Cisco Unified IP Phone 7906G と 7911G の設定メニュー
Cisco Unified IP Phone には、次の設定メニューが用意されています。
• [ネットワークの設定]:さまざまなネットワーク設定値を表示および設定するためのオプションを提供します。詳細については、「ネットワークの設定メニュー」を参照してください。
• [デバイス設定]:ネットワークに関係しない各種の設定値を表示するための、サブメニューへのアクセスを提供します。詳細については、「デバイス設定メニュー」を参照してください。
• [セキュリティ設定]:セキュリティ設定値を表示および変更するためのオプションを提供します。詳細については、「セキュリティ設定メニュー」を参照してください。
[ネットワークの設定]メニューにあるオプション設定値を変更するには、オプションのロックを編集のために解除しておく必要があります。手順については、「オプションのロック解除とロック」を参照してください。
オプション設定値の編集や変更に使用できるキーについては、「オプション設定値の編集」を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウにある[Settings Access]フィールドを使用すると、電話機のユーザが電話機の設定値にアクセスできるかどうかを制御できます。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。
関連項目
• 「オプションのロック解除とロック」
• 「オプション設定値の編集」
• 「電話機から設定可能なオプションの概要」
• 「ネットワークの設定メニュー」
• 「デバイス設定メニュー」
設定メニューの表示
設定メニューを表示するには、次の手順を実行します。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウにある[Settings Access]フィールドを使用すると、[設定]メニューや、このメニューのオプションに電話機でアクセスできるかどうかを制御できます。[Settings Access]フィールドでは、次の値を設定できます。
• [Enabled] :[設定]メニューへのアクセスを許可します。
• [Disabled] :[設定]メニューへのアクセスを禁止します。
• [Restricted] :[ユーザ設定]メニューへのアクセスを許可し、音量の変更を保存することを許可します。[設定]メニューの他のオプションへのアクセスは禁止します。
[設定]メニューにあるオプションにアクセスできない場合は、[Settings Access]フィールドを確認してください。
手順
ステップ 1 アプリケーション メニュー ボタンを押します。
ステップ 2 [設定] を選択します。
ステップ 3 次のいずれかの操作を実行して、目的のメニューを表示します。
• ナビゲーション ボタンを使用して、目的のメニューを選択し、 [選択] ソフトキーを押します。
• 電話機のキーパッドを使用して、メニューに対応する番号を入力します。
ステップ 4 サブメニューを表示するには、ステップ 3 を繰り返します。
ステップ 5 メニューを終了するには、 [終了] ソフトキーを押します。
関連項目
• 「オプションのロック解除とロック」
• 「オプション設定値の編集」
• 「電話機から設定可能なオプションの概要」
• 「ネットワークの設定メニュー」
• 「デバイス設定メニュー」
オプションのロック解除とロック
電話機から変更できる設定オプションは、電話機の動作に影響する変更をユーザが実行できないようにするために、デフォルトではロックされています。オプションを変更するには、これらのオプションのロックを解除する必要があります。
オプションを修正しようとしてもアクセスできないときは、 ロックされた 鍵のアイコンが設定メニューに表示されます。オプションのロックが解除され、オプションにアクセスして修正できるときは、次に示す ロックが解除された 鍵のアイコンがこれらのメニューに表示されます。
オプションをロックまたはロック解除するには、 **# の順にキーを押します。この操作を実行すると、直前の状態に応じて、オプションがロックまたはロック解除されます。
(注) [設定]メニューのパスワードがプロビジョニングされている場合、SIP 電話機で **# を入力すると、「パスワードを入力してください」というプロンプトが表示されます。
変更が完了した後は、オプションをロックする必要があります。
注意
**# を押してオプションのロックを解除した直後に、
**# をもう一度押してオプションをロックすることはやめてください。このシーケンスは、電話機では **#** として解釈され、電話機がリセットされます。オプションのロックを解除した後にオプションをロックする場合は、10 秒以上待機してから
**# をもう一度押してください。
関連項目
• 「設定メニューの表示」
• 「オプション設定値の編集」
• 「電話機から設定可能なオプションの概要」
• 「ネットワークの設定メニュー」
• 「デバイス設定メニュー」
オプション設定値の編集
オプション設定値を編集するときは、次のガイドラインに従ってください。
• 数値と文字を入力するには、キーパッド上のキーを使用します。
• キーパッドを使用して文字を入力するには、対応する数値キーを使用します。キーを 1 回または何回か押して、個々の文字を表示します。たとえば、2 キーを 1 回押すと「a」、すばやく 2 回押すと「b」、すばやく 3 回押すと「c」です。しばらく待機すると、カーソルが自動的に進んで、次の文字を入力できるようになります。
• (IP アドレスなどに含まれる)ピリオドを入力するには、 [.] (ピリオド)ソフトキーを押すか、キーパッドの * キーを押します。
• 押し間違えた場合は、 [<<] ソフトキーを押します。このソフトキーを押すと、カーソルの左側にある文字が削除されます。
• 行った変更をすべて破棄するには、 [保存] ソフトキーを押す前に [キャンセル] ソフトキーを押します。
(注) Cisco Unified IP Phone では、必要に応じて、いくつかの方法でオプション設定値をリセットまたは復元することができます。詳細については、「Cisco Unified IP Phone のリセットまたは復元」を参照してください。
関連項目
• 「設定メニューの表示」
• 「オプションのロック解除とロック」
• 「電話機から設定可能なオプションの概要」
• 「ネットワークの設定メニュー」
• 「デバイス設定メニュー」
電話機から設定可能なオプションの概要
電話機で変更できる設定値は、 表4-1 に示すいくつかのカテゴリに分類されます。それぞれの設定値の詳細および変更手順については、「ネットワークの設定メニュー」を参照してください。
(注) [ネットワークの設定]メニューおよび[デバイス設定]メニューには、表示のみ可能なオプションと、Cisco Unified Communications Manager から設定できるオプションがいくつかあります。これらのオプションについても、「ネットワークの設定メニュー」または 「デバイス設定メニュー」で説明しています。
表4-1 [ネットワークの設定]メニューの設定
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DHCP の設定値 |
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)は、デバイスをネットワークに接続したときに、そのデバイスに IP アドレスを自動的に割り当てるものです。Cisco Unified IP Phone では、デフォルトで DHCP が有効になっています。 |
DHCP を使う |
DHCP アドレス解放 |
IP の設定値 |
ネットワークで DHCP を使用していない場合は、手動で IP の設定を実行できます。 |
ドメイン名 |
IP アドレス |
サブネット マスク |
デフォルト ルータ 1 ~ デフォルト ルータ 5 |
DNS サーバ 1 ~ DNS サーバ 5 |
TFTP の設定 |
DHCP を使用して電話機に TFTP サーバを通知しない場合は、手動で TFTP サーバを割り当てる必要があります。DHCP で割り当てられる TFTP サーバの代わりに、代替 TFTP サーバを割り当てて使用することもできます。 |
TFTP サーバ 1 |
代替 TFTP |
TFTP サーバ 2 |
VLAN の設定値 |
電話機で使用される管理 VLAN を変更できます。 |
管理VLAN ID |
PC VLAN(7911G のみ) |
ポートの設定値 |
ネットワーク ポートおよびアクセス ポートの速度と二重化方式を設定できます。 |
SW ポート設定 |
PC ポート設定(7911G のみ) |
関連項目
• 「設定メニューの表示」
• 「オプションのロック解除とロック」
• 「オプション設定値の編集」
• 「ネットワークの設定メニュー」
• 「デバイス設定メニュー」
ネットワークの設定メニュー
[ネットワークの設定]メニューには、さまざまなネットワーク設定値を表示および設定するためのオプションが用意されています。表4-2 で、これらのオプションについて説明し、変更可能なオプションについては変更方法を示します。
[ネットワークの設定]メニューにアクセスする方法については、「設定メニューの表示」を参照してください。
このメニューにあるオプションを変更するには、「オプションのロック解除とロック」の説明に従って、オプションのロックをあらかじめ解除しておく必要があります。[ネットワークの設定]のオプションを変更するための [編集] 、 [Yes] 、または [No] ソフトキーが表示されるのは、オプションのロックを解除した場合のみです。
