アップグレード後のタスク フロー
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 |
アップグレード前のタスクで追加したシリアル ポートを削除して、VM のパフォーマンスが影響を受けないようにします。 この手順は、すべてのノードに対して実行します。 |
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ステップ 2 |
アップグレード前のタスクの一部として Cisco Extension Mobility を無効にした場合は、ここで再起動できます。 |
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ステップ 3 |
この手順を使用して、Unified CM ノードで TFTP サービスを再起動します。 |
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ステップ 4 |
アップグレード後の COP を実行します。 |
アップグレード後の COP によって一連のテストが実行され、システムの安定性が検証されます。これらのテストでは、アップグレード前後の設定を比較して相違点を特定します。この表の手順をすべて完了したら、アップグレード後の COP ファイルを再度実行し、COP レポートを確認します。
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ステップ 5 |
アップグレード プロセス中に変更される TFTP パラメータをリセットします。 |
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ステップ 6 |
IM and Presence Service ノードで、アップグレード プロセス中に上書きされた可能性のあるエンタープライズ パラメータ設定を復元します。 |
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ステップ 7 |
トレースの早すぎるパージを避けるために、この手順を使用して、基準値の上限と下限を元の値に戻す必要があります。 PCD 移行ではこのタスクをスキップできます。 |
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ステップ 8 |
アップグレードが完了したら、VMware ツールを更新する必要があります。 この手順は、すべてのノードに対して実行します。 |
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ステップ 9 |
アップグレード後、デフォルトでインストールされている英語(米国)を除き、使用しているロケールを再インストールする必要があります。 この手順は、すべてのノードに対して実行します。 |
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ステップ 10 |
アップグレード プロセスを開始する前に、データベース レプリケーションのタイムアウト値を大きくしていた場合には、この手順を使用します。 この手順は Unified Communications Manager でのみ実行します。 |
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ステップ 11 |
この手順を使用して、アップグレードの完了後に Unified CM ノードのエンドポイントとリソースを確認します。 |
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ステップ 12 |
この手順を使用して、アップグレードの完了後に インスタント メッセージングとプレゼンス ノードに割り当てられているユーザ数を確認します。 |
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ステップ 13 |
アップグレード後に電話機の機能が正しく動作していることを確認します。 |
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ステップ 14 |
Cisco Unified Real Time Monitoring Tool(RTMT)を使用する場合は、新しいソフトウェアのバージョンにアップグレードします。 |
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ステップ 15 |
これはオプションです。電話の呼び出し音、コールバック トーン、およびバックグラウンドを TFTP サーバにアップロードして Unfiied CM ノードで使用できるようにするには、この手順を使用します。 |
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ステップ 16 |
オプション。Unified CM ノードの場合のみ、カスタマイズされたログオン メッセージを含むテキスト ファイルをアップロードします。 |
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ステップ 17 |
リリース 6.1(5) からの PCD 移行を実行している場合、IPSec ポリシーは新しいリリースに移行されないため、ポリシーを再作成する必要があります。 |
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ステップ 18 |
アップグレード前に Manager Assistant が展開されていて、ユーザが InterCluster Peer-User または Admin-CUMA ロールに割り当てられていた場合、これらのロールは現在のリリースに存在しないため、ユーザをロールに割り当て直す必要があります。 |
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ステップ 19 |
アップグレードまたは Cisco Unified Presence リリース 8.x から IM and Presence Service リリースへの移行を実行した場合にのみ、この手順を使用します。 |
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ステップ 20 |
