Cisco Unity Connection との Cisco Unified Communications Manager 5.1 SIP トランク連動の設定
この章では、Cisco Unity Connection との Cisco Unified Communications Manager(CM)(旧名称 Cisco Unified CallManager)5.1 SIP トランク連動の設定方法について説明します。この章は、次の項で構成されています。
• 「連動のタスク」
• 「要件」
• 「Cisco Unity Connection と連動させるための Cisco Unified CallManager 電話システムのプログラミング」
• 「Cisco Unified Communications Manager との新しい連動の作成」
このマニュアルが適用されるのは、Cisco Unity Connection が Cisco Unified CM とは別のサーバにインストールされている場合のみです。Cisco Unity Connection が Cisco Unified CM と同じサーバに Cisco Unified Communications Manager Business Edition(CMBE)としてインストールされた構成には、このマニュアルは適用されません。
(注) 分散電話システムでトランク全体に MWI リレーを設定する場合は、Cisco Unified CM のマニュアルを参照して、要件や手順を確認する必要があります。トランク全体に MWI リレーを設定する場合、Cisco Unity Connection を設定する必要はありません。
要件
Cisco Unified CM SCCP 連動では、次のコンポーネントの設定がサポートされています。
電話システム
• Cisco Unified CM 5.1(x)。
• Cisco Unified CM 内線番号の場合、次のいずれかの構成:
– (推奨) RFC 2833 で規定された DTMF リレーをサポートしている SIP 電話機のみ。
–SCCP 電話機と SIP 電話機の両方。
比較的古い SCCP 電話モデルでは、正常な動作に Media Termination Point(MTP; メディア ターミネーション ポイント)が必要になることがあります。
• 該当する電話機をネットワークに接続する各場所の LAN 接続。
• Cisco Unified CM クラスタが複数ある場合に、ユーザがトランク アクセス コードまたはプレフィックスをダイヤルすることなく、別の Cisco Unified CM クラスタの内線番号をダイヤルできる機能。
Cisco Unity Connection サーバ
• 適切なバージョンの Cisco Unity Connection。Cisco Unity Connection の互換バージョンの詳細については、『 SIP トランク互換性マトリクス:Cisco Unity Connection/Cisco Unified CM/Cisco Unified CM Express 』を参照してください。
• インストールされ、連動可能な状態にある Cisco Unity Connection。詳細については、『 Cisco Unity Connection インストレーション ガイド 』を参照してください。
• 適切な数のボイス メッセージ ポートを有効にするライセンス。
Cisco Unity Connection と連動させるための Cisco Unified CallManager 電話システムのプログラミング
Cisco Unified CM ソフトウェアをインストールしたら、次の手順を記載順に実行します。
(注) すべてのユーザ電話機(電話番号)で使用されるコーリング サーチ スペースが存在している必要があります。この条件が満たされない場合、連動は正常に機能しません。コーリング サーチ スペースを設定してユーザの電話機を割り当てる方法については、Cisco Unified CM のヘルプを参照してください。
SIP トランク セキュリティ プロファイルを作成する
ステップ 1 Cisco Unified CM の管理ページの[システム(System)]メニューで、 [セキュリティプロファイル(Security Profile)] >[SIPトランクセキュリティプロファイル(SIP Trunk Security Profile)] をクリックします。
ステップ 2 [SIPトランクセキュリティプロファイルの検索と一覧表示(Find and List SIP Trunk Security Profiles)]ページで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 3 [SIPトランクセキュリティプロファイルの設定(SIP Trunk Security Profile Configuration)]ページの[SIPトランクセキュリティプロファイル情報(SIP Trunk Security Profile Information)]で、次の設定を入力します。
表4-1 [SIPトランクセキュリティプロファイルの設定(SIP Trunk Security Profile Configuration)]ページの設定
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[名前(Name)] |
Connection SIP Trunk Security Profile 、または別の名前を入力します。 |
[説明(Description)] |
SIP trunk security profile for Cisco Unity Connection 、または別の説明を入力します。 |
[デバイスセキュリティモード(Device Security Mode)] |
デフォルトの [非セキュア(Non Secure)] をそのまま使用します。 |
[アウトオブダイアログREFERの許可(Accept Out-of-Dialog REFER)] |
