Cisco Unified Mobility の概要
管理者は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、エンド ユーザ向けの Cisco Unified Mobility の基本設定を行います。
この項では、次のトピックについて説明します。
• 「定義」
• 「Cisco Unified Mobility 機能のリスト」
• 「Cisco Unified Mobility 機能のその他の利点」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
定義
表13-1 は、Cisco Unified Mobility に関連する用語の定義を示しています。
表13-1 定義
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アクセス リスト |
リモート接続先への送信が許可またはブロックされている電話番号を指定したリスト。 |
モバイル コネクト |
ユーザがデスクトップ電話機またはリモート接続先で着信コールに応答すること、および接続を中断せずに進行中のコールをデスクトップ電話機またはリモート接続先で取得することを可能にする機能。 |
モバイル ボイス アクセス |
モバイル コネクト コールを開始するため、およびモバイル コネクト機能をアクティブまたは非アクティブにするために使用される Integrated Voice Response(IVR; 自動音声応答)システム。 |
リモート接続先 |
モバイル コネクトの応答およびピックアップに使用できる電話機、およびモバイル ボイス アクセスに到達するために使用されるロケーション。リモート接続先には、次のいずれかのデバイスが含まれる場合があります。 • シングル モードの携帯電話 • スマートフォン • デュアル モード フォン • デスクトップ電話機とは別のクラスタにある企業の IP Phone • PSTN における自宅の電話番号 |
リモート接続先プロファイル |
ユーザのリモート接続先すべてに適用されるパラメータの集合。 |
Time-of-Day アクセス |
呼び出しスケジュールをアクセス リストに関連付け、コールが受信された時刻にそのコールがリモート接続先に送達されるかどうかを決定する機能。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobility 機能のリスト
この項では、管理者が Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して設定する、Cisco Unified Mobility 機能のリストを示します。
次に示す機能は、元々は Cisco Unified MobilityManager の一部でしたが、現在は Cisco Unified Communications Manager の機能となっています。
• モバイル コネクト:この機能を使用すると、ユーザは 1 つの電話番号を使用して業務上のコールを管理し、進行中のコールをデスクトップ電話機と携帯電話で取得することができます。詳細については、「モバイル コネクト」を参照してください。
• デスクトップ コール ピックアップ:ユーザはアクティブなコールの接続中に、接続を中断せずにデスクトップ電話機と携帯電話を切り替えることができます。使用時のニーズに応じて、オフィスの有線電話の信頼性、または携帯電話の機動性を利用できます。
• モバイル ボイス アクセス:この機能を使用すると、モバイル コネクト機能が拡張され、自動音声応答(IVR)システムを使用してモバイル コネクト コールを開始したり、モバイル コネクト機能をアクティブまたは非アクティブにしたりすることができます。詳細については、「モバイル ボイス アクセス」を参照してください。
• アクセス リスト:ユーザは、指定されたリモート接続先で着信コールの呼び出し音が鳴るようにする発信者のグループを制限できます(許可アクセス リスト)。一方、リモート接続先で着信コールの呼び出し音が鳴ら ない ようにする発信者のグループを制限することもできます(拒否アクセス リスト)。各リモート接続先には、ユーザのデスクトップ電話機からの転送を受け入れるように設定可能な携帯電話またはその他の電話機が表示されます。
リリース 6.0 の Cisco Unified Communications Manager には、次の Cisco Unified Mobility 機能に対するサポートが追加されています。
• DTMF でのコール中のエンタープライズ機能のサポート:次の DTMF 機能のコードをサービス パラメータとして設定できます。保留(デフォルトは *81)、排他保留(デフォルトは *82)、再開(デフォルトは *83)、転送(デフォルトは *84)、および会議(デフォルトは *85)。
• 2 段階ダイヤリング:スマートフォンの 2 段階ダイヤリングでエンタープライズ機能を利用できます。2 段階ダイヤリングを使用すると、スマートフォンがビジネス モードの場合に、スマートフォンのコールを Cisco Unified Communications Manager から発信できるようになります。スマートフォンは、Cisco Unified Communications Manager のエンタープライズ機能アクセス番号をダイヤルしてから、接続先番号をダイヤルします。
• デュアル モード フォンのサポート:Cisco Unified Mobility はデュアル モード フォンをサポートします。
• デュアル モード フォンでのコールの手動ハンドオフ:デュアル モード デバイスには、PSTN から WLAN に(またはその逆に)コールを手動で渡すオプションが用意されています。
リリース 7.0 の Cisco Unified Communications Manager には、次の Cisco Unified Mobility 機能に対するサポートが追加されています。
• Cisco Unified Mobile Communicator:Cisco Unified Mobile Communicator(CUMC)は、モバイル スマート クライアント デバイス プロトコルを使用する電話デバイスを指定します。Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、Cisco Unified Mobile Communicator の設定を行います。詳細については、「Cisco Unified Mobile Communicator」を参照してください。
• Dial-via-Office リバース コールバック:Dial-via-Office リバース コールバック機能は、モバイル ボイス アクセス機能に似ていますが、Cisco Unified Communications Manager が両方のコールを発信するという点が異なります。電話機は、CUMC クライアントから D チャネルを使用して、リバース コールバック機能を開始します。すると Cisco Unified Communications Manager は、まずリモート接続先にコールします。リモート接続先が応答すると、Cisco Unified Communications Manager は接続先番号にコールします。詳細については、「Dial-via-Office リバース コールバック」を参照してください。
• Time-of-Day アクセス:モバイル コネクト機能が有効なときに、関連付けられた電話番号が時刻アクセスベースの設定に基づいてコールされた場合、コールはリモート接続先に送達されます。詳細については、「Time-of-Day アクセス」を参照してください。
• DTMF を介したダイレクト コールパーク:この機能を携帯電話ユーザが使用すると、パークされた発信側をパーク コードに転送することによってコールをパークできるようになるため、コールを後で取得することができます。この機能は、標準の Cisco Unified Communications Manager ダイレクト コールパーク機能と DTMF 機能を組み合せたものです。詳細については、「DTMF を介したダイレクト コールパーク」を参照してください。
• SIP URI ダイヤル:この機能は、Cisco Unified Mobility のリモート接続先の追加タイプとして SIP URI をサポートします。詳細については、「SIP URI ダイヤル」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobility 機能のその他の利点
Cisco Unified Mobility では、企業の電話通信と携帯電話通信を柔軟に管理できます。これらの電話通信におけるその他の機能と利点は次のとおりです。
• デスクトップ同時呼び出し:コールが着信すると、IP Phone の内線番号と指定の携帯電話で同時に呼び出し音が鳴ります。ユーザが一方の回線で応答すると、応答しなかった回線の呼び出し音は自動的に停止します。ユーザは、コールが着信するたびに適切なデバイスを選択できます。
• 企業のボイスメールボックスの統合:企業のボイスメールボックスを、統合された 1 つのボイスメールボックスとして、デスクトップ デバイスや設定済みのリモート デバイスへのコールなど、あらゆる業務に使用することができます。着信コールの発信者は、わかりやすい方法で従業員に連絡できるようになり、ユーザは、時間をかけずに複数のボイスメール システムをチェックできるようになります。
• システム リモート アクセス:ローカルの IP PBX 内線電話と同じように、ユーザの携帯電話からコールを開始できます。ユーザが開始するコールでは、ローカルの音声ゲートウェイおよび WAN トランキングを利用できるようになり、企業では、従業員によるコールの開始を追跡できるようになります。
• 発信者 ID:システムは、すべてのコールでの発信者 ID を保存および表示します。ユーザは、IP Phone の所定の機能を損なうことなく、モバイル コネクトを利用できます。
• リモートのオン/オフ制御:ユーザは、モバイル ボイス アクセスを使用する携帯電話から、または Cisco Unified CM ユーザ オプションのウィンドウから、モバイル コネクト機能のオンとオフの切り替えを行うことができます。
• コール トレース:モバイル コネクト コールの詳細情報がログに記録されます。この情報は、企業でトランク使用率を最適化する場合や、接続の問題をデバッグする場合に役立ちます。
• モバイル コネクト コールのセキュリティとプライバシー:アクティブなモバイル コネクト コールの接続中、関連付けられたデスクトップ IP Phone がセキュリティで保護されるようになります。携帯電話の接続がアクティブになるとすぐに、デスクトップからはコールにアクセスできなくなります。したがって、携帯電話に接続されたコールを不正な人物が傍受する可能性はなくなります。
• スマートフォンのサポート:ユーザはアクティブなコールにおいて、スマートフォンの[Enterprise Hold]、[Enterprise Resume]、[Enterprise Transfer]、および[Enterprise Conference] の各ソフトキーを使用できます。また、スマートフォンからモバイル コネクトを有効または無効にすることもできます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モバイル コネクト
モバイル コネクトを使用すると、ユーザは、デスクトップ電話機または携帯電話で着信コールに応答すること、接続を中断せずに進行中のコールをデスクトップ電話機または携帯電話で取得すること、および携帯電話から業務上のコールを開始することができます。
(注) Code Division Multiple Access(CDMA; 符号分割多重接続)電話や Global System for Mobile Communications(GSM; モバイル通信用グローバル システム)電話を含む既存の携帯電話は、モバイル コネクトとモバイル ボイス アクセスに使用できます。ただし、互換性を確保するために Cisco Unified Communications Manager でタイマー設定を変更することが必要になる場合があります。「リモート接続先の設定」を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager がこの機能によってサポートする使用例については、「モバイル コネクトの使用例」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モバイル ボイス アクセス
モバイル ボイス アクセスを使用すると、モバイル コネクト機能が拡張され、ユーザはデスクトップ電話機からダイヤルする場合と同じように、携帯電話などのリモート接続先からコールを発信できるようになります。リモート接続先とは、モバイル コネクトの応答およびピックアップに使用できるように指定された電話機です。ユーザは、リモート接続先からモバイル ボイス アクセスにダイヤルします。Cisco Unified Communications Manager でユーザに割り当てられた PIN を入力するように要求されます。認証が完了すると、ユーザは、企業のデスクトップ電話機からコールを発信する場合と同じモバイル コネクト機能を使用して、コールを発信できるようになります。
次のいずれかの条件に該当する場合、ユーザはモバイル コネクトにコールすると、PIN のほかに発信元の電話番号も入力するように要求されます。
• ユーザの発信元の番号が、ユーザのリモート接続先のいずれとも一致しない。
• 番号がユーザまたはユーザの通信事業者によってブロックされている(「不明な番号」と表示される)。
• 番号が Cisco Unified Communications Manager データベース内の番号と完全に一致しない(たとえば、ユーザの番号は 510-666-9999 だがデータベースでは 666-9999 となっている、または番号は 408-999-6666 だがデータベースでは 1-408-999-6666 となっている)。
• モバイル ボイス アクセスがヘアピン モードで設定されている。
要求された情報(携帯電話の番号や PIN など)をユーザが 3 回連続で誤入力すると、モバイル ボイス アクセス コールは切断され、ユーザは一定期間ロックアウトされます。
(注) IVR が使用されている場合、モバイル ボイス アクセスは Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[モバイルボイスアクセス(Mobile Voice Access)] ウィンドウ([メディアリソース(Media Resources)] >[モバイル ボイス アクセス(Mobile Voice Access)])の[選択済みのロケール(Selected Locales)] ペインに表示される最初のロケールを使用します。たとえば、[選択済みのロケール(Selected Locales)] ペインに最初に[English United States] と表示されている場合、Cisco Unified Mobility ユーザは、コール中に IVR が使用されているときには英語を受信します。
Cisco Unified Communications Manager がこの機能によってサポートする使用例については、「モバイル ボイス アクセスの使用例」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobile Communicator の設定