アップグレード プロセスの前に インスタント メッセージングとプレゼンス サービスの高可用性を無効にした場合は、この手順を使用して有効に戻します。 |
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ステップ 21 |
アップグレード プロセスの開始前に インスタント メッセージングとプレゼンス Sync Agent サービスを停止した場合は、ここでサービスを再起動します。 |
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ステップ 22 |
Unified Communications Manager のアップグレード後に AXL 接続を確立するために、CER サービスを再起動します。 また、Unified CM Publisher ノードの AXL 変更通知切り替えを再起動する必要があります。 |
シリアル ポートの削除
アップグレード前の作業では、アップグレード ログを取得するため、仮想マシンにシリアル ポートを追加しました。システムのアップグレードが正常に完了した後は、仮想マシンのパフォーマンスに影響が及ばないように、このシリアル ポートを削除する必要があります。
手順
ステップ 1 |
仮想マシンの電源をオフにします。 |
ステップ 2 |
設定を編集してシリアル ポートを削除します。設定の編集方法については、VMware のマニュアルを参照してください。 |
ステップ 3 |
仮想マシンの電源をオンにして、アップグレード後のタスクを続行します。 |
エクステンション モビリティの再起動
リリース 9.x 以前からのアップグレードでは、アップグレード プロセスを開始する前に Cisco Extension Mobility を停止する必要があります。アップグレード前のタスクの一部として Cisco Extension Mobility を無効にした場合は、この手順を使用して、Unified Communications Manager ノードでサービスを再起動します。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified Serviceability から、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[サーバ(Server)] リストから、サービスを非アクティブ化するノードを選択し、[移動(Go)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
Cisco Extension Mobility サービスを選択します。 |
ステップ 4 |
[再起動(Restart)] をクリックします。 |
TFTP サービスの再起動
アップグレードの完了後、次の手順を使用して、Unified Communications Manager ノードで TFTP サービスを再起動します。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified Serviceability から、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[サーバ(Server)] リストから、サービスを非アクティブ化するノードを選択し、[移動(Go)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
Cisco TFTP サービスを選択します。 |
ステップ 4 |
[再起動(Restart)] をクリックします。 |
アップグレード準備 COP ファイルの実行(アップグレード後)
アップグレードが完了したら、アップグレード後の COP ファイルを実行します。これにより、次の項目がチェックされます。
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インストールされた COP ファイル
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ネットワーク サービスと接続(DNS、NTP、クラスタ内)
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FIPS モードのパスワードの長さの制限
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ライセンスの同期
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VMware ツールの互換性
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ディスク容量
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SIP および H.323 トランク登録
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データベース認証および複製のステータス
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データベースの健全性
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最新 DRS バックアップのステータス
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サービス ステータス
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インストールされた COP およびロケール
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デバイス登録ステータス数
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エンタープライズ パラメータおよびサービス パラメータの設定
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TFTP 最大サービス数
-
アクティブ バージョンと非アクティブ バージョン
![]() (注) |
アップグレード後には、システムの正常性を検証するために、アップグレード準備 COP ファイルでアップグレード後のチェックを実行することを強く推奨します。 |
手順
ステップ 1 |
