アプリケーション ウィンドウの概要
Cisco 7920 設定ユーティリティのグラフィカル ユーザ インターフェイスには、次のウィンドウが表示されます。これらのウィンドウでは、新しい電話機を追加したり、既存の電話機を変更したりすることができます。
• Current Phone Settings:現在の電話機の設定に関する情報が表示されます。
• Configuration Wizard:順を追って電話機を設定するガイドが表示されます。
• Phone Profile:カテゴリ タブ ページで構成された設定フィールドが表示されます。
• Log History:ファイル内の電話設定イベントをキャプチャします。
ここでは、設定ユーティリティのユーザ インターフェイスとメニュー オプションについて説明します。内容は次のとおりです。
• 「Current Phone Settings ウィンドウ」
• 「Configuration Wizard の使用方法」
• 「Phone Profile ウィンドウ」
• 「Log History ウィンドウ」
Current Phone Settings ウィンドウ
図 4-1 は、設定ユーティリティが電話機に接続したときに表示される Current Phone Settings ウィンドウです。電話設定のフィールド値は表示のみです。設定ファイルを変更するには、Configuration Wizard ウィンドウまたは Phone Profile ウィンドウを使用する必要があります。
図 4-1 Cisco 7920 設定ユーティリティ:Current Phone Settings ウィンドウ
接続ステータス バー情報
Connection メニュー オプションを使用して電話機にログインすると、左下の LED インジケータに現在の接続ステータスが表示されます( 表4-1 を参照)。
表4-1 接続ステータス
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Connection > Login を選択します。 インポート、エクスポート、またはファームウェア イメージのアップロード オプションを選択します。 |
電話機は接続中です。 インポート、エクスポート、またはファームウェア イメージのアップロード オプションを実行しているとき、接続は実行中になります。 |
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メニュー バーから Connection > Login を選択します。 |
電話機はオンラインであり、接続が確立されています。 インポート、エクスポート、およびファームウェア イメージのアップロード オプションを実行できます。 |
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Connection > Logout を選択します。 USB ケーブルを取りはずします。 |
電話機はオフラインです。 インポート、エクスポート、またはファームウェア イメージのアップロード オプションは実行できません。 |
設定ユーティリティ メニューの使用方法
設定ユーティリティには、次のメニュー オプションがあります。
File メニュー オプション
File メニューには、次の標準 Windows オプションがあります。
• New:電話機の新しい設定ファイルを開きます。
• Open:既存の設定ファイルを探して開きます。
• Save:設定ファイルの変更を保存します。
• Save As:設定ファイルに新しいファイル名を付けて変更を保存します。
• Exit:アプリケーションを閉じます。
Edit メニュー オプション
Edit メニューには、次の標準 Windows 編集オプションがあります。
• Cut
• Copy
• Paste
Edit メニューから次のオプションにアクセスできます。
• Configuration Wizard および Phone Profile
• Change Admin Password
View メニュー オプション
設定ユーティリティが起動されると、Current Phone Settings ウィンドウおよび Log History ウィンドウが自動的に表示されます。View メニューを使用して、次のウィンドウを切り替えたり、Toolbar や Status Bar の表示または非表示を切り替えたりすることができます。
• Current Phone Settings
• Log History
• Toolbar
• Status Bar
ログイン
インポート、エクスポート、またはファームウェアのアップロードを実行するには、電話にログインする必要があります。
電話にログインする手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 メニュー バーから Connection > Login を選択します。
Login ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 ユーザ名とパスワードを入力します。デフォルトのユーザ名およびパスワードは、 表4-2 に示すとおりです。
表4-2 デフォルトのユーザ名およびパスワード
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cisco |
設定ユーティリティ |
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12345 |
Cisco 無線 IP 電話 7920 |
(注) キーロック パスワードを変更しなかった場合、デフォルトのユーザ パスワードを使用して電話機をロック解除できます。ユーザがパスワードを変更し、それを思い出せない場合は、Technical Assistance Center(TAC)に連絡して、電話機をリセットする必要があります。
管理者パスワードの変更
初めて設定ユーティリティを起動したときに、ローカル コンピュータの Cisco 7920 設定ユーティリティのパスワードを変更する必要があります。管理者パスワードを変更するには、管理者権限でログインする必要があります。
管理者パスワードを変更する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Edit > Change Admin Password を選択して、Change Admin Password ウィンドウを表示します。
