、再割り当てのために電話機の IP アドレスを解放する場合は、このオプションを [はい(Yes)] に設定し、[適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 |
ステップ 2 | [ネットワーク設定(Network Settings)] メニューにアクセスするには、 を選択します。 |
ステップ 3 | [IPv4設定(IPv4 settings)] メニューにアクセスするには、 から IPv4 のオプションに移動します。 |
ステップ 1 | [DHCP] オプションを [オフ(OFF)] に設定します。 |
ステップ 2 | [ドメイン名(Domain Name)] オプションまでスクロールし、新しいドメイン名を入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [管理(Admin)] までスクロールし、選択します。VLAN ID オプション。 |
ステップ 2 | 新しい VLAN ID 設定を入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [ネットワークの設定(Network Configuration)] のオプションのロックを解除します。 |
ステップ 2 | [SW ポートのセットアップ(SW Port Setup)] オプションまでスクロールし、選択します。 |
ステップ 3 | 目的の設定値までスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 1 | [ネットワークの設定(Network Configuration)] のオプションのロックを解除します。 |
ステップ 2 | [PC ポートのセットアップ(SW Port Setup)] オプションまでスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
ステップ 3 | 目的の設定値までスクロールし、[選択(Select)] を押します。 |
|
|
ステップ 1 | [SSID] オプションにスクロールし、SSID を入力します。 |
ステップ 2 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [セキュリティ モード(Security Mode)] オプションまでスクロールし、目的の値を強調表示します。 |
ステップ 2 | [適用(Apply)] をクリックします。 |
ステップ 1 | [802.11 モード(802.11 Mode)] オプションまでスクロールし、目的の値を強調表示します。 |
ステップ 2 | [適用(Apply)] をクリックします。 |
ステップ 1 | [DHCP] オプションまでスクロールします。 |
ステップ 2 | [オフ(Off)] を押して DHCP を無効にするか、[オン(On)] を押して DHCP を有効にします。 |
ステップ 1 | [DHCP] オプションを [オフ(OFF)] に設定します。 |
ステップ 2 | [IP アドレス(IP Address)] オプションまでスクロールし、新しい IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [DHCP] オプションを [オフ(OFF)] に設定します。 |
ステップ 2 | [サブネット マスク(Subnet Mask)] オプションまでスクロールし、新しいサブネット マスクを入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
ステップ 1 | [DHCP] オプションを [オフ(OFF)] に設定します。 |
ステップ 2 | 適切な [デフォルト ルータ(Default Router)] オプションまでスクロールし、新しいルータの IP アドレスを入力します。 |
ステップ 3 | [適用(Apply)] を押します。 |
DHCP を使用しない場合は、IP アドレス、サブネット マスク、DNS サーバ、およびデフォルトのルータを電話機でローカルに設定する必要があります。
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | DHCP を無効にして、IP アドレスを手動で設定する場合: |
ステップ 4 | [適用(Apply)] を押します。 |
Cisco IP Phone が電源に接続されると、起動診断プロセスが自動的に実行されます。
ステップ 1 | Power over Ethernet を使用する場合は、LAN ケーブルをネットワーク ポートに差し込みます。 |
ステップ 2 |
電源キューブを使用する場合は、キューブを電話機に接続し、キューブを電源コンセントに差し込みます。 起動時のさまざまな段階で、電話機がハードウェアをチェックする間、ボタンがオレンジ色に点滅し、続いて緑色に点滅します。 |
コーデック リソースは、最終的に接続用として選択されなかった場合でも、アクティブ コールの SDP コーデック リストに含まれていれば、割り当て済みと見なされます。G.729a コーデックが有効で、コーデック リストに含まれている場合は、実際にコールが G.729a を使用しているかどうかに関係なく、そのリソースがコールの終了まで拘束されます。G729a リソースがすでに割り当てられている場合は、他の低ビットレート コーデックを以降のコールに割り当てることができません(IP 電話あたりに許可される G.729a リソースは 1 つだけのため)。選択肢は G711a か G711u しかありません。
最適な音声コーデックのネゴシエーションは、Cisco IP Phone がコーデック名を遠端デバイスまたはゲートウェイのコーデック名と一致させられるかどうかによって決まる場合があります。この電話機を使用すれば、ネットワーク管理者は、適切なコーデックが遠端機器と正常にネゴシエートできるように、サポートされているさまざまなコーデックに個別に名前を付けることができます。
Cisco IP Phone は音声コーデックの優先順位をサポートします。最大 3 つの優先コーデックを選択できます。管理者は、回線ごとに使用される低ビットレート コーデックを選択できます。G.711a と G.711u は常に有効です。
ステップ 1 | 内線番号ごとに音声コーデックを設定するには、電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。ここで、n は内線番号です。 |
ステップ 2 | [音声設定(Audio Configuration)] セクションで、パラメータを設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
オプション ネットワーク サーバは、DNS ルックアップ、ネットワーク時間、ロギング、デバイス検出などのリソースを提供します。