アップグレード準備 COP ファイルをダウンロードして、アップグレード後のテストを実行します。
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ステップ 2 |
アップグレード後のシステムの正常性をチェックします。
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次のタスク
TFTP パラメータのリセット
アップグレード プロセス中に、TFTP サービス パラメータの [最大サービス数(Maximum Serving Count)] は、増加したデバイス登録要求数を許可するように変更されます。アップグレードが完了した後、パラメータをリセットするには、この手順を使用します。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified CM の管理インターフェイスから、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[Server(サーバ)] ドロップダウン リストから TFTP サービスを実行するノードを選択します。 |
ステップ 3 |
[サービス(Service)] ドロップダウン リストから、[Cisco TFTP サービス(Cisco TFTP service)] を選択します。 |
ステップ 4 |
[詳細設定(Advanced)] をクリックします。 |
ステップ 5 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 6 |
[最大サービス数(Maximum Serving Count)] を、アップブレードする前に使用したものと同じ値または設定に推奨される値に設定します。 デフォルト値は 500 です。同じサーバ上で他の Cisco CallManager サービスを使用して TFTP サービスを実行する場合はデフォルト値を使用することを推奨します。専用 TFTP サーバの場合は、次の値を使用します。
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エンタープライズ パラメータの復元
いくつかのエンタープライズ パラメータは、Unified Communications Manager ノードと インスタント メッセージングとプレゼンス ノードの両方に存在します。同じパラメータが存在する場合は、アップグレード中に Unified Communications Manager ノードの設定によって インスタント メッセージングとプレゼンス ノードの設定が上書きされます。インスタント メッセージングとプレゼンス ノードに固有のエンタープライズ パラメータは、アップグレード中も保持されます。
アップグレード プロセス中に上書きされた インスタント メッセージングとプレゼンス ノードの設定を再設定するには、この手順を使用します。
始める前に
アップグレード前のタスクの一環として記録した設定へのアクセス権を持っていることを確認します。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified CM IM and Presence の管理インターフェイスから、 の順に選択します。 |
ステップ 2 |
必要に応じて、エンタープライズ パラメータのアップグレードと更新の前に存在した設定と現在の設定を比較します。 |
ステップ 3 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
[リセット(Reset)] をクリックし、[OK] をクリックしてすべてのデバイスをリセットします。 |
基準値の上限および下限のリセット
トレースの早すぎるパージを避けるために、この手順を使用して、基準値の上限と下限を元の値に戻す必要があります。
手順
ステップ 1 |
Real Time Monitoring Tool(RTMT)のインターフェイスで、左側のナビゲーション ウィンドウで [アラート セントラル(Alert Central)] をダブルクリックします。 |
ステップ 2 |
[システム(System)] タブで、[LogPartitionLowWaterMarkExceeded] を右クリックし、[アラート/プロパティの設定(Set Alert/Properties)] を選択します。 |
ステップ 3 |
[次へ(Next)] を選択します。 |
ステップ 4 |
スライダの値を 80 に調節します。 |
ステップ 5 |
[システム(System)] タブで、[LogPartitionHighWaterMarkExceeded] を右クリックし、[アラート/プロパティの設定(Set Alert/Properties)] を選択します。 |
ステップ 6 |
[次へ(Next)] を選択します。 |
ステップ 7 |
スライダの値を 85 に調節します。 |
VMware ツールの更新
VMware ツールは、管理とパフォーマンスの最適化のためのユーティリティのセットです。システムでは、次の VMware ツールのいずれかが使用されます。
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ネイティブ VMware ツール (VMware によって提供されます)
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オープン VMware ツール (シスコが提供)
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リリース 11.5(x) よりも前のバージョンから Unified Communications Manager をアップグレードするには、ネイティブ VMware ツールのオプションを使用する必要があります。アップグレード後に VMware ツールを開くように変更できます。
-
Unified Communications Manager リリース 11.5(1) 以降から(たとえば上位の SU に)アップグレードする場合は、システムでネイティブ VMware とオープン VMware ツールのどちらを使用するかを選択できます。
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Unified Communications Manager リリース 11.5(1) 移行からの新規インストールおよび PCD 移行では、デフォルトでオープン VMware ツールがインストールされます。