表13-2 では、Cisco Unified Mobility の Cisco Unified Mobile Communicator を設定する手順を要約しています。手順の詳細については、この表に示されている情報を参照してください。
表13-2 Cisco Unified Mobile Communicator の設定チェックリスト
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ステップ 1 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、Cisco Unified Mobile Communicator(CUMC)デバイスを設定します。 [デバイス(Device)] >[電話(Phone)] メニュー オプションを使用します。
(注) [エンドユーザの設定(End User Configuration)] ページで、[モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスがオンになっていることを確認してください。
(注) [モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスをオンにすると、ライセンスに対するトリガーが発生し、モバイル コネクト用にデバイス ライセンス ユニット(DLU)が消費されます。
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『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」 「Cisco Unified Mobile Communicator の設定の詳細」 |
ステップ 2 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、Cisco Unified Mobility Advantage(CUMA)サーバのセキュリティ プロファイルを設定します。 [システム(System)] >[セキュリティプロファイル(Security Profile)] >[CUMA サーバのセキュリティ プロファイル(CUMA Server Security Profile)] メニュー オプションを使用します。 |
詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド 』を参照してください。 |
ステップ 3 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、CUMA サーバのアプリケーション サーバを設定します。 [システム(System)] >[アプリケーションサーバ(Application Server)] メニュー オプションを使用します。[アプリケーションサーバタイプ(Application Server Type)] ドロップダウン リスト ボックスで、[CUMA Provisioning Server] タイプを選択します。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「アプリケーション サーバの設定」 「Cisco Unified Mobile Communicator の設定の詳細」 |
ステップ 4 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、エンタープライズ機能アクセス電話番号(DN)を設定します。 [コールルーティング(Call Routing)] >[電話番号(Directory Number)] メニュー オプションを使用します。
(注) この設定を行わないと、Dial-via-Office 機能が働きません。
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『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の設定」 |
ステップ 5 |
CUMA クライアントに対して、Cisco Unified Communications Manager への登録を許可します。 |
詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド 』を参照してください。 |
ステップ 6 |
Cisco Unified CM ユーザ オプションのウィンドウで、Cisco Unified Mobile Communicator の次のようなエンド ユーザ設定を行います。 • デバイス:エンド ユーザは、固有の Cisco Unified Mobile Communicator を指定します。 • リモート接続先:エンド ユーザは、固有の Cisco Unified Mobile Communicator をリモート接続先プロファイルとして選択します。 |
特定の Cisco Unified IP Phone モデルに関するユーザ ガイドを参照してください。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobile Communicator の設定の詳細
Cisco Unified Mobile Communicator(CUMC)を設定する際に[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの各フィールドを設定する場合、次の設定要件に留意してください。
• 新規の Cisco Unified Mobile Communicator を設定する場合、[電話のタイプの選択(Select Phone Type)] ドロップダウン リスト ボックスで、Cisco Unified Mobile Communicator の電話機タイプを選択します。
• [デバイス名(Device Name)]:この名前が一意であることを確認します。MAC アドレスは必要ありません。
• [モビリティユーザID(Mobility User ID)]:このフィールドの設定は必須です。
• [Mobility Identity]:このフィールドは、CUMC 対応スマートフォン携帯電話番号を接続先番号として指定します。
• [Reroute CSS] および[CSS]:基本コールが機能するように、これらのフィールドが設定されていることを確認します。
• [DNDオプション(DND Option)]:Cisco Unified Mobile Communicator は、DND の[コール拒否(Call Reject)] オプションだけをサポートします。
電話番号は、Cisco Unified Mobile Communicator に割り当てられている必要があります。
Cisco Unified Mobile Communicator に適用される、その他の設定要件についても留意してください。
• Cisco Unified Communications Manager および Cisco Unified Mobility Advantage サーバには統合された[エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウがないので、CUMC クライアント ユーザは、Cisco Unified Communications Manager の管理ページおよび Cisco Unified Mobility Advantage サーバの双方において、同一のリモート接続先番号を設定する必要があります。
• CUMC クライアント ユーザが固有の SIM カードを変更する場合、このユーザは Cisco Unified Mobility Advantage サーバの携帯電話番号を更新する必要があります。Cisco Unified Mobility Advantage サーバは、古い携帯電話番号を持つ AXL を使用して、新しい携帯電話番号を持つ Cisco Unified Communications Manager を更新し、さらに新しい SIP REGISTER メッセージを Cisco Unified Communications Manager に送信します。
• Cisco Unified Communications Manager ノードが、Cisco Unified Mobility Advantage サーバ管理コンソールで静的に生成されることを確認してください。
• Cisco Unified Mobility Advantage サーバは、AXL だけを使用して Cisco Unified Communications Manager データベースを更新します。ただし Cisco Unified Mobility Advantage サーバには、Cisco Unified Communications Manager データベースの変更通知は聞こえません。
主な検討事項
Cisco Unified Mobile Communicator デバイスに関する、次の主な検討事項に留意してください。
• 複数のリモート接続先を CUMC デバイスに追加できます(リモート接続先プロファイルと同様)。
• 自動の移行サポートは存在しません。デバイスを CUMC デバイスとして手動で再設定する必要があります。
• 2.5G では D チャネルはボイス コールの接続後に利用不可になるため、サポートされるのは最初のコールだけです。
• CUMA サーバがアクティブにできる CUMC デバイスは、各ユーザにつき 1 台のみです。
• CUMC デバイスの設定において、CSS の再ルーティングおよび CSS は重要な検討事項です。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Dial-via-Office リバース コールバック
Dial-via-Office リバース コールバック機能は、モバイル ボイス アクセス機能に似ていますが、Cisco Unified Communications Manager が両方のコールを発信するという点が異なります。電話機は、CUMC クライアントから D チャネルを使用して、リバース コールバック機能を開始します。すると Cisco Unified Communications Manager は、まずリモート接続先にコールします。リモート接続先が応答すると、Cisco Unified Communications Manager は接続先番号にコールします。
Dial-via-Office リバース コールバックの例
次の例では、Dial-via-Office リバース コールバックのインスタンスで発生する一連のイベントを示しています。
• ユーザは、電話機で Dial-via-Office 機能を呼び出し、発信先の電話番号 2000 にコールします。
• 電話機は、SDP パラメータ「c=PSTN E164 4085551234」で指定されたコールバック番号で、INVITE 2000 を送信します。
• Cisco Unified Communications Manager は、SDP パラメータのエンタープライズ機能アクセス番号(4085556666)で、進行中のセッション 183 を返信します。
• Cisco Unified Communications Manager は、リモート接続先 4085551234 にコールバックします。
• リモート接続先がコールに応答すると、Cisco Unified Communications Manager は発信先の電話番号 2000 にコールをリダイレクトします。
リモート電話機への Dial-via-Office リバース コールバック
リモート電話機がコールされた場合にリバース コールバック インスタンスに次の特性が適用されることを、前述の例を使用して説明します。
• Cisco Unified Communications Manager は SDP パラメータ「a=setup:passive」に基づき、その dial-via-office(リバース)コールを判別します。
• Cisco Unified Communications Manager は「SIP/2.0 183 Session Progress」というメッセージを送信します。
• Cisco Unified Communications Manager は SDP パラメータ「c=PSTN E164 4085551234」に基づき、リモート電話機にコールバックします。
• リモート電話機は応答し、そのコールは発信先の電話番号 2000 にリダイレクトされます。
この機能では、CUMA がサポートされています。
非リモート電話機への Dial-via-Office リバース コールバック
非リモート電話機がコールされた場合にリバース コールバック インスタンスに次の特性が適用されることを、前述の例を使用して説明します。
• Cisco Unified Communications Manager は SDP パラメータ「a=setup:passive」に基づき、その dial-via-office(リバース)コールを判別します。
• Cisco Unified Communications Manager は「SIP/2.0 183 Session Progress」というメッセージを送信します。
• Cisco Unified Communications Manager は SDP パラメータ「c=PSTN E164 4085553456」に基づき、非リモート電話機にコールバックします。このコールバック先は、ユーザに連絡を取るための任意の PSTN 電話機となる場合があります。このような電話機には、たとえばホテルの電話機などがあります。
• 非リモート電話機(4085553456)は応答し、そのコールは発信先の電話番号 2000 にリダイレクトされます。
この機能では、CUMA がサポートされています。
Cisco Unified Communications Manager がこの機能によってサポートする使用例については、「Dial-via-Office リバース コールバックの使用例」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Time-of-Day アクセス
アクセス リストは、モバイル コネクト機能が有効になっているリモート接続先までコールを送達すべきかどうかを決定します。Time-of-Day アクセス機能は時間ベースの制御を伴い、時間を別の決定要素として追加します。この機能により、管理者およびユーザはコールを、受信された時刻に基づいてリモート接続先に到達させるべきかどうかを決定できます。
リモート接続先へのコールに関しては、リモート接続先の Time-of-Day アクセス設定を決定するため、Time-of-Day アクセス機能により呼び出しスケジュールが追加され、その呼び出しスケジュールがアクセス リストに関連付けられます。
プロビジョニング プロセスは、次のエンティティのプロビジョニングを伴います。
• アクセス リスト
• リモート接続先(呼び出しスケジュールを設定し、その呼び出しスケジュールをリモート接続先のアクセス リストに関連付ける)
Time-of-Day アクセス機能は、既存のアクセス リスト機能の拡張版として、Cisco Unified Communications Manager のエンド ユーザにアクセス可能である必要があります。これによって、Cisco Unified Communications Manager の管理機能(管理者側)および Cisco Unified CM ユーザ オプション(エンド ユーザ側)の双方を使用して、この機能をプロビジョニングできます。
Time-of-Day アクセスの例
次の例は、Time-of-Day アクセスの特定のアプリケーションを示します。
業務時間中にユーザが閲覧するための Block 1800!