仮想 LAN(VLAN)を使用する場合は、電話機の音声パケットが VLAN ID を使ってタグ付けされます。
[音声(Voice)] > [システム(System)] ウィンドウの [VLAN の設定(VLAN Settings)] セクションで、次の設定を構成できます。
Cisco Discovery Protocol(CDP)は、ネゴシエート ベースで、Cisco IP Phone が存在する仮想 LAN(VLAN)を特定します。シスコ スイッチを使用している場合は、Cisco Discovery Protocol(CDP)が使用可能で、デフォルトで有効になります。CDP には次の 3 つの属性があります。
CDP なしで VLAN を使用している場合は、Cisco IP Phone の VLAN ID を入力する必要があります。
Cisco IP Phone は、レイヤ 2 音声検出メカニズムを使用するシスコまたは他のサードパーティのネットワーク接続デバイスとの導入用として Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)をサポートします。LLDP-MED の実装は、2005 年 5 月の IEEE 802.1AB(LLDP)仕様と 2006 年 4 月の ANSI TIA-1057 に従って行われます。
Cisco IP Phone は、メディア エンドポイント検出参照モデルおよび定義(ANSI TIA-1057 セクション 6)に従って、ネットワーク接続デバイスへの直接 LLDP-MED リンクを伴う LLDP-MED メディア エンドポイント クラス III デバイスとして動作します。
Cisco IP Phone は、LLDP-MED メディア エンドポイント デバイス クラス III として、Type-Length-Value(TLV)の次の限定セットのみをサポートします。
発信 LLDPDU には、必要に応じてすべての先行 TLV が含まれます。着信 LLDPDU では、次の TLV のいずれかが失われた場合に LLDPDU が破棄されます。他の TLV はすべて検証されず、無視されます。
Cisco IP Phone は、必要に応じてシャットダウン LLDPDU を送信します。LLDPDU フレームには次の TLV が含まれます。
発信 LLDPDU では、TLV が subtype=5(ネットワーク アドレス)をサポートします。IP アドレスが判明している場合は、シャーシ ID の値が、INAN アドレス ファミリ番号のオクテットの後ろに、音声通信に使用される IPv4 アドレスのオクテット文字列が続く形になります。IP アドレスが不明の場合は、シャーシ ID の値が 0.0.0.0 になります。サポートされている INAN アドレス ファミリは IPv4 だけです。現在、シャーシ ID の IPv6 アドレスはサポートされていません。
着信 LLDPDU では、シャーシ ID が MSAP 識別子を形成する曖昧な値として扱われます。値はサブタイプに照らして検証されません。
シャーシ ID TLV は最初の TLV として必須です。発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可されるシャーシ ID TLV は 1 つだけです。
発信 LLDPDU では、TLV が subtype=3(MAC アドレス)をサポートします。イーサネット ポートの 6 オクテット MAC アドレスがポート ID の値に使用されます。
着信 LLDPDU では、ポート ID TLV が MSAP 識別子を形成する不明な値として扱われます。値はサブタイプに照らして検証されません。
ポート ID TLV は 2 つ目の TLV として必須です。発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可されるポート ID TLV は 1 つだけです。
発信 LLDPDU の場合は、パケット存続時間(TTL)の値が 180 秒です。これは、標準で推奨されている 120 秒の値とは異なります。シャットダウン LLDPDU の場合は、TTL 値は常に 0 です。
パケット存続時間 TLV は 3 つ目の TLV として必須です。発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可されるパケット存続時間 TLV は 1 つだけです。
値は 2 オクテットですべて 0 です。この TLV は必須ですが、発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可される唯一のものです。
発信 LLDPDU では、ポート記述 TLV 内のポート記述の値が CDP の「ポート ID TLV」と同じになります。着信 LLDPDU では、ポート記述 TLV が無視され、検証されません。発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可されるポート記述 TLV は 1 つだけです。
Cisco IP Phone では、この値が SEP+MAC アドレスです。
着信 LLDPDU では、システム名 TLV が無視され、検証されません。発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可されるシステム名 TLV は 1 つだけです。
発信 LLDPDU では、システム機能 TLV で、2 オクテット システム機能フィールドのビット値を PC ポートを備えた電話機のビット 2(ブリッジ)とビット 5(電話機)に設定する必要があります。電話機に PC ポートがない場合は、ビット 5 のみを設定する必要があります。同じシステム機能値を、有効になっている機能フィールドに設定する必要があります。
着信 LLDPDU では、システム機能 TLV が無視されます。TLV は、MED デバイス タイプに対する意味的な検証は行われません。
システム機能 TLV は発信 LLDPDU に不可欠です。許可されるのは 1 つのシステム機能 TLV だけです。
TLV は、ローカル LLDP エージェント(上位層のエンティティに到達するために使用される)に関連付けられたアドレスを識別することにより、ネットワーク管理による検出を支援します。TLV により、この管理アドレスに関連付けられたシステム インターフェイス番号とオブジェクト ID(OID)の両方(どちらかまたは両方が判明している場合)を含めることができます。
TLV を使用すれば、ネットワーク管理でシステム記述をアドバタイズすることができます。
[TLV 情報文字列長(TLV information string length)]:このフィールドは、システム記述の正確な長さ(オクテット単位)を示します。
