この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Data Center Network Manager(DCNM)上で Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)を管理する方法について説明します。
VDC の作成後は、インターフェイスの割り当てや VDC リソース制限のほか、シングル スーパーバイザおよびデュアル スーパーバイザの High Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)ポリシーを変更できます。物理デバイス上のすべての VDC の実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションに保存することもできます。
作成した VDC には、I/O インターフェイスを割り当てることができます。あとから物理デバイスの配置を変更した場合には、必要に応じてインターフェイスを再割り当てすることもできます。
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 Gbps イーサネット モジュール(N7K-M132XP-12)のインターフェイスを除き、物理デバイスに任意の組み合わせでインターフェイスを割り当てることができます。このモジュールには 8 つのポート グループがあり、各ポートは 4 つのインターフェイスから構成されます。1 つのポート グループに含まれる 4 つのインターフェイスすべてを同一の VDC に割り当てる必要があります(図 4-1 を参照)。
図 4-1 Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 Gbps イーサネット モジュールのポート グループでのインターフェイスの割り当て例
表 4-1 は、ポート グループのポート番号割り当てを示します。
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Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 Gbps イーサネット モジュールのポート グループに関する詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide 』を参照してください。
(注) インターフェイスを追加または削除すると、Cisco NX-OS ソフトウェアはその設定を削除し、インターフェイスを無効にします。
ニーズの変更に応じて、VDC リソース制限を個別に変更できます。制限を変更できるリソースは、次のとおりです。
HA ポリシーは、VDC が回復不可能なフィールドを検出した場合に、物理デバイスによって実行される処理を指定します。VDC の作成時に指定した HA ポリシーは、あとから変更できます。
(注) デフォルト VDC の HA ポリシーは変更できません。
次のプラットフォームで、この機能がサポートされます。ガイドラインや制限事項、システムのデフォルト、設定の制限などのプラットフォームに固有の情報については、それぞれのマニュアルを参照してください。
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1 つまたは複数のインターフェイスを VDC に割り当てることができます。インターフェイスを割り当てるには、1 つの VDC から別の VDC にインターフェイスを移動します。移動後、インターフェイスは停止状態となります。
(注) インターフェイスを割り当てると、このインターフェイスのすべての設定は失われます。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
[Details] ペインに [Details] タブが表示されます。
ステップ 4 [Details] ペインで [Interfaces] をクリックします。
ステップ 5 [Interfaces] エリアで右クリックし、ポップアップ メニューから [Add Interface] を選択します。
ステップ 6 新しい行の [Interface Name] の下のセルで下矢印キーをクリックして、[Interfaces] ダイアログボックスを表示します(図 4-2 を参照)。
ステップ 7 ダイアログボックスでは、割り当てるインターフェイスの範囲を入力するか、または個々のインターフェイスを選択できます。
ステップ 9 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
ステップ 10 (任意)VDC のインターフェイスの設定を変更するには、インターフェイスをクリックしてから右クリックし、ポップアップ メニューから [Manage] を選択します。
VDC リソースに対する制限を変更できます。リソース制限への変更はすぐに適用されますが、IPv4 および IPv6 ルーティング テーブル メモリの制限は例外です。この変更は、次回 VDC をリセットしたとき、物理デバイスをリロードしたとき、または物理デバイスのステートフル スイッチオーバーが実行されたときに適用されます。
(注) 物理デバイス上で、最大 2 つの SPAN モニタリング セッションを保有できます。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
[Details] ペインに [Details] タブが表示されます。
ステップ 4 [Details] ペインで [Resources] をクリックします。
ステップ 5 変更する制限をダブルクリックし、新しい値を入力します。
ステップ 6 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
VDC の HA ポリシーを変更できます。VDC HA ポリシーの種類は次のとおりです。
– 停止(Bringdown):VDC を障害状態に移行します。障害状態から復旧するには、物理デバイスをリロードする必要があります。
– 再起動(Restart):VDC を再起動します。このプロセスでは、VDC 内のすべてのインターフェイスをシャットダウンし、すべての仮想化サービス プロセスを終了します。Cisco NX-OS ソフトウェアは、スタートアップ コンフィギュレーションに保存されたすべての仮想化サービスを再起動し、スタートアップ コンフィギュレーションに保存された設定内容でインターフェイスを再稼動します。再起動前にスタートアップ コンフィギュレーションに保存されなかった設定は、すべて失われます。
– スイッチオーバー(Switchover):スーパーバイザ モジュールのスイッチオーバーを開始します。
– 停止(Bringdown):VDC を障害状態に移行します。障害状態から復旧するには、物理デバイスをリロードする必要があります。
– リロード(Reload):スーパーバイザ モジュールをリロードします。
(注) リロード処理は、物理デバイス上のすべてのインターフェイスおよびすべての VDC に影響します。
– 再起動(Restart):VDC を再起動します。このプロセスでは、VDC 内のすべてのインターフェイスをシャットダウンし、すべての仮想化サービス プロセスを終了します。Cisco NX-OS ソフトウェアは、スタートアップ コンフィギュレーションに保存されたすべての仮想化サービスを再起動し、スタートアップ コンフィギュレーションに保存された設定内容でインターフェイスを再稼動します。再起動前にスタートアップ コンフィギュレーションに保存されなかった設定は、すべて失われます。
(注) デフォルト VDC の HA ポリシーは変更できません。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
[Details] ペインに [Details] タブが表示されます。
ステップ 4 [Single Supervisor HA-Policy] フィールドで下矢印キーをクリックし、ドロップダウン リストから HA ポリシーを選択します。
ステップ 5 [Dual Supervisor HA-Policy] フィールドで下矢印キーをクリックし、ドロップダウン リストから HA ポリシーを選択します。
ステップ 6 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
Cisco NX-OS デバイス Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して、VDC に正しいロギング重大度を設定済みであることを確認します(『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照)。
ステップ 2 メニュー バーで [Devices and Credentials] > [New Device] の順に選択します。
ステップ 3 新しい行の [IP Address] の下のセルをクリックし、検出する VDC の IP アドレスを入力します。
ステップ 4 新しい行の [User Credentials] の下のセルをダブルクリックし、下矢印キーをクリックしてユーザ資格情報ダイアログを表示します。ユーザ資格情報を入力し、[OK] をクリックします。
ステップ 5 メニュー バーで [Devices and Credentials] > [Discover] の順に選択します。
VDC を削除すると、Cisco NX-OS ソフトウェアはこの VDC に割り当てられたすべてのインターフェイスの設定を削除し、これらのインターフェイスをデフォルト VDC に戻します。VDC を削除することで、すべての仮想化サービスは停止され、この VDC 内のすべての設定は削除されます。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
ステップ 4 メニュー バーで [Virtual Devices] > [Delete VDC] の順に選択します。
[Summary] ペインの一覧から VDC が削除されます。
ステップ 5 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
• 「フィールド説明:[Virtual Devices: Summary] ペイン」
• 「フィールド説明:[Virtual Devices: virtual device: Details] タブ:[General] セクション」
• 「フィールド説明:[Virtual Devices: virtual device: Details] タブ:[Interfaces] セクション」
• 「フィールド説明:[Virtual Devices: virtual device: Details] タブ:[Resources] セクション」
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VDC の管理に関する追加情報については次のセクションを参照してください。
表 4-6 は、この機能のリリースの履歴です。
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