マネージャ側:共有回線モードで Cisco Unified Communications Manager Assistant を使用した電話機の使用方法
Cisco Unified Communications Manager Assistant は、電話機の機能を拡張し、マネージャとアシスタントによるコール処理をより効率的にします。システム管理者により、共有回線モードまたはプロキシ回線モードのどちらかで動作するように Cisco Unified Communications Manager Assistant 設定が選択されています。共有回線モードでは、マネージャとアシスタントには同じ電話番号が割り当てられます。アシスタントは、共有番号を使用して、マネージャに代わってコールを処理します。プロキシ回線モードでは、マネージャには電話番号が割り当てられ、アシスタントにはプロキシとして使用する代行電話番号が割り当てられます。アシスタントは、プロキシ番号を使用して、マネージャに代わってコールを処理します。最初に、システム管理者が選択したモードを識別する必要があります。 Cisco Unified Communications Manager Assistantの概要を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager Assistant では、共有回線モードに設定されているマネージャは、次の機能を利用できます。
• Cisco Unified IP Phone でのコール処理の拡張機能:IP Phone の LCD スクリーンで新しいソフトキーとステータス ウィンドウを使用できる。
• インターコム機能:インターコム コールをアシスタントに発信でき、アシスタントからのインターコム コールを受信できる。
• Web ベースの機能設定:[マネージャの設定]画面を使用して転送先をカスタマイズできる。代わりに、アシスタントが自分に代わって Assistant Console からこの機能を設定できます。
詳細については、次のトピックを参照してください。
• 「マネージャの電話機でモードを識別する方法」
• 「コールの即時転送および転送の方法」
• 「インターコム機能を使用してアシスタントと会話する方法」
• 「電話機での呼出音の消音方法」
• 「マネージャの設定画面へのアクセス方法(マネージャ側)」
Cisco エクステンション モビリティの使用方法
手順
Cisco エクステンション モビリティで Cisco Unified Communications Manager Assistant を使用するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 Cisco エクステンション モビリティにログインします。
ステップ 2 サービス メニューから[Assistant Service]を選択します。
Cisco エクステンション モビリティの機能の詳細については、『 Cisco IP Phone 7960G/7940G 電話ガイド 』を参照してください。
関連項目
• 「コールの即時転送および転送の方法」
• 「インターコム機能を使用してアシスタントと会話する方法」
• 「電話機での呼出音の消音方法」
インターコム機能を使用してアシスタントと会話する方法
オプション機能であるインターコム機能を使用すると、インターコム回線を使用してアシスタントと会話ができます。この機能は、システム管理者によって設定されます。
(注) 電話機でインターコム機能を使用できない場合は、システム管理者に問い合せてください。
Cisco Unified IP Phone 7941G、7941G-GE、7961G、7961G-GE、7970G、および 7971G-GE
Cisco Unified IP Phone でインターコム コールを発信するには、アシスタントに対応した インターコム 短縮ダイヤルボタンを押します。現在のアクティブ アシスタントが、インターコム コールのターゲットとなります。
ログインした時点でアクティブ アシスタントが存在しない場合、インターコム コールのターゲットは存在しません。
インターコム コールを開始すると、アシスタントのスピーカフォンが自動的に応答します。これで、電話機のスピーカフォン、ヘッドセット、または受話器を使用して会話ができます。アシスタント側では、マネージャと会話するには、アシスタントの電話機のインターコム ボタンを押す必要があります。
インターコム コールを終了するには、電話を切ります(またはスピーカ ボタンかヘッドセット ボタンを押します)。
Cisco Unified IP Phone 7940G および 7960G
Cisco Unified IP Phone でインターコム コールを発信するには、アシスタントに対応した インターコム 短縮ダイヤルボタンを押します。
マネージャ側でインターコム コールを開始したときにアシスタントが他のコールに出ていない場合は、両者のスピーカフォンが同時にオープンします。これで、電話機のスピーカフォン、ヘッドセット、または受話器を使用して会話ができます。これは、アシスタント側でマネージャにインターコム コールを発信する場合も同じです。
マネージャ側でインターコム コールを開始したときにアシスタントが他のコールに出ていて話し中の場合には、インターコム コールがアシスタントの電話機で鳴るので手動で応答する必要があります。また、他のコールに出ているマネージャにアシスタントがインターコム コールを発信した場合も、手動で応答する必要があります。
インターコム コールを終了するには、電話を切ります(またはスピーカ ボタンかヘッドセット ボタンを押します)。
関連項目
• 「Cisco エクステンション モビリティの使用方法」
• 「コールの即時転送および転送の方法」
• 「電話機での呼出音の消音方法」
電話機での呼出音の消音方法
マネージャ側
電話機の呼出音を消音するには、 [サイレント] ソフトキーを押して、サイレント機能のオン/オフを切り替えます。
(注) 電話機でサイレント機能を使用できない場合は、システム管理者に問い合せてください。
この機能がオンの場合、Cisco Unified IP Phone の呼出音は使用できません。サイレント機能によって、電話機の全回線で呼出音が無効になります。
(注) インターコムは、サイレント機能の影響を受けません。
サイレント機能は、Cisco Unified IP Phone の LCD スクリーンの Cisco Unified Communications Manager Assistant ステータス ウィンドウにベルの形のアイコンで表されます。線で消されたベルのアイコンは、機能がオンで IP Phone での呼出音が無効であることを示します。マネージャの IP Phone では呼出音が鳴りませんが、アシスタントの IP Phone では鳴ります。ベルの形のアイコンは、機能がオフで呼出音が有効であることを示します。
初期のデフォルトではオフに設定されています。
関連項目
• 「Cisco エクステンション モビリティの使用方法」
• 「コールの即時転送および転送の方法」
• 「インターコム機能を使用してアシスタントと会話する方法」