ステップ 2 New Password フィールドに、新規パスワードを入力します。
ステップ 3 Verify New Password フィールドに、新規パスワードを入力します。
ステップ 4 OK をクリックします。
ログアウト
ログアウトすると Cisco 無線 IP 電話 7920 が PC から切断され、設定ファイルのインポート、エクスポート、または電話機へのファームウェア イメージのアップロードができなくなります。
USB ケーブルを切断すると、自動的にログアウトされます。オンライン モードで別の電話機に切り替えると、設定ユーティリティから自動的にログアウトします。
ログアウトするには、次の手順に従います。
手順
ステップ 1 メニュー バーから Connection > Logout を選択します。
Logout ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 ログアウトを確認するには、 Yes をクリックします。
ファームウェア イメージのアップロード
Upload Firmware Image ウィンドウでは、ファームウェア イメージのファイル名を指定し、このファイルを Cisco 無線 IP 電話 7920 にアップロードします。
ファームウェアをアップロードする手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 ログインするには、メニュー バーから Connection > Login を選択します。
ステップ 2 ユーザ名とパスワードを入力します。「ログイン」を参照してください。
ステップ 3 Connection > Upload Firmware Image を選択します。
ステップ 4 アップロードするファームウェア イメージのファイル名とパスを入力または選択します。
ステップ 5 ファームウェア イメージがアップロードされた後、Cisco 無線 IP 電話 7920 が自動的にリブートされ、履歴ログに uploading firmware image イベントが記録されます。
ステップ 6 設定ユーティリティを使用して Cisco 無線 IP 電話 7920 の設定を続行するには、再度ログインする必要があります。
注意 Cisco CallManager のファームウェア イメージのバージョンが、電話機にアップロードしたファームウェアのバージョンと同じであることを確認してください。
Cisco CallManager サーバのファームウェアのバージョンが異なっている場合、次に電話機が Cisco CallManager に接続したときに、Cisco CallManager からそのバージョンのファームウェアがダウンロードされます。
出荷時のデフォルト値にリセット
設定を出荷時のデフォルト値に復元した場合、通話履歴、プロファイル設定など、Cisco 無線 IP 電話 7920 のすべての設定が元の設定に変更されます。短縮ダイヤル設定はすべて削除されますが、電話帳に保存したデータは残ります。
デフォルト設定値に復元する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 メニュー バーから Connection > Restore to Factory Default を選択します。
ステップ 2 デフォルトへの復元を確認するには、 Yes をクリックします。
ステップ 3 出荷時のデフォルト設定が復元された後、Cisco 無線 IP 電話 7920 は自動的に電源がオフになります。
ステップ 4 Phone Profile ウィンドウを使用して、カスタム ネットワーク設定を再設定する必要があります。詳細については、「Network Profile の設定」を参照してください。
関連項目
• 「Configuration Wizard の使用方法」
• 「Phone Profile ウィンドウ」
Configuration Wizard の使用方法
Cisco 無線 IP 電話を初めて設定する管理者のために、Configuration Wizard には順を追ったガイドと、さまざまなネットワーク設定値と電話設定値に関する詳細情報が表示されます。
ウィザードの使用を開始する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Configuration Wizard にアクセスするには、 Edit > Configuration Wizard を選択します。
Phone Profile ウィンドウの上部に Configuration Wizard ウィンドウが表示されます(図 4-2 を参照)。
ステップ 2 Configuration Wizard メイン ページで、次の電話設定のカテゴリのいずれかを選択します。
• Network Profile
• Phone Settings
• User Profile
• Phone Lock Password
• Phone Book
• Speed Dial
Configuration Wizard に、カテゴリの設定手順およびエントリ フィールドの説明が表示されます。
ステップ 3 フィールドに入力し、Finish をクリックします。値と設定が Phone Profile ウィンドウの対応するタブ ページに表示されます。
ステップ 4 ボタン(Back、Finish、または Cancel)を使用して、設定手順を進めていきます。
図 4-2 Network Profile の Configuration Wizard の手順
関連項目
• 「Current Phone Settings ウィンドウ」
• 「Phone Profile ウィンドウ」
Phone Profile ウィンドウ
上級者の場合、図 4-3 に示す Phone Profile ウィンドウを使用できます。Phone Profile ウィンドウを開くには、 Edit > Configuration Wizard または File > New を選択します。
図 4-3 Phone Profile ウィンドウ
電話設定のインポート
Import ボタンをクリックすると、USB ポートを介して接続された Cisco 無線 IP 電話 7920 から設定を取得します。インポートされた設定は、Phone Profile ウィンドウの関連する設定タブに適用されます。
電話設定のエクスポート
