この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「Cisco Unified Presence インストールの前提条件について」
• 「VMware Server に Cisco Unified Presence をインストールする際の前提条件について」
ここでは、Cisco Unified Presence のインストールに関して最もよく寄せられる質問について説明し、ネットワークに Cisco Unified Presence をインストールする前に確認が必要な情報を示します。円滑に設定するには「準備チェックリスト」を使用して、インストール前に必要な情報をすべて収集してください。
Cisco Unified Presence のインストール中に、次のユーザ名とパスワードを指定する必要があります。
Cisco Unified Presence をインストールする前に、次の手順に従ってください。
• 使用するハードウェアを確認し、サーバがサポートされていることを確認する必要があります。Cisco Unified Presence のリリースをサポートしているサーバについては、次の URL にある『 Hardware and Software Compatibility Information for Cisco Unified Presence 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6837/products_device_support_tables_list.html
• ネットワークで Cisco Unified Presence マルチノード機能を設定する場合は、次の URL にある 『 Deployment Guide for Cisco Unified Presence 』 のマルチノード ハードウェアの推奨事項、およびインストールとアップグレード情報を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6837/products_installation_and_configuration_guides_list.html
Cisco Unified Presence Release 8.0 では次のハードウェアがサポートされません。
Cisco Unified Presence には、ここにリストされている製造中止となったハードウェアからサポート対象のハードウェアへの移行を希望するお客様に、ブリッジ アップグレードが用意されています。ブリッジ アップグレードにより、製造中止となったハードウェアに DRS バックアップを作成できるようになります。Cisco Unified Presence をサポート対象ハードウェアに新規インストールした後で、この DRS バックアップをサポート対象ハードウェアに復元できます。
ここにリストされている製造中止となったハードウェアでアップグレードしようとすると、Cisco Unified Presence はインターフェイスと CLI に警告を表示します。また、Cisco Unified Presence では、サーバでの DRS バックアップの作成機能だけがサポートされていることが通知されます。
Cisco Unified Presence の管理ページ、Cisco Unified Serviceability、および Cisco Unified Communications Operating System の管理ページの各インターフェイスにアクセスするには、Microsoft Internet Explorer バージョン 6.0 以降あるいは Mozilla Firefox バージョン 3.0 以降を使用する必要があります。
Cisco Unified Presence は、シスコシステムズが承認したソフトウェアだけをアップロードおよび処理できます。サードパーティの Linux または Windows ベースのソフトウェア アプリケーションを、Cisco Unified Presence にインストールしたり使用することはできません。Cisco Unified Operating System の管理ページで、有効なソフトウェアのインストールおよびアップグレードを実行してください。
• 「Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバへの移行」
• Cisco Unified Presence Release 8.0
(注) VMware 上で Cisco Unified Presence を実行するには、ESX ではなく ESXi を使用するようにしてください。ただし、ブレード サーバは VMware ESX クラスタの一部にすることができます。
「サポートされる VMware の設定」 に記載されているサポート対象の VMware 仕様のいずれかを使用すると、Cisco Unified Presence Release 7.0(5) 以降から Cisco Unified Presence Release 8.0 に VMware 上でアップグレードできます。
Cisco Unified Presence は、Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバだけで VMware をサポートします。
Media Convergence Server(MCS)から Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバでの VMware 上への Cisco Unified Presence の移行に関する詳細については、「Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバへの移行」 を参照してください。
表 1-1 に、VMware サーバ上の Cisco Unified Presence の推奨(最小)仕様を示します。
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事前設定された仮想マシンをインポートする場合、シスコでは、事前定義された CPU 情報、ディスク情報および RAM 情報が含まれる VM 仕様ごとに、OVM テンプレートを提供しています。OVF テンプレートは Cisco.com からダウンロードする必要があります。Cisco.com の OVF テンプレートの場所については、『 Release Notes for Cisco Unified Presence 』を参照してください。
Cisco Unified Presence は、インストール中に、ハードウェア チェックを実行します。このチェックでは、サポートされる VMware サーバ プラットフォーム タイプを使用しているかどうかと、VMware サーバが最小仕様を満たしているかどうかが確認されます。サポートされる VMware 設定を実行していない場合、Cisco Unified Presence は、サポート対象の設定ではないことと、この設定を実働環境では使用できず、ライセンスも受けられないことを示す警告を表示します。
表 1-2 に、Cisco Unified Presence の VMware 機能サポートを示します。
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(注) Cisco は VM の終了と、その後の別のブレード サーバ でのリブートをサポートします。ブレード サーバをメンテナンス モードに設定する場合、これが役立つことがあります。 |
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(注) このパラメータに関連付けられたすべてのサーバは、同じサーバ エリア ネットワーク(SAN)に配置されている必要があります。 |
VMware サーバで実行される Cisco Unified Presence のライセンスを取得するには、サーバのライセンス MAC 値が必要です。[Cisco Unified OS の管理(Cisco Unified OS Administration)] > [表示(Show)] > [システム(System)] の順に選択するか、[表示(Show)] > [ネットワーク(Network)] の順に選択して、ライセンス MAC 値を表示します。
Cisco Unified Presence ライセンスの取得方法の詳細については、『 Deployment Guide for Cisco Unified Presence 』を参照してください。
Cisco Unified Presence 8.0 でサポートされるハードウェアへのブリッジ アップグレードを実行するには、VMware の新規ライセンス MAC 値で、新規サーバおよびソフトウェア バージョン のライセンス ファイルを要求する必要があります。これを実行するには、ご使用のライセンスの「rehost」を要請する電子メールを licensing@cisco.com まで送信してください。この手順の詳細については、『 Deployment Guide for Cisco Unified Presence 』を参照してください。
