Cisco Unified SIP Proxy のモジュール コマンド
• backup (network module)
• backup category
• backup security key
• backup security enforced
• backup security protected
• backup server authenticate
• clock timezone
• continue
• copy core
• copy ftp:
• copy ftp: configuration active
• interface gigabitethernet
• ip adress
• ip broadcast-address
• ip tcp keepalive-time
• log console
• log console monitor
• log server
• log trace boot
• log trace buffer save
• ntp server
• offline
• reload
• restore
• restore factory default
• security ssh known-hosts
• show backup
• show backup history
• show backup server
• show clock detail
• show interfaces
• show logs
• show ntp associations
• show ntp servers
• show ntp source
• show ntp status
• show process
• show security ssh known-hosts
• show software
• show trace log
• show version
• software download abort
• software download clean
• software download server
• software download status
• software download upgrade
• software install clean
• software install downgrade
• software install upgrade
• software remove
• write
backup (network module)
バックアップ パラメータを設定するには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで backup コマンドを使用します。リビジョンの番号またはバックアップ サーバの URL を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
backup { revisions number | server url ftp-url username ftp-username password ftp-password }
no backup { revisions number | server url ftp-url }
シンタックスの説明
revisions number |
Cisco Unified SIP Proxy データベースに保存されているリビジョン ファイルの番号です。 |
server url ftp-url |
バックアップ ファイルが保存される FTP (またはセキュア FTP)サーバの URL です。 |
username ftp-username |
FTP (またはセキュア FTP)サーバへのアクセスに必要なユーザ ID です。 |
password ftp-password |
FTP (またはセキュア FTP)サーバへのアクセスに必要なパスワードです。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ファイルをバックアップするには、まずこれらのパラメータを設定します。
保存するファイルの数を設定するときは、各バックアップ ファイルに必要な記憶域の容量を考慮してください。設定した数に達すると、保存されている最も古いバックアップ ファイルは次回のバックアップ ファイルで上書きされます。
システムは、バックアップ ファイルに自動的に番号と日付を割り当て、 backupid フィールドでリビジョン番号を識別します。ファイルを復元するときは、このバックアップ ID 値を参照してください。
実行するバックアップのタイプとタイミングが異なると、データ バックアップとコンフィギュレーション バックアップのバックアップ ID も異なります。たとえば、最後のデータ バックアップの ID が 3 で、最後のコンフィギュレーション バックアップの ID が 4 だとします。 all バックアップを実行すると、データとコンフィギュレーションの両方のバックアップ ID が 5 になる場合があります。さまざまなバックアップのタイプについては、 backup category コマンドを参照してください。
セキュア FTP の場合、URL は sftp://... という形式になります。
backup コマンドには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードでのコマンドと、オフライン EXEC モードでのコマンドの 2 種類あります。
backup (ネットワーク モジュール)コマンドが設定されておらず、 backup (オフライン EXEC)コマンドも設定されていない場合、このコマンドは失敗します。
backup (ネットワーク モジュール)コマンドが設定されていて、 backup (オフライン EXEC)コマンドが設定されていない場合は、 backup (ネットワーク モジュール)コマンドが使用されます。
backup (ネットワーク モジュール)コマンドが設定されておらず、 backup (オフライン EXEC)コマンドが設定されている場合は、 backup (オフライン EXEC)コマンドが使用されます。
両方のコマンドが設定されている場合は、 backup (オフライン EXEC)コマンドが使用されます。
例
次の例では、FTP サーバ /branch/vmbackups で 7 つのリビジョンを設定する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)> backup revisions 7
se-10-0-0-0(config)> backup server url ftp://branch/vmbackups username admin password mainserver
次の例では、セキュア FTP サーバ /vmbackups で 5 つのリビジョンを設定する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)> backup revisions 7
se-10-0-0-0(config)> backup server url sftp://vmbackups username admin password mainserver
関連コマンド
|
|
backup category |
バックアップするデータのタイプを指定します。 |
show backup history |
バックアップするファイルの統計情報を表示します。 |
show backup server |
バックアップ ファイルを保存するよう設定した FTP サーバを表示します。 |
backup category
バックアップするデータのタイプを指定するには、オフライン モードで backup category コマンドを使用します。
backup category { all | configuration | data }
シンタックスの説明
all |
すべてのデータをバックアップします。 |
configuration |
システムおよびアプリケーションの設定だけをバックアップします。 |
data |
ボイスメール メッセージおよびアプリケーション データだけをバックアップします。 |
コマンドのデフォルト
すべてのデータがバックアップされます。
コマンド モード
オフライン
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、Cisco Unified SIP Proxy データのタイプを示します。
例
次の例では、すべてのバックアップ カテゴリを示しています。
!!!WARNING!!!: Putting the system offline will terminate all active calls.
Do you wish to continue[n]? : y
se-10-0-0-0(offline)# backup category all
se-10-0-0-0(offline)# continue
!!!WARNING!!!: Putting the system offline will terminate all active calls.
Do you wish to continue[n]? : y
se-10-0-0-0(offline)# backup category configuration
se-10-0-0-0(offline)# continue
!!!WARNING!!!: Putting the system offline will terminate all active calls.
Do you wish to continue[n]? : y
se-10-0-0-0(offline)# backup category data
se-10-0-0-0(offline)# continue
関連コマンド
|
|
continue |
バックアップまたは復元プロセスをアクティブ化します。 |
offline |
Cisco Unified SIP Proxy オフライン モードを開始します。 |
show backup history |
バックアップするファイルの詳細を表示します。 |
show backup server |
バックアップ サーバの詳細を表示します。 |
backup security key
バックアップ ファイルの暗号化および署名に使用するマスター キーの作成または削除を行うには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで backup security key コマンドを使用します。
backup security key {generate | delete}
シンタックスの説明
generate |
マスター キーを作成します。 |
delete |
マスター キーを削除します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーション モードで backup security key コマンドを使用して、バックアップ ファイルの暗号化および署名に使用するマスター キーを作成または削除します。バックアップ セキュリティ キーを作成するときに、パスワードの入力を求められます。このパスワードからキーが作成されます。
このコマンドは、 write コマンドを使用するときに、スタートアップ コンフィギュレーションに保存されません。
例
次の例では、マスター キーの作成方法を示します。
se-10-0-0-0(config)> backup security key generate
Please enter the password from which the key will be derived: ******
次の例では、マスター キーの削除方法を示します。
se-10-0-0-0(config)> backup security key delete
You have a key with magic string cfbdbbee
Do you want to delete it [y/n]?:
関連コマンド
|
|
backup security enforced |
保護されているバックアップ ファイルおよび改ざんされていないバックアップ ファイルだけが復元可能であることを指定します。 |
backup security protected |
バックアップに対してセキュア モードをイネーブルにします。 |
write |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
backup security enforced
保護されているバックアップ ファイルおよび改ざんされていないバックアップ ファイルだけが復元できることを指定するには、Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーション モードで backup security enforced コマンドを使用します。
backup security enforced
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンドのデフォルト
次のタイプのバックアップ ファイルがすべて復元されます。
• 非保護(クリア)
• 保護
• 改ざんなし
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用するには、まず backup security key generate コマンドを使用してバックアップ セキュリティ キーを生成する必要があります。
保護されているバックアップ ファイルおよび改ざんされていないバックアップ ファイルだけが復元できることを指定するには、Cisco Unified SIP Proxy で backup security enforced コマンドを使用します。デフォルトでは、システムにより、保護されているバックアップ ファイルおよび改ざんされていないバックアップ ファイル以外に、保護されていない(クリア)バックアップ ファイルも復元されます。
例
次の例では、保護されているバックアップ ファイルおよび改ざんされていないバックアップ ファイルだけが復元可能であることを指定する方法を示しています。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# backup security enforced
関連コマンド
|
|
backup security key generate |
バックアップ ファイルの暗号化および署名に使用するマスター キーを作成または削除します。 |
backup security protected |
バックアップに対してセキュア モードをイネーブルにします。 |
backup security protected
バックアップに対してセキュア モードをイネーブルにするには、Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーション モードで backup security protected コマンドを使用します。
backup security protected
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンドのデフォルト
バックアップ ファイルは、リモート サーバに非保護モードで保存されます。
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用するには、まず backup security key generate コマンドを使用してバックアップ セキュリティ キーを生成する必要があります。
Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーション モードで backup security protected コマンドを使用して、バックアップに対してセキュア モードをイネーブルにします。セキュア モードでは、すべてのバックアップ ファイルが暗号化および署名を使用して保護されます。
例
次の例では、バックアップに対してセキュア モードをイネーブルにする方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# backup security protected
関連コマンド
|
|
backup security enforced |
保護されているバックアップ ファイルおよび改ざんされていないバックアップ ファイルだけが復元可能であることを指定します。 |
backup security key generate |
バックアップ ファイルの暗号化および署名に使用するマスター キーを作成または削除します。 |
backup server authenticate
バックアップ サーバのホスト キーのフィンガープリントを取得するには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで backup server authenticate コマンドを使用します。
backup server authenticate
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンドのデフォルト
このコマンドには、デフォルト値はありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで backup server authenticate コマンドを使用して、バックアップ サーバのホスト キーのフィンガープリントを取得します。このコマンドを使用するには、まずバックアップ サーバの URL およびログイン クレデンシャルを設定する必要があります。バックアップ サーバの URL は、"sftp://" で始まる必要があります。バックアップ サーバからフィンガープリントを取得した後、ユーザに確認のメッセージが表示されます。
このコマンドが受け入れられると、フィンガープリントは "backup server authenticate fingerprint fingerprint-string " の形で実行コンフィギュレーションに保存されます。 write コマンドを使用する場合、このコマンドはスタートアップ コンフィギュレーションに保存されません。
例
次の例では、バックアップ サーバのホスト キーのフィンガープリントを取得する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# backup server authenticate
The fingerprint of host 10.30.30.100 (key type ssh-rsa) is:
a5:3a:12:6d:e9:48:a3:34:be:8f:ee:50:30:e5:e6:c3
Do you want to accept it [y/n]?
関連コマンド
|
|
security ssh known-hosts |
SSH サーバのホスト キーの MD5 フィンガープリントを設定します。 |
show security ssh |
設定されている SSH サーバとそのフィンガープリントの一覧を表示します。 |
write |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
clock timezone
Cisco Unified SIP Proxy サービス モジュールの時間帯を設定するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで clock timezone コマンドを使用します。
clock timezone [ time-zone ]
シンタックスの説明
time-zone |
(オプション)ローカル ブランチの時間帯を指定します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
設定されている NTP サーバが日付スタンプ システムおよびアプリケーション機能を提供します。 clock timezone コマンドは、Cisco Unified SIP Proxy がインストールされる現地時間帯を指定します。
時間帯の表現がわかる場合は、その表現を time-zone 値に入力します。時間帯の表現が不明の場合は、 time-zone 値を空白にし、表示される一連のメニューに従って時間帯選択プロセスを進めます。
例
次の例では、時間帯のメニューを使用して米国太平洋時間を選択する方法を示しています。
se-10-0-0-0(config)> clock timezone
Please identify a location so that time zone rules can be set correctly.
