この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、Windows、Solaris、および Linux の各システムに Cisco CNS Network Registrar 6.1 をインストールする方法について説明します。取り上げる事項は次のとおりです。
インストール プログラムまたはアップグレード プログラムを実行する前に、次の点を確認します。
• 最低限のシステム要件が満たされていること( 第 1 章「概要」 を参照)
• Windows で、ウィルス対策プログラムを含むその他のアプリケーションを終了していること
• ソフトウェアのインストールに使用するシステム アカウントに管理者権限が関連付けられていること
(注) Network Registrar 3.5 以前からアップグレードするには、まず Network Registrar 6.0 の最新リリースにアップグレードし、その後で 6.1 にアップグレードする必要があります。
新規インストールと旧リリースからのアップグレードはほぼ同じプロセスに従いますが、アップグレードには、いくつか追加手順があります。Network Registrar のリリース 6.0、5.5、または 5.0 がすでにインストールされている場合は、リリース 6.1 にアップグレードするときに、前の設定を保持したままにすることも、置き換えることもできます。インストールおよびアップグレードの手順は次のとおりです。
a. 今回のリリース用の新しいソフトウェア ライセンス キーを入手します。Network Registrar 6.0 より前のリリースのキーは使用できません。各ライセンス キーはそれぞれ個別の操作に対応しています。
• ローカル クラスタ キー:ローカル クラスタ サーバを管理する。Web UI または CLI で使用する。Network Registrar 6.0 がインストールされている場合、そのリリースのキーを使用してアップグレードできます。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
• リージョナル集中設定キー:リージョナル クラスタで複数のローカル クラスタを管理する。Web UI でのみ使用する。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
• リージョナル アドレス空間キー:リージョナル クラスタで複数のローカル クラスタのアドレス空間(アドレス ブロックおよびサブネット)を管理する。Web UI でのみ使用する。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
• ルータ管理キー:リージョナル クラスタで RIC サーバを管理する。Web UI でのみ使用する。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
• ノード カウント キー:リージョナル クラスタまたはローカル クラスタで管理対象 IP アドレスの数を管理する。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
これらのライセンス キーは、Web UI または CLI(ローカル クラスタ キーのみ)を使用して入力するか、またはアップグレード インストールの実行時に入力します。
b. 管理者権限を持つアカウントを使用して、ターゲット マシンにログインします。
• Windows:Administrators グループのアカウント
• Solaris および Linux: su (スーパーユーザ)アカウントまたは root アカウント
c. Windows の場合、ウイルス対策ソフトを含め、開いているアプリケーションをすべて終了します。また、必ず Dr. Watson の Visual Notification をオフにして、障害時にサーバが自動的に再起動するようにします。これを行うには、C:\WINNT\system32\drwtsn32.exe から Dr. Watson のコントロール ダイアログボックスにアクセスします。Visual Notification のオプションをオフにしたら、「OK」でこの変更を適用します。
d. Sun Microsystems の Web サイトから JRE または JDK のバージョン 1.3.1 以降をダウンロードし、インストールします。Java のインストール中、デフォルトのインストール先を使用する場合、その場所は、次のように Java のバージョンごとに異なります(それぞれ UNIX パスとして示します)。
–JRE 1.3.1:/javasoft/jre/1.3.1_0 x :e. のサブステップ( e )に進みます。
–JDK 1.3.1:/jdk1.3.1_0 x :e. のサブステップ( e )に進みます。
–JRE 1.4.1:/java/j2re1.4.1_0 x :f. のサブステップ( f )に進みます。
–JDK 1.4.1:/j2sdk1.4.1_0 x :f. のサブステップ( f )に進みます。
上記のインストール パスはそれぞれ、その後の各ステップで JAVA_HOME として参照されます。Web UI へのセキュア ログインを設定しない場合は、c. のサブステップ( c )に進みます。
e. JRE または JDK のバージョン 1.3.1 がインストール済みで、Web UI へのセキュア ログインを設定する場合は、Sun Microsystems の Web サイトから Java Secure Socket Extension(JSSE)のバージョン 1.0.2 以降もダウンロードし、インストールする必要があります。デフォルトのインストール先は、次のとおりです。