Cisco Unified Presence を VMware 仮想マシンにインストールする場合は、Cisco Unified Presence を物理サーバにインストールする場合と同じ手順に従ってください。ただし、次の例外事項があります。
• インストールに失敗すると、Cisco Unified Presence のインストール ログが VMware サーバのシリアル ポートを介してファイルにダンプされます。Cisco Unified Presence のインストール ログは USB キーへはダンプできません。シリアル ポートを VMware サーバに設定する必要があります。具体的には、Cisco Unified Presence が ASCII テキストをダンプできるファイルにシリアル ポートをリンクする必要があります。VMware サーバの電源がオフのときに、シリアル ポートを設定する必要があります。そのため、VMware サーバでこの設定を実施した 後で 、インストールを開始するようにしてください。
• Cisco Unified Presence は、VMware サーバでの USB テープ ドライブへのバックアップをサポートしません。
Cisco Unified Presence は、Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ上の VMware をサポートしています。Media Convergence Server(MCS)から Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ上の Cisco Unified Presence VMware に移行する場合、次の(高度な)手順を実行してください。
1. Cisco Unified Operating System インターフェイスを使用して、MCS サーバを Cisco Unified Presence Release 8.x にアップグレードします。このリリースに関係する特定のアップグレード情報については、リリース ノートを参照してください。
2. MCS サーバで DRS バックアップを実行します。Cisco Unified Presence は、VMware サーバでの USB テープ ドライブへのバックアップをサポートしません。
3. OVF テンプレートをインポートして、UCS サーバに仮想マシンを作成します。
5. Cisco Unified Presence Release 8.x を仮想マシンにインストールし、DRS の復元を実行して、MCS サーバからバックアップされたデータをCisco Unified Presence UCS サーバ上の VMware に復元します。Cisco Unified Presence は、VMware サーバでの USB テープ ドライブの復元をサポートしません。
6. ライセンスの MAC 値を取得し、次に VMware サーバ用に新しいライセンスを要求します。
8. 無効となった元のライセンス ファイルを手動で削除し、ライセンス マネージャを再起動します。
• 『Release Notes for Cisco Unified Presence』
• 『Cisco Unified Operating System Maintenance Guide for Cisco Unified Presence 』
• 『 Changing the IP Address and Hostname for Cisco Unified Presence 』
Cisco.com での OVF テンプレートの場所のリンクを取得する方法については、『 Release Notes for Cisco Unified Presence 』を参照してください。
ステップ 1 Cisco.com から CUP 2500 user v1 vmv7.ova などの OVF テンプレートをダウンロードします。
ステップ 2 同じコンピュータで vSphere クライアントを実行します。
ステップ 3 [Hosts and Clusters] ウィンドウで、[File] > [Deploy OVF Template] の順に選択します。
ステップ 4 [Deploy from file] を選択します。
ステップ 5 CUP_2500_user_v1.0_vmv7.ova などの以前ダウンロードした OVF テンプレートを参照して選択します。
ステップ 7 新たに作成された仮想マシンを右クリックして [Edit Settings] を選択します。
ステップ 8 [Options] > [Boot Options] を選択します。
ステップ 9 [Force BIOS Setup] をオンにします。
ステップ 11 [Boot] メニューを選択し、CD-ROM ドライブが最初のドライブとして選択されていることを確認します。F10 を押して起動の順序保存します。
このガイドの付録を参照してください。付録には、インストール前に収集する情報を記載した準備チェックリストや、各データ タイプをインストール後に変更可能かどうかの情報があります。このチェックリストを印刷して設定データを記入し、インストール中に参照することを推奨します。
インストールのプロセスと前提条件についてよく理解するため、このマニュアルの内容すべてに目を通すことを強く推奨します。さらなる詳細については、次のCisco Unified Presence に関するガイドを参照してください。
• Cisco Unified Presence の管理ページの オンライン ヘルプ
Cisco Unified Presence の設定、保守、および管理方法を順を追って説明します。
• 『Hardware and Software Compatibility Information for Cisco Unified Presence』
現在使用している Cisco Unified Presence と互換性のあるハードウェア サーバおよびソフトウェアについて説明しています。
• 『 Port Usage Information for Cisco Unified Presence 』
Cisco Unified Presence リリースのポート情報について説明しています。
• 『Changing the IP Address and Hostname for Cisco Unified Presence』
Cisco Unified Presence サーバの IP アドレスまたはホスト名の変更手順について説明しています。
• 『Cisco Unified Operating System Maintenance Guide for Cisco Unified Presence 』
ソフトウェアのアップグレード情報、およびオペレーティング システムやコマンドライン インターフェイスを介して利用できるユーティリティについて説明しています。
• 『 Deployment Guide for Cisco Unified Presence 』
Cisco Unified Presence および Cisco Unified Communications Manager の設定手順の概要について説明しています。また、Cisco Unified Presence と Microsoft Live Communications Server、Microsoft Active Directory、および Microsoft Office Communicator との統合に関する情報を記載しています。また、マルチノードでの導入に対応した戦略、および高可用性のためのシスコの推奨事項も含まれています。
• 『Serviceability Configuration and Maintenance Guide for Cisco Unified Presence 』
Cisco Unified Presence のサービスアビリティについて説明しています。アラーム設定、トレース設定、およびその他のレポートについても順を追って説明しています。
• 『 Disaster Recovery System Administration Guide 』
バックアップの設定方法、Cisco Unified Presence データのバックアップ方法、およびデータの復元方法について説明しています。
• Cisco Unified Communications Manager の詳細については、次の URL を参照してください。
http://cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/tsd_products_support_series_home.html?q=