この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco CTIManager サービスが Cisco Unified Communications Manager クラスタで実行されている必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | CTI 用のデバイスの有効化 |
Cisco Jabber デスクトップ クライアントがユーザのデスクフォンを制御することを可能にします。 |
ステップ 2 | デスクフォン ビデオの設定 |
ユーザがクライアントを介してコンピュータ上のデスクフォン デバイスに転送されたビデオを受信することを可能にします。 |
ステップ 3 | ビデオ レート アダプテーションの有効化 |
クライアントはビデオ レート アダプテーションを利用し、最適なビデオ品質をネゴシエートします。 |
ステップ 4 | ユーザの関連付けに関する設定 | ユーザとデバイスを関連付け、ユーザをアクセス コントロール グループに割り当てます。 |
ステップ 5 | デバイスのリセット |
ユーザの関連付けを設定した後にデバイスをリセットする必要があります。 |
Cisco Jabber デスクトップ クライアントでユーザのデスクフォンを制御できるようにするには、ユーザのデバイスを作成するときに [CTI からのデバイスの制御を許可(Allow Control of Device from CTI)] オプションを選択する必要があります。
デスクフォンのビデオ機能を使用すると、ユーザはクライアントを介してコンピュータ上のデスクフォン デバイスに転送されたビデオを受信できます。クライアントがデスクフォン デバイスへの接続を確立できるようにするためには、そのデバイスに対してコンピュータをコンピュータ ポート経由で物理的に接続する必要があります。デスクフォン デバイスへのワイヤレス接続によりデスクフォンのビデオ機能を使用することはできません。
(注) | ワイヤレス接続と有線接続の両方を使用できる場合、ユーザは有線接続がワイヤレス接続よりも優先されるように Microsoft Windows を設定する必要があります。詳細については、『An explanation of the Automatic Metric feature for Internet Protocol routes』という Microsoft マニュアルを参照してください。 |
デスクフォン ビデオでの考慮事項
Cisco Unified IP Phone 9971 などのデバイスにビデオ カメラが接続されていると、デバイスでデスクフォンのビデオ機能を使用できません。デバイスからビデオ カメラを取り外すと、デスクフォンのビデオ機能が使用できるようになります。
CTI をサポートしていないデバイスでは、デスクフォン ビデオ機能を使用することはできません。
デスクフォン ビデオでは、BFCP プロトコルを使用したビデオ デスクトップ共有はサポートされていません。
SCCP を使用するエンドポイントでビデオの受信のみを行うことはできません。SCCP エンドポイントでは、ビデオの送信と受信を行う必要があります。SCCP エンドポイントからビデオが送信されないインスタンスでは、コールが音声のみとなります。
7900 シリーズ電話機は、デスクフォンのビデオ機能に SCCP を使用する必要があります。7900 シリーズ電話機は、デスクフォンのビデオ機能に SIP を使用できません。
ユーザがデスクフォン デバイスのキーパッドからコールを開始した場合、コールはデスクフォン デバイスの音声コールとして開始されます。クライアントは、次にコールをビデオにエスカレーションします。したがって、エスカレーションをサポートしない H.323 エンドポイントなどのデバイスにはビデオ コールは発信できません。エスカレーションをサポートしないデバイスでデスクフォンのビデオ機能を使用するには、ユーザは、クライアントからコールを開始する必要があります。
ファームウェア バージョン SCCP45.9-2-1S を使用する Cisco Unified IP Phone には、互換性の問題があります。デスクフォンのビデオ機能を使用するには、ファームウェアのバージョンを SCCP45.9-3-1 にアップグレードする必要があります。
Symantec EndPoint Protection など、一部のアンチウイルスまたはファイアウォール アプリケーションによって受信 CDP パケットがブロックされ、デスクフォンのビデオ機能が無効になる場合があります。受信 CDP パケットを許可するようにアンチウイルスまたはファイアウォール アプリケーションを設定する必要があります。
この問題の詳細については、Symantec の技術文書『Cisco IP Phone version 7970 and Cisco Unified Video Advantage is Blocked by Network Threat Protection』を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager の SIP トランク設定で [メディア ターミネーション ポイントが必須(Media Termination Point Required)] チェックボックスを選択しないでください。このチェックボックスを選択すると、デスクフォンのビデオ機能を使用できなくなります。
クライアントはビデオ レート アダプテーションを利用し、最適なビデオ品質をネゴシエートします。ビデオ レート アダプテーションは、ネットワークの状態に合わせてビデオ品質を動的に向上または低下させます。
(注) | ソフトフォン デバイスでは、デフォルトで RTCP が有効になっています。ただし、デスクフォン デバイスでは RTCP を有効にする必要があります。 |
共通の電話プロファイルで RTCP を有効にし、そのプロファイルを使用するすべてのデバイスでビデオ レート アダプテーションを有効にできます。
(注) | RTCP は Jabber テレフォニー サービスの統合コンポーネントです。Jabber は無効にされても RTCP パケットを送信し続けます。 |
共通の電話プロファイルの代わりに、特定のデバイス設定で RTCP を有効化できます。共通の電話プロファイルで指定したすべての設定は、特定のデバイス設定で上書きされます。
Cisco Jabber デバイスを作成および設定します。