[システムの説明(System description)]:このフィールドには、ネットワーク エンティティのテキスト記述である英数字文字列が表示されます。システム記述には、システム ハードウェア タイプ、ソフトウェア オペレーティング システム、およびネットワーキング ソフトウェアの完全名とバージョン識別が含まれています。実装で IETF RFC 3418 がサポートされている場合は、sysDescr オブジェクトをこのフィールドに使用する必要があります。
TLV は、自動ネゴシエーション用ではなく、トラブルシューティング用です。着信 LLDPDU では、TLV が無視され、検証されません。発信 LLDPDU では、TLV の場合に、オクテット値自動ネゴシエーション サポート/ステータスが次のようになるはずです。
2 オクテット PMD 自動ネゴシエーション アドバタイズ機能フィールドのビット値は次のように設定する必要があります。
ビット 10、11、13、および 14 を設定する必要があります。
2 オクテット運用 MAU タイプの値は、実際の運用 MAU タイプを反映するように設定する必要があります。
たとえば、電話機は通常、100BASE-TX 全二重に設定されます。この場合は、16 の値に設定する必要があります。TLV は、有線ネットワーク用のオプションであり、ワイヤレス ネットワークには適用されません。電話機は、有線モードのときにのみこの TLV を送信します。電話機が自動ネゴシエーション用に設定されておらず、発信 LLDPDU TLV 用の特定の速度/二重性に設定されている場合は、オクテット値自動ネゴシエーション サポート/ステータスのビット 1 をクリア(0)して、自動ネゴシエーションが無効になっていることを示す必要があります。2 オクテット PMD 自動ネゴシエーション アドバタイズ機能フィールドは 0x8000 に設定して不明であることを示す必要があります。
発信 LLDPDU では、2 オクテット機能フィールドの次のビットがセットされたデバイス タイプ 3(エンド ポイント クラス III)を、TLV に設定する必要があります。
ビット位置 |
機能 |
---|---|
0 |
LLDP-MED 機能 |
1 |
ネットワーク ポリシー |
着信 TLV では、LLDP-MED TLV が存在しない場合に、LLDPDU が破棄されます。この LLDP-MED 機能 TLV は必須ですが、発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可される唯一のものです。他の LLDP-MED TLV が LLDP-MED 機能 TLV の前に存在した場合は無視されます。
発信 LLDPDU の TLV では、VLAN または DSCP が決定される前に、不明ポリシー フラグ(U)が 1 に設定されます。VLAN 設定または DSCP が判明している場合は、この値が 0 に設定されます。ポリシーが不明な場合は、他のすべての値が 0 に設定されます。VLAN が決定または使用される前に、タグ付きフラグ(T)が 0 に設定されます。タグ付き VLAN(VLAN ID > 1)が電話機に使用されている場合は、タグ付きフラグ(T)が 1 に設定されます。予約済み(X)は常に 0 に設定されます。VLAN が使用されている場合は、対応する VLAN ID と L2 プライオリティがそれに応じて設定されます。VLAN ID の有効値の範囲は 1 ~ 4094 です。ただし、VLAN ID=1 は使用できません(制限)。DSCP が使用されている場合は、0 ~ 63 の値の範囲がそれに応じて設定されます。
着信 LLDPDU の TLV では、さまざまなアプリケーション タイプの複数のネットワーク ポリシー TLV が許可されます。
発信 LLDPDU の TLV では、電源タイプのバイナリ値が "0 1" に設定され、電話機の電源タイプが PD デバイスであることが示されます。電話機の電源は、バイナリ値が "1 1" の "PSE とローカル" に設定されます。電力優先順位はバイナリの "0 0 0 0" に設定され、不明な優先順位であることが示されるのに対して、電力値は最大電力値に設定されます。Cisco IP Phone の電力値は 12900 mW です。
着信 LLDPDU では、TLV が無視され、検証されません。発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可される TLV は 1 つだけです。電話機は有線ネットワークの場合にのみ TLV を送信します。
LLDP-MED 標準は、元々、イーサネットとの関連で草稿されたものです。ワイヤレス ネットワークの LLDP-MED に関する議論が進行中です。『ANSI-TIA 1057, Annex C, C.3 Applicable TLV for VoWLAN, table 24』を参照してください。TLV はワイヤレス ネットワークの関連で適用しないことをお勧めします。この TLV は、PoE とイーサネットの関連での使用を対象とします。TLV は、追加しても、スイッチでのネットワーク管理や電源ポリシー調整には役に立ちません。
この TLV はデバイス クラス III のオプションです。発信 LLDPDU では、ファームウェア リビジョン TLV のみがサポートされます。ファームウェア リビジョンの値は、電話機上のファームウェアのバージョンです。着信 LLDPDU では、TLV が無視され、検証されません。発信 LLDPDU と着信 LLDPDU に対して許可されるファームウェア リビジョン TLV は 1 つだけです。
VLAN=0、VLAN=1、および VLAN=4095 はタグなし VLAN と同じ方法で処理されます。VLAN はタグなしのため、サービス クラス(CoS )が適用されません。
CDP または LLDP-MED からのネットワーク ポリシーが存在しない場合は、デフォルトのネットワーク ポリシーが使用されます。CoS は、特定の内線番号の設定に基づきます。これは、手動 VLAN が有効で、手動 VLAN ID が 0、1、または 4095 と等しくない場合にのみ適用されます。タイプ オブ サービス(ToS)は、特定の内線番号の設定に基づきます。
CoS が適用可能で、CoS=0 の場合は、前述のように、デフォルトが特定の内線番号に使用されます。ただし、発信 LLDPDU の TLV の L2 プライオリティ上に表示される値は、内線番号 1 に使用される値に基づきます。CoS が適用可能で、CoS!=0 の場合は、CoS がすべての内線番号に使用されます。
DSCP(ToS にマップされた)が適用可能で、DSCP=0 の場合は、前述のように、デフォルトが特定の内線番号に使用されます。ただし、発信 LLDPDU の TLV の DSCP 上に表示される値は、内線番号 1 に使用される値に基づきます。DSCP が適用可能で、DSCP!=0 の場合は、DSCP がすべての内線番号に使用されます。
VLAN > 1 で VLAN < 4095 の場合は、それに応じて VLAN が設定されます。CoS と ToS は、前述のように、デフォルトに基づきます。DSCP が適用されます。
