ユーザ アカウントの作成と管理
ここでは、次の内容について説明します。
• 「アカウントの作成の概要」
• 「アカウントの操作」
• 「役割の操作」
• 「ドメインの操作」
アカウントの作成の概要
表7-2 に、役割に基づく新しい管理者アカウントを作成するために完了する必要がある手順の概要を示します。
表7-2 役割に基づく管理者アカウントを作成するためのチェックリスト
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1. 新しいアカウントを作成する。 |
システムに、特定のユーザ名、パスワード、および特権レベルを持つアカウントを作成します。詳細については、「新しいアカウントの作成」を参照してください。 |
2. 新しいアカウントの役割を作成する。 |
アカウントが WAAS ネットワークで設定できるサービスを指定する役割を作成します。詳細については、「新しい役割の作成」を参照してください。 |
3. 新しいアカウントに役割を割り当てる。 |
新しいアカウントに新しい役割を割り当てます。詳細については、「ユーザ アカウントへの役割の割り当て」を参照してください。 |
4. ドメインを作成します。 |
新しいアカウントが管理できる WAE またはデバイス グループを指定するドメインを作成します。詳細については、「新しいドメインの作成」を参照してください。 |
5. ドメインにエンティティを追加します。 |
ドメインに 1 つまたは複数の WAE またはデバイス グループを追加します。詳細については、「ドメインへのエンティティの追加」を参照してください。 |
6. ユーザ アカウントにドメインを割り当てます。 |
新しいユーザ アカウントにドメインを割り当てます。詳細については、「ユーザ アカウントへのドメインの割り当て」を参照してください。 |
アカウントの操作
ユーザ アカウントを作成するときは、ユーザ名、アカウントを所有する個人の氏名、連絡先情報、職位、部門のようなユーザに関する情報を入力します。すべてのユーザ アカウント情報は、WAAS Central Manager の内部のデータベースに保存されます。
次に、各ユーザ アカウントに役割を割り当てることができます。 役割 は、ユーザがアクセスできる WAAS Central Manager GUI の設定ページとユーザが設定または変更する権限を持つサービスを定義します。WAAS Central Manager は、admin と print という 2 つの定義済みの役割を提供します。admin 役割は、すべてのサービスにアクセスできます。print 役割は、すべての印刷関連ページにアクセスできます。 ドメイン は、ユーザがアクセスして設定または変更できるネットワーク内のエンティティを定義します。ユーザ アカウントには、役割およびドメインを割り当てることも、割り当てないこともできます。
WAAS Central Manager には、あらかじめ 2 つのデフォルトのユーザ アカウントが設定されています。最初のアカウント、 admin アカウントは、システムのすべてのサービスとすべてのエンティティにアクセスできる管理者役割に割り当てられます。このアカウントはシステムから削除できませんが、変更することはできます。このアカウントのユーザ名と役割は変更できません。admin 役割を割り当てられたアカウントだけが、他の admin レベルのアカウントを作成できます。
設定済みの 2 番めのユーザ アカウントは、 default アカウントです。認証されても、まだ WAAS Central Manager に登録されていないユーザ アカウントは、default アカウントに割り当てられているアクセス権(役割)を取得します。このアカウントは、管理者が設定できますが、削除したり、ユーザ名を変更することはできません。当初、default アカウントは、役割が定義されていないため、GUI 機能にアクセスできません。ただし、WAAS Central Manager GUI にはログインできます。
ここでは、次の内容について説明します。
• 「新しいアカウントの作成」
• 「ユーザ アカウントの変更と削除」
• 「自身のアカウントのパスワードの変更」
• 「別のアカウントのパスワードの変更」
• 「ユーザ アカウントの表示」
新しいアカウントの作成
アカウントをセットアップする最初の手順では、ユーザ名を指定し、ローカル CLI アカウントを同時に作成するかどうかを選択して、アカウントを作成します。アカウントを作成したら、アカウントが管理し、設定できる WAAS サービスとデバイスを決定する役割をアカウントに割り当てることができます。
表7-3 に、アカウントをセットアップするときにローカル CLI ユーザを作成することによる結果について説明します。
表7-3 ローカル ユーザを作成することによる結果
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ローカル ユーザを作成する |
