Web サイトによるユーザへの情報提供
システム管理を担当していると、ネットワーク内または企業内の Cisco IP Phone ユーザに情報を提供する機会が多くなります。エンド ユーザには、最新かつ十分な情報を提供することが重要です。
ユーザが Cisco IP Phone の機能(短縮ダイヤル番号やボイス メッセージ システムのオプションなど)を効果的に利用するためには、システム管理者またはシステム管理者のネットワーク チームから情報を得たり、システム管理者に問い合せたりする必要性があります。
シスコでは、内部のサポート サイトに Web ページを作成し、エンド ユーザに新しい Cisco 無線 IP 電話 7920 に関する重要な情報を公開することを推奨しています。
このサイトには、次の種類の情報を加えることを検討してください。
• 「無線 IP 電話の操作方法」
• 「Cisco IP Phone マニュアルのコピーの入手方法」
• 「電話機能とサービスの設定方法」
• 「ボイス メッセージへのアクセス方法」
無線 IP 電話の操作方法
ユーザは、Cisco 無線 IP 電話 7920 の操作が、卓上電話よりも携帯電話に似ていることを知っておく必要があります。アンテナの付いた小型の無線電話では、通話しながら構内を移動することができます。これらの電話機は、携帯電話と同じように、RF 信号範囲のエッジに近づくと、雑音が入ったり音声品質が低下したりする場合があります。場所によっては、信号が届かず、通話が完全に切れることもあります。次に、無線電話で音声の問題が起こり得る場所と状況を挙げます。
• 階段の吹き抜け、エレベータ、ファイル キャビネットや大型機械などの金属機器のある部屋
• 電子レンジのある休憩室、同範囲の RF 信号を出す機器のある実験室
• 会議室やその他の人が集まる場所で、大勢が無線デバイスを使用する場合
• 駐車場や屋外で、アクセス ポイントがないか範囲外である場合
Cisco 無線 IP 電話 7920 には、消音、ボイス メッセージ、ディレクトリなど、卓上モデルの IP Phone と同等の機能が数多くあります。電話機は、サイズの関係でボタンの数が限られています。そのため、次のような操作上の違いがあります。
• 回線ボタンなし:キーパッドから電話番号を入力し、発信キーを押す必要があります。ダイヤル トーンは聞こえません。
• ミュート ボタンなし:MuteOn というソフトキーを押す必要があります。消音を解除するには、MuteOff というソフトキーを押します。
• メッセージ受信ランプなし:ボイス メッセージがある場合は、画面に「You have Voice Mail」と表示されます。
• スピーカ フォンなし:ハンズフリー操作のためにヘッドセットを使用できます。
関連項目
• 「Cisco IP Phone マニュアルのコピーの入手方法」
• 「電話機能とサービスの設定方法」
• 「ボイス メッセージへのアクセス方法」