Please select a continent or ocean.
1) Africa 4) Arctic Ocean 7) Australia 10) Pacific Ocean
2) Americas 5) Asia 8) Europe
3) Antarctica 6) Atlantic Ocean 9) Indian Ocean
1) Anguilla 18) Ecuador 35) Paraguay
2) Antigua & Barbuda 19) El Salvador 36) Peru
3) Argentina 20) French Guiana 37) Puerto Rico
4) Aruba 21) Greenland 38) St Kitts & Nevis
5) Bahamas 22) Grenada 39) St Lucia
6) Barbados 23) Guadeloupe 40) St Pierre & Miquelon
7) Belize 24) Guatemala 41) St Vincent
8) Bolivia 25) Guyana 42) Suriname
9) Brazil 26) Haiti 43) Trinidad & Tobago
10) Canada 27) Honduras 44) Turks & Caicos Is
11) Cayman Islands 28) Jamaica 45) United States
12) Chile 29) Martinique 46) Uruguay
13) Colombia 30) Mexico 47) Venezuela
14) Costa Rica 31) Montserrat 48) Virgin Islands (UK)
15) Cuba 32) Netherlands Antilles 49) Virgin Islands (US)
16) Dominica 33) Nicaragua
17) Dominican Republic 34) Panama
Please select one of the following time zone regions.
2) Eastern Time - Michigan - most locations
3) Eastern Time - Kentucky - Louisville area
4) Eastern Standard Time - Indiana - most locations
6) Central Time - Michigan - Wisconsin border
8) Mountain Time - south Idaho & east Oregon
9) Mountain Time - Navajo
10) Mountain Standard Time - Arizona
13) Alaska Time - Alaska panhandle
14) Alaska Time - Alaska panhandle neck
15) Alaska Time - west Alaska
The following information has been given:
Therefore TZ='America/Los_Angeles' will be used.
Local time is now: Fri Dec 24 10:41:28 PST 2004.
Universal Time is now: Fri Dec 24 18:41:28 UTC 2004.
Is the above information OK?
次の例では、時間帯の名前を使用して 米国太平洋時間を選択する方法を示しています。
se-10-0-0-0(config)> clock timezone Americas/Los_Angeles
関連コマンド
|
|
ntp server |
NTP サーバを指定します。 |
show clock detail |
クロックの詳細を表示します。 |
continue
Cisco Unified SIP Proxy システムをオンライン モードに戻すには、ネットワーク モジュール オフライン モードで continue コマンドを使用します。
continue
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンドのデフォルト
システムはオフライン モードのままです。
コマンド モード
ネットワーク モジュール オフライン(offline)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、Cisco Unified SIP Proxy システムを以前のオンライン モードに戻すか(バックアップ手順の後など)、または工場出荷時のデフォルト設定の復元を中止します。システムは、新しいコールおよびボイス メッセージの処理を開始します。Cisco Unified SIP Proxy は引き続きオフライン モードでコールをルーティングします。
例
次の例では、バックアップ手順での continue コマンドの使用例を示します。
!!!WARNING!!!: Putting the system offline will terminate all active calls.
Do you wish to continue[n]? : y
se-10-0-0-0(offline)# backup category data
se-10-0-0-0(offline)# continue
関連コマンド
|
|
backup |
バックアップするデータを指定します。 |
offline |
すべてのアクティブ コールを終了し、新しいコールが Cisco Unified SIP Proxy アプリケーションに接続しないようにします。 |
reload |
Cisco Unified SIP Proxy システムを再起動します。 |
restore |
復元するファイルを指定します。 |
restore factory default |
システムを工場出荷時のデフォルト値に戻します。 |
copy core
コア ファイルをリモート URL にコピーするには、ネットワーク モジュール EXEC モードで copy core コマンドを使用します。
copy core core-name url ftp/http url
シンタックスの説明
core-name |
コア ファイル名 |
ftp/http url |
FTP/HTTP アドレス |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
標準の FTP URL 形式がサポートされます。
ftp://[user-id:ftp-password@]ftp-server-address[/directory]
例
次のコマンドは、コアを ftp://anonymous@ftp.nowhere.com/pub/ にコピーします。
se-Module(exec-helloworld)> copy core test-file2 url ftp://anonymous@ftp.example.com/pub/
関連コマンド
|
|
copy ftp: |
新しいコンフィギュレーションを FTP サーバから別の Cisco Unified SIP Proxy ロケーションにコピーします。 |
show cores |
すべてのコア ファイルを表示します。 |
copy ftp:
新しいコンフィギュレーションを FTP サーバから別の Cisco Unified SIP Proxy ロケーションにコピーするには、ネットワーク モジュール EXEC モードで copy ftp: コマンドを使用します。
copy ftp: { nvram:startup-config | running-config | startup-config | system:running-config }
シンタックスの説明
nvram:startup-config |
新しいコンフィギュレーションを NVRAM に保存されたコンフィギュレーションにコピーします。 |
running-config |
新しいコンフィギュレーションを 現在の実行コンフィギュレーションにコピーします。 |
startup-config |
新しいコンフィギュレーションをフラッシュ メモリ内のスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
system:running-config |
新しいコンフィギュレーションを システム コンフィギュレーションにコピーします。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
FTP サーバからコピーするとき、 copy ftp: コマンドはインタラクティブになり、ユーザに情報の入力を求めます。
サーバが匿名の FTP 入力を受け入れるように設定されていない場合は、サーバの IP アドレスにユーザ名とパスワードを追加できます。形式は、 userid : password @ ftp-server-address / directory のようになります。
directory 値を指定しない場合、ソフトウェアではデフォルトの FTP ディレクトリが使用されます。
copy ftp: コマンドは、Cisco Unified SIP Proxy 関連のコンフィギュレーションをコピーしません。Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーションをコピーするには、 copy ftp: configuration active コマンドを使用します。
例
次の例では、start という名前のコンフィギュレーション ファイルを、FTP サーバのデフォルト ディレクトリから NVRAM のスタートアップ コンフィギュレーションにコピーする方法を示します。
se-10-0-0-0# copy ftp: nvram:startup-config
Address or name of remote host []? admin:voice@10.3.61.16
Source filename []? start
次の例では、FTP サーバの configs ディレクトリにある start という名前のファイルをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーする方法を示します。
se-10-0-0-0# copy ftp: startup-config
!!!WARNING!!! This operation will overwrite your startup configuration.
Do you wish to continue[y]? y
Address or name or remote host? admin:voice@10.3.61.16/configs
関連コマンド
|
|
copy ftp: configuration active |
新しい Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーションを FTP サーバから別の Cisco Unified SIP Proxy ロケーションにコピーします。 |
write |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
copy ftp: configuration active
新しい Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーションを FTP サーバから別の Cisco Unified SIP Proxy ロケーションにコピーするには、Cisco Unified SIP Proxy EXEC モードで copy ftp: configuration active コマンドを使用します。
copy ftp: configuration active
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
Cisco Unified SIP Proxy EXEC (cusp)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
FTP サーバからコピーするとき、 copy ftp: configuration active コマンドはインタラクティブになり、ユーザに情報の入力を求めます。
サーバが匿名の FTP 入力を受け入れるように設定されていない場合は、サーバの IP アドレスにユーザ名とパスワードを追加できます。形式は、 userid : password @ ftp-server-address / directory のようになります。
directory 値を指定しない場合、ソフトウェアではデフォルトの FTP ディレクトリが使用されます。
例
次の例では、start という名前のコンフィギュレーション ファイルを、FTP サーバのデフォルト ディレクトリから NVRAM のスタートアップ コンフィギュレーションにコピーする方法を示します。
se-10-0-0-0# copy ftp: nvram:startup-config
Address or name of remote host []? admin:voice@10.3.61.16
Source filename []? start
関連コマンド
|
|
copy ftp: |
新しいコンフィギュレーションを FTP サーバから別の Cisco Unified SIP Proxy ロケーションにコピーします。 |
interface gigabitethernet
Cisco Unified SIP Proxy モジュールの仮想インターフェイスを作成するには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで interface gigabitethernet コマンドを使用します。仮想インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface gigabitethernet interface . vid
no interface gigabitethernet interface . vid
シンタックスの説明
interface |
物理インターフェイス。 |
vid |
VLAN ID。有効な値は 0 ~ 4094 です。たとえば、gig 0.345 は VLAN 345 上にあります。 |
コマンドのデフォルト
インターフェイスは作成されません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
物理インターフェイスごとに、最大 8 つの仮想インターフェイスを作成できます。
例
次の例では、仮想インターフェイスを作成する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# interface gigabitethernet 0.1
次の例では、仮想インターフェイスを削除する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# no interface gigabitethernet 0.1
ip adress
ネットワーク インターフェイスの IP アドレスを構成するには、ネットワーク モジュール インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip address コマンドを使用します。IP アドレス インターフェイス コンフィギュレーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip address ip-address subnet-mask
no ip address ip-address subnet-mask
シンタックスの説明
ip-address |
IP アドレスを設定します。 |
subnet-mask |
サブネット マスクを設定します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール インターフェイス コンフィギュレーション(config-subif)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、指定したネットワーク インターフェイスの IP アドレスとネットワーク マスクを設定します。バインドされているインターフェイスの IP アドレスを変更すると、アプリケーションがインターフェイスにバインドされていることを警告するメッセージがユーザに表示されます。古い IP コンフィギュレーションを削除するには、仮想インスタンスをリセットします。
例
次の例では、ギガビット イーサネット インターフェイス 0.1 の IP アドレスを設定する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# interface gigabitethernet 0.1
se-10-0-0-0(config-subif)# ip address 1.1.1.1 255.255.255.0
関連コマンド
|
|
interface gigabitethernet |
Cisco Unified SIP Proxy モジュールの仮想インターフェイスを作成します。 |
ip broadcast-address