オプションの編集に使用できるキーについては、「オプション設定値の編集」を参照してください。
表4-2 [ネットワークの設定]メニューのオプション
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DHCP サーバ |
電話機の IP アドレス取得元となる Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバの IP アドレス。 |
表示のみ(変更不可)。 |
BOOTP サーバ |
電話機が、設定を DHCP サーバではなくブートストラップ プロトコル (BootP)サーバから取得するかどうかを示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
MAC アドレス |
電話機固有のメディア アクセス制御(MAC)アドレス。 |
表示のみ(変更不可)。 |
ホスト名 |
DHCP サーバが電話機に割り当てた、一意のホスト名。 |
表示のみ(変更不可)。 |
ドメイン名 |
電話機が配置されているドメイン ネーム システム(DNS)ドメインの名前。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [DHCPを使う]オプションを[No]に設定します。 3. [ドメイン名]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しいドメイン名を入力します。 4. [確認] ソフトキーを押し、 [保存] ソフトキーを押します。 |
IP アドレス |
電話機の Internet Protocol(IP; インターネット プロトコル)アドレス。 IP アドレスをこのオプションで割り当てる場合は、サブネット マスクとデフォルト ルータも割り当てる必要があります。この表の[サブネットマスク]オプションと[デフォルトルータ]オプションを参照してください。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [DHCPを使う]オプションを[No]に設定します。 3. [IP アドレス]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しい IP アドレスを入力します。 4. [確認] ソフトキーを押し、 [保存] ソフトキーを押します。 |
サブネット マスク |
電話機で使用されるサブネット マスク。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [DHCPを使う]オプションを[No]に設定します。 3. [サブネットマスク]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しいサブネット マスクを入力します。 4. [確認] ソフトキーを押し、 [保存] ソフトキーを押します。 |
TFTP サーバ 1 |
電話機で使用される、プライマリの Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバ。ネットワークで DHCP を使用していない場合、このサーバを変更するには[TFTP サーバ 1]オプションを使用する必要があります。 [代替 TFTP]オプションを[Yes]に設定した場合は、[TFTP サーバ 1]オプションに 0 以外の値を入力する必要があります。 プライマリ TFTP サーバとバックアップ TFTP サーバのどちらも電話機の CTL ファイルに記述されていない場合、[TFTP サーバ 1]オプションの変更内容を保存するには、CTL ファイルのロックを解除する必要があります。この場合は、[TFTP サーバ 1]オプションの変更内容を保存すると、電話機が CTL ファイルを削除します。 CTL ファイルについては、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』を参照してください。CTL ファイルのロック解除については、「CTL ファイル画面」を参照してください。 |
1. 必要に応じて、CTL ファイルのロックを解除します。 2. DHCP を有効にしている場合は、 [代替 TFTP]オプションを[Yes]に設定します。 3. [TFTPサーバ1]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しい TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 4. [確認] ソフトキーを押し、 [保存] ソフトキーを押します。 |
TFTP サーバ 2 |
プライマリの TFTP サーバが使用不能の場合に、電話機で使用されるオプションのバックアップ TFTP サーバ。 プライマリ TFTP サーバとバックアップ TFTP サーバのどちらも電話機の CTL ファイルに記述されていない場合、[TFTP サーバ 2]オプションの変更内容を保存するには、CTL ファイルのロックを解除する必要があります。この場合は、[TFTP サーバ 2]オプションの変更内容を保存すると、電話機が CTL ファイルを削除します。 CTL ファイルについては、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』を参照してください。CTL ファイルのロック解除については、「CTL ファイル画面」を参照してください。 |
1. 必要に応じて、CTL ファイルのロックを解除します。 2. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 3. [TFTP サーバ 1]オプションに IP アドレスを入力します。 4. [TFTPサーバ2]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しいバックアップ TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 5. [確認] ソフトキーを押し、 [保存] ソフトキーを押します。 |
デフォルト ルータ 1 デフォルト ルータ 2 デフォルト ルータ 3 デフォルト ルータ 4 デフォルト ルータ 5 |
電話機で使用されるデフォルト ルータ([デフォルトルータ 1])およびオプションのバックアップ ルータ([デフォルトルータ 2]~[デフォルトルータ 5])。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [DHCPを使う]オプションを [No] に設定します。 3. 目的の[デフォルトルータx]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しいルータの IP アドレスを入力します。 4. [確認] ソフトキーを押します。 5. 必要に応じてステップ 3 ~ 4 を繰り返し、バックアップ ルータを割り当てます。 6. [保存] ソフトキーを押します。 |
DNS サーバ 1 DNS サーバ 2 DNS サーバ 3 DNS サーバ 4 DNS サーバ 5 |
電話機で使用されるプライマリのドメイン ネーム システム(DNS)サーバ([DNSサーバ1])、およびオプションのバックアップ DNS サーバ([DNSサーバ2]~[DNSサーバ5])。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [DHCPを使う]オプションを [No] に設定します。 3. 目的の[DNSサーバx]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しい DNS サーバの IP アドレスを入力します。 4. [確認] ソフトキーを押します。 5. 必要に応じてステップ 3 ~ 4 を繰り返し、バックアップ DNS サーバを割り当てます。 6. [保存] ソフトキーを押します。 |
オペレーショナル VLAN ID |
電話機がメンバーになっている Cisco Catalyst スイッチ上に設定された、補助バーチャル LAN(VLAN)。 電話機が補助 VLAN をまだ受信していない場合、このオプションは管理 VLAN を示しています。 補助 VLAN と管理 VLAN のどちらも設定されていない場合、このオプションはブランクです。 |
電話機は、電話機が接続されているスイッチから、シスコ検出プロトコル(CDP)を通じてオペレーショナル VLAN ID を取得します。VLAN ID を手動で割り当てるには、[管理VLAN ID]オプションを使用します。 |
管理 VLAN ID |
電話機がメンバーになっている補助 VLAN。 電話機がスイッチから補助 VLAN を受信していない場合のみ使用され、その他の場合は無視されます。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [管理VLAN ID]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しい管理 VLAN 設定値を入力します。 3. [確認] ソフトキーを押し、 [保存] ソフトキーを押します。 |
DHCP を使う |
電話機で DHCP が使用されているかどうかを示します。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [DHCPを使う]オプションまでスクロールし、 [No] ソフトキーを押して DHCP を無効にするか、 [Yes] ソフトキーを押して DHCP を有効にします。 3. [保存] ソフトキーを押します。 |
