Cisco NX-OS サービスの再起動について
Cisco NX-OS サービス再起動機能を使用すると、スーパーバイザを再起動せずに障害が発生したサービスを再起動して、プロセスレベルの障害がシステムレベルの障害を引き起こすのを防ぐことができます。現在のエラー、障害状況、およびサービスの高可用性ポリシーに応じて、サービスを再起動できます。サービスは、ステートフルまたはステートレスのいずれかの再起動を実行できます。Cisco NX-OS サービスは、ステートフル リスタートの実行時の状態情報とメッセージを保存できます。ステートフル リスタートでは、サービスはこの保存された状態情報を取得し、最後のチェックポイント サービス状態から動作を再開できます。ステートレス再起動では、サービスは、以前の状態なしで開始されたかのように初期化および実行できます。
すべてのサービスがステートフル リスタート用に設計されているわけではありません。たとえば、 Cisco NX-OS には、レイヤ 3 ルーティングプロトコル(Open Shortest Path First(OSPF)や Routing Information Protocol(RIP)など)の実行時の状態情報は保存されません。設定は再起動後も保持されますが、これらのプロトコルは、ネイバー ルータから取得した情報を使用して動作状態を再構築するように構成されています。
(注) |
この章では、プロセスとサービスを同じ意味で参照しています。プロセスは、サービスの実行インスタンスと見なされます。 |