インターフェイスのブロードキャスト アドレスを定義するには、ネットワーク モジュール インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip broadcast-address コマンドを使用します。デフォルトの IP ブロードキャスト アドレスを復元するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip broadcast-address ip-address
no ip broadcast-address ip-address
シンタックスの説明
ip-address |
ネットワークの IP ブロードキャスト アドレス。 |
コマンドのデフォルト
デフォルト アドレス:255.255.255.255 (すべて 1)
コマンド モード
ネットワーク モジュール インターフェイス コンフィギュレーション(config-subif)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、IP ブロードキャスト アドレス 0.0.0.0 を指定する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# interface gigabitethernet 0.1
se-10-0-0-0(config-subif)# ip broadcast-address 0.0.0.0
ip tcp keepalive-time
キープアライブ プローブを送信する前に許可される経過アイドル時間を設定するには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで ip tcp keepalive-time コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip tcp keepalive-time seconds
no ip tcp keepalive-time seconds
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、キープアライブ時間を 2000 秒に設定する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# ip tcp keepalive-time 2000
次の例では、キープアライブ時間をデフォルト値の 7200 秒に設定する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# no ip tcp keepalive-time
log console
コンソールに表示されるメッセージ タイプを設定するには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで log console コマンドを使用します。メッセージが表示されないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
log console { errors | info | warning }
no log console { errors | info | warning }
注意 このコマンドを使用すると、表示をオフにするまで、画面を下方向にスクロールする多くの画面メッセージが生成されます。プロンプトを表示して、この表示をオフにすることは容易ではない場合があります。Ctrl キーを押した状態で C キーを押しても、このコマンドには有効ではありません。
シンタックスの説明
errors |
エラー メッセージ。 |
info |
情報メッセージ。 |
warning |
警告メッセージ。 |
コマンドのデフォルト
重大エラー メッセージだけが表示されます。
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
コンソール ディスプレイのメッセージは messages.log ファイルにも保存されるため、これらのメッセージをデバッグに利用できます。
例
次の例では、エラー メッセージがコンソールに表示されるように設定する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# log console errors
se-10-0-0-0(config)# exit
関連コマンド
|
|
show logging |
コンソールに表示されるメッセージ タイプを表示します。 |
log console monitor
コンソールにシステム メッセージを表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで log console monitor コマンドを使用します。メッセージが表示されないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
log console monitor { module | entity | activity }
no log console monitor { module | entity | activity }
注意 このコマンドを使用すると、表示をオフにするまで、画面を下方向にスクロールする多くの画面メッセージが生成されます。プロンプトを表示して、この表示をオフにすることは容易ではない場合があります。Ctrl キーを押した状態で C キーを押しても、このコマンドには有効ではありません。
シンタックスの説明
module |
Cisco Unified SIP Proxy モジュール。 |
entity |
Cisco Unified SIP Proxy モジュールのエンティティ。 |
activity |
Cisco Unified SIP Proxy エンティティのアクション。 |
コマンドのデフォルト
重大エラー メッセージだけが表示されます。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
コンソール モニタのメッセージは messages.log ファイルにも保存されるため、これらのメッセージをデバッグに利用できます。
例
次の例では、ネットワーキング モジュールのデータベース エンティティの結果のメッセージを表示する方法を示します。
se-10-0-0-0# log console monitor networking database results
関連コマンド
|
|
show logging |
コンソールに表示されるメッセージ タイプを表示します。 |
log server
ログ メッセージを保存するための外部サーバを設定するには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで log server コマンドを使用します。ログ サーバを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
log server address { ip-address | hostname }
no log server address { ip-address | hostname }
シンタックスの説明
address ip-address |
外部ログ サーバの IP アドレスです。 |
address hostname |
外部ログ サーバのホスト名です。 |
コマンドのデフォルト
外部ログ サーバは設定されていません。ログ メッセージの保存には、ローカル ハード ディスクが使用されます。
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
外部ログ サーバには、Cisco Unified SIP Proxy モジュールを含むルータのハード ディスクに保存される messages.log ファイルのコピーが含まれます。ファイルをサーバにコピーすると、システム メッセージの表示、印刷、トラブルシューティングを柔軟に行えるようになります。
例
次の例では、10.1.61.16 を外部ログ サーバとして割り当てる方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# log server address 10.1.61.16
se-10-0-0-0(config)# exit
関連コマンド
|
|
hostname |
Cisco Unified SIP Proxy アプリケーションを保存するサーバを指定します。 |
ntp server |
NTP クロッキング サーバを指定します。 |
show hosts |
すべての設定されているホストを表示します。 |
log trace boot
リブート時にトレース コンフィギュレーションを保存するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで log trace boot コマンドを使用します。
log trace boot
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
トレースは CPU を集中的に使用するため、現在のトレース コンフィギュレーションはリブート時に失われます。モジュールの再起動時に現在のトレース コンフィギュレーションが保存されるようにするには、log trace boot コマンドを使用します。
例
次の例は、 log trace boot コマンドの例です。
se-10-0-0-0# log trace boot
関連コマンド
|
|
show trace |
トレースされているモジュールおよびエンティティを表示します。 |
log trace buffer save
現在のトレース情報を保存するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで log trace buffer save コマンドを使用します。ログ トレースをオフにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
log trace buffer save
no log trace buffer
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
メモリ バッファに保存されている現在のトレース情報をファイルに保存できます。log trace buffer save コマンドで作成されるファイルは atrace_save.log です。
例
次の例では、 log trace buffer save コマンドの使用例を示します。
se-10-0-0-0# log trace buffer save
関連コマンド
|
|
show logs |
トレース ログのリストを表示します。 |
show trace buffer |
トレースされているモジュールおよびエンティティを表示します。 |
ntp server
Cisco Unified SIP Proxy アプリケーションのシステム クロックをリモートの Network Time Protocol (NTP; ネットワーク タイム プロトコル)サーバと同期させるには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで ntp server コマンドを使用します。Cisco Unified SIP Proxy アプリケーションのシステム クロックが NTP サーバと同期しないようにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ntp server { hostname | ip-address } [ prefer ]
no ntp server { hostname | ip-address }
シンタックスの説明
hostname |
NTP サーバのホスト名です。 |
ip-address |
NTP サーバの IP アドレスです。 |
prefer |
(オプション)サーバを優先として指定します。 |
コマンドのデフォルト
デフォルトは、サーバの IP アドレスです。
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを clock timezone コマンドと併せて使用して、Cisco Unified SIP Proxy システムおよびアプリケーションの時間関連機能を設定します。
prefer オプションは、正しく動作している一連のホストの中から指定したサーバが同期用として選択されたことを示します。
注意
no ntp server コマンドは、NTP サーバのホスト名または IP アドレスを削除します。このコマンドの使用には注意が必要です。
例
次の例では、アドレス 192.168.1.100 のサーバを優先 NTP サーバとして割り当てる方法を示します。
se-10-0-0-0(config)> ntp server 192.168.1.100 prefer
次の例では、ホスト名が main_ntp のサーバを NTP サーバとして割り当てる方法を示します。
se-10-0-0-0(config)> ntp server main_ntp
関連コマンド
|
|
clock timezone |
現地時間帯を設定します。 |
show clock detail |
現在のクロック統計情報を表示します。 |
show ntp source |
現在の NTP サーバ統計情報を表示します。 |
offline
バックアップおよび復元手順の環境を開始するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで offline コマンドを使用します。
offline
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
バックアップおよび復元手順を開始する前に、コール アクティビティを停止する必要があります。 offline コマンドは、すべてのアクティブ コールを終了し、新しいコールが受け付けられないようにします。コール アクティビティが最小限の場合のこの手順のスケジューリングを検討してください。
offline コマンドは、バックアップまたは復元手順を開始しません。これらの手順を開始するには、 backup および restore コマンドを使用します。
例
次の例では、 offline コマンドの使用例を示します。
!!!WARNING!!!: Putting the system offline will terminate all active calls.
Do you wish to continue[n]? : y
関連コマンド
|
|
backup |
バックアップするデータを選択し、バックアップ プロセスを開始します。 |
continue |
オフライン モードを終了し、ネットワーク モジュール EXEC モードに戻ります。 |
restore |
復元するデータを選択し、復元プロセスを開始します。 |
reload
Cisco Unified SIP Proxy システムを再起動するには、ネットワーク モジュール オフライン モードで reload コマンドを使用します。
reload
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール オフライン(offline)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、次の状況で使用します。
• Cisco Unified SIP Proxy システムを再起動するための shutdown コマンドの後。
• アップロードされたファイル情報をアクティブ化するための restore コマンドの後。
例
次の例では、復元手順後の reload コマンドの使用例を示します。
se-10-0-0-0(offline)# restore id data3 category data
se-10-0-0-0(offline)# reload
関連コマンド
|
|
backup |
システムおよびアプリケーション データをバックアップ サーバにバックアップします。 |
continue |
オフライン モードを終了し、Cisco Unified SIP Proxy EXEC モードに戻ります。 |
offline |
Cisco Unified SIP Proxy システムをオフライン モードに切り替えます。 |
restore |
バックアップ サーバからバックアップ ファイルを復元します。 |
restore
バックアップ ファイルを復元するには、ネットワーク モジュール オフライン モードで restore コマンドを使用します。
restore id backup-id category { all | configuration | data }
シンタックスの説明
id backup-id |
復元するファイルの ID 番号を指定します。 |
category |
復元するファイル タイプの名前の前に付けます。 |
all |
復元するファイルにシステムとアプリケーションの設定、アプリケーション データ、およびボイス メッセージを含めることを指定します。 |
configuration |
復元するファイルにシステムとアプリケーションの設定だけを含めることを指定します。 |
data |
復元するファイルにアプリケーション データとボイス メッセージだけを含めることを指定します。 |
コマンドのデフォルト
バックアップ ファイルは復元されません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール オフライン(offline)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
