この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
ディレクトリなど [アプリケーション] メニューにないものも含めて、電話機で実行中のアプリケーションを表示できます。 まだ同意していない場合は、リモート ワーカーの場合に必要とされる免責事項が、最初に表示されることがあります。
ステップ 1 | アプリケーション ボタン を押します。 |
ステップ 2 | ナビゲーション クラスタと選択ボタンを使用し、画面をスクロールして [実行中のアプリケーション] を選択します。 電話機で実行されているアプリケーションのリストが表示されます。これには、[アプリケーション] メニューにないものも含まれます。 |
ステップ 3 | [アプリケーション] 画面に戻るには、[終了] を押します。 |
ステップ 1 | アプリケーション ボタン を押します。 |
ステップ 2 | ナビゲーション クラスタと選択ボタンを使用し、画面をスクロールして [実行中のアプリケーション] を選択します。 |
ステップ 3 | 実行中のアプリケーションを選択し、[切り替え] を押して、選択したアプリケーションを開いて使用します。 |
ステップ 4 | [終了] を押して、アプリケーションを閉じます。 |
この項では、Cisco IP Phone で使用可能な高度なコール機能の一部について説明します。
エージェント グリーティングを使用すると、顧客からのコールなどに対して、発信者との会話を開始する前のコールの開始時に再生される、事前録音したグリーティングを作成、更新できます。 必要に応じて、単一のメッセージまたは複数のメッセージを事前に録音できます。
顧客が電話すると、事前に録音したメッセージが両方の通話相手に聞こえます。 メッセージが終わるまでミュートのままにすることも、メッセージ再生中にコールに応答することもできます。
詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
呼び出しコール機能では、すべての呼び出しコールのリストを古いものから順に表示できます。 この機能の操作は、プログラマブル回線キーを使用します。これにより、電話回線全体で受信したすべての呼び出しコールを簡単に表示できます。
呼び出しコールは、重要であると考えられる電話番号であり、この番号からコールを着信するか、この番号へのコールをダイヤルしたときにアラートを受け取りたい、特定の電話番号です。
システム管理者が [呼び出しコール] ボタンを設定します。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
アクション可能な着信コール アラートには、着信コールを受信したときに、トースト アラートの代わりに、アクション可能なアラートが表示されます。 着信コールの発信者の詳細を表示する以外に、アクション可能なアラートでは、コールに応答したり、無視したり、即時転送したりできます。
管理者が、アクション可能な着信コール アラートを設定します。 デフォルトでは、このアクション可能なアラートは無効になっています。
(注) |
カスタム回線フィルタとアクション可能な着信コール アラートの両方の機能が有効な場合、アクション可能なコール アラートは、フィルタの適用範囲の回線だけに適用されます。 |
応答機能では、電話機のすべての回線アピアランスで使用できる最も古いコールに応答できます。これには、アラート状態の保留復帰およびパーク復帰コールも含まれます。 着信コールは、保留またはパーク復帰コールよりも常に優先されます。
システム管理者は、コール処理のニーズおよび作業環境に基づいて [応答] ボタンを設定します。 通常は、複数の回線がある場合に、応答を設定します。
コールがあると、コール トーストという通知ウィンドウが電話機の画面に表示されます。 コール トーストは、プリセットした時間、表示されたままになります。 デフォルトの時間は、システム管理者が設定します。
別の電話機からコール転送された着信コールの場合は、転送されたコールであることを示す追加の情報がコール トーストに含まれることがあります。 追加で表示される情報の量はシステム管理者が制御します。 追加情報は、コールを転送した人と、発信者情報を示しています。
電話番号のダイヤル後、管理者からクライアント識別コード(CMC)の入力を求められることがあります。 CMC は、アカウンティング コードや請求コードに使用することができます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
CMC を入力する必要がある場合、電話機に「クライアント識別コードを入力してください」というメッセージが表示され、ダイヤルした番号が "********" に変更されて、特殊なトーンが聞こえます。 キーパッドを使用して、コールの CMC を入力します。
電話番号をダイヤルした後に、管理者が強制承認コード(FAC)の入力を要求する場合があります。 FAC によって、電話番号へのアクセスが制御されます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
FAC を入力する必要がある場合、電話機に「承認コードを入力してください」というメッセージが表示され、ダイヤルした番号が "********" に変更されて、特殊なトーンが聞こえます。 キーパッドを使用して、コールの FAC を入力します。 セキュリティ上の理由から、入力した番号の代わりに "*" が電話機に表示されます。
