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この章では、Cisco NX-OS デバイス上で Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)リソース テンプレートを設定する方法について説明します。
VDC リソース テンプレートは、VDC の作成時に、共有される物理デバイス リソースの上限および下限を設定します。Cisco NX-OS ソフトウェアは、下限値の量のリソースを VDC 用に予約します。下限値を超えて VDC に割り当てられるすべてのリソースは、デバイスに設定された上限値および使用可能量に基づきます。
VDC リソース テンプレートを明示的に指定することも、Cisco NX-OS ソフトウェアに付属のデフォルトの VDC テンプレートを使用することもできます。VDC テンプレートは、次のリソースの制限を設定します。
• Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)セッション
• Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンス
(注) 4 GB メモリを搭載した物理デバイスの場合、このデバイス上の全 VDC に対して使用可能な IPv4 および IPv6 ルート メモリは 256 MB です。13 MB のルート メモリには、それぞれ 16 のネクスト ホップを持つ約 11,000 ルートを記録できます。show routing memory estimate routes number-of-routes next-hops number-of-next-hops コマンドでは、指定された数のルータおよびネクスト ホップをサポートするために必要なユニキャスト RIB(IPv4 RIB と IPv6 RIB)共有メモリの容量が表示されます。
VDC リソース テンプレートでリソース制限を設定しない場合は、このリソースのデフォルトの制限は、デフォルトの VDC リソース テンプレートに指定された値と同じとなります。 表 2-1 は、デフォルトの VDC リソース テンプレートの制限値を示します。
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IPv4 マルチキャスト ルート メモリ 1 |
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(注) デフォルト VDC リソース テンプレートの制限値は、変更できません。
(注) デフォルト VDC では、ネットワーク管理者だけが VDC テンプレートを変更できます。
次のプラットフォームで、この機能がサポートされます。ガイドラインや制限事項、システムのデフォルト、設定の制限などのプラットフォームに固有の情報については、それぞれのマニュアルを参照してください。
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VDC に割り当てられるシステム リソースの最大量は、VDC の作成時に使用される VDC リソース テンプレートによって制限されます。VDC リソース テンプレートを独自に作成して、VDC の作成時に使用できます。これにより、デフォルトの VDC リソース テンプレートで指定される制限以外のリソース制限を使用できます。
(注) VDC リソース テンプレートでリソース制限を設定しない場合は、このリソースのデフォルトの制限は、デフォルトの VDC リソース テンプレートに指定された制限と同じとなります(表 2-1 を参照)。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
ステップ 3 アイコンで示されるデフォルトの VDC をクリックします。
ステップ 4 [Details] ペインで [Resource Templates] タブをクリックします。
ステップ 5 [Details] ペインで右クリックし、ポップアップ メニューから [Add Template] を選択します。
ステップ 6 カーソルの位置に、新しい VDC リソース テンプレートの名前を入力し、Enter キーを押します。
ステップ 7 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
VDC リソース テンプレートにリソース制限を追加できます。
network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。
VDC リソース テンプレートを作成します(「VDC リソース テンプレートの追加」を参照)。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
ステップ 3 アイコンで示されるデフォルトの VDC をクリックします。
ステップ 4 [Details] ペインで [Resource Templates] タブをクリックします。
ステップ 5 VDC リソース テンプレートをダブルクリックします。
ステップ 6 VDC リソース テンプレートで右クリックし、ポップアップ メニューから [Add Resource Limit] を選択します。
ステップ 7 ドロップダウン メニューから VDC リソースを選択します。
ステップ 8 [Minimum] の下の制限セルに、最小制限を入力します。
ステップ 9 [Maximum] の下の制限セルに、最大制限を入力します。
ステップ 10 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
VDC リソース テンプレートのリソース制限の値を変更できます。
(注) 物理デバイス上で、最大 2 つの SPAN モニタリング セッションを保有できます。
(注) デフォルトのリソース テンプレートの設定は、変更できません。
network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。
デフォルトの VDC に VDC リソース テンプレートが作成済みであることを確認します(「VDC リソース テンプレートの追加」を参照)。
VDC リソース テンプレートにリソース制限が追加されていることを確認します(「VDC リソース テンプレートへのリソース制限の追加」を参照)。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
ステップ 3 アイコンで示されるデフォルトの VDC をクリックします。
ステップ 4 [Details] ペインで [Resource Templates] タブをクリックします。
ステップ 5 VDC リソース テンプレートをダブルクリックします。
ステップ 6 変更する制限をクリックし、新しい値を入力します。
ステップ 7 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
VDC リソース テンプレートからリソース制限を削除できます。
(注) デフォルトのリソース テンプレートの設定は、変更できません。
network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。
デフォルトの VDC に VDC リソース テンプレートが作成済みであることを確認します(「VDC リソース テンプレートの追加」を参照)。
VDC リソース テンプレートにリソース制限が追加されていることを確認します(「VDC リソース テンプレートへのリソース制限の追加」を参照)。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
ステップ 3 アイコンで示されるデフォルトの VDC をクリックします。
ステップ 4 [Details] ペインで [Resource Templates] タブをクリックします。
ステップ 5 VDC リソース テンプレートをダブルクリックして、リソース制限を表示します。
ステップ 7 [Details] ペインで右クリックし、ポップアップ メニューから [Delete Resource Limit] を選択します。
ステップ 8 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
(注) デフォルトのリソース テンプレートを削除することはできません。
network-admin ロールを持つユーザ名を使用する物理デバイスが検出されたことを確認します。
デフォルトの VDC に VDC リソース テンプレートが作成済みであることを確認します(「VDC リソース テンプレートの追加」を参照)。
ステップ 2 [Summary] ペインでデバイスをダブルクリックして、VDC の一覧を表示します。
ステップ 3 アイコンで示されるデフォルトの VDC をクリックします。
ステップ 4 [Details] ペインで [Resource Templates] タブをクリックします。
ステップ 5 VDC リソース テンプレートをクリックします。
ステップ 6 [Details] ペインで右クリックし、ポップアップ メニューから [Delete Template] を選択します。
ステップ 7 メニュー バーで [File] > [Deploy] の順に選択し、デバイスに変更を適用します。
• 「フィールド説明:[Virtual Devices: Default VDC: Resource Templates] タブ」
このタブを使用すると、物理デバイスの VDC リソース テンプレートを設定できます。
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VDC の実装に関する追加情報については、次のセクションを参照してください。
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『 Cisco DCNM Installation and Licensing Guide, Release 5.x 』 |
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『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Command Reference, Release 5.x 』 |
表 2-3 は、この機能のリリースの履歴です。
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