復元手順が開始されると、すべてのアクティブ コールが終了します。Cisco Unified SIP Proxy は、スケジュールされた復元をサポートしません。通話数が最も少ないときにファイルを復元することを検討してください。
復元手順を完了した後、 reload コマンドを使用してファイル データをアクティブ化します。
show backup history コマンドを使用して、復元するファイルの backup-id 値を指定します。
例
次の例では、データだけを含む、ID が data5 のファイルを復元する方法を示します。
se-10-0-0-0(offline)# restore id data5 category data
se-10-0-0-0(offline)# reload
関連コマンド
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continue |
オフライン モードを終了し、ネットワーク モジュール EXEC モードに戻ります。 |
offline |
オフライン モードを開始します。 |
reload |
Cisco Unified SIP Proxy システムを再起動します。 |
show backup history |
バックアップ手順のステータスを表示します。 |
show backup server |
バックアップ サーバとして指定されているネットワーク FTP サーバを表示します。 |
restore factory default
システムを工場出荷時のデフォルト設定に戻すには、ネットワーク モジュール オフライン モードで restore factory default コマンドを使用します。
restore factory default
注意 このコマンドを使用すると元に戻すことはできません。データおよびコンフィギュレーション ファイルはすべて消去されます。このコマンドの使用には注意が必要です。このコマンドを実行する前に、システム全体をバックアップすることをお勧めします。
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール オフライン(offline)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
システムを工場出荷時のデフォルト設定に戻すと、次のような影響があります。
• 現在のデータベースを空のデータベースに置き換えます。
• Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)を空の状態に初期化します。
• スタートアップ コンフィギュレーションを、システムに付属しているテンプレート スタートアップ コンフィギュレーションに置き換えます。
• インストール後のコンフィギュレーション データをすべて消去します。
• すべての加入者およびカスタム プロンプトを削除します。
システムがクリーンになると、システムがリロードされるというメッセージが管理者に表示され、システムはリロードを開始します。リロードが完了すると、インストール後のプロセスを実行するよう求めるプロンプトが管理者に表示されます。
例
次の例では、システムを工場出荷時のデフォルト設定に戻す方法を示します。
ステップ 1 システムをオフライン モードにします。
ステップ 2 システムを工場出荷時のデフォルト設定に戻します。
se-10-0-0-0(offline)# restore factory default
This operation will cause all the configuration and data on the system to be erased. This operation is not reversible. Do you wish to continue? (n)
ステップ 3 次のいずれかの手順を行います。
• システム コンフィギュレーションおよびデータを保持するには、 n を入力します。
操作はキャンセルされ、システムはオフライン モードのままとなります。オンライン モードに戻るには、 continue と入力します。
• システム コンフィギュレーションおよびデータを消去するには、 y を入力します。
システムがクリーンになると、システムがリロードを開始することを示すメッセージが表示されます。リロードが完了すると、インストール後のプロセスを開始するためのプロンプトが表示されます。
関連コマンド
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|
continue |
Cisco Unified SIP Proxy オンライン モードに戻ります。 |
offline |
Cisco Unified SIP Proxy オフライン モードを開始します。 |
security ssh known-hosts
SSH (セキュアシェル)サーバのホスト キーに Message Digest algorithm 5 (MD5)のフィンガープリントおよびタイプを設定するには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで security ssh known-hosts コマンドを使用します。MD5 フィンガープリントを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
security ssh known-hosts host {ssh-rsa | ssh-dsa} fingerprint-string
no security ssh known-hosts host {ssh-rsa | ssh-dsa} fingerprint-string
シンタックスの説明
host |
SSH サーバのホスト名または IP アドレスです。 |
ssh-rsa |
SSH サーバのホスト キーに対してこのフィンガープリントを作成するために、RSA 暗号化アルゴリズムが使用されました。 |
ssh-dsa |
SSH サーバのホスト キーに対してこのフィンガープリントを作成するために、DSA (Digital Signature Algorithm)が使用されました。 |
fingerprint-string |
MD5 フィンガープリント文字列です。 |
コマンドのデフォルト
指定されたホストに対してサーバ認証は実行されません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
Cisco Unified SIP Proxy EXEC モードで security ssh known-hosts コマンドを使用して、SSH サーバのホスト キーに MD5 フィンガープリントを設定します。フィンガープリントが設定されると、ローカルの SSH/SFTP クライアントは、設定されたフィンガープリントを SSH サーバから返されたものと比較してサーバ認証を実行します。
host 引数には、ホスト名または IP アドレスを指定できます。
フィンガープリントが設定されていない場合、サーバ認証は実行されません。 write コマンドを使用するとき、フィンガープリントはスタートアップ コンフィギュレーションに保存されません。
例
次の例では、SSH-RSA サーバのホスト キーに MD5 フィンガープリントを指定する方法を示します。
se-10-0-0-0# configure terminal
se-10-0-0-0(config)# security ssh known-hosts server.example.com ssh-rsa a5:3a:12:6d:e9:48:a3:34:be:8f:ee:50:30:e5:e6:c3
関連コマンド
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|
backup server authenticate |
バックアップ サーバのホスト キーのフィンガープリントを取得します。 |
show security ssh |
設定されている SSH サーバとそのフィンガープリントの一覧を表示します。 |
write |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
show backup
バックアップ ファイルを保存するために使用されるサーバの情報を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show backup コマンドを使用します。
show backup
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、FTP サーバの URL、FTP サーバ上の加入者アカウント、およびサーバに保存されるバックアップ ファイル リビジョンの番号を表示します。
例
次の例は、 show backup コマンドの出力例です。
Server URL: ftp://10.12.0.1/ftp
Number of Backups to Retain: 5
表 8 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 8 show backup のフィールドの説明
|
|
Server URL |
バックアップ サーバの IP アドレスです。 |
User Account on Server |
(オプション)バックアップ サーバのユーザ ID です。 |
Number of Backups to Retain |
最も古いファイルが上書きされるまでに保存されるバックアップ ファイルの数です。 |
関連コマンド
|
|
backup |
バックアップ データを選択し、バックアップ プロセスを開始します。 |
show backup history
バックアップおよび復元手順の成否を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show backup history コマンドを使用します。
show backup history
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、各バックアップ ファイル、そのバックアップ ID、ファイルに保存されているデータのタイプ、およびバックアップ手順の成否を表示します。
例
次の例は、 show backup history コマンドの出力例です。
se-10-0-0-0> show backup history
blade522> show backup history
Backup Server: ftp://192.168.1.35/pub/cusp_backup
Date: Tue Oct 21 06:14:30 EDT 2008
Backup Server: ftp://192.168.1.35/pub/cusp_backup
Date: Tue Oct 21 06:17:21 EDT 2008
表 9 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 9 show backup history フィールドの説明
|
|
Category |
バックアップされたファイルの種類(データ、コンフィギュレーション、またはすべて)を指定します。 |
Backup Server |
サーバの場所をバックアップします。 |
Operation |
実行された操作の種類。 |
Backupid |
バックアップ ファイルの ID 番号。 |
Restoreid |
このファイルを復元するために使用する ID。 |
Description |
バックアップ手順の任意の説明。 |
Date |
操作が発生した日付と時刻(hh:mm:ss で表記)。 |
Result |
操作の成功または失敗の表示。 |
Reason |
操作が失敗すると、このフィールドに失敗の原因が表示されます。 |
関連コマンド
|
|
backup |
バックアップ データを選択し、バックアップ プロセスを開始します。 |
show backup server |
バックアップ ファイル ID を表示します。 |
show backup server
最新のバックアップ ファイルの詳細を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show backup server コマンドを使用します。
show backup server
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、バックアップ サーバで使用できるバックアップ ファイルの一覧を表示します。ファイルはカテゴリ別にグループ化され、バックアップの日付とバックアップ ファイル ID がそれぞれ表示されます。バックアップ手順の成否については、 show backup history コマンドを参照してください。
例
次の例は、 show backup server コマンドの出力例です。
se-10-0-0-0> show backup server
Details of last 5 backups
Date: Tue Jul 22 10:55:52 PDT 2008
Date: Tue Jul 29 18:06:33 PDT 2008
Date: Tue Jul 29 19:10:32 PDT 2008
Details of last 5 backups
Date: Tue Jul 22 10:55:48 PDT 2008
Date: Tue Jul 29 18:06:27 PDT 2008
Date: Tue Jul 29 19:10:29 PDT 2008
表 10 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 10 show backup server のフィールドの説明
|
|
Category |
バックアップ ファイルのタイプです。 |
Backupid |
バックアップ ファイルの ID 番号です。 |
Date |
ファイルがバックアップされた日付と時刻です(hh:mm:ss 形式)。 |
Description |
(オプション)バックアップ ファイルの説明です。 |
関連コマンド
|
|
backup |
バックアップ データを選択し、バックアップ プロセスを開始します。 |
show backup history |
バックアップおよび復元手順の成否を表示します。 |
show clock detail
クロック統計情報を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show clock detail コマンドを使用します。
show clock detail
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、クロック統計情報は画面に表示されます。
se-100.0.4.2> show clock detail
se-10-1-1-20> show clock detail
15:22:08.375 PST Thu Nov 29 2007
time zone: America/Los_Angeles
delta from reference (microsec): 0
estimated error (microsec): 16
time resolution (microsec): 1
clock interrupt period (microsec): 10000
time of day (sec): 1196378528
time of day (microsec): 378926
関連コマンド
|
|
clock timezone |
現地時間帯を設定します。 |
ntp server |
時間を同期するための NTP サーバを設定します。 |
show interfaces
仮想インターフェイスおよび VLAN インターフェイスを含めて、設定されているすべてのインターフェイスを表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show interfaces コマンドを使用します。
show interfaces [ | | GigabitEthernet | ide ]
シンタックスの説明
| |
出力を別のコマンドにパイプ処理します。 |
GigabitEthernet |
ギガビット イーサネット デバイスです。 |
ide |
IDE (ハード ディスク) |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、 show interfaces コマンドは、設定されているすべてのインターフェイス(ギガビット イーサネット インターフェイスおよび IDE(ハード ディスク)インターフェイス)を画面に表示します。
se-100.0.4.2> show interfaces
GigabitEthernet 0 is up, line protocol is up
Internet address is 10.10.1.20 mask 255.255.255.0 (configured on router)
25629 packets input, 1688582 bytes
0 input errors, 0 dropped, 0 overrun, 0 frame errors
25634 packets output, 1785015 bytes
0 output errors, 0 dropped, 0 overrun, 0 collision errors
0 output carrier detect errors
IDE hd0 is up, line protocol is up