電話機がセキュア(暗号化され、信頼できる)なものとして設定されている場合、その電話機には「保護」というステータスを割り当てることができます。 保護された電話機では、コールの開始時に通知トーンが再生されるように設定できます。
これらのセキュア通知トーンまたは非セキュア通知トーンは、保護された電話機でのみ聞くことができます。 コール中にコールの全体的なステータスが変更されると、保護された電話機では適切なトーンが再生されます。
[Play Tone to Indicate Secure] オプションが有効(True)である場合、保護された電話機では、状況によって異なるタイプのトーンが再生されます。
エンドツーエンドのセキュアなメディアが確立され、コール ステータスがセキュアになった場合、電話機ではセキュア通知トーン(間に小休止を伴う 3 回の長いビープ音)が再生されます。
エンドツーエンドの非セキュアなメディアが確立され、コール ステータスが非セキュアになった場合、電話機では、非セキュア通知トーンが再生されます(間に小休止を伴う 6 回の短いビープ音)。
[Play Tone to Indicate Secure] オプションが無効になっている場合、トーンは再生されません。
詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
共有回線では、複数の電話機に 1 つの電話番号を使用して、自分または同僚のいずれかがコールに応答できます。 回線ボタンが赤色に点滅している場合は、同僚がそのコールをピックアップできます。
システム管理者が電話機をどのように設定したかによって、このガイドに記載されている機能の一部が使用できない可能性があります。
次の表に、ソフトキーで使用できる機能の一部、専用機能ボタンで使用できる機能の一部、プログラマブル機能ボタンにシステム管理者が設定できる機能の一部を示します。 ソフトキーに表示される機能は、システム管理者が設定します。
機能名 |
専用機能ボタン |
プログラマブル機能ボタン |
ソフトキー |
---|---|---|---|
呼び出しコール |
X |
||
すべてのコール |
X |
||
応答 |
X |
X |
|
割り込み |
|
X [マージ] と表示 |
|
折返し |
X |
X |
|
すべてのコールの転送 |
|
X |
|
コール パーク |
X |
X |
|
コール パーク回線ステータス |
X |
||
コール ピックアップ(ピックアップ) |
X |
X |
|
コール ピックアップ回線ステータス |
X |
||
会議 |
X |
X |
|
拒否 |
X |
||
サイレント |
X |
X |
|
グループ ピックアップ |
X |
X |
|
保留 |
X |
X |
|
ハント グループ |
X |
||
インターコム |
X |
||
迷惑呼 ID(MCID) |
X |
X |
|
ミートミー |
X |
X |
|
モバイル コネクト(モビリティ) |
X |
X |
|
ミュート |
X |
||
他グループ ピックアップ |
X |
X |
|
キューのステータス用の PLK のサポート |
X |
||
プライバシー |
X |
||
キューのステータス |
X |
||
品質レポート ツール(QRT) |
X |
X |
|
録音 |
|
X |
|
リダイヤル |
X |
X |
|
短縮ダイヤル |
X |
X |
|
短縮ダイヤル回線ステータス |
X |
X |
|
USB ヘッドセット上の保留ボタンのサポート |
X |
||
転送 |
X |
X |
電話機と Cisco Unified Communications サーバ間の通信が中断すると、電話機にアラート メッセージが表示されます。 アクティブ コールで通話中の場合、コールは確立されたままで、フェールオーバー状態になります。 このフェールオーバーは、Survivable Remote Site Telephony(SRST)機能です。
フェールオーバー中は、電話機の一部の機能を使用できません。 次の表に、一般的な機能および機能の使用可否を示します。ただし、一部の機能は、電話機のサポート対象でないことがあります。 フェールオーバー中の機能の使用可否の詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
(注) |
SRST は IPv6 をサポートしていません。 |
機能 | サポート | 注 |
---|---|---|
発信 |
Yes |
|
終了 |
Yes |
|
リダイヤル |
Yes |
|
応答 |
Yes |
|
保留 |
Yes |
|
復帰 |
Yes |
|
会議 |
Yes |
|
アクティブ コールへの会議(参加) |
No |
[アクティブ コール] ソフトキーは表示されません。 |
会議参加者リスト |
No |
|
転送 |
Yes |
|
アクティブ コールへの転送(直接転送) |
No |
|
自動応答 |
Yes |
|
コール待機 |
Yes |
|
発信者 ID |
Yes |
|
オーディオ メッセージ受信のインジケータ |
Yes |
|
すべてのコールのプログラマブル回線キー |
Yes |
|
応答のプログラマブル回線キー |
Yes |
|
統合セッション表示 |
Yes |
サポートされる機能は会議のみです。 |
ボイスメール |
Yes |