DHCP アドレス解放 |
DHCP で割り当てられた IP アドレスを解放します。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [DHCPアドレス解放]オプションまでスクロールし、 [Yes] ソフトキーを押して、DHCP で割り当てられた IP アドレスを解放します。この IP アドレスを解放しない場合は、 [No] ソフトキーを押します。 3. [保存] ソフトキーを押します。 |
代替 TFTP |
電話機が代替 TFTP サーバを使用しているかどうかを示します。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. 電話機で代替 TFTP サーバを使用する場合は、[代替TFTP]オプションまでスクロールし、 [Yes] ソフトキーを押します。使用しない場合は、 [No] ソフトキーを押します。 3. [保存] ソフトキーを押します。 |
SW ポート設定 |
ネットワーク ポート(10/100 SW というラベルが付いています)の速度と二重化方式。有効な値は、次のとおりです。 • 自動ネゴシエーション • 10 ハーフ:10-BaseT/半二重 • 10 フル:10-BaseT/全二重 • 100 ハーフ:100-BaseT/半二重 • 100 フル:100-BaseT/全二重 電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。 このオプションの設定値を変更する場合は、[PCポート設定]オプションを同じ設定値に変更する必要があります(7911G のみ)。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [SWポート設定]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押します。 3. 目的の設定値までスクロールし、 [選択] ソフトキーを押します。 4. [保存] ソフトキーを押します。 |
PC ポート設定(7911G のみ) |
アクセス ポート(10/100 PC というラベルが付いています)の速度と二重化方式。有効な値は、次のとおりです。 • 自動ネゴシエーション • 10 ハーフ:10-BaseT/半二重 • 10 フル:10-BaseT/全二重 • 100 ハーフ:100-BaseT/半二重 • 100 フル:100-BaseT/全二重 電話機がスイッチに接続されている場合は、スイッチ上のポートを電話機と同じ速度および二重化方式に設定するか、両方を自動ネゴシエーションに設定します。 このオプションの設定値を変更する場合は、[SWポート設定]オプションを同じ設定値に変更する必要があります。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [PCポート設定]オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押します。 3. 目的の設定値までスクロールし、 [選択] ソフトキーを押します。 4. [保存] ソフトキーを押します。 |
PC VLAN(7911G のみ) |
電話機がシスコ以外のスイッチと良好に連携できるようにします。電話機のアクセス ポートから PC に着信するパケットから、802.1P/Q タグを除去します。このオプションを変更するには、事前に管理 VLAN ID を設定する必要があります。 |
1. [ネットワークの設定]のオプションのロックを解除します。 2. [管理VLAN ID]オプションが設定されていることを確認します。 3. [PC VLAN] オプションまでスクロールし、 [編集] ソフトキーを押して、新しい PC VLAN 設定値を入力します。 4. [確認] ソフトキーを押し、 [保存] ソフトキーを押します。 |
接続モニタ間隔 |
電話機と Cisco Unified Communications Manager サーバ間のリンクを(リンクフラッピングが発生しない)安定した状態に保つためのフェールオーバーが発生してから、電話機が SRST から Cisco Unified Communications Manager サーバにフォールバックするまでの期間(秒単位)。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
関連項目
• 「設定メニューの表示」
• 「オプションのロック解除とロック」
• 「オプション設定値の編集」
• 「電話機から設定可能なオプションの概要」
• 「デバイス設定メニュー」
デバイス設定メニュー
[デバイス設定]メニューからは、サブメニューにアクセスできます。これらのメニューでは、電話機の設定ファイルで指定されているさまざまな設定値を確認できます。電話機は、設定ファイルを TFTP サーバからダウンロードします。サブメニューの内容は、次のとおりです。
• 「Unified CM の設定メニュー」
• 「SIP の設定メニュー(SIP 電話機のみ)」
• 「コールの設定メニュー(SIP 電話機のみ)」
• 「HTTP の設定メニュー」
• 「ロケールの設定メニュー」
• 「UI の設定メニュー」
• 「メディアの設定メニュー」
• 「NTP の設定メニュー(SIP 電話機のみ)」
• 「イーサネットの設定メニュー」
• 「セキュリティ設定メニュー」
• 「セキュリティ設定メニュー」
• 「QoS の設定メニュー」
• 「ネットワークの設定」
[デバイス設定]メニューおよびそのサブメニューにアクセスする方法については、「設定メニューの表示」を参照してください。
Unified CM の設定メニュー
[Unified CMの設定]メニューには、[Unified CM 1]、[Unified CM 2]、[Unified CM 3]、[Unified CM 4]、および[Unified CM 5]オプションがあります。これらのオプションは、電話機から発信されたコールの処理に使用できる Cisco Unified Communications Manager サーバを優先順位順に示しています。これらのオプションを変更するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用します。
[Unified CMの設定]メニューのオプションには、使用可能な Cisco Unified Communications Manager サーバについて、Cisco Unified Communications Manager サーバの IP アドレスまたは名前、および 表4-3 に示したいずれかの状態が表示されます。
表4-3 Cisco Unified Communications Manager サーバの状態
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アクティブ |
現在、この電話機に対してコール処理サービスを提供している Cisco Unified Communications Manager サーバです。 |
スタンバイ |
現在のサーバが使用不能になった場合に、この電話機が切り替え先とする Cisco Unified Communications Manager サーバです。 |
ブランク |
現在、この Cisco Unified Communications Manager サーバへの接続はありません。 |
オプションには、 表4-4 に示した指定またはアイコンが 1 つ以上表示されることもあります。
表4-4 Cisco Unified Communications Manager サーバに関する表示
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SRST |
限定された機能セットで Cisco Unified Communications Manager 機能を提供する能力のある Survivable Remote Site Telephony ルータを示します。このルータは、他のすべての Cisco Unified Communications Manager サーバが到達不能になった場合に、コールの処理を引き継ぎます。SRST Cisco Unified Communications Manager は、アクティブであっても、常にサーバのリストの最後尾に表示されます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。 |
TFTP |
電話機が、設定ファイルにリストされた Cisco Unified Communications Manager で登録できず、代わりに TFTP サーバで登録されたことを示します。 |
(認証アイコン) |
Cisco Unified Communications Manager への接続が認証済みであることを示します。認証の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』を参照してください。 |
(暗号化アイコン) |
Cisco Unified Communications Manager への接続が認証済みで、暗号化されていることを示します。認証および暗号化の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』を参照してください。 |
SIP の全般的な設定メニュー
[SIPの全般的な設定]メニューは、電話機で設定可能な SIP パラメータに関する情報を表示します。 表4-5 に、このメニューのオプションの説明を示します。
表4-5 [SIPの全般的な設定]メニューのオプション