• アカウントを使用して、WAAS CLI、WAAS Central Manager GUI(デフォルトの役割で)、および WAE Device Manager(オプションを選択した場合)にアクセスできます。 • ユーザは自身のパスワードを変更でき、パスワードの変更はスタンバイ WAAS Central Manager に伝達されます。 • アカウントは WAAS Central Manager データベースに保存され、スタンバイ WAAS Central Manager に伝達されます。 |
ローカル ユーザを作成しない |
• プライマリおよびスタンバイ WAAS Central Manager 管理データベースに、ユーザ アカウントが作成されます。 • CLI にはユーザ アカウントが作成されません。ユーザは、CLI にアクセスするために別のアカウントを使用する必要があります。 • 外部認証サーバが設定されている場合、新しいアカウントを使用して WAAS Central Manager GUI にログインできます。ユーザには、デフォルト ユーザ用に定義されている役割が割り当てられます(当初は役割なし)。 • ローカル ユーザは、[System] タブの、[AAA] セクションにアクセスできる役割を持っている場合のみ、WAAS Central Manager GUI を使用して自身のパスワードを変更できます。 |
(注) ユーザ アカウントが CLI だけから作成された場合、初めて WAAS Central Manager GUI にログインすると、Centralized Management System(CMS)が、デフォルトの許可とアクセス制御を持つユーザ アカウント(ユーザ名は CLI で設定されたユーザ名)を自動的に作成します。CLI から作成されたアカウントは、当初、WAAS Central Manager GUI のどの設定ページにもアクセスできません。CLI から作成されたアカウントに WAAS Central Manager GUI から設定作業を実行する必要がある役割を割り当てるには、admin アカウントを使用する必要があります。
新しいアカウントを作成するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Users] を選択します。
[User Accounts] ウィンドウに、システム上のすべてのユーザ アカウントが表示されます。
ステップ 2 [Create New User Accounts] アイコンをクリックします。
[Creating New User Account] ウィンドウが表示されます。
(注) このウィンドウには、管理者レベルの特権を持つユーザだけがアクセスできます。
ステップ 3 [Username] フィールドに、ユーザ アカウント名を入力します。
ユーザ名は、大文字と小文字を区別し、特殊文字を使用できます。
ステップ 4 ユーザが WAE Device Manager GUI にアクセスできるようにするには、次の手順に従ってください。
a. [WAE Device Manager User] チェック ボックスを選択します。
b. [Device Manager Access] ドロップダウン リストから、このアカウントが Device Manager GUI にアクセスするためのオプションを選択します。
– [Read Only] ― このユーザを Device Manager GUI への読み取り専用アクセスに制限します。
– [Read Write] ― このユーザに Device Manager GUI への読み取り/書き込みアクセスを許可します。
ステップ 5 ローカル CLI ユーザ アカウントを作成するには、次の手順に従ってください。
a. [Local User] チェック ボックスを選択します。ローカル CLI ユーザを作成する利点については、 表7-3 を参照してください。すべての WAE デバイスにローカル ユーザが作成されます。
b. [Password] フィールドにローカル ユーザ アカウントのパスワードを入力し、[Confirm password] フィールドに同じパスワードを再入力します。パスワードは 1 ~ 34 文字までで、大文字と小文字が区別され、 ‘
"
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(アポストロフィー、二重引用符、縦棒)やその他の制御文字は使用できません。
c. [CLI Privilege Level] ドロップダウン リストから、ローカル ユーザ アカウント用のオプションを選択します。
– [0](通常のユーザ) ― このユーザが使用できる CLI コマンドをユーザ レベルの EXEC コマンドだけに制限します。これは、デフォルトの値です。
– 15(特権ユーザ) ― このユーザに特権 EXEC レベルの CLI コマンドの使用を許可します。
(注) システム動作を設定、表示、およびテストするには、WAAS の CLI EXEC モードを使用します。ユーザと特権の 2 つのアクセス レベルに分かれています。「通常」の特権を持つローカル ユーザは、ユーザ レベルの EXEC CLI モードだけにアクセスできます。「スーパーユーザ」特権を持つローカル ユーザは、特権 EXEC モードと他のすべてのモード(たとえば、設定モードとインターフェイス モード)にアクセスして、任意の管理作業を実行できます。ユーザ レベルおよび特権 EXEC モードと CLI コマンドの詳細については、『Cisco Wide Area Application Services Command Reference』を参照してください。