LLDP-MED PDU からの音声アプリケーションに対して有効なネットワーク ポリシーが存在する場合や、タグ付きフラグがセットされている場合は、VLAN、L2 プライオリティ(CoS)、および DSCP(ToS にマップされた)がすべて適用されます。
LLDP-MED PDU からの音声アプリケーションに対して有効なネットワーク ポリシーが存在する場合や、タグ付きフラグがセットされていない場合は、DSCP(ToS にマップされた)のみが適用されます。
CDP と LLDP-MED の両方が有効になっている場合は、VLAN 用のネットワーク ポリシーによって、検出モードのいずれかで設定または変更される最後のポリシーが決定されます。LLDP-MED と CDP の両方が有効になっている場合は、スタートアップ中に電話機が CDP PDU と LLDP-MED PDU の両方を同時に送信します。
CDP モードと LLDP-MED モードに関するネットワーク接続デバイスの設定と動作が一貫していない場合は、複数の VLAN に切り替えられることになり、電話機のリブート動作が変動する可能性があります。
VLAN が CDP と LLDP-MED によって設定されなかった場合は、手動で設定された VLAN ID が使用されます。VLAN ID が手動で設定されなかった場合は、どの VLAN もサポートされません。必要に応じてDSCP が使用され、ネットワーク ポリシーによって LLDP-MED が決定されます。
ネットワーク ポリシーに対して同じアプリケーション タイプを使用できます。ただし、電話機は、複数のネットワーク接続デバイスから複数のレイヤ 2 またはレイヤ 3 QoS ネットワーク ポリシーを受信します。このようなケースでは、最後の有効なネットワーク ポリシーが受け入れられます。
Cisco IP Phone は、IEEE 802.X をサポートしていないため、802.1X 有線環境では機能しません。ただし、ネットワーク デバイス上の IEEE 802.1X またはスパニング ツリー プロトコルはスイッチからのファスト スタート応答の遅延につながる可能性があります。
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [VLAN の設定(VLAN Settings)] セクションで、フィールドを設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
Cisco IP Phone はセッション開始プロトコル(SIP)を使用します。このプロトコルは、SIP をサポートしているすべての IT サービス プロバイダーとの相互運用を可能にします。SIP は、IP ネットワーク上の音声通信セッションを制御する IETF 定義のシグナリング プロトコルです。
SIP は、パケット テレフォニー ネットワーク内のシグナリングおよびセッション管理を処理します。 S シグナリングによって、ネットワーク境界を越えてコール情報を伝送することが可能になります。 セッション管理は、エンドツーエンド コールの属性を制御します。
一般的な商用 IP テレフォニー導入では、すべてのコールが SIP プロキシ サーバを通過します。要求側の電話機は SIP ユーザ エージェント サーバ(UAS)と呼ばれており、受信側の電話機はユーザ エージェント クライアント(UAC)と呼ばれています。
SIP メッセージのルーティングは動的に行われます。ある SIP プロキシが UAS から接続要求を受信したが、UAC を特定できなかった場合は、プロキシがそのメッセージをネットワーク内の別の SIP プロキシに転送します。UAC が特定された場合は、応答が UAS に返され、2 つの UA がダイレクト ピアツーピア セッションを使用して接続します。音声トラフィックは、リアルタイム プロトコル(RTP)を使用して、動的に割り当てられたポートを経由して UA 間で送信されます。
RTP は、音声やビデオなどのリアルタイム データを送信しますが、データのリアルタイム配信は保証しません。RTP は、送信側と受信側のアプリケーションがストリーミング データをサポートするためのメカニズムです。通常、RTP は UDP 上で動作します。
状態指向の通信を保証するために、Cisco IP Phone は SIP 用のトランスポート プロトコルとして TCP を使用することができます。このプロトコルは、失われたパケットが再送信されることを保証する 保証配信を提供します。また、SIP パッケージが送信された順序で受信されることも保証します。
TCP は、会社のファイアウォールによる UDP ポート ブロッキングの問題を解決します。TCP を使用すれば、新しいポートを開いたり、パケットをドロップしたりする必要がありません。これは、TCP がすでにインターネット閲覧や e-コマースなどの基本的な活動に使用されているためです。
平均的な SIP プロキシ サーバは、数万人のサブスクライバを処理できます。バックアップ サーバは、アクティブ サーバを一時的にメンテナンス用に切り替えられるようにします。シスコの電話機は、サービス中断を最小化または排除するためのバックアップ SIP プロキシ サーバの使用をサポートします。
プロキシ サーバの静的リストが必ずしも適切であるとは限りません。たとえば、ユーザ エージェントが複数のドメインにサービスを提供している場合は、各ドメインのプロキシ サーバの静的リストをすべての Cisco IP Phone に設定したくはありません。
プロキシ冗長性をサポートする簡単な方法は、Cisco IP Phone の設定プロファイルで SIP プロキシ サーバを設定することです。DNS SRV レコードは、SIP メッセージで指定されたドメイン内の SIP プロキシ サーバに接続するように電話機に指示します。電話機は DNS サーバに問い合わせます。設定されていれば、DNS サーバは、そのドメイン内の SIP プロキシ サーバのリストを含む SRV レコードを、ホスト名、優先順位、リスニング ポートなどと一緒に返します。Cisco IP Phone は、優先順位に基づいてホストへの接続を試みます。
Cisco IP Phone が優先順位の低いプロキシ サーバを使用している場合は、電話機が定期的に優先順位の高いプロキシを調査して、使用可能な場合は優先順位の高いプロキシに切り替えます。
電話機は、必ず、プライマリ(またはプライマリ アウトバウンド)プロキシと代替(または代替アウトバウンド)プロキシの両方に登録します。登録後は、電話機が最初にプライマリ プロキシを介して Invite SIP メッセージと Non-Invite SIP メッセージを送信します。プライマリ プロキシからの新しい INVITE に対する応答がなかった場合は、タイムアウト後に、電話機が代替プロキシとの接続を試みます。電話機がプライマリ プロキシへの登録に失敗した場合は、プライマリ プロキシを試すことなく、INVITE を代替プロキシに送信します。
