Cisco IME クライアント コール アクティビティ レポートの生成
Cisco Serviceability Reporter サービスは、Performance Protection Report など、Cisco Unified サービスアビリティ で日次レポートを生成します。各レポートは概要情報を提供し、その概要情報はその特定レポート用の統計を表示する各種グラフで構成されます。Reporter は、ログに記録された情報に基づき、1 日に 1 回レポートを生成します。Cisco Unified サービスアビリティ で [ツール(Tools)] メニューから、Reporter が生成するレポートにアクセスできます。各概要レポートは、その特定レポート用の統計を表示する各種グラフにより構成されます。サービスをアクティブ化した後、レポートが生成されるまで最大で 24 時間かかる場合があります。Cisco Unified Communications Manager クラスタ構成の場合、Reporter でクラスタ内の各サーバのデータが個別に表示されます。
Performance Protection Report は、最近 1 週間のデフォルト モニタリング オブジェクトの傾向分析情報を提供し、これにより、Cisco Intercompany Media Engine に関する情報を追跡できます。Performance Protection Report には、Cisco IME クライアントの合計コール数とフォールバック コール数の比率を示す Cisco IME Client Call Activity グラフが含まれます。このグラフは 2 つの線で構成され、一方の線が、試行された Cisco IME コールと最近 1 時間以内に完了した 1 時間あたりのコールの数を示し、もう一方の線が、現在の時間中および前の時間中に PSTN にフォールバックされた Cisco IME コールの比率を示します。データが存在しない場合、Reporter ではグラフの下部に水平な線が生成されます。
表 8-1 は、Cisco Unified Communications Manager サーバで Cisco Serviceability Reporter サービスを設定するための 設定チェックリストです。
(注) Cisco Serviceability Reporter の詳細については、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』を参照してください。
表 8-1 サービスアビリティ レポートのアーカイブの設定チェックリスト
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ステップ 1 |
Cisco Serviceability Reporter サービスをアクティブ化します。 |
1. [ツール(Tools)] > [サービスのアクティブ化(Service Activation)] の順に選択します。 [サービスのアクティブ化(Service Activation)] ウィンドウが表示されます。 2. [サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスから、サービスをアクティブ化する対象のサーバを選択し、[移動(Go)] をクリックします。Cisco Unified Communications Manager クラスタ構成の場合、1 番目のノードを選択します。 3. [Cisco Serviceability Reporter] チェックボックスをオンにし、[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 2 |
Cisco Serviceability Reporter サービスのパラメータを設定します。 |
1. [システム(System)] > [サービスパラメータ(Service Parameters)] を選択します。 2. [サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスで、サーバを選択します。Cisco Unified Communications Manager クラスタ構成の場合、1 番目のノードを選択します。 3. [サービス(Service)] ドロップダウン リスト ボックスから、[Cisco Serviceability Reporter] サービスを選択します。 4. パラメータのリストと説明を表示するには、疑問符ボタンをクリックします。特定のパラメータをリストの上部に表示するには、[サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウでそのパラメータをクリックします。 5. 該当するパラメータ値を更新します。サービスのこのインスタンスのサービス パラメータをすべてデフォルト値に設定するには、[デフォルトに設定(Set to Default)] ボタンをクリックします。 6. [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
Cisco Serviceability Reporter サービスが生成したレポートを表示します。 |
1. [ツール(Tools)] > [サービスアビリティレポートのアーカイブ(Serviceability Reports Archive)] の順に選択します。 [サービスアビリティレポートのアーカイブ(Serviceability Reports Archive)] ウィンドウに、レポートを使用できる対象の月と年が表示されます。 2. [月-年(Month-Year)] ペインで、レポートを表示する対象の月と年を選択します。 月に対応する日のリストが表示されます。 3. レポートを表示するには、レポートが生成された対象の日に対応するリンクをクリックします。 選択した日のレポート ファイルが表示されます。 4. 特定の PDF レポートを表示するには、表示するレポートのリンクをクリックします。 サーバ名を使用して Cisco Unified サービスアビリティ を参照する場合、レポートを表示する前に、Cisco Unified サービスアビリティ にログインする必要があります。 ご使用のネットワークで Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)を使用していて、NAT 内のサービスアビリティ レポートにアクセスする場合、NAT に関連付けられているプライベート ネットワークの IP アドレスを、ブラウザの URL フィールドに入力します。NAT 外のレポートにアクセスする場合、パブリック IP アドレスを入力します。この場合、NAT により対応するプライベート IP アドレスに変換またはマップされます。 PDF レポートを表示するには、ご使用のマシンに Acrobat ® Reader をインストールする必要があります。Acrobat Reader をダウンロードするには、[サービスアビリティレポートのアーカイブ(Serviceability Reports Archive)] ウィンドウの下部にあるリンクをクリックします。ウィンドウが開き、選択したレポートの PDF ファイルが表示されます。 |
図 8-1 に、Cisco IME クライアント コール アクティビティ レポートの例を示します。
図 8-1 Cisco IME クライアント コール アクティビティ レポート