この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
IP フォンを設置する場合は、システム管理者は、事前にその IP フォンのネットワーク設定を完了している必要があります。ユーザが技術者に依頼せずに、自身で IP フォンの設置を行う場合は、システム管理者にネットワーク側の準備状況を確認してください。IP フォンに対するネットワーク側の用意ができていたら、安全に関する注意に従い、 IP フォンを設置してください。
Cisco IP Phone を使用する際には、次の安全上の注意事項があります。ここに記述の安全上の注意を確認した上で、電話機の設置または使用を開始してください。『Cisco IP Phone 7900 Family
Administration Guide』には、システム管理者向けに電話機の適合規格に関する情報が記述されています。
警告 安全上の「警告」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策を十分理解してください。
警告 この製品を廃棄処分にする際は、日本の法律および各地方自治体の条例または規則に従ってください。
警告 雷の発生中は、装置での作業、またはケーブルの接続や切り離しを行わないでください。
警告 感電事故を防ぐために、SELV(安全超低電圧)回路をTNV(電話網電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が接続されており、WAN ポートには TNV 回路が接続されています。一部の LAN ポートと WAN ポートはいずれも、RJ-45 コネクタを使用しています。ケーブルの接続には、十分に注意してください。
警告 この装置は、短絡(過電流)保護手段が装備されている建物に設置してください。電源には 120 VAC、15A を超えないヒューズ、または回路遮断器(日本、および米国の場合。他の国では 240 VAC、10A を超えないもの)が各位相導体(すべての通電導体)に備えられていることを確認してください。
警告 この装置は、TN 電源システムで動作するように設計されています。
必ず「安全に関する注意」を読んでから、IP フォンを設置してください。図 2-1 では、
Cisco IP Phone 7940/7960 から PC、ネットワーク、電源、およびヘッドセットなどへの全体の接続の様子を示します。ポート類はすべて、IP フォンの背面に配置されています。
IP フォンをネットワークに設置する手順は、次のとおりです。ただし、ネットワーク側の設定が事前に完了している必要があります。
ステップ 1 イーサネット ケーブルを IP フォンの network ポート(3 つ並んでいるポートのうちの真ん中のポート)に接続します。
IP フォンに付属のイーサネット ケーブルを使用してください。長いケーブルが必要な場合は、システム管理者から入手してください。
ステップ 2 受話器とヘッドセットを、それぞれ該当するポートに接続します。
ヘッドセットについての詳細は、「ヘッドセットの使用」 を参照してください。
ステップ 3 デスクトップ コンピュータに接続されているイーサネット ケーブルの反対側の端子を IP フォンの access ポートに接続します(オプション)。
ユーザが使用しているコンピュータと IP フォンを接続すると、コンピュータから IP フォン経由でネットワークにアクセスすることができます。オフィス周辺に複数のイーサネット ポートがない場合、このアクセス ポート オプションを利用すると便利です。
ステップ 4 電源プラグを DC48V AC アダプタ ポートに接続します(オプション)。電源コードを access ポートの右にある固定用クリップに通します。
Cisco IP Phone 7940/7960 の電源は、外部電源、スイッチング モジュール、または電源パッチパネルから供給できます。何から IP フォンの電源が給電されるか不明の場合は、システム管理者に問い合わせてください。
ステップ 5 フットスタンドの高さを調節して、ディスプレイ画面が見やすく、ボタンが使いやすい位置に合わせてください。
Cisco IP Phone 7960 は、壁掛け式に設置することもできます。その場合は、システム管理者に問い合わせてください。
図 2-1 Cisco IP Phone 7940/7960 ケーブル接続
電源を Cisco IP Phone 7940/7960 に接続すると、IP フォンは始動プロセスを開始します。始動プロセスが正常に終了すると、IP フォンの LCD 画面に内線番号(または電話番号)、ソフトキー および現在の日時が表示されます。始動プロセスが正常に終了しない場合は、システム管理者に連絡し、必要な措置をとってください。