ステップ 6 [Print Admin] チェック ボックスを選択して、このアカウントを使用して WAAS Central Manager 上の中央レポジトリにドライバをアップロードし、Print Services Administration GUI にアクセスします。
詳細については、「ドライバ リポジトリとしての WAAS Central Manager の設定」および「Print Services Administration GUI の使用方法」を参照してください。
print admin アカウントについては、次の事項に注意してください。
• この [Print Admin] チェックボックスは、 [Local User] チェック ボックスを選択しないと有効になりません。
• アカウントを使用してリポジトリにドライバをアップロードするには、print admin アカウントに特権レベル 15(特権ユーザ)が必要です。print admin アカウントの特権レベルが 0 の場合、Print Services Administration GUI にアクセスするためだけに使用できます。
• print admin アカウントは、print または admin 役割が割り当てられていない場合、WAAS Central Manager の印刷関連ページにアクセスできません。
ステップ 7 (任意)[Username] フィールドに、ユーザに関する情報(氏名、電話番号、電子メール アドレス、職位、および部門)を入力します。
ステップ 8 (任意)[Comments] フィールドに、このアカウントに関する追加情報を入力します。
ステップ 9 [Submit] をクリックします。
[Changes Submitted] メッセージが、ウィンドウの一番下に表示されます。
ステップ 10 「役割の操作」の説明に従って、この新しいアカウントに役割を割り当てます。
ユーザ アカウントの変更と削除
(注) CLI からユーザ アカウントを変更しても、Centralized Management System(CMS)データベースは更新されません。
既存のユーザ アカウントを変更するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Users] を選択します。
[User Accounts] が表示されます。
ステップ 2 変更したいユーザ アカウントの横にある [Edit] アイコンをクリックします。
[Modifying User Account] が表示されます。次のように、ユーザ アカウントを削除または編集できます。
(注) このウィンドウには、管理者レベルの特権を持つユーザだけがアクセスできます。
• ユーザ アカウントを削除するには、タスクバーの [Delete] アイコンをクリックし、 [OK] をクリックして削除を確認します。
ローカル ユーザ アカウントが WAAS Central Manager GUI を使用して作成された場合、対応するユーザ アカウントが CLI から削除され、すべてのスタンバイ WAAS Central Manager からも削除されます。
(注) CLI からユーザ アカウントを削除しても、CMS データベース内の対応するユーザ アカウントは無効になりません。そのため、ユーザ アカウントは、CMS データベースにアクティブ状態で残ります。WAAS Central Manager GUI で作成したユーザ アカウントは、常に WAAS Central Manager GUI から削除する必要があります。
• ユーザ アカウントを編集するには、ユーザ名とアカウント情報に必要な変更を行い、 [Submit] をクリックします。
自身のアカウントのパスワードの変更
WAAS Central Manager GUI にログインすると、次の要件に適合する場合、自身のアカウント パスワードを変更できます。
• アカウントとパスワードが、CLI でなく、WAAS Central Manager GUI で作成されました。
• パスワード ウィンドウにアクセスできます。
(注) ローカル CLI ユーザ パスワードは、CLI から変更しないでください。CLI からローカル CLI ユーザ パスワードを変更しても、管理データベースは更新されず、スタンバイ WAAS Central Manager に伝達されません。したがって、管理データベース内のパスワードは、CLI で設定した新パスワードと一致しません。
(注) WAAS Central Manager GUI からパスワードを初期設定することには、プライマリとスタンバイの両方の WAAS Central Manager が同期し、GUI ユーザがパスワードを変更するために CLI にアクセスする必要がないという利点があります。
自身のアカウント用のパスワードを変更するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [Password] を選択します。
