ISSU について
デュアル スーパーバイザを搭載した Cisco Nexus 9000 シリーズ シャーシでは、インサービス ソフトウェア アップグレード(ISSU)機能を使用して、システムがトラフィックを転送している間にシステム ソフトウェアをアップグレードできます。ISSU は、ステートフル スイッチオーバー(SSO)を備えたノンストップ フォワーディング(NSF)の既存の機能を使用して、システムのダウンタイムなしでソフトウェア アップグレードを実行します。
ISSU は、管理者がコマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して開始します。開始されると、ISSU はシステム上の次のコンポーネントを(必要に応じて)更新します。
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スーパーバイザ BIOS および nx-os イメージ
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モジュール BIOS とイメージ
2 つのスーパーバイザがある冗長システムでは、一方のスーパーバイザが現用系で、もう一方がスタンバイ モードで動作します。ISSU では、新しいソフトウェアがスタンバイ スーパーバイザにロードされ、現用系スーパーバイザは引き続き古いソフトウェアを使用して動作します。アップグレードの一環として、現用系スーパーバイザとスタンバイ スーパーバイザの間でスイッチオーバーが発生し、スタンバイ スーパーバイザが現用系になり、新しいソフトウェアの実行を開始します。スイッチオーバー後、新しいソフトウェアは(以前は現用系だった)スタンバイ スーパーバイザにロードされます。
(注) |
ISSU 機能は、N9K-C95xx-FM-Ex、N9K-C950x-FM-R、または N9K-C95xx-FM-G ファブリック モジュールがシャーシに挿入された Nexus 9504、9508、または 9516 シャーシではサポートされません。このハードウェアの組み合わせによるソフトウェア アップグレードは中断を伴い、スイッチのリロードが必要になります。無停止の ISSU はサポートされていません。 |
(注) |
サポートされているプラットフォームのリストを含み、ISSU の詳細については、『Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS ソフトウェア アップグレードとダウングレードガイド』を参照します。 |