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優先する Codec |
コールの開始時に使用するコーデックを表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
アウトオブバンド DTMF |
(ゲートウェイの IP 側でのトーン検出のための)アウトオブバンド シグナリングの設定を表示します。Cisco Unified IP Phone(SIP)は、AVT トーン方式を使用したアウトオブバンド シグナリングをサポートしています。有効な値は、none、avt、および avt_always です。 |
表示のみ(変更不可)。 |
プロキシで登録 |
初期化中に、電話機をプロキシ サーバを使用して登録する必要があるかどうかを表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
登録期限切れ |
登録要求が期限切れになるまでの期間の長さを秒単位で表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
電話ラベル |
電話機の LCD の右上にあるステータス行に表示されるテキストを表示します。このテキストはエンドユーザに表示されるだけで、発信者の識別およびメッセージには影響しません。 |
表示のみ(変更不可)。 |
VAD の有効化 |
Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)が有効かどうかを表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
開始メディア ポート |
メディアのリアルタイム転送プロトコル(RTP)開始範囲を表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
終了メディア ポート |
メディアのリアルタイム転送プロトコル(RTP)終了範囲を表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
バックアップ プロキシ |
バックアップ プロキシ サーバまたはゲートウェイの IP アドレスを表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
バックアップ プロキシ ポート |
バックアップ プロキシ サーバまたはゲートウェイのポート番号を表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
緊急プロキシ |
緊急プロキシ サーバまたはゲートウェイの IP アドレスを表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
緊急プロキシ ポート |
緊急プロキシ サーバまたはゲートウェイのポート番号を表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
発信プロキシ |
発信プロキシ サーバの IP アドレスを表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
発信プロキシ ポート |
発信プロキシ サーバのポート番号を表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
NAT 有効 |
ネットワーク アドレス変換(NAT)が有効かどうかを表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
NAT アドレス |
NAT またはファイアウォール サーバの WAN IP アドレスを表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
コールの統計 |
電話機のコール統計情報が有効かどうかを表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
関連項目
• 「設定メニューの表示」
• 「デバイス設定メニュー」
回線の設定メニュー
[回線の設定]メニューは、SIP 電話機の回線ごとの設定可能なパラメータに関する情報を表示します。 表4-6 に、このメニューのオプションの説明を示します。
表4-6 [回線の設定]メニューのオプション
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名前 |
回線と、各回線の登録に使用された番号を表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
ショート名 |
回線に対して設定されているショート名を表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
認証名 |
初期化中にプロキシ サーバによって登録が確認される場合に、電話機が認証に使用する名前を表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
認証パスワード |
初期化中にプロキシ サーバによって登録が確認される場合に、電話機が認証に使用するパスワードを表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
表示名 |
発信者の識別のために、電話機が表示に使用する ID を表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
プロキシ アドレス |
電話機が使用するプロキシ サーバの IP アドレスを表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
プロキシ ポート |
電話機が使用するプロキシ サーバのポート番号を表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
シェアドライン |
回線がシェアドラインの一部であるかどうか([Yes]または[No])を表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
関連項目
• 「設定メニューの表示」
• 「デバイス設定メニュー」
コールの設定メニュー(SIP 電話機のみ)
[コールの設定]メニューは、SIP 電話機のコールの設定に関する設定値を表示します。 表4-7 に、このメニューのオプションの説明を示します。
表4-7 [コールの設定]メニューのオプション
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発信者 ID ブロック |
電話機の発信者 ID ブロックが有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
匿名コール ブロック |
電話機の匿名コール ブロックが有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
コール待機 |
電話機のコール待機が有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [コールルーティング]>[電話番号] を選択します。 |
コール保留時の呼出音 |
電話機のコール保留時の呼出音機能が有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
スタッター メッセージ待機 |
電話機のスタッター メッセージ待機が有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[デバイスの設定]>[SIPプロファイル]を選択します。 |
コール ログ BLF 有効 |
電話機のコール ログの BLF が有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
自動応答の設定 |
電話機の自動応答が有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [コールルーティング]>[電話番号] を選択します。 |
短縮ダイヤル |
電話機の短縮ダイヤルが有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス]>[電話]>[新規SDを追加] を選択します。 |
HTTP の設定メニュー
[HTTPの設定]メニューには、電話機にとって各種の情報の取得元になるサーバの URL が表示されます。このメニューには、電話機のアイドル表示に関する情報も表示されます。
表4-8 に、[HTTPの設定]メニューのオプションの説明を示します。
表4-8 [HTTPの設定]メニューのオプション
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ディレクトリ URL |
電話機でディレクトリ情報の取得元となるサーバの URL。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
サービス URL |
電話機が Cisco Unified IP Phone サービスを取得するサーバの URL。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
メッセージ URL |
電話機でメッセージ サービスの取得元となるサーバの URL。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
情報 URL |
電話機に表示されるヘルプ テキストの URL。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