手順
ステップ 1 |
コマンド utils vmtools status を実行して、VMware ツールが現在実行中であることを確認します。 |
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ステップ 2 |
必要に応じて、目的の VMware ツール プラットフォームに切り替えます。そのためには、コマンド [utils vmtools switch native] または [utils vmtools switch open] を実行します。 |
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ステップ 3 |
ネイティブ VMware ツールを使用する場合は、次のいずれかの操作を実行します。
これらのオプションの設定方法については、VMware のドキュメントを参照してください。また、https://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/voice_ip_comm/uc_system/virtualization/virtualization-software-requirements.html#vmtools で「VMware Tools」というトピックを検索すると、より詳しい情報を得ることができます。 |
ロケールのインストール
ロケールをインストールするには、この手順を使用します。アップグレード後、デフォルトでインストールされている英語(米国)を除き、使用しているロケールを再インストールする必要があります。Unified Communications Manager ノードまたは インスタント メッセージングとプレゼンス ノードのメジャーおよびマイナー バージョン番号と一致する最新バージョンのロケールをインストールしてください。
ロケールは、Unified Communications Manager または インスタント メッセージングとプレゼンス ノードにインストールできます。両方の製品用のロケールをインストールする場合、次の順番で、すべてのクラスタ ノードでロケールをインストールします。
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Unified Communications Manager パブリッシャ ノード
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Unified Communications Manager サブスクライバ ノード
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IM and Presence データベース パブリッシャ ノード
-
IM and Presence サブスクライバ ノード
IM and Presence Service ノードに特定のロケールをインストールする場合は、最初に Unified Communications Manager クラスタに同じ国の Unified Communications Manager ロケール ファイルをインストールする必要があります。
手順
ステップ 1 |
Cisco.com でリリース用のロケール インストーラを検索します。
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ステップ 2 |
リリースのロケールのインストーラを、SFTP をサポートするサーバにダウンロードします。次のファイルが必要です。
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ステップ 3 |
管理者アカウントを使用して、[Cisco Unified OS の管理(Cisco Unified OS Administration)] にログインします。 |
ステップ 4 |
を選択します。 |
ステップ 5 |
[ソフトウェアのインストール/アップグレード(Software Installation/Upgrade)] ウィンドウで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 6 |
[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 7 |
サーバ上でロケールをダウンロードしインストールします。 |
ステップ 8 |
サーバを再起動します。更新は、サーバの再起動後に有効になります。 |
ステップ 9 |
すべての Unified Communications Manager および インスタント メッセージングとプレゼンス クラスタ ノードで、この手順を所定の順序で繰り返します。 |
![]() (注) |
新しいロケールが、すべてのクラスタ ノードにインストールされるまで、エンド ユーザのユーザ ロケールをリセットしないでください。Unified Communications Manager および インスタント メッセージングとプレゼンス Service の両方のロケールをインストールする場合、ユーザ ロケールをリセットする前に、両方の製品のロケールをインストールする必要があります。インスタント メッセージングとプレゼンス Service のロケール インストールが完了する前にエンド ユーザが電話の言語をリセットした場合など、何らかの問題が発生した場合は、セルフケア ポータルで電話の言語を英語にリセットするようにユーザに指示します。ロケールのインストールが完了すると、ユーザは電話言語をリセットするか、一括管理を使用してロケールを一括して適切な言語に同期させることができます。 |
データベース レプリケーションのタイムアウトの復元
この手順は Unified Communications Manager ノードにのみ適用されます。
アップグレード プロセスを開始する前に、データベース レプリケーションのタイムアウト値を大きくしていた場合には、この手順を使用します。
デフォルトのデータベース レプリケーションのタイムアウト値は 300(5 分)です。クラスタ全体のアップグレードが完了し、Unified Communications Manager サブスクライバ ノードでレプリケーションが正しくセットアップされたら、タイムアウトをデフォルト値に戻します。
手順
ステップ 1 |