Export ボタンをクリックすると、接続された Cisco 無線 IP 電話 7920 の設定を更新します。電話設定が設定ファイルの設定値ですべて上書きされることに注意してください。
(注) 電話機にエクスポートする設定ファイルのフィールドを空白のままにすると、電話帳エントリなど、既存のエントリが消去されます。
別の電話機への変更
管理者は Change Phone ボタンを使用して、再ログインすることなく別の電話機に切り替えることができます。
別の電話機に変更する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Change Phone ボタンをクリックします。
ステップ 2 無線 IP 電話から USB ケーブルを取り外します。オンライン ステータス インジケータが赤に変わり、Offline と表示されます。
(注) Windows 2000 を使用している場合は、電話機から USB ケーブルを抜く前に Windows ステータス バーの[ハードウェアの取り外し]アイコン()をクリックします。
ステップ 3 次の無線 IP 電話機に USB ケーブルを差し込むか、または電話機をデスクトップ充電器に差し込みます。
ステップ 4 電話機の USB ポートが有効になっていることを確認します。「電話機の USB ポートのアクティブ化」を参照してください。
ステップ 5 インターフェイスがアクティブになるまでしばらく待機し、OK をクリックします。オンライン ステータス インジケータが緑色になります。
関連項目
• 「Phone Profile ウィンドウの使用方法」
• 「Configuration Wizard の使用方法」
Network Profile の設定
Network Profile タブ ページでは、電話機のネットワーク プロファイルを最大 4 つまで設定できます。各プロファイルに名前を付けて、特定の SSID の設定値を入力できます。たとえば、最も頻繁にアクセスされる SSID および WLAN の場所に対して Profile 1 を設定します。ネットワーク内の別の場所またはオフィスの WLAN にアクセスするために、他のプロファイルを設定できます。
ネットワーク プロファイルには、次のタイプのパラメータおよび設定値が含まれます。
• システム パラメータ
• RF ネットワーク設定
• ネットワーク セキュリティ設定
プロファイルへの名前付けとプロファイル アトリビュートの設定
簡単に識別できるように、プロファイルに一意の名前を付けることができます。
さらに、プロファイルを自動的に選択するように電話機を設定したり、アクティブなプロファイルを指定したりすることもできます。ネットワーク プロファイルを変更できるかどうかを制御できます。
これらのオプションを設定する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Phone Profiles ウィンドウで、 Network Profiles タブをクリックします。
ステップ 2 変更するプロファイルの Profile ボタンをクリックします。
ステップ 3 Profile Name フィールドに、選択したプロファイルの名前(最大 20 文字)を入力します。
ステップ 4 アクティブなプロファイルに設定するには、アクティブにするプロファイルの下にあるオプション ボタンをクリックします。
(注) 複数のプロファイルをアクティブに設定するには、Auto 設定値を使用します。電話機は Profile 1 から、ネットワーク プロファイルをすべてスキャンします。最も優先度の高いプロファイル(1 が最高で 4 が最低)が使用され、アクセス ポイントから応答を受けるまでスキャンします。
ステップ 5 ユーザがこのプロファイルを変更できるようにするには、 Profile Modifiable チェックボックスをオンにします。
チェックボックスをオフのままにすると、ユーザはこのプロファイルに対する変更を制限されます。設定ユーティリティを使用した場合のみ、このフィールドをリセットできます。
システム パラメータの設定値
System Parameter セクションには、DHCP を有効化または無効化するオプションと、TFTP を設定するオプションが表示されます。
ネットワークで DHCP を使用する場合は、DHCP クライアントを有効にして、IP アドレスを Cisco 無線 IP 電話に動的に割り当てます。この操作により、DHCP サーバから情報を自動的に取得できます。DHCP クライアントを無効にする場合は、IP アドレス、サブネット マスク、およびその他の IP 設定にスタティック IP 設定を指定する必要があります。
また、DHCP で TFTP サーバを判別したり、特定の TFTP サーバの IP アドレスを割り当てたりすることも選択できます。
DHCP クライアントの有効化または無効化
DHCP クライアントを有効または無効にする手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 設定しているプロファイルの System Parameter エリアに移動します。
ステップ 2 次のいずれかの DHCP 設定を選択します。
• DHCP クライアントを有効にするには、 DHCP Client チェックボックスをチェックします。
Static IP Settings オプションは使用できません。
• DHCP クライアントを無効にするには、 DHCP Client チェックボックスをオフにします。
これで、Static IP Settings オプションを使用できるようになります。
ステップ 3 DHCP Client オプションの下で、次のスタティック IP 設定を入力します。
• IP Address:Cisco 無線 IP 電話 7920 の IP アドレスを入力します。
• Subnet Mask:サブネットワークを識別するための IP サブネット マスク アドレスを入力し、LAN 上で IP アドレスが認識されるようにします。
• Primary TFTP Server:ファイルの場所を識別するための TFTP サーバ アドレスを入力します。Cisco 無線 IP 電話 7920 の設定ファイルとファームウェア イメージは、TFTP サーバに配置します。
• Primary Gateway IP Address:プライマリ ゲートウェイ アドレスを入力します。プライマリ ゲートウェイ アドレスにより、パケットの転送先となる次のネットワーク ポイントが決定されます。