このチェックボックスをオンにします。 |
[未承諾NOTIFYの許可(Accept Unsolicited Notification)] |
このチェックボックスをオンにします。 |
[REPLACE ヘッダの許可(Accept Replaces Header)] |
このチェックボックスをオンにします。 |
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
SIP プロファイルを作成する
ステップ 1 [デバイス(Device)]メニューで、 [デバイスの設定(Device Settings] >[SIPプロファイル(SIP Profile)] をクリックします。
ステップ 2 [SIPプロファイルの検索と一覧表示(Find and List SIP Profiles)]ページで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 3 [SIPプロファイルの設定(SIP Profile Configuration)]ページで、次の設定を入力します。
表4-2 [SIPプロファイルの設定(SIP Profile Configuration)]ページの設定
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[名前(Name)] |
Connection SIP Profile 、または別の名前を入力します。 |
[説明(Description)] |
SIP profile for Cisco Unity Connection 、または別の説明を入力します。 |
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
SIP トランクを作成する
ステップ 1 [デバイス(Device)]メニューで、 [トランク(Trunk)] をクリックします。
ステップ 2 [トランクの検索と一覧表示(Find and List Trunks)]ページで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 3 [トランクの設定(Trunk Configuration)]ページの[トランクタイプ(Trunk Type)]フィールドで、 [SIP Trunk] をクリックします。
ステップ 4 [デバイスプロトコル(Device Protocol)]フィールドで、 [SIP] をクリックし、 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 5 [デバイス情報(Device Information)]で、次の設定を入力します。
表4-3 [トランクの設定(Trunk Configuration)]ページの[デバイス情報(Device Information)]の設定
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[デバイス名(Device Name)] |
Connection_SIP_Trunk 、または別の名前を入力します。 |
[説明(Description)] |
SIP trunk for Cisco Unity Connection 、または別の説明を入力します。 |
ステップ 6 ユーザの電話機がコーリング サーチ スペースに含まれている場合は、[インバウンドコール(Inbound Calls)]に次の設定を入力します。含まれていなければ、ステップ 7 に進みます。
表4-4 [トランクの設定(Trunk Configuration)]ページの[インバウンドコール(Inbound Calls)]の設定
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[コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] |
ユーザの電話機を含んでいるコーリング サーチ スペースの名前をクリックします。 |
[Diversionヘッダー配信のリダイレクト - インバウンド(Redirecting Diversion Header Delivery - Inbound)] |
このチェックボックスをオンにします。 |
ステップ 7 [アウトバウンドコール(Outbound Calls)]で、 [Diversionヘッダー配信のリダイレクト - アウトバウンド(Redirecting Diversion Header Delivery - Outbound)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 8 [SIP情報(SIP Information)]で、次の設定を入力します。
表4-5 [トランクの設定(Trunk Configuration)]ページの[SIP情報(SIP Information)]の設定
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[着信先アドレス(Destination Address)] |
Cisco Unified CM の接続先となる Cisco Unity Connection SIP ポートの IP アドレスを入力します。 |
[着信先ポート(Destination Port)] |
デフォルトの 5060 をそのまま使用することをお勧めします。 |
[SIPトランクセキュリティプロファイル(SIP Trunk Security Profile)] |
「SIP トランク セキュリティ プロファイルを作成する」で作成した SIP トランク セキュリティ プロファイルの名前をクリックします。たとえば、「Cisco Unity Connection SIP Trunk Security Profile」をクリックします。 |
[コーリングサーチスペースの再ルーティング(Rerouting Calling Search Space)] |
ユーザの電話機で使用されるコーリング サーチ スペースの名前をクリックします。 |
