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目次
WCCP 設定可能ルータ ID 機能により、Web Cache Communication Protocol(WCCP)の送信元インターフェイスを設定できます。 ここで設定された送信元インターフェイスの IP アドレスは、優先 WCCP ルータ ID および WCCP GRE 送信元アドレスとして使用されます。 WCCP ルータ ID が手動で設定されている場合、現在のルータ ID が無効になってもルータ ID は自動的に生成されず、別の IP アドレスがシステムに追加されてもルータ ID は変更されません。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、『Bug Search Tool』およびご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
WCCP は、その制御メッセージ内でルータ ID(WCCP クライアントが特定の WCCP サーバを一意に識別するために使用可能)を使用します。 ルータ ID は IP アドレスです。WCCP によって生成されるすべての Generic Routing Encapsulation(GRE)フレームの送信元アドレスとして使用されます。 WCCP 設定可能ルータ ID 機能が実装される以前、WCCP は、自動メカニズムを使用してルータ ID を選択していました。当時は、システムで最も大きい到達可能 IP アドレス(または、存在する場合、最も大きいループバック IP アドレス)が、WCCP ルータ ID として使用されました。 システムの最も大きい IP アドレスが、ルータ ID または GRE フレームの送信元アドレスとして最良の選択肢というわけではありません。 システムのアドレッシング情報の変更により、WCCP ルータ ID の予期しない変更が発生することがあります。 変更中は、WCCP クライアントが一時的に 2 台のルータ(古いルータ ID と新しいルータ ID)の存在をアドバタイズし、GRE フレームは別のアドレスから送信されます。
WCCP 設定可能ルータ ID 機能では、ルータ ID が取得される WCCP 送信元インターフェイスを定義することができます。 ここで設定された送信元インターフェイスの IP アドレスは、優先 WCCP ルータ ID および WCCP GRE 送信元アドレスとして使用されます。 WCCP ルータ ID が手動で設定されている場合、別の IP アドレスがシステムに追加されてもルータ ID は変更されません。 新しいルータ ID が ip wccp source-address または ipv6 wccp source-address コマンドを使用して手動で設定された場合、または手動で設定したインターフェイスのアドレスが有効ではない場合にだけ、ルータ ID が変更されます。
1. enable
2. configure terminal
3. ip wccp [vrf vrf-name] source-interface source-interface
4. exit
次に、優先 WCCP ルータ ID の設定例を示します。
! Configure a preferred WCCP router ID ip wccp source-interface GigabitEthernet 0/0/0
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
Cisco IOS コマンド |
|
現在割り当てられている IP マルチキャスト アドレス |
『Internet Multicast Addresses』http://www.iana.org/assignments/multicast-addresses |
基礎的な設定作業 |
『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide』 |
設定の基本的なコマンド |
『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』 |
Cisco IOS ブリッジングおよび IBM ネットワーキングの設定作業 |
『Cisco IOS Bridging and IBM Networking Configuration Guide』 |
Cisco IOS ブリッジングおよび IBM ネットワーキング コマンド |
『Cisco IOS Bridging and IBM Networking Command Reference』 |
Cisco IOS IP マルチキャスト設定作業 |
『Cisco IOS IP Multicast Configuration Guide』 |
Cisco IOS IP マルチキャスト コマンド |
『Cisco IOS IP Multicast Command Reference』 |
標準 |
タイトル |
---|---|
IEEE Spanning-Tree Bridging |
『802.1D MAC Bridges』 |
MIB |
MIB のリンク |
---|---|
— |
新しい MIB または変更された MIB はサポートされていません。また、既存の MIB に対するサポートに変更はありません。 |
RFC |
タイトル |
---|---|
RFC 1812 |
『Requirements for IP Version 4 Routers』http://www.ietf.org/rfc/rfc1812.txt |
RFC 2131 |
『Dynamic Host Configuration Protocol』http://www.ietf.org/rfc/rfc2131.txt |
説明 |
リンク |
---|---|
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次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
WCCP 設定可能ルータ ID |
15.1(1)SG 15.2(3)T Cisco IOS XE Release 3.1S Cisco IOS XE Release 3.3SG |
WCCP 設定可能ルータ ID 機能により、Web Cache Communication Protocol(WCCP)の送信元インターフェイスを設定できます。 ここで設定された送信元インターフェイスの IP アドレスは、優先 WCCP ルータ ID および WCCP GRE 送信元アドレスとして使用されます。 WCCP ルータ ID が手動で設定されている場合、現在のルータ ID が無効になってもルータ ID は自動的に生成されず、別の IP アドレスがシステムに追加されてもルータ ID は変更されません。 ip wccp source-interface コマンドが追加されました。 |