• Primary DNS Server:DNS サーバのアドレスを入力します。DNS は、インターネット ドメイン名を IP アドレスに変換します。
• Secondary DNS Server:バックアップ DNS サーバのアドレスを入力します。
TFTP オプションの設定
電話機の TFTP サーバへのアクセス方法を設定する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 設定しているプロファイルの System Parameter エリアに移動します。
ステップ 2 TFTP Option グループに関する次のいずれかの設定を選択します。
• DHCP サーバが TFTP サーバを判別できるようにするには、 Use DHCP をクリックします。
• プライマリ TFTP サーバの IP アドレスを指定するには、 Use Static オプション ボタンをクリックします。Primary TFTP Server IP address フィールドがアクティブになります。
ステップ 3 Use Static を選択した場合、TFTP サーバの IP アドレスを入力する必要があります。
RF ネットワーク設定値の設定
Network Profiles ウィンドウの RF Network セクション(RF は無線周波数の略)を使用して、電話機に関する次の無線ネットワーク設定値を設定できます。
• Transmit power:無線送信電力レベルをミリワット(mW)単位で表した値。
• Data rate:データ転送レートをメガビット/秒(Mbps)で表した値。
• Service Set Identifier(SSID):相互に通信する無線デバイスのセットの識別子。複数のアクセス ポイントが同じ SSID を使用することによって、無線電話のグループをサポートできます。
• WPA Pre-shared Key:アクセス ポイントおよび電話機で設定されたパスワード フレーズ。16 進数の文字列または ASCII パスワード フレーズのいずれかが使用されます。この設定値の詳細については、「認証方式および暗号化方式の選択」を参照してください。
RF ネットワーク設定を構成する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 設定しているプロファイルの RF Network エリアに移動します。
ステップ 2 Transmit Power を設定するには、ドロップダウン リストの矢印をクリックして、適切な電力設定を選択します(デフォルト設定は 20mW)。
(注) アクセス ポイントで Client Transmit Power が設定されている場合、電話機は、アクセス ポイントが無線 LAN にブロードキャストする電力設定を自動的に使用します。アクセス ポイントが最大値(Max)に設定されている場合、アクセス ポイントは電話機の Transmit Power 設定を使用します。
Dynamic Transmit Power Control(DTPC; 送信電力の動的制御)は、ファームウェア リリース 1.08 以降で使用可能です。
ステップ 3 Data Rate を設定するには、ドロップダウン リストの矢印をクリックして、適切なデータ レート設定を選択します(アクセス ポイントが通知したデータ レートを使用している場合、デフォルトは Automatic です)。
(注) データ レート設定値は、電話機が使用する最大レートです。11 mbps に設定すると、電話機はネットワークのトラフィック タイプに応じて、1、2、5.5 または 11 mbps で送信できます。
Automatic に設定すると、電話機はアクセス ポイントの設定で指定されたデータ レートを使用します。
ステップ 4 SSID 設定を入力するには、ドロップダウン リストの矢印をクリックして、次のいずれかを選択します。
• Any :ネットワークで SSID をブロードキャストしているアクセス ポイントを使用します。
• Specify :SSID を指定します。
ステップ 5 Specify を選択する場合は、32 桁までの SSID をフィールドに入力します。
(注) SSID は大文字と小文字が区別されます。アクセス ポイントで設定したとおりに、文字を正しく入力してください。
ステップ 6 WPA Pre-shared Key を入力するには、次のパスワード形式(16 進数または ASCII)のオプション ボタンをクリックし、パスワード フレーズを入力します。
• Hexadecimal:16 進数形式(0~9、A~F)で 64 文字必要。
• ASCII:ASCII 形式で 8 ~ 63 文字必要。0 ~ 9、A ~ Z(大文字と小文字)、および /、*、% などの記号を使用できます。
(注) WPA Pre-shared key を設定するには、認証タイプも AKM に設定する必要があります。「ネットワーク セキュリティ設定値の設定」を参照してください。
ネットワーク セキュリティ設定値の設定
Network Profile ウィンドウの Network Security セクションを使用して、セキュリティ設定用の認証タイプと暗号を選択できます。これらのオプションの設定の詳細については、「認証および暗号化の設定値の選択」を参照してください。
認証タイプ
次の種類の認証を設定できます。
• オープン:アクセス ポイントに自由にアクセスできます。オプションで、必要に応じて暗号化タイプを静的 Wired Equivalent Privacy(WEP)Key に設定できます。
• 共有キー:ローカル アクセス ポイントの Shared Key セキュリティ オプションを有効にします。Shared Key 認証タイプを設定したら、暗号化タイプを静的 WEP Key に設定する必要があります。
• LEAP:Cisco Light Extensible Authentication Protocol(LEAP)を有効にします。これは、WLAN 環境で中央 RADIUS サーバを使用する無線デバイスの認証用に設計された、シスコの専用プロトコルです。
• AKM:Authenticated Key Management(AKM)を有効にします。この操作により、アクセス ポイントによる選択に基づいて、電話機でアクセス ポイントおよびキー管理方式のタイプ(WPA、CCKM、または WPA Pre-shared Key)を選択できます。