認証 URL |
電話機の Web サーバに発行された要求を検証するために、電話機が使用する URL。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
プロキシサーバの URL |
電話機の HTTP クライアントの代わりにローカル以外のホスト アドレスに HTTP 要求を送信し、ローカル以外のホストから電話機の HTTP クライアントへの応答を提供するプロキシ サーバの URL。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
アイドル URL |
電話機が使用されないまま、[URL のアイドル時間]オプションに指定した期間が経過し、メニューも開かれていないときに、電話機が表示する XML サービスの URL。[アイドルURL]オプションと[URLのアイドル時間]オプションを使用すると、たとえば電話機が 5 分間使用されていない場合に、LCD スクリーンに株式相場やカレンダーを表示できます。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
URL のアイドル時間 |
電話機が使用されておらず、メニューも開かれていない場合に、[アイドルURL]オプションで指定した XML サービスをアクティブにするまでの秒数。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
ロケールの設定メニュー
[ロケールの設定]メニューは、電話機で使用されるユーザ ロケールとネットワーク ロケールの情報を表示します。 表4-9 に、このメニューのオプションの説明を示します。
表4-9 [ロケールの設定]メニューのオプション
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ユーザ ロケール |
電話機のユーザに関連付けられているユーザ ロケール。ユーザ ロケールは、言語、フォント、日付と時刻の書式、英数字キーボードのテキスト情報など、ユーザをサポートするための一連の詳細情報を指定したものです。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
ユーザ ロケール バージョン |
電話機にロードされたユーザ ロケールのバージョン。 |
表示のみ(変更不可)。 |
ユーザ ロケール文字セット |
電話機がユーザ ロケールに使用する文字セット。 |
表示のみ(変更不可)。 |
ネットワーク ロケール |
電話機のユーザに関連付けられたネットワーク ロケール。ネットワーク ロケールは、電話機で使用されるトーンやリズムの定義など、特定の場所にある電話機をサポートするための詳細情報を指定したものです。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
ネットワーク ロケール バージョン |
電話機にロードされたネットワーク ロケールのバージョン。 |
表示のみ(変更不可)。 |
NTP の設定 (SIP 電話機のみ) |
NTP サーバとモード設定の情報を表示するためのメニュー。詳細については、「ネットワークの設定メニュー」を参照してください。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [システム]>[電話用NTP] を選択します。 |
UI の設定メニュー
[UIの設定]メニューは、グループ リッスン機能が有効になっているかどうかを表示します。Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。
表4-10 [UIの設定]メニューのオプション
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グループ リッスン([有効]または[無効]) |
グループ リッスン機能が有効かどうかを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
復帰フォーカス優先度 |
電話機が電話スクリーン上でコール フォーカスを着信コールに移動するか、保留復帰コールに移動するかを示します。設定値には次のものがあります。 低く :着信コールにフォーカス優先度が設定されます。 高く :復帰コールにフォーカス優先度が設定されます。 均一 :最初のコールにフォーカス優先度が設定されます。 |
オプションの変更には Cisco Unified Communications Manager を使用します。 |
自動コール選択 |
ユーザが通話中に同じ回線の着信コールにコール フォーカスを自動的に移動するかどうかを示します。 このオプションを有効にすると、電話機は直近の着信コールにコール フォーカスを移動します。 このオプションを無効にすると、自動フォーカスの変更内容すべてがその設定に関係なく無効になります。 デフォルト:有効 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
[次へ]ソフトキー タイマー |
ユーザが[次へ]を押したときに表示される別のソフトキーの表示期間を秒単位で示します。ユーザが別のソフトキーを押すことなく、このタイマーが期限切れになった場合、表示は最初のソフトキーに戻ります。 範囲:5 ~ 30(0 は無期限を表す) デフォルト:5 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
ワイドバンド ハンドセット UI 設定 |
ユーザが電話機のユーザ インターフェイスで[ワイドバンドハンドセット]オプションを設定できるかどうかを示します。 値: • 有効:ユーザは電話機の[オーディオ設定]メニューにある[ワイドバンドハンドセット]オプションを設定できます( >[ユーザ設定]>[オーディオ設定]>[ワイドバンドハンドセット]を選択します)。 • 無効:Cisco Unified Communications Manager の管理ページにある [Wideband Handset]オプションの値が使用されます(「メディアの設定メニュー」を参照)。 デフォルト:有効 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
メディアの設定メニュー
[メディアの設定]メニューは、スピーカ機能が有効になっているかどうかを表示します。 表4-11 に、このメニューのオプションの説明を示します。
表4-11 [メディアの設定]メニューのオプション
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スピーカを使う |
電話機のスピーカがコールのモニタ用に有効になっているかどうかを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
ワイドバンド ハンドセット |
ハンドセットでワイドバンドが有効か無効かを示します。 デフォルト:Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[電話のデフォルトを使用](このデフォルトは、電話機にワイドバンド ハンドセットが付属している場合に限り、電話機でワイドバンドが有効になることを意味します) |
• [ワイドバンドハンドセットUI設定]が有効の場合は、電話機を使用し、 >[ユーザ設定]>[オーディオ設定]>[ワイドバンドハンドセット] を選択します。 • [ワイドバンドハンドセットUI設定]が無効の場合は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択し、この値を設定します。
(注) このオプションを([ワイドバンドハンドセットUI設定]オプションで)ユーザが制御できるようにしている場合は、ユーザが設定した値が優先されます。
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エンタープライズ アドバタイズ G.722 コーデック |
Cisco Unified IP Phone が Cisco Unified Communications Manager に対して G.722 コーデックをアドバタイズすることを有効または無効にします。有効(デフォルト)になっていて、コールの際に各エンドポイントの機能セットで G.722 がサポートされている場合、Cisco Unified Communications Manager はコールに G.722 を選択します。
(注) この設定をサポートしない Cisco Unified Communications Manager に電話機が登録された場合、デフォルトは「無効」になります。
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Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[システム]>[エンタープライズパラメータ]を選択します。 |
デバイス アドバタイズ G.722 コーデック |
エンタープライズ アドバタイズ G.722 コーデックを電話機ごとに無効にすることができます。 デフォルトは[システムデフォルトの使用]です。これは、エンタープライズ アドバタイズ G.722 コーデックのパラメータの設定値が使用されることを意味します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]を選択します。 |
NTP の設定メニュー(SIP 電話機のみ)