その他のトピック
この項の内容は次のとおりです。
• 「Time-of-Day アクセスの設定」
• 「Time-of-Day アクセスの特記事項」
「Time-of-Day アクセスの使用例」に、Release 7.0(x)より前の Cisco Unified Communications Manager のリリースから移行した場合の移行に関する考慮事項など、Cisco Unified Mobility での Time-of-Day アクセス機能の使用例を示しています。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Time-of-Day アクセスの設定
表13-3 では、Cisco Unified Mobility の Time-of-Day アクセス機能を設定する手順を要約しています。手順の詳細については、表に示されている章と項を参照してください。
表13-3 Time-of-Day アクセスの設定チェックリスト
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ステップ 1 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、Time-of-Day アクセス機能を有効にするエンド ユーザを設定します。 [ユーザ管理(User Management)] >[エンドユーザ(End User)] メニュー オプションを使用します。
(注) [エンドユーザの設定(End User Configuration)] ページで、[モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスがオンになっていることを確認してください。
(注) [モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスをオンにすると、ライセンスに対するトリガーが発生し、モバイル コネクト用にデバイス ライセンス ユニット(DLU)が消費されます。
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『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザの設定」 ライセンスとモバイル コネクトとの連携については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』の「Cisco Unified Mobility のライセンス」の項を参照してください。 |
ステップ 2 |
特定のユーザに対しては、各リストをユーザに割り当てて、Time-of-Day アクセス用に使用するアクセス リストを設定します。許可された発信者とブロックされた発信者に対して、別個のアクセス リストを作成します。
(注) アクセス リストは、1 人の所有者に属している必要があります。システムのアクセス リストは存在しません。
[コールルーティング(Call Routing)] >[コントロールのクラス(Class of Control)] >[アクセスリスト(Access List)] メニュー オプションを使用します。 |
「アクセス リストの設定」 |
ステップ 3 |
ユーザのリモート接続先を設定します。リモート接続先は、ユーザのデスクトップ電話機からの転送を受け入れることができ、かつモバイル ボイス アクセスを使用してコールを開始できる携帯電話(またはその他の電話機)です。 [デバイス(Device)] >[リモート接続先(Remote Destination)] メニュー オプションを使用します。
(注) これと同じ設定は、デュアル モード フォン、および Time-of-Day アクセスをセットアップするための Cisco Unified Mobile Communicator モビリティ ID にも適用されます。
Time-of-Day アクセスを正しく設定するには、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウの次の領域を設定します。 • [呼び出しスケジュール(Ring Schedule)] ペインで、リモート接続先の呼び出しスケジュールを設定します。 • [上記の呼び出しスケジュールの間にコールを受信する場合(When receiving a call during the above ring schedule)] ペインで、呼び出しスケジュールが適用されるアクセス リストを指定します。 リモート接続先の[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] チェックボックスをオンにすると、Cisco Unified Mobility は[モバイルコネクトが有効になっている場合(When Mobile Connect is Enabled)] ペインでの設定を、このリモート接続先に作成されるコールに適用できるようになります。[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] チェックボックスがオフの場合、ここでの設定がこのリモート接続先への着信コールに適用されなくなります。ただし、これらの設定は今後の使用のためにそのまま残ります。 |
「リモート接続先の設定」 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Time-of-Day アクセスの特記事項
次の特記事項は、Time-of-Day アクセスの設定に適用されます。
• 呼び出しスケジュールは、リモート接続先のタイムゾーンと関連付けられており、Cisco Unified Communications Manager サーバのタイムゾーンとは関連付けられていません。リモート接続先のタイムゾーンを指定するには、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウの[タイムゾーン(Time Zone)] フィールドを使用します。
• リモート接続先で Time-of-Day アクセスが設定されていない場合は、すべてのコールがリモート接続先に送達されます。デフォルトでは、呼び出しスケジュールの[すべての時間(All the time)] オプション ボタンおよび[この接続先を常に呼び出し(Always ring this destination)] オプション ボタンが選択されているため、すべてのコールがリモート接続先に送達されます。
• アクセス リストを必ずメンバで設定すること、およびメンバを含まない空のアクセス リストを作成しないことをお勧めします。空のアクセス リストが [発信者が次に登録されている場合のみ、この接続先を呼び出す(Ring this destination only if caller is in)] ドロップダウン リスト ボックスで選択されている場合、すべてのコールはブロックされます(許可されません)。空のアクセス リストが [発信者が次に登録されている場合、この接続先を呼び出さない(Do not ring this destination if caller is in)] ドロップダウン リスト ボックスで選択されている場合、指定された呼び出しスケジュール中にすべてのコールが許可されます。いずれの場合も、空のアクセス リストの使用は、エンド ユーザに対して無用な混乱を招く原因となることがあります。
Cisco Unified Communications Manager がこの機能によってサポートする使用例については、「Time-of-Day アクセスの使用例」を参照してください。
エンド ユーザが Cisco Unified CM ユーザ オプションのウィンドウを使用して Time-of-Day アクセスの設定をカスタマイズするための設定の詳細については、適切な Cisco Unified IP Phone モデルのユーザ ガイドを参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
DTMF を介したダイレクト コールパーク
ユーザは、DTMF 番号を使用して既存のコールをパークすることができます。携帯電話からダイレクト コールパークを使用してコールをパークし、一意のモビリティ ユーザのパーク コードを入力します。その後、ユーザはそのコードでコールを取得するか、他の誰かにそのコードでのコール取得を依頼することができます。この機能は、別の部署やユーザにコールを受けてもらう必要のある縦型組織で役立ちます。
企業の一員であるユーザが携帯電話でコールを受ける場合、そのユーザは、電話番号が非表示となる会議室内やデスク上の Cisco Unified IP Phone でそのコールに応答することも考えられます。このようなユーザは、コールをパークしてから、そのコードだけを使用してパークされたコールを受けることができます。
携帯電話ユーザが DTMF 転送機能を使用してアクティブなコールに対応している場合には、システム管理者が設定してユーザに割り当てたパーク コードに、パークされた発信側を転送することにより、コールをパークできます。
この機能により、携帯電話ユーザは、パークされた発信側をユーザが選択したパーク コードに転送することで、コールをパークできるようになります。携帯電話ユーザが DTMF 転送機能を使用してアクティブなコールに対応している場合には、パークされた発信側をユーザが選択したパーク コードに転送することにより、コールをパークできます。ダイヤリングのシーケンスは DTMF 転送シーケンスに似ていますが、転送番号の代わりに事前設定されたパーク コードを使用するという点が異なります。
DTMF を介したダイレクト コールパークの例:コールのパーク
次の例では、*82 は排他保留、*84 は転送、PIN は 12345、コールパークのコードは 3215 を示しています。次のアクションは携帯電話で発生します。
1. *82 をダイヤルします(コールを企業内で保留状態にするため)。
2. 必要な場合、携帯電話のモデルに応じて、携帯電話を保留にします。
3. エンタープライズ機能の DID に新規コールを発信します。
4. コールが接続したら、「12345#*84#3215#*84#」とダイヤルします。
Cisco Unified Communications Manager は、パークされた発信側を保留にしてから、コール転送機能と同じ要領で、パークされた発信側にダイヤル トーンを発信します。
Cisco Unified Communications Manager がダイヤルされたパーク コードの番号を受信すると、番号分析エンジンが、ダイヤルされたパーク コードの番号が有効かどうかを確認します。有効である場合、ダイレクト コールパーク機能がパーク コードを代行受信し、そのパーク コードが利用可能かどうかを確認します。ダイヤルされたパーク コードが有効かつ利用可能である場合、パーク元は呼び出し音を受信し、選択されたパーク コードに関連付けられている Cisco Unified Communications Manager 汎用デバイスに対するセカンダリ コールが終了します。この汎用デバイスは自動的に応答し、保留音(MOH)または保留トーンでパーク元を保留状態にします。最後の *84 は、パークされた発信側に対して、選択されたパーク コードに関連付けられている Cisco Unified Communications Manager 汎用デバイスへの転送を実行します。転送が完了すると、パークされた発信側は MOH または保留トーンを受信し、さらに選択されたパーク コードでパークされてから、取得までの待機状態に入ります。
ユーザが選択するパーク コードを別ユーザがすでに使用している場合、Cisco Unified Communications Manager のダイレクト コールパーク機能のロジックにより、その選択済みパーク コードは拒否され、パーク元にはビジー音が再生されます。ユーザは別のパーク コードを選択できるようになります。
ユーザが選択したパーク コードが有効でない場合、Cisco Unified Communications Manager はパーク元に対してリオーダー音を再生し、ユーザは別のパーク コードを選択できるようになります。
ダイレクト コールパーク機能に関しては、パーク コードとコード範囲がクラスタ全体で設定可能であることに注意してください。クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager サーバは、パーク コードとコード範囲を共有します。
DTMF を介したダイレクト コールパークの例:パークされたコールの取得
ユーザがパークされたコールを取得しようとする場合は、ユーザは別の携帯電話をオフフックにできます。また、ユーザは 2 段階ダイヤリングを使用して、ダイレクト コールパークの取得用プレフィックス(たとえば 22)、およびパーク コードとコード範囲(たとえば 3215)を含む番号ストリングをダイヤルする必要があります。次の一連のイベントが順に発生します。
1. 携帯電話で、エンタープライズ機能の DID をダイヤルします。
2. 接続が完了したら、PIN#1#223215 を押してパークされたコールを取得します。
コールが時間どおりに取得されない場合、パークされたコールは、パーク元にデフォルトで関連付けられている電話番号に戻ります。これは既存のコールパーク機能と同様です。
シェアドラインがパーク元の電話回線用に設定されている場合、そのシェアドラインに関連付けられているすべての電話機で呼び出し音が鳴ります。さらに、dPark 機能により、ユーザはコールパークの設定ウィンドウでコールパーク復帰番号を設定できます。したがって、コールパーク復帰番号が設定された場合は、未取得のコールはパーク元の番号にではなく、この復帰番号に戻ります。
Cisco Unified Communications Manager がこの機能によってサポートする使用例については、「DTMF を介したダイレクト コールパークの使用例」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
SIP URI ダイヤル
この機能は、Cisco Unified Mobility のリモート接続先の追加タイプとして、Session Initiation Protocol(SIP)Universal Resource Identifier(URI)をサポートします。電話番号がコールされると、Cisco Unified Communications Manager はそのコールを、To: ヘッダー内でこの SIP URI を使用する番号分析によって選択された SIP トランクにまで送達します。
この機能は、全体的な SIP URI ではなく、ドメイン名だけに基づいたルーティングのみを許可します。
このタイプのリモート接続先が設定されている場合、その他の Cisco Unified Mobility 機能(2 段階ダイヤリング、Cisco Unified Communications Manager へのコール時の電話番号への変換、対話型音声応答(IVR)サポート、発信者 ID の一致、または DTMF 転送および会議など)はサポートされません。
SIP URI 管理の詳細
SIP URI ダイヤル機能では、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウの[接続先番号(Destination Number)] フィールドで URI を入力できるようにするため、ビジネス規則を緩和することが必要になります(Cisco Unified Communications Manager の管理ページのメニュー バーで、 [デバイス(Device)] >[リモート接続先(Remote Destination)] メニュー オプションを選択します)。
この機能の追加要件により、設定された URI ドメインに一致する SIP ルート パターンを、この機能が動作するように設定する必要があることが示されます。SIP ルート パターンを設定するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページのメニュー バーで [コールルーティング(Call Routing)] >[SIPルートパターン(SIP Route Pattern)] メニュー オプションを選択します。
SIP URI の例
リモート接続先に対しては、SIP URI の user@corporation.com が設定されます。また、 corporation.com を指定する SIP ルート パターンは、正しく解決されるよう、SIP URI のリモート接続先に対しても設定される必要があります。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モバイル コネクトの使用例
モバイル コネクトは、次の使用例をサポートしています。
• デスクトップ電話機または携帯電話で外部コールを受信する:外部の発信者が、ユーザのデスクトップの内線番号をダイヤルします。デスクトップ電話機と携帯電話で、呼び出し音が同時に鳴ります。ユーザが一方の電話機で応答すると、もう一方の電話機の呼び出し音は停止します。ユーザは、コールの接続中に、接続を中断せずにデスクトップ電話機と携帯電話を切り替えることができます。切り替えは、着信コールと発信コールの両方でサポートされています。
• 携帯電話からデスクトップ電話機に戻す:デスクトップ電話機でコールの発信または応答を開始した後で携帯電話に切り替えた場合、コールをデスクトップ電話機に戻すことができます。
• コール中のエンタープライズ機能を使用する:ユーザはモバイル コネクト コールの接続中に、保留/再開、排他保留、転送、および会議などのコール中機能を実行できます。
• 2 段階ダイヤリングでエンタープライズ機能を使用する:ユーザがスマートフォンからコールを発信する場合、スマートフォンがビジネス モードのときは、コールは Cisco Unified Communications Manager から発信されます。この機能はモバイル ボイス アクセスと似ていますが、音声プロンプトが用意されていません。また、ユーザはこの機能を使用して、モバイル コネクトをオンまたはオフにすることもできます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モバイル ボイス アクセスの使用例
モバイル ボイス アクセスは、次の使用例をサポートしています。
• 携帯電話などのリモート電話機からモビリティ コールを開始する:ユーザはモバイル ボイス アクセスを使用して、デスクトップ電話機からダイヤルする場合と同じように、携帯電話からコールを開始することができます。