認証タイプを設定する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 設定しているプロファイルの Network Security エリアで、Authentication Type エリアに移動します。
ステップ 2 次のいずれかの認証タイプ設定を選択します。
• オープン: Open オプション ボタンをクリックし、アクセス ポイントと電話機の間のセキュリティを有効にします。
• 共有キー: Shared Key オプション ボタンをクリックし、アクセス ポイントと電話機の間のセキュリティを有効にします。
• LEAP: LEAP オプション ボタンをクリックし、設定フィールドにアクセスします。ネットワーク アクセス サーバ(RADIUS サーバ)に対して許可されたユーザ名およびパスワードを指定します。各ユーザ名およびパスワードの最大長は 32 文字です。
• AKM: AKM オプション ボタンをクリックし、設定フィールドにアクセスします。CCKM または WPA を使用している場合、ネットワーク アクセス サーバ(RADIUS サーバ)に対して許可されたユーザ名およびパスワードを指定する必要があります。各ユーザ名およびパスワードの最大長は 32 文字です。
(注) WPA Pre-shared key を使用している場合、パスワード フレーズも設定する必要があります。「RF ネットワーク設定値の設定」を参照してください。
ステップ 3 アクセス ポイントで認証する前にユーザにパスワードの入力を求めるには、 Prompt Mode チェックボックスをオンにします。プロンプト モードを無効にするには、このチェックボックスをオフのままにします。
暗号化タイプ
オープン認証または共有キー認証で WEP 暗号化を使用することもできます。共有キー認証タイプを選択する前に、Wired Equivalent Privacy(WEP)キーを設定する必要があります。Cisco 無線 IP 電話 7920 には 4 つまでの WEP キーを設定できます。暗号化キーには、16 進数の文字を使用する 40 ビット キーおよび 128 ビット キーを使用できます。
ネットワークで WEP 暗号化を使用しない場合は、None を選択します。
WEP を設定する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 設定しているプロファイルの Network Security エリアで、Encryption エリアに移動します。
ステップ 2 4 つの WEP key オプション ボタンのいずれかをクリックして、Encryption 設定フィールドをアクティブにします。
ステップ 3 暗号化方式を選択し、適切なキーを入力します。
• ドロップダウン メニューから 40 Bit Encryption を選択します。 WEP Key フィールドに、10 桁のキーを 16 進数形式(0 ~ 9、A ~ F)で入力します。
例:ABCD123456
• ドロップダウン メニューから 128 Bit Encryption を選択します。 WEP Key フィールドに、26 桁のキーを 16 進数形式(0 ~ 9、A ~ F)で入力します。
例:AB123456789CD123456789EF12
関連項目
• 「電話設定値の設定」
• 「ユーザ プロファイルの設定」
• 「電話帳の設定」
• 「電話機のロック パスワードの設定」
• 「短縮ダイヤル ホットキーの設定」
電話設定値の設定
Phone Profile ウィンドウの Phone Settings タブを使用して、次の項目を設定できます。
• 電話機の画面に表示されるメッセージのテキストの編集
• 呼び出しトーンの選択とカスタマイズ
• 次の高度な設定の使用
–Cisco Discovery Protocol(CDP; シスコ検出プロトコル)のパラメータの設定
–ユーザ インターフェイスの言語の選択
–ソフトキー設定の選択
–バックライトの制御
メッセージの編集と呼び出しトーンの選択
メッセージおよび呼び出しトーンを設定する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Phone Profile ウィンドウで、 Phone Settings タブをクリックします。
ステップ 2 Greeting Message フィールドに、電話機を起動したときに表示されるテキスト(15 文字まで)を入力するか、編集します。
ステップ 3 Welcome Message フィールドに、電話機がスタンバイ モードのときに表示されるテキスト(10 文字まで)を入力するか、編集します。
ステップ 4 Ring Tone エリアでは、次の設定を使用して呼び出しトーンを設定する必要があります。
• Current Ring Tone :Cisco 無線 IP 電話 7920 で現在設定されている呼び出しトーンを表示します。デフォルトの呼び出しトーンには、Chirp 1 と Chirp 2 の 2 つがあります。
• Ring List (*.xml) :ローカルの XML 呼び出し音一覧ファイルを指定するには、 ... ボタンをクリックして、目的の呼び出し音一覧ファイルを選択します。
• Ring Tone :ドロップダウン リストの矢印をクリックして、呼び出し音一覧ファイルから目的の呼び出しトーンを選択します。
呼び出しトーン一覧に音量の大きな呼び出しトーンを追加する方法については、「大きな音の呼び出しトーンのダウンロード」を参照してください。
高度な設定値の設定
Phone Settings ページの Advanced Settings セクションを使用して、電話機を制御する次のオプションを選択できます。
CDP パラメータの設定
シスコ検出プロトコル(CDP)は、すべての Cisco ネットワーク機器上で実行されるデバイス検出プロトコルです。各デバイスは、ブロードキャスト アドレスに識別メッセージを送信し、他のデバイスによって送信されるメッセージを監視します。
ネットワークで CDP を使用する場合は、次の手順に従って、電話機の CDP パラメータを設定します。
(注) シスコ製ではない装置を使用する場合、CDP パラメータを無効にできます。
手順