2060 reads, 32704512 bytes
489797 write, 2520530944 bytes
関連コマンド
|
|
show running-config |
現在の実行コンフィギュレーションを表示します。 |
show logs
システム ログのリストを表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show logs コマンドを使用します。
show logs
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、仮想インスタンスの /var/log ディレクトリの下にあるすべてのログ ファイルを表示します。
例
次の例では、 show logs コマンドは、仮想インスタンスの /var/log ディレクトリの下のログ ファイルを表示します。
se-Module(exec-mping)> show logs
SIZE LAST_MODIFIED_TIME NAME
28719 Mon Dec 22 14:15:06 EST 2008 linux_session.log
2573 Fri Dec 19 08:28:13 EST 2008 install.log
8117 Fri Dec 19 08:27:51 EST 2008 dmesg
2274 Fri Dec 19 08:27:55 EST 2008 syslog.log
10455 Thu Dec 18 16:38:13 EST 2008 sshd.log.prev
1268 Fri Dec 19 08:28:09 EST 2008 atrace.log
384 Fri Dec 19 08:27:55 EST 2008 debug_server.log
10380 Thu Dec 18 16:06:58 EST 2008 postgres.log.prev
1361 Fri Dec 19 08:28:14 EST 2008 sshd.log
5598 Fri Dec 19 08:30:13 EST 2008 postgres.log
1014 Fri Dec 19 08:27:57 EST 2008 klog.log
2298494 Sun Dec 21 23:30:00 EST 2008 messages.log
85292 Fri Dec 19 08:25:33 EST 2008 shutdown_installer.log
関連コマンド
|
|
log trace |
トレース ロギング オプションを設定します。 |
show ntp associations
すべてのネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバのアソシエーション ID およびステータスを表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show ntp associations コマンドを使用します。
show ntp associations [ assocID association-id ]
シンタックスの説明
assoc-ID association-id |
指定されるアソシエーション ID です。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
show ntp associations コマンドを使用して、Cisco Unified SIP Proxy に対して設定されているすべての NTP サーバのアソシエーション ID とステータスを表示します。サーバの詳細は表示されません。 show ntp associations assocID association-id コマンドは、指定された NTP サーバのステータスの詳細を表示します。
status フィールドを使用して、すべての NTP サーバのコンフィギュレーションとステータスを確認します。このフィールドは、4 つの 16 進数で構成されています。
• 前半の 2 つの数字は、サーバのコンフィギュレーションおよびクロック選択プロセスの経過状況を示します。 表 11 を参照してください。
• 後半の 2 つの数字は、イベントの数と最後のイベントのタイプを示します。表 12 を参照してください。
表 11 に、一般的なステータス コードとその説明を示します。最初の数字は、指定されたサーバのコンフィギュレーション、到達可能性、および認証ステータスを示します。2 番目の数字は、指定されたサーバがクロック選択アルゴリズムをどのように適切に通過したかを記録します。
表 11 Status フィールドのコードの説明
|
|
1xxx |
サーバはローカル マシンにピア同期要求を送信しましたが、サーバはローカルで設定されていません。 |
7xxx |
サーバは、ローカルで設定されていないピアですが、到達可能で、適切な認証を使用しています。 |
8xxx |
サーバは設定されていますが、認証されておらず、到達可能ではありません。 |
9xxx |
サーバは設定されており、到達可能です。 |
Cxxx |
サーバは、認証を使用するように設定されていますが、到達可能ではありません。 |
Dxxx |
サーバは、認証を使用するように設定されていて、到達可能ですが、信頼できるキーを使用していません。 |
Fxxx |
サーバは、信頼できるサーバとして認証されており、到達可能です。 |
x0xx |
サーバは、健全性チェックに合格しなかったため、クライアントによって拒否されます。この状況の考えられる原因として、サーバの認証エラー、サーバの誤差限界が大きい(16 秒以上)、サーバがクライアントよりも大きなストラタム番号に存在する、などがあります。 |
x1xx |
サーバは、健全性チェックに合格しましたが、他のサーバが共通部分アルゴリズムを通過できるほど一致していませんでした。これは、サーバのクロックが、他のクロックの最大限の誤差限界の範囲外にあったことを示し、通常はサーバに誤った時間が設定されていることを示す状況です。 |
x2xx |
サーバは正確性チェック(共通部分アルゴリズム)に合格しました。この値は、サーバがほぼ正しく設定されていることを示しています。 |
x3xx |
サーバは候補チェックに合格しました。サーバは、適切なサーバが非常に多くあったため(10 台以上)、破棄されませんでした。 |
x4xx |
サーバは、非常に多くの分散を含む異常値として破棄されることなく、クラスタ処理アルゴリズムを通過しました。 |
x5xx |
サーバは、同期ソースの可能性がありますが、非常にずれています。つまり、その他すべてのクロックが健全性チェックに合格しなかったか、それらのクロックも非常にずれています。 |
x6xx |
サーバは現在の同期ソースです。これは優先サーバ ステータスです。 |
x7xx ~ xFxx |
予約された値です。これらの値は通常は使用されません。 |
表 12 に、イベント コードを示します。3 番目の数字は、NTP または show ntp コマンドのいずれかによって最後にエラーがコンソールに返されてから発生したイベントの数を示します。この値は、ラップされず、15 (16 進数の F)で値の増加を停止します。
適切に動作しているサーバの場合、 show ntp コマンドのいずれかが起動以降にサーバへのクエリーを実行していない限り、値は xx1x です。クエリーを実行していた場合、値は xx0x になります。3 番目の数字がその他の値の場合は、エラーの原因であるイベントを確認してください。
フィールドの 4 番目の数字は、発生した最後のイベントを示します。適切に動作しているサーバの場合、このイベントは、サーバが到達可能になるイベントです。
表 12 Event フィールドのコード値
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|
xxx0 |
指定されていないイベントです。イベントが発生しなかったか、特別なエラーが発生しました。 |
xxx1 |
サーバへの接続で IP エラーが発生しました。 |
xxx2 |
到達可能だったサーバを認証できません。これは、キーが変更されたか、誰かがサーバをスプーフィングしていることを示します。 |
xxx3 |
これまで到達可能だったサーバが到達不能です。 |
xxx4 |
これまで到達不能だったサーバが到達可能です。 |
xxx5 |
サーバのクロックに誤差がありました。 |
xxx6 ~ xxxF |
予約された値です。これらの値は通常は使用されません。 |
flash フィールドは、一連の 12 の診断テストが実行されるときのパケットのステータスを示します。テストは、指定された手順で実行され、偶発的または悪意のあるエラーを防止しながら最大限の情報を取得します。
各パケットが受信されるとき、flash 変数は 0 に設定されます。いずれかのビットがテストの結果として設定されると、パケットは破棄されます。
テストでは次の情報を検索します。
• TEST1 ~ TEST3 は、パケットのタイム スタンプをチェックし、そこからオフセットと遅延を計算します。ビットが設定されない場合、パケット ヘッダー変数が保存されます。
• TEST4 および TEST5 は、アクセス コントロールと暗号化認証をチェックします。ビットが設定されない場合、値は保存されません。
• TEST6 ~ TEST8 は、サーバの健全性をチェックします。ビットが設定されない場合、サーバとの相対オフセットおよび遅延が計算され、保存されます。
• TEST9 は、アソシエーションの健全性をチェックします。ビットが設定されない場合、保存された変数はクロック フィルタおよび緩和アルゴリズムに渡されます。
• TEST10 ~ TEST12 は、Autokcy 公開鍵暗号化を使用して認証状態をチェックします。ビットが設定され、アソシエーションが以前に到達可能と示されていた場合、パケットは破棄されます。それ以外の場合は、発信および受信時のタイム スタンプが保存され、プロセスが継続されます。
表 13 に、各テストでの flash のビットを示します。
表 13 Flash フィールドの診断ビット値
|
|
0x001 |
TEST1。重複パケットです。パケットは、偶発的な再送信か、最悪の場合、悪意のある再送です。 |
0x002 |
TEST2。偽造パケットです。パケットは、以前に送信されたメッセージに対する返信ではありません。この問題は、NTP デーモンが再起動されたときに発生することがあります。 |
0x004 |
TEST3。同期されていません。1 つ以上のタイムスタンプ フィールドが無効です。この問題は、通常、ピアから最初のパケットを受信するときに発生します。 |
0x008 |
TEST4。アクセスが拒否されます。 |
0x010 |
TEST5。暗号化による認証に失敗します。 |
0x020 |
TEST6。サーバが同期されていません。最初にクロックを調整してください。 |
0x040 |
TEST7。サーバ ストラタムが最大の 15 にあります。サーバは同期されていない可能性があります。クロックを調整する必要があります。 |
0x080 |
TEST8。ルートの遅延、または分散が 1 秒よりも大きくなっています。 |
0x100 |
TEST9。ピアの遅延、または分散が 1 秒よりも大きくなっています。 |
0x200 |
TEST10。Autokey プロトコルが認証エラーを検出しました。 |
0x400 |
TEST11。Autokey プロトコルがサーバを確認しませんでした。または、ピアは証明済みで、有効なキー クレデンシャルを持っています。 |
0x800 |
TEST12。公開鍵アルゴリズムでプロトコルまたはコンフィギュレーション エラーが発生したか、侵入イベントの可能性が検出されました。 |
例
次の例では、基本的な show ntp associations コマンドを使用した後に表示される出力例を示します。
se-10-0-0-0> show ntp associations
ind assID status conf reach auth condition last_event cnt
===========================================================
1 50101 8000 yes yes none sys.peer reachable 2
表 14 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 14 show ntp associations のフィールドの説明
|
|
ind |
アソシエーションのインデックス番号です。 |
assID |
サーバから返されるピア ID です。 |
status |
サーバ ステータスの 16 進値です。これらのフィールド コードの説明については、表 11 および 表 12 を参照してください。 |
conf |
サーバが設定されているかどうかを示します。有効な値は yes と no です。 |
reach |
ピアが到達可能かどうかを示します。有効な値は yes と no です。 |
auth |
サーバ認証のステータスです。有効な値は次のとおりです。 • ok • bad • none • " " |
condition |
クロック選択プロセスのアソシエーションのタイプです。有効な値は次のとおりです。 • space:拒否。ピアは到達不能として破棄されます。 • falsetick:ピアは偽ティックとして破棄されます。 • excess:ピアは、10 の最も近いピアの中にないため、破棄されます。 • outlier:ピアは異常値として破棄されます。 • candidate:考えられる同期のために選択されたピアです。 • selected:このピアにほぼ同期されています。 • sys.peer:このピアに同期されています。 • pps.peer:パルス毎秒信号に基づいて、このピアに同期されています。 |
last_event |
システムで発生した最後のイベントです。有効な値は次のとおりです。 • (空) • IP error • Auth fail • lost reach • reachable • clock expt これらの値の説明については、 表 12 を参照してください。 |
cnt |
NTP によってエラーが最後にコンソールに返されてから発生したイベントの数です。この値は、ラップされず、15 (16 進数の F)で値の増加を停止します。適切に動作しているサーバの場合、この値は 1 または 0 でなければなりません。 |
次の例では、 show ntp associations assocID コマンドを使用して、特定の assocID の ntp アソシエーションを表示する方法を示します。
se-10-0-0-0> show ntp associations assocID 50101
status=8000 unreach, conf, no events,
srcadr=10.1.10.2, srcport=123, dstadr=10.1.1.20, dstport=123, leap=11,
stratum=16, precision=-17, rootdelay=0.000, rootdispersion=0.000,
refid=0.0.0.0, reach=000, unreach=16, hmode=3, pmode=0, hpoll=10,
ppoll=10, flash=00 ok, keyid=0, offset=0.000, delay=0.000,
dispersion=0.000, jitter=4000.000,
reftime=00000000.00000000 Wed, Feb 6 2036 22:28:16.000,
org=00000000.00000000 Wed, Feb 6 2036 22:28:16.000,
rec=00000000.00000000 Wed, Feb 6 2036 22:28:16.000,
xmt=cafae952.b5de7a74 Fri, Nov 30 2007 11:56:02.710,
filtdelay= 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00,
filtoffset= 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00,
filtdisp= 16000.0 16000.0 16000.0 16000.0 16000.0 16000.0 16000.0 16000.0
表 15 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 15 show ntp associations assoc-id のフィールドの説明
|
|
status |
ピアのステータスです。この行の値の説明については、表 11、表 12、および表 14を参照してください。 |
srcadr |
ホスト サーバの IP アドレスです。 |
srcport |
ホスト サーバのポート アドレスです。 |
dstadr |
宛先サーバの IP アドレスです。 |
dstport |
宛先サーバのポート アドレスです。 |
leap |
間近に迫った NTP 時間スケールへのうるう秒の挿入を示す、2 ビット コードの警告です。有効な値は次のとおりです。 • 00:警告なし • 01:最後の 1 分が 61 秒 • 10:最後の 1 分が 59 秒 • 11:アラーム状態(クロックが同期されていない) |
stratum |
プライマリ クロック ソースまでのサーバのホップ カウントです。有効な値は次のとおりです。 • 0:未指定 • 1:プライマリ クロック基準 • 2 ~ 255:NTP 経由のセカンダリ基準 stratum 値が 15 の場合、サーバは同期されていない可能性があり、クロックをリセットする必要があります。 |