[アウトオブダイアログREFERコーリングサーチスペース(Out-of-Dialog Refer Calling Search Space)] |
ユーザの電話機で使用されるコーリング サーチ スペースの名前をクリックします。 |
[SIPプロファイル(SIP Profile)] |
「SIP プロファイルを作成する」で作成した SIP プロファイルの名前をクリックします。たとえば、「Cisco Unity Connection SIP Profile」をクリックします。 |
ステップ 9 その他の設定をサイトに合せて調整します。
ステップ 10 [保存(Save)] をクリックします。
ルート パターンを作成する
ステップ 1 [コール ルーティング(Call Routing)]メニューで、 [ルート/ハント(Route/Hunt)] >[ルート パターン(Route Pattern)] をクリックします。
ステップ 2 [ルートパターンの検索と一覧表示(Find and List Route Patterns)]ページで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 3 [ルートパターンの設定(Route Pattern Configuration)]ページで、次の設定を入力します。
表4-6 [ルートパターンの設定(Route Pattern Configuration)]ページの設定
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[ルートパターン(Route Pattern)] |
Cisco Unity Connection のボイスメール パイロット番号を入力します。 |
[ゲートウェイ/ルートリスト(Gateway/Route List)] |
「SIP トランクを作成する」で作成した SIP トランクの名前をクリックします。たとえば、「Connection_SIP_Trunk」をクリックします。 |
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
ボイスメール パイロットを作成する
ステップ 1 [ボイスメール(Voice Mail)]メニューで、 [ボイスメールパイロット(Voice Mail Pilot)] をクリックします。
ステップ 2 [ボイスメールパイロットの検索と一覧表示(Find and List Voice Mail Pilots)]ページで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 3 [ボイスメールパイロットの設定(Voice Mail Pilot Configuration)]ページで、次に示すボイスメール パイロット番号の設定を入力します。
表4-7 [ボイスメールパイロットの設定(Voice Mail Pilot Configuration)]ページの設定
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[ボイスメールパイロット番号(Voice Mail Pilot Number)] |
ユーザがボイス メッセージを聞くときにダイヤルするボイスメール パイロット番号を入力します。この番号は、「ルート パターンを作成する」で入力したルート パターンと一致している必要があります。 |
[コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] |
ユーザの電話機を割り当てたパーティションとボイスメール パイロット番号用に設定したパーティションを含むコーリング サーチ スペースをクリックします。 |
[説明(Description)] |
Connection Pilot 、または別の説明を入力します。 |
[システムのデフォルトボイスメールパイロットに設定(Make This the Default Voice Mail Pilot for the System)] |
このチェックボックスをオンにします。チェックボックスをオンにすると、現在のデフォルト パイロット番号が、このボイスメール パイロット番号に置き換わります。 |
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
ボイスメール プロファイルを設定する
ステップ 1 [ボイスメール(Voice Mail)]メニューで、 [ボイスメール(Voice Mail)] >[ボイスメールプロファイル(Voice Mail Profile)] をクリックします。
ステップ 2 [ボイスメールプロファイルの検索と一覧表示(Find and List Voice Mail Profiles)]ページで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 3 [ボイスメールプロファイルの設定(Voice Mail Profile Configuration)]ページで、次に示すボイスメール プロファイルの設定を入力します。
表4-8 [ボイスメールプロファイルの設定(Voice Mail Profile Configuration)]ページの設定
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[ボイスメールプロファイル名(Voice Mail Profile Name)] |
Connection Profile 、または別の名前を入力して、ボイスメール プロファイルを識別できるようにします。 |
[説明(Description)] |
Profile for Cisco Unity Connection 、または別の説明を入力します。 |
[ボイスメールパイロット(Voice Mail Pilot)] |
「ボイスメール パイロットを作成する」で定義したボイスメール パイロットをクリックします。 |
[ボイスメールボックスマスク(Voice Mail Box Mask)] |
