この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Configuration Assistant のインストールの要件、インストール方法、デバイスまたは既存のコミュニティへの接続方法、およびデバイス管理のためのセットアップ方法について説明します。取り上げるトピックは次のとおりです。
• 「Configuration Assistant のインストール」
• 「Configuration Assistant の接続」
• 「イベント通知」
• 「設定の保存」
Configuration Assistant をインストールする PC は、次の最小要件を満たしている必要があります。
• DRAM:最小 512 MB、良好なパフォーマンスを得るには 1,024 MB を推奨
• ハードディスクの空き容量:アプリケーション自体に必要な容量は 150 MB、300 MB を推奨
Configuration Assistant は、次のオペレーティング システムでサポートされます。
• Windows XP Service Pack 1 以降
64 ビット版 Windows ではテストされておらず、正式にはサポートされていません。Configuration Assistant で必要なログ ファイルやプリファレンス ファイルを作成できるように、ユーザのホーム ディレクトリや Configuration Assistant インストール ディレクトリへの書き込み権限が必要になります。
Configuration Assistant を PC にインストールするには、次の手順に従います。
ステップ 1 Web アドレス http://www.cisco.com/go/configassist にアクセスします。
Cisco.com の登録ユーザである必要がありますが、その他のアクセス権は必要ありません。
ステップ 2 Configuration Assistant インストーラ ファイル(たとえば Cisco-config-assistant-win-k9-1_9-en.exe)を見つけます。
ステップ 3 Configuration Assistant インストーラをダウンロードして実行します。使用中のブラウザで可能ならば、Web から直接インストーラを実行できます。
Configuration Assistant は無料です。ダウンロード、インストール、使用のいずれにも料金はかかりません。
インストーラを実行するときは、表示される指示に従います。最後の画面で、[終了(Finish)] をクリックして、Configuration Assistant のインストールを完了します。
古いバージョンの Cisco Conversation Assistant を使用している場合は、アプリケーション更新機能を使用して最新のバージョンにアップグレードします。「アプリケーション更新」を参照してください。
Configuration Assistant をインストールすると、デスクトップに Configuration Assistant のアイコン、[スタート(Start)] メニューに Configuration Assistant のショートカット、および [スタート(Start)] > [プログラム(Programs)] の下に Configuration Assistant のエントリがそれぞれ作成されます。これらのいずれかをクリックすると、Configuration Assistant の GUI の一部分と [接続(Connect)] ウィンドウが表示されます。
非接続モードでは、Configuration Assistant はデバイスまたはコミュニティに接続されず、スタンドアロン デバイスまたはコミュニティを管理できません。メニューバーおよびツールバーでサポートされるのは、Configuration Assistant 自体をカスタマイズするタスクだけです。通常はデバイスの機能が表示される機能バーには、何も表示されません。
Configuration Assistant をスタンドアロン デバイス、既存のコミュニティ、または新規のコミュニティに接続できます。これらの接続すべてに対して、図 3-1 に示す [接続(Connect)] ウィンドウを使用します。[接続先(Connect To)] ボタンとそのドロップダウン メニューは、デバイスおよび既存のコミュニティへの接続に使用します。コミュニティの作成方法の詳細については、「コミュニティの作成」を参照してください。
接続が確立されると、Configuration Assistant のウィンドウは接続モードになります。ツールバーには、デバイスの機能を示すアイコンが追加されます。同様に機能バーには、Configuration Assistant が提供するイーサネット機能のメニューが表示されます。
UC500 の場合、出荷時のデフォルト ローカリゼーションは英語(米国)です。
Internetwork Operating System(IOS)および Cisco Unity Express(CUE)ファームウェアをアップグレードして、ロケールをデフォルトの英語(米国)から別のロケールに変更するには、次の手順に従います。
ステップ 1 必要に応じて 「UC500 ソフトウェア パッケージのアップグレード」の説明に従い、最新のソフトウェア パッケージにアップグレードします。
選択したソフトウェアを UC500 がすでに実行している場合は、必要に応じてインストールまたはスキップを選択します。
ステップ 2 必要なローカリゼーション ファイルをダウンロードします。
a. Web ブラウザを開き、次の URL にアクセスします。
http://www.cisco.com/go/uc500swpk
b. CCO アカウント ユーザ名とパスワードを使用してログインします。
c. スクロール ダウンして [Accept] をクリックし、ライセンス契約を承認します。
UC500 の Cisco Systems File Exchange ページが表示されます。これには、UC500 Software Pack、UC500 CUE Localization、および UC500 IP Phone Localization のフォーラムが含まれています。