[NTPの設定]メニューは、電話機で使用される NTP サーバとモード設定の情報を表示します。このメニューを開くには、[ロケールの設定]メニューで[NTPの設定]を選択します。 表4-12 に、このメニューのオプションの説明を示します。詳細については、「ロケールの設定メニュー」を参照してください。
表4-12 [NTPの設定]メニューのオプション
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NTP サーバ 1 |
プライマリ NTP サーバの IP アドレス。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
NTP サーバ 2 |
セカンダリ(バックアップ)NTP サーバの IP アドレス。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
NTP モード 1 |
プライマリ サーバのモード。サポートされているモードは、[ダイレクトブロードキャスト]および[ユニキャスト]です。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
NTP モード 2 |
セカンダリ サーバのモード。サポートされているモードは、[ダイレクトブロードキャスト]および[ユニキャスト]です。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
イーサネットの設定メニュー
[イーサネットの設定]メニューには、 表4-13 に示されているオプションがあります。
表4-13 [イーサネットの設定]メニューのオプション
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PC ポートへのスパン(7911G のみ) |
電話機が、ネットワーク ポートで送信および受信したパケットを、アクセス ポートへ転送するかどうかを示します。 このオプションを有効にするのは、アクセス ポート上で、電話機のトラフィックをモニタする必要のあるアプリケーションが実行されている場合です。このようなアプリケーションには、(コール センター環境でよく利用される)モニタリング アプリケーションや記録アプリケーション、診断に使用されるネットワーク パケット キャプチャ ツールがあります。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
転送の遅延 (7911G のみ) |
電話機がアクティブになったときに、内蔵スイッチが電話機の PC ポートとスイッチ ポート間でパケット転送を開始するかどうかを示します。 • [転送の遅延]を無効に設定すると、内蔵スイッチはすぐにパケットの転送を開始します。 • [転送の遅延]を有効に設定すると、内蔵スイッチは 8 秒間待機してから PC ポートとスイッチ ポート間でパケットを転送します。 デフォルトは無効です。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
セキュリティ設定メニュー
[デバイス設定]メニューから表示する[セキュリティ設定]メニューは、電話機のセキュリティに関連する設定値を表示します。
(注) 電話機には、[設定]メニューから直接アクセスする[セキュリティ設定]メニューも用意されています。このメニューにあるセキュリティ オプションについては、「セキュリティ設定メニュー」を参照してください。
表4-14 に、[セキュリティ設定]メニューのオプションの説明を示します。
表4-14 [セキュリティ設定]メニューのオプション
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PC ポートを無効にする(7911G のみ) |
電話機のアクセス ポートが有効([No])か無効([Yes])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
GARP を使う |
電話機が Gratuitous ARP 応答から MAC アドレスを取得するかどうかを示します。電話機の Gratuitous ARP を受け入れる機能を無効にした場合、このメカニズムを使用して音声ストリームをモニタおよび記録するアプリケーションが機能しなくなります。音声のモニタが必要ない場合は、このオプションを[No](無効)に設定します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
ボイス VLAN を使う(7911G のみ) |
アクセス ポートに接続されているデバイスがボイス VLAN にアクセスすることを、電話機で許可するかどうかを示します。このオプションを[No](無効)に設定すると、接続されている PC はボイス VLAN 上でデータを送受信できなくなります。また、電話機で送受信されるデータを PC が受信できなくなります。PC 上で、電話機のトラフィックをモニタする必要のあるアプリケーションが実行されている場合は、この設定値を[Yes](有効)に設定してください。このようなアプリケーションには、モニタリング アプリケーションや記録アプリケーション、ネットワーク モニタリング ソフトウェアがあります。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
Web アクセス可能 |
電話機の Web アクセスが有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
セキュリティ モード |
電話機に設定されているセキュリティ モードを表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して変更します。 |
ログ表示 |
Cisco Technical Assistance Center(TAC)がトラブルシューティング用に使用します。 Cisco Unified IP Phone 7911G では、[有効]、[無効]、または[PC制御]に設定できます。 Cisco Unified IP Phone 7906G の場合は、[有効]と[無効]のみがサポートされます([PC制御]はサポートされません)。 |
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QoS の設定メニュー
[QoSの設定]メニューは、電話機の QoS(Quality Of Service)に関係する情報を表示します。 表4-15 に、[QoSの設定]メニューのオプションの説明を示します。
表4-15 [QoSの設定]メニューのオプション
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通話制御の DSCP |
コール制御シグナリングの DSCP IP 分類。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [システム]>[エンタープライズパラメータ] を選択します。 |
設定の DSCP |
電話機の設定転送の DSCP IP 分類。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [システム]>[エンタープライズパラメータ] を選択します。 |
サービスの DSCP |
電話機ベースのサービスの DSCP IP 分類。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [システム]>[エンタープライズパラメータ] を選択します。 |
関連項目
• 「設定メニューの表示」
• 「ネットワークの設定メニュー」
ネットワークの設定
[ネットワークの設定]メニューは、電話機のデバイス固有のネットワーク設定値を表示します。 表4-16 に、このメニューのオプションの説明を示します。
(注) 電話機には、メイン メニューからアクセスする[ネットワークの設定]メニューも用意されています。このメニューのオプションについては、「ネットワークの設定メニュー」を参照してください。
表4-16 [ネットワークの設定]メニューのオプション
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ロード サーバ |
このオプションを使用すると、電話機ファームウェアをアップグレードする場合のインストール時間が最適化されます。さらに、イメージをローカルに格納することで、各電話機がアップグレードするたびに WAN リンクを通過する必要がなくなるため、WAN の負荷が軽減されます。 [ロードサーバ]を([TFTPサーバ1]や[TFTPサーバ2]ではなく)別の TFTP サーバの IP アドレスまたは名前に設定すると、そのサーバから電話機のアップグレード用の電話機ファームウェアを取得できます。[ロードサーバ]オプションを設定すると、電話機は、ファームウェア アップグレードを取得する場合は指定されたサーバにアクセスします。
(注) [ロードサーバ]オプションで指定できるのは、電話機のアップグレード用の代替 TFTP サーバだけです。電話機は、設定ファイルを取得するときには、引き続き[TFTPサーバ1]または[TFTPサーバ2]を使用します。[ロードサーバ]オプションでは、プロセス管理やファイル管理(ファイルの転送、圧縮、削除など)は行われません。
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Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
RTP 制御プロトコル |