[Changing Password for User Account] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 [New Password] フィールドに、変更したパスワードを入力します。パスワードは 1 ~ 34 文字までで、大文字と小文字が区別され、‘ " |
(アポストロフィー、二重引用符、縦棒)やその他の制御文字は使用できません。
ステップ 3 [Confirm New Password] フィールドに、確認のためにパスワードを再入力します。
ステップ 4 [Submit] をクリックします。
パスワードが変更されたことを確認する「Changes Submitted」メッセージが、ウィンドウの一番下に表示されます。
WAAS Central Manager GUI を使用してアカウントのパスワードを変更すると、Central Manager が管理するすべての WAE デバイスのパスワードが変更されます。
別のアカウントのパスワードの変更
admin 特権を持つアカウントを使用して WAAS Central Manager GUI にログインすると、他のアカウントのパスワードを変更できます。
別のアカウント用のパスワードを変更するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Users] を選択します。
役割に基づくユーザ アカウントのリストが表示されます。
ステップ 2 新しいパスワードが必要なアカウントの横にある [Edit] アイコンをクリックします。[Modifying User Account] が表示されます。
ステップ 3 [Password] フィールドに、変更したパスワードを入力します。パスワードは 1 ~ 34 文字までで、大文字と小文字が区別され、 ‘
"
|
(アポストロフィー、二重引用符、縦棒)やその他の制御文字は使用できません。
ステップ 4 [Confirm Password] フィールドに、確認のためにパスワードを再入力します。
ステップ 5 [Submit] をクリックします。
パスワードが変更されたことを確認する「Changes Submitted」メッセージが、ウィンドウの一番下に表示されます。
ユーザ アカウントの表示
すべてのユーザ アカウントを表示するには、WAAS Central Manager GUI から [System] > [AAA] > [Users] を選択します。[User Accounts] ウィンドウに、管理データベース内のすべてのユーザ アカウントが表示されます。「新しいアカウントの作成」の説明に従って、このウィンドウから新しいアカウントを作成することもできます。
役割の操作
WAAS Central Manager GUI を使用すると、各管理者が特定の WAAS サービスの設定と管理に集中できるように、WAAS システム管理者の役割を作成できます。たとえば、管理者にアプリケーション ポリシーの作成と変更を許可し、他のシステム変更を許可しない役割を設定できます。
役割とは、有効にされた 1 組のサービスとみなすことができます。役割を作成するときにサービスを選択することになるため、役割が担当するサービスについて明確に把握する必要があります。役割を作成したら、この章で後述する説明にしたがって、既存のアカウントに役割を割り当てることができます。
各ユーザ アカウントには、0 を含む任意の数の役割を割り当てることができます。役割は、継承されず、組み込まれません。WAAS Central Manager は、admin と print という 2 つの定義済みの役割を提供します。admin 役割は、すべてのサービスにアクセスできます。print 役割は、WAAS Central Manager のすべての印刷関連ページにアクセスできます。さらに、この役割をユーザに割り当てると、ユーザは自動的に CLI 特権レベル 0(通常のユーザ)を持つ print admin になります。
ここでは、次の内容について説明します。
• 「新しい役割の作成」
• 「ユーザ アカウントへの役割の割り当て」
• 「役割の変更と削除」
• 「役割設定の表示」
新しい役割の作成
新しい役割を作成するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Roles] を選択します。
[Roles listing] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 タスクバーの [Create New Role] アイコンをクリックします。
[Creating New Role] ウィンドウが表示されます
ステップ 3 [Name] フィールドに、役割の名前を入力します。
ステップ 4 この役割に管理させたいサービスの横にあるチェックボックスを選択します。
カテゴリでサービスのリスティングを展開するには、フォルダをクリックし、この役割のために有効にしたいサービスの横にあるチェック ボックスを選択します。カテゴリのすべてのサービスを同時に選択するには、それらのサービスの最上位フォルダの横にあるチェック ボックスを選択します。
表7-4 に、役割のために有効にできるサービスを示します。
表7-4 WAAS サービスの説明
