この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
特定の状況において、Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータまたはいずれかの電源は、自動シャットダウンを実行できます。
• 「詳細情報」
システムのコンポーネントに物理的な損傷を及ぼす可能性のある状況を検出すると、ルータはオペレータの介入なしでシャットダウンできます。ルータが自動的にシャットダウンすると、システム コントローラはすべての内部コンポーネントに対する DC 電源をディセーブルにします。すべての DC 電源は、電源スイッチを切り替えるまでディセーブルのままです。
自動ルータ シャットダウンのデフォルトはオフです。自動ルータ シャットダウンを使用可能にするには、 facility-alarm critical exceed-action shutdown コマンドをイネーブルにする必要があります。 facility-alarm critical exceed-action shutdown コマンドがイネーブルになると、ルータは次の状況において自動シャットダウンを実行します。
• 「ルータまたは電源の内部温度が温度のしきい値を超えている」
次のいずれかの状況が発生した場合、温度のしきい値を超えます。
• ルータの内部温度(アクティブな Cisco ASR 1000 シリーズ ルート プロセッサの周辺空気温度)が 100°C を超えている。
電源の電圧は一定範囲(許容範囲内)になければなりません。電圧が次の範囲から外れると、電源は許容範囲外になります。
• DC 入力の範囲: -40.5 VDC ~ -72 VDC
十分に冷却するために、2 つの電源は常時シャーシに取り付けておく必要があります。システム ファンは電源ユニットの内部にあり、冷却のために回転させておく必要があります。すべてのシステム ファンは 1 つの電源から電力を得られるため、2 番目の電源ユニットをオンにする必要はありませんが、取り付けておく必要があります。
一方の電源を取り外した場合、1 つの電源だけで稼動できる時間は最長で 5 分です。ルータはシャットダウンするまで 5 分間待ちます。この 5 分の間に、障害が発生した電源を交換できます。
自動電源シャットダウンは、ルータのシャットダウンとは別に発生します。電源の内部温度が 100° C を超えると、電源は即座にシャットダウンします。facility-alarm critical exceed-action shutdown コマンドをイネーブルにする必要はありません。
各電源のフェイル セーフは、他の電源やルータとは別です。電源のファンは、2 番目の Power Entry Module(PEM; 電源入力モジュール)がシステムに電力を供給している限り動作を続けます。
この章で説明したトピックの詳細については、次のマニュアルを参照してください。
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『Cisco IOS Master Command List, All Releases』 Command Lookup Tool( Cisco.com のユーザ ID とパスワードが必要) |
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『 Cisco ASR 1000 Series Aggregation Services Routers Hardware Installation and Initial Configuration Guide 』の「Cisco ASR 1000 Series Routers Hardware Overview」の章にある「Environmental Monitoring and Reporting」セクション |