• 携帯電話から開始したコールの接続中に携帯電話からデスクトップ電話機に切り替える:モバイル ボイス アクセスを使用して携帯電話からコールを開始した場合、ユーザはコールの接続中に、接続を中断することなくデスクトップ電話機に切り替えることができます。その後、必要に応じて携帯電話に戻すこともできます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Dial-via-Office リバース コールバックの使用例
Dial-via-Office リバース コールバック機能は、次の使用例をサポートしています。
• モバイル ユーザがリモート接続先に対してリバース コールバック機能を呼び出し、成功した。
• モバイル ユーザがリモート接続先以外に対してリバース コールバック機能を呼び出し、成功した。
• モバイル ユーザがリバース コールバック機能を呼び出し、失敗した。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Time-of-Day アクセスの使用例
次の使用例では、Cisco Unified Communications Manager の Release 7.0(1)での Time-of-Day アクセス機能の追加よりも前に設定されたアクティブなアクセス リスト、および Cisco Unified Communications Manager の Release 7.0(1)以降の機能に対して発生する新規プロビジョニングを使用して、Time-of-Day アクセス機能の働きを詳しく説明します。
以前の Cisco Unified Communications Manager リリースからのアクティブなアクセス リストの移行に関するサポート対象使用例
次の使用例では、Cisco Unified Communications Manager の以前のリリースから Release 7.0(x)以降へのアクティブなアクセス リストの移行が発生する場合について、Cisco Unified Mobility を使用して、Time-of-Day アクセス機能の働きを詳しく説明します。
• 使用例 1:Cisco Unified Communications Manager の Release 7.0(x)よりも前では、許可アクセス リストと拒否アクセス リストは設定されていない。
移行後の結果:システムはすべてのコールを常時許可します。[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウに、[モバイルコネクトが有効になっている場合(When Mobile Connect is Enabled)] ペインが表示されます。[呼び出しスケジュール(Ring Schedule)] ペインでは、[すべての時間(All the time)] オプション ボタンが選択されています。[上記の呼び出しスケジュールの間にコールを受信する場合(When Receiving a call during the above ring schedule)] ペインでは、[この接続先を常に呼び出し(Always ring this destination)] オプション ボタンが選択されています。
• 使用例 2:Cisco Unified Communications Manager の Release 7.0(x)よりも前では、許可アクセス リストだけが設定されている。
移行後の結果:許可アクセス リストに属する発信者だけが、関連付けられたリモート接続先に到達できます。[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウに、[モバイルコネクトが有効になっている場合(When Mobile Connect is Enabled)] ペインが表示されます。[呼び出しスケジュール(Ring Schedule)] ペインでは、[すべての時間(All the time)] オプション ボタンが選択されています。[上記の呼び出しスケジュールの間にコールを受信する場合(When Receiving a call during the above ring schedule)] ペインでは、[発信者が次に登録されている場合のみ、この接続先を呼び出す(Ring this destination only if caller is in)] オプション ボタンが選択されており、それに対応するドロップダウン リスト ボックスにアクセス リストが表示されます。
• 使用例 3:Cisco Unified Communications Manager の Release 7.0(x)よりも前では、拒否アクセス リストだけが設定されている。
移行後の結果:拒否アクセス リストに属する発信者は、関連付けられたリモート接続先には到達できません。ただし、その他の発信者は全員、リモート接続先に常時コールできます。[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウに、[モバイルコネクトが有効になっている場合(When Mobile Connect is Enabled)] ペインが表示されます。[呼び出しスケジュール(Ring Schedule)] ペインでは、[すべての時間(All the time)] オプション ボタンが選択されています。[上記の呼び出しスケジュールの間にコールを受信する場合(When Receiving a call during the above ring schedule)] ペインでは、[発信者が次に登録されている場合、この接続先を呼び出さない(Do not ring this destination if caller is in)] オプション ボタンが選択されており、それに対応するドロップダウン リスト ボックスにアクセス リストが表示されます。
現行の Cisco Unified Communications Manager リリースでの Time-of-Day アクセスの使用例
次の使用例では、Cisco Unified Communications Manager の現行のリリースに関して、Cisco Unified Mobility を使用して Time-of-Day アクセス機能の働きを詳しく説明します。
• 使用例 4:業務時間中のみコールを許可する。
設定:月曜日から金曜日までの業務時間を指定する呼び出しスケジュールを設定し、[この接続先を常に呼び出し(Always ring this destination)] オプション ボタンを選択します。
結果:システムは業務時間中には発信者全員を許可しますが、業務時間外の場合、コールはこのリモート接続先に送達されません。
• 使用例 5:業務時間中に、特定の番号からのコール(たとえば同僚からのコール)だけを許可する。
設定:月曜日から金曜日までの業務時間を指定する呼び出しスケジュールを設定し、[発信者が次に登録されている場合のみ、この接続先を呼び出す(Ring this destination only if caller is in)] オプション ボタンを選択し、アクセス リストを指定します。
結果:アクセス リストに属する発信者だけが、業務時間中にリモート接続先にコールできます。その他の発信者はすべて、業務時間中にはブロックされます。業務時間外には、このリモート接続先をコールが呼び出すことはありません。
• 使用例 6:業務時間中に特定の番号(たとえば 1800 番)をブロックする。
設定:月曜日から金曜日までの業務時間を指定する呼び出しスケジュールを設定し、[発信者が次に登録されている場合、この接続先を呼び出さない(Do not ring this destination if caller is in)] オプション ボタンを選択し、アクセス リストを指定します。
結果:アクセス リストに属する発信者だけが、業務時間中にリモート接続先へのコールをブロックされます。その他の発信者はすべて、業務時間中にリモート接続先へコールを発信できます。業務時間外には、このリモート接続先をコールが呼び出すことはありません。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
DTMF を介したダイレクト コールパークの使用例
Cisco Unified Mobility の DTMF 機能を介したダイレクト コールパークは、次の使用例をサポートしています。
• 携帯電話ユーザが、選択されたパーク コードでのコールをパークする。
• 携帯電話ユーザが、選択された使用不能パーク コードでのコールをパークする。
• 携帯電話ユーザが、選択された無効パーク コードでのコールをパークする。
• 携帯電話ユーザが、DTMF 転送コードの入力後にパーク コードの入力を行わない。
• パーク元がコールのパークを試みている間に、パークされた発信側が接続を切断する。
• パークされた発信側が、選択されたパーク コードでパークされており、かつ取得までの待機状態に入っている間に接続を切断する。
• ユーザが、ダイレクト コールパークの取得用番号、および使用中でないパーク コードをダイヤルする。
• コールをパークするための番号ストリングの長さと、コールを取得するための番号ストリングの長さが同じになるよう、管理者がトランスレーション パターンを設定する。
• パークされたコールをユーザが再試行する。
• パークされたコールが戻る。
• パーク コードの使用中に、パーク コードまたはコード範囲、ダイレクト コールパークのパーク プレフィックス、ダイレクト コールパークの取得用プレフィックスのいずれかのエンティティが修正または削除される。
• ネットワークの分割時に、ダイレクト コールパークが指定される。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobility の設定
この項では、管理者が Cisco Unified Communications Manager の管理ページで Cisco Unified Mobility を設定するために必要な手順をまとめたチェックリストを示します。また、この項では各 Cisco Unified Communications Manager の管理ページのメニュー オプションに関する詳しい手順も示します。
エンド ユーザは、Cisco Unified CM ユーザ オプションのウィンドウを使用して、携帯電話に適用される Cisco Unified Mobility の設定をさらに詳しく構成したり、または変更したりできます。
ここでは、次のトピックについて説明します。
• 「Cisco Unified Mobility の設定チェックリスト」
• 「アクセス リストの設定」
• 「リモート接続先プロファイルの設定」
• 「リモート接続先の設定」
• 「モバイル ボイス アクセスのメディア リソースの設定」
• 「モバイル ボイス アクセス用の H.323 ゲートウェイの設定」
• 「サービス パラメータを使用したモバイル ボイス アクセスの設定」
• 「モビリティの設定」
• 「モビリティ ソフトキーの設定」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobility の設定チェックリスト
表13-4 では、Cisco Unified Mobility を設定する手順を要約しています。手順の詳細については、表に示されている章と項を参照してください。
表13-4 Cisco Unified Mobility の設定チェックリスト
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ステップ 1 |
Cisco Unified Serviceability で Cisco Unified Mobile Voice Access サービスをアクティブにします。このサービスは、クラスタの最初のノード上でアクティブにする必要があります。 |
サービスのアクティブ化については、『 Cisco Unified Serviceability アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。 |
ステップ 2 |
ユーザ アカウントを設定します。
(注) [エンドユーザの設定(End User Configuration)] ページで、[モビリティの有効化(Enable Mobility)] および[モバイルボイスアクセスの有効化(Enable Mobile Voice Access)] チェックボックスがオンになっていることを確認してください。
(注) [モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスをオンにすると、ライセンスに対するトリガーが発生し、モバイル コネクト用にデバイス ライセンス ユニット(DLU)が消費されます。
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『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザの設定」 ライセンスとモバイル コネクトとの連携については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』の「Cisco Unified Mobility のライセンス」の項を参照してください。 |
ステップ 3 |
各アクセス リストをモバイル コネクト ユーザに割り当て、リストを許可するかどうかを指定することによって、モバイル コネクト用のアクセス リストを作成します。 |
「アクセス リストの設定」 |
ステップ 4 |
リモート接続先プロファイルを作成し、各ユーザをプロファイルに割り当てます。 |
「リモート接続先プロファイルの設定」 |
ステップ 5 |
ユーザのデスクトップ電話番号(DN)を関連付けます。 |
「電話番号とリモート接続先プロファイルの関連付け」 |
ステップ 6 |
すでに定義したプロファイルを設定の一部として選択することで、リモート接続先を追加します。 |
「リモート接続先の設定」 |
ステップ 7 |
[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウで、次の作業を実行します。 • [Enable Mobile Voice Access] に対して[True] を選択し、モバイル ボイス アクセス番号を入力します。この番号は、エンド ユーザがモバイル ボイス アクセスに到達するために使用する DID 番号です。
(注) モバイル ボイス アクセス コールを発信するには、これらのサービス パラメータを設定し、さらに[エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウで[モバイルボイスアクセスの有効化(Enable Mobile Voice Access)] チェックボックスをオンにする必要があります。
• [Enable Enterprise Feature Access] に対して [True] を選択し、リモート接続先からの保留、再開、転送、および会議機能を有効にします。 |
『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定」 |
ステップ 8 |
モバイル ボイス アクセス用のメディア リソースを設定します。 |
「モバイル ボイス アクセスのメディア リソースの設定」 |
ステップ 9 |
代替策として、サービス パラメータおよびエンタープライズ機能アクセス DID 電話番号を設定して、モバイル ボイス アクセスを設定します。 |
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ステップ 10 |
デュアル モード フォンのハンドオフに対してモビリティを設定します。 |
「モビリティの設定」 |
ステップ 11 |
ユーザ向けに Time-of-Day アクセスを設定します。これを行うには、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウの[モバイルコネクトが有効になっている場合(When Mobile Connect is Enabled)] ペインにある各フィールドを使用します。 |
「リモート接続先の設定」 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リストの検索
ネットワークには複数のアクセス リストが存在する可能性があるため、Cisco Unified Communications Manager では特定の条件に基づいて、特定のアクセス リストを検索できます。アクセス リストを検索するには、次の手順を実行します。
(注) ブラウザ セッションでの作業中は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページでアクセス リストの検索プリファレンスが保持されます。他のメニュー項目に移動してこのメニュー項目に戻った場合でも、検索を変更するかブラウザを閉じない限り、アクセス リストの検索プリファレンスは Cisco Unified Communications Manager の管理ページで保持されています。
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 [コールルーティング(Call Routing)] >[コントロールのクラス(Class of Control)] >[アクセスリスト(Access List)] の順に選択します。
[アクセスリストの検索と一覧表示(Find and List Access Lists)] ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、アクティブな(前の)クエリーのレコードも表示される場合があります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または[フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
条件に一致するレコードがすべて表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、各ページに表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リストの設定
次の手順では、アクセス リストを設定する方法について説明します。
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 [コールルーティング(Call Routing)] >[コントロールのクラス(Class of Control)] >[アクセスリスト(Access List)] の順に選択します。
[アクセスリストの検索と一覧表示(Find and List Access Lists)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次のいずれかの手順を実行します。
