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この章では、Cisco Unified Communications Real-Time Monitoring Tool(RTMT)のトレース機能、perfmon オブジェクトと perfmon カウンタ、およびアラート機能について簡単に説明します。内容は、次のとおりです。
RTMT はクライアントサイドのアプリケーションとして実行され、HTTPS と TCP を使用して、システム パフォーマンス、デバイス ステータス、デバイス検出、CTI アプリケーション、およびボイス メッセージング ポートをモニタします。RTMT は、HTTPS を使用して直接デバイスに接続し、システムの問題をトラブルシューティングします。Cisco Unified RTMT は次のタスクを実行します。
• システムの健全性をモニタするための、事前に定義された管理オブジェクトをモニタする。
• オブジェクトの値がユーザ設定しきい値を超えるか下回った場合に、電子メールによりさまざまな警告を生成する。
• トレースを収集し、RTMT に備わっているさまざまなデフォルト ビューアで表示する。
• SysLog ビューアで syslog メッセージを表示する。
Cisco Unified RTMT は、SNMP トラップに加え、ハードウェア ベンダーから提供される syslog メッセージをモニタおよび解析して、これらのアラートを Alert Central に送信することができます。アラートの発生を Cisco Unified CM のシステム管理者に通知するように RTMT を設定することも可能です。こうした通知は、電子メール、E ページ、またはそれら両方を使用して行うことができます。
(注) RTMT は 1 つのクラスタで最適に機能します。複数のクラスタが展開されている大規模な企業ネットワークでは、Cisco Unified Operations Manager を使用することを推奨します。Cisco Unified Operations Manager の詳細については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps6535/index.htm を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager は、パフォーマンス カウンタ(PerfMon カウンタと呼ばれる)を更新します。カウンタには、登録されている電話機の数、アクティブ コールの数、使用可能な会議ブリッジ リソースの数、ボイス メッセージングポートの使用状況など、システムとシステム上のデバイスについての簡単で便利な情報が含まれています。
任意のオブジェクトのカウンタを選択することで、システムのコンポーネントとシステム上のアプリケーションのコンポーネントのパフォーマンスをモニタすることができます。各オブジェクトのカウンタは、フォルダを展開すると表示されます。
Cisco Unified Communications Manager の場合、Cisco CallManager オブジェクトには Cisco Unified Communications Manager のパフォーマンス カウンタのほとんどが含まれ、これらのカウンタにはインスタンスが 1 つだけ存在します。他のオブジェクトに属するインスタンスベースのカウンタでは、インスタンスが 0 以上の場合があります。たとえば、2 台の電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されている場合、Cisco Phones オブジェクトに属するカウンタごとに 2 つのインスタンスが存在します。
コンピュータで perfmon カウンタをローカルに記録し、RTMT でパフォーマンス ログ ビューアを使用して、収集した perfmon CSV ログ ファイルまたは Real-time Information Server Data Collection(RISDC)の perfmon ログを表示することができます。
RTMT はパフォーマンスのトラブルシューティングを実行するためにアラート通知を行います。また、パフォーマンス カウンタを定期的にポーリングして、そのカウンタのデータを表示します。パフォーマンスをモニタすることにより、次のタスクを実行することができます。
• 1 つのクラスタ内のすべての Cisco Unified Communications Manager サーバ(該当する場合)、TFTP サーバ、およびデータベース サーバを含めてパフォーマンス カウンタをモニタする。
• 一連の事前設定されたオブジェクトを継続的にモニタし、電子メールのメッセージ形式で通知を受信する。
• カウンタのしきい値設定をアラート通知に関連付ける。電子メールまたはポップアップ メッセージによる通知が管理者に送信されます。
• カスタマイズされたトラブルシューティング タスクのために、モニタされたカウンタ、しきい値設定、アラート通知などの設定を保存して復元する。
• 1 つのパフォーマンス比較図で、最大 6 つの perfmon カウンタを表示する。
• 「Cisco Unified Communications Manager の PerfMon オブジェクトと PerfMon カウンタ」
• 「システムの PerfMon オブジェクトと PerfMon カウンタ」
アラート通知により、システムと Cisco Unified Communications Manager で発生している最新の問題を知ることができます。アラート通知は、すでに RTMT に含まれているパラメータを使用して設定するか、独自に設定することができます。 表 5-1 に、使用可能な設定とその説明が示されています。設定は RTMT の各ペイン([Threshold]、[Value Calculated As]、[Duration]、[Frequency]、および [Schedule])に含まれています。
(注) 電子メールによる通知が必要な場合は、[Enable E-mail] ボックスをオンにします。
