この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
次のトピックでは、侵入イベント ロギングをグローバルに制限する方法について説明します。
グローバル ルールのしきい値は、侵入ポリシーによってイベント ロギングの限界を設定します。すべてのトラフィックに対するグローバル ルールのしきい値を設定して、指定された期間に特定の送信元または宛先からのイベントがポリシーで記録および表示される頻度を制限できます。ポリシー内で共有オブジェクトのルール、標準テキスト ルール、またはプリプロセッサ ルールごとにしきい値を設定できます。グローバルしきい値を設定すると、上書きする特定のしきい値を指定していないポリシー内の各ルールでそのしきい値が適用されます。しきい値により、多数のイベントでいっぱいになることを回避できます。
すべての侵入ポリシーにはデフォルトのグローバル ルールしきい値が含まれていて、デフォルトですべての侵入ルールとプリプロセッサ ルールに適用されます。このデフォルトのしきい値は、宛先へのトラフィックでのイベントの数を 60 秒あたり 1 個のイベントに制限しています。
次の操作を実行できます。
グローバルしきい値の変更。
グローバルしきい値の無効化。
特定のルールに個別のしきい値を設定して、グローバルしきい値の上書き。
たとえば、グローバル制限しきい値を 60 秒ごとに 5 個のイベントに設定してから、SID 1315 について特定のしきい値として 60 秒ごとに 10 個のイベントに設定できます。他のすべてのルールでは 60 秒ごとに 6 個以上のイベントは生成されませんが、SID 1315 では 60 秒ごとに最大 10 個のイベントが生成されます。
ヒント | 複数の CPU を搭載した管理対象デバイスでグローバルしきい値または個別のしきい値を設定すると、予想より多くのイベントが生成される場合があります。 |
次の図で、グローバル ルールのしきい値がどのように機能するかを示します。この例では、特定のルールに対して攻撃が進行中です。グローバル制限しきい値は、各ルールのイベント生成が 20 秒あたり 2 つのイベントに制限されるように設定されています。期間は 1 秒で始まり 21 秒で終わることに注意してください。期間が終了すると、サイクルが再び開始され、次の 2 つのルール一致によってイベントが生成されます。その後、その期間にさらにイベントが生成されることはありません。
デフォルトのしきい値では、各ルールのイベント生成が、同じ宛先に送られるトラフィックで 60 秒あたり 1 つのイベントに制限されます。グローバル ルールしきい値オプションのデフォルト値は次のとおりです。
これらのデフォルト値は次のように変更することができます。
[追跡対象(Track By)] オプションにより、イベント インスタンスの数が送信元 IP アドレスと宛先 IP アドレスのどちらに基づいて計算されるかが決まります。
また、しきい値を定義するインスタンスの数と期間を次のように指定できます。
スマート ライセンス |
従来のライセンス |
サポートされるデバイス |
サポートされるドメイン |
アクセス(Access) |
---|---|---|---|---|
脅威(Threat) |
Protection |
任意(Any) |
任意(Any) |
Admin/Intrusion Admin |
マルチドメイン展開では、編集できる現在のドメインで作成されたポリシーが表示されます。また、編集できない先祖ドメインで作成されたポリシーも表示されます。下位のドメインで作成されたポリシーを表示および編集するには、そのドメインに切り替えます。
設定変更を展開します。設定変更の導入を参照してください。
スマート ライセンス |
従来のライセンス |
サポートされるデバイス |
サポートされるドメイン |
アクセス(Access) |
---|---|---|---|---|
脅威(Threat) |
Protection |
任意(Any) |
任意(Any) |
Admin/Intrusion Admin |
デフォルトですべてのルールにしきい値を適用するのではなく、特定のルールに関するイベントにしきい値を適用する場合は、最高位のポリシー階層でグローバルしきい値を無効にできます。
マルチドメイン展開では、編集できる現在のドメインで作成されたポリシーが表示されます。また、編集できない先祖ドメインで作成されたポリシーも表示されます。下位のドメインで作成されたポリシーを表示および編集するには、そのドメインに切り替えます。
設定変更を展開します。設定変更の導入を参照してください。