電話機が Real Time Control Protocol をサポートしているかどうかを示します。設定値には次のものがあります。 • 有効 • 無効(デフォルト) この機能が無効の場合、一部のコール統計情報の値が 0 として表示されます。詳細については、次の各項を参照してください。 • 「コールの統計画面」 • 「ストリームの統計」 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
CDP:SW ポート |
スイッチ ポートで CDP が有効かどうかを示します(デフォルトでは有効)。 • 電話機、電力ネゴシエーション、QoS 管理、および 802.1x セキュリティに VLAN を割り当てる場合は、スイッチ ポートで CDP を有効にします。 • 電話機をシスコ スイッチに接続した場合は、スイッチ ポートで CDP を有効にします。
(注) CDP が Cisco Unified Communications Manager で無効になっているときは、電話機をシスコ以外のスイッチに接続した場合に限り、スイッチ ポートで CDP を無効にする必要があることを示す警告が表示されます。
PC ポートとスイッチ ポートの CDP に関する現在の値は、[設定]メニューに表示されます。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス] > [電話] > [電話の設定] を選択します。 |
ピア ファームウェア共有 |
ピア ファームウェア共有機能を使用すると、高速キャンパス LAN 設定において次の利点が得られます。 • 中央集中型 TFTP サーバへの TFTP 転送における輻輳が制限されます。 • ファームウェアのアップグレードを手動で制御する必要がなくなります。 • アップグレード時に多数のデバイスが同時にリセットされた場合の電話機のダウンタイムが削減されます。 ほとんどの場合、ピア ファームウェア共有を使用すると、帯域幅が制限された WAN リンクを経由するブランチ展開シナリオではファームウェアのアップグレードが最適化されます。 この機能が有効の場合、電話機は、ファームウェア イメージを構成するファイルを要求しているサブネット上の同じ電話機を検出することや、転送階層をファイル単位で自動的に構築することができます。ファームウェア イメージを構成する個々のファイルは、階層内のルートの電話機のみによって TFTP サーバから取得され、TCP 接続を介して転送階層に沿ってサブネット上の他の電話機に迅速に転送されます。 このメニュー オプションは、電話機がピアツーピアのイメージ配信をサポートしているかどうかを示します。設定値には次のものがあります。 • 有効 • 無効(デフォルト) |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス] > [電話] > [電話の設定] を選択します。 |
ログ サーバ |
電話機がログ メッセージを送信するリモートのロギング用マシンの IP アドレスとポートを示します。このログ メッセージは、ピアツーピアのイメージ配信機能をデバッグするときに役立ちます。
(注) リモート ロギングの設定は、電話機のログに送信される共有ログ メッセージには影響しません。
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Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス] > [電話] > [電話の設定] を選択します。 |
CDP:PC ポート (7911G のみ) |
PC ポートで CDP が有効かどうかを示します(デフォルトでは有効)。 PC ポートに Cisco VT Advantage/Unified Video Advantage(CVTA)を接続した場合は、PC ポートで CDP を有効にします。CVTA が動作するには、CDP と電話機の連携が必要です。
(注) CDP が Cisco Unified Communications Manager で無効になっているときは、PC ポートで CDP を無効にすると、CVTA が動作しなくなることを示す警告が表示されます。
(注) PC ポートとスイッチ ポートの CDP に関する現在の値は、[設定]メニューに表示されます。
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Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]を選択します。 |
LLDP:PCポート |
PC ポートで Link Layer Discovery Protocol(LLDP)を有効または無効にします。この設定を使用すると、電話機で特定の検出プロトコルを強制的に使用することができます。このプロトコルは、スイッチでサポートされているプロトコルと一致する必要があります。設定値には次のものがあります。 • 有効(デフォルト) • 無効 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス] > [電話] > [電話の設定] を選択します。 |
LLDP-MED:SW ポート |
スイッチ ポートで Link Layer Discovery Protocol Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)を有効または無効にします。この設定を使用すると、電話機で特定の検出プロトコルを強制的に使用することができます。このプロトコルは、スイッチでサポートされているプロトコルと一致する必要があります。設定値には次のものがあります。 • 有効(デフォルト) • 無効 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス] > [電話] > [電話の設定] を選択します。 |
LLDP 電源優先度 |
電話機の電源優先度をスイッチにアドバタイズして、スイッチが電話機に電力を適切に供給できるようにします。設定値には次のものがあります。 • 不明(デフォルト) • 低い • 高い • 重要 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス] > [電話] > [電話の設定] を選択します。 |
LLDP アセット ID |
インベントリ管理用に電話機に割り当てられたアセット ID を示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス] > [電話] > [電話の設定] を選択します。 |
セキュリティ設定メニュー
[設定]メニューから直接アクセスする[セキュリティ設定]メニューは、さまざまなセキュリティ設定に関する情報を表示します。また、電話機に CTL ファイルがインストールされている場合は、このメニューから[CTLファイル]画面と[信頼リスト]メニューにアクセスできます。
[デバイス設定]メニューおよびそのサブメニューにアクセスする方法については、「設定メニューの表示」を参照してください。
(注) 電話機には、[デバイス]メニューからアクセスする[セキュリティ設定]メニューも用意されています。このメニューにあるセキュリティ オプションについては、「セキュリティ設定メニュー」を参照してください。
表4-17 に、このメニューのオプションの説明を示します。
表4-17 [セキュリティ設定]メニューのオプション
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Web アクセス可能 |
電話機の Web アクセスが有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
セキュリティ モード |
電話機に設定されているセキュリティ モードを表示します。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス]>[電話]>[電話の設定]を選択します。 |
MIC |
MIC(セキュリティ機能に使用)が電話機にインストールされている([Yes])か、インストールされていない([No])かを示します。 |
電話機の MIC を管理する方法については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』の「Certificate Authority Proxy Function の使用方法」の章を参照してください。 |
LSC |
LSC(セキュリティ機能に使用)が電話機にインストールされている([Yes])か、インストールされていない([No])かを示します。 |
電話機の MIC を管理する方法については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』の「Certificate Authority Proxy Function の使用方法」の章を参照してください。 |
CTL ファイル |
電話機にインストールされている CTL ファイルの MD5 ハッシュを表示します。電話機に CTL ファイルがインストールされていない場合、このフィールドには[No]と表示されます(電話機にセキュリティが設定されていると、電話機をリブートまたはリセットしたときに自動的に CTL ファイルがインストールされます)。 電話機に CTL ファイルがインストールされている場合は、[CTLファイル]画面にもアクセスできます。 |
CTL ファイルの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』を参照してください。 [CTLファイル]画面の詳細については、「CTL ファイル画面」を参照してください。 |
信頼リスト |
電話機に CTL ファイルがインストールされている場合は、[信頼リスト]メニューにアクセスできます。 |