デュアル登録は回線単位でサポートされます。追加された以下の 3 つのパラメータは、Web ユーザ インターフェイスとリモート プロビジョニングを介して設定できます。
パラメータを設定したら、機能を有効にするために電話機をリブートします。
(注) |
機能が正しく動作するように、プライマリ プロキシ(またはプライマリ アウトバウンド プロキシ)と代替プロキシ(または代替アウトバウンド プロキシ)の値を指定します。 |
[デュアル レジスタ(Dual Register)] パラメータが [いいえ(No)] に設定された場合は、代替プロキシが無視されます。
フォールバックは、現在の登録が期限切れになるか、プロキシ フォールバック インターバルが開始された時点で発生します。
プロキシ フォールバック インターバルを超えると、すべての新しい SIP メッセージがプライマリ プロキシに送信されます。
たとえば、[登録期限切れ(Register Expires)] の値が 3600 秒で、[プロキシ フォールバック インターバル(Proxy Fallback Intvl)] の値が 600 秒の場合は、フォールバックが 600 秒後にトリガーされます。
[登録期限切れ(Register Expires)] の値が 800 秒で、[プロキシ フォールバック インターバル(Proxy Fallback Intvl)] の値が 1000 秒の場合は、フォールバックが 800 秒後にトリガーされます。
Cisco IP Phone は、SIP NOTIFY XML サービス イベントをサポートします。XML サービス イベントを含む SIP NOTIFY メッセージを受信すると、電話機は、メッセージに正しいクレデンシャルが含まれていなかった場合に、401 応答でメッセージをチャレンジします。クライアントは、IP 電話の対応する回線の SIP アカウント パスワードと MD5 ダイジェストを使用して、正しいクレデンシャルを供給する必要があります。
メッセージの本文に XML イベント メッセージを含めることができます。次に例を示します。
<CiscoIPPhoneExecute> <ExecuteItem Priority="0" URL="http://xmlserver.com/event.xml"/> </CiscoIPPhoneExecute>
challenge = MD5( MD5(A1) ":" nonce ":" nc-value ":" cnonce ":" qop-value ":" MD5(A2) ) where A1 = username ":" realm ":" passwd and A2 = Method ":" digest-uri
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [SIP パラメータ(SIP Parameters)] セクションで、SIP パラメータを設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [SDP タイマー値(SIP Timer Values)] セクションで、SIP タイマー値を秒単位で設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [応答ステータス コード処理(Response Status Code Handling)] セクションで、次のように値を設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [RTP パラメータ(RTP Parameters)] セクションで、Real-Time Transport Protocol(RTP)パラメータ値を設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
接続がアクティブであれば、Cisco IP Phone は、複合 RTCP パケットを送信します。各複合 RTP パケットには、最後の 1 つを除いて、送信者レポート(SR)と送信元記述(SDES)が含まれています。最後の RTCP パケットには、追加 BYE パケットが含まれます。各 SR には、最後の 1 つを除いて、1 つの受信者レポート(RR)が含まれています。最後の SR は RR を伝送しません。
設定された動的ペイロードは、Cisco IP Phone が Session Description Protocol(SDP)オファーを提供したときにのみアウトバウンド コールに使用されます。SDP オファーを含むインバウンド コールの場合は、電話機が発信者の割り当てられた動的ペイロード タイプに従います。
Cisco IP Phone は、アウトバウンド SDP 内の設定されたコーデック名を使用します。0-95 の標準ペイロード タイプを含む着信 SDP の場合は、電話機がコーデック名を無視します。動的ペイロード タイプの場合は、電話機が設定されたコーデック名でコーデックを識別します(比較では大文字/小文字が区別されます)。
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [SDP ペイロード タイプ(SDP Payload Types)] セクションで、次のように値を設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。ここで、n は内線番号です。 |
ステップ 2 | [SIP 設定(SIP Settings)] セクションで、パラメータ値を設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。ここで、n は内線番号です。 |
ステップ 2 | [プロキシと登録(Proxy and Registration)] セクションで、パラメータ値を設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。ここで、n は内線番号です。 |
ステップ 2 | [サブスクライバ情報(Subscriber Information)] セクションで、パラメータ値を設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
ネットワーク アドレス変換(NAT)を使用すれば、複数のデバイスで単一のルーティング可能なパブリック IP アドレスを共有して、インターネット経由で接続を確立することができます。NAT は、さまざまなブロードバンド アクセス デバイス上でパブリック IP アドレスとプライベート IP アドレスを変換するために存在します。VoIP と NAT を共存させるためには、NAT トラバーサルが必要です。
セッション ボーダー コントローラを介して NAT マッピングをサポートするサービス プロバイダーを選択することをお勧めします。NAT マッピングがサービス プロバイダーから提供されている場合は、ルータの選択肢が広がります。