ボイスメールは、Cisco Unified Communications Manager クラスタ内の他のユーザとは同期されません。 |
短縮ダイヤル |
Yes |
|
サービス IRL プログラマブル回線キー |
Yes |
|
ボイスメールへ(即転送) |
No |
[即転送] ソフトキーは表示されません。 |
回線フィルタ |
部分的 |
回線はサポートされますが、共有できません。 |
パーク モニタリング |
No |
[パーク] ソフトキーは表示されません。 |
マージ |
No |
[マージ] ソフトキーは表示されません。 |
拡張メッセージ待機インジケータ |
No |
メッセージ数のバッジは、電話スクリーンに表示されません。 [メッセージ受信] アイコンのみが表示されます。 |
ダイレクト コール パーク |
No |
ソフトキーは表示されません。 |
保留復帰 |
No |
コールは、無期限で保留状態になります。 |
リモート回線の保留 |
No |
コールは、内線保留コールとして表示されます。 |
ミートミー |
No |
[ミートミー] ソフトキーは表示されません。 |
ピックアップ |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
グループ ピックアップ |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
他グループ ピックアップ |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
迷惑呼 ID |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
品質レポート ツール(QRT) |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
ハント グループ |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
インターコム |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
モビリティ |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
プライバシー |
No |
ソフトキーを押しても何も実行されません。 |
折返し |
No |
[折返し] ソフトキーは表示されません。 |
共有回線 |
Yes |
|
BLF 短縮ダイヤル |
Yes |
|
電話機は切断されると、「サービスが制限されています。 一部の機能は使用できません」などのメッセージが表示されることがあります。
Mobile and Remote Access Through Expressway を使用すれば、会社のオフィスから離れて作業する(オフプレミス)際に簡単かつ安全に社内ネットワークに接続できます。 この機能はデフォルトで有効になっています。
(注) |
Mobile and Remote Access through Expressway は、マーケティング用のベータ版がリリースされていますが、これは顧客によるテストおよび機能評価のためのもので、実稼働環境で使用することはお勧めしません。 この機能は、将来のファームウェア ロードで正式にリリースされるまで TAC の公式サポートは行われません。 フィードバックをご提供いただける場合は、cefeedback@cisco.com まで電子メールをお送りください。 詳細については、リリース ノートを参照してください。 |
電話機がオフプレミス モードであることを検出すると、Mobile and Remote Access Through Expressway のログイン ウィンドウが表示され、社内ネットワークに接続することができます。
オンプレミスの場合、電話機は通常どおりに機能します。
出荷時の電話機は最新のファームウェアではない場合があります。 Mobile and Remote Access Through Expressway の機能を利用するには、ファームウェア リリース 10.3(1) 以降にアップグレードする必要があります。
Mobile and Remote Access Through Expressway を使用すれば、シスコのモバイルおよびリモート ユーザは、VPN を使用せずに安全にコラボレーション サービスにアクセスできます。 ただし、ネットワーク セキュリティを維持するために、電話機能の一部が制限されます。
短縮ダイヤル
処理されたダイレクト コール パーク
ビジー ランプ フィールド(BLF)
ビジー ランプ フィールド(BLF)ピックアップ
ビジー ランプ フィールド(BLF)スピード ダイヤル
折返し
コール転送
コールの転送通知
コール パーク
コール ピックアップ
会議
直接転送
ダイレクト コール パーク
即転送
グループ コール ピックアップ
保留/復帰
保留復帰
即時転送
参加
ミートミー会議
メッセージ受信インジケータ
モバイル コネクト
モバイル ボイス アクセス
保留音
ミュート
オンフック ダイヤル
プラス ダイヤル
リダイヤルする
短縮ダイヤル
転送
Uniform Resource Identifier(URI)ダイヤリング
ヒント |
User Credentials Persistent for Expressway Sign-In を使用すれば、ログイン情報を保存できます。 この機能を有効にする場合は、管理者に問い合わせてください。 |