マルチテナント サービスが Cisco Unified CM で有効になっていない場合は、このフィールドを空白のままにします。 マルチテナント サービスが有効になっている場合、各テナントは、独自のボイスメール プロファイルを使用します。また、他のテナントと共有する各パーティションに、内線番号(電話番号)を識別するためのマスクを作成する必要があります。たとえば、あるテナントがマスク 972813XXXX を使用し、別のテナントがマスク 214333XXXX を使用することができます。また、各テナントは、MWI にも独自のトランスレーション パターンを使用します。 |
[これをシステムのデフォルトボイスメールプロファイルに設定(Make This the Default Voice Mail Profile for the System)] |
このボイスメール プロファイルをデフォルトにするには、このチェックボックスをオンにします。 チェックボックスをオンにすると、現在のデフォルト ボイスメール プロファイルが、このボイスメール プロファイルに置き換わります。 |
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
SIP ダイジェスト認証を設定する場合は、次の 2 つの手順を実行します。
SIP ダイジェスト認証を設定しない場合は、「Cisco Unified Communications Manager との新しい連動の作成」に進みます。
(省略可能)SIP ダイジェスト認証を設定する
ステップ 1 [システム(System)]メニューで、 [セキュリティプロファイル(Security Profile)] >[SIPトランクセキュリティプロファイル(SIP Trunk Security Profile)] をクリックします。
ステップ 2 [SIPトランクセキュリティプロファイルの検索と一覧表示(Find and List SIP Trunk Security Profiles)]ページで、「SIP トランク セキュリティ プロファイルを作成する」で作成した SIP トランク セキュリティ プロファイルをクリックします。
ステップ 3 [SIPトランクセキュリティプロファイルの設定(SIP Trunk Security Profile Configuration)]ページで、 [ダイジェスト認証を有効化(Enable Digest Authentication)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
(省略可能)アプリケーション ユーザを作成する
ステップ 1 [ユーザ管理(User Management)]メニューで、 [アプリケーションユーザ(Application User)] をクリックします。
ステップ 2 [アプリケーションユーザの検索と一覧表示(Find and List Application Users)]ページで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 3 [アプリケーションユーザの設定(Application User Configuration)]ページで、次の設定を入力します。
表4-9 [アプリケーションユーザの設定(Application User Configuration)]ページの設定
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[ユーザID(User ID)] |
アプリケーション ユーザの識別名を入力します。Cisco Unified CM では、ユーザ ID の作成後、ユーザ ID を修正することはできません。特殊文字の =、+、<、>、#、;、\、“、”、および空白文字を使用できます。 |
[パスワード(Password)] |
ダイジェスト信用証明書に使用するものと同じパスワードを入力します。 |
[パスワードの確認(Confirm Password)] |
パスワードを再度入力します。 |
[ダイジェスト信用証明書(Digest Credentials)] |
ダイジェスト信用証明書の名前を入力します。 |
[プレゼンスグループ(Presence Group)] |
アプリケーション ユーザ(IPMASysUser など)は、プレゼンス機能で使用される場合はプレゼンス エンティティに関するステータスを要求するため、ウォッチャとして機能します。 プレゼンス エンティティのステータスをアプリケーション ユーザが受信できるようにするには、そのアプリケーション ユーザのプレゼンス グループに対して、電話番号に適用されるプレゼンス グループのステータスの閲覧が許可されていることを確認します。この項目は、[プレゼンスグループの設定(Presence Group Configuration)]ウィンドウで指定されています。 |
[プレゼンス登録の許可(Accept Presence Subscription)] |
このチェックボックスはオフのままにします。 |
[アウトオブダイアログREFERの許可(Accept Out-of-Dialog REFER)] |
このチェックボックスをオンにします。 |
[未承諾NOTIFYの許可(Accept Unsolicited Notification)] |
このチェックボックスをオンにします。 |
[REPLACE ヘッダの許可(Accept Replaces Header)] |
このチェックボックスはオフのままにします。 |
[使用可能なデバイス(Available Devices)] |