NAT マッピングは、SIP アプリケーション レイヤ ゲートウェイ(ALG)を備えたルータによって実現できます。SIP-ALG ルータを使用することによって、サービス プロバイダーの選択肢が広がります。
静的な外部(パブリック)IP アドレスが必要です。
ルータで使用される NAT メカニズムは対称型にする必要があります。参照先 対称または非対称 NAT の特定
NAT マッピングは、サービス プロバイダー ネットワークがセッション ボーダー コントローラ機能を提供していない場合にのみ使用します。電話機上の NAT マッピングを設定するには:
ルータが非対称 NAT を使用している必要があります。参照先 対称または非対称 NAT の特定
STUN サーバ ソフトウェアを実行しているコンピュータをネットワーク上で使用することができます。また、パブリック STUN サーバを使用することも、独自の STUN サーバをセットアップすることもできます。
STUN は、対称 NAT を備えたルータでは動作しません。対称 NAT では、IP アドレスが 1 つの内部 IP アドレスとポートから、1 つの外部のルーティング可能な宛先 IP アドレスとポートにマップされます。別のパケットが同じ送信元 IP アドレスとポートから別の宛先に送信される場合は、別の IP アドレスとポート番号の組み合わせが使用されます。この方式は制限付きです。その理由は、内部ホストが特定のポートから外部ホストにパケットを送信してからでなければ、内部ホストのその特定のポートにパケットを送信できないためです。
この手順では、syslog サーバが設定され、syslog メッセージを受信する準備が整っていることを前提とします。
ルータが対称 NAT と非対称 NAT のどちらを使用しているかを判断するには:
ダイヤル プランは番号の解釈方法と送信方法を決定します。また、ダイヤルされた番号を許可するか、拒否するかも決定します。ダイヤル プランを使用すれば、ダイヤリングを速めることも、長距離や国際のような特定のタイプのコールをブロックすることもできます。
IP 電話上でダイヤル プランを設定するには、電話機の Web ユーザ インターフェイスを使用します。
ここでは、ダイヤル プランに関する重要な情報と、独自のダイヤル プランの設定手順について説明します。
ダイヤル プランには、 | 記号で区切られた一連の番号シーケンスが含まれています。シーケンスのコレクション全体がカッコで囲まれています。ダイヤル プラン内の各番号シーケンスは、ユーザが押したキーと一致する一連の要素で構成されています。
空白は無視されますが、読みやすくするために使用することもできます。
次の例では、ダイヤル プランで入力可能な番号シーケンスを示します。
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]11 )
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]11 )
[1~8]xx ユーザは、数字の 1 ~ 8 で始まる 3 桁の番号をダイヤルすることができます。システムで 4 桁の内線番号が使用されている場合は、[1~8]xxx の文字列を入力します。
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]111)
9, xxxxxxx ユーザが 9 を押した後に、外線ダイヤル トーンが鳴ります。ユーザは、市内通話と同様に、7 桁の番号を入力できます。
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]11 )
9, <:1>[2~9]xxxxxxxxx この例は、市外局番が必須の場合に有効です。ユーザが 9 を押した後に、外線ダイヤル トーンが鳴ります。ユーザは、数字の 2 ~ 9 で始まる 10 桁の番号を入力する必要があります。システムは、キャリアに番号を送信する前に、1 のプレフィックスを自動的に挿入します。
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]11 )
8, <:1212>xxxxxxx この例は、市外局番がキャリアから要求されるが、ほとんどのコールが 1 つの市外局番に転送される場合に有効です。ユーザが 8 を押した後に、外線ダイヤル トーンが鳴ります。ユーザは任意の 7 桁の番号を入力できます。システムは、キャリアに番号を送信する前に、1 のプレフィックスと 212 の市外局番を自動的に挿入します。
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]11 )
9, 1 [2-9] xxxxxxxxx ユーザが 9 を押した後に、外線ダイヤル トーンが鳴ります。ユーザは、1 で始まって 2 ~ 9 桁目が続く、任意の 11 桁の番号を入力できます。
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]11 )
9, 1 900 xxxxxxx ! この番号シーケンスは、米国の 1-900 番号などの高額な料金または不適切なコンテンツに関連付けられた番号をユーザがダイヤルしないようにする場合に便利です。ユーザが 9 を押した後に、外線ダイヤル トーンが鳴ります。1900 で始まる 11 桁の番号をユーザが入力した場合は、コールが拒否されます。
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]11 )
9, 011xxxxxx ユーザが 9 を押した後に、外線ダイヤル トーンが鳴ります。ユーザは、米国からの国際電話と同様に、011 で始まる任意の番号を入力できます。
( [1-8]xx | 9, xxxxxxx | 9, <:1>[2-9]xxxxxxxxx | 8, <:1212>xxxxxxx | 9, 1 [2-9] xxxxxxxxx | 9, 1 900 xxxxxxx ! | 9, 011xxxxxx. | 0 | [49]11 )
0 | [49]11 この例には、バーティカルバーで区切られた 2 桁のシーケンスが含まれています。最初のシーケンスは、オペレータ用の 0 の入力をユーザに対して許可します。2 つ目のシーケンスは、電話番号案内用の 411 または緊急通話用の 911 の入力をユーザに対して許可します。
ユーザが一連の番号をダイヤルすると、ダイヤル プラン内の各シーケンスが一致候補としてテストされます。一致するシーケンスが候補番号シーケンスのセットを形成します。ユーザが番号を入力するたびに、候補のセットが 1 つだけになるか、0 になるまで絞り込まれます。終了イベントが発生すると、IP PBX が、ユーザがダイヤルしたシーケンスを受け入れてコールを開始するか、シーケンスを無効として拒否します。ダイヤルしたシーケンスが無効の場合は、ユーザにリオーダー(ファースト ビジー)音が流れます。