• 既存のアクセス リストをコピーするには、「アクセス リストの検索」で説明したとおりに、該当するアクセス リストを検索します。コピーするアクセス リストの横にある [コピー(Copy)] アイコンをクリックします。ウィンドウにアクセス リストのコピーが表示されます。[名前(Name)] フィールドの値を変更し、ステップ 3 に進みます。
• 新しいアクセス リストを追加するには、 [新規追加(Add New)] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 既存のアクセス リストを更新するには、「アクセス リストの検索」で説明したとおりに、該当するアクセス リストを検索し、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 パラメータの値を入力します( 表13-5 を参照)。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
新しいアクセス リストを設定している場合、ウィンドウが再度開き、[アクセスリストメンバ情報(Access List Member Information)] 領域が表示されます。
ステップ 5 アクセス リストのメンバを設定する場合は、 [メンバの追加(Add Member)] をクリックします。
[アクセスリストメンバの詳細(Access List Member Detail)] ウィンドウが開きます。
ステップ 6 パラメータの値を入力します( 表13-6 を参照)。
ステップ 7 [保存(Save)] をクリックします。
[アクセスリストの設定(Access List Configuration)] ウィンドウが再度開き、[選択されたフィルタ(Selected Filters)] 領域に、新しい番号またはフィルタが表示されます。
ステップ 8 [アクセスリストの設定(Access List Configuration)] ウィンドウで、フィルタを追加し、必要に応じて既存のアクセス リストを変更します。
• DN マスクを変更するには、ウィンドウ下部の[アクセスリストメンバ(Access List Members)] の下にある電話番号のリンクをクリックし、変更値を入力してから、[保存(Save)] をクリックします。
• フィルタを削除するには、フィルタを選択し、[削除(Delete)] をクリックします。
• フィルタを削除せずに非アクティブにするには、[選択されたフィルタ(Selected Filters)] ペインでフィルタを選択し、下向きの矢印をクリックして、フィルタを[削除されたフィルタ(Removed Filters)] ペインに移動します。
• フィルタをアクティブにするには、[削除されたフィルタ(Removed Filters)] ペインでフィルタを選択し、上向きの矢印をクリックして、フィルタを[選択されたフィルタ(Selected Filters)] 領域に移動します。
• 既存のリストと同じメンバを含む新しいアクセス リストを作成するには、 [コピー(Copy)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リストの削除
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでアクセス リストを削除するには、次の手順を実行します。
始める前に
リモート接続先が使用しているアクセス リストを削除することはできません。アクセス リストを使用している項目を検索するには、[アクセスリストの設定(Access List Configuration)] ウィンドウの[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択します。依存関係レコードがシステムで使用できない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。依存関係レコードの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「依存関係レコードへのアクセス」を参照してください。使用中のアクセス リストを削除しようとすると、Cisco Unified Communications Manager によってメッセージが表示されます。現在使用しているアクセス リストを削除する前に、次の作業のいずれかまたは両方を実行する必要があります。
• 削除するアクセス リストを使用しているリモート接続先に、別のアクセス リストを割り当てます。「リモート接続先の設定」を参照してください。
• 削除するアクセス リストを使用しているリモート接続先を削除します。「リモート接続先の削除」を参照してください。
手順
ステップ 1 削除するアクセス リストを検索します。検索の手順は、「アクセス リストの検索」を参照してください。
ステップ 2 [アクセスリストの設定(Access List Configuration)] ウィンドウが表示された後に、 [削除(Delete)] をクリックします。
ステップ 3 削除を続けるには、 [OK] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リストの設定項目
表13-5 は、[アクセスリストの設定(Access List Configuration)] ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表13-5 アクセス リストの設定項目
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[アクセスリスト情報(Access List Information)]
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[名前(Name)] |
リモート接続先プロファイルの名前を入力します。 |
[説明(Description)] |
リモート接続先プロファイルの説明を入力します。 |
[オーナー(Owner)] |
ドロップダウン リスト ボックスで、アクセス リストの適用先のエンド ユーザを選択します。 |
[許可(Allowed)] |
メンバの電話番号からのコールがリモート接続先に送信されるようにするには、このオプション ボタンをクリックします。 |
[ブロック(Blocked)] |
メンバの電話番号からのコールがリモート接続先に送信されるのをブロックするには、このオプション ボタンをクリックします。 |
[アクセスリストメンバ情報(Access List Member Information)]
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[選択されたフィルタ(Selected Filters)] |
このペインには、アクセス リストの現在のメンバが表示されます。メンバは次のタイプで構成されます。 • [非通知(Private)]:このフィルタは、発信者 ID を表示しない非通知番号からのコールに適用されます。 • [使用不可(Not Available)]:このフィルタは、発信者 ID を持たない番号からのコールに適用されます。 • [電話番号(Directory Number)]:このフィルタは、カッコで囲まれた電話番号を指定します。たとえば、(12345)です。有効な値は、0 ~ 9 までの数字と、ワイルドカード文字 X、! および # です。 このペインの下側にある矢印を使用して、アクセス リストのメンバをこのペインに対して追加および削除します。 [メンバの追加(Add Member)] :このボタンをクリックして、新しいメンバを[選択されたフィルタ(Selected Filters)] ペインに追加します。[アクセスリストメンバの詳細(Access List Member Detail)] ウィンドウが開きます。詳細については、「アクセス リスト メンバの詳細の設定項目」を参照してください。 |
[削除されたフィルタ(Removed Filters)] |
このペインは、このアクセス リストに対して定義されているものの現在は選択されていないフィルタを指定します。 このペインの上側にある矢印を使用して、アクセス リストのメンバをこのペインに対して追加および削除します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
アクセス リスト メンバの詳細の設定項目
表13-6 は、[アクセスリストメンバの詳細(Access List Member Detail)] ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表13-6 アクセス リスト メンバの詳細の設定項目
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[フィルタマスク(Filter Mask)] |
ドロップダウン リスト ボックスからオプションを選択します。[電話番号(Directory Number)](電話番号の入力)、[使用不可(Not Available)](発信者 ID を持たないコールの除外)、または[非通知(Private)](発信者 ID を表示せずに許可またはブロックする番号の指定)のいずれかを選択できます。 |
[DNマスク(DN Mask)] |
[フィルタマスク(Filter Mask)] フィールドで[電話番号(Directory Number)] を選択した場合は、[DNマスク(DN Mask)] フィールドに電話番号またはフィルタを入力します。フィルタを定義するときは、次のワイルドカードを使用できます。 • X(大文字または小文字):1 桁の数字と一致します。 • !:任意の桁の数字と一致します。 • #:完全一致用の 1 桁の数字として使用します。 例: • 408! は、408 で始まるすべての番号と一致します。 • 408555123X は、4085551230 ~ 4085551239 のすべての番号と一致します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの検索
ネットワークには複数のリモート接続先プロファイルが存在する可能性があるため、Cisco Unified Communications Manager では特定の条件に基づいて、特定のリモート接続先プロファイルを検索できます。リモート接続先プロファイルを検索するには、次の手順を実行します。
(注) ブラウザ セッションでの作業中は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページでリモート接続先プロファイルの検索プリファレンスが保持されます。他のメニュー項目に移動してこのメニュー項目に戻った場合でも、検索を変更するかブラウザを閉じない限り、リモート接続先プロファイルの検索プリファレンスは Cisco Unified Communications Manager の管理ページで保持されています。
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 [デバイス(Device)] >[デバイスの設定(Device Settings)] >[リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profile)] の順に選択します。
[リモート接続先プロファイルの検索と一覧表示(Find and List Remote Destination Profiles)] ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、アクティブな(前の)クエリーのレコードも表示される場合があります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または[フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
条件に一致するレコードがすべて表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、各ページに表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの設定
リモート接続先プロファイルには、ユーザのリモート接続先すべてに適用されるパラメータが含まれています。モバイル コネクト用のユーザ アカウントを設定した後に(設定方法については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「エンド ユーザの設定」の章を参照)、ユーザのリモート接続先プロファイルを作成できます。
リモート接続先プロファイルを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 [デバイス(Device)] >[デバイスの設定(Device Settings)] >[リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profile)] の順に選択します。
ステップ 2 次のいずれかの手順を実行します。
• 既存のリモート接続先プロファイルをコピーするには、「リモート接続先プロファイルの検索」で説明したとおりに、該当するリモート接続先プロファイルを検索します。コピーするリモート接続先プロファイルの横にある [コピー(Copy)] アイコンをクリックします。ウィンドウにリモート接続先プロファイルのコピーが表示されます。[名前(Name)] フィールドの値を変更し、ステップ 3 に進みます。
• 新しいリモート接続先プロファイルを追加するには、 [新規追加(Add New)] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 既存のリモート接続先プロファイルを更新するには、「リモート接続先プロファイルの検索」で説明したとおりに、該当するリモート接続先プロファイルを検索し、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表13-7 を参照)。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
電話番号とリモート接続先プロファイルの関連付け
リモート接続先プロファイルを作成した後に、ユーザのデスクトップ電話機(複数可)の DN レコードを関連付ける必要があります。[リモート接続先プロファイルの設定(Remote Destination Profile Configuration)] ウィンドウの[新規DNを追加(Add a New DN)] リンクをクリックし、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の設定」の章に記載されている手順を実行します。
(注) [電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウでリモート接続先プロファイルの関連付けが解除されている場合は、[リモート接続先(Remote Destination)] ウィンドウで、DN に対する[回線アソシエーション(Line Association)] チェックボックスをオンにして、再度関連付ける必要があります。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの削除
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでリモート接続先プロファイルを削除するには、次の手順を実行します。
始める前に
リモート接続先と電話番号が使用しているリモート接続先プロファイルを削除することはできません。リモート接続先プロファイルを使用している項目を検索するには、[リモート接続先プロファイルの設定(Remote Destination Profile Configuration)] ウィンドウの[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択します。依存関係レコードがシステムで使用できない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。依存関係レコードの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「依存関係レコードへのアクセス」を参照してください。使用中のリモート接続先プロファイルを削除しようとすると、Cisco Unified Communications Manager によってメッセージが表示されます。現在使用しているリモート接続先プロファイルを削除する前に、次の作業のいずれかまたは両方を実行する必要があります。
• 削除するリモート接続先プロファイルを使用しているリモート接続先および電話番号に、別のリモート接続先プロファイルを割り当てます。「リモート接続先の設定」を参照してください。
• 削除するリモート接続先プロファイルを使用しているリモート接続先および電話番号を削除します。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「リモート接続先の設定」、および「電話番号の設定」の章を参照してください。
手順
ステップ 1 更新するリモート接続先プロファイルを検索します。検索の手順は、「リモート接続先プロファイルの検索」を参照してください。
ステップ 2 [リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profiles)] ウィンドウが表示された後に、 [削除(Delete)] をクリックします。
ステップ 3 削除を続けるには、 [OK] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先プロファイルの設定項目
表13-7 は、[リモート接続先プロファイルの設定(Remote Destination Profile Configuration)] ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表13-7 リモート接続先プロファイルの設定項目
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[リモート接続先プロファイル情報(Remote Destination Profile Information)]
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[名前(Name)] |
リモート接続先プロファイルの名前を入力します。 |
[説明(Description)] |