precision |
クロックの精度です(2 のべき乗で表す秒数)。 |
rootdelay |
同期サブネットのルートにあるプライマリ基準ソースへのラウンドトリップ遅延の合計(秒数)です。 |
rootdispersion |
同期サブネットのルートにあるプライマリ基準ソースに相対的な最大誤差(秒)です。 |
refid |
同期のために選択されたピアの IP アドレスです。 |
reach |
ピアの到達可能性ステータス履歴です(8 進数)。各ビットは、サーバにポーリング期間中に到達した場合は 1、それ以外の場合は 0 に設定されます。値 377 は、最後の 8 回の試行が適切だったことを示します。 |
unreach |
最後の有効なパケットが受信されてからのポーリング間隔の数です。 |
hmode |
ホスト サーバのアソシエーション モードです。有効な値は次のとおりです。 • 0:未指定 • 1:Symmetric active • 2:Symmetric passive • 3:クライアント • 4:サーバ • 5:ブロードキャスト • 6:NTP 制御メッセージ用に予約済み • 7:プライベート用に予約済み |
pmode |
ピア サーバのアソシエーション モードです。有効な値は次のとおりです。 • 0:未指定 • 1:Symmetric active • 2:Symmetric passive • 3:クライアント • 4:サーバ • 5:ブロードキャスト • 6:NTP 制御メッセージ用に予約済み • 7:プライベート用に予約済み |
hpoll |
ホストからの送信メッセージ間の最小間隔です(2 のべき乗で表す秒数)。 |
ppoll |
ピアへの送信メッセージ間の最小間隔です(2 のべき乗で表す秒数)。 |
flash |
パケットで一連の診断テストが実行された後のパケットのステータスです。 表 5 の flash フィールドの値の説明を参照してください。 |
keyid |
メッセージ認証コードを生成するために使用される暗号鍵の ID です。 |
offset |
クライアントとサーバの時差です(ミリ秒)。 |
delay |
パケットのラウンドトリップ遅延です(ミリ秒)。 |
dispersion |
時間オフセットが特定の時間サーバからどのぐらい分散しているかを表します(ミリ秒)。 |
jitter |
RMS の時差の幾何平均として測定される、Cisco Unified SIP Proxy クロックの推定誤差時間です(ミリ秒)。 |
reftime |
ローカル クロックが最後に更新された現地時間です(タイムスタンプ形式)。ローカル クロックが一度も同期されていない場合、値は 0 です。 |
org |
最新の NTP メッセージが送信されたときのピアの現地時間です(タイムスタンプ形式)。ピアが到達不能になった場合、値は 0 です。 |
rec |
到達したピアからの最新の NTP メッセージが届いたときの現地時間です(タイムスタンプ形式)。ピアが到達不能になった場合、値は 0 です。 |
xmt |
送信側から NTP メッセージが送信されたときの現地時刻です(タイムスタンプ形式)。 |
filtdelay |
ピア クロックとネットワークを介したローカル クロックのラウンドトリップ遅延です(秒)。 |
filtoffset |
ピア クロックのローカル クロックとの相対オフセットです(秒)。 |
filtdisp |
ピア クロックの、ネットワークを介したローカル クロックとの相対的な最大誤差です(秒)。値は 0 よりも大きい値だけになります。 |
関連コマンド
|
|
show ntp servers |
NTP サーバとその現在の状態のリストを表示します。 |
show ntp source |
NTP サーバのプライマリ タイム ソースを表示します。 |
show ntp servers
ネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバのリスト、現在の状態、および各サーバと関連付けられているリモート ピアの概要を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show ntp servers コマンドを使用します。
show ntp servers
シンタックスの説明
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
NTP サーバの設定を変更した後で、 show ntp servers コマンドを使用します。
例
次の例は、 show ntp servers コマンドの出力例です。
se-10-1-1-20> show ntp servers
remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
10.1.10.2 0.0.0.0 16 u - 1024 0 0.000 0.000 4000.00
space reject, x falsetick, . excess, - outlyer
+ candidate, # selected, * sys.peer, o pps.peer
表 16 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 16 show ntp servers のフィールドの説明
|
|
remote |
リモート サーバの IP アドレスです。 |
refid |
サーバの現在のタイム ソースです。 |
st |
リモート サーバまでのホップ カウント(ストラタム)です。 |
t |
ピアのタイプです。有効な値は次のとおりです。 • l:ローカル • u:ユニキャスト • m:マルチキャスト • b:ブロードキャスト |
when |
最後のパケットを受信した時刻です。 |
poll |
ポーリング間隔です(秒)。 |
reach |
ピアの到達可能性ステータス履歴です(8 進数)。各ビットは、サーバにポーリング期間中に到達した場合は 1、それ以外の場合は 0 に設定されます。値 377 は、最後の 8 回の試行が適切だったことを示します。 |
delay |
パケットのラウンドトリップ遅延です(ミリ秒)。 |
offset |
クライアントとサーバの時差です(ミリ秒)。 |
jitter |
RMS の時差の幾何平均として測定される、Cisco Unified SIP Proxy クロックの推定誤差時間です(ミリ秒)。 |
(符号コード) |
リモート IP アドレスの前の文字は、クロック選択プロセスでのアソシエーションの状態を示します。有効な値は次のとおりです。 • space Reject:ピアは到達不能として破棄されます。 • x Falsetick:ピアは偽ティックとして破棄されます。 • . Excess:ピアは、最も近い 10 個のピアの中にないため、破棄されます。 • - Outlier:ピアは異常値として破棄されます。 • + Candidate:考えられる同期のために選択されたピアです。 • # Selected:このピアにほぼ同期されています。 • * Sys.peer:このピアに同期されています。 • o PPS.peer:パルス毎秒信号に基づいて、このピアに同期されています。 |
関連コマンド
|
|
ntp server |
NTP サーバを設定します。 |
show ntp associations |
NTP サーバのアソシエーション ID とピア状態の一覧を表示します。 |
show ntp source |
NTP サーバのタイム ソースを表示します。 |
show ntp source
ネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバのタイム ソースを表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show ntp source コマンドを使用します。表示は、ローカル ホストから始まり、プライマリ タイム ソースへと展開されます。
show ntp source [ detail ]
シンタックスの説明
detail |
(オプション) precision、leap、refit、delay、dispersion、rootdelay、rootdispersion、reference time、originate timestamp、transmit timestamp を含む、その他の NTP サーバの詳細を表示します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例は、 show ntp source コマンドの出力例です。
se-10-0-0-0> show ntp source
127.0.0.1: stratum 9, offset 0.000015, synch distance 0.03047
10.100.10.65: stratum 8, offset -0.001124, synch distance 0.00003
表 17 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 17 show ntp source のフィールドの説明
|
|
(最初のフィールド) |
ホストの IP アドレスです。 |
stratum |
プライマリ クロック ソースまでのサーバのホップ カウントです。有効な値は次のとおりです。 • 0:未指定 • 1:プライマリ クロック基準 • 2 ~ 255:NTP 経由のセカンダリ基準 |
offset |
ホストとローカル ホストの時間オフセットです(秒)。 |
synch distance |
ホスト同期の距離で、プライマリ ソースに相対的な推定誤差です。 |
次の例は、 show ntp source detail コマンドの出力例です。
se-1-100-5-2> show ntp source detail
server 10.0.0.1, port 123
stratum 9, precision -17, leap 00
refid [10.10.10.65] delay 0.00012, dispersion 0.00000 offset 0.000011
rootdelay 0.00058, rootdispersion 0.03111, synch dist 0.03140
reference time: af4a3ff7.926698bb Thu, Feb 30 2007 14:47:19.571
originate timestamp: af4a4041.bf991bc5 Thu, Nov 30 2007 14:48:33.748
transmit timestamp: af4a4041.bf90a782 Thu, Nov 30 2007 14:48:33.748
server 10.10.10.65, port 123
stratum 8, precision -18, leap 00
refid [172.16.7.1] delay 0.00024, dispersion 0.00000 offset -0.001130
rootdelay 0.00000, rootdispersion 0.00003, synch dist 0.00003
reference time: af4a402e.f46eaea6 Thu, Nov 30 2007 14:48:14.954
originate timestamp: af4a4041.bf6fb4d4 Thu, Nov 30 2007 14:48:33.747
transmit timestamp: af4a4041.bfb0d51f Thu, Nov 30 2007 14:48:33.748
表 18 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 18 show ntp source detail のフィールドの説明
|
|
server |
ホスト サーバの IP アドレスです。 |
port |
ホスト サーバのポート番号です。 |
stratum |
プライマリ クロック ソースまでのサーバのホップ カウントです。有効な値は次のとおりです。 • 0:未指定 • 1:プライマリ クロック基準 • 2 ~ 255:NTP 経由のセカンダリ基準 |
precision |
クロックの精度です(2 のべき乗で表す秒数)。 |
leap |
間近に迫った NTP 時間スケールへのうるう秒の挿入を示す、2 ビット コードの警告です。有効な値は次のとおりです。 • 00:警告なし • 01:最後の 1 分が 61 秒 • 10:最後の 1 分が 59 秒 • 11:アラーム状態(クロックが同期されていない) |
refid |
同期のために選択されたピアの IP アドレスです。 |
delay |
パケットのラウンドトリップ遅延です(ミリ秒)。 |
dispersion |
時間オフセットが特定の時間サーバからどのぐらい分散しているかを表します(ミリ秒)。 |
offset |
ホストとローカル ホストの時間オフセットです(秒)。 |
rootdelay |
同期サブネットのルートにあるプライマリ基準ソースへのラウンドトリップ遅延の合計(秒数)です。 |
rootdispersion |
同期サブネットのルートにあるプライマリ基準ソースに相対的な最大誤差(秒)です。 |
synch dist |
ホスト同期の距離で、プライマリ ソースに相対的な推定誤差です。 |
reference time |
ローカル クロックが最後に更新された現地時間です(タイムスタンプ形式)。ローカル クロックが一度も同期されていない場合、値は 0 です。 |
originate timestamp |
最新の NTP メッセージが送信されたときのピアの現地時間です(タイムスタンプ形式)。ピアが到達不能になった場合、値は 0 です。 |
transmit timestamp |
到達したピアからの最新の NTP メッセージが届いたときの現地時間です(タイムスタンプ形式)。ピアが到達不能になった場合、値は 0 です。 |
関連コマンド
|
|
show ntp associations |
NTP サーバのアソシエーション ID とピア状態の一覧を表示します。 |
show ntp servers |
NTP サーバとその現在の状態のリストを表示します。 |
show ntp status
ネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバの統計情報を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show ntp status コマンドを使用します。
show ntp status
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例は、 show ntp status コマンドの出力例です。
se-10-0-0-0> show ntp status
NTP reference server 1: 10.100.6.9
Time difference (secs): 3.268110005008586E8
Time jitter (secs): 0.17168384790420532
表 19 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 19 show ntp status のフィールドの説明
|
|
NTP reference server 1 |
NTP サーバの IP アドレスです。 |
Status |
クロック選択プロセスでのピア アソシエーションのステータスです。有効な値は次のとおりです。 • Reject:ピアは到達不能として破棄されます。 • Falsetick:ピアは偽ティックとして破棄されます。 • Excess:ピアは、最も近い 10 個のピアの中にないため、破棄されます。 • Outlier:ピアは異常値として破棄されます。 • Candidate:考えられる同期のために選択されたピアです。 • Selected:このピアにほぼ同期されています。 • Sys.peer:このピアに同期されています。 • PPS.peer:パルス毎秒信号に基づいて、このピアに同期されています。 |
Time difference (secs) |
システム クロックと NTP サーバの時差です(秒)。 |
Time jitter (secs) |
RMS の時差の幾何平均として測定される、Cisco Unified SIP Proxy クロックの推定誤差時間です(秒)。 |
関連コマンド
|
|
clock timezone |
現地時間帯を設定します。 |
ntp server |
Cisco Unified SIP Proxy 用の NTP サーバを指定します。 |
show clock detail |
クロック統計情報を表示します。 |
show process
アプリケーション環境内のすべてのプロセスを表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show process コマンドを使用します。
show process [ cpu | memory ]
シンタックスの説明
cpu |
Central Processing Unit (CPU; 中央処理装置)の使用率を表示します。 |
memory |
Random Access Memory (RAM; ランダム アクセス メモリ)の使用率を表示します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、仮想アプリケーション環境内のすべてのプロセスを、プロセス ID によって昇順に並べ替えて表示します。