ダイヤル プラン タイマーはオフフック タイマーと見なすことができます。このタイマーは、電話をオフフックした時点で開始されます。指定された秒数以内に番号がダイヤルされなかった場合は、タイマーが切れて、NULL エントリが評価されます。NULL エントリを許可する特別なダイヤル プラン文字列を使用していない場合は、コールが拒否されます。ダイヤル プラン タイマーのデフォルト長は 5 秒です。
(P9 | (9,8<:1408>[2-9]xxxxxx | 9,8,1[2-9]xxxxxxxxx | 9,8,011xx. | 9,8,xx.|[1-8]xx)
P9 は、ユーザが電話機をオフフックしてからダイヤリングを開始するまで 9 秒間の猶予が与えられることを意味します。9 秒以内にどの番号も押されなかった場合は、ユーザにリオーダー(ファースト ビジー)音が流れます。より長いタイマーを設定することにより、ユーザはゆっくり番号を入力できます。
(P9<:23> | (9,8<:1408>[2-9]xxxxxx | 9,8,1[2-9]xxxxxxxxx | 9,8,011xx. | 9,8,xx.|[1-8]xx)
P9<:23> は、ユーザが電話機をオフフックしてからダイヤリングを開始するまで 9 秒間の猶予が与えられることを意味します。9 秒以内にどの番号も押されなかった場合は、コールが自動的に内線番号 23 に送信されます。
( P0 <:1000>)
タイマーが 0 秒に設定されている場合は、電話機がオフフックされると、コールが自動的に指定された内線番号に送信されます。クライアント電話機の内線 2 以上の電話機ダイヤル プランにこのシーケンスを入力します。
このタイマーは、不完全エントリ タイマーと見なすことができます。このタイマーは、ダイヤルされた番号間のインターバルを測定します。ダイヤルされた番号がダイヤル プラン内の番号シーケンスと一致しない限り適用されます。ユーザが指定された秒数以内に別の番号を入力しなかった場合は、エントリが不完全として評価され、コールが拒否されます。デフォルト値は 10 秒です。
ここでは、タイマーをダイヤル プランの一部として編集する方法について説明します。または、すべてのコールのデフォルトの桁間タイマーを制御する制御タイマーを変更することもできます。
L:15, (9,8<:1408>[2-9]xxxxxx | 9,8,1[2-9]xxxxxxxxx | 9,8,011xx. | 9,8,xx.|[1-8]xx)
L:15 は、このダイヤル プランを通して、ユーザが、桁間ロング タイマーが切れる前に、桁間を最大 15 秒空けることができることを意味します。この設定は、特に、ダイヤリング中に名刺や他の印刷物から番号を読み取っている営業担当者などのユーザに役立ちます。
このタイマーは、完全エントリ タイマーと見なすことができます。このタイマーは、ダイヤルされた番号間のインターバルを測定します。このタイマーは、ダイヤルされた番号がダイヤル プラン内の少なくとも 1 つの番号シーケンスと一致した場合に適用されます。ユーザが指定された秒数以内に別の番号を入力しなかった場合は、エントリが評価されます。エントリが有効であれば、コールが続行されます。エントリが無効であれば、コールが拒否されます。
この構文は、カッコ内のダイヤル プラン全体に新しい設定を適用するために使用します。
S:6, (9,8<:1408>[2-9]xxxxxx | 9,8,1[2-9]xxxxxxxxx | 9,8,011xx. | 9,8,xx.|[1-8]xx)
S:6 は、ユーザが電話機をオフフックして番号を入力しているときに、桁間ショート タイマーが切れる前に、桁間を最大 15 秒空けることができることを意味します。この設定は、特に、ダイヤリング中に名刺や他の印刷物から番号を読み取っている営業担当者などのユーザに役立ちます。
(9,8<:1408>[2-9]xxxxxx | 9,8,1[2-9]xxxxxxxxxS0 | 9,8,011xx. | 9,8,xx.|[1-8]xx)
9,8,1[2-9]xxxxxxxxxS0 は、タイマーが 0 に設定されている場合は、ユーザがシーケンスの最後の番号をダイヤルしたときにコールが自動的に送信されることを意味します。
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスにログインします。 |
ステップ 2 | [管理者ログイン(Admin Login)] > [詳細(advanced)] > の順にクリックします。 |
ステップ 3 | [制御タイマー値(秒)(Control Timer Values (sec))] セクションまでスクロールします。 |
ステップ 4 | [桁間ロング タイマー(Interdigit Long Timer)] フィールドと [桁間ショート タイマー(Interdigit Short Timer)] フィールドに必要な値を入力します。 |
ステップ 5 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
電話機の Web ユーザ インターフェイスでは、[地域(Regional)] タブを使用して、制御タイマー値、ディクショナリ サーバ スクリプト、言語選択、ローカリゼーションを変更するためのロケールなどの地域設定とローカル設定を構成します。[地域(Regional)] タブには、次のセクションがあります。
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [制御タイマー値(秒)(Control Timer Values (sec))] セクションのフィールドに値を設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [時間(Time)] セクションと [ローカリゼーション(Localization)] セクションのフィールドに値を設定します。 |
ステップ 3 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
Cisco IP Phone は、次の 3 つの方法のいずれかで時刻設定を取得します。
NTP サーバ:電話機がブートアップすると、最初の Network Time Protocol(NTP)サーバに接続して時刻を取得しようとします。電話機は、定期的に、NTP サーバと時刻を同期します。同期期間は 1 時間に固定されています。更新と更新の間は、電話機が内部クロックを使って時刻を追跡します。
SIP メッセージ:電話機に送信される各 SIP メッセージ(要求または応答)に、現在時刻情報を含む Date ヘッダーを含めることができます。ヘッダーが存在する場合は、電話機がそれを使用してクロックを設定します。
手動セットアップ:電話機の Web ユーザ インターフェイスを使用して、時刻と日付を手動で入力できます。ただし、NTP 時刻と SIP メッセージ日付のどちらかが電話機で使用可能な場合は、この値が上書きされます。手動セットアップでは、24 時間形式の時間しか入力することができません。