このリスト ボックスには、このアプリケーション ユーザに関連付けることのできるデバイスが表示されます。 デバイスをこのアプリケーション ユーザに関連付けるには、デバイスを選択し、このリスト ボックスの下にある下矢印をクリックします。 このアプリケーション ユーザに関連付けようとするデバイスがこのペインに表示されない場合は、次のいずれかのボタンをクリックして、他のデバイスを検索します。 • [別の電話を検索(Find More Phones)] :このアプリケーション ユーザに関連付ける別の電話機を検索するには、このボタンをクリックします。[電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)]ウィンドウが表示され、電話機を検索できます。 • [別のルートポイントを検索(Find More Route Points)] :このアプリケーション ユーザに関連付ける別のルート ポイントを検索するには、このボタンをクリックします。[CTIルートポイントの検索と一覧表示(Find and List CTI Route Points)]ウィンドウが表示され、CTI ルート ポイントを検索できます。 |
[割り当てられているCAPFプロファイル(Associated CAPF Profiles)] |
ユーザの[アプリケーションユーザCAPFプロファイル(Application User CAPF Profile)]を設定した場合は、[割り当てられているCAPFプロファイル(Associated CAPF Profiles)]ペインに、アプリケーション ユーザ CAPF プロファイルのインスタンス ID が表示されます。プロファイルを編集するには、[インスタンス ID(Instance ID)]をクリックし、[プロファイルの編集(Edit Profile)]をクリックします。[アプリケーションユーザCAPFプロファイルの設定(Application User CAPF Profile Configuration)]ウィンドウが表示されます。 |
[グループ(Groups)] |
このリスト ボックスは、アプリケーション ユーザが追加された後に表示されます。このリスト ボックスには、アプリケーション ユーザの所属先となるグループが表示されます。 |
[権限(Roles)] |
このリスト ボックスは、アプリケーション ユーザが追加された後に表示されます。このリスト ボックスには、アプリケーション ユーザに割り当てられる権限が表示されます。 |
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
Cisco Unified Communications Manager との新しい連動の作成
Cisco Unified Communications Manager と Cisco Unity Connection が連動可能な状態にあることを確認したら、次の手順を実行して、連動を設定し、ポート設定を入力します。
連動を作成する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理にログオンします。
ステップ 2 Cisco Unity Connection の管理で、 [テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、 [電話システム(Phone System)] をクリックします。
ステップ 3 [電話システムの検索(Search Phone Systems)]ページで、[電話システム(Phone System)]メニューの [電話システムの新規作成(New Phone System)] をクリックします。[電話システム統合ウィザード(Phone System Integration Wizard)]が表示されます。
ステップ 4 [電話システムの製造元の選択(Select Phone System Manufacturer)]ページの[製造元(Manufacturer)]フィールドで、 [Cisco Systems] をクリックし、 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 5 [電話システムのモデルの選択(Select Phone System Model)]ページの[モデル(Model)]フィールドで、 [Cisco Unified Communications Manager] をクリックし、 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 6 [電話システムのセットアップ(Set Up Phone System)]ページの[電話システムの名前(Phone System Name)]フィールドで、デフォルト名をそのまま使用するか、または任意の説明的な名前を入力します。次に、 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 7 [ポート グループ テンプレートの選択(Select Port Group Template)]ページの[ポート グループ テンプレート(Port Group Template)]フィールドで、 [SIP - セッション開始プロトコール(SIP - Session Initiation Protocol)] をクリックし、 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 8 [ポート グループの設定(Set Up Port Group)]ページで、次の設定を入力して [次へ(Next)] をクリックします。
表4-10 [ポート グループの設定(Set Up Port Group)]ページの設定
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[ポート グループ名(Port Group Name)] |
ポート グループの説明的な名前を入力します。デフォルト名をそのまま使用することも、任意の名前を入力することもできます。 |
[連絡先回線名(Contact Line Name)] |
ユーザが Cisco Unity Connection へのアクセスに使用し、Cisco Unity Connection が Cisco Unified CM サーバへの登録に使用するボイス メッセージ回線名(またはパイロット番号)を入力します。 |
[SIP Proxy Serverでの認証(Authenticate with SIP Proxy Server)] |