Mobile and Remote Access Through Expressway を使用して社内ネットワークに接続するには、有効なサービス ドメイン、ユーザ名、パスワードが必要です。 この情報が不明な場合は、管理者に問い合わせてください。
Mobile and Remote Access Through Expressway モードと Cisco Unified Communications Manager モードを切り替える場合は、[ネットワーク設定] をリセットする必要があります。 これにより代替 TFTP サーバの設定がクリアされます。 詳細については、本書の「Maintenance(メンテナンス)」の章の「Basic Reset(基本的なリセット)」セクションを参照してください。
ネットワーク ルータで DHCP オプション 150 またはオプション 66 が有効になっている場合は、社内ネットワークにログインできない可能性があります。 ルータの DHCP オプション 150 またはオプション 66 は無効にしてください。 これらの DHCP オプションを無効にしない場合は、直接スタティック IP アドレスを設定してください。
Cisco Collaboration Problem Report Tool(PRT)を使用して通話記録を収集および送信し、システム管理者に問題を報告することができます。 このツールは [電話の情報] 画面にあります。
(注) |
PRT のアップロードが失敗した場合は、電話機を使用して URL http://<phone-ip>/FS/<prt-file-name から PRT ファイルにアクセスできます。 この URL は、次の場合に電話機に表示されます。 |
電話機がバーチャル プライベート ネットワーク(VPN)用にセットアップされている場合は、Mobile and Remote Access Through Expressway を使用して社内ネットワークにアクセスする前に、ネットワーク設定をリセットして代替 TFTP の設定をクリアする必要があります。 これにより、電話機はオフプレミス ネットワークを検出するようになり、VPN 接続を行わなくなります。
この手順を完了するには、有効なサービス ドメイン、ユーザ名、パスワードが必要です。 この情報が不明な場合は、管理者に問い合わせてください。
ステップ 1 | [アプリケーション] メニューから [管理者設定] を選択します。 |
ステップ 2 | [設定のリセット] を選択します。 |
ステップ 3 | [ネットワーク設定] を選択します。 電話機がリセットされます。 |
ステップ 4 | Mobile and Remote Access Through Expressway でネットワークにログインします。 |
この手順を完了するには、有効な TFTP サーバ アドレスが必要です。 この情報が不明な場合は、管理者に問い合わせてください。
目次
- 高度な操作
- アプリケーション
- アクティブ アプリケーションの表示
- アクティブ アプリケーションの切り替え
- アクティブ アプリケーションの終了
- コール機能
- エージェント グリーティング
- 呼び出しコール
- アクション可能な着信コール アラート
- 応答
- クライアント識別コード
- 強制承認コード
- セキュア通知トーンと非セキュア通知トーン
- 共有回線
- 機能ボタンとソフトキー
- Survivable Remote Site Telephony の概要
- Mobile and Remote Access Through Expressway
- Mobile and Remote Access Through Expressway で利用可能な電話機能
- Mobile and Remote Access Through Expressway を使用してログインする
- Cisco Collaboration Problem Reporting Tool
- Cisco Collaboration Problem Reporting Tool による問題の報告
- Mobile and Remote Access Through Expressway 用の VPN 電話のセットアップ
- VPN を使用するための電話機のセットアップ
アプリケーション
ディレクトリなど [アプリケーション] メニューにないものも含めて、電話機で実行中のアプリケーションを表示できます。 まだ同意していない場合は、リモート ワーカーの場合に必要とされる免責事項が、最初に表示されることがあります。
コール機能
この項では、Cisco IP Phone で使用可能な高度なコール機能の一部について説明します。
エージェント グリーティング
エージェント グリーティングを使用すると、顧客からのコールなどに対して、発信者との会話を開始する前のコールの開始時に再生される、事前録音したグリーティングを作成、更新できます。 必要に応じて、単一のメッセージまたは複数のメッセージを事前に録音できます。
顧客が電話すると、事前に録音したメッセージが両方の通話相手に聞こえます。 メッセージが終わるまでミュートのままにすることも、メッセージ再生中にコールに応答することもできます。
詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
呼び出しコール
