この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
Web Cache Communication Protocol(WCCP)高速タイマー機能は、WCCP クライアントがサービス グループに追加されたり、WCCP クライアントが失敗したりしたときに、WCCP が設定可能なメッセージ インターバルを使用してリダイレクトを確立することをイネーブルにします。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、『Bug Search Tool』およびご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
WCCP 高速タイマー機能は、WCCP クライアントがサービス グループに追加されたり、WCCP クライアントが失敗したりしたときに、WCCP が設定可能なメッセージ インターバルを使用してリダイレクトを確立することをイネーブルにします。 WCCP ルータと WCCP クライアントは、一定の時間間隔でキープアライブ メッセージを交換します。 WCCP 高速タイマー機能の導入前は、WCCP メッセージ インターバルは 10 秒に固定されていました。 WCCP 高速タイマー機能を使用すると、0.5 ~ 60 秒の範囲のメッセージ インターバルと、タイムアウト値のスケール係数 1 ~ 5 を使用できます。 デフォルトは 10 秒です。 タイマー間隔は、リダイレクトされる WCCP クライアントによって実行されます。 WCCP クライアントは、WCCP 高速タイマー機能が正しく動作するように、可変メッセージ インターバル タイマーをサポートしている必要があります。
WCCP 高速タイマー機能によって導入される WCCP メッセージ インターバル機能は、WCCP クライアントや WCCP ルータがキープアライブ メッセージの送信時に使用する送信間隔を定義します。また、タイムアウト値の計算時に使用するスケール係数も定義します。 WCCP ルータは、タイムアウト値を使用して、WCCP クライアントが利用可能かどうかを判断したり、結果としてトラフィックをリダイレクトしたりします。 WCCP ルータは、サービス グループごとに 1 つのメッセージ インターバルを強制します。 互換性のないメッセージ インターバルを持つ WCCP クライアントは、サービス グループに参加することを拒否されます。 デフォルトの 10 秒よりも小さいデフォルト メッセージ インターバルを使用すると、CPU の使用率が高くなります。
show ip wccp service service-number detail コマンドを使用すると、メッセージ インターバルに関する情報を表示できます。
1. enable
2. show ip wccp [[service-number][detail]]
次に、メッセージ インターバル情報を含む WCCP クライアント情報を表示する例を示します。
Device# show ip wccp 91 detail WCCP Client information: WCCP Client ID: 10.1.1.14 Protocol Version: 2.0 State: Usable Redirection: GRE Packet Return: GRE Assignment: MASK Message Interval: 2.500 seconds (2.354 since last message) Client timeout: 15 seconds Assignment timeout: 25 seconds Packets Redirected: 0 Connect Time: 00:01:56 Bypassed Packets Process: 0 CEF: 0
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
Cisco IOS コマンド |
|
IP アプリケーション サービス コマンド |
標準 |
タイトル |
---|---|
RFC 1256 |
説明 |
リンク |
---|---|
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次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
WCCP 高速タイマー |
15.1(1)SG 15.2(3)T Cisco IOS XE Release 3.3SG |
Web Cache Communication Protocol(WCCP)高速タイマー機能は、WCCP クライアントがサービス グループに追加されたり、WCCP クライアントが失敗したりしたときに、WCCP が設定可能なメッセージ インターバルを使用してリダイレクトを確立することをイネーブルにします。 WCCP 高速タイマー機能によって導入される WCCP メッセージ インターバル機能は、WCCP クライアントや WCCP ルータがキープアライブ メッセージの送信時に使用する送信間隔を定義します。また、タイムアウト値の計算時に使用するスケール係数も定義します。 WCCP ルータは、タイムアウト値を使用して、WCCP クライアントが利用可能かどうかを判断したり、結果としてトラフィックをリダイレクトしたりします。 show ip wccp コマンドが変更されました。 |