NTP サーバと SIP Date ヘッダーが提供する時間は GMT 時間で表現されます。ローカル時間は、地域のタイムゾーンに従って GMT をオフセットすることによって取得されます。
電話機の Web ユーザ インターフェイスを使用して、または、プロビジョニングを通して、タイムゾーン パラメータを設定できます。この時間は、時間オフセット(HH/mm)パラメータによってさらにオフセットすることができます。このパラメータは、24 時間形式で入力する必要があり、IP 電話画面から設定することもできます。
ステップ 1 | 電話機の Web ユーザ インターフェイスで、 に移動します。 |
ステップ 2 | [夏時間有効(Daylight Saving Time Enable)] ドロップダウン リスト ボックスを [はい(Yes)] に設定します。 |
ステップ 3 | [夏時間ルール(Daylight Saving Time Rule)] フィールドに、DST ルールを入力します。この値は、発信者 ID 上のタイムスタンプに影響します。 |
ステップ 4 | [すべての変更を送信(Submit All Changes)] をクリックします。 |
次の例は、4 月の最初の日曜日の午前零時に始まって 10 月の最後の日曜日の午前零時に終わる 1 時間多い米国の夏時間を設定します。1 時間を追加します(USA、北米)。
start=4/1/7/0:0:0;end=10/31/7/0:0:0;save=1 start=4/1/7;end=10/-1/7;save=1 start=4/1/7/0;end=10/-1/7/0;save=1
次の例は、4 月の最後の日曜日の午前零時に始まって 9 月の最後の日曜日の午前零時に終わるエジプトの夏時間を設定します。
start=4/-1/7;end=9/-1/7;save=1 (Egypt)
次の例は、10 月の最初の日曜日の午前零時に始まって 3 月の第 3 日曜日の午前零時に終わるニュージーランドの夏時間を設定します(バージョン 7.5.1 以降)。
start=10/1/7;end=3/22/7;save=1 (New Zealand)
次の例は、3 月に始まる新しい変更を反映します。DST は、3 月の第 2 日曜日に始まって 11 月の最初の日曜日に終わります。
start=3/8/7/02:0:0;end=11/1/7/02:0:0;save=1
次の例は、最後の月曜日(4 月 8 日より前)に始まって最初の水曜日(5 月 8 日より後)に終わる夏時間を設定します。
start=4/-8/1;end=5/8/3;save=1
英語のほかに、最大 12 個の言語を定義して使用可能にし、HTTP または TFTP プロビジョニング サーバ上でそれぞれの言語のディクショナリをホストすることができます。言語サポートはシスコのディクショナリ指針に従っています。
[言語選択(Language Selection)] パラメータを使用して、電話機のデフォルト表示言語を選択します。値は、ディクショナリ サーバがサポートしている言語のいずれかと一致する必要があります。スクリプト(dx 値)は次のとおりです。
[言語選択(Language Selection)] パラメータはデフォルトで空白に設定されます。最大文字数は 512 です。次に例を示します。
<Language_Selection ua=”na”> Spanish </Language_Selection>
起動時に、電話機が、選択された言語をチェックし、電話設定で指定された TFTP/HTTP プロビジョニング サーバからディクショナリをダウンロードします。ディクショナリはサポート Web サイトで入手できます。
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 |
ステップ 2 | [管理者設定(Admin Settings)] を選択します。 |
ステップ 3 | [言語の設定(Set Language)] までスクロールします。 |
ステップ 4 | 必要な言語を選択してから、[設定(Set)] を押します。 |
ディクショナリ サーバ スクリプトは、ディクショナリ サーバの場所、使用可能な言語、および関連ディクショナリを定義します。スクリプトは、最大 5 つの言語入力を受け入れます。構文は次のとおりです。
Dictionary_Server_Script serv=http://locale_server/locale_path/;d1=French;l1=fr-FR;x1=French/fr-FR.tar;d2=Danish;l2=da-DK; x2=Danish_Denmark/da-DK.tar;d3=German;l3=de-DE;x3=German_Germany/de-DE.tar;d4=Russian;l4=ru-RU; x4=Russian/ru-RU.tar;d5=Hebrew;l5=he-IL;x5=Hebrew/he-IL.tar.
(注) |
ディクショナリのダウンロードに対して、TFTP、HTTP、および HTTPS のサポートが提供されます。 |
デフォルトは空白に設定されます。最大文字数は 512 です。詳細な形式は次のとおりです。
serv={server ip port and root path}; d0=language0;l0=locale0;x0=dictionary0 filename; d1=language1;l1=locale1;x1=dictionary1 filename; d2=language2;l2=locale2;x2=dictionary2 filename; d3=language3;l3=locale3;x3=dictionary3 filename; d4=language4;l4=locale4;x4=dictionary4 filename; d5=language5;l5=locale5;x5=dictionary5 filename; d6=language6;l6=locale6;x6=dictionary6 filename; d7=language3;l7=locale7;x7=dictionary7 filename; d8=language8;l8=locale8;x8=dictionary8 filename; d9=language5;l9=locale9;x9=dictionary9 filename;
[言語の選択(Language Selection)]:[フランス語(French)]
お使いの言語、電話機モデル、および電話機ファームウェア リリースに固有の資料を参照してください。次のドキュメント URL から参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/support/collaboration-endpoints/unified-ip-phone-8800-series/tsd-products-support-series-home.html