• Solaris および Linux: /jsse1.0.2
f. Web UI へのセキュア ログインを設定する場合は、JAVA_HOME\bin ディレクトリにある Java の keytool ユーティリティを利用してキーストア ファイルを作成する必要があります。このユーティリティは、自己署名証明書を定義するか、外部署名機関から入手した証明書のファイルを指定します。
• 1 年間有効な自己署名証明書を含むキーストア ファイルを作成するには、次のコマンドを実行してプロンプトに従います。次のように入力します。
>
JAVA_HOME\bin\keytool -genkey -alias tomcat -keyalg RSA -validity 365
• キーストア ファイルを作成し、外部署名機関から入手した証明書ファイルをインポートするには、 keytool ユーティリティを実行してプロンプトに従います。次のように入力します。
>
JAVA_HOME/bin/keytool -genkey -alias tomcat -file certificate.cer
keystore-file は、作成中のキーストア ファイルへの完全修飾パスです。ステップ 10 のステップ 10 でこのキーストアのパスとパスワードを入力する必要があります。
(注) サイトで複数のインストールやアップグレードを行う予定の場合は、この時点でインストールまたはアップグレード用の「スクリプト」(応答ファイル)を準備することをお勧めします。スクリプトを準備すると、以降、ユーザの入力なしでバックグラウンドで動作する「サイレント」インストールや「サイレント」アップグレードを行うことができます。サイレント インストールやサイレント アップグレードを行う場合は、次のステップで実行するコマンドを一部変更する必要があります。詳細については、付録 A「サイレント インストールの実行」を参照してください。
ステップ 2 インストール CD をロードするか、Network Registrar ソフトウェアがあるネットワーク リソースを参照します。シスコの Web サイトから配布ファイルをダウンロードする場合、Network Registrar をインストールするディレクトリとは違うディレクトリでそのファイルを実行します。
• Windows: cnr_6_1-nt.exe 配布ファイルは自己解凍形式の実行可能ファイルです。実行したディレクトリにセットアップ ファイルとその他のファイルが保存されます。Autostart に設定されていない場合は、そのディレクトリで setup.exe ファイルを実行します。
2 つの Welcome ウィンドウが表示されます。最初のウィンドウでは、現在のソフトウェア リリースが特定されます。 Next をクリックします。2 番目のウィンドウでは、セットアップ プログラムが開始され、ウイルス対策ソフトを含め、実行中のプログラムをすべて終了するように指示が出ます。実行中のプログラムがある場合は、 Cancel をクリックしてプログラムを終了した後、再びステップ 2 から始めます。すべてのプログラムが終了していることが確認できたら、 Next をクリックします。
• Solaris および Linux: gzip ユーティリティ(圧縮解除用)と gtar ユーティリティ(解凍用)がインストールされ、サーチ パスに存在する必要があります。詳細については、GNU organization の Web サイトを参照してください。
–.gtar.gz ファイルの圧縮解除と解凍を両方行うには、 -z オプションを指定して gtar を実行します。
すでに圧縮解除した .gtar ファイルを解凍するには、 -z オプションを指定せずに gunzip を実行します。
–Solaris: pkgadd コマンドに、インストール元のディレクトリを指定する -d オプションを指定して実行します。6.0 より前のバージョンからアップグレードする場合は、さらに -a コマンドを使用します。Network Registrar パッケージの名前は、 nwreg2 です。
install-path/solaris/nwreg2/install/cnradmin -d
install-path/solaris nwreg2
–Linux:インストール ディレクトリで install_cnr プログラムを実行します。
#
./install_cnr
install-path は、配布ファイルを解凍する CD-ROM のマウント先ディレクトリまたはインストール元のネットワーク リソースです。
ステップ 3 Cluster mode:Network Registrar をローカル モードでインストールするか、リージョナル モードでインストールするかを指定します。ローカル モードは、ローカル クラスタ プロトコル サーバを管理するためのモードです。リージョナル モードは、集中管理モデルを使用して複数のローカル クラスタを集約管理するためのモードです。
• Windows:適切なオプションボタンをクリックします。デフォルトはローカル モードです。
• Solaris および Linux:ローカルの場合は 1 を、リージョナルの場合は 2 を入力します。デフォルトは 1 です。