呼び出しコール機能では、すべての呼び出しコールのリストを古いものから順に表示できます。 この機能の操作は、プログラマブル回線キーを使用します。これにより、電話回線全体で受信したすべての呼び出しコールを簡単に表示できます。
呼び出しコールは、重要であると考えられる電話番号であり、この番号からコールを着信するか、この番号へのコールをダイヤルしたときにアラートを受け取りたい、特定の電話番号です。
システム管理者が [呼び出しコール] ボタンを設定します。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
応答
応答機能では、電話機のすべての回線アピアランスで使用できる最も古いコールに応答できます。これには、アラート状態の保留復帰およびパーク復帰コールも含まれます。 着信コールは、保留またはパーク復帰コールよりも常に優先されます。
システム管理者は、コール処理のニーズおよび作業環境に基づいて [応答] ボタンを設定します。 通常は、複数の回線がある場合に、応答を設定します。
コールがあると、コール トーストという通知ウィンドウが電話機の画面に表示されます。 コール トーストは、プリセットした時間、表示されたままになります。 デフォルトの時間は、システム管理者が設定します。
別の電話機からコール転送された着信コールの場合は、転送されたコールであることを示す追加の情報がコール トーストに含まれることがあります。 追加で表示される情報の量はシステム管理者が制御します。 追加情報は、コールを転送した人と、発信者情報を示しています。
クライアント識別コード
電話番号のダイヤル後、管理者からクライアント識別コード(CMC)の入力を求められることがあります。 CMC は、アカウンティング コードや請求コードに使用することができます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
CMC を入力する必要がある場合、電話機に「クライアント識別コードを入力してください」というメッセージが表示され、ダイヤルした番号が "********" に変更されて、特殊なトーンが聞こえます。 キーパッドを使用して、コールの CMC を入力します。
関連情報
強制承認コード
電話番号をダイヤルした後に、管理者が強制承認コード(FAC)の入力を要求する場合があります。 FAC によって、電話番号へのアクセスが制御されます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
FAC を入力する必要がある場合、電話機に「承認コードを入力してください」というメッセージが表示され、ダイヤルした番号が "********" に変更されて、特殊なトーンが聞こえます。 キーパッドを使用して、コールの FAC を入力します。 セキュリティ上の理由から、入力した番号の代わりに "*" が電話機に表示されます。
関連情報
セキュア通知トーンと非セキュア通知トーン
電話機がセキュア(暗号化され、信頼できる)なものとして設定されている場合、その電話機には「保護」というステータスを割り当てることができます。 保護された電話機では、コールの開始時に通知トーンが再生されるように設定できます。
これらのセキュア通知トーンまたは非セキュア通知トーンは、保護された電話機でのみ聞くことができます。 コール中にコールの全体的なステータスが変更されると、保護された電話機では適切なトーンが再生されます。
[Play Tone to Indicate Secure] オプションが有効(True)である場合、保護された電話機では、状況によって異なるタイプのトーンが再生されます。
エンドツーエンドのセキュアなメディアが確立され、コール ステータスがセキュアになった場合、電話機ではセキュア通知トーン(間に小休止を伴う 3 回の長いビープ音)が再生されます。
エンドツーエンドの非セキュアなメディアが確立され、コール ステータスが非セキュアになった場合、電話機では、非セキュア通知トーンが再生されます(間に小休止を伴う 6 回の短いビープ音)。
[Play Tone to Indicate Secure] オプションが無効になっている場合、トーンは再生されません。
詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
機能ボタンとソフトキー
システム管理者が電話機をどのように設定したかによって、このガイドに記載されている機能の一部が使用できない可能性があります。
次の表に、ソフトキーで使用できる機能の一部、専用機能ボタンで使用できる機能の一部、プログラマブル機能ボタンにシステム管理者が設定できる機能の一部を示します。 ソフトキーに表示される機能は、システム管理者が設定します。
機能名
専用機能ボタン
プログラマブル機能ボタン
ソフトキー
呼び出しコール
X
すべてのコール
X
応答
X
X
割り込み
X
[マージ] と表示
折返し
X
X
すべてのコールの転送
X
コール パーク
X
X
コール パーク回線ステータス
X
コール ピックアップ(ピックアップ)
X
X
コール ピックアップ回線ステータス
X
会議
X
X
拒否
X
サイレント
X
X
グループ ピックアップ
X
X
保留
X
X
ハント グループ
X
インターコム
X
迷惑呼 ID(MCID)
X
X
ミートミー
X
X
モバイル コネクト(モビリティ)
X
X
ミュート
X
他グループ ピックアップ
X
X
キューのステータス用の PLK のサポート
X
プライバシー
X
キューのステータス
X
品質レポート ツール(QRT)