次のいずれかの方法を使用して、CLI セッションを開始します。
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ステップ 2 |
utils dbreplication setrepltimeout [timeout] コマンドを実行します。[timeout] には、データベース レプリケーションのタイムアウト値を秒単位で指定します。値を 300(5 分)に設定します。 |
登録済みのデバイス数の確認
アップグレードが完了後に、デバイス数を表示し、エンドポイントとリソースを確認するためには、リアルタイム モニタリング ツール(RTMT)を使用します。
手順
ステップ 1 |
Unified RTMT インターフェイスから、 の順に選択します。 |
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ステップ 2 |
次の登録済みのデバイス数を記録する。
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||||||||||
ステップ 3 |
この情報を、アップグレード前に記録したデバイス数と比較し、エラーがないことを確認します。 |
割り当て済みのユーザを確認する
この手順を使用して、アップグレードの完了後にノードに割り当てられているユーザ数を確認します。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified CM IM and Presence の管理インターフェイスから、 の順に選択します。 |
ステップ 2 |
この情報を、アップグレード前に記録した割り当て済みのユーザ数と比較し、エラーがないことを確認します。 |
機能のテスト
アップグレードの完了後に、次の作業を実行してください。
-
アップグレード後の COP を実行します。
これにより一連のテストが実行され、システムが安定していることが確認されます。また、アップグレード前のさまざまなパラメータが現在のバージョンと比較され、相違点が特定されます。このリストの手順をすべて完了したら、アップグレード後の COP ファイルを再度実行し、COP レポートを確認します。
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次のタイプのコールを発信して、電話機能を確認します。
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ボイスメール
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局間
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携帯電話
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ローカル
-
国内
-
国際
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共有回線
-
-
次の電話機能をテストします。
-
会議
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割込み
-
転送
-
C 割り込み
-
共有回線への着信
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応答不可(Do Not Disturb)
-
プライバシー
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プレゼンス
-
CTI コール制御
-
ビジー ランプ フィールド
-
-
インスタント メッセージングとプレゼンス の次の機能をテストします。
-
使用可能、使用不可、およびビジーなどの基本的なプレゼンスの状態
-
ファイルの送受信
-
永続チャット、フェデレーテッド ユーザ、およびメッセージ アーカイブなどの拡張機能
-
RTMT のアップグレード
![]() ヒント |
互換性を確実にするため、クラスタ内のすべてのサーバで Unified Communications Manager のアップグレードを行ってから RTMT をアップグレードすることを推奨します。 |
RTMT は、ユーザ設定とダウンロードされたモジュール jar ファイルをクライアント マシンのローカルに保存します。システムはユーザが作成したプロファイルをデータベースに保存するため、これらのアイテムにはツールのアップグレード後に Unified RTMT でアクセスできます。
始める前に
RTMT の新しいバージョンにアップグレードする前に、以前のバージョンをアンインストールすることを推奨します。
手順
ステップ 1 |
Unified Communications Manager Administration から、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[検索(Find)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
次のいずれかの操作を実行します。
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ステップ 4 |
優先ロケーションにインストール ファイルをダウンロードします。 |
ステップ 5 |
インストール ファイルを特定して実行します。 |
ステップ 6 |
RTMT のようこそウィンドウで、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 7 |
アップグレードのインストール場所は変更できないため、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 8 |
[メンテナンス完了(Maintenance Complete)] ウィンドウで、[完了(Finish)] をクリックします。 |
TFTP サーバ ファイルの管理
電話機で使用するファイルを TFTP サーバにアップロードできます。アップロード可能なファイルには、カスタム呼出音、コールバック トーン、および背景画像などがあります。このオプションは接続先の特定のサーバにのみファイルをアップロードするもので、クラスタ内の他のノードはアップグレードされません。
デフォルトでは、ファイルは tftp ディレクトリにアップロードされます。tftp ディレクトリのサブディレクトリにもファイルをアップロードできます。