ステップ 4 Windows program folder:Windows 2000 の Start メニューからアプリケーションを実行するプログラム フォルダを決定します。デフォルトを使用するか、別のフォルダ名を入力するか、または Existing Folders リストから選択します。アップグレードの場合は、アップグレード プロセスで、旧リリースからプログラム フォルダが自動検出されます。 Next をクリックします。
ステップ 5 Installation directory:デフォルトのインストール ディレクトリは、オペレーティング システムによって異なります。
• Windows のデフォルトのインストール ディレクトリ:
–ローカル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Local
–リージョナル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Regional
アップグレードの場合は、アップグレード プロセスで、旧リリースからインストール ディレクトリが自動検出されます。新しい場所を参照するには、 Browse ボタンをクリックします。 Next をクリックします。
• Solaris および Linux のデフォルトのインストール ディレクトリ:
–ローカル クラスタ:実行可能ファイルは /opt/nwreg2/local 、データ ファイルは
/var/nwreg2/local/data 、ログ ファイルは /var/nwreg2/local/logs 、一時ファイルは
/var/nwreg2/local/temp にインストールされます。
–リージョナル クラスタ:実行可能ファイルは /opt/nwreg2/regional 、データ ファイルは
/var/nwreg2/regional/data 、ログ ファイルは /var/nwreg2/regional/logs 、一時ファイルは
/var/nwreg2/regional/temp にインストールされます。
選択したベース ディレクトリ(デフォルトでは /opt/nwreg2)が存在しない場合は、作成するかどうか指定します。
ステップ 6 アップグレード インストールの場合に限り、次のウィンドウまたはプロンプトが表示されます。
a. Database:既存の構成データベースを利用してアップグレードするか、新しい構成データベースを作成して旧リリースのデータベースと置き換えるかを指定します。既存のデータベースを利用する場合は上のオプションボタン( y )を、新しいデータベースを作成する場合は下のオプションボタン( n )をクリックします。デフォルトでは、既存のデータベースを利用します。アップグレード プロセスでデータベースのバージョンを特定できない場合は、 5.0 、 5.5 、または 6.0 (以降) を選択するか入力することができます。Windows で、 Next をクリックします。
(注) Network Registrar 3.5 以前からアップグレードするには、まず Network Registrar 6.0 の最新リリースにアップグレードし、その後で 6.1 にアップグレードする必要があります。
b. Archiving:現在のインストールが失敗した場合に備えて、既存のバイナリとデータベースをアーカイブするかどうかを決定します。推奨するデフォルトの選択肢は Yes または y です。
c. Archive directory:ファイルをアーカイブすることを選択した場合は、アーカイブ ディレクトリの場所を入力するか参照します。デフォルトは次のとおりです。
• Windows のローカル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Local.sav
Windows のリージョナル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Regional.sav Next をクリックします。
• Solaris および Linux のローカル クラスタ: /opt/nwreg2/local.sav
Solaris および Linux のリージョナル クラスタ: /opt/nwreg2/regional.sav
ステップ 7 Installation type:サーバとクライアントをインストールまたはアップグレードするか、クライアントだけをインストールまたはアップグレードするかを選択します。サーバとクライアント両方の場合は上のオプションボタン( 1 )を、クライアントだけの場合は下のオプションボタン( 2 )をクリックします。デフォルトでは、サーバとクライアントの両方をインストールします(使用している Windows のバージョンがサポートされていない場合、実行できるのはクライアントのインストールだけなので、このウィンドウは表示されません。 Next をクリックします)。
ステップ 8 CCM port:CCM 管理 SCP ポート番号を入力します。このポート番号のターゲット システムを確認します。デフォルトは次のとおりです。
ステップ 9 Java:Java JRE または JDK のバージョン 1.3.1 以降をインストールする場所を選択するか入力します。インストール プロセスまたはアップグレード プロセスでは、この場所から Java が検出されます。
• Windows:Java 要件を確認するための情報ウィンドウが表示されます。このウィンドウで OK をクリックし、Java ディレクトリまたは他のディレクトリを選択して OK をクリックします。
• Solaris および Linux:Java JRE または JDK の場所を選択します。