Cisco Unity Connection で Cisco Unified CM サーバでの認証を受ける場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
[認証ユーザ名(Authentication User Name)] |
Cisco Unified CM サーバでの認証を受けるために Cisco Unity Connection が使用する名前を入力します。 |
[認証パスワード(Authentication Password)] |
Cisco Unified CM サーバでの認証を受けるために Cisco Unity Connection が使用するパスワードを入力します。 |
[ポート数(Number of Ports)] |
このポート グループ内に作成するボイス メッセージ ポートの数を入力します。 |
[IPアドレスまたはホスト名(IP Address or Host Name)] |
Cisco Unity Connection と連動させるプライマリ Cisco Unified CM サーバの IP アドレス(またはホスト名)を入力します。 |
[Test Address] |
このボタンをクリックすると、入力した IP アドレスをテストできます。テストの結果は、ボタンの右のフィールドに表示されます。
(注) 連動が成功した場合でも、ネットワークで ping コマンドが無効になっているか無視される場合、または Cisco Unified CM サーバが動作していない場合は、テストが失敗することがあります。
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[ポート(Port)] |
Cisco Unity Connection と連動させるプライマリ Cisco Unified CM サーバの IP ポートを入力します。デフォルト設定を使用することをお勧めします。 |
ステップ 9 [電話システムの設定の確認(Confirm Phone System Settings)]ページで、入力済みの設定を確認し、 [終了(Finish)] をクリックします。
ステップ 10 [電話システムの作成の要約(Phone System Creation Summary)]ページで、 [閉じる(Close)] をクリックします。
ステップ 11 Cisco Unity Connection の管理で、 [テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、 [ポート グループ(Port Group)] をクリックします。
ステップ 12 [ポート グループの検索(Search Port Groups)]ページで、ステップ 9 で電話システム連動に対して作成したポート グループの表示名をクリックします。
(注) デフォルトでは、ポート グループの表示名は、電話システムの表示名の後に増分番号が付加されたものになります。
ステップ 13 [ポート グループの基本設定(Port Group Basics)]ページで、[編集(Edit)]メニューの [サーバ(Servers)] をクリックします。
ステップ 14 Cisco Unified CM クラスタにセカンダリ サーバが存在する場合は、[サーバの編集(Edit Servers)]ページで、次の手順を実行します。これに該当しない場合は、ステップ 15 に進みます。
a. [SIP Proxy Server(SIP Proxy Servers)]で、 [追加(Add)] をクリックします。
b. 次に示すセカンダリ Cisco Unified CM サーバの設定を入力し、 [保存(Save)] をクリックします。
表4-11 [Cisco Unified Communications Managerサーバ(Cisco Unified Communications Manager Servers)]の設定
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[順序(Order)] |
Cisco Unified CM サーバの優先順位を入力します。最小の番号がプライマリ Cisco Unified CM サーバとなり、それより大きい番号はセカンダリ サーバとなります。 |
[IPアドレスまたはホスト名(IP Address or Host Name)] |
セカンダリ Cisco Unified CM サーバの IP アドレス(またはホスト名)を入力します。 |
[ポート(Port)] |
Cisco Unity Connection と連動させる Cisco Unified CM サーバの IP ポートを入力します。デフォルト設定を使用することをお勧めします。 |
(注) [Ping]をクリックすると、Cisco Unified CM サーバの IP アドレス(またはホスト名)を確認できます。
c. クラスタ内の残りすべての Cisco Unified CM サーバについて、ステップ 14a. とステップ 14b. を繰り返します。
ステップ 15 Cisco Unity Connection の管理で、 [テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、 [ポート(Port)] をクリックします。
ステップ 16 [ポートの検索(Search Ports)]ページで、この電話システム連動に対して作成した最初のボイス メッセージ ポートの表示名をクリックします。
(注) デフォルトでは、ボイス メッセージ ポートの表示名は、ポート グループの表示名の後に増分番号が付加されたものになります。
ステップ 17 [ポートの基本設定(Port Basics)]ページで、必要に応じて、ボイス メッセージ ポートの設定を入力します。次の表のフィールドは、変更可能なものを示しています。
表4-12 ボイス メッセージ ポートの設定
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[有効にする(Enabled)] |
このチェックボックスをオンにします。 |