クラスタ内に 2 台の Cisco TFTP サーバが設定されている場合は、両方のサーバで次の手順を実行する必要があります。この手順を実行しても、ファイルがすべてのサーバに配信されるわけではなく、クラスタ内の 2 台の Cisco TFTP サーバにも配信されません。
TFTP サーバ ファイルをアップロードまたは削除するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 |
[Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理(Cisco Unified Communications Operating System Administration)] ウィンドウで、 を選択します。 [TFTP ファイルの管理(TFTP File Management)] ウィンドウが表示され、現在アップロードされているファイルの一覧が表示されます。[検索(Find)] を使用すると、ファイルの一覧をフィルタリングできます。 |
ステップ 2 |
ファイルをアップロードするには、次の手順を実行します。 |
ステップ 3 |
ファイルを削除するには、次の手順を実行します。 |
カスタム ログイン メッセージのセットアップ
カスタマイズされたログイン メッセージを含むテキスト ファイルをアップロードすると、そのメッセージを Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理、Cisco Unified CM Administration、Cisco Unified Serviceability、ディザスタ リカバリ システムの管理、Cisco Prime License Manager、およびコマンドライン インターフェイスに表示することができます。
カスタマイズされたログイン メッセージをアップロードするには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 |
[Cisco Unified Communicationsオペレーティングシステムの管理(Cisco Unified Communications Operating System Administration)] ウィンドウで、 を選択します。 [ログインメッセージのカスタマイズ(Customized Logon Message)] ウィンドウが表示されます。 |
||
ステップ 2 |
アップロードするテキスト ファイルを選択するには、[参照(Browse)] をクリックします。 |
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ステップ 3 |
[Upload File(ファイルのアップロード)] をクリックします。
システムにカスタマイズされたログイン メッセージが表示されます。 |
||
ステップ 4 |
デフォルトのログイン メッセージに戻すには、[Delete(削除)] をクリックします。 カスタマイズされたログイン メッセージが削除され、システムにデフォルトのログイン メッセージが表示されます。
|
IPsec ポリシーの設定
リリース 6.1(5) から PCD の移行を実行している場合にのみ、この手順を使用します。リリース 6.1(5) からの IPSec ポリシーが新しいリリースに移行されていないため、PCD の移行が完了した後に、IPSec ポリシーを作り直す必要があります。
-
IPsec には双方向プロビジョニングが必要です(ホストまたはゲートウェイごとに 1 ピア)。
-
一方の IPsec ポリシー プロトコルが "ANY"、もう一方の IPsec ポリシー プロトコルが "UDP" または "TCP" に設定されている 2 つの Unified Communications Manager ノードに IPsec ポリシーをプロビジョニングする場合、"ANY" プロトコルを使用するノードでの検証で検出漏れが発生する可能性があります。
-
IPsec はシステムのパフォーマンスに影響します(特に暗号化した場合)。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified OS の管理から の順に選択します。 |
ステップ 2 |
[新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
[IPSEC ポリシーの設定(IPSEC Policy Configuration)] ウィンドウで各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 4 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 5 |
(任意) IPsec を検証するには、IPsec の検証(Validate IPsec)] チェックボックスをオンにして、[Ping] をクリックします。 の順に選択し、[ |
新しいマネージャ アシスタント権限の割り当て
Cisco Unified Communications Manager Assistant 機能を使用するために以前のリリースが設定されていて、クラスタ間ピア ユーザ権限または Admin-CUMA 権限のいずれかを使用するためにアプリケーション ユーザを割り当てた場合にのみ、この手順を実行します。クラスタ間ピア ユーザ権限と Admin-CUMA 権限はリリース 10.0(1) 以降は廃止され、アップグレード プロセス中に削除されます。これらのユーザに新しい権限を割り当てる必要があります。
手順
ステップ 1 |
ロールとユーザを設定するには、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』の「ユーザの管理」の章を参照してください。 |
ステップ 2 |
インスタント メッセージングとプレゼンス Service のユーザ インターフェイス( )で定義されている AXL ユーザに、Unified Communications Manager アプリケーション ユーザ ページで標準 AXL API アクセス ロールが関連付けられていることを確認します。 |
IM and Presence Service のデータ移行の検証