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デバイス |
この役割は、WAAS Central Manager GUI の [Devices] タブの設定を構成および管理できます。[Devices] タブ全体を有効にしたくない場合は、この役割に管理させたいサブページを選択します。 |
サービス |
この役割は、WAAS Central Manager GUI の [Services] タブの設定を構成および管理できます。[Services] タブ全体を有効にしたくない場合は、この役割に管理させたいサブページを選択します。 |
システム |
この役割は、WAAS Central Manager GUI の [System] タブの設定を構成および管理できます。[System] タブ全体を有効にしたくない場合は、この役割に管理させたいサブページを選択します。 |
すべての WAE |
この役割は、WAAS ネットワーク内のすべての WAE にアクセスできます。このサービスを有効にしない場合、ユーザ アカウントは、アカウントに割り当てられたドメインに関連する WAE だけにアクセスできます。 このサービスを選択すると、役割に基づくアカウントを設定するときに次の作業を省略できます。 • ネットワーク内のすべての WAE を含むドメインの作成および保守 • すべての WAE を含むドメインのアカウントへの割り当て |
すべてのデバイス グループ |
この役割は、WAAS ネットワーク内のすべてのデバイス グループにアクセスできます。このサービスを有効にしない場合、ユーザ アカウントは、アカウントに割り当てられたドメインに関連するデバイス グループだけにアクセスできます。 このサービスを選択すると、役割に基づくアカウントを設定するときに次の作業を省略できます。 • ネットワーク内のすべてのデバイス グループを含むドメインの作成および保守 • すべてのデバイス グループを含むドメインのアカウントへの割り当て |
System-Wide Monitoring |
WAAS システム全体のトラフィック統計情報レポートにアクセスできます。これらのレポートの詳細については、「WAAS ネットワークの監視およびトラブルシューティング」を参照してください。 |
System Status |
WAAS Central Manager GUI の一番上にあるシステム ステータス アラーム ライトを表示します。ユーザは、これらのライトを使用してシステム アラーム問題を解決できます。 システム ステータス アラームの詳細については、「WAAS ネットワークの監視およびトラブルシューティング」を参照してください。 |
ステップ 5 (任意)[Comments] フィールドに、この役割に関するコメントを入力します。
ステップ 6 「Submit」 をクリックして、設定を保存します。
ユーザ アカウントへの役割の割り当て
役割を作成したら、アカウントに役割を割り当てる必要があります。アカウントを作成しても、アカウントに役割を割り当てない場合、このアカウントは、WAAS Central Manager GUI にログインできますが、データは表示されず、設定ページを使用できません。
(注) デフォルトで、admin ユーザ アカウントには、システム内のすべてのエンティティにアクセスできる役割が割り当てられます。このユーザ アカウント用の役割は変更できません。
1 つまたは複数の役割をユーザ アカウントに割り当てるには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、[System] > [AAA] > [Users] を選択します。
[User Accounts] ウィンドウが表示され、設定されているすべてのユーザ アカウントが表示されます。
ステップ 2 役割を割り当てたいユーザ アカウントの横にある [Edit] アイコンをクリックします。
[Modifying User Account] が表示されます。
ステップ 3 [Contents] ペインで、[Role Management] を選択します。
[Role Management for User Account] ウィンドウが表示され、設定されているすべての役割名が表示されます。
ステップ 4 選択したユーザ アカウントに割り当てたい役割名の横に表示される [Assign] アイコン(青色の十字)をクリックします。
ステップ 5 すでに割り当てられているユーザ アカウントの役割の割り当てを解除する役割名の横にある [Unassign](緑色のチェック マーク)をクリックします。
(注) タスクバーの [Assign all Roles] アイコンをクリックして、現在のウィンドウ内のすべての役割をユーザ アカウントに割り当てます。あるいは、[Remove all Roles] アイコンをクリックして、ユーザ アカウントに関連付けられたすべての役割の割り当てを解除します。
ステップ 6 [Submit] をクリックします。
割り当てられた役割の横に緑色のチェック マークが表示され、割り当てられていない役割の横に青色の十字マークが表示されます。このユーザ アカウントに割り当てられた役割は、[Modifying User Account] ウィンドウの [Roles] セクションに表示されます。