RTMT ではデータ サンプリングを使用することもできます。[RTMT Perfmon Monitoring] ペインに表示される perfmon カウンタには、経時的なデータのサンプルが緑色の点で表示されます。収集するサンプルの数や図に表示するデータ点の数は変更することができます。 表 5-2 にはパラメータの説明が示されています。
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この項では、Cisco Unified Communications ManagerPerfMon オブジェクトと PerfMon カウンタについて説明します。
Cisco Analog Access オブジェクトは、登録済みの Cisco アナログ アクセス ゲートウェイについての情報を提供します。 表 5-3 には、Cisco アナログ アクセス カウンタについての情報が示されています。
Cisco Annunciator Device オブジェクトは、登録済みの Cisco アナンシエータ デバイスについての情報を提供します。 表 5-4 には、Cisco アナンシエータ カウンタについての情報が示されています。
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このカウンタは、Cisco Unified Communications Manager がアナンシエータ デバイスからアナンシエータ リソースの割り当てを試行して、すべてのリソースが使用中などの理由で失敗した回数の合計を表します。 |
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Cisco CallManager オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager に登録されているコール、アプリケーション、デバイスについての情報を提供します。 表 5-5 には、Cisco CallManager カウンタについての情報が示されています。
Cisco CallManager External Call Control には、外部コール制御機能をサポートするために追加されたカウンタに関する情報を提供する機能があります。 表 5-6 に、External Call Control カウンタに関する情報を示します。
Cisco SAF Client オブジェクトは、この Cisco SAF Client オブジェクトは、各ノードに固有の SAF カウンタに関する情報を提供します。 表 5-7 に、Cisco SAF Client オブジェクト カウンタに関する情報を示します。
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この Unified CM ノードで失敗した SAF クライアント接続の合計数。失敗した接続は、SAF フォワーダに登録していない接続です。 |
(注) Cisco Unified CM ノードの再起動によってカウンタはリセットされます。
Cisco CallManager System Performance オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager についてのシステム パフォーマンス情報を提供します。 表 5-8 には、Cisco CallManager System Performance カウンタについての情報が示されています。
Cisco CTI Manager オブジェクトは、Cisco CTI Manager についての情報を提供します。 表 5-9 には、Cisco CTIManager カウンタについての情報が示されています。
Cisco Dual-Mode Mobility オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager のデュアルモード モビリティ アプリケーションについての情報を提供します。 表 5-10 には、Cisco Dual-Mode Mobility カウンタについての情報が示されています。
Cisco Extension Mobility オブジェクトは、エクステンション モビリティ アプリケーションについての情報を提供します。 表 5-11 には、Cisco Extension Mobility カウンタについての情報が示されています。
Cisco 機能管理ポリシーには、2 つの新しい TFTP 用カウンタに関する情報を提供する機能があります。 表 5-12 に、Cisco 機能管理ポリシー機能のカウンタに関する情報を示します。
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Cisco Gatekeeper オブジェクトは、登録済みの Cisco ゲートキーパー デバイスについての情報を提供します。 表 5-13 には、Cisco Gatekeeper デバイス カウンタについての情報が示されています。
Cisco H.323 オブジェクトは、登録済みの Cisco H.323 デバイスについての情報を提供します。 表 5-14 には、Cisco H.323 デバイスのカウンタについての情報が示されています。
Cisco Hunt Lists オブジェクトは、Cisco Unified CM の管理で定義されているハント リストについての情報を提供します。 表 5-15 には、Cisco hunt Lists カウンタについての情報が示されています。
Cisco HW Conference Bridge Device オブジェクトは、登録済みの Cisco ハードウェア会議ブリッジ デバイスについての情報を提供します。 表 5-16 には、Cisco HW Conference Bridge Device カウンタについての情報が示されています。
Cisco IP Manager Assistant(IPMA)Service オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager Assistant アプリケーションについての情報を提供します。 表 5-17 には、Cisco IPMA カウンタについての情報が示されています。