リモート接続先プロファイルの説明を入力します。 |
[ユーザID(User ID)] |
このプロファイルを割り当てるユーザを選択します。このユーザは、[エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウで[モビリティの有効化(Enable Mobility)] がオンになっているユーザの ID と一致している必要があります。 |
[デバイスプール(Device Pool)] |
このプロファイルに適用するデバイス プールを選択します。デバイス プールは、リージョン、日時グループ、ソフトキー テンプレート、および MLPP 情報などのデバイスの共通特性のセットを定義します。 |
[コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] |
モバイル コネクト コールとモバイル ボイス アクセス コールのルーティングに使用するコーリング サーチ スペースを選択します。 |
[ユーザ保留音源(User Hold Audio Source)] |
モバイル コネクト コールとモバイル ボイス アクセス コールにおいてユーザを保留にする場合のオーディオ オプションを選択します。 |
[ネットワーク保留MOH音源(Network Hold MOH Audio Source)] |
モバイル コネクト コールとモバイル ボイス アクセス コールに対するマルチキャスト オーディオ ソースを提供する IOS ゲートウェイのオーディオ ソースを選択します。 |
[プライバシ(Privacy)] |
プロファイルのプライバシー オプションを選択します。 設定情報の詳細については、「 割り込みとプライバシー 」を参照してください。 |
[コーリングサーチスペースの再ルーティング(Rerouting Calling Search Space)] |
モバイル コネクト コールを再ルーティングする場合に使用するコーリング サーチ スペースを選択します。
(注) [コーリングサーチスペースの再ルーティング(Rerouting Calling Search Space)] に割り当てるパーティションには、モバイル コールをルーティングするように設定されたゲートウェイが割り当てられている必要があります。Cisco Unified Communications Manager は、リモート接続先番号と[コーリングサーチスペースの再ルーティング(Rerouting Calling Search Space)] に基づいて、コールのルーティング方法を判別します。
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[発呼側変換CSS(Calling Party Transformation CSS)] |
変換用のコーリング サーチ スペースを選択します。これを設定することで、デバイスの発信側番号をローカライズできます。選択する発呼側変換 CSS に、このデバイスに割り当てる発呼側トランスフォーメーション パターンが含まれていることを確認してください。
(注) コーリング サーチ スペース内のパーティションには、発信側の変換だけを含める必要があります。
(注) コーリング サーチ スペースはヌルにしないでください。ヌル パーティションには変換を適用できません。
(注) 発呼側変換 CSS が存在するパーティションにパターンが割り当てられるため、デバイスは発信側のトランスフォーメーション パターンの属性を使用します。たとえば、[コールルーティング(Call Routing)] >[コントロールのクラス(Class of Control)] >[コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] の順に選択して発呼側変換 CSS を設定する場合は、CSS をパーティションに割り当てます。[コールルーティング(Call Routing)] >[トランスフォーメーションパターン (Transformation Pattern)] >[発呼側トランスフォーメーションパターン(Calling Party Transformation Pattern)] の順に選択して発呼側変換 CSS を設定する場合は、発呼側変換 CSS が割り当てられたパーティションを選択します。
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[デバイスプールの発呼側変換CSSを使用(Use Device Pool Calling Party Transformation CSS)] |
デバイスに割り当てられているデバイス プールで設定された発呼側変換 CSS を使用するには、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオフにすると、デバイスは、[リモート接続先プロファイルの設定(Remote Destination Profile Configuration)] ウィンドウで設定した発呼側変換 CSS を使用します。 |
[ユーザ ロケール(User Locale)] |
このドロップダウン リスト ボックスで、電話機のユーザ インターフェイスに関連するロケールを選択します。ユーザ ロケールは、言語やフォントなど、ユーザをサポートする一連の詳細情報を示します。 Cisco Unified Communications Manager は、ローカリゼーションをサポートする電話機モデルでのみ、このフィールドを使用可能にします。
(注) ユーザ ロケールが指定されない場合、Cisco Unified Communications Manager は、デバイス プールに関連付けられたユーザ ロケールを使用します。
(注) ユーザが英語以外の言語で(電話機に)情報を表示するよう要求する場合は、ユーザ ロケールを設定する前に、ロケール インストーラがインストールされていることを確認してください。 Cisco Unified Communications Manager Locale Installer のマニュアルを参照してください。
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[プレゼンテーションインジケータを無視(Ignore Presentation Indicators、 内線コールのみ)] |
接続側の回線 ID 表示を無視する場合は、チェックボックスをオンにします。内線コールにはこの設定を使用します。 |
[関連付けられたリモート接続先(Associated Remote Destinations)]
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[新規リモート接続先の追加(Add a New Remote Destination)] |
[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウを開き、このリンクをクリックすると、このリモート接続先プロファイルに関連付けるための新しいリモート接続先を設定できます。デフォルトでは、現在のリモート接続先プロファイルが、新しいリモート接続先の[リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profile)] フィールドに選択されています。詳細については、「リモート接続先の設定」を参照してください。 |
[名前(Name)] |
リモート接続先がすでに存在し、このリモート接続先プロファイルに関連付けられている場合、このカラムにその名前が表示されます。 |
[接続先番号(Destination Number)] |
リモート接続先がすでに存在し、このリモート接続先プロファイルに関連付けられている場合、このカラムにその接続先番号が表示されます。 |
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[サイレント(Do Not Disturb)] |
電話機でサイレントを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。 |
[DNDオプション(DND Option)] |
[コール拒否(Call Reject)] オプションは、着信コールに関する情報がユーザに何も表示されないよう設定します。
(注) モバイル デバイス、デュアル モード フォン、および SCCP を実行している電話機の場合は、[コール拒否(Call Reject)] オプションだけを選択できます。モバイル デバイスまたはデュアル モード フォンで DND の[コール拒否(Call Reject)] をアクティブにしている場合、デバイスにはコール情報は何も表示されません。
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追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の設定
リモート接続先プロファイルとアクセス リストを作成した後に、個々のリモート接続先を入力し、プロファイルに割り当てることができます。各リモート接続先には、ユーザのデスクトップ電話機からの転送を受け入れるように設定可能な携帯電話またはその他の電話機が表示されます。
新しいリモート接続先を保存すると、ウィンドウに[割り当て情報(Association Information)] ペインが表示されます。このセクションには、リモート接続先プロファイルに割り当てられているデスクトップ電話番号が表示されます。リンクをクリックすると、関連付けられた[電話番号情報(Directory Number Information)] ウィンドウが開きます。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の設定」を参照してください。
(注) この項では、[リモート接続先(Remote Destination)] ウィンドウを開いてリモート接続先のレコードにアクセスする方法について説明します。また、既存または新規のレコードを開くには、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウで、リモート接続先プロファイルの下部にある[新規リモート接続先の追加(Add a New Remote Destination)] リンクをクリックする方法もあります。リモート接続先プロファイルを表示する手順については、「リモート接続先プロファイルの検索」を参照してください。
リモート接続先の設定については、次の項を参照してください。
• 「リモート接続先の検索」
• 「リモート接続先の設定」
• 「リモート接続先の削除」
• 「リモート接続先の設定項目」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の検索
ネットワークには複数のリモート接続先が存在する可能性があるため、Cisco Unified Communications Manager では特定の条件に基づいて、特定のリモート接続先を検索できます。
リモート接続先を検索するには、次の手順を実行します。
(注) ブラウザ セッションでの作業中は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページでリモート接続先の検索プリファレンスが保持されます。他のメニュー項目に移動してこのメニュー項目に戻った場合でも、検索を変更するかブラウザを閉じない限り、リモート接続先の検索プリファレンスは Cisco Unified Communications Manager の管理ページで保持されています。
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 [デバイス(Device)] >[リモート接続先(Remote Destination)] の順に選択します。
[リモート接続先の検索と一覧表示(Find and List Remote Destinations)] ウィンドウが表示されます。ウィンドウには、アクティブな(前の)クエリーのレコードも表示される場合があります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空になっていることを確認し、ステップ 3 に進みます。
特定のレコードをフィルタリングまたは検索するには、次の操作を実行します。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスで、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスで、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索文字を入力します。
(注) 別の検索条件を追加するには、[+] ボタンをクリックします。条件を追加した場合は、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-] ボタンをクリックして、最後に追加された条件を削除するか、または[フィルタのクリア(Clear Filter)] ボタンをクリックして、追加されたすべての検索条件を削除します。
ステップ 3 [検索(Find)] をクリックします。
条件に一致するレコードがすべて表示されます。[ページあたりの行数(Rows per Page)] ドロップダウン リスト ボックスで別の値を選択すると、各ページに表示される項目数を変更できます。
(注) 適切なレコードの横にあるチェックボックスをオンにして、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、データベースから複数のレコードを削除できます。[すべてを選択(Select All)] をクリックして[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコード リストから、目的のレコードのリンクをクリックします。
(注) ソート順を逆にするには、リストのヘッダーにある上矢印または下矢印をクリックします(使用可能な場合)。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の設定
(注) エンド ユーザは、Cisco Unified CM ユーザ オプションのウィンドウで独自のリモート接続先を作成できます。この操作方法については、電話機モデルのユーザ ガイドを参照してください。
リモート接続先を追加して設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 [デバイス(Device)] >[リモート接続先(Remote Destination)] の順に選択します。
[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次のいずれかの手順を実行します。
• 既存のリモート接続先をコピーするには、「リモート接続先の検索」で説明したとおりに、該当するリモート接続先を検索します。コピーするリモート接続先の横にある [コピー(Copy)] アイコンをクリックします。ウィンドウにリモート接続先のコピーが表示されます。[名前(Name)] フィールドの値を変更し、ステップ 3 に進みます。
• 新しいリモート接続先を追加するには、 [新規追加(Add New)] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 既存のリモート接続先を更新するには、「リモート接続先の検索」で説明したとおりに、該当するリモート接続先を検索し、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表13-8 を参照)。
(注) 表13-8 にあるタイマー設定は、ベンダー固有となる場合があります。デフォルトのタイマー設定を使用したときにコールを転送できない場合は、設定を調整して、リモート接続先の電話機のベンダーに適合させる必要があります。
ステップ 4 このリモート接続先とともに使用するデスクトップ電話機の[回線アソシエーション(Line Association)] チェックボックスをオンにします。この手順は、モバイル コネクトを動作させるのに必要です。
ステップ 5 [保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の削除
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでリモート接続先を削除するには、次の手順を実行します。
始める前に
他のデバイスが使用しているリモート接続先を削除することはできません。リモート接続先を使用している項目を検索するには、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウの[関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択します。依存関係レコードがシステムで使用できない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。依存関係レコードの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「依存関係レコードへのアクセス」を参照してください。使用中のリモート接続先を削除しようとすると、Cisco Unified Communications Manager によってメッセージが表示されます。現在使用しているリモート接続先を削除する前に、次の作業のいずれかまたは両方を実行する必要があります。
• 削除するリモート接続先を使用しているデバイスに、別のリモート接続先を割り当てます。
• 削除するリモート接続先を使用しているデバイスを削除します。
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 [デバイス(Device)] >[リモート接続先(Remote Destination)] の順に選択します。
[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 更新するリモート接続先を検索します。検索の手順は、「リモート接続先の検索」を参照してください。
ステップ 3 [リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウが表示された後に、 [削除(Delete)] をクリックします。
ステップ 4 削除を続けるには、 [OK] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
リモート接続先の設定項目
表13-8 は、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表13-8 リモート接続先の設定項目