役割の変更と削除
(注) デフォルトで、admin ユーザ アカウントは、すべてのサービスにアクセスでき、変更できません。
役割を変更または削除するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、[System] > [AAA] > [Roles] を選択します。
[Roles] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 変更または削除したい役割の名前の横にある [Edit] アイコンをクリックします。
[Modifying Role] ウィンドウが表示されます。次のように、役割を変更できます。
• この役割を削除するには、タスクバーの [Delete] アイコンをクリックします。
• この役割を編集するには、フィールドで必要な変更を行い、 [Submit] をクリックします。
• この役割用のサービスを有効にするには、必要なサービスの横にあるチェックボックスを選択します。すでに選択されているサービスを無効にするには、無効にしたいサービスの横にあるチェックボックスの選択を解除します。あるカテゴリのすべてのサービスを同時に選択するには、最上位サービスの横にあるチェック ボックスを選択します。
役割設定の表示
特定のユーザ アカウントに役割を割り当てる前に、役割設定を表示したい場合があります。
役割設定を表示するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Users] を選択します。
[User Accounts] ウィンドウが表示され、設定されているすべてのユーザ アカウントが表示されます。
ステップ 2 表示したいユーザ アカウントの横にある [Edit] アイコンをクリックします。
[Modifying User Account] が表示されます。
ステップ 3 [Contents] ペインで、 [Role Management] を選択します。
[Role Management for User Account] ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 表示したい役割の横にある [View] アイコンをクリックします。
[Viewing Role] ウィンドウが表示され、役割名、この役割に関するコメント、およびこの役割用に有効になっているサービスが表示されます。
ステップ 5 設定の表示が完了したら、 [Close] をクリックします。
新しいドメインの作成
新しいドメインを作成するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Domains] を選択します。
[Domains listing] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 タスクバーの [Create New Domain] アイコンをクリックします。
[Creating New Domain] ウィンドウが表示されます
ステップ 3 [Name] フィールドに、ドメインの名前を入力します。
ステップ 4 [Entity Type] ドロップダウン リストから、ドメインに割り当てたいエンティティ タイプを選択します。選択できるエンティティは、WAE およびデバイス グループです。
ステップ 5 (任意)[Comments] フィールドに、このドメインに関するコメントを入力します。
ステップ 6 [Submit] をクリックします。
選択したエンティティ タイプがまだドメインに割り当てられていない場合、エンティティ タイプが割り当てられていないことを示すメッセージが表示されます。
ステップ 7 後続の項の説明に従って、このドメインにエンティティを割り当てます。
ドメインへのエンティティの追加
ドメインを作成したら、ドメインにエンティティを割り当てる必要があります。エンティティは、WAE の集合またはデバイス グループの集合です。
ドメインにエンティティを追加するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Domains] を選択します。
ステップ 2 変更したいドメインの横にある [Edit] アイコンをクリックします。
ステップ 3 [Contents] ペインで、 [Entity Management] を選択します。
現在のドメインの [ Entity_name Assignments for Domain] ウィンドウが表示されます。
次のように、ドメインにエンティティを追加し、ドメインからエンティティを削除できます。
• 現在のドメインにエンティティを追加するには、追加したいエンティティの横にある [Assign] アイコン(青色の十字マーク)をクリックします。設定を確定すると、選択したエンティティの横に緑色のチェック マークが表示されます。
あるいは、選択したドメインにすべてのエンティティを追加するには、タスクバーの [Assign all] アイコンをクリックします。