Cisco Lines オブジェクトは、ダイヤルしてデバイスに接続できる Cisco 回線(ディレクトリ番号)の数を表します。回線は、エンドポイントで終了するすべてのディレクトリ番号を表します。割り当てられたディレクトリ番号は、回線を識別します。Cisco Lines オブジェクトには、デジタル アクセス ゲートウェイまたはアナログ アクセス ゲートウェイのパターンなどのワイルドカードを含むディレクトリ番号は含まれていません。
Active カウンタは、回線の状態についてアクティブまたは非アクティブのいずれかを表します。0 は、回線が使用されていないことを示します。数値が 0 より大きい場合、回線がアクティブであることを示します。数値はその回線で現在進行中のコールの数を表します。複数のコールがアクティブである場合、明確な保留状態(ユーザ保留)、またはネットワーク保留操作(たとえば、転送が進行中のため転送保留にされている状態)のいずれかの理由で、コールが保留状態であることを示します。これは、任意のデバイスに割り当てられるすべてのディレクトリ番号に適用されます。
Cisco Location オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager に定義されている場所についての情報を提供します。 表 5-18 には、Cisco Location カウンタについての情報が示されています。
Cisco IP Voice Media Streaming Application オブジェクトは、登録済みの MTP、MOH サーバ、会議ブリッジ サーバ、およびアナンシエータについての情報を提供します。 表 5-19 には、Cisco IP Voice Media Streaming Application カウンタについての情報が示されています。
(注) デバイス プールに関連付けられている Cisco Unified Communications Manager グループの Cisco Unified Communications Manager ごとに 1 つのオブジェクトが存在します。アナンシエータ デバイスはそのデバイス プールを使用するように設定されています。
Cisco Messaging Interface オブジェクトは、Cisco Messaging Interface(CMI)サービスについての情報を提供します。 表 5-20 には、Cisco Messaging Interface(CMI)カウンタについての情報が示されています。
Cisco Media Gateway Control Protocol(MGCP; メディア ゲートウェイ コントロール プロトコル)Foreign Exchange Office(FXO)Device オブジェクトは、登録済みの Cisco MGCP BRI デバイスについての情報を提供します。 表 5-21 には、Cisco MGCP BRI Device カウンタについての情報が示されています。
Cisco Media Gateway Control Protocol(MGCP)Foreign Exchange Office(FXO)Device オブジェクトは、登録済みの Cisco MGCP FXO デバイスについての情報を提供します。 表 5-22 には、Cisco MGCP FXO Device カウンタについての情報が示されています。
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このカウンタは、使用可能な音声チャネルがない場合に、この MGCP FXO デバイス上のポートを介してコールが試行された回数の合計を表します。 |
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Cisco MGCP Foreign Exchange Station(FXS)Device オブジェクトは、登録済みの Cisco MGCP FXS デバイスについての情報を提供します。このオブジェクトのインスタンスは、Cisco Catalyst 6000 24 port FXS Analog Interface Module ゲートウェイ上の各ポートに対して 1 つずつ作成されます。たとえば、完全に設定された Catalyst 6000 Analog Interface Module の場合、このオブジェクトの個々の 24 のインスタンスが表現されます。 表 5-23 には、Cisco MGCP FXS Device カウンタについての情報が示されています。
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このカウンタは、使用可能な音声チャネルがない場合に、この MGCP FXS デバイス上のポートを介してコールが試行された回数の合計を表します。 |
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Cisco MGCP Gateways オブジェクトは、登録済みの MGCP ゲートウェイについての情報を提供します。
表 5-24 には、Cisco MGCP Gateways カウンタについての情報が示されています。
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Cisco MGCP Primary Rate Interface(PRI)Device オブジェクトは、登録済みの Cisco MGCP PRI デバイスについての情報を提供します。 表 5-25 には、Cisco MGCP PRI Device カウンタについての情報が示されています。
Cisco MGCP T1 Channel Associated Signaling(CAS; 個別線信号方式)Device オブジェクトは、登録済みの Cisco MGCP T1 CAS デバイスについての情報を提供します。 表 5-26 には、Cisco MGCP TI CAS Device カウンタについての情報が示されています。