– 必要なロケールの UC500 CUE Localization ファイル。たとえば、イタリア語のデータおよびプロンプト ファイルの場合は cue-vm-it_IT-langpack.ise.3.2.1.prt1 です。
– 必要なロケールの UC500 IP Phone Localization .tar ファイル。たとえば、イタリア語のロケールの場合は CME-locale-it_IT-4.1.0.2.tar です。
a. UC500 ファームウェア バンドル(UC520-< x.x.x> .zip)から、CUE ファームウェア バンドル(SCUE-UC520-< x.x.x >.zip)を開きます。
b. すべての CUE ファームウェア ファイルを次のディレクトリに展開します。CCA は C ドライブのデフォルトの位置にインストールされているものとします。
C:¥program files¥Cisco Systems¥CiscoSMB¥Cisco Configuration Assistant¥appdata¥phoneloads
c. ステップ 2 でダウンロードした必要なロケールの CUE Localization ファイルを、CCA をインストールしたディレクトリの下にコピーします。
たとえば CCA をデフォルトの位置にインストールした場合は、ファイルを次の位置にコピーします。
C:¥Program Files¥Cisco Systems¥CiscoSMB¥Cisco Configuration Assistant¥appdata¥phoneloads
(注) Cisco Configuration Assistant を実行している PC にインストールされているすべてのファイアウォール ソフトウェアで、UC500 からの Trivial File Transfer Protocol(TFTP)および FTP アクセスを許可するように設定します。ファイアウォール ソフトウェアの設定方法がわからない場合は、アップグレードしている間だけディセーブルにします。
アップグレードの前に、ローカル マシンで実行されているサードパーティ製のすべての TFTP または FTP サーバをシャットダウンしてください。
e. 機能バーから [メンテナンス(Maintenance)] > [ソフトウェア アップグレード(Software Upgrade)] を選択します。
f. リストから [UC500] を選択して [アップグレード設定(Upgrade Settings)] をクリックします。
g. [CUE のみ(CUE Only)] オプション ボタンをオンにして、CUE だけをアップグレードするようにします。
h. [参照(Browse)] をクリックして、現在 CUE ファームウェアがある電話ロード ディレクトリに移動します。
i. cm-vm.ise.< version >.pkg ファイルを選択します。別のパッケージを選択すると、プロセスは失敗します。
j. [アップグレード設定(Upgrade Settings)] ウィンドウの [言語(Language)] ドロップダウン メニューから新たな言語を選択します。
k. [アップグレード(Upgrade)] をクリックします。
このプロセスは完了までに 30 分ほどかかる場合がありますが、入力はこれ以上要求されません。
ステップ 4 ローカライズされた電話ロードをインストールし、Cisco Configuration Assistant を使用して設定を完了します。
a. ステップ 2 でダウンロードした UC500 CME Localization バンドル(CME-locale -<locale> - <version> .tar)を次の位置にコピーします(CCA は C ドライブのデフォルトの位置にインストールされているものとします)。
C:¥program files¥Cisco Systems¥CiscoSMB¥Cisco Configuration Assistant¥appdata¥phoneloads
c. 機能バーから [設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択します。
e. [地域(Region)] タブで、新たなロケール用に次の設定を行います。
ユーザがステップ 3 を完了した場合、ローカライズされたボイスメール言語がすでに選択されています。ボイスメール言語は、ユーザの必要に応じてこのメニューから再度変更できます。
電話とボイスメール言語のローカライズには 30 分ほどかかる場合があります。
新しいデバイスや、工場出荷時のデフォルト設定にリセットされたデバイスは、セットアップする必要があります。この作業には、デバイスの設定ウィザードを使用します。これにより、Configuration Assistant で管理するためにデバイスを準備できます。ウィザードを起動するには、機能バーの [セットアップ(Setup)] を選択して、[デバイスの設定ウィザード(Device Setup Wizard)] をクリックします。
Configuration Assistant は、ステータス バーとトポロジ ビューのデバイスの下にイベント アイコンを表示することにより、検出したイベントをユーザに通知します。イベント アイコンをクリックすると
[イベント通知(Event Notification)] ウィンドウが表示されます。イベントの説明が表示され、可能な場合には必要な処置を施すためのウィンドウに移動できるようになります。
未接続モードでイベントの通知があった場合は、機能バーの [モニタ(Monitor)] を選択して [イベント通知(Event Notification)] をクリックすることで、[イベント通知(Event Notification)] ウィンドウを開くことができます。
変更を永久に保存して Cisco UC500 および Cisco SR500 のフラッシュ メモリに書き込むには、CCA を閉じる前に設定を保存する必要があります。これにより、システムの停止または再起動時に変更が失われることを防ぎます。
変更を永久に保存して UC500 のフラッシュ メモリに書き込むには、次の操作を実行します。
• CCA ツールバーから、[設定の保存(Save Configuration)] アイコン をクリックします。
• CCA 機能バーから [設定(Configure)] > [設定の保存(Save Configuration)] > [保存(Save)] をクリックします。