X
X
録音
X
リダイヤル
X
X
短縮ダイヤル
X
X
短縮ダイヤル回線ステータス
X
X
USB ヘッドセット上の保留ボタンのサポート
X
転送
X
X
Survivable Remote Site Telephony の概要
電話機と Cisco Unified Communications サーバ間の通信が中断すると、電話機にアラート メッセージが表示されます。 アクティブ コールで通話中の場合、コールは確立されたままで、フェールオーバー状態になります。 このフェールオーバーは、Survivable Remote Site Telephony(SRST)機能です。
フェールオーバー中は、電話機の一部の機能を使用できません。 次の表に、一般的な機能および機能の使用可否を示します。ただし、一部の機能は、電話機のサポート対象でないことがあります。 フェールオーバー中の機能の使用可否の詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
(注)
SRST は IPv6 をサポートしていません。
表 1 フェールオーバー中にサポートされる機能 機能 サポート 注 発信
Yes
終了
Yes
リダイヤル
Yes
応答
Yes
保留
Yes
復帰
Yes
会議
Yes
アクティブ コールへの会議(参加)
No
[アクティブ コール] ソフトキーは表示されません。
会議参加者リスト
No
転送
Yes
アクティブ コールへの転送(直接転送)
No
自動応答
Yes
コール待機
Yes
発信者 ID
Yes
オーディオ メッセージ受信のインジケータ
Yes
すべてのコールのプログラマブル回線キー
Yes
応答のプログラマブル回線キー
Yes
統合セッション表示
Yes
サポートされる機能は会議のみです。
ボイスメール
Yes
ボイスメールは、Cisco Unified Communications Manager クラスタ内の他のユーザとは同期されません。
短縮ダイヤル
Yes
サービス IRL プログラマブル回線キー
Yes
ボイスメールへ(即転送)
No
[即転送] ソフトキーは表示されません。
回線フィルタ
部分的
回線はサポートされますが、共有できません。
パーク モニタリング
No
[パーク] ソフトキーは表示されません。
マージ
No
[マージ] ソフトキーは表示されません。
拡張メッセージ待機インジケータ
No
メッセージ数のバッジは、電話スクリーンに表示されません。
[メッセージ受信] アイコンのみが表示されます。
ダイレクト コール パーク
No
ソフトキーは表示されません。
保留復帰
No
コールは、無期限で保留状態になります。
リモート回線の保留
No
コールは、内線保留コールとして表示されます。
ミートミー
No
[ミートミー] ソフトキーは表示されません。
ピックアップ
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
グループ ピックアップ
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
他グループ ピックアップ
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
迷惑呼 ID
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
品質レポート ツール(QRT)
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
ハント グループ
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
インターコム
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
モビリティ
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
プライバシー
No
ソフトキーを押しても何も実行されません。
折返し
No
[折返し] ソフトキーは表示されません。
共有回線
Yes
BLF 短縮ダイヤル
Yes
電話機は切断されると、「サービスが制限されています。 一部の機能は使用できません」などのメッセージが表示されることがあります。
Mobile and Remote Access Through Expressway
Mobile and Remote Access Through Expressway を使用すれば、会社のオフィスから離れて作業する(オフプレミス)際に簡単かつ安全に社内ネットワークに接続できます。 この機能はデフォルトで有効になっています。
(注)
Mobile and Remote Access through Expressway は、マーケティング用のベータ版がリリースされていますが、これは顧客によるテストおよび機能評価のためのもので、実稼働環境で使用することはお勧めしません。 この機能は、将来のファームウェア ロードで正式にリリースされるまで TAC の公式サポートは行われません。 フィードバックをご提供いただける場合は、cefeedback@cisco.com まで電子メールをお送りください。 詳細については、リリース ノートを参照してください。
電話機がオフプレミス モードであることを検出すると、Mobile and Remote Access Through Expressway のログイン ウィンドウが表示され、社内ネットワークに接続することができます。