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[リモート接続先情報(Remote Destination Information)]
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[携帯ID情報(Mobile Identity Information)]
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[名前(Name)] |
リモート接続先を識別する名前を入力します。 |
[接続先番号(Destination Number)] |
接続先の電話番号を入力します。市外局番のほか、外線へのアクセスに必要な追加の番号があればすべて含めます。フィールドの最大長は 24 文字です。個々の文字には、0 ~ 9 の数値、* および # を使用できます。リモート接続先の発信者 ID を設定することをお勧めします。
(注) 接続先番号のルーティングに必要なトランスレーション パターンまたはルート パターンを追加してください。
SIP URI 機能に対しては、このフィールドに 126 文字以内の Universal Resource Identifier(URI)を入力することもできます( user@corporation.com など)。SIP ルート パターンも設定する必要があることに留意してください。 |
[最短応答タイマー(Answer Too Soon Timer)] |
携帯電話が応答可能になるまでの最短時間をミリ秒単位で入力します。 範囲:0 ~ 10,000 ミリ秒 デフォルト:1,500 ミリ秒 |
[最長応答タイマー(Answer Too Late Timer)] |
携帯電話が応答可能になっている最長時間をミリ秒単位で入力します。 範囲:10,000 ~ 300,000 ミリ秒 デフォルト:19,000 ミリ秒 |
[呼び出し前の遅延タイマー(Delay Before Ringing Timer)] |
デスクトップ電話機からコールが転送された時点から、携帯電話で呼び出し音を鳴らすまでの時間を入力します。 範囲:0 ~ 30,000 ミリ秒 デフォルト:4,000 ミリ秒 |
[リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profile)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、このリモート接続先で使用するリモート接続先プロファイルを選択します。 |
[Cisco Unified Mobile Communicator] |
このフィールドには、このモビリティ ID が関連付けられている Cisco Unified Mobile Communicator デバイスが表示されます。[デバイスの設定(Configure Device)] リンクをクリックすると、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示され、指定されたデバイスの設定を変更できるようになります。 |
[デュアルモードフォン(Dual Mode Phone)] |
このフィールドには、このモビリティ ID が関連付けられているデュアル モード フォンが表示されます。このフィールドには、デバイス名が表示されます。[デバイスの設定(Configure Device)] リンクをクリックすると、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示され、指定されたデバイスの設定を変更できるようになります。 |
[携帯電話(Mobile Phone)] |
デスクトップ電話機で応答したコールがリモート接続先の携帯電話に送信されるようにする場合は、チェックボックスをオンにします。
(注) モバイル コネクトをこのリモート接続先と連携させる場合は、このチェックボックスをオンにする必要があります。
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[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] |
コールの着信時にデスクトップ電話機とリモート接続先で呼び出し音を同時に鳴らすには、このチェックボックスをオンにします。 |
[モバイルコネクトが有効になっている場合(When Mobile Connect Is Enabled)]
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[呼び出しスケジュール(Ring Schedule)]
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[すべての時間(All the time)] |
このリモート接続先の[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] チェックボックスがオンになっている場合にこのオプション ボタンをクリックすると、このリモート接続先で呼び出し音を常時鳴らすことができます。この設定は、後述の [上記の呼び出しスケジュールの間にコールを受信する場合(When Receiving a call during the above ring schedule)] ペインでの設定と連携して動作します。 |
[以下に指定(As specified below)] |
このリモート接続先の[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] チェックボックスがオンになっている場合にこのオプション ボタンをクリックすると、以降の列で指定されたスケジュールに従って、このリモート接続先で呼び出し音を鳴らすことができます。この設定は、後述の [上記の呼び出しスケジュールの間にコールを受信する場合(When Receiving a call during the above ring schedule)] ペインでの設定と連携して動作します。 |
(曜日) |
[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] チェックボックスがオンになっており、かつ[以下に指定(As specified below)] オプション ボタンが選択されている場合は、リモート接続先がコールを受信するようにする曜日のチェックボックスをそれぞれオンにします。この操作により、それぞれの曜日の呼び出しスケジュールを指定できます。 (曜日) :特定の曜日(たとえば月曜日)の呼び出しスケジュールを指定する場合に、その曜日のチェックボックスをオンにします。 [終日(All Day)] :後述の [上記の呼び出しスケジュールの間にコールを受信する場合(When Receiving a call during the above ring schedule)] ペインでの設定で指定した日に、リモート接続先で呼び出し音を終日鳴らすように指定するには、曜日の横にあるこのチェックボックスをオンにします。 (ドロップダウン リスト ボックス)[to](ドロップダウン リスト ボックス) :特定の曜日に対して、その開始時刻と終了時刻を選択することによって呼び出しスケジュールを指定します。開始時刻を指定するには、 [to] の前にあるドロップダウン リスト ボックスの値を選択します。終了時刻を指定するには、 [to] の後ろにあるドロップダウン リスト ボックスの値を選択します。特定の日に対しては、デフォルトの呼び出しスケジュールによって [就業時間なし(No Office Hours)] が指定されます。各ドロップダウン リスト ボックスで指定する値は、リモート接続先の [タイムゾーン(Time Zone)] フィールドで指定するタイムゾーンに関連します。 |
[タイムゾーン(Time Zone)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、このリモート接続先で使用するタイムゾーンを選択します。
(注) Time-of-Day アクセス機能は、このリモート接続先に対して選択されたタイムゾーンを使用して、このリモート接続先へのコールを許可またはブロックします。
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[上記の呼び出しスケジュールの間にコールを受信する場合(When receiving a call during the above ring schedule)]
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[この接続先を常に呼び出し(Always ring this destination)] |
このオプション ボタンをクリックすると、指定した呼び出しスケジュールに従って、着信コールがこのリモート接続先を常に呼び出すようになります。この設定は、このリモート接続先の[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] チェックボックスがオンになっている場合のみ適用されます。 |
[発信者が次に登録されている場合のみ、この接続先を呼び出す(Ring this destination only if caller is in)] |
このオプション ボタンをクリックすると、ドロップダウン リスト ボックスで指定されたアクセス リストに発信者が属している場合のみ、[呼び出しスケジュール(Ring Schedule)] ペインで指定した呼び出しスケジュールに従って、着信コールがこのリモート接続先を呼び出すようになります。この設定は、このリモート接続先の[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] チェックボックスがオンになっている場合のみ適用されます。 ドロップダウン リスト ボックスから、この設定に適用されるアクセス リストを選択します。アクセス リストの詳細を表示する場合は、[詳細の表示(View Details)] リンクをクリックします(アクセス リストを修正するには、 [コールルーティング(Call Routing)] >[コントロールのクラス(Class of Control)] >[アクセスリスト(Access List)] メニュー オプションを使用します)。 メンバを含まないアクセス リストを選択することは、この接続先を呼び出さないように選択することと同じです。 |
[発信者が次に登録されている場合、この接続先を呼び出さない(Do not ring this destination if caller is in)] |
このオプション ボタンをクリックすると、ドロップダウン リスト ボックスで指定されたアクセス リストに発信者が属している場合のみ、[呼び出しスケジュール(Ring Schedule)] ペインで指定した呼び出しスケジュールに従って、着信コールがこのリモート接続先を呼び出すのを防止できます。この設定は、このリモート接続先の[モバイルコネクトの有効化(Enable Mobile Connect)] チェックボックスがオンになっている場合のみ適用されます。 ドロップダウン リスト ボックスから、この設定に適用されるアクセス リストを選択します。アクセス リストの詳細を表示する場合は、[詳細の表示(View Details)] リンクをクリックします(アクセス リストを修正するには、 [コールルーティング(Call Routing)] >[コントロールのクラス(Class of Control)] >[アクセスリスト(Access List)] メニュー オプションを使用します)。 メンバを含まないアクセス リストを選択することは、[この接続先を常に呼び出し(Always ring this destination)] オプション ボタンを選択することと同じです。 |
[割り当て情報(Association Information)]
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[回線(Line)] |
ここには、このリモート接続先に関連付けることができる回線が表示されます。 |
[回線アソシエーション(Line Association)] |
特定の回線をこのリモート接続先に関連付ける場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モバイル ボイス アクセスのメディア リソースの設定
[メディアリソース(Media Resources)] の下にある[モバイルボイスアクセス(Mobile Voice Access)] ウィンドウを使用すると、モバイル ボイス アクセス用にローカライズされたユーザ プロンプト セットを割り当てることができます。
モバイル ボイス アクセス用にローカライズされたユーザ プロンプト セットを割り当てるには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 [メディアリソース(Media Resources)] >[モバイルボイスアクセス(Mobile Voice Access)] の順に選択します。
ステップ 2 パラメータの値を入力します( 表13-9 を参照)。
ステップ 3 [保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モバイル ボイス アクセスの設定項目
表13-9 は、[モバイルボイスアクセス(Mobile Voice Access)] ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表13-9 モバイル ボイス アクセスの設定項目
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[モバイルボイスアクセス情報(Mobile Voice Access Information)]
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[モバイルボイスアクセス電話番号(Mobile Voice Access Directory Number)] |
モバイル ボイス アクセス コールをゲートウェイから受信するための内部 DN を入力します。 |
[モバイルボイスアクセスパーティション(Mobile Voice Access Partition)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、モバイル ボイス アクセスのパーティションを選択します。電話番号とパーティションを組み合せることにより、モバイル ボイス アクセス電話番号は一意になります。 |
[モバイルボイスアクセスローカリゼーション(Mobile Voice Access Localization)]
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[使用可能なロケール(Available Locales)] |
このペインには、設定済みのロケールが表示されます。詳細については、Cisco Unified Communications Manager Locale Installer のマニュアルを参照してください。 下矢印を使用して、選択するロケールを[選択済みのロケール(Selected Locales)] ペインに移動します。
(注) Cisco Unified Mobility は、最大 9 個のロケールをサポートします。Cisco Unified Communications Manager に 10 個以上のロケールがインストールされている場合、これらのロケールは[使用可能なロケール(Available Locales)] ペインに表示されますが、[選択済みのロケール(Selected Locales)] ペインではロケールを 9 個までしか保存できません。Cisco Unified Mobility に対して 10 個以上のロケールを設定しようとすると、「Update failed. Check constraint(informix.cc_ivruserlocale_orderindex)failed.」というメッセージが表示されます。
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[選択済みのロケール(Selected Locales)] |
このペインの上側にある矢印を使用して、選択するロケールをこのペインに対して追加および削除します。
(注) システムで 10 個以上のロケールが利用可能であっても、選択できるロケールは 9 個までなので、注意してください。
このペインに示されているロケールを並べ替えるには、このペインの右側にある矢印キーを使用します。ロケール名をクリックしてロケールを選択してから、矢印キーを使用して、選択したロケールの順序を変更します。
(注) IVR が使用されている場合、モバイル ボイス アクセスは、[モバイルボイスアクセス(Mobile Voice Access)] ウィンドウの[選択済みのロケール(Selected Locales)] ペインに表示される最初のロケールを使用します。たとえば、[選択済みのロケール(Selected Locales)] ペインに最初に[English United States] と表示されている場合、Cisco Unified Mobility ユーザは、コール中に IVR が使用されているときには英語を受信します。
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追加情報
「関連項目」を参照してください。
PRI を使用したシステム リモート アクセス用の H.323 ゲートウェイの設定
Cisco Unified Communications Manager で H.323 ゲートウェイがすでに設定されている場合は、そのゲートウェイを使用してシステム リモート アクセスをサポートすることができます。H.323 ゲートウェイが設定されていない場合は、このゲートウェイを追加および設定する必要があります。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco IOS H.323 ゲートウェイの追加」を参照してください。
(注) モバイル コネクト コールが内線番号から発信された場合は、その内線番号だけが発信者 ID として表示されます。H.323 ゲートウェイを使用している場合は、トランスレーション パターンを使用して、この問題に対処することができます。
ゲートウェイを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 PSTN からの PRI に対する T1/E1 コントローラを設定します。