(注) パスには bin サブディレクトリを含めないでください。新しいバージョンの Java をインストールするか Java の場所を変更する場合は、Network Registrar のインストーラを再実行してから、このステップで新しい場所を指定します。
ステップ 10 Connection type:Web UI を、HTTP ログインとセキュア HTTPS ログインのどちらに対してイネーブルにするか選択します。
• セキュア HTTPS ポートで Web UI をイネーブルにする
• HTTP およびセキュア HTTPS ポートで Web UI をイネーブルにする
セキュア HTTPS ポートをイネーブルにすると、設定済みの Java Secure Socket Extension(JSSE)インストールを利用して Apache Tomcat バージョン 4.0 Web サーバに接続するためのセキュリティが設定されます(設定手順については、ステップ 1 のステップ 1 を参照)。
• HTTP 接続(デフォルトの設定)を選択する場合は、 Next をクリックして、ステップ 11 に進みます。
• セキュア HTTPS 接続(または HTTP と HTTPS の両方)を選択して Next をクリックした場合は、次のウィンドウまたはプロンプトが表示されます。
–Information:JSSE 要件を確認のために表示します。 OK をクリックするか、Enter キーを押します。
–JSSE/Java directory:Java または JSSE の場所を入力するか、d. のステップ 1( d )または( e )から参照します。JRE または JDK のバージョン 1.3.1 をインストールした場合は、JSSE のパスを入力します。 OK をクリックするか、Enter キーを押します。
–Keystore location:Apache Tomcat Web サーバへのセキュアな接続に使用される証明書を含むキーストア ファイルへの完全修飾パスを入力します。このファイルは、f. のステップ 1( f )で指定した keystore-file です。 Next をクリックするか、Enter キーを押します。
–Keystore password:クライアントへのセキュア インターフェイスを提供するために、JSSE のキーストア ファイル作成時に与えられたパスワードを入力します。デフォルトのパスワードは changeit です。 Next をクリックするか、Enter キーを押します。
(注) 接続の種類を変更するには、インストーラを再実行して、このステップで選択肢を変更します。
ステップ 11 Web UI port:Web UI 接続に利用可能なポート番号を入力します。デフォルトは次のとおりです。
• HTTP:ローカル クラスタ: 8080 、リージョナル クラスタ: 8090
• HTTPS:ローカル クラスタ: 8443 、リージョナル クラスタ: 8453
ステップ 12 Processing:Solaris で、インストールを続けるかどうかを指定します。インストーラがファイルを転送し、スクリプトを実行中であることがステータス ウィンドウまたは処理メッセージに表示されます。これら 2 つのプロセスに数分かかることがあります。
• Windows:すぐにシステムを再起動するか、後で再起動するかを選択できます。どちらかを選択し、 Finish をクリックします。
• Solaris および Linux:正常に処理が行われたことを示すメッセージが表示されます。
ステップ 14 Network Registrar サーバの状況を確認するには、次の手順に従います。
• Windows:Services コントロール パネルで、「Network Registrar Local Server Agent」または「Network Registrar Regional Server Agent」が動作していることを確認します。
• Solaris および Linux: install-path /usrbin/cnr_status コマンドを実行します。詳細については、「サーバの起動と停止」を参照してください。
インストールした Network Registrar のローカル クラスタおよびリージョナル クラスタを管理するには、ライセンス キーを少なくとも 1 つ入力する必要があります。通常、リージョナル クラスタを実行するには、複数のライセンス キーが必要になります。
ユーザ インターフェイスとサーバは、異なるマシンで実行できます。アクセスするクラスタ(データベースを共有するサーバ グループ)およびそのクラスタがローカル ホストにあるかリモート ホストにあるかをユーザ インターフェイスに通知する必要があります。ライセンスに応じて、行えることと生じる結果が決まります。
• 製品版ライセンスの場合、ユーザ インターフェイスでアクセスするクラスタごとに一度ずつ入力する必要があります(クラスタとは、データベースを共有する Network Registrar サーバ プロセスのグループです)。ライセンス キーは、一度入力すると、別のマシンにクラスタをインストールするまでは再び入力を求められることはありません。
• Network Registrar の評価版の場合、ライセンスは一定期間が経過すると無効になります。
• ライセンス キーが無効または期限切れの場合、サーバは正常に動作し続けますが、有効なライセンス キーを入手するまでは、Network Registrar サーバを設定することも管理することもできません。
