この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
次の章では、ソフトウェア アップグレードのトラブルシューティング手順について説明します。この章は、次の項で構成されています。
• 「インストールおよびアップグレードの問題のトラブルシューティング」
ソフトウェアが正常にインストールまたはアップグレードされない場合は、アップグレードしようとしている Cisco TelePresence システムのログ ファイルを取得してトラブルシューティングを開始することをお勧めします。これを行うには、次の手順を実行します。
ステップ 1 システムの IP アドレスを入力して、アップグレードしようとしている Cisco TelePresence システムにログインします。
デフォルトでは、ユーザ名は admin 、パスワードは cisco です。
ステップ 3 [Troubleshooting] > [Log Files] の順に選択します。
ステップ 4 [Sysop Log] タブで、ログ ファイルを確認します。
インストールの問題のほとんどは、ソフトウェア アップグレード プロセス中に発生する問題に関係しています。「デバイスのログ ファイルの取得」に示されている手順でログ ファイルを確認し、問題のトラブルシューティングを試みます。
問題の解決策を見つけるために、次の手順が役立つことがあります。
• 1.7.4 よりも前のイメージから、直接 1.8.0 以降のイメージにアップグレードしようとしました。1.7.4 よりも前のイメージからアップグレードするには、「バージョン 1.7.4 よりも前の Cisco TelePresence ソフトウェアを実行しているシステムの CTS ソフトウェアのアップグレード」を参照してください。
• Sysop ログ ファイル内に、または Touch デバイスの画面で「file not found」や「unable to retrieve boot image」のようなエラーが検出された場合は、次の問題が起きていないか確認してください。
– ファイルが Unified CM サーバ上にまだロードされていません。
– ファイルはロードされていますが、TFTP サーバが再起動されていません。
– Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)の管理 GUI で正しいファイル名を指定しませんでした。
– ファイルは Unified CM サーバ上に存在していましたが、削除されています。Touch デバイスは、コーデック経由で Unified CM サーバから直接イメージを取得します。「Cisco TelePresence System の COP ファイルとロード ファイルについて」の図 1-1 を参照してください。
– システムで無効なファイル名を指定しました。一般に、CTS-500-37、CTS-1000、CTS-1100、CTS-1300-65、CTS-3010、および CTS-3210 が P1 で終わる名前を持つ COP ファイルを使用するのに対して、CTS-500-32 と CTS-1300-47 は P2 で終わる名前を持つ COP ファイルを使用します。
– 1.7.4 よりも前のリリースの場合:ファイル名の後にファイル タイプを指定しなかったか、または無効なファイル タイプを指定しました。CTS-500-37、CTS-1000、CTS-1100、CTS-1300-65、CTS-3010、および CTS-3210 が .sbn のファイル拡張子を使用するのに対して、CTS-500-32 と CTS-1300-47 は .SPA のファイル拡張子を使用します。
– 1.7.4 以降のリリースの場合:ファイル名を指定するときに、ファイル名とともにファイル タイプ(拡張子)を入力しました。Unified CM GUI では、拡張子を付けずにファイル名を入力してください。
– Unified CM で、[Software Upgrades] > [TFTP File Management] > [Upload File] の選択肢を使用してファイルを直接アップロードしました。この方法はサポートされていません。
• Sysop ログ内に、または Touch デバイスの画面で「boot image corrupted」メッセージが検出された場合は、次の問題を確認してください。
– この状態は、Unified CM サーバ上の COP ファイルが壊れていることを示します。Unified CM サーバ上に COP ファイルをリロードするか、またはサーバ上に別のファイルをアップロードしてください。
その他のトラブルシューティング手順については、このマニュアルのインストールとアップグレードのセクションを見直し、どの手順も省略しなかったことを確認してください。