詳細については、「信頼リスト メニュー」を参照してください。 |
CAPF サーバ |
電話機が使用している CAPF の IP アドレスとポートを表示します。 |
このサーバの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』の「Certificate Authority Proxy Function の使用方法」の章を参照してください。 |
802.1X 認証 |
この電話機で 802.1X 認証を有効にすることができます。 |
「802.1X 認証およびステータス」を参照してください。 |
802.1X 認証ステータス |
802.1X 認証トランザクションのステータスのリアルタイム進捗状況を表示します。 |
表示のみ(変更不可)。 |
CTL ファイル画面
[CTLファイル]画面には、 表4-18 に示されているオプションがあります。
電話機に CTL ファイルがインストールされている場合に、[CTLファイル]画面にアクセスするには、アプリケーション メニュー ボタンを押して、[セキュリティ設定]>[CTLファイル]を選択します。
表4-18 CTL ファイルの情報
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CTL ファイル |
電話機にインストールされている CTL ファイルの MD5 ハッシュを表示します。電話機にセキュリティが設定されている場合、電話機をリブートまたはリセットすると、CTL ファイルが自動的にインストールされます。 このオプションでロックされた鍵のアイコン は、CTL ファイルがロックされていることを示します。 ロック解除された鍵のアイコン は、CTL ファイルがロック解除されていることを示します。 |
CTL ファイルの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』の「Cisco CTL クライアントの設定」の章を参照してください。 |
CAPF サーバ |
電話機が使用している CAPF サーバの IP アドレス。このサーバに証明書がインストールされている場合は、証明書アイコンも表示されます。 |
このサーバの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』の「Certificate Authority Proxy Function の使用方法」の章を参照してください。 |
Unified CM / TFTP サーバ |
電話機が使用している Cisco Unified Communications Manager および TFTP サーバの IP アドレス。このサーバに証明書がインストールされている場合は、証明書アイコン も表示されます。 CTL ファイルにプライマリ TFTP サーバ(TFTP サーバ 1)もバックアップ TFTP サーバ(TFTP サーバ 2)もリストされていない場合は、[ネットワークの設定]メニューの[TFTPサーバ1]オプションまたは[TFTPサーバ2]オプションへの変更を保存する前に、CTL ファイルをロック解除する必要があります。 |
これらのオプションを変更する方法については、「ネットワークの設定メニュー」を参照してください。 |
CTL ファイルのロック解除
[セキュリティ設定]メニューから CTL ファイルをロック解除するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 **# を押して、[CTLファイル]画面にあるオプションのロックを解除します。
作業を中断する場合は、再度 **# を押して、このメニューのオプションをロックします。
ステップ 2 [CTLファイル]オプションを強調表示します。
ステップ 3 [解除] ソフトキーを押して、CTL ファイルをロック解除します。
[TFTPサーバ 1]オプションまたは[TFTPサーバ 2]オプションを変更して保存すると、CTL ファイルは自動的にロックされます。
(注) [解除]ソフトキーは、押すと[ロック]に変わります。[TFTPサーバ1]オプションまたは[TFTPサーバ2]オプションを変更しない場合は、[ロック]ソフトキーを押して、CTL ファイルをロックします。
信頼リスト メニュー
[信頼リスト]メニューには、電話機が信頼しているすべてのサーバに関する情報が表示されます。 表4-19 に、このメニューのオプションの説明を示します。
電話機に CTL ファイルがインストールされている場合に、[信頼リスト]メニューにアクセスするには、アプリケーション メニュー ボタンを押して、[セキュリティ設定]>[信頼リスト]を選択します。
表4-19 信頼リストの情報
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CAPF サーバ |
電話機が使用している CAPF の IP アドレス。このサーバに証明書がインストールされている場合は、証明書アイコン も表示されます。 |
これらの設定の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』の「Cisco CTL クライアントの設定」の章を参照してください。 |
Unified CM / TFTP サーバ |
電話機が使用している Cisco Unified Communications Manager および TFTP サーバの IP アドレス。このサーバに証明書がインストールされている場合は、証明書アイコン も表示されます。 |
これらの設定の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』の「Cisco CTL クライアントの設定」の章を参照してください。 |
SRST ルータ |
電話機で使用できる信頼された SRST ルータの IP アドレス(該当するデバイスがCisco Unified Communications Manager の管理ページで設定されている場合)。このサーバに証明書がインストールされている場合は、証明書アイコン も表示されます。 |
これらの設定の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』の「Cisco CTL クライアントの設定」の章を参照してください。 |
802.1X 認証およびステータス
802.1X 認証を有効にし、認証の進捗状況をモニタするには、次の表で説明するオプションを使用します。
• 表4-20:802.1X 認証の設定
• 表4-21:802.1X 認証のリアルタイム ステータス
表4-20 802.1X 認証の設定
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デバイス認証 |
802.1X 認証が有効かどうかを示します。 • 有効 :電話機は 802.1X 認証を使用して、ネットワーク アクセスを要求します。 • 無効 :デフォルト設定。この場合、電話機は CDP を使用して、VLAN およびネットワーク アクセスを取得します。 |
1. [設定]>[セキュリティ設定]>[802.1X認証]>[デバイス認証] を選択します。 2. [デバイス認証]オプションを[有効]または[無効]に設定します。 3. [保存] ソフトキーを押します。 |
EAP-MD5 |
次のメニュー オプション(下記の説明を参照)を使用して、802.1X 認証用のパスワードを指定します。 • [デバイスID] • [共有シークレット] • [レルム] |
[設定]>[セキュリティ設定]>[802.1X認証]>[EAP-MD5] を選択します。 |
[デバイスID]:電話機のモデル番号と固有の MAC アドレスから生成された ID が、CP-<モデル>-SEP-<MAC> という形式で表示されます。 |
表示のみ(変更不可)。 |
[共有シークレット]:電話機と認証サーバで使用するパスワードを選択します。パスワードは 6 ~ 32 文字で、数字または文字の任意の組み合せにする必要があります。
(注) 802.1X 認証を無効にした場合や、電話機で工場出荷時の状態にリセットした場合、共有シークレットは削除されます。
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1. [EAP-MD5]>[共有シークレット] を選択します。 2. 共有シークレットを入力します。 3. [保存] を押します。 削除された共有シークレットを復旧する方法については、「Cisco Unified IP Phone のセキュリティのトラブルシューティング」を参照してください。 |
[レルム]:ユーザのネットワーク ドメインを示します。常に[ ネットワーク ]として設定されます。 |
表示のみ(変更不可)。 |
表4-21 802.1X 認証のリアルタイム ステータス
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802.1X 認証ステータス |
802.1X 認証ステータスのリアルタイム進捗状況。次のいずれかの状態が表示されます。 • 無効:802.1X は無効であり、トランザクションは試行されていません。 • 切断済み:物理リンクがダウンしているか、切断されています。 • 接続中:オーセンティケータの検出または取得を試行しています。 • 取得済み:オーセンティケータが取得されました。認証の開始を待っています。 • 認証中:認証中です。 • 認証済み:認証に成功したか、タイムアウトにより暗黙的に認証されました。 • 保留:認証に失敗しました。次の試行を待っています(約 60 秒)。 |
表示のみ(変更不可)。 |