Internet Explorer による HTTPS の使用方法
この項では、Internet Explorer での HTTPS の使用に関連した次のトピックについて取り上げます。
• 「Internet Explorer を使用して証明書を信頼できるフォルダに保存する方法」
• 「証明書の詳細表示」
• 「証明書のファイルへのコピー」
Cisco CallManager 5.0(1) をインストールまたはアップグレードした後に、初めて Cisco CallManager Administration または他の Cisco CallManager SSL 対応仮想ディレクトリにブラウザ クライアントからアクセスすると、サーバを信頼するかどうかを確認する Security Alert ダイアログボックスが表示されます。
ダイアログボックスが表示されたら、次の作業のいずれか 1 つを実行する必要があります。
• Yes をクリックして、現在の Web セッションについてだけ証明書を信頼するように選択します。現在のセッションについてだけ証明書を信頼する場合、Security Alert ダイアログボックスはアプリケーションにアクセスするたびに表示されます。つまり、証明書を信頼できるフォルダにインストールしない限り、ダイアログボックスは表示されます。
• View Certificate > Install Certificate の順にクリックして、証明書のインストール作業を実行します。この場合、常に証明書を信頼することになります。信頼できるフォルダに証明書をインストールすると、Web アプリケーションにアクセスするたびに Security Alert ダイアログボックスが表示されることはありません。
• No をクリックして、操作を取り消します。認証は行われず、Web アプリケーションにアクセスすることはできません。Web アプリケーションにアクセスするには、Yes をクリックするか、または View Certificate > Install Certificate オプションを使用して証明書をインストールする必要があります。
Internet Explorer を使用して証明書を信頼できるフォルダに保存する方法
ブラウザ クライアントで信頼できるフォルダに HTTPS 証明書を保存して、Web アプリケーションにアクセスするたびに Security Alert ダイアログボックスが表示されないようにするには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 tomcat サーバのアプリケーション(Cisco CallManager Administration など)を参照します。
ステップ 2 Security Alert ダイアログボックスが表示されたら、 View Certificate をクリックします。
ステップ 3 Certificate ペインの Install Certificate をクリックします。
ステップ 4 Certificate Import Wizard が表示されたら、 Next をクリックします。
ステップ 5 Place all certificates in the following store オプション ボタンをクリックし、 Browse をクリックします。
ステップ 6 Trusted Root Certification Authorities を参照し、選択して、OK をクリックします。
ステップ 7 Next をクリックします。
ステップ 8 Finish をクリックします。
ステップ 9 Security Warning Box に証明書のサムプリントが表示されます。
Yes をクリックして、証明書をインストールします。
インポートが正常に行われたことを示すメッセージが表示されます。 OK をクリックします。
ステップ 10 ダイアログボックスの右下に表示される OK をクリックします。
ステップ 11 証明書を信頼して、今後このダイアログボックスを表示しないようにするには、 Yes をクリックして続行します。
(注) URL にローカルホスト、IP アドレス、またはホスト名を使用して HTTPS をサポートするアプリケーションにアクセスする場合、URL の種類別(ローカルホスト、IP アドレスなど)の信頼できるフォルダに証明書を保存する必要があります。保存しないと、Security Alert ダイアログボックスはそれぞれの種類について表示されます。
ヒント Certificate ペインの Certification Path タブをクリックして、証明書が正常にインストールされたことを確認できます。
追加情報
詳細については、「関連項目」を参照してください。
証明書の詳細表示
Security Alert ダイアログボックスが表示されたら、 View Certificate ボタンをクリックし、 Details タブをクリックして、証明書の詳細を表示します。
ヒント このペインの設定に表示されているデータは一切変更できません。
次の証明書設定が表示されます。
• Version
• Serial Number
• Signature Algorithm
• Issuer
• Valid From
• Valid To
• Subject
• Public key
• Subject Key Installer
• Key Usage
• Enhanced Key Usage
• Thumbprint Algorithm
• Thumbprint
設定のサブセットを表示するには(使用可能な場合)、次のオプションのいずれか 1 つを選択します。
• All:すべてのオプションが Details ペインに表示されます。
• Version 1 Fields Only:Version、Serial Number、Signature Algorithm、Issuer、Valid From、Valid To、Subject、および Public Key オプションが表示されます。
• Extensions Only:Subject Key Identifier、Key Usage、および Enhanced Key Usage オプションが表示されます。
• Critical Extensions Only:存在する場合は Critical Extensions が表示されます。
• Properties Only:Thumbprint Algorithm と Thumbprint オプションが表示されます。
(注) 自己署名証明書は、Cisco IPT Platform Administration GUI で再生成できます。
証明書のファイルへのコピー
証明書をファイルにコピーし、ローカルに保管することによって、必要なときにいつでも証明書を復元することができます。
次の手順を実行すると、標準の証明書保管形式で証明書がコピーされます。証明書の内容をファイルにコピーするには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Security Alert ダイアログボックスで、 View Certificate をクリックします。
ステップ 2 Details タブをクリックします。
ステップ 3 Copy to File ボタンをクリックします。
ステップ 4 Certificate Export Wizard が表示されます。 Next をクリックします。
ステップ 5 ファイル形式を定義する次のリストから選択することができます。エクスポート ファイルに使用するファイル形式を選択して、 Next をクリックします。
• DER encoded binary X.509 (.CER) :DER を使用してエンティティ間で情報を転送します。
• Base-64 encoded X.509 (.CER) :保護されたバイナリ添付ファイルをインターネット経由で送信します。ASCII テキスト形式を使用してファイルの破損を防止します。
• Cryptographic Message Syntax Standard-PKCS #7 Certificates (.P7B) :証明書と、認証パス内のすべての証明書を選択した PC にエクスポートします。
ステップ 6 ファイルのコピーをエクスポートする場所に移動して、ファイルの名前を指定します。Save をクリックします。
ステップ 7 ファイル名とパスが Certificate Export Wizard ペインに表示されます。Next をクリックします。
ステップ 8 ファイルと設定が表示されます。 Finish をクリックします。
ステップ 9 エクスポートが正常に行われたことを示すダイアログボックスが表示されたら、 OK をクリックします。
追加情報
詳細については、「関連項目」を参照してください。
Netscape を使用して証明書を信頼できるフォルダに保存する方法
証明書を信頼できるフォルダに保存するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 Cisco CallManager Administration などのアプリケーションに Netscape でアクセスします。
証明書認証のダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2 次のオプション ボタンのいずれか 1 つをクリックします。
• Accept this certificate for this session
• Do not accept this certificate and do not connect
• Accept this certificate forever (until it expires)
(注) Do not accept を選択すると、アプリケーションは表示されません。
(注) 続行する前に証明書のクレデンシャルを表示するには、Examine Certificate をクリックします。クレデンシャルを確認し、Close をクリックします。
ステップ 3 OK をクリックします。
Security Warning ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 4 OK をクリックします。
(注) 自己署名証明書は、Cisco IPT Platform Administration GUI で再生成できます。
追加情報
詳細については、「関連項目」を参照してください。