ステップ 1 Advanced Settings エリアで、 Cisco Discovery Protocol チェックボックスをオンにして、CDP パラメータをアクティブにします。
ステップ 2 CDP Time To Live フィールドに、電話バッファ内の CDP パケットが廃棄されるまでの時間を秒単位(0 ~ 255)で入力します(デフォルトは 180)。
ステップ 3 CDP Transmit Interval フィールドに、Cisco 無線 IP 電話 7920 から CDP パケットを送信する間隔(0 ~ 65535 秒)を入力します(デフォルトは 60)。
ソフトキー設定の選択
ソフトキー設定では、電話機のアイドル中に表示されるソフトキー(PhBook または Services)を設定できます。Svcs は、電話機でのサービスを表します。
Call Up オプションを使用すると、電話機がコールに接続されたときに表示されるソフトキーを設定できます。Mute ソフトキーを表示させたり、必要に応じて、カスタマイズしたソフトキー テンプレートを割り当ててキーの順序を変えたりすることもできます。Cisco 無線 IP 電話には、ソフトキーが 2 つしかないため、Cisco CallManager ソフトキーの前またはソフトキー テンプレートに表示されているソフトキーの後に、Mute ソフトキーを表示するかどうかを選択する必要があります。
また、Cisco CallManager Administration で電話機を設定する際にこれらの設定値を選択することもできます。Phone Configuration ページでは、Product Specific Configuration のオプションを使用できます。Cisco CallManager 設定ファイルの設定値は、設定ユーティリティからの設定値を上書きします。詳細については、「ソフトキー テンプレートの設定」を参照してください。
(注) Cisco 無線 IP 電話の右向き矢印を押すと、ソフトキー テンプレートで定義された Cisco CallManager ソフトキーをスクロールできます。
これらの設定を変更する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Advanced Settings エリアの Softkey Setting に移動します。
ステップ 2 Idle フィールドでドロップダウン リストの矢印をクリックし、 PhBook または Services をクリックします。デフォルトの設定は PhBook です。
ステップ 3 Call Up フィールドでドロップダウン リストの矢印をクリックし、 Mute または Softkey from CM を選択します。デフォルトの設定は Mute です。
言語の選択とバックライトの設定
電話機の画面に表示される言語の選択、およびバックライト オプションのオン/オフの切り替えが可能です。
これらの設定を変更する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Advanced Settings エリアの Language に移動して、適切なオプション ボタンをクリックし、ユーザ インターフェイスの言語を設定します。デフォルトの設定は English です。
ステップ 2 Back Light フィールドで On または Off をクリックし、電話機のバックライト オプションを設定します。デフォルトの設定は On です。
関連項目
• 「ユーザ プロファイルの設定」
• 「電話帳の設定」
• 「電話機のロック パスワードの設定」
• 「短縮ダイヤル ホットキーの設定」
ユーザ プロファイルの設定
Phone Profile ウィンドウの User Profile タブでは、各電話機の個人プロファイル設定値を設定できます。
事前定義されたユーザ プロファイルを使用することにより、電話機の呼び出し音とトーンをすばやく変更できます。さまざまな作業環境で、次のプロファイルが使用可能です。
• Normal
• Silent
• Meeting
• Outdoors
たとえば、外で作業している場合、Outdoors プロファイルを選択すると、自動的に呼び出し音量とスピーカ音量が大きくなります。Meeting プロファイルを選択すると、呼び出し音量が一番低いレベルまで下がります。または Silent プロファイルを選択して呼び出し音をオフにできます。
表4-3 は、ユーザ プロファイルのデフォルト設定値の一覧です。
表4-3 個人プロファイルのデフォルト設定値
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|
Speaker Volume |
3 |
3 |
3 |
5 |
Ring Volume |
4 |
0 |
1 |
6 |
Incoming Call Alert |
On |
Off |
On |
On |
Vibrating Call Alert |
Off |
Off |
Off |
On |
Keypad Tones |
Off |
Off |
Off |
On |
Warning Style |
Tone |
Off |
Off |
Tone |
ユーザ プロファイル設定のオプション
プロファイルのデフォルト設定値を使用したり、ユーザの必要に応じて設定値を変更したりすることができます。
たとえば、Normal プロファイルを選択して、Warning Style を Tone から Vibrate に変更することもできます。
個人プロファイルの変更
個人プロファイルのデフォルト設定値を変更する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Phone Settings タブをクリックします。
ステップ 2 変更するプロファイルのボタンをクリックします。デフォルトまたは現在のモードの設定値がそのプロファイルに対して表示されます。
ステップ 3 Speaker Volume フィールドでスライダをクリックし、右に動かして音量を上げるか、または左に動かして音量を下げます。
ステップ 4 Ring Volume フィールドでスライダをクリックし、右に動かして音量を上げるか、または左に動かして音量を下げます。
ステップ 5 Incoming Call Alert フィールドで On または Off をクリックして、警告オプションを有効または無効にします。オプションを無効にすると、電話機の呼び出し音またはバイブレーションは機能しません。