オンプレミスの場合、電話機は通常どおりに機能します。
出荷時の電話機は最新のファームウェアではない場合があります。 Mobile and Remote Access Through Expressway の機能を利用するには、ファームウェア リリース 10.3(1) 以降にアップグレードする必要があります。
- Mobile and Remote Access Through Expressway で利用可能な電話機能
- Mobile and Remote Access Through Expressway を使用してログインする
- Cisco Collaboration Problem Reporting Tool
- Mobile and Remote Access Through Expressway 用の VPN 電話のセットアップ
- VPN を使用するための電話機のセットアップ
Mobile and Remote Access Through Expressway で利用可能な電話機能
Mobile and Remote Access Through Expressway を使用すれば、シスコのモバイルおよびリモート ユーザは、VPN を使用せずに安全にコラボレーション サービスにアクセスできます。 ただし、ネットワーク セキュリティを維持するために、電話機能の一部が制限されます。
次に、 Mobile and Remote Access Through Expressway で利用可能な電話機能のリストを示します。
短縮ダイヤル
処理されたダイレクト コール パーク
ビジー ランプ フィールド(BLF)
ビジー ランプ フィールド(BLF)ピックアップ
ビジー ランプ フィールド(BLF)スピード ダイヤル
折返し
コール転送
コールの転送通知
コール パーク
コール ピックアップ
会議
直接転送
ダイレクト コール パーク
即転送
グループ コール ピックアップ
保留/復帰
保留復帰
即時転送
参加
ミートミー会議
メッセージ受信インジケータ
モバイル コネクト
モバイル ボイス アクセス
保留音
ミュート
オンフック ダイヤル
プラス ダイヤル
リダイヤルする
短縮ダイヤル
転送
Uniform Resource Identifier(URI)ダイヤリング
Mobile and Remote Access Through Expressway を使用してログインする
ヒント
User Credentials Persistent for Expressway Sign-In を使用すれば、ログイン情報を保存できます。 この機能を有効にする場合は、管理者に問い合わせてください。はじめる前に手順Mobile and Remote Access Through Expressway を使用して社内ネットワークに接続するには、有効なサービス ドメイン、ユーザ名、パスワードが必要です。 この情報が不明な場合は、管理者に問い合わせてください。
Mobile and Remote Access Through Expressway モードと Cisco Unified Communications Manager モードを切り替える場合は、[ネットワーク設定] をリセットする必要があります。 これにより代替 TFTP サーバの設定がクリアされます。 詳細については、本書の「Maintenance(メンテナンス)」の章の「Basic Reset(基本的なリセット)」セクションを参照してください。
ネットワーク ルータで DHCP オプション 150 またはオプション 66 が有効になっている場合は、社内ネットワークにログインできない可能性があります。 ルータの DHCP オプション 150 またはオプション 66 は無効にしてください。 これらの DHCP オプションを無効にしない場合は、直接スタティック IP アドレスを設定してください。
Cisco Collaboration Problem Reporting Tool
Cisco Collaboration Problem Reporting Tool による問題の報告
手順
(注)
PRT のアップロードが失敗した場合は、電話機を使用して URL http://<phone-ip>/FS/<prt-file-name から PRT ファイルにアクセスできます。 この URL は、次の場合に電話機に表示されます。
Mobile and Remote Access Through Expressway 用の VPN 電話のセットアップ
手順電話機がバーチャル プライベート ネットワーク(VPN)用にセットアップされている場合は、Mobile and Remote Access Through Expressway を使用して社内ネットワークにアクセスする前に、ネットワーク設定をリセットして代替 TFTP の設定をクリアする必要があります。 これにより、電話機はオフプレミス ネットワークを検出するようになり、VPN 接続を行わなくなります。
ステップ 1 [アプリケーション] メニューから [管理者設定] を選択します。 ステップ 2 [設定のリセット] を選択します。 ステップ 3 [ネットワーク設定] を選択します。 電話機がリセットされます。 ステップ 4 Mobile and Remote Access Through Expressway でネットワークにログインします。
VPN を使用するための電話機のセットアップ
手順