[コールに応答する(Answer Calls)] |
このチェックボックスをオンにします。
注意 Cisco Unified CM サーバに接続するすべてのボイス メッセージ ポートで、[コールに応答する(Answer Calls)]チェックボックスがオンになっている必要があります。オフになっていると、Cisco Unity Connection への通話が応答されない場合があります。
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[メッセージ通知を実行する(Perform Message Notification)] |
ポートをユーザに対するメッセージ通知用に指定するには、このチェックボックスをオンにします。 |
[MWI 要求を送信する(Send MWI Requests)] |
ポートを MWI のオン/オフ用に指定するには、このチェックボックスをオンにします。 |
[TRAP 接続を許可する(Allow TRAP Connections)] |
このチェックボックスをオンにすると、ユーザは Cisco Unity Connection の Web アプリケーションで電話から録音または再生用のポートを使用することができます。 |
ステップ 18 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 19 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 20 電話システムの残りすべてのボイス メッセージ ポートについて、ステップ 17 ~ステップ 19 を繰り返します。
ステップ 21 別の電話システム連動が存在する場合は、Cisco Unity Connection の管理で、 [テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、 [トランク(Trunk)] をクリックします。これに該当しない場合は、ステップ 25 に進みます。
ステップ 22 [電話システムのトランクの検索(Search Phone System Trunks)]ページで、[電話システムのトランク(Phone System Trunk)]メニューの [電話システム トランクの新規作成(New Phone System Trunk)] をクリックします。
ステップ 23 [電話システム トランクの新規作成(New Phone System Trunk)]ページで、次に示す電話システム トランクの設定を入力して [保存(Save)] をクリックします。
表4-13 電話システム トランクの設定
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[発信側電話システム(From Phone System)] |
トランクの作成対象となる電話システムの表示名をクリックします。 |
[受信側電話システム(To Phone System)] |
トランクの接続先となる既存の電話システムの表示名をクリックします。 |
[トランク アクセス コード(Trunk Access Code)] |
Cisco Unity Connection が既存の電話システムの内線番号にゲートウェイ経由で通話を転送するときにダイヤルする追加ダイヤル番号を入力します。 |
ステップ 24 作成する残りすべての電話システム トランクについて、ステップ 22 とステップ 23 を繰り返します。
ステップ 25 Connection Conversation Manager サービスを再起動するように求められたら、次の手順を実行します。求められなければ、ステップ 26 に進みます。
a. [ナビゲーション(Navigation)]ドロップダウン リストで、 [Cisco Unity Connection Serviceability] をクリックし、 [移動(Go)] をクリックします。
b. [Cisco Unity Connection Serviceability]ページで、[Tools]メニューの [Control Center - Feature Services] をクリックします。
c. [Control Center - Feature Services]ページの[Server]ドロップダウン リストで、Cisco Unity Connection サーバの名前をクリックし、 [Go] をクリックします。
d. [Cisco Unity Connection Services]で、 [Connection Conversation Manager] をクリックします。
e. ページ上部の [Restart] をクリックします。
f. サービスを再起動するかどうか確認を求められたら、 [Yes] をクリックします。
g. [Navigation]ドロップダウン リストで、 [Cisco Unity Connection Administration] をクリックし、 [Go] をクリックします。
h. Cisco Unity Connection の管理で、 [テレフォニー統合(Telephony Integrations)] を展開し、 [電話システム(Phone System)] をクリックします。
ステップ 26 [関連リンク(Related Links)]ドロップダウン リストで、 [テレフォニーの設定の確認(Check Telephony Configuration)] をクリックし、 [移動(Go)] をクリックして電話システム連動の設定を確認します。
テストが正常に終了しなかった場合は、トラブルシューティングの手順を示したメッセージが[タスクの実行結果(Task Execution Results)]に 1 つ以上表示されます。問題を解決した後に、もう一度接続をテストしてください。
ステップ 27 [タスクの実行結果(Task Execution Results)]ウィンドウで、 [閉じる(Close)] をクリックします。
ステップ 28 Cisco Unity Connection の管理からログオフします。