• 現在のドメインからエンティティを削除するには、ドメインから削除したいエンティティの名前の横にある [Unassign]アイコン(緑色のチェック マーク)をクリックします。設定を確定すると、割り当てを解除したエンティティの横に青色の十字マークが表示されます。
あるいは、ドメインからすべてのエンティティを削除するには、タスクバーの [Remove all] アイコンをクリックします。
ステップ 4 [Submit] をクリックします。
ドメインに割り当てたエンティティの横に緑色のチェック マークが表示されます。
ステップ 5 後続の項の説明に従って、アカウントにドメインを割り当てます。
ユーザ アカウントへのドメインの割り当て
ドメインをアカウントに割り当てると、アカウントが管理できるエンティティ(デバイスまたはデバイス グループ)を指定することになります。
(注) アカウントに割り当てた役割ですべての WAE またはすべてのデバイス グループ サービスが有効になっている場合は、ドメインをアカウントに割り当てる必要がありません。アカウントは、自動的に WAAS システム内のすべての WAE、デバイス グループ、またはその両方にアクセスできます。詳細については、表7-4 を参照してください。
ユーザ アカウントにドメインを割り当てるには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [Users] を選択します。
[User Accounts] ウィンドウが表示され、設定されているすべてのユーザ アカウントが表示されます。
ステップ 2 ドメインを割り当てたいユーザ アカウントの横にある [Edit] アイコンをクリックします。
[Modifying User Account] が表示されます。
ステップ 3 [Contents] ペインで、 [Domain Management] を選択します。
[Domain Management for User Account User] ウィンドウが表示され、設定されたすべてのドメインおよびそのエンティティ タイプが表示されます。
ステップ 4 選択したユーザ アカウントに割り当てたいドメイン名の横に表示される [Assign] アイコン(青色の十字マーク)をクリックします。
ユーザ アカウントに関連付けられたドメインの割り当てを解除するには、ドメイン名の横にある Unassign (緑色のチェック マーク)をクリックします。
(注) 現在のウィンドウ内のすべてのドメインをユーザ アカウントに割り当てるには、タスクバーの [Assign all Domains] アイコンをクリックします。あるいは、ユーザ アカウントに関連付けられたすべてのドメインの割り当てを解除するには、[Remove all Domains] アイコンをクリックします。
ステップ 5 [Submit] をクリックします。
割り当てられたドメインの横に緑色のチェック マークが表示され、割り当てられていないドメインの横に青色の十字マークが表示されます。ユーザ アカウントに割り当てられたドメインは、[Modifying User Account] ウィンドウの [Domains] セクションに表示されます。
ドメインの変更と削除
既存のドメインを変更または削除するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Domains] を選択します。
[Domains] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 変更したいドメインの横にある [Edit] アイコンをクリックします。
[Modifying Domain] ウィンドウが表示されます。次のように、ドメインを変更できます。
• ドメインを削除するには、タスクバーの [Delete] アイコンをクリックし、 [OK] をクリックして削除を確認します。
• ドメインを変更するには、フィールドで必要な変更を行い、 [Submit] をクリックします。
ドメインの表示
特定のユーザ アカウントのドメイン設定を表示するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager GUI から、 [System] > [AAA] > [Users] を選択します。
[User Accounts] ウィンドウが表示され、設定されているすべてのユーザ アカウントが表示されます。
ステップ 2 ドメイン設定を表示したいユーザ アカウントの横にある [Edit] アイコンをクリックします。
[Modifying User Account] が表示されます。
ステップ 3 [Contents] ペインで、 [Domain Management] を選択します。
[Domain Management for User Account] ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 ドメイン名の横にある [View] アイコン(虫眼鏡)をクリックして、ドメインに関する詳細を表示します。
[Viewing Domain] ウィンドウが表示され、ドメイン名、エンティティ タイプ、このドメインに関するコメント、およびこのドメインに割り当てられたエンティティが表示されます。
ステップ 5 設定の表示が完了したら、 [Close] をクリックします。