例
次の例では、CPU 使用率を表示する方法を示します。
se-Module(exec-mping)> show process cpu
Idle time (secs): 6452.87
次の例では、仮想アプリケーション環境内のすべてのプロセスを表示する方法を示します。
se-192-168-202-102# show process
online alive platform_config
online alive backuprestore
表 20 show process のフィールドの説明
|
|
Uptime |
最後にリブートしてから経過した秒数です。 |
User time |
最後にリブートしてから、システムが特権のないコードの実行に費やした秒数です。 |
Kernel time |
最後にリブートしてから、システムが特権のあるコードの実行に費やした秒数です。 |
Idle time |
最後にリブートしてから、システムがアイドル状態で費やした秒数です。 |
STATE |
考えられる状態は 2 つあります。 • online:サブシステムは要求を処理する準備が完了しています。 • ready-to-go-online:サブシステムの準備は完了していますが、メインの処理システムはサブシステムをオンラインにしていません。 |
HEALTH |
考えられるヘルス状態は 2 つあります。 • alive:プロセスのプライマリ スレッドが存在します。 • dead:プロセスのプライマリ スレッドが存在しません。通常、dead プライマリ スレッドはサブシステムの再起動を引き起こします。 |
CMD |
サブシステムの名前です。 |
関連コマンド
|
|
show tech-support |
アプリケーションの診断情報の概要を表示します。 |
show security ssh known-hosts
設定された SSH (セキュアシェル)サーバとそのフィンガープリントの一覧を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show security ssh known-hosts コマンドを使用します。
show security ssh known-hosts
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
ネットワーク モジュール EXEC モードで show security ssh known-hosts コマンドを使用して、設定された SSH サーバとそのフィンガープリントの一覧を表示します。これらのフィンガープリントは、SSH サーバ認証を実行するために使用されます。
例
次の例は、 show security ssh known-hosts コマンドの出力例です。
se-10-0-0-0# show security ssh known-hosts
192.168.138.208 ssh-rsa a5:3a:12:6d:e9:48:a3:34:be:8f:ee:50:30:e5:e6:c3
172.16.103.231 ssh-rsa 5c:31:00:89:04:ed:2e:fc:bd:eb:26:23:cd:24:c0:b6
この出力には、次の情報が示されます。
• SSH サーバのホスト名または IP アドレス。
• MD5 (Message-Digest algorithm 5)フィンガープリントが、DSA (Digital Signature Algorithm)または RSA 暗号化アルゴリズムを使用して作成された SSH サーバのホスト キー用かどうか。
• MD5 フィンガープリント文字列。
関連コマンド
|
|
backup server authenticate |
バックアップ サーバのホスト キーのフィンガープリントを取得します。 |
security ssh known-hosts |
SSH サーバのホスト キーの MD5 フィンガープリントを設定します。 |
show software
インストールされたソフトウェアの特性を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show software コマンドを使用します。
show software { directory | download server | licenses | packages | versions }
シンタックスの説明
dependencies |
サブシステムの依存関係を表示します。 |
directory |
ソフトウェア ディレクトリを表示します。 |
download server |
FTP サーバの IP アドレスを表示します。 |
licenses |
システムの購入済みライセンスの条件と制限を表示します。 |
packages |
設定された Cisco Unified SIP Proxy アプリケーション パッケージを表示します。 |
versions |
設定されたソフトウェアおよびアプリケーションの現在のバージョンを表示します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例は、 show software コマンドの出力例です。
se-10-0-0-0> show software download server
Download server URL is: ftp://127.0.0.1/ftp
se-10-0-0-0> show software licenses
se-10-0-0-0> show software packages
- Installer (Installer application ) (0.0.0.12)
- Bootloader (Primary) (Service Engine Bootloader) (2.1.1.14)
- Infrastructure (Service Engine Infrastructure) (2.3.2.1)
- Global (Global manifest) (0.0.0.12)
- cusp (CUSP subsyste) (1.0.1)
- Bootloader (Secondary) (Service Engine BootLoader) (0.0.0.12)
- Core (Service Engine OS Core) (2.4.0.2)
- GPL Infrastructure (Service Engine GPL Infrastructure) (2.2.1.1)
se-10-50-10-125> show software versions
Cisco Unified SIP Proxy version (0.0.11)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport Copyright (c) 1986-2008 by Cisco Systems,Inc.
関連コマンド
|
|
software download server |
FTP サーバ情報を設定します。 |
software install clean |
Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアの新しいバージョンをインストールします。 |
show trace log
Cisco Unified SIP Proxy サービス モジュールでトレース ログ ファイルを表示するには、Cisco Unified SIP Proxy EXEC モードで show logs コマンドを使用します。
show trace log
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
Cisco Unified SIP Proxy EXEC (cusp)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、Cisco Unified SIP Proxy トレース ログの内容を表示します。
例
次の例では、 show trace log コマンドは、Cisco Unified SIP Proxy サービス モジュール上のログ ファイルを表示します。
se-Module> show trace log
[DsTransportListener-1] DEBUG 2008.12.22 17:53:39:461 DsSipLlApi.Wire - Received
UDP packet on 192.168.20.101:6060 ,source 192.168.20.5:6080
INVITE sip:18005551212@192.1.1.75:6061 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.168.20.5:6080;branch=z9hG4bK-1-0
From: sipp <sip:sipp@192.168.20.5:6080>;tag=1
To: sut <sip:18005551212@192.1.1.75:6061>
Call-ID: 1-15763@192.168.20.5
Contact: sip:sipp@192.168.20.5:6080
P-Asserted-Identity: <sip:alice@home1.net>
Subject: Performance Test
Content-Type: application/sdp
o=user1 53655765 2353687637 IN IP4 192.168.20.5
[DsTransportListener-1] DEBUG 2008.12.22 17:53:39:492 DsSipLlApi.Wire - Received
UDP packet on 192.168.20.101:6060 ,source 192.168.20.5:6080
INVITE sip:18005551212@192.1.1.75:6061 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.168.20.5:6080;branch=z9hG4bK-2-0
From: sipp <sip:sipp@192.168.20.5:6080>;tag=2
To: sut <sip:18005551212@192.1.1.75:6061>
Call-ID: 2-15763@192.168.20.5
Contact: sip:sipp@192.168.20.5:6080
P-Asserted-Identity: <sip:alice@home1.net>
Subject: Performance Test
Content-Type: application/sdp
o=user1 53655765 2353687637 IN IP4 192.168.20.5
[DATAI.0] DEBUG 2008.12.22 17:53:39:508 DsSipLlApi.TransactionManagement - proce
ssMessage(): ----- BEGINING PROCESSING NEW MESSAGE ------
INVITE sip:18005551212@192.1.1.75:6061 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.168.20.5:6080;branch=z9hG4bK-1-0
関連コマンド
|
|
trace disable |
トレースをディセーブルにします。 |
trace enable |
トレースをイネーブルにします。 |
trace level |
トレース レベルを設定します。 |
show version
Cisco Unified SIP Proxy コンポーネントのバージョンを表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで show version コマンドを使用します。
show version
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、インストールされた Cisco Unified SIP Proxy ハードウェア コンポーネントとそのバージョン、シリアル番号のリストを表示します。
例
se-10-0-0-0> show version
se-10-1-1-20> show version
se-10-1-1-20 uptime is 0 weeks, 0 days, 20 hours, 0 minutes
CPU Model: Intel(R) Celeron(R) M processor 1.00GHz
CPU Speed (MHz): 1000.192
Chassis Serial: FHK0945F1TA
Module Serial: FOC10480BFM
UDI Description: Not Available
表 21 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 21 show version のフィールドの説明
|
|
CPU Model |
Cisco Unified SIP Proxy サービス モジュール CPU のモデルです。 |
CPU Speed (MHz) |
CPU の速度です(メガヘルツ単位)。 |
CPU Cache (KByte) |
CPU キャッシュのサイズです(キロバイト単位)。 |
Chassis Type |
Cisco Unified SIP Proxy サービス モジュールのシャーシのタイプです。 |
Chassis Serial |
シャーシのシリアル番号です。 |
Module Type |
シスコ ネットワーク モジュール(Cisco NME)です。 |
Module Serial |
Cisco Unified SIP Proxy サービス モジュールのシリアル番号です。 |
SATA Drive |
Cisco Unified SIP Proxy サービス モジュール上のハード ドライブです。 |
SKU |
Cisco Unified SIP Proxy モジュールの一意識別名です。 |
関連コマンド
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|
show software |
インストールされた Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェア コンポーネントのバージョン番号を表示します。 |
software download abort
進行中のダウンロードを中止するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで software download abort コマンドを使用します。
software download abort
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、既存のダウンロードを中止する方法を示します。
se-10-0-0-0> software download abort
Download request aborted.
関連コマンド
|
|
software download clean |
後でインストールするためのパッケージ一式をダウンロードします。 |
software download status |
進行中のダウンロードのステータスを報告します。 |
software download upgrade |
後でインストールするためのアップグレード パッケージをダウンロードします。 |
software download clean
後でインストールするためのソフトウェア パッケージをダウンロードするには、ネットワーク モジュール EXEC モードで software download clean コマンドを使用します。
software download clean {package-file-name | url ftp:// ftp-server-ip-address / package-file-name}
シンタックスの説明
package-file-name |
新しいソフトウェアのパッケージ ファイルの名前です。 |
url ftp:// ftp-server-ip-address |
FTP サーバの URL です。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、後でインストールするためのソフトウェア パッケージをダウンロードする方法を示します。FTP サーバの情報はコンフィギュレーションで設定済みとします。
se-172-16-0-0> software download clean cusp-k9.nme.eng_bld.pkg
次の例では、後でインストールするためのソフトウェア パッケージをダウンロードする方法を示します。FTP サーバの情報はコマンド ラインに含まれています。
se-10-16-0-0> software download clean url ftp://10.16.0.2/cusp-k9.nme.eng_bld.pkg
WARNING:: This command will download the necessary software to
WARNING:: complete a clean install. It is recommended that a backup be done
WARNING:: before installing software.