Cisco Unified Presence リリース 8.x から インスタント メッセージングとプレゼンス Service リリースにアップグレードすると、ユーザ プロファイルが Unified Communications Manager に移行されます。ユーザ プロファイル情報は Unified Communications Manager に新しいサービス プロファイルとして保存されます。このとき、次の名前と説明の形式が使用されます。
名前:UCServiceProfile_Migration_x(x は、1 以降の番号)
説明:移行済みサービス プロファイル番号 x
Cisco Unified Presence Release 8.x からアップグレード後に Cisco Jabber に正常にログインできるようにするには、ユーザ プロファイル データの移行が正しく行われたことを確認する必要があります。
作成されていてもユーザに割り当てられていないプロファイルは、Unified Communications Manager に移行されません。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified CM の管理から を選択します。 |
||
ステップ 2 |
すべてのサービス プロファイルをリストするには、[検索(Find)] を選択します。 |
||
ステップ 3 |
次の名前形式を持つ、移行済みサービス プロファイルがあることを確認します。UCServiceProfile_Migration_x |
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ステップ 4 |
移行済みサービス プロファイルがない場合は、installdb log ファイルでエラーがないか確認します。 |
||
ステップ 5 |
データの移行に失敗すると、Unified Communications Manager でインポート エラー アラームが発生し、Cisco Sync Agent から Cisco Unified CM IM and Presence の管理 GUI に障害通知が送信されます。
|
次のタスク
サービス プロファイルを編集し、意味のある名前に変更できます。サービス プロファイルの設定方法の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
アップグレード後の COP ファイルを実行します。これにより一連のテストが実行され、システムが安定していることが確認されます。また、アップグレード前のさまざまなパラメータが現在のバージョンと比較され、相違点が特定されます。プレゼンス冗長グループに対するハイ アベイラビリティの有効化
この手順は インスタント メッセージングとプレゼンス ノードにのみ適用されます。アップグレード プロセスを開始する前に、プレゼンス冗長グループに対してハイ アベイラビリティをディセーブルにしている場合は、ここで、次の手順を使用してイネーブルにします。
始める前に
サービスが再起動してから30分以内の場合は、ハイ アベイラビリティを有効にする前に Cisco Jabber セッションが再作成されたことを確認します。十分な時間を確保しない場合、セッションが作成されていない Jabber クライアントでプレゼンスは機能しません。
Jabber セッションの数を取得するには、すべてのクラスタ ノードで show perf query counter "Cisco Presence Engine" ActiveJsmSessions
CLI コマンドを実行します。アクティブ セッションの数は、アップグレード前にハイ アベイラビリティを無効にした際に記録したユーザ数と一致するはずです。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified CM Administration のユーザ インターフェイスから、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[検索(Find)] をクリックし、プレゼンス冗長グループを選択します。 |
ステップ 3 |
ハイ アベイラビリティの有効化のチェックボックスをチェックします。 |
ステップ 4 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 5 |
この手順を、各プレゼンス冗長グループで繰り返します。 |
IM and Presence Sync Agent の再起動
アップグレード プロセスの開始前に インスタント メッセージングとプレゼンス Sync Agent サービスを停止した場合は、ここでサービスを再起動します。
手順
ステップ 1 |
Cisco Unified Serviceability インターフェイスから、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[サーバ(Server)] ドロップダウン リストから インスタント メッセージングとプレゼンス ノードを選択し、[移動(Go)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
[IM and Presence Services] セクションで [Cisco Sync Agent] を選択し、[再起動(Restart)] をクリックします。 |
例
![]() (注) |
Cisco Intercluster Sync Agent による最初の同期が完了したら、新しい Tomcat 証明書を手動で Unified Communications Manager にロードします。これにより、同期が失敗していないことが保証されます。 |
![]() (注) |
アップグレード後の COP を実行します。これにより一連のテストが実行され、システムが安定していることが確認されます。また、アップグレード前のさまざまなパラメータが現在のバージョンと比較され、相違点が特定されます。 |
CER サービスの再起動
手順
アップグレード プロセスの開始前に Cisco Emergency Responder サービスを停止した場合は、ここでサービスを再起動します。
ステップ 1 |
Cisco Emergency Responder Serviceability インターフェイスから、[ツール(Tools)] > [コントロールセンター(Control Center)] を選択します。 |
ステップ 2 |
[Cisco Emergency Responder] を選択し、[再起動(Restart)] をクリックします。 |