Cisco Mobility Manager オブジェクトは、登録済みの Cisco Unified Mobility Manager デバイスについての情報を提供します。 表 5-27 には、Cisco Unified Mobility Manager デバイスのカウンタについての情報が示されています。
Cisco Music On Hold(MOH)Device オブジェクトは、登録済みの Cisco MOH デバイスについての情報を提供します。 表 5-28 には、Cisco MOH Device のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Media Termination Point(MTP)Device オブジェクトは、登録済みの Cisco MTP デバイスについての情報を提供します。 表 5-29 には、Cisco MTP Device カウンタについての情報が示されています。
Cisco Phones オブジェクトは、ハードウェアベースのデバイスとその他の端末デバイスの両方を含む、登録済みの Cisco Unified IP Phone の数についての情報を提供します。
CallsAttempted カウンタは、この電話機から試行されたコールの数を表します。この数は、電話機がオフフックおよびオンフックになるたびに増加します。
Cisco Presence オブジェクトは、短縮ダイヤルやコールリストの Busy Lamp Field(BLF; ビジー ランプ フィールド)の登録に関連する統計など、プレゼンス登録についての情報を提供します。 表 5-30 には、Cisco Presence 機能についての情報が示されています。
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このカウンタは、コール リスト機能の制御のために拒否されたコール リストのプレゼンス登録とトランク側のプレゼンス登録の累計数を表します。 |
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Cisco QSIG Feature オブジェクトは、コール転送やパス置換など、さまざまな QSIG 機能の操作についての情報を提供します。 表 5-31 には、Cisco QSIG Feature のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Signaling Performance オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager の転送通信に関するコールシグナリング データを提供します。 表 5-32 には、Cisco Signaling Performance のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Session Initiation Protocol(SIP; セッション開始プロトコル)オブジェクトは、設定済みの SIP デバイスについての情報を提供します。 表 5-33 には、Cisco SIP のカウンタについての情報が示されています。
Cisco SIP Normalization パフォーマンス オブジェクトには、初期化エラー、実行時エラー、スクリプト ステータスなどの正規化スクリプトの側面をモニタできるようにするカウンタが含まれています。これらのカウンタのインスタンスは、スクリプトに関連付けられている各デバイスによって新規に作成されます。 表 5-34 に、Cisco SIP Normalization カウンタを示します。
Cisco SIP Stack オブジェクトは、Session Initiation Protocol(SIP)デバイス(SIP プロキシ、SIP リダイレクト サーバ、SIP レジストラ、SIP ユーザ エージェントなど)で生成または使用される SIP スタックの統計についての情報を提供します。 表 5-35 には、Cisco SIP Stack のカウンタについての情報が示されています。
Cisco SIP Station オブジェクトは、SIP 回線側デバイスについての情報を提供します。 表 5-36 には、Cisco SIP Station のカウンタについての情報が示されています。
Cisco SW Conference Bridge Device オブジェクトは、登録済みの Cisco ソフトウェア会議ブリッジ デバイスについての情報を提供します。 表 5-37 には、Cisco SW Conf Bridge Device のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)Server オブジェクトは、Cisco TFTP サーバについての情報を提供します。 表 5-38 には、Cisco TFTP Server のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Transcode Device オブジェクトは、登録済みの Cisco トランスコーディング デバイスについての情報を提供します。 表 5-39 には、Cisco Transcode Device のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Video Conference Bridge オブジェクトは、登録済みの Cisco ビデオ会議ブリッジ デバイスについての情報を提供します。 表 5-40 には、Cisco Video Conference Bridge デバイスのカウンタについての情報が示されています。
Cisco Web Dialer オブジェクトは、Cisco Web Dialer アプリケーションと Redirector Servlet についての情報を提供します。 表 5-41 には、Cisco Web Dialer のカウンタについての情報が示されています。