• ローカル クラスタ キー:ローカル クラスタ サーバを管理する。Web UI または CLI で使用する。Network Registrar 6.0 がインストールされている場合、そのリリースのキーを使用してアップグレードできます。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
• リージョナル集中設定キー:リージョナル クラスタで複数のローカル クラスタを管理する。Web UI でのみ使用する。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
• リージョナル アドレス空間キー:リージョナル クラスタで複数のローカル クラスタのアドレス空間(アドレス ブロックおよびサブネット)を管理する。Web UI でのみ使用する。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
• ルータ管理キー:リージョナル クラスタで RIC サーバを管理する。Web UI でのみ使用する。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
• ノード カウント キー:リージョナル クラスタまたはローカル クラスタで管理対象 IP アドレスの数を管理する。このライセンスの評価版は、設定された有効期限を経過すると使用できません。
ステップ 1 Network Registrar の Web UI または CLI を起動します。
• Web UI にアクセスするには、Web ブラウザを開き、HTTP(非セキュア ログイン)または HTTPS(セキュア ログイン)の Web サイトを利用します。
hostname はターゲット ホストの実際の名前です。 port-at-install はインストール中に指定したポートです(ステップ 10 のステップ 10 を参照)。
Windows:ローカル ホストから Web UI にアクセスする場合は、Windows 2000 の Start メニューからアクセスできます。
–ローカル クラスタ: Start > Programs > Network Registrar 6.1 > Network Registrar 6.1 local Web UI (セキュア ログインをイネーブルにしている場合は Network Registrar 6.0 local Web UI (secure) )
–リージョナル クラスタ: Start > Programs > Network Registrar 6.1 > Network Registrar 6.1 regional Web UI (セキュア ログインをイネーブルにしている場合は Network Registrar 6.0 regional Web UI (secure) )
–Windows: install-path \bin ディレクトリに移動して、次のように入力します。
clustername
-N admin -P changeme
–Solaris および Linux: install-path \usrbin ディレクトリに移動して、次のように入力します。
clustername
-N admin -P changeme
ステップ 2 ユーザ名 admin とパスワード changeme を入力します(このパスワードは後で変更する必要があります)。
• Web UI では、Add License ページでライセンス キーを入力します。 Add をクリックします。License Type カラムにライセンスの種類が表示されます。
• CLI では、ローカル クラスタのライセンスのみを入力できます。次のコマンドを入力してキーを定義します。
Network Registrar のアンインストール方法は、オペレーティング システムによって異なります。
(注) データベースのバックアップ方法については、『Network Registrar User's Guide』を参照してください。リリース 6.1 のデータベースを 6.0、5.5、5.0、または 3.5 の形式に変換することはできません。
• Windows:Windows の Control Panel の Add/Remove Program 機能を使用するか、Windows の Start メニューから Uninstall Network Registrar を選択します。アンインストール プログラムでは、サーバとユーザ インターフェイスのコンポーネントは削除されますが、ユーザ データ ファイルは削除されません。Network Registrar のデータをすべて削除するには、アンインストールを実行してから Network Registrar フォルダを削除します。
アンインストールが終了したらシステムをリブートし、再インストールの前に Windows サービスをクリーンアップします。
• Solaris: pkgrm プログラムを使用して、ルート アカウントから nwreg2 ファイルを削除します。
アンインストール手順では、サーバとユーザ インターフェイスのコンポーネントは削除されますが、ログやデータ ファイルなどのユーザ データは削除されません。Network Registrar に関するデータを削除するには、 pkgrm プロセスの最後の指示に従ってディレクトリを削除します。
• Linux: install-path /usrbin ディレクトリで uninstall_cnr プログラムを実行します。