Would you like to continue? [n] y
Downloading cusp-k9.nme.eng_bld.pkg
Validating package signature ... done
次の例では、software download status コマンドを使用して、ダウンロードの経過をチェックする方法を示します。
se-172-16-0-0> software download status
Download request in progress.
downloading file : cusp-full-k9.nme.eng_bld.prt1
bytes downloaded : 5536224
関連コマンド
|
|
software download abort |
進行中のダウンロードを中止します。 |
software download status |
進行中のダウンロードのステータスを報告します。 |
software download upgrade |
後でインストールするためのアップグレード パッケージをダウンロードします。 |
software download server
Cisco Unified SIP Proxy サービス モジュールで FTP サーバ アドレスを設定するには、ネットワーク モジュール コンフィギュレーション モードで software download server コマンドを使用します。
software download server url ftp:// server-ip-address [ / dir ] [ username username
password password | credentials hidden credentials ]
シンタックスの説明
url ftp:// server-ip-address |
FTP サーバの IP アドレスです。 |
/ dir |
(オプション)サーバの FTP ディレクトリです。 |
username username |
(オプション) FTP ユーザ名を指定します。このオプションが使用されない場合、デフォルトは「匿名」です。 |
password password |
(オプション) FTP パスワードを指定します。 |
credentials hidden credentials |
(オプション)暗号化されたユーザ名およびパスワード値を指定します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール コンフィギュレーション(config)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、ルート ディレクトリだけを使ってサーバ情報を設定する方法を示します。
se-10-16-0-0(cusp)> software download server url ftp://10.19.0.0/
次の例では、ルート ディレクトリ以外のディレクトリを使ってサーバ情報を設定する方法を示します。
se-10-16-0-0(config)> software download server url ftp://10.19.0.0/ftp_dir
次の例では、ユーザ名とパスワードを使ってサーバ情報を設定する方法を示します。
se-10-16-0-0(config)> software download server url ftp://10.19.0.0/ftp_dir username ftpuser password ftppassword
関連コマンド
|
|
show software |
FTP サーバ情報を表示します。 |
software download status
ソフトウェア ダウンロードの経過を表示するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで software download status コマンドを使用します。
software download status
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、ダウンロードの経過の表示例を示します。
se-10-0-0-0> software download status
Download request in progress.
downloading file : cusp-full-k9.nme.eng_bld.prt1
bytes downloaded : 5536224
se-10-0-0-0> software download status
Download request completed successfully.
関連コマンド
|
|
software download abort |
進行中のダウンロードを中止します。 |
software download clean |
後でインストールするためのソフトウェア パッケージをダウンロードします。 |
software download upgrade |
後でインストールするためのアップグレード パッケージをダウンロードします。 |
software download upgrade
後でアップグレードするためのソフトウェアをダウンロードするには、ネットワーク モジュール EXEC モードで software download upgrade コマンドを使用します。
software download upgrade { package-filename | url ftp:// ftp-server-ip-address [ / dir ]/ package-filename } [ username username password password ]
シンタックスの説明
package-filename |
新しいソフトウェアのパッケージ ファイルの名前です。 |
url ftp:// ftp-server-ip-address |
FTP サーバの URL です。 |
/ dir |
(オプション)デフォルト以外のディレクトリです。 |
username username |
(オプション) FTP サーバのユーザ名です。 |
password password |
(オプション) FTP サーバのパスワードです。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、将来のアップグレードのためのファイルをダウンロードします。
例
次の例では、後でアップグレードするためのソフトウェア パッケージをダウンロードする方法を示します。FTP サーバの情報は設定済みとします。
se-10-0-0-0> software download upgrade cusp-k9.nme.eng_bld.pkg
次の例では、後でアップグレードするためのソフトウェア パッケージをダウンロードする方法を示します。FTP サーバの情報はコマンド ラインに含まれています。このコマンドにユーザ名とパスワードを含めることもできます。
se-10-0-0-0> software download upgrade url ftp://10.16.0.1/cusp-k9.nme.eng_bld.pkg
WARNING:: This command will download the necessary software to
WARNING:: complete an upgrade. It is recommended that a backup be done
WARNING:: before installing software.
Would you like to continue? [n] y
url_fname :cusp-k9.nme.eng_bld.pkg
url_url :ftp://10.16.0.1/
Downloading cusp-k9.nme.eng_bld.pkg
Validating package signature ... done
Validating installed manifests ..........complete.
(注) ソフトウェアをダウンロードするとき、加入者に入力を求めるその他のプロンプトは表示されません。ソフトウェア パッケージはサービス モジュールにダウンロードされます。
次の例では、software download status コマンドを使用して、ダウンロードの経過をチェックする方法を示します。
se-10-0-0-0> software download status
Download request in progress.
downloading file : cusp-full-k9.nme.eng_bld.prt1
bytes downloaded : 5536224
se-10-0-0-0> software download status
Download request completed successfully.
次の例では、show software directory download コマンドを使用してダウンロードの成功を確認する方法を示します。
se-10-10-0-0> show software directory download
Directory: /dwnld/pkgdata
drwxrwxr-x 2 root daemon 48 Sep 15 2007 .
drwxrwxr-x 4 root daemon 200 Sep 15 2007 ..
関連コマンド
|
|
show software directory |
ソフトウェアのダウンロードおよびダウングレードに関するディレクトリ情報を表示します。 |
software download abort |
進行中のダウンロードを中止します。 |
software download status |
進行中のダウンロードのステータスを報告します。 |
software install clean
Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアの新しいバージョンをインストールするには、ネットワーク モジュール EXEC モードで software install clean コマンドを使用します。
software install clean { package-filename | url ftp:// ftp-server-ip-address / package-filename }
シンタックスの説明
package-filename |
新しいソフトウェアのパッケージ ファイルの名前です。 |
url ftp:// ftp-server-ip-address / |
FTP サーバの URL です。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、新しいインストールのためのファイルをダウンロードします。
(注) このコマンドは、ディスクの内容を消去します。この手順を実行すると、コンフィギュレーションはすべて失われます。今後のアップグレードおよびインストールのために、バックアップが行われていることを確認してください。バックアップが行われていない場合は、この手順を中断し、まずバックアップを実行してください。
例
次の例では、Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアの新しいバージョンをインストールするためのコマンド例を示します。FTP サーバの情報はコンフィギュレーションで設定済みとします。
se-10-16-0-0> software install clean cusp-k9.nme.1.1.0.pkg
次の例では、Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアの新しいバージョンをインストールする方法を示します。FTP サーバの情報はコマンド ラインに含まれています。
システムは対話モードを開始し、情報の入力を求めるメッセージが表示されます。
se-10-16-0-0> software install clean url ftp://10.16.0.1/cusp-k9.nme.1.1.0.pkg
関連コマンド
|
|
software download abort |
進行中のダウンロードを中止します。 |
software download status |
進行中のダウンロードのステータスを報告します。 |
software download upgrade |
後でインストールするためのアップグレード パッケージをダウンロードします。 |
software install upgrade |
現在の Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアを、より新しいバージョンにアップグレードします。 |
software install downgrade
以前にインストールした Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアのバージョンにダウングレードするには、ネットワーク モジュール EXEC モードで software install downgrade コマンドを使用します。
software install downgrade
シンタックスの説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアの以前のバージョンにダウングレードします。パッケージ情報は、以前のアップグレードからサービス モジュール上に既に保存されています。FTP 情報は必要ありません。
例
次の例では、Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアの以前のバージョンにダウングレードするためのコマンド例を示します。
se-172-16-0-0> software install downgrade
次の例では、show software directory downgrade コマンドを使用して、ダウングレードが成功したことを確認する方法を示します。
se-10-10-0-0> show software directory downgrade
Directory: /dwnld/dwngrade
drwxrwxrwx 2 root daemon 48 Sep 15 2007 .
drwxrwxr-x 4 root daemon 200 Sep 15 2007 ..
関連コマンド
|
|
show software directory |
ソフトウェアのダウンロードおよびダウングレードに関するディレクトリ情報を表示します。 |
software install clean |
Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアの新しいバージョンをインストールします。 |
software install upgrade |
現在の Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアを、より新しいバージョンにアップグレードします。 |
software install upgrade
より新しいバージョンの Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアにアップグレードするには、ネットワーク モジュール EXEC モードで software install upgrade コマンドを使用します。
software install upgrade { pkg cusp-package .pkg | url ftp:// ftp-server-ip-address / cusp-package .pkg }
シンタックスの説明
pkg cusp-package .pkg |
パッケージ名を指定します。 |
url ftp:// ftp-server-ip-address / cusp-package .pkg |
FTP サーバ情報を指定します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドを使用して、Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアのより新しいバージョンにアップグレードします。
例
次の例では、Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアをより新しいバージョンにアップグレードするためのコマンドの例を示します。
se-10-16-0-0> software install upgrade url ftp://10.16.0.1/cusp-k9.nme.1.1.0.pkg
次の例では、FTP サーバが設定済みの場合、またはソフトウェア ファイルが software download upgrade コマンドを使用して以前にダウンロードされている場合に、より新しいバージョンの Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアにアップグレードするためのコマンドの例を示します。
se-10-16-0-0> software install upgrade pkg cusp-k9.nme.1.1.0.pkg
関連コマンド
|
|
software download server |
FTP サーバ情報を設定します。 |
software download upgrade |
今後のアップグレードのためのファイルをダウンロードします。 |
software install clean |
Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアの新しいバージョンをインストールします。 |
software install downgrade |
現在の Cisco Unified SIP Proxy ソフトウェアを古いバージョンにダウングレードします。 |
software remove
ダウンロードまたはアップグレード中にインストール済みのソフトウェアを削除するには、ネットワーク モジュール EXEC モードで software remove コマンドを使用します。
software remove {all | downgradefiles | downloadfiles}
シンタックスの説明
all |
ダウングレード用のファイルとダウンロード ファイルの両方を削除します。 |
downgradefiles |
ダウングレード用のファイルを削除します。 |
downloadfiles |
ダウンロード ファイルを削除します。 |
コマンド モード
ネットワーク モジュール EXEC (>)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、 software remove コマンドの例を示します。
se-172-19-0-0> software remove all
se-172-19-0-0> software remove downgradefiles
se-172-19-0-0> software remove downloadfiles
関連コマンド
|
|
show software directory |
ダウンロードおよびダウングレード ディレクトリのディスク使用状況を表示します。 |
write
実行コンフィギュレーションを消去、コピー、または表示するには、Cisco Unifies SIP Proxy EXEC モードで write コマンドを使用します。
write [ erase | memory | terminal ]
シンタックスの説明
erase |
実行コンフィギュレーションを消去します。 |
memory |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに書き込みます。これはデフォルトです。 |
terminal |
実行コンフィギュレーションを表示します。 |
デフォルト
デフォルトの動作または値はありません。
コマンド モード
Cisco Unified SIP Proxy EXEC (cusp)
コマンドの履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
|
|
1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
write コマンドまたは write memory コマンドを copy running-config startup-config コマンドのショートカットとして使用します。
関連コマンド
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|
erase startup-config |
現在のスタートアップ コンフィギュレーションを削除します。 |