WSM オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager 上で設定される WSMConnector についての情報を提供します。各 WSMConnector は、物理的な Motorola WSM デバイスを表します。 表 5-42 には、Cisco WSM Connector のカウンタについての情報が示されています。
この項では、Cisco Unified Communications Manager システムの PerfMon オブジェクトと PerfMon カウンタについて説明します。
Tomcat Hypertext Transport Protocol(HTTP; ハイパーテキスト転送プロトコル)/HTTP Secure(HTTPS)Connector オブジェクトは、Tomcat コネクタについての情報を提供します。Tomcat HTTP コネクタは、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Communications Manager に関連した Web ページへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL; セキュア ソケット レイヤ)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 表 5-43 には、Tomcat HTTP Connector のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Tomcat Java Virtual Machine(JVM)オブジェクトは、Tomcat JVM についての情報を提供します。Tomcat JVM は、特に Cisco Unified CM の管理、Cisco Unified Serviceability、Cisco Unity Connection の管理 などの Cisco Unified Communications Manager に関連した Web アプリケーションで使用される共通リソース メモリのプールを表します。 表 5-44 には、Tomcat JVM のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Tomcat Web Application オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager Web アプリケーションの実行方法についての情報を提供します。Web アプリケーションの URL は、各 Tomcat Web Application のインスタンス名の基準になります。たとえば、Cisco Unified CM の管理(https://<IP Address>:8443/ccmadmin)は ccmadmin によって識別され、Cisco Unified Serviceability は ccmservice によって識別され、Cisco Unified Communications Manager User Options は ccmuser によって識別され、Cisco Unity Connection の管理(https://<IP Address>:8443/cuadmin)は cuadmin によって識別され、拡張子を持たない URL(https://<IP Address>:8443 や http://<IP Address>:8080 など)は _root によって識別されます。 表 5-45 には、Tomcat Web Application のカウンタについての情報が示されています。
Database Change Notification Client オブジェクトは、変更通知クライアントについての情報を提供します。 表 5-46 には、Database Change Notification Client のカウンタについての情報が示されています。
Database Change Notification Server オブジェクトは、さまざまな変更通知関連の統計情報を提供します。 表 5-47 には、Database Change Notification Server のカウンタについての情報が示されています。
Database Change Notification Subscription オブジェクトは、クライアントが変更通知を受信するテーブルの名前を表示します。
SubscribedTable オブジェクトは、変更通知を受信するサービスまたはサーブレットを含んだテーブルを表示します。カウンタは増加しないため、この表示は参考目的のみに使用されます。
Database Local Data Source Name(DSN)オブジェクトと LocalDSN カウンタは、ローカル マシンの DSN 情報を提供します。 表 5-48 には、Database Local DSN についての情報が示されています。
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DB User Host Information オブジェクトは、DB User Host についての情報を提供します。DB:User:Host Instance オブジェクトは、DB:User:Host の各インスタンスの接続数を表示します。
Enterprise Replication DBSpace Monitors オブジェクトは、さまざまな ER DbSpace の使用状況を表示します。 表 5-49 には、Enterprise Replication DBSpace Monitors についての情報が示されています。
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Enterprise Replication Perfmon Counter オブジェクトは、さまざまな複製カウンタについての情報を提供します。ServerName:ReplicationQueueDepth カウンタは、サーバ名に続いて、複製キューの項目数を表示します。