「cannot remove」警告は、アンインストール プログラムでサーバとユーザ インターフェイスのコンポーネントは削除されたものの、空でないディレクトリは削除できないことを意味します。インストール中に作成された設定やデータ ファイルの一部は、アンインストールの後でも残っている場合があります。Network Registrar を再インストールする前に、それらのファイルを個別に削除する必要があります。バイナリ ディレクトリ、データ ディレクトリ、ログ ディレクトリに残っているものを削除する場合もあります。
(注) アンインストール プロセスは、Network Registrar のサーバ エージェントを最初に停止します。サーバ プロセスが停止しない場合は、「サーバの起動と停止」を参照してください。
Windows の Control Panel の Services 機能で、Network Registrar のサーバ エージェントを起動および停止できます。インストールが正常に完了し、サーバをイネーブルにした場合は、マシンをリブートするたびに、Network Registrar の DNS サーバと DHCP サーバが自動的に起動します。
TFTP サーバの場合は、ブート時に再起動できるようにするには、次の CLI コマンドを使用する必要があります。
クラスタにある3種類のサーバは、すべてサーバ エージェントで制御されます。次のようにサーバ エージェントを停止または起動することによって、サーバを停止または起動できます。
• Windows 2000: Start > Settings > Control Panel > Administrative Tools > Services を選択します。Service リストで、 Network Registrar Local Server Agent または Network Registrar Regional Server Agent を選択します。必要に応じて Restart または Stop をクリックし、 Close をクリックします。
• Solaris および Linux:スーパーユーザとしてログインします。 nwreglocal スクリプトまたは nwregregion スクリプトを start 引数を指定して実行します。
;for the local cluster
;for the regional cluster
(注) nwreglocal サーバ エージェントおよび nwregregion サーバ エージェントは、以前のリリースでは aicservagt と呼ばれていました。
サーバが動作していることを確認するために、 cnr_status コマンドを入力します。
(注) cnr_status スクリプトは、以前のリリースでは aicstatus と呼ばれていました。
サーバ エージェントを停止するには、このエージェントの起動時と同様の手順を実行します。ただし、 nwreglocal スクリプトおよび nwregregion スクリプトで指定する引数は stop になります。
;for the local cluster
;for the regional cluster
Network Registrar のインストール プロセスでは、Network Registrar のログ ファイル ディレクトリにログ ファイル install_cnr_log が作成されます。アップグレードの場合は、さらに 2 つのログ ファイル、 mcdupgrade_log および lease_upgrade_log が作成されます。デフォルトでは、ログ ディレクトリは次の場所に設定されています。
• Windows のローカル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Local\logs
Windows のリージョナル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Regional\logs
• Solaris および Linux のローカル クラスタ: /var/nwreg2/local/logs
Solaris および Linux のリージョナル クラスタ: /var/nwreg2/regional/logs
インストールまたはアップグレードが正常に完了しなかった場合は、失敗の原因を判断する材料として、まずこれらのログ ファイルの内容を確認します。次のような失敗の原因が考えられます。
失敗の原因がログ メッセージにはっきりと示されていない場合は、 debug_install ユーティリティ スクリプトを利用してさらにデバッグ情報を集めることができます。このスクリプトは、インストールに失敗した場合にのみ利用でき、デフォルトでは Network Registrar の実行可能ディレクトリにあります。
• Windows のローカル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Local\debug_install.cmd
Windows のリージョナル クラスタ: C:\Program Files\Network Registrar\Regional\debug_install.
cmd
• Solaris および Linux のローカル クラスタ: /opt/nwreg2/local/debug_install.sh
Solaris および Linux のリージョナル クラスタ: /opt/nwreg2/regional/debug_install.sh
失敗の原因が簡単には識別できない、または修正できないと思われる場合は、詳細な分析のためにそのスクリプトの出力をシスコシステムズに送付してください。