セッション
テレメトリ セッションは、以下を使用して開始できます。
ダイヤルイン モード
ダイヤルイン モードでは、MDT 受信者がルータにダイヤル インし、1 つ以上のセンサー パスまたはサブスクリプションに動的に登録します。ルータはサーバとして機能し、受信者はクライアントです。ルータは同じセッションを介してテレメトリ データをストリームします。サブスクリプションのダイヤルイン モードは動的です。この動的サブスクリプションは、受信者がサブスクリプションをキャンセルしたとき、またはセッションが終了したときに終了します。
動的サブスクリプションでセンサーパスを要求する方法は 2 つあります。
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OpenConfig RPC モデル:モデルで定義された
subscribe RPC
は、センサーパスと頻度を指定するために使用されます。この方法では、サブスクリプションは既存の設定済みサブスクリプションに関連付けられません。モデルで定義された後続のcancel
RPC は、既存の動的サブスクリプションを削除します。Cisco IOS XR は Google ネットワーク管理インターフェイス(gNMI)プロトコルをサポートしています。gNMI は、gRPC フレームワークを使用してテレメトリ データをストリーミングするための統合された一元型の管理プロトコルです。このフレームワークとプロトコルには明示的な設定は必要ありませんが、gRPC サーバだけを起動することによって、ルータでのテレメトリ設定が簡素化されます。
RPC は gNMI proto ファイル https://github.com/openconfig/gnmi/blob/master/proto/gnmi/gnmi.proto で定義されています。gNMI の仕様は https://github.com/openconfig/reference/blob/gnmi-0.3.1/rpc/gnmi/gnmi-specification.md で公開されています。
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IOS XR MDT RPC:IOS XR は、1 つ以上の設定済みのサブスクリプションを登録するため、およびサブスクリプションをキャンセルするための RPC を定義します。センサーパスと頻度は、ルータ上のテレメトリ設定の一部です。サブスクリプションは、RPC で設定されたサブスクリプション名によって識別されます。
ダイヤルアウト モード
ダイヤルアウト モードでは、ルータは受信者にダイヤル アウトします。これが操作のデフォルト モードです。ルータはクライアントとして機能し、受信者はサーバとして機能します。このモードでは、センサーパスと宛先が設定され、1 つ以上のサブスクリプションにまとめられます。ルータは、継続的にサブスクリプション内の各宛先とのセッションを確立しようとし、データを受信者にストリームします。サブスクリプションのダイヤルアウト モードは永続的です。セッションが終了すると、ルータは 30 秒ごとに受信者との新しいセッションを継続的に再確立しようとします。