IP オブジェクトは、システムの IP 統計についての情報を提供します。 表 5-50 には、IP のカウンタについての情報が示されています。
Memory オブジェクトは、サーバの物理メモリとスワップ メモリの使用状況についての情報を提供します。 表 5-51 には、Memory のカウンタについての情報が示されています。
Network Interface オブジェクトは、システムのネットワーク インターフェイスについての情報を提供します。 表 5-52 には、Network Interface のカウンタについての情報が示されています。
Number of Replicates Created and State of Replication オブジェクトは、システムのリアルタイム複製についての情報を提供します。 表 5-53 には、複製カウンタについての情報が示されています。
Partition オブジェクトは、システムのファイル システムとその使用状況についての情報を提供します。 表 5-54 には、Partition のカウンタについての情報が示されています。予備パーティションが存在する場合、これらのカウンタはそのパーティションで使用することができます。
Process オブジェクトは、システムで実行されているプロセスについての情報を提供します。 表 5-55 には、Process カウンタについての情報が示されています。
Processor オブジェクトは、さまざまなプロセッサ時間の使用状況を比率で提供します。 表 5-56 には、Processor カウンタについての情報が示されています。
System オブジェクトは、システムのファイル記述子についての情報を提供します。 表 5-57 には、System カウンタについての情報が示されています。
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TCP オブジェクトは、システムの TCP 統計についての情報を提供します。 表 5-58 には、TCP のカウンタについての情報が示されています。
Thread オブジェクトは、システムで実行されているスレッドの一覧を表示します。 表 5-59 には、Thread カウンタについての情報が示されています。
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このカウンタは、最後に更新してから経過した CPU 時間におけるスレッドの占有率を表示します。このカウンタは、占有率を合計 CPU 時間に対する比率で表現します。 |
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この項では、Cisco Unified Communications Manager サーバと Cisco Intercompany Media Engine サーバの両方の新しいパフォーマンス オブジェクトとアラートについて説明します。
Cisco Intercompany Media Engine 機能をサポートする Cisco Intercompany Media Engine サーバでは、次のパフォーマンス オブジェクトを使用できます。
IME Configuration Manager オブジェクトは、IME 分散キャッシュ証明書に関する情報を提供します。 表 5-60 には、Cisco IME の設定カウンタについての情報が示されています。
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このカウンタは、IME 分散キャッシュ証明書の期限が切れるまでの残り日数を表します。証明書は期限切れになる前に置き換える必要があります。 |
IME Server オブジェクトは、Cisco IME サーバに関する情報を提供します。 表 5-61 には、Cisco IME Server のカウンタについての情報が示されています。
Cisco IME System Performance オブジェクトは、Cisco IME サーバのパフォーマンスに関する情報を提供します。 表 5-62 には、Cisco IME Server System Performance のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Intercompany Media Engine 機能をサポートする Cisco Intercompany Media Engine サーバでは、次のアラートを使用できます。詳細およびデフォルト設定については、『 Cisco Intercompany Media Engine Installation and Configuration Guide 』を参照してください。
Cisco Intercompany Media Engine をサポートする Cisco Unified Communications Manager サーバでは、次のパフォーマンス オブジェクトを使用できます。
IME Client オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager サーバ上の Cisco IME クライアントに関する情報を提供します。には、Cisco IME Client のカウンタについての情報が示されています。
IME Client Instance オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager サーバ上の Cisco IME クライアント インスタンスに関する情報を提供します。 表 5-64 には、Cisco IME Client Instance のカウンタについての情報が示されています。
Cisco Intercompany Media Engine をサポートする Cisco Unified Communications Manager サーバでは、次のアラートを使用できます。詳細およびデフォルト設定については、『 Cisco Intercompany Media Engine Installation and Configuration Guide 』を参照してください。