設定例:
• controller T1 1/0
• framing esf
• linecode b8zs
• pri-group timeslots 1-24
ステップ 2 PRI(T1/E1)に対するシリアル インターフェイスを設定します。
設定例:
• interface Serial 1/0:23
• ip address none
• logging event link-status none
• isdn switch-type primary 4ess
• isdn incoming-voice voice
• isdn bchan-number-order ascending
• no cdp enable
ステップ 3 Cisco Unified Communications Manager サーバ(パブリッシャ)から VXML アプリケーションをロードします。
IOS Version 12.3(13)以降の設定例:
• application service CCM
• http://<Unified CM cluster Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
IOS Version 12.3(12)以前の設定例:
• call application voice Unified CM
• http://<Unified CM cluster Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
(注) VXML は Version 12.2(11)で追加されましたが、Versions 12.3(8)、12.3(9)、12.3(14)T1、および 12.2(15)は、VXML に関する問題を含んでいるため使用しないでください。
ステップ 4 モバイル コネクト アプリケーションをシステム リモート アクセスと関連付けるように、ダイヤルピアを設定します。
IOS 12.3(13)以降の設定例:
• dial-peer voice 58888 pots
• service cmm
• incoming called-number 58888
• no digit-strip
IOS 12.3(12)以前の設定例:
• dial-peer voice 100 pots
• application CMM (モバイル コネクト VXML アプリケーション)
• incoming called-number 58888 ( 58888 はモバイル ボイス アクセス番号)
• no digit-strip
ステップ 5 「モバイル ボイス アクセスのメディア リソースの設定」で設定したモバイル ボイス アクセス DN にコールを転送するためのダイヤルピアを追加します。
プライマリ Cisco Unified Communications Manager の設定例:
• dial-peer voice 101 voip
• preference 1
• destination-pattern <Mobile Voice Access DN>
(注) コールを終端するように設定された一般的なダイヤルピアがすでにあり、そのダイヤルピアがモバイル ボイス アクセス DN と整合している場合、このステップを実行する必要はありません。
• session target ipv4:10.1.30.3
• codec g711ulaw
• dtmf-relay h245-alphanumeric
• no vad
セカンダリ Cisco Unified Communications Manager の設定例(必要な場合):
• dial-peer voice 102 voip
• preference 2
• destination-pattern <Mobile Voice Access DN>
(注) コールを終端するように設定された一般的なダイヤルピアがすでにあり、そのダイヤルピアがモバイル ボイス アクセス DN と整合している場合、このステップを実行する必要はありません。
• session target ipv4:10.1.30.4
• codec g711ulaw
• dtmf-relay h245-alphanumeric
• no vad
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ヘアピニングを使用したシステム リモート アクセス用の H.323 ゲートウェイの設定
H.323 ゲートウェイが設定されていない場合、別個の PRI を H.323 ゲートウェイに接続せずに、H.323 ゲートウェイだけを使用してシステム リモート アクセスをサポートするには、このゲートウェイを追加および設定する必要があります。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco IOS H.323 ゲートウェイの追加」を参照してください。
(注) ヘアピニングを設定するために Cisco Unified Communications Manager で H.323 ゲートウェイを追加する場合は、[メディアターミネーションポイントが必須(Media Termination Point Required)] チェックボックスをオンにする必要があります。このチェックボックスがオンになっていないと、ほとんどのゲートウェイ イメージに対してコールが正常に完了しない場合があります。
ゲートウェイを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager サーバ(パブリッシャ)から VXML アプリケーションをロードします。
IOS Version 12.3(13)以降の設定例:
• application service CMM
• http://<Unified CM cluster Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
IOS Version 12.3(12)以前の設定例:
• call application voice CMM
• http://<Unified CM cluster Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
(注) VXML は Version12.2(11)で追加されましたが、Versions 12.3(8)、12.3(9)、12.3(14)T1、および 12.2(15)は、VXML に関する問題を含んでいるため使用しないでください。
ステップ 2 モバイル コネクト アプリケーションをシステム リモート アクセスと関連付けるように、ダイヤルピアを設定します。
IOS 12.3(13)以降の設定例:
• dial-peer voice 1234567 voip
• service CMM
• incoming called-number 1234567
• codec g711u
• session target ipv4:<ip_address of call manager>
IOS 12.3(12)以前の設定例:
• dial-peer voice 1234567 voip
• application CMM
• incoming called-number 1234567
• codec g711u
• session target ipv4:<ip_address of call manager>
ステップ 3 コールをモバイル ボイス アクセス DN に転送するためのダイヤルピアを追加します。
プライマリ Cisco Communications Manager の設定例:
• dial-peer voice 101 voip
• preference 1
• destination-pattern <Mobile Voice Access DN>
(注) コールを終端するように設定された一般的なダイヤルピアがすでにあり、そのダイヤルピアがモバイル ボイス アクセス DN と整合している場合、このステップを実行する必要はありません。
• session target ipv4:10.1.30.3
• voice-class h323 1
• codec g711ulaw
• dtmf-relay h245-alphanumeric
• no vad
セカンダリ Cisco Communications Manager の設定例(必要な場合):
• dial-peer voice 102 voip
• preference 2
• destination-pattern <Mobile Voice Access DN>
(注) コールを終端するように設定された一般的なダイヤルピアがすでにあり、そのダイヤルピアがモバイル ボイス アクセス DN と整合している場合、このステップを実行する必要はありません。
• session target ipv4:10.1.30.4
• voice-class h323 1
• codec g711ulaw
• dtmf-relay h245-alphanumeric
• no vad
ステップ 4 ヘアピンを設定します。
• voice service voip
• allow-connections h323 to h323
追加情報
「関連項目」を参照してください。
サービス パラメータを使用したモバイル ボイス アクセスの設定
H.323 ゲートウェイを使用せずにモバイル ボイス アクセスを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [システム(System)] >[サービスパラメータ(Service Parameters)] を選択します。
ステップ 2 Cisco CallManager サービスに対して、[Clusterwide Parameters(System - Mobility)] 領域で次のサービス パラメータを設定します。
• Enable Enterprise Feature Access サービス パラメータを [True] に設定します。
• Mobile Voice Access Number サービス パラメータを、この機能の H.323 ゲートウェイで設定された番号に設定します。
• Matching Caller ID for Remote Destination サービス パラメータを設定します。 [Complete Match] または [Partial Match] のいずれかを選択します。[Partial Match] を選択する場合は、Number of Digits for Caller ID Partial Match サービス パラメータの値を設定します。
• Matching Caller ID for Remote Destination サービス パラメータを [Partial Match] に設定する場合は、Number of Digits for Caller ID Partial Match サービス パラメータを設定します。
ステップ 3 サービス パラメータの設定を保存するには、 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 4 [コールルーティング(Call Routing)] >[モビリティの設定(Mobility Configuration)] を選択します。
ステップ 5 [モビリティの設定(Mobility Configuration)] ウィンドウで、Mobile Voice Access Number サービス パラメータに対して設定した値に一致する[エンタープライズ機能アクセス電話番号(Enterprise Feature Access Directory Number)] フィールドの値を指定して、モバイル アクセス DID を設定します。
ステップ 6 [エンタープライズ機能アクセス電話番号パーティション(Enterprise Feature Access Directory Number Partition)] の値を選択して、パーティションを指定します。
ステップ 7 モビリティの設定項目を保存するため、 [保存(Save)] をクリックします。
発信者が DID にコールすると、Cisco Unified Communications Manager は発信側の番号と、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウで設定された接続先番号とを照合します。外線への接続の際に Cisco Unified Communications Manager の管理機能によって番号 9 が付加されるというシナリオでは、管理者は[Clusterwide Parameters(System - Mobility)] セクションで次のサービス パラメータを変更して、この番号の桁数を制御できます。
• Matching Caller ID for Remote Destination
• Number of Digits for Caller ID Partial Match
この設定には IVR は存在しないため、発信者に対してプロンプトが表示されることはありません。
ユーザが発信コールを実行し、モバイル ボイス アクセスを使用する際の手順については、リモート電話機モデルのユーザ ガイドを参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モビリティの設定
Wi-Fi ネットワークとモバイル通信用グローバル システム(GSM)または符号分割多重接続(CDMA)ネットワーク間のデュアル モード フォンのハンドオフに関するモビリティを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [コールルーティング(Call Routing)] >[モビリティの設定(Mobility Configuration)] を選択します。
[モビリティの設定(Mobility Configuration)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 適切な設定値を入力します( 表13-10 を参照)。
ステップ 3 [保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モビリティの設定項目
表13-10 は、[モビリティの設定(Mobility Configuration)] ウィンドウ内の使用可能な設定を示しています。
表13-10 モビリティの設定項目
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[ハンドオフ番号(Handoff Number)] |
Wi-Fi ネットワークと GSM または CDMA ネットワーク間のハンドオフの DID 番号を入力します。ハンドオフ機能には、この番号が必要です。 |
[ハンドオフ番号パーティション(Handoff Number Partition)] |
ドロップダウン リスト ボックスから、ハンドオフ Direct Inward Dial(DID; ダイヤルイン方式)を割り当てるパーティションを選択します。 |
[エンタープライズ機能アクセス電話番号(Enterprise Feature Access Directory Number)] |
エンタープライズ機能アクセスに必要な DID 番号を入力します。この番号は、転送、会議、および再開のサポートのほか、スマートフォンからの 2 段階ダイヤリングをサポートします。
(注) 各 DID 番号は一意である必要があります。
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[エンタープライズ機能アクセス電話番号パーティション(Enterprise Feature Access Directory Number Partition)] |
ドロップダウン リスト ボックスで、エンタープライズ機能アクセスに必要な DID のパーティションを選択します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
モビリティ ソフトキーの設定
モバイル コネクトに使用するデュアル モード フォンのモビリティ ハンドオフを設定するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス(Device)] >[デバイスの設定(Device Settings)] >[ソフトキーテンプレート(Softkey Template)] の順に選択します。
ステップ 2 既存のテンプレートを一覧表示するには、 [検索(Find)] をクリックします。
ステップ 3 新しいテンプレートを作成するには、 [Standard User] をクリックしてから [コピー(Copy)] をクリックします。
ステップ 4 ソフトキー テンプレートの名前と説明を入力し、 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 5 ウィンドウの右上にある[関連リンク(Related Link)] メニューの横の[移動(Go)] から [ソフトキーレイアウトの設定(Configure Softkey Layout)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。
ステップ 6 プルダウン リスト ボックスから [オンフック(On Hook)] を選択します。
ステップ 7 [選択されたソフトキー(Selected Softkeys、位置順)] に[Mobility] を追加し、 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 8 プルダウン リスト ボックスから [接続時(Connected)] を選択します。
ステップ 9 [選択されたソフトキー(Selected Softkeys、位置順)] に[Mobility] を追加し、 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 10 [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウを開き、[ソフトキーテンプレート(Softkey
Template)] と、作成したソフトキー テンプレートを関連付けます。『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified IP Phone の設定」を参照してください。
ステップ 11 [オーナーのユーザID(Owner User ID)] で、モバイル コネクト電話機ユーザを選択します。
ステップ 12 [保存(Save)] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。