この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
サービス配布グループ(SDG)は、1 つ以上の RF ポートの集合であり、ビデオ サービスで使用される物理スロット/ベイ/ポートを定義します。
SDG の設定に必要なコンポーネントを以下に示します。
複数のポート:SDG 内の複数のポートで、仮想キャリア グループ(VCG)からのすべての QAM がすべてのポートにレプリケーションされます。
ユニキャスト:ユニキャスト(VoD)サービスをライン カード間でレプリケーションすることはできません。
TSID:TSID は常に一意である必要があります(北米 MSO)。一意でない TSID は、ONID がデフォルト値のゼロから変更された場合に使用できます。
スロット/ベイ/ポートの仕様は次のとおりです。
スロット:スロットはライン カードのスロット番号です。スロットは 0 ~ 3 または 6 ~ 9 の範囲で設定できます。スロット 4 と 5 はスーパーバイザ スロットです。
ベイ:ベイは Cisco cBR-8 のシャーシ番号です。常に 0 に設定されます。
ポート:ポートは RF のポート番号です。1 ~ 8 の範囲で設定できます。
![]() (注) | リモート PHY ライン カードの場合、SDG では RF ポートのコレクションは記述せず、ビデオの宛先であるライン カード、ベイ、ダウンストリームケーブル コントローラを指定します。rpd downstream-cable slot/bay/controller コマンドを rf-port integrated-cable slot/bay/port コマンドの代わりに使用します。1 つの SDG に指定できるは 1 つのダウンストリームケーブル コントローラだけなので、QAM のレプリケーションはサポートされていません(ただし、コントローラは複数のリモート PHY デバイスにマルチキャストできます。これは、QAM のレプリケーションと似ていますが、cBR-8 の外側で行われます)。 |
この項では、Cisco cBR-8 のビデオ セッション用の SDG の設定方法について説明します。
サービス配布グループを定義するには、ビデオ サービスで使用する物理スロット/ベイ/ポートを定義する必要があります。
はじめる前に
SDG に使用するスロット/ベイ/ポートのコントローラ タイプが「video」であることを確認します。SDG で不適切なコントローラ タイプが使用されていることによるエラーは、バインド操作の実行時に明らかになります。
物理スロット/ベイ/ポートを定義する、次の手順に従います。
configure terminal cable video service-distribution-group sdg name rf-port integrated-cable slot/bay/port
DOCSIS とビデオ サービスの間のサービス グループ サイズ調整の 1 つ以上のポートへの QAM 複製を設定するために、サービス配布グループ設定にポートを追加できます。
はじめる前に
SDG に使用するスロット/ベイ/ポートのコントローラ タイプが「video」であることを確認します。詳細については、「ビデオ QAM キャリア」の項を参照してください。SDG で不適切なコントローラ タイプが使用されていることによるエラーは、バインド操作の実行時に明らかになります。
QAM 複製を設定するには、次の手順に従います。
configure terminal cable video service-distribution-group service distribution group name rf-port integrated-cable slot/bay/port rf-port integrated-cable slot/bay/port
SDG 設定で新しい ONID 値を定義することにより、デフォルトの ONID をオーバーライドできます。この設定を実行すると、設定された SDG に関連付けられているすべてのチャネルが新しい ONID 値を持ちます。デフォルトでは、システムの ONID は(北米で一般的に使用される)0 です。
デフォルトの ONID をオーバーライドするには、次の手順に従います。
configure terminal cable video service-distribution-group service distribution group name onid onid number
デフォルトの PSI 値をオーバーライドするには、次の手順に従います。
configure terminal cable video service-distribution-group service distribution group name psi-interval psi-interval msec
SDG の設定を確認するには、次の例に示すように show cable video service-distribution-group コマンドを使用します。
show cable video service-distribution-group all
Number of Service Distribution Groups: 1
ID Name Virtual-Carrier-Group Logical-Edge-Device RF-Port ONID PSI Interval
Name Name
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------
1 vod vod LED 7/0/0 0 100
1 vod vod LED 7/0/1 0 100
1 vod vod LED 7/0/2 0 100
1 vod vod LED 7/0/3 0 100
1 vod vod LED 7/0/4 0 100
1 vod vod LED 7/0/5 0 100
1 vod vod LED 7/0/6 0 100
1 vod vod LED 7/0/7 0 100
設定を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。このコマンドは、間違って何かを設定した場合に役立ちます。このエラーは、バインド操作を実行するまで明らかになりません。
この項では、サービス配布グループの設定例を示します。
configure terminal cable video service-distribution-group vod id 1 onid 100 rf-port integrated-cable 7/0/0 rf-port integrated-cable 7/0/1 rf-port integrated-cable 7/0/2 rf-port integrated-cable 7/0/3
Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator を使用すると、ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
![]() (注) | 次の表は、特定のソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースのみを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。 |
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
サービス配布グループ |
Cisco IOS XE Everest 16.5.1 |
この機能は、Cisco cBR シリーズ コンバージド ブロードバンド ルータ上の Cisco IOS XE Everest 16.5.1 に統合されました。 |