ステップ 6 Vibrating Call Alert フィールドで On または Off をクリックして、バイブレーション オプションを有効または無効にします。コール警告に対して、呼び出し音とバイブレーションの両方を有効にできます。
ステップ 7 Keypad Tones フィールドで On または Off をクリックして、キーバッドでキーを押した時のトーンを有効または無効にします。
ステップ 8 Warning Style フィールドで、バッテリ残量が少ない場合、RF 信号強度が弱い場合、またはボイス メッセージを受信した場合に警告するために、次のいずれかのオプションを選択します。
• Tone:短いトーンを送信します。
• Vibration:短いバイブレーションを送信します。
• Off:警告オプションを無効にします。
関連項目
• 「Network Profile の設定」
• 「電話設定値の設定」
• 「電話帳の設定」
• 「電話機のロック パスワードの設定」
• 「短縮ダイヤル ホットキーの設定」
電話機のロック パスワードの設定
セキュリティを高めるために、電話機にパスワード保護を設定できます。ユーザが Settings メニューと Phone Lock オプションを使用して電話機のロックを有効にした場合、そのユーザは電話機をアクセス ポイントと関連付ける前にパスワードを入力する必要があります。
Phone Profile ウィンドウの Phone Lock Password タブを使用して、次の設定を実行できます。
• 電話機のロック機能の有効化または無効化
• 電話機のロック パスワードのデフォルトへのリセット
• 電話機のロック パスワードの変更
電話機のロックとパスワードの設定
電話機のロック機能を有効にする手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Phone Profile ウィンドウで、 Phone Lock Password タブをクリックします。
ステップ 2 電話機のロック機能を有効にするには、 Phone Lock Enable チェックボックスをオンにします。この機能はデフォルトで無効になっています。
ステップ 3 Change Password チェックボックスをチェックします。
ステップ 4 New Password フィールドに、10 文字までのパスワードを入力します。パスワードには 0 ~ 9 の数字、*、または # を使用できます。
ステップ 5 Verify New Password フィールドに、同じパスワードを再入力します。
電話機のロック パスワードのデフォルトへのリセット
電話機のパスワードを消去する必要がある場合は、パスワードをデフォルト(12345)にリセットできます。この手順でパスワードをリセットした場合、電話設定データはすべてそのまま残ります。
パスワードをリセットする手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Phone Lock Password タブをクリックします。
ステップ 2 Reset Password to Default チェックボックスをチェックします。
(注) 電話機のロックを解除するデフォルト パスワードは「12345」です。これをユーザに通知する必要があります。
ロックされた電話機のロック パスワードのリセット
ユーザが電話機をロックし、そのパスワードを忘れてしまった場合、電話機の電源がオンで、アクセス ポイントに関連付けられている場合に限り、管理者は電話機のロック機能とパスワードを無効にできます。デフォルト パスワード(12345)で電話機のロックを解除できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡をして、電話機を出荷時のデフォルト値に戻します。
注意 電話機を出荷時のデフォルト値にリセットすると、短縮ダイヤル、通話履歴、プロファイル設定など、すべての電話設定値が削除されるので注意してください。ネットワーク設定がデフォルト設定値にリセットされるので、電話機はアクセス ポイントおよびテレフォニー ネットワークに到達できません。
関連項目
• 「Network Profile の設定」
• 「電話設定値の設定」
• 「ユーザ プロファイルの設定」
• 「電話帳の設定」
• 「短縮ダイヤル ホットキーの設定」
電話帳の設定
Cisco 無線 IP 電話 7920 には、ローカル電話帳機能が備わっています。電話機の Directory メニューを使用して、独自の電話帳エントリを追加できます。電話帳エントリを使用すると、PhBook ソフトキーを押し、エントリの名前を検索し、Call ボタンを押すことにより、コールを発信できます。
Phone Profile ウィンドウの Phone Book タブにアクセスすることで、Cisco 7920 設定ユーティリティを使用して電話帳エントリを追加、変更、および削除できます。さらに、共通の電話帳エントリのリストを作成し、カンマ区切り形式(CSV)のファイルでそのリストを保存できます。CSV ファイルを電話機の電話帳にインポートしたり、電話機にある既存の電話帳エントリを CSV ファイルに保存したりすることができます。
電話帳エントリを使用する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Phone Profile ウィンドウで、 Phone Book タブをクリックします。
Phone Book ウィンドウの下のセクションに、設定されている電話帳エントリが表示されます。
ステップ 2 新しいエントリを追加するには、次のフィールドに適切な情報を入力します。
• Name (20 文字まで):エントリはアルファベット順にソートされるため、姓を最初に入力するかどうかを決めてください。
• Office Number (23 桁まで):ローカルの内線番号、またはアクセス コードとエリア コードを持つ完全な電話番号を入力します。
• Home Number (23 桁まで):ローカル番号、またはアクセス コードとエリア コードを持つ長距離番号を入力します。
• CellPhone Number (23 桁まで):ローカル番号、またはアクセス コードとエリア コードを持つ長距離番号を入力します。
• Email Address (48 文字まで):参照専用の E メール ID を入力します。
ステップ 3 Add をクリックして、電話帳にエントリを追加します。
ステップ 4 既存のエントリを変更するには、スクロールして下のセクションにあるエントリを強調表示します。Edit Phone Book セクションに表示されたテキストを編集し、 Modify をクリックします。
ステップ 5 既存のエントリを削除するには、スクロールして下のセクションにあるエントリを強調表示します。 Delete をクリックしてエントリを削除します。
ステップ 6 Load をクリックして、電話帳エントリを含む CSV ファイル(Phonebook.csv)をインポートします。
ステップ 7 Save をクリックして、選択したディレクトリにある CSV ファイル(Phonebook.csv)に既存の電話帳エントリを保存します。
関連項目
• 「Network Profile の設定」
• 「電話設定値の設定」
• 「ユーザ プロファイルの設定」
• 「電話機のロック パスワードの設定」
• 「短縮ダイヤル ホットキーの設定」
短縮ダイヤル ホットキーの設定
Cisco 無線 IP 電話 7920 ユーザは、電話機にローカルで保存されている 8 つの短縮ダイヤル番号をプログラムできます。キーパッドの数字キー(2 ~ 9)を使用して、短縮ダイヤル番号にアクセスします。数字キーの 1 は、ボイス メッセージ システムへのアクセス用に予約されています。 Menu > Directory > Phone Book> Speed Dial を選択することで、短縮ダイヤル番号をプログラムできます。
Phone Profile ウィンドウの Speed Dial タブで、電話機の短縮ダイヤル ホットキーを設定できます。また、電話帳エントリから短縮ダイヤル番号を選択することもできます。
短縮ダイヤル ホットキーを設定または変更する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 Phone Profile ウィンドウで、 Speed Dial タブをクリックします。
ステップ 2 数字キーに短縮ダイヤルを設定するには、Speed Button の番号の横にある Dial Number フィールドに、ダイヤルする電話番号を正確に入力します。「9」または「1」などのアクセス コードとエリア コードもすべて入力します。
ステップ 3 既存の番号を変更するには、Dial Number フィールドで変更します。
ステップ 4 電話帳にある電話番号を使用するには、Import from Phone Book ボタンを使用します。
関連項目
• 「Network Profile の設定」
• 「電話設定値の設定」
• 「ユーザ プロファイルの設定」
• 「電話帳の設定」
• 「電話機のロック パスワードの設定」
設定テンプレートの作成
現在の電話設定を Phone Profile ウィンドウにインポートして、データを設定ファイル テンプレートとして保存できます。設定ファイル テンプレートを他の Cisco 無線 IP 電話にエクスポートすることで、同じ設定で電話機を設定できます。
設定ファイル テンプレートを作成する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 File > New を選択し、新規の Phone Profile ウィンドウを開きます。
ステップ 2 Import ボタンをクリックして、Cisco 無線 IP 電話 7920 から設定をインポートします。
ステップ 3 「Phone Profile ウィンドウ」を参照して、設定値を変更します。
ステップ 4 設定ファイル テンプレートに設定値を保存します。
a. File > Save As を選択します。
b. テンプレートの名前を入力します。
(注) ネットワーク セキュリティ設定(認証タイプ、WEP、LEAP)または電話機のロック パスワードは、テンプレートに保存できません。
ステップ 5 設定テンプレート ファイルを、 別の Cisco 無線 IP 電話 7920 にアップロードします。
a. 電話機に接続します。
b. 電話機にログインします。
c. Export ボタンをクリックします。
ステップ 6 ネットワーク セキュリティ設定とパスワードは設定ファイルに保存されないため、これらの設定値を各電話機に入力します。
Log History ウィンドウ
Cisco 7920 設定ユーティリティが起動されたとき、Log History ウィンドウは空の状態で開きます。電話機で操作を実行すると、各タイプのイベントがキャプチャされ、すぐに Log History ウィンドウに表示されます。
この履歴ログは、設定ユーティリティを終了するときに、コンピュータのディスクに保存されます。ログが存在している場合、デフォルトのファイル名( logHistory.txt )の代わりにログ ファイル名を選択するよう要求されます。
単純な ASCII テキスト エディタでログ ファイルを読むことができます。Log History ファイルには、 表4-4 に示す項目が含まれます。
表4-4 Log History ファイル情報
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mm.dd.yyyy/hh.mm.ss(PC のローカル時間) |
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電話機のメディア アクセス制御(MAC)アドレス |
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• Import • Export • Configuration |
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Type が Import の場合:インポートの設定 Type が Export の場合: • エクスポート設定ファイルとそのエクスポートの設定 • アップロード設定ファイルおよび電話機のモデル番号と、そのアップロード ファームウェア イメージ Type が Configuration の場合: • 「Save」と保存した設定ファイル名 • 「Save As」と保存した設定ファイル名 • 「Open」と開いた設定ファイル名 |
(注) ログ履歴に含まれる既存のエントリは、削除されたり、新規ログ エントリにより上書きされることはありません。新規